
Googleアナリティクスの導入から、運用、活用まで、正式なサポートがない初めての人でもゼロから学んでいけるように、丁寧に解説していく。
Googleアナリティクスとは/衣袋教授のGoogleアナリティクス入門講座eコマーストラッキングコードで収集したデータをレポートで見る
eコマーストラッキングコードで収集したデータをレポートで見る
eコマーストラッキングで収集したデータを見るためのレポートは、[コンバージョン]の[eコマース]配下にあるレポート群である。
- グローバルナビゲーションの[レポート]をクリックする
- 画面の左側にあるメニューで、[コンバージョン]をクリックする
- メニューが開くので、[eコマース]をクリックする

たとえば、[コンバージョン]>[eコマース]>[トランザクション]レポートは図4のような形式になっている。

トラッキングコードの項目との対比で言うと、レポート表頭の「トランザクション」というディメンションは、_addTransと_addItemで共通に指定した「トランザクション」に該当する。
「収益」の指標は_addTransの「合計額」に、「税金」の指標は_addTransの「税金」に、「配送」の指標は_addTransの「配送」に、「数量」の指標はこのトランザクションに含まれるすべての_addItemの「数量」の合計に、対応する。
レポートのディメンション名 | メソッドと対応する変数 |
---|---|
トランザクション | _addTransと_addItemの「トランザクション」 |
収益 | _addTransの「合計額」 |
税金 | _addTransの「税金」 |
配送 | _addTransの「配送」 |
数量 | _addItemの「数量」の合計 |
また、[コンバージョン]>[eコマース]>[商品の販売状況]レポートでは図5のようになる。

図5の商品の販売状況のレポートとトラッキングコードの関係を確認すると、「商品」というディメンションが「商品」名に、「平均数量」の指標が「数量」に、「平均価格」の指標が「単価」に対応し、「商品の収益」は数量×平均価格で算出されている。
図4と図5には表示されていないが、「商品のSKU」というディメンションは、_addItemの「商品のSKU」に対応し、「商品カテゴリ」というディメンションは、_addItemの「商品のSKU」に対応している。
レポートの指標名 | メソッドと対応する変数 |
---|---|
数量 | 商品の注文「数量」の総合計 |
固有の購入数 | 購入回数。たとえば商品を1度に3つ買った場合は1とカウントする |
商品の収益 | 商品の総売上 |
平均価格 | 商品の総売上÷数量 |
平均数量 | 数量÷固有の購入数 |
次回はeコマース特有のレポート群について解説する。
筆者の『ユニバーサルアナリティクス版Googleアナリティクス完全マニュアル(PDF)』が発行されました。
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