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マーケティング戦略:効果的にキャンペーンを広めてくれるターゲットを探せ

誰かが僕のところへプロモーションの手伝いを依頼してきたら、必ず真っ先に聞くことがある。それは、次の質問だ。

ターゲット層はどんな人たちですか?

半数の人は、本当に理解しているとは言い難い。

たとえば、ハンマーを売りたいと仮定しよう。そのとき、5歳の子供がターゲット層にあたるだろうか? そんなはずがない。では、現役の軍人ならどうか? ほとんどならないだろう。この場合接触したいのは、大工や建設業者、日曜大工が趣味の人たちとか、そういった人々のはずだ。もちろん、その中には現役の軍人がいるかもしれない。だが、可能性はきわめて低い。5歳の子供にしても同様だ。

ターゲットにしたい相手がわかれば、僕は次のようなことを調べ上げる。

  • 人口統計学的な調査を行って、そうした人たちに関して
    • どこに住んでいるか
    • 収入はどれほどか
  • どんな雑誌を読んでいるか,/li>
  • どのようなウェブサイトに関心を持つのか
  • どの広告ネットワークが目的のターゲット層に到達しているか
  • どのサポートコミュニティにアクセスする可能性が高いか

そうやって、顧客のウェブサイトがRV指向のサイトなら、RV車の大ファン、専門家、RV指向のウェブサイトに役立つリソースを探してくるんだ。

ウェブサイトの露出度を効率的に高めるなら、影響力のある人々に接触したいところだ。つまり、仲間うちやコミュニティで、信頼を得ている人たちだ。2000万件のメールアドレスを入手して、大量のメールを送信することぐらい誰でもできる。その中の8万人ぐらいは、メールを見てくれるだろう。だが、そのうちいったい何人が大工なんだろうか? その中のどれ程がRVファンなのか? これではウェブサイトの効率的な広告手法だとは言えない。スパムメール屋が、何度も何度も繰り返し同じものを送りつけるのはそのためだ。

さて、「影響力の強い人たち」の可能性があるのは、どんな人物だろう。それは、次のような人たちだ。

  • ブロガーやソーシャルブックマーク/ニュースの投稿者
  • フォーラムのモデレータ
  • ニュースレポーター
  • フリーランスの作家
  • 非常に活気のあるフォーラムやメーリングリストのメンバー
  • ウェブサイトの運営管理者

あるいは、たまたま同じような関心をもつ人たちを大勢知っている人なども考えられる。

マーケティングキャンペーンを企画する前に、自分が求める影響力の強い人たちとは誰なのか、彼らがどこに住み、どうすればその人たちに到達できるかをきちんと見極める必要がある。

影響力の強い人たちとの関係を作り上げることで、自分の努力が他人を通して何倍にも膨らみ、自分のウェブサイトにトラフィックを導く道筋を構築することになる。何よりも、こうした人々による推薦は誠実かつユニークで、おそらく長期間にわたって生産性が高い。これは、クチコミマーケティングでも、リンクビルディングでも、あるいは宣伝広告でもなく、旅立つ前に地図上でどこに向かうべきか、計画を立てるようなものだ。マーケティング戦略は、ここから始まる。

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