受取窓口の確認ページへ
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必要な箇所にチェックを入れて、[以上の内容で申込む→]ボタンを押して進んだのが、下の図9だ。
受取窓口についての注意書きが表示される。まだ予約確定直前というわけでもないのに、ここでわざわざ受取窓口の注意書きに同意させるの必要があるのだろうか? [同意して申込を続ける→]ボタンを押して、先へ進もう。下の図10が、申込受付ページになる。
ここから購入手続きになるようだ。おそらくシステム的にはこの時点で座席を確保しているからだと想像するが、「申込」と「購入」を区別しているのが、言葉使いとしてはわかりにくい。[購入手続きへ進む]ボタンを押して次へ進んだのが、下の図11だ。
最後の[以上の内容で購入する]をクリックすると、本当に購入してしまうので、購入決定まではやらなかったが、この流れからすると、いったん指定席の購入をしてから、乗車券の購入を別にするということになるようだ。次回は乗車券の購入からトライしてみることにする。
ユーザー視点から気になったポイント
最後に、今回の想定ユーザー視点でのチェックをまとめておこう。
- 列車の選択や、特急券、指定席券、乗車券の予約をいかに快適に行ってもらうかというのが、最大のテーマなのではないか?
- 列車の時刻検索は利用頻度が高そうだから、トップページの一番目立つ位置に検索枠を設けるなどしてもよいのではないだろうか。
- 会員登録を増やしたいなら、ユーザーの思考の中断を避けるために、まずログインさせるような流れの方がいい。
- ユーザーは機能をすぐ使いたい、あるいは結果をすぐ見たいのであって、ページの上部に注意書きがくどくど書いてあるのは非常に邪魔。
- このサイトにおけるアクションボタンの色を統一しないと、ボタンの存在と意味を直感的に理解することはまず無理だろう。
- 空席状況は、○や△、×といった表示になっていて、直感的に理解できる。
- 「申込」と「購入」を区別しているのが、言葉使いとしてはわかりにくい。
◇◇◇
さて、この連載では、
- Webサイトのオーナーか管理者の方からの「かってに解析」してほしいリクエスト
- 「かってに解析」されたサイト運営者・管理者の方からの異論や反論
などを随時募集している。希望者は、(web-tan@impressrd.jp)までお寄せいただきたい。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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