2000ページのインデックス数が突然100ページに激減、なぜ?
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2000ページのインデックス数が突然100ページに激減、なぜ?
ユーザーの役に立たないから (Google Webmaster Help Forum)
以前は2,000ページ以上がインデックスされているとグーグルウェブマスターツール表示されていたのに、ある日を境にインデックス数が60ページにまで減り、今は100ページ少しになっている。
どうしてこんなに急に減ってしまったのでしょうか。どうやったら直せますか?
こんな質問の投稿が、英語版のグーグル公式ヘルプフォーラムにあった。
グーグル社員のゲイリー・イリーズ氏が、2つの原因を指摘した。
- 実質的なコンテンツのないページがかなりの数あり、それらを再インデックスしなかった
- 優先するURLではないURLがサイトマップに記載されており、それらを除外した
どちらもSEOに不慣れなウェブ担当者がやってしまいがちなミスではないだろうか。
またイリーズ氏は1つ目の指摘の前置きとして、次のように言っている。
アルゴリズムを改善するためユーザーにとって役に立たなさそうなページは再びインデックスしないように判断することがある。
いったんはインデックスされたとしても中身が薄く価値のないページはそのうち消えてしまうことを示唆しているとみなしていいだろう。
プレスリリースを打てば簡単に順位アップできる?
プレスリリースの正しい利用方法を知ろう (SEO Consult Blogs)
プレスリリースの中に自社サイトへのリンクを含めていても、それが検索エンジンでの順位に恩恵を与えることは期待しないほうがいい。
このようにグーグルのマット・カッツ氏が昨年の年末に公式ヘルプフォーラムでコメントした。
あるSEOコンサルタントがこの発言を疑い真偽を確かめるべく実験した。するとそんなことはなく、プレスリリースの文中でアンカーテキストに指定したキーワードでもってわずか3日で上位表示することに成功したというのだ。
この結果から、プレスリリースからのリンクは確かにSEOに直接的に効果を上げると結論付けている。
どうだろうか? 対象にしたキーワードは競争率が激しくないマイナーなキーワードであること、リンク先のページがオーソリティのあるマット・カッツ氏のブログであったことなどから考えると、特殊な条件が重なっただけのように思える。この1つだけの実験で「プレスリリースのリンクは効果大」と決めつけるのは早計に思える。
またマット・カッツ氏の発言は、プレスリリースを発行するとたくさんのサイトに配信されるため短期間に多数のリンクが張られることになるからスパム扱いされやしないかと心配しているサイト管理者に対してのものであった。
マット・カッツ氏の意図は、「プレスリリースのリンクは効果がない」ではなく、「プレスリリースによって多数のリンクが複製されたとしても害を受けることはない」という意味だったのかもしれない。
いずれにしても、プレスリリース配信は、直接のバックリンクを獲得する目的で利用するサービスでないし、その目的だけで利用するのは間違っていることは確かだ。
SEOにおけるプレスリリースの正しい位置付けは渡辺隆広氏が的確に説明している。読んでおくといい。
簡単にできる4つの動画SEO
動画コンテンツでアクセスアップを狙え (SEO Copywriting blog)
たやすく実行できる動画のためのSEOを4つ紹介した記事。
テキストコンテンツ
検索エンジンはビデオの中身を理解できないので、テキストを併記して理解を助けてやるといい。手っ取り早いのは、ビデオのトランスクリプト(音声の書き起こし)を作成すること。トランスクリプトは、検索エンジンだけでなく、ビデオの内容を文字として読みたいユーザーにも役立つ。
基本的なSEO
ビデオを埋め込むページのtitleタグやhタグ、その他のテキストコンテンツなど基本となる一般的なSEOを確実に実行する。
動画サイトマップ
動画サイトマップをグーグルに送信する。ランキングには直接影響しないものの、サムネイルや再生時間、公開日などのリッチスニペットが表示されるので、検索結果でのクリック率向上が見込める。
埋め込みコード
共有し他のサイトに掲載してもらえるようにビデオを埋め込めるコードを準備しておく。被リンクを獲得するためにも自サイトへのリンクも付けておくことを忘れないようにする。
動画をコンテンツとして提供していてまだ実行していないものがあれば、すぐに取りかかってみよう。
インデックスされたかを確認するにはsite:コマンドがいい
ウェブマスターツールのサイトマップレポートは遅い (Google Webmaster Help Forum)
検索結果に出てきているにもかかわらずグーグルウェブマスターツールのサイトマップレポートが依然としてゼロの状態が続いているサイト管理者に対して、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように回答した。
ウェブマスターツールのレポートにデータが反映されるまで、もう少し待ってほしいところだ。「site:」コマンドでURLが表示されるなら、インデックス状態はOKだ。
キャッシュされているのにウェブマスターツールのサイトマップにいっこうに出てこないケースは日本版の公式ヘルプフォーラムでも最近目にした。
「site:」はインデックス数を調べるには頼りないのだが、インデックスされているかいないかをすばやく調べるには便利だ。
くじ引き当選をダシにしたクチコミ集めも禁止(当然)
純粋なおすすめを集めねばならない (Google and Your Business forum)
店舗施設内にレビュー投稿用の端末を設置してクチコミを集める行為をグーグルが明確に禁止したことを先週お伝えした。
同様に、クチコミ集めに際して許可されないことがほかにもあることが明らかになった。それは、レビューを書く代わりに抽選でキャッシュバックを進呈することだ。
禁止されている「金銭や商品のやりとり」に該当すると、グーグルの社員が指摘したのだ。
キャッシュバックに限らず、「抽選で当たったら何かを与える」ことが問題になるはずだ。お金であれ物であれサービスであれ、何かと引き換えにクチコミを募る方法はガイドライン違反になると理解しておいたほうがいい。
悪意はなかったとしても交換条件を付けるのはよくないということになる。口コミというものは、あくまでも自ら進んで利用者に書き込こんでもらわなければならないのだ。なかなか難しいとは思うがそういうことになる。
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