「Google マイビジネス」ちゃんと対策してますか? ローカルSEOの基礎知識と大手チェーン店の成功事例

ヘアサロン「Ash(アッシュ)」「ニューヨーク・ニューヨーク」を運営するアルテサロンホールディングスのローカルSEOへの取り組みと、それを支えるローカルSEOツール「ローカルミエルカ」とは?

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Web担編集部のオンライン会議にて……

編集長 四谷

ローカルSEOの記事を作りたい!
 

編集部員
二村

唐突にどうしたんですか?
 

四谷

前から考えてたんだよね。店舗を持つ企業にとってGoogleマイビジネス対策が重要なことは以前からうたわれていたけど、Web担ではあまり記事を出していないから。

二村

でもまあ、緊急事態宣言もありましたしね。
 

四谷

それよ! コロナ禍で個人客相手のお店が苦しんでいるからこそ、実店舗への集客を促すローカルSEO対策は重要だと思うの。そのへん、誰か詳しい人に話を聞きたい。

二村

なるほど、そういえばちょうど、Faber Companyさんから、ローカルSEOツール「ローカルミエルカ」のPR記事の依頼が来ていて――。

四谷

(聞いてない)
――そうだ! ちょうどいい人がいる!

二村

えっ、四谷さん? まだ話の途中で……四谷さーん!!
……テレビ会議、切れちゃった。
さてはまた誰かにインタビューしようとしてるな?

ローカルSEOって何? 専門家に話を聞いてみた!

四谷がまず突撃したのはローカルSEOの専門家のところ――。
Ashさんへのインタビューを先に読みたい方はコチラ

四谷

というわけで、ローカルSEOについて教えてください!

伊藤

(唐突だなあ……)これが噂に聞く四谷さんの突撃インタビューですね。いいですよ。ローカルSEOのことならなんでもお答えします。

伊藤亜津佐氏

伊藤亜津佐

iSchool合同会社 代表社員。SEO、ローカル検索のコンサルタントとして中小企業のWeb集客をサポートしている。

Google公式ヘルプコミュニティの「Googleマイビジネス プラチナ プロダクトエキスパート」「Google検索セントラル ゴールド プロダクトエキスパート」「Google検索 ゴールド プロダクトエキスパート」。

四谷

それではさっそく――ローカルSEOって何ですか? 基本から教えてください!

伊藤

ローカルSEOは、「ローカル検索において、検索上位に入るために最適化すること」と理解されることが多いですが、それだけではありません。まずは「ローカル検索」の定義から学んでいきましょう。

ローカル検索とは?

Google検索では、検索キーワードが「地名」「施設名」「店舗の営業ジャンル」など、地域の店舗や施設に関連があると検索エンジンが判断した場合、検索画面上部に、ユーザーの位置情報に基づいた店舗や施設の検索結果が「ローカルパック」「ナレッジパネル」として表示される。これを「ローカル検索」と呼ぶ。

 
検索条件に合致した近くにある店舗をリストアップして表示するローカルパック(左)、お店の概要を簡単に確認できる情報ボックスの「ナレッジパネル」(右)

「ローカル検索」の特徴としては次の3つのポイントが挙げられる。

① お店選びに必要な情報が、ファーストビューに表示される

ローカル検索は検索結果のファーストビューに表示されることが多く、オーガニック検索よりも上に表示される。営業時間や電話番号が知りたいだけの検索ならば、この画面だけでユーザーの問題は解決する。

またナレッジパネルには、お店からの情報だけでなく、ユーザからのクチコミも表示され、お店選びにおいて必要な情報が詰まっている。これらの情報は基本的にGoogleのデータベースに登録された情報が表示される。

② ユーザーの現在地によって検索結果が変化する

ローカル検索は、ユーザーの現在地情報や検索した時間帯によって大きく検索結果が変化する。近くの店舗が優先的に表示され、検索をした時間に営業時間外や定休日である店舗は表示優先度を下げられる。

極端な話、繁華街で「ラーメン屋」と検索すると、10m場所が変わるだけで、ローカル検索結果は大きく変わるのだ。検索エンジンは、今いる現在地からすぐに行動したいといったニーズに応えられるような検索結果を作っている。

③ オーナーだけでなくユーザーとGoogleの三者で情報が作られる

ローカル検索結果に表示される店舗情報は、Googleマイビジネスの管理画面からオーナーが更新する情報だけが表示されるわけではない。ユーザーがGoogle マップから情報修正することもできるし、Googleがネット上からクロールして集めた情報が表示されることもある。

一般ユーザーも更新に参加できることで、常に新しい情報が更新され、情報鮮度を保てるというメリットがあるものの、一方で、正しい情報かどうかの信憑性が担保されないデメリットもある。

この結果、オーナーが登録をしなくても店舗情報がGoogleのローカル検索に表示されることもあるし、それが第三者のユーザーによって編集されてしまうケースもある。最悪、店舗情報を間違ったものに書き換えられたり、店とは一切関係のないユーザー投稿写真やクチコミが載ってしまうなど“無法地帯”になる恐れもあるのだ。

四谷

それは困りますね……。放置していたら大変なことになりそう。

伊藤

正確な情報が整備されていないとユーザーの利便性が下がりますし、「マップを信じて行ってみたら場所が違っていた」「営業中の表記で、行ってみたら定休日だった」なんてことがあれば悪印象にもつながってしまいます。

逆に、検索結果の目立つ場所に表示されることを前提に、きちんと情報を整備しておくと、集客につながる武器にもなるんですよ!

ローカル検索の順位を上げると集客につながる?

ローカル検索のなかでも、特に集客において重要とされるのが、業種名・サービス名などで検索された場合に、合致する店舗をリストアップして地図とともに表示する「ローカルパック」だ。

「インターネットカフェ」「ラーメン」など単語で検索するだけで、スマホの位置情報に基づき「ここから100m」「ランチ営業時間は15時まで」といった情報とともに店舗がローカルパックに表示される

検索条件に合致した店舗をリストアップして表示するローカルパック。ファーストビューで表示されるのは3件目まで

ローカルパックのファーストビューである3位以内に入れば、ユーザーの目に止まる確率はぐっと上がる。スマホで検索して店舗を探すことが当たり前になっている昨今、店舗側にとって、ローカルパック上位に情報が表示されることは大きな効果を発揮すると言える。

四谷

ローカルパックに載るのと載らないのとで、そんなに集客に差が出るんですか?

伊藤

業種や地域の違いもあるので一概には言えません。上がることも上がらないこともありますが――たとえば、とある飲食店さんでは、ローカルパックで3位以内に載ったことで、新規検索数が20%、クリックなどのアクション数は15%、売り上げは10%ほど上がったなんてこともありました。

四谷

それはスゴイ!
なるほど、ローカルSEOは重要ですね!

伊藤

注意してほしいのは、ローカルSEOを、ただ検索順位を上げるための検索エンジンに向けた対策と捉えてはいけません。ユーザーはローカルパックの3件だけでお店を選ぶわけではありませんからね。ローカルSEOとは、ユーザーの方を向いて、ユーザーに利便性が高く魅力的な情報を届けるための施策だと捉えてください。

Google マイビジネスに正しい情報、最新の情報を入力し、ユーザーに届けることが、店舗の魅力や信頼につながるんですよ。

ローカルSEO、まず何から始めればいい? 3ステップで解説

四谷

とはいえ、何から手をつければいいんでしょう?

伊藤

まずはGoogle マイビジネスの「オーナー確認」です。それをやるだけでも“無法地帯”になるのは避けられますよ。最初にやるべきコトとして3ステップを紹介しますね。

① オーナー確認をする

Googleのローカル検索で表示される情報は、「Google マイビジネス(GMB)」でオーナーが優先的に管理できる。

ますは、店舗のGoogle アカウントを作成したら、Google マップをチェックして店舗情報が載っているかを確認し、載っていない場合はリスティングを作成する。店舗情報が載っていた場合は、Google マイビジネスのサイトから必ず「オーナー確認」を行おう。

店舗の住所にハガキが送られてきてオーナー確認が完了すると(※)、オーナーが優先的にビジネスの情報を管理できる権限を持つことになり、それだけでも“無法地帯”は避けられる。

(※)オーナー確認はハガキ以外にも電話やメールなどの方法があるが、インターネット上の情報が少ないとハガキのケースが多い。

② 基本的な店舗情報を整える

次に「NAP+O」と呼ばれる基本的な店舗情報を整える。NAP+Oとは以下の頭文字をとったものだ。

  • Name(店舗の名前)
  • Address(住所)
  • Phone Number(電話番号)
  • Operating hours(営業時間)

一般的にはNAPと呼ばれることが多いが、コロナ禍の影響で営業時間の変更が頻発したことを踏まえ、O(営業時間)もしっかり入れておこう。

この時には、表記の統一も意識しよう。たとえば同じチェーン店でも「ヤマダラーメン」「YAMADAラーメン」「ラーメンヤマダ」とばらつきがあった場合、お客が迷ったり、だらしない印象を与えてしまったりするかもしれないし、検索エンジンもお店の情報を正しく認識できない。正しい情報に統一することは、GMB以外のSNSでアカウントを作ることを考慮しても、重要な要素になってくる。

伊藤

たまに、店舗名の部分に地名や検索でヒットしそうなキーワードを詰め込む方がいますが、これは重大なガイドライン違反になりますからやってはいけません。最悪、情報の公開停止に至ることもありますから注意してくださいね。

③ 店舗の魅力を伝えるための情報発信をする

ここまではユーザーに店舗を発見してもらうために行う作業だが、次はユーザーに興味を持ってもらわなくてはならない。下記のような情報によってユーザーにお店の魅力を伝えるための情報発信をしていこう。

  • 店舗や商品の写真
  • メニュー
  • 予約サービスやデリバリー注文サービスへのリンク
  • キャンペーンやイベントなどの情報投稿
  • クチコミ返信

基本的な情報整備だけなら30分から1時間もあれば可能だ。しかし、一回整えたら終わりではなく、「③ 店舗の魅力を伝えるための情報発信」は継続的に行っていきたい。鮮度を保った情報を投稿し続けることで、ローカルパックでの順位向上も見込めるし、お店の情報を目にしたユーザーにお店の魅力を伝え続けることこそが、ローカルSEOの真髄とも言える。

こうしたローカルSEOへの取り組みは、店舗を持っていないBtoB企業でも例外ではない。数年前と比べても、ナレッジパネルやローカルパックが表示される業種はグッと増えて、BtoB企業まで広がっている。正しい住所を設定することで、外部の方が自社を訪問する場合に、玄関の位置も考慮した正しいルート検索を提供できたり、クチコミに対応することで信頼感をアップできたりなどのメリットも多い。

四谷

なるほど。でも待ってください。個人経営のお店ならともかく、たくさんの店舗を抱えているような大規模チェーン店の場合、1店舗ごとに情報を管理、更新し続けていかなくちゃいけないんですよね? 10店舗とか100店舗とかあったら、めちゃくちゃ大変じゃないですか?

伊藤

そうですね……。一応、スプレッドシートでの一括変更にも対応はしているんですけど、不具合もありますし、ユーザーによって書き換えられた情報がないかも確認しないといけませんから、店舗数が多いと管理は大変になりますね。

四谷

マーケ担当者は忙しいことも多いですし、大規模チェーンがGoogle マイビジネスに取り組むのは大変なのでは……。

伊藤

いえ! 大規模チェーンであるほど、ビジネス情報の誤りが致命的なクレームにつながる可能性もありますし、本気で取り組めば集客効果も大きいですから、取り組むべきです。

管理が大変な場合は、管理ツールを使って効率的に管理することができますよ。たとえば、Faber Companyが提供している「ローカルミエルカ」は、安価で導入しやすく、管理機能だけでなく、計測・分析機能なども充実している良いツールです。

四谷

そんな便利なツールがあるんですね!
 

伊藤

実際にローカルミエルカを使ってローカルSEOに取り組み、手応えを感じている企業さんもいらっしゃいますよ。アルテサロンさんっていう美容院チェーンなんですけど……。

四谷

えっ、アルテサロン!?
それってあの、美容院の「Ash(アッシュ)」を経営しているところですか?

伊藤

そうです、ご存知ですか?
 

四谷

(くわっ)――聞きたい!!
実際にローカルSEOに取り組んで成果を上げている企業さんにも、ぜひお話聞きたいでえぇっっす!!

伊藤

(なんかスイッチ入った!)
わ、わかりました。ご紹介しますから! 落ち着いて!

用語集
KPI / NAP / SEO / SNS / オーガニック検索 / キャンペーン / クチコミ / クロール / ダウンロード / ヒット / ファーストビュー / リンク / 検索エンジン / 訪問
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