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ランキングアップに必要な7つのSEO要因

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

ランキングアップに必要な7つのSEO要因
★★★☆☆ 自然なSEOの条件 (Search Engine People)

上位表示にプラスに影響するSEOの要因として以下の7項目をこちらの記事では挙げている。

  1. さまざまな種類のリンク
  2. nofollowの付いたリンクと付かないリンクの割合(nofollowリンクが存在すること)
  3. オーソリティサイトへの発リンク
  4. リンクの増加速度(ランダムなパターンが自然なこと)
  5. 複数の層からなるリンク(バックリンク元のページにもバックリンクが張られていること)
  6. ソーシャルネットワークでの共有
  7. 良質のコンテンツ

3番目の「オーソリティサイトへの発リンク」は断言してしまうには微妙な感じもするが、たしかにどれも上位表示しているサイトに見られる共通の特徴に思える。これらを満たしていないとしたら、不自然なSEOを試みていることになるだろう。

見つからない自作自演リンクを作るのは難しい
★★★★☆ お金がかかり過ぎる (The Google Cache)

検索エンジンに見つかることなく、検索順位を上げるための自作自演リンクを構築することの困難さについて述べた記事。

現在主流になっている自作自演リンクの作成手順は次のとおりだ。

  1. PageRankが付いていてバックリンクの多い期限切れドメイン名を取得する
  2. クラスCのIPアドレス範囲が異なるサーバーを使う
  3. オリジナルコンテンツをアップして、そこからリンクを張る

以前はこの手法で効果を上げられたが、検索エンジンにパターンを検出されるようになってきたらしい。バレないようにさらに巧妙に仕組むには次のような対策も必要になる。

  • 複数のドメイン名登録事業者を使う
  • すべてのサイトを異なるクラスCのIPアドレス範囲で運用する
  • サイトのデザインやプラットフォーム(WordPress、Movable Type、DrupalなどのCMS)を違うものにする

また、完璧にするためには1つのバックリンク用サイトからは1本しかメインサイトへリンクを張ってはいけない。

この記事では、こうした解説をしたうえで、ここまで実行するには管理コストがかかりすぎるので勧められないとしている。

いつかは見つかるだろう自作自演リンクに注ぎ込む予算があったら、一生もののリンクを集めるためのコンテンツ作りに回したほうが得策であることがよくわかる記事だ。

XMLサイトマップの“Priority”は指定しなくてもいい
★★★☆☆ どうするか悩むよね (Google Webmaster Central Help Forum)

グーグルのジョン・ミューラー氏によれば、XMLサイトマップの「priority」要素は指定しなくても問題がないそうだ。

「priority」要素はページの優先度を相対的に指定する項目で、高いほど優先的にクロールされることになっている。ただし、グーグルにおいては、記述してあるに越したことはないが記述してあったとしてもクローリングやインデックス、そしてランキングに目に見える変化は与えないとのこと。

priorityを自動で簡単に設定できるならば無理にその設定をなくす必要はないが、手間がかかるようなら気にかけることはなさそうだ。

グーグルニュースのクローラが引退
★★☆☆☆ 名前が変わっただけ? (Google News Blog)

グーグルは、グーグルニュース用のクローラ「Googlebot-News」を引退させることをアナウンスした。通常のWebページ用のクローラ「Googlebot」のインフラを拡張させ、グーグルニュース用のクローラの役割を持たせるようになったからだ。

これまでグーグルニュースのコンテンツは、Googlebot-Newsというユーザーエージェント名のクローラがクローリングしていたが、今後はGooglebotに統一される。

サイト管理者が特別な対応をする必要はない。robots.txtでGooglebot-Newsに対してクロール指示をしていれば、Googlebotがその設定に従うという。ただし、サーバーログにはGooglebot-Newsは記録されなくなる。

Bingウェブマスターツールにヤフーのトラフィックデータが統合
★★★☆☆ グローバルサイト管理者には朗報 (Bing Webmaster Center Blog)

米マイクロソフトは、Bingウェブマスターツールにヤフーのトラフィックデータを統合したことをアナウンスした。

bingとYahoo!のデータを併せて表示していることが示されている

米ヤフーは米マイクロソフトと提携し検索システムにBingを採用していることを反映したものだ。統合されるデータは以下の3項目。

  • インプレッション数
  • クリック数
  • クリック率(CTR)

検索システムのBingへの移行が完了した国・地域のヤフーのトラフィックが統合の対象になる。米国・カナダ・英国に続いて、オセアニア・南米・ヨーロッパなど世界各地で移行が終わっている。

日本のヤフーはBingを採用していないのでほとんどのサイト管理者には大きなニュースではないだろう。しかしグローバルでサイトを展開しているなら、Bingのウェブマスターツールでヤフーのトラフィック情報も得られるのはありがたいに違いない。

ただし、今のところデータは合算で、別々にはレポートされない。

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