ブログ上達の3段階 - SEOmozでブログを書いた3年間の経験から学んだこと(前編)
5月2日、私はブロガーになって3周年を迎えた。
私がSEOmozに初めて投稿したのは1段落からなる文章で、スペイン語で書かれたSEO関連のブログを知らないか尋ねるものだった。コメントは18件あった。バンザーイ!
それ以来、私は241本の記事を投稿し、この記事が243本目になる。今回は、ブロガーとしての3年間を振り返って、良かったところ、悪かったところ、まったく駄目なところ、それに学んだことをみんなに知ってもらいたい。
第1段階
質問する
私は2006年5月に記事を4本書いたが、どれもコミュニティへの質問が中心だった。
スペイン語のSEOブログを知ってる?
Webサイトのユーザビリティに、やり過ぎということはある?
(当時は斬新だった)「Mac vs PC」のコマーシャルをどう思う?
サイバー空間はグーグル独裁体制?
SEOmozにおける私の長く充実したキャリアの中で、この時点は社内に席を与えられてからわずか4か月目だったから(そのうち3か月はインターン)、SEOやインターネットマーケティング、それに実はインターネット全般についても、まだ学ぶことがたくさんあった。
この時点では、まだ「専門家」として何かをブログに書いたり、あるトピックについて自分の考えや意見を提供したりする自信がなかったので、自由回答形式の質問をすることに決め、読者からフィードバックをもらってみんなとのつながりを築いていくことを目指した。
学んだこと
最初の記事で学んだ最大の教訓は、こういうものだった。
すでに相当数の読者が付いているブログの場合は、なおさらだ。フィードバックを求めてコミュニティから意見をもらうことが重要だ。
自分に限界があることを認めて、もらった意見や専門的見地に感謝すれば、みんな敬意を払ってくれると思う。
第2段階
既存の記事を取り上げて私見を添える
私はブログ執筆の腕を上げ、見つけてきた記事やブログ投稿を自分のブログで話題にするようになった(もちろん、最後は読者への質問で締める)。このような投稿に、私はささやかな私見や自分なりの解釈を盛り込めるようになった。
知識のレベルやSEOの専門家であることをひけらかすことはなかったけど、誰かのブログ投稿について意見を示すことで、少しだけ前に進んで、自分の声を聞いてもらえるようになった。
学んだこと
この段階で私が学んだのは次のようなこと。
ブログに書く話題を思いつかないとか、まだ自分の「専門家」としての能力に自信がないとかいう場合でも、何かしら、自分がブログを書くことで価値を生み出せる状況はあるはず。
第3段階
自分の声を確立する
数本のブログ投稿を経験したころ、パソコンの前に座ることにも慣れ始め、自分の個性と肉声を今までより自在にブログに添えられるようになった。書くことは元々得意だったから、書いている記事に個性をちょっと加えることを心から楽しんだ(今でもそう)。
著者名を消した記事をたくさん並べて、「どれがレベッカの書いた記事だ?」と聞いても、みんなは私の記事を簡単に見つけられるはず(^^)。
学んだこと
この段階に来ても、私にはまだ学ぶことがあるし、自分のことをSEOの初心者だと思っていたけれど、自分らしさを出して記事に個性を反映させられるくらいには、読者や同僚と心地よい関係を持てるようになった。
ブログについてとりわけ重要な教訓はこれだと思う。
なぜ他のブログではなくそのブログを読むのだろう? 確かに、更新の頻度や情報の質、専門知識のレベルといった多数の要素が関係する。でも私にとって、大勢のブロガーの中から抜きん出るために大切な能力とは、自分の文章の中に個性を注ぎ込む力だ。
私は今でもSEOの専門家ではないし、そう装うつもりもない。それでも読者が私の文章を楽しんでくれるのは、他人とは異なる表現をしているからで、そうした独自性を提供するからこそ、私らしさが明確になり、興味を持ってもらえるのだ。
この記事は3回に分けてお届けする。次回は、レベッカがブログを書くときによく使ったワザやさまざまな統計についてお伝えする。→中編を読む
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