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相互リンクはグーグルでは効くのか?

相互リンクはグーグルでは効くのか?

スペンサー氏の論「リンク交換をすることは、PageRankや順位を上げるのに役立つ ―― 特に、関連性のないサイトでも大規模に行った場合には」なんてことはあり得ない。相互リンクに価値があるというのは疑わしい。アルゴリズムで発見して価値を下げるのは簡単だ。自分バージョンのYahoo!カテゴリを自分のサイトに作るのは、あなたのユーザーのためにならないし、SEOにも役に立たない。

スペンサー氏に対する反応グーグルは、以前ほど相互リンクに重みをおかなくなっているが、未だ役には立っている。これまで数々のリンク交換キャンペーンを行っており、順位に大きな向上が見られた。自分のサイトに対して、同じ分野のサイトからリンクがあることを選ぶか、まったくリンクがない状態を選ぶか、答えは明確だ。

相互リンクの価値が疑わしいとは限らない。例を挙げよう。私の運営しているニュースサイトで、CNN(同じニュースという分野)にリンクした。後日、CNNが私のサイトにリンクしてくれた。技術的にはこれは相互リンクだが、グーグルは「相互にリンクしているから」という理由でこのリンクの価値を落とすことはない。相互リンクの意図と「どうやるか」がポイントだ。

多くの分野で、オーソリティのあるサイトはお互いにリンクし合っている。自然発生のリンクであるだけでなく、関連性のあるリンクだ。グーグルがこういった非常に関連のあるリンクであっても価値を落とすという意見に意味があるのだろうか。

僕の意見この問題は、「相互リンク」をどう定義するかによる。

この記事から、Search Engine Landのスペンサー氏の記事にリンクしている。スペンサー氏がそれに気づいて、この記事へのリンクをあちらの記事に追加したら、お互いの順位に悪い影響があるだろうか? それはない。

しかし、SEOmoz内にリンクディレクトリを作って、SEOmozにリンクしてくれたら、そのサイトへのリンクを強調するようなキャンペーンをしたらどうだろう。これはリンクグラフの操作にあたるし、スペンサー氏が言うように、こういった相互リンクを見分けるのは、検索エンジンのアルゴリズムにとって簡単なことだ。

「技術的には相互リンクだといえる」ものについてどうこう言う気はない。しかし、「リンクしてくれればリンクを返す」タイプのディレクトリや相互リンクプログラムには気をつけるようにしている。また、同様に「3者経由相互リンク」「4者経由相互リンク」のような、間に他のサイトを入れることで「相互」でなく見せかけるリンクプログラムも、リンクグラフの操作にあたるものとして気をつけている。世の中には関連性のある真っ当なディレクトリが存在するのに、そういった怪しいものにわざわざ手を出す意味がない。

「キーワード密度」には意味があるのか?

スペンサー氏の論「キーワード密度」なんて、何の意味もない。昔は意味があると言われていたようだが、今はこんなことを気にするのは、ただただ馬鹿げたことだとしか言いようがない。

スペンサー氏に対する反応愚かだなんてとんでもない。あるキーワードで順位を上げたいのなら、ページ内で何度かそのキーワードを使う。常識だ。もちろん、使いすぎるとスパム扱いされる。故に、賢いSEOをするには、キーワード密度に注意を払う必要がある。

僕の意見これも「キーワード密度」という言葉の定義の問題でもある。いわゆるキーワード密度の公式である「キーワードの出現回数 ÷ ページ内の全単語数」は、意味のない馬鹿げたものだ。情報探索の専門家はこういった方法論を何十年も前に否定していて、初期の検索エンジンでさえ、情報探索システムとして、より意味のあるTF-IDF法を利用していた。

僕の考えでは、未だ「キーワード密度」という考え方が残っているのは、この考え方でページを最適化していくと、時として、関連性やTF-IDF法によるターゲティングが改善されることがあるからだろう。

別の話にたとえてみよう。君が、飛行機は揚力、推力、抗力と重力の関係で飛ぶと言われているが、実際には鳥のような形のものがある一定の速度になると飛ぶだけだと信じているとしよう。物理学の知識がなくても、うまくいけば飛べるようにできるかもしれないが、それで君は自分のことを航空エンジニアだと胸を張って言えるだろうか。

もし、「SEOの専門家」でありたければ、科学を学ばなければいけない。たしかに、ページにキーワードを追加すれば、順位が上がるかもしれない(大きく影響するわけではないし、競争の激しい分野ではほとんど役に立たない)。しかし、だからといって、君が使っている「キーワード密度」の公式が正しいとは限らないし、検索エンジンがその公式を利用しているとは限らない。こうした数学にも科学にも欠ける無知な「理論」を広めるのは、SEOには何のメリットもない。今日で終わりにしようじゃないか。

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