iモード検索が迷走中? 1日でGoogle →goo →Googleと高速切り替え など10記事(海外&国内SEO情報)
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- グーグルで順位が上下するのはリンクの質の問題
(WebmasterWorld)WebmasterWorldのフォーラム管理者が、グーグルで検索順位が上がったり下がったりする理由を次のように説明した。
近頃ランキングが振り子のように幅広く行ったり来たりするのは、バックリンクの状態が古臭くなってきているか、あるいはバックリンク元の多様性が乏しいかの兆候だ。
「多様性」というのは、ブログや登録型検索エンジン、ソーシャルメディア、記事配信、プレスリリース、相互リンクなど、そういうのにあまりにも集中しすぎるということだ。
本当にバラエティに富んだリンクが害をなすことは明らかにありえない。
- 急いでインデックスから消したいときは404ではなく410を使う
(Webmaster Central Help Forum)検索結果にページが表示されないようにするためには、URL削除ツール(ウェブマスターツールの[サイト設定]>[クローラのアクセス]>[URLの削除])を使う。または、ウェブページが削除されHTTPのステータスコードで「404(見つかりませんでした)」を返し続ければ、そのうちインデックスからも削除される。
404に似たステータスコードに、そのコンテンツが削除されたことを表す「410」がある。グーグル ウェブマスターセントラルの公式ヘルプフォーラムでのグーグル社員 ジョン・ミューラー氏のコメントによれば、通常は410を返す方が、404を返すよりも早くインデックスから削除されるとのことだ。
410を返したい場合は、ApacheサーバーならRewriteRuleに[G]フラグを付ける。たとえば「old」というディレクトリに置かれているすべてのコンテンツ(画像を含む)に対して410エラーを返して早急にインデックスから削除したいときは、次のように記述できる。
RewriteEngine on RewriteCond %{REQUEST_URI} ^/old/ RewriteRule .* - [G]
- グーグルはスパムリンクに対処できていない
(Danny Sullivan(dannysullivan) on Twitter)世界的にもっとも有名なSEOエキスパートのダニー・サリバン氏のツイートを紹介する。
want to rank tops for seo on google? get crappy backlinks or shove your link on client pages. google still doesn't seem to care.
「SEO」でグーグルのトップ表示になりたいかい? だったらゴミのような被リンクを集めたり、クライアントのページに自分のサイトへのリンクをぶち込んだりするといい。グーグルはいまだに気にしてないみたいだからな。前後関係を明確に把握できなかったのだが、「SEO」というキーワードでグーグルの上位にランクしているサイトが不正なリンクビルディングを行っているにもかかわらず、グーグルは対応できていないということを皮肉っているのだろうか。
実際に、大量のスパムコンテンツからのスパムリンクによって上位に来ている悪質なサイトは絶えない。真面目にSEOをやっている人から見ると、グーグルの現状には腹立たしいのだろう。
- グーグルが許す有料リンクと許さない有料リンクの違い
(Matt Cutts(mattcutts) on Twitter)グーグルのマット・カッツ氏の有料リンクに関するツイートを2つピックアップする。
If a company told you that Google is okay with paid links that pass PageRank because the links are "relevant"--that company is lying to you.
「関連性のあるリンクならPageRankを渡す有料リンクをグーグルは認める」と言っている業者がいたら、それはウソをついている。@KzoneDD which is why I said "paid links that pass PageRank" instead of "paid links." Links/ads that don't affect search engines are fine.
そういうわけで「有料リンク」じゃなくて「PageRankを渡す有料リンク」と僕は言ったんだ。検索エンジンに影響を与えないリンクや広告は問題ないさ。グーグルが禁止しているのは検索結果に影響を与える有料リンクだ。純粋に広告を目的としたリンク(nofollow付き)の売買までは禁止していない。詳しくはヘルプを参照してほしい。
- ツイートをブログに埋め込ませてアクセスアップ
(Twitter Media)ツイッターのロビン・スローン(@robinsloan)氏は、「Blackbird Pie(ブラックバード・パイ)」というツイートをウェブページに埋め込むツールを、実験的に公開した。
ツイートの個別URL(ツイートの送信日時がリンクになっている)を入力して「Bake it」ボタンをクリックすると、埋め込み用のコードが発行される。あとは発行されたコードをそのままHTMLのソースにコピー&ペーストすればいい。
ただし、これは公式ツールではなく、あくまでも@robinsloan氏による実験公開であることには注意が必要だ。現状でも、次のような不具合がある。
- ツイートの日時が正しく表示されない
- XHTMLコードが出力されるため、HTMLのサイトではそのまま使えない
- style要素を含んだ形でbody要素内に貼り付けるようになっているため、XHTMLでは文法違反となる
- img要素に必須のalt属性が指定されていない
- 1ページ内に複数のユーザーのツイートを埋め込むと、スタイル指定が正しく反映されない
下は埋め込んだツイートの例だ(前述の日時表記の問題やスタイル関連の問題は修正してある)。
クッキー削除率は20%? 本当のユニークユーザー数がわかる新しいアクセス解析ツールX-logに注目 [編集長ブログ―安田英久] | Web担当者Forum http://ff.im/-jyr5s
埋め込まれたツイート内のリンクは、ハイパーリンクとして機能するが、ツイッター以外の外部サイトへのリンクにはnofollow属性が付くので被リンクとしての効果はない。しかしツイートしたユーザーのプロフィールページやツイートの個別ページなど一部のツイッター内部のページへのリンクは、nofollowが付かない通常のリンクである。たくさんのサイトで埋め込まれたらそのツイートや発言者のプロフィールページが被リンクを集めることになり、キーワードによっては検索結果の上位に現れるかもしれない。ツイートの中に自サイトへのリンクが含まれていれば間接的にアクセスを増やすことにもつながりそうだ。
また、Twitterの商標登録ロゴの使用ガイドラインでは、他ユーザーのプロフィールやツイートが表示されたスクリーンショットをそのユーザーの許可なく使用することは禁止している。こういったガイドラインに無頓着な一般ユーザーが利用するといった意味でも、こうした引用ツールが公式になってくれるとありがたいところだ。
※今週は、SEO Japanからの記事ピックアップはお休み。
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