国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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ブラックなSEOで人生を失った悲惨な男の物語 など10記事(海外&国内SEO情報)

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • 折り畳み/展開メニューは隠しテキストになるのか
    (WebmasterWorld)

    見出しだけを表示しておき、ユーザーのアクションに応じてコンテンツを展開する表示スタイルがある。たとえばこちらのページがそうだ。プラスボタンをクリックすると詳細が展開し、マイナスボタンをクリックすると再び折りたたまれる。CSSやJavaScriptなどによって実装可能だ。

    しかし、このスタイルは考えようによっては「隠しテキスト」だともいえる。HTMLには存在して検索エンジンには見えるのに、ユーザーには見えないからである。ペナルティ判定される心配はないのだろうか?

    「検索エンジンをだまそうという意図があるか」「ユーザーにとっての見やすさ・読みやすさを配慮してのことか」「ユーザーは自分の意志で安全にそれを見ることができるか」、これらを判断基準にすればよさそうだ。例でお見せしたページは、グーグルのページであるからお手本になるだろう。

  • グローバルSEOにはccTLDが最強
    (Google Webmaster Central Help Forum)

    英語のように複数の国で使用される言語でサイトを運用するときは、ターゲットとする国・地域の検索結果に確実に出現させなければならない。どの国や地域が対象なのかを検索エンジンに伝えるために、主に次の2つの要素がポイントになる。

    • ccTLD(「.jp」「.uk」などの国別ドメイン名)
    • サーバーを置いてある国

    ニュージーランドに住んでいるユーザーを相手にしたサイトなら、ニュージーランドのccTLD「.nz」の付いた「.co.nz」などのドメイン名を取得し、サーバーはニュージーランドに物理的に設置しておくといい。そうすると、ニュージーランドでの検索では、優先的に表示されるようになる(キーワードにもよるが)。

    だが、もしこの2つの要素が一致していないときはどちらが優先されるのだろうか? たとえばドメイン名は「.co.nz」だが、サーバーは米国に設置しておいた場合である。グーグル社員のジョン・ミューラー氏の公式ヘルプフォーラムでのコメントによれば、ccTLDがもっとも強い指標となるとのことだ。国別のサブドメインやサブディレクトリで複数の国に対応したサイトを展開しているウェブ担当者も多いだろうが、ccTLDを取得できるのならそうするのが最適であろう。

  • meta refreshでリダイレクトするとリファラーが消える
    (High Rankings Forum)

    High Rankingsフォーラムのスレッドによれば、301リダイレクトや302リダイレクトなどHTTPヘッダーを利用したリダイレクトによるアクセスは、転送先では「ノーリファラー」つまり直接のトラフィックとしてアクセス解析に記録されるとのやりとりがあった。

    しかし、編集部で調査したところ、最近のブラウザは次のように動作しているようだ。

    • テスト内容:
      ページAをリファラーとしてページBをリクエストしたら、ページCにリダイレクトされた状況で、ページCへのリクエストにどういったリファラーが含まれるか。
    • 結果:
      • 301リダイレクト:ページAがリファラー
      • 302リダイレクト:ページAがリファラー
      • meta refresh:Firefox(3.5.7)とIE(6/7/8)ではリファラーなし、
        Opera(10.10)、Chrome(3.0)、Safari(4.0)ではページAがリファラー

    つまり、HTTPヘッダーによるリダイレクト(Apacheのrewriteやredirect、PHPなどのスクリプトからHTTPヘッダーを出力するな)の場合は元のリファラーが引き継がれるが、meta refreshによるリダイレクトではリファラーが消えてしまう場合がある。アクセス解析をしっかりとしたい場合は、参考にしてほしい。

  • 次世代Google検索では新鮮な情報を持つサイトが強い
    (TechCrunch)

    Googleが開発した新しい検索インフラストラクチャ(開発コードネーム:Caffeine)の全面展開が間近に迫っている。現在は1つのデータセンターにおいて50%の割合でCaffeineに当たるだけだが、早ければ今月中にも本格稼働するかもしれない。

    Caffeineと現在の検索結果とではどんな違いが見られるのであろうか。グーグルが何度か言っているように大きな順位変動はなさそうなものの、サイトの更新頻度が重要になり、一部のキーワードではニュースメディアやSNSのコンテンツが優先されているとの分析が出ている。

    詳しくは、TechCrunch Japanでの日本語での全訳記事を参照していただきたい。

  • HTML5のrel="noreferrer"属性とは
    (WHATWG HTML (Including HTML5))

    HTMLの次バージョンであるHTML5の制定が進んでいる。HTML5では、ハイパーリンクを表すaタグにrel="noreferrer"という属性を付けることができるそうだ。rel="noreferrer"属性が付いたリンクは、リファラーの情報を送信しない。つまり、どのサイト経由で訪問したかを隠すことができるのだ。ただしこの属性をサポートしているブラウザは今のところない。ちなみに、おなじみのrel="nofollow"属性もHTML5では仕様の1つとして盛り込まれている。

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