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「ベスト・ニュースリリース大賞 2014」受賞企業・審査員のコメントを公開!~月間ベストリリース賞より受賞企業を選出~

11 years 1ヶ月 ago
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「ベスト・ニュースリリース大賞2014」受賞企業が決定!

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今回、2015年3月10日の審査会を経て「ベスト・ニュースリリース大賞2014」受賞企業が決定いたしました。

対象リリースは、2014年1月1日から12月31日までに表彰された「月間ベストリリース賞」の中から選出いたしました。審査員のコメントと共に、受賞企業様と受賞コメントをご紹介いたします。

▼審査方法

1)ニューズ・ツー・ユーで毎月1本のニュースリリースを「月間ベストリリース賞」として選定

2)ベスト・ニュースリリース大賞(一次審査)では、審査員それぞれに持ち点10点を付与し、対象となる2014年度「月間ベストリリース賞」を受賞された12本から配点

3)審査会(最終審査)において各賞の決定:

グランプリ、優秀賞、チャレンジ賞、新人賞(各1本)

▼審査員

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左から
・株式会社インプレス/Web担当者Forum 編集長 : 安田 英久氏
・株式会社ニューバランス ジャパン マーケティング部 部長 : 鈴木 健氏(News2uユーザー会 会長)
・日本電気株式会社 コーポレートコミュニケーション部長 : 飾森 亜樹子氏
・株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役会長 : 末松(神原)弥奈子

受賞企業の発表

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■全体総評

審査を通じて全体的に感じたことは、これまでの「リリース」の形式や役割が変化してきているという点です。審査会でも、各審査員の立場や視点からの意見や気づきを語り合い、リリースの役割が大きく変化するなかでの評価について議論がおこなわれました。記者・メディアに向けて届ける「プレスリリース」ではなく、ステークホルダーに直接届ける「ニュースリリース」に合った、データや動画、プレゼン資料などを積極的に活用したネットPRが増えている点からも、企業の情報発信の目的や内容に変化が起きている状況がうかがえました。

また、マーケティング的視点では、リリースを「ワンソースマルチユース」としてコンテンツ活用できる横展開の効くリリース(コンテンツ)の評価や、広報的視点として、メディアや関係者への「リリースを読む側へのさりげない配慮」の評価などが話題にあがりました。加えて、リリースタイトルを短くまとめるだけでなく興味喚起を起こさせる工夫など、タイトルを目にした時点で「想起させる」取り組みも評価のポイントになりました。
今回、2時間近い審査の末、「グランプリ」、「優秀賞」、「チャレンジ賞」、「新人賞」が決定しました。

株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役会長
末松(神原)弥奈子

【グランプリ】株式会社アイレップ様

■受賞リリース(2014年9月配信)

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コーポレートコミュニケーション本部
広報・販促グループ グループマネージャー
小泉 由貴子様

この度は、グランプリという光栄な賞を頂戴し誠にありがとうございました。私どものようなBtoBでネット、かつ代理店という企業が選ばれたことに大変驚きました。このレターは、そのようなBtoBの企業がどうしたら生活者とコンタクトを取れるか、という課題から企画されたものです。このようなアウトプットを成し得たチームをとても頼もしく感じております。これからも各方面からのPRにチャレンジして参ります。

■評価のポイント
株式会社ニューズ・ツー・ユー 代表取締役会長
末松(神原)弥奈子

1つのコンテンツをプラットフォームや配信タイミングに合わせて使い分ける、ワンソースマルチユース型のニュースリリースです。記者・メディア向けの広報活動・プレスリリースとは異なる、新しいリリースの使い方であり、直接ステークホルダーに対してデータを基に「就活市場におけるデジタル活用の情報」を提供しながら、自然な形で自社が持つノウハウと掛け合わせているリリース内容も評価されました。結果、本リリースに関して合議をおこない、「ニュースリリースの新しい活用へ期待」の想いも込め、「グランプリ」として選出しました。

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【優秀賞】コニカミノルタプラネタリウム株式会社様

■受賞リリース(2014年3月配信)

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コニカミノルタ株式会社
北 陽子様

「ベスト・ニュースリリース大賞」におきまして、優秀賞という思いもかけない賞をいただけましたことに心より感謝申し上げます。プラネタリウム「星の島で、恋をする」は、制作のきっかけや過程にもドラマがあり、多くの方々の想いや協力が詰まった作品でしたので、それをリアルに伝えたいと思ってニュースリリースを作成致しました。今後も、プラネタリウムが皆さんに身近に感じられるような広報活動を行って参りたいと存じます。

■評価のポイント
株式会社インプレス/Web担当者Forum 編集長
安田 英久氏

ニュースリリース上の動画コンテンツを通して、ストーリー性や世界観を大切に伝えられ、丁寧に複数のニュースリリースに作り直して配信されている点を評価しました。
また、タイトルの「全ては、ある1つの書き込みからだった」という表現は、右脳・感情に響かせるもので、コンテンツを読んでもらい、リリースの内容を印象に残してもらうポイントとして強いと感じました。

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【チャレンジ賞】株式会社インフォバーン様

■受賞リリース(2014年8月配信)

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プロダクション部門コンテンツ開発ユニット
コンテンツディレクター 菅原 悠様
広報担当 漆原 詩織様

今回「ベスト・ニュースリリース大賞2014」チャレンジ賞をいただくことができ、大変光栄に思います。「コンテンツをターゲットにいかに届けるか」という課題は、コンテンツマーケティングを支援する企業として、まさに取り組んでいるところです。今後もSlideShareをはじめ、コンテンツの出し方など試行錯誤を重ね、より多くの方に読んでいただけるようなリリースづくりに励んでまいります。

■評価のポイント
株式会社ニューバランス ジャパン
マーケティング部 部長
鈴木 健氏(News2uユーザー会 会長)

社内で作った価値のあるコンテンツを、ニュースリリースに掲載することで、少しでも多くの人にリーチさせることが可能であり、フォーマットさえ決めてしまえば、内容に応じて自由に使えるというチャレンジングな方法も、マーケティング的な観点で評価しました。
またオンライン上のニュースリリースは、読者を想定できないので、ある程度完成されたSlideShareや動画などのコンテンツとの相性が良いと感じました。

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【新人賞】ヤマハ発動機株式会社様

■受賞リリース(2014年1月配信)

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Yamaha Motor India Sales
木村 真理子様

新人賞をいただき、ありがとうございます。
メディアの方、一般のお客様にもっと興味を持ってもらいたいという思いと共に、情報を正確に出すための確認作業、リリースとしてのトーンアンドマナーの統一、タイムリーに出すための各部署との連携など、広報業務の奥行きや面白さを感じとても勉強になった案件でした。現在1年の研修でインドの拠点にてマーケティング業務に挑戦中ですが、広報での経験を活かし取り組んでまいります。

■評価のポイント
日本電気株式会社
コーポレートコミュニケーション部長
飾森 亜樹子氏

CSR関連の情報、しかもB2Bの分野は、正しくわかりやすく伝えるには打ち出し方が非常に難しいものだと思います。受賞したリリースは、ドキュメンタリー映像を効果的に活用されながら、社外に向けてのPRだけでなく、社内に対しても途上国に対する貢献・活動の意義が伝わりやすく作られているという点を評価しました。また本リリースは、担当者様が書かれた初めてのリリースということでしたが、文章のわかりやすさ、的確さという点でも一定の水準に達しており、その頑張りと今後の期待ということで「新人賞」とさせて頂きました。

■全体を通して(広報の視点)
今回も“デジタル広報・ネットPR“の世界における様々なチャレンジ・独創的な取り組みを見せていただき、勉強になりました。それに加えて、やはり広報として最低限必要な条件として

①適切な文言や文章でわかりやすく書いているか
②的確で十分なコンテンツを備えているか
③ニュース性やタイムリーさ、意義づけがはっきりしているか

ということは、受け取る相手がメディアでも一般のお客様でも、配慮して大切にしていきたいと改めて思いました。

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全体写真
審査中の風景。各審査員それぞれの視点から意見が出され、熱い議論が交わされました。

▼2014年度 月間ベストリリース賞・受賞コメント記事の一覧

■1月(ヤマハ発動機株式会社 広報宣伝部様)

■2月(株式会社カケハシ スカイソリューションズ様)

■3月(コニカミノルタプラネタリウム株式会社様)

■4月(ブラステル株式会社様)

■5月(学校法人近畿大学様)

■6月(三井不動産レジデンシャル株式会社様)

■7月(コニカミノルタ株式会社様)

■8月(株式会社インフォバーン様)

■9月(株式会社アイレップ様)

■10月(株式会社日立製作所(ITプラットフォーム)様)

■11月(敷島製パン株式会社様)

■12月(株式会社オークローンマーケティング様)

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広告効果分析から優良顧客化を一括で行う「eltexCX」の提供を開始、エルテックス | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
ターゲティングメールやレコメンド機能も併せて提供

通販・ECサイト構築パッケージのエルテックスは4月1日、リアル広告などさまざまな広告の効果を分析し、購入状況やアクセスログなどを含めた多次元分析を行う顧客体験最適化ツール「eltexCX(エルテックス・シーエックス)」の提供を開始した。広告効果のほか、顧客データ分析など多次元分析も行えるツールとして提供。集客から優良顧客化まで一貫したPDCAサイクルを簡単に構築できるようにする。

広告効果やアクセスログを分析するツールと、顧客データや販売状況を分析するツールは別製品になっているケースが多く、複数の分析ツールを使ったり、データをエクセルで統合して集計するといった作業を行う通販・EC事業者は少なくない。

「eltexCX」は広告効果やアクセスログ、顧客データ、商品情報、販売状況などのデータを一元管理し、こうしたデータをクロス集計した分析を行う。詳しい分析のほか、分析にかかる作業量も少なくなるという。

広告効果測定はオムニチャネル時代に合わせ、ネット広告の効果分析のほか、雑誌やテレビ、折り込みチラシなどにも対応さ。「通販やECの場合、購入時に何を見て購入したかを顧客から直接聞くことができる。こうした集計結果を含めて分析をすることで、リアルの広告も分析できるようにした」(並木大祐サブマネージャー)。

広告設定に関しても、多くの広告効果測定ツールではユーザーが広告枠名称を入力して設定する仕組みだが、「eltexCX」ではマスメディアからネットメディアの広告枠をマスター化。そのマスターから任意の枠を選ぶようにした。

「手動で入力すると、表記の揺れなどによって違う広告として集計されてしまう。選択方式ではそうした問題は起こらない」(同)としている。

ネット広告などは頻繁に新しい広告枠が発売されるが、それらをエルテックスで随時登録。常に最新の広告枠を選んで登録できる。

分析結果から、ターゲットを抽出し、「eltexCX」の管理画面の操作内でメール配信できる機能やレコメンドを出し分ける機能なども備えた。

まずは、エルテックスが提供している通販システム「eltexDC」のオプションとして展開。将来的には単体での販売も検討している。

「2015年1月の展示会で発表したところ、すでに多くの通販・EC事業者から『こうした製品が欲しかった』という声をいただいており、システム全体で乗り換える事業者も少なくない。今後、より使いやすさを追求して、より簡単に分析ができる環境を提供したい」(同)としている。

eltexCXの全体像

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:広告効果分析から優良顧客化を一括で行う「eltexCX」の提供を開始、エルテックス | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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ECサイトが成長するには「既存顧客」を大切にし商品力を上げること/GMOメイクショップ | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
今後の成長には、まずは商品力を上げていくことが重要と指摘

GMOインターネットグループで、ショッピングカート「MakeShop]を開発・提供するGMOメイクショップ。近年はカート以外にも、「MakeRepeater」という顧客育成型マーケティングツールの提供も始めている。代表取締役社長 向畑憲良氏に今後のEC市場、成長する秘訣などを聞いた。

決済やセキュリティに関して業界団体・行政による規制の動きも

GMOメイクショップの代表取締役社長 向畑憲良氏
代表取締役社長
向畑憲良氏

――2015年のEC市場は前年(2014年)と比べてどのような環境になると考えていますか?

流通額ベースでは大手流通、メーカーのEC化率の伸展により大きく拡大すると思います。それにより既存ネットショップはさらに厳しい競争環境に置かれるようになるでしょう。またマーケットプレースによる個人間取引もますます拡大すると考えられます。

EC支援サービスに関して、これまでショップを「構築」することや「集客」するソリューションが出ていました。最近はコンバージョンを上げるソリューションが勃興してきています。

しかし、それらの先にある顧客「リピート」にまで多くのEC事業者は至っていません。

スマホの購入比率が50%を超え、改めてスマホでの有効な商材ジャンルやデザインの方法について再定義されそうです。背景としては、画面サイズの拡大、訴求力のあるデザインの見直し、シニア層の拡大などが考えられます。

EC化率の向上、出店ハードルの低下によりネットショップの数が増えた反面、個人にまでECの裾野が広がったために、消費者とのトラブルも多くなってきています。

そのため、2015年は決済やセキュリティに関して業界団体・行政による規制の動きが予想されます

――今後、成長を持続していくためにはどんなことが必要だと考えますか?

既にネットショップを運営している店舗にとって、2015年はますます厳しい環境になりますが、そうした市場のなでも、店舗が成長を持続していくために一番注力すべきこと、それは「既存顧客」を大事にすることだと思います。そのために、まずは商材をより良くすることが重要です。

まずは商材を見直し、改善できる箇所は改善し、磨きを上げることで商材に競争力をつけることができます。商材に手を加えられない店舗の場合は、サービスレベルを人一倍上げ、その店舗でまた買いたくなる理由を作っていくことが大切です。

こうした既存顧客をフォローしていく取り組みが、店舗の成長を支えるためにますます重要になるでしょう。

――2015年、貴社ではどのようなことに取り組みますか?

3年連続流通額NO.1を必達目標に掲げ、本気のショップの期待に応えるべく、機能開発、サービス改善、インフラ強化などに取り組んでいきます。

業界への「MakeRepeater(メイクリピーター)」の認知拡大と同時に、既存顧客の価値を最大化させる「リテンションマーケティング」の重要性も啓蒙していきます

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:ECサイトが成長するには「既存顧客」を大切にし商品力を上げること/GMOメイクショップ | 2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは? | ネットショップ担当者フォーラム
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2015年のEC市場を占う! 押さえておくべきポイントは?
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静的なHTMLサイトをモバイル対応サイトに変換する手順

11 years 1ヶ月 ago

英語版のGoogle公式ヘルプフォーラムでGoogle社員が、CMSへの移行が難しい静的なHTMLサイトをモバイルフレンドリーなサイトに変換する際に考慮すべきことをアドバイスした。

- 静的なHTMLサイトをモバイル対応サイトに変換する手順 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

【海外SEO】鈴木謙一

「店舗リピート」を促進するイベントを企画しよう | マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営 | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
コツ46:店舗リピート」を促進するイベントを企画しよう

登場キャラクター

ねこやなぎさん

ねこやなぎさん いぬいさんの通販サイトのスタッフ。

いぬいさん

いぬいさん ワイン専門の通販サイトを運営している。

ねこやなぎさん「うわー。20年もののワインの在庫がいっぱいだ……。これ、どうやって売ればいいんだろう?」
いぬいさん「そういうときは……。ナイスな提案をして売っていけばいい! 例えばこういうのはどうよ?」
成人おめでとう! 20歳の記念に贈る生まれ年ワイン特集
ねこやなぎさん「すてきな提案ですね! 20年ものでなくてはいけない理由もばっちりです!!」
いぬいさん「でしょ?」
後日
ねこやなぎさん「20年ものワイン、全部売れました! 棚が空いたので30年ものを注文しました!!」
いぬいさん「30年もの……。さて今度はどう売ろう……」

「理由のあるイベント」で店舗リピートを増やす

ここでは、「店舗リピート」を増やすために、「夏バテ対策特集」「開店◯周年記念」のような、店内イベントを開催する方法を紹介します。イベントの力で、お客さんに「買うきっかけ」を提供するのです。

イベントの開催手順は、まず「イベントを企画」し、次に「メルマガを使って告知」という順番です。コツ37で解説したように、メルマガの愛読者が多いほど効果も高くなります。

人気イベントを企画するコツは、「理由付け」です。理由があれば、人は動きます。例えば、外箱がつぶれただけ(中身は同じ)のワケあり品を、少しだけ値引いて販売する店がありました。これが何と、正規販売よりも圧倒的に売れるので、その店は「箱がつぶれていない商品」までワケあり品として値引いて売っていたほどです。それほどまでに「理由付け」は重要です。単に「〇〇どうですか?」ではなく、「〇〇だから、〇〇どうですか?」と、理由を書き加えるだけで効果が上がるのです。この心理は、ワケあり品に限らず、季節イベントでもまとめ買い提案でも、何でも同じです。

ここでは、効果の高い「理由付け」として、「世間に合わせる」イベントと「店舗から発信する」イベントの2種類を紹介します。

ねこやなぎさん「20年ものワイン、全部売れました! 棚が空いたので30年ものを注文しました!!」
いぬいさん「30年もの……。さて今度はどう売ろう……」
お客さんの生活上の用途に合ったイベント提案はなかなか難しいもの。

世間に合わせてイベントを開催する

イベントの基本形は「世間の動きに合わせて開催」することです。典型がクリスマスや母の日などの「大型商戦」ですね。世間の波に便乗できるので、反応を得やすいことが特徴です。ただしライバルも多いので、一人勝ちは困難です。そこで、大型商戦「以外」のイベントも細かく開催するのが、売り上げアップのコツになります。

わかりやすいのは、季節ものです。例えば、花粉対策や冷房病などの悩み、大掃除やお花見といった伝統的な歳事、入学式フォーマルのような生活上のイベントなどが挙げられます。

あるいは、「商品と関係のない世間の注目」に便乗する手もあります。典型は、オリンピックやワールドカップに合わせた「日本応援セール」です。

人気のイベントは集客合戦になりがちですが、開催時期は予測できるので、早めに年間スケジュールを立てて(コツ46)、他店より早くスタートしましょう。

季節と関係なく開催できるのは、「そば打ち体験」「合コン勝負服」など、商品それ自体でなく「用途」にフォーカスを合わせた「生活提案型」のイベント。比較的ライバルは少ないですが、世間の波はそれほど大きくないので、イベント自体の説得力が欠かせません。「楽しそう!」「確かにこれは買わないと困る!」などと、来店客の気持ちが動くような案内が必要です。

イベント企画はアイデア次第。メルマガと同様、普段から意識して企画のタネを探しておきましょう。

「世間に合わせる」イベント企画の例
企画パターン名	考え方	企画例
世間に合わせるトレンド型	季節性や、世間の商戦・行事に便乗して開催。開催時期は予測できるケースが多いので、早めにスケジュールを立てて(コツ47)、他店より早めにはじめるのがおすすめ
・大型商戦:夏・冬のボーナス商戦、母の日、お中元など
・話題に便乗:ワールドカップ、ドラマ、映画など
・季節需要:カニ、冷暖房器具、おせち、入園入学式スーツなど
・季節提案:夏バテ、足元の冷え、お花見、大掃除、衣替え、新生活など	提案型	店舗からの生活提案。商品それ自体ではなく「用途」を強調して提案する。例えば、悩んでいた「押し入れ収納の解決策」や、休日に試したくなるような「そば打ち体験」など、「この商品で生活がどう豊かになるか」を念頭に置いて提案するといい
・改善提案:日ごろ抱えている、悩みや欲求をサポートするテーマを作る
・体験提案:普段とは違う、特別で新しい体験をテーマにする

閑散期は内輪で独自にイベント開催する

世間の波に頼らず、店舗の独力で発信するのが「内輪型」のイベントです。商戦がない時期でも開催できるのがポイントで、「今月もうちょっと売り上げを積みたい」といったときにも便利ですね。

前述のように「理由があると人は動く」ので、単なるセールではなく、何かしらのきっかけを用意しましょう。例えば「創業20周年記念」「雑誌掲載記念」「デザイン変更のため旧パッケージを処分」「新商品の先行お試しキャンペーン」など、店の中や取引先とのやりとりを、臨場感を持たせつつ前面に出します。「お店の裏舞台」はお客さんにとっては珍しいので、見せ方次第ではお店への興味や親近感、信頼感も高められます。

ちなみに、コツ40で述べたように、日ごろからメルマガ読者と交流している店は、「店長誕生日」や「スタッフの結婚記念」など個人的な出来事すら人気イベントになります。購入ページの備考欄に「おめでとうございます」などとお祝いを書いてくれる常連さんも珍しくありません。スタッフにとっては、お客さんとの信頼関係を再認識する機会にもなることでしょう。

「店舗から発信する」イベント企画の例
企画パターン名	考え方	企画例
店舗から発信する
内輪型	ワケあり品の処分や記念セールなど、店舗独自の理由により開催されるイベント。世間のイベントと関係なく開催できるので、閑散期でも売り上げを作れる
・店舗都合(ワケあり、箱つぶれ、バーゲン、在庫一掃)
・取引上の出来事(円高差益還元、メーカー・生産者・卸業者側の都合)
・店舗関連記念(○周年・マスコミ露出記念・○個完売記念)
・特定商品のお試しキャンペーン

安売り中毒に注意

ただし、どんなイベントであっても、セールやポイント倍付けなどの「特売」を行う場合は、注意が必要です。特売をやりすぎてユーザーが慣れてしまうと、「通常価格では買いたくない」という気持ちが生まれます。お客さんの心理は、「安く買ううれしさ」よりも、「無駄に高く買う悔しさ」の方が強いのです。そうなると、平常時の売り上げが落ち込み、それを取り戻すためにまたセールやポイント企画を行い……と、特売中毒になってしまいかねません。

例えば、結果として同じ値下げ幅だとしても、「10%オフ」「10人に1人がタダ」などと「見せ方」を毎回変えるといいでしょう。

「どこまで値下げするか」ということにも悩みがちですが、値引きは、あくまで購入のきっかけにすぎません。イベントの理由付けを含め、「値下げをどう見せるか」にこそ、頭を使うようにしましょう。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
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マンガで納得! インターネット販売 売れるネットショップ開業・運営
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川村トモエ, 湯鳥ひよ+トレンド・プロ(マンガ)

なぜ健康コーポ傘下に? 業績悪化の理由は? 今後の事業展開は? 岡社長が語る夢展望の再建案 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
今後、顧客ニーズに合った商品戦略とオムニチャネル展開を推進するという

夢展望は3月31日付で、健康コーポレーションの傘下に入る。収益悪化を背景に、第三者割当増資で健康コーポレーションを引受先とする資金調達を行った。今後、顧客ニーズに合った商品戦略とオムニチャネル展開を推進するという。「お客様主義」に立ち返ると話す岡社長に、再建の行方を聞いた。(聞き手は本紙(通販新聞)記者・兼子沙弥子

「お客様主義」に回帰、顧客ニーズに合った商品展開へ

夢展望の岡隆宏社長
夢展望の岡隆宏社長

――収益が悪化した要因は。

「成長を追う中で新しいアイテムを仕掛けたが、『夢展望でしか買えない』『夢展望らしいアイテム』という付加価値を提案できなかった」

――なぜか。

業績が順調に伸び株式を公開した当時は、その時のトレンドや顧客のニーズに合ったものをタイムリーに提案できることが強みだった。株式を公開後は、売り上げの拡大を目指すため、新規客層を獲得することに注力していた。その一環でカジュアル衣料品や小学生向け衣料品を立ち上げたが、会社都合で進めたことで顧客との親和性が低くなったのだと思う。加えて、売れ筋商品を閑散期に大量生産して在庫を積み上げる商品戦略に変えたため利益を圧迫した。今後は、『お客様第一主義』に立ち返って、会社がやりたいことではなく、顧客が必要としているものを提案したい」

――自身の経営責任については。

「業績回復で責任を果たす。今回の増資は企業が存続する上で、財政基盤の安定化のため不可避な選択だった。今後は、マーケットインでの事業展開で、収益をしっかりと上げる」

――どう立て直すか。

これまでのカジュアル系衣料品ブランドを投入していたマルチブランド戦略から、これからはニッチブランド戦略へと回帰する。“ギャル層”が減少したと言われるが、最も購買頻度が高い顧客層は21~22才と変わらない。この層が必要とするトレンド商品を提案したいと考えている」

――具体的には。

「予約販売の状況なども参考にしつつ、顧客のニーズにあった商品の品ぞろえを実現する。上場前と同様のビジネスモデルに戻り、短期間で商品開発を行い、短納期で製造。トレンド情報の収集を積極化しトレンドを外さないMD計画を立て、在庫を減らして売り切ることで収益性を高める

――円安のリスクは今後、どう回避するか。

「たった1つ、ブランド価値を上げることだ。付加価値を上げるためには価格に応じた品質と、価格に見合った顧客満足を得られる付加価値の高い商品やサービスを提供していく必要がある」

「子会社化した後は親会社となる健康コーポレーションと人事交流も行い、マーケティングやプロモーションノウハウを活用しながら販促戦略を進める方針だ」

――ターゲットを絞るといずれは売上高が頭打ちになる可能性がある。

「その時に、今進めているオムニチャネル展開が生きるだろう。ネット販売で頭打ちになれば、実店舗で売り上げを伸ばすことが可能。実店舗を通じてネットで開拓できなかった層を取り込むことで、さらなる伸長が望める。将来、売り上げが頭打ちになった場合には、あるカテゴリーに特化した専門店の展開で、より深いニーズを開拓することができると思う」

――現在のオムニチャネル化の進捗の状況は。

実店舗の新規客がネット販売を利用するケースもみられ、店舗とネットの相互送客に手ごたえを感じている。オムニチャネル化を進めていくと好きな売り場で商品を購入するシンプルな形になるのではないか。システム面では、ネットと店舗の在庫連動にも着手した。ネット販売で扱う商品を店頭で取り寄せるサービスも用意しているが、オペレーションが煩雑になるので大きくは告知していないが、利用する顧客もいるためニーズを実感している。今後はオムニチャネル化の次の段階として、顧客データの一元化も検討したいと考えている」

――オムニチャネル化を進める上で商品戦略の変化はあるか。

実店舗は5店舗を構えているが、ネットと店舗の売れ筋にほとんど違いがないのが実感だ。ただ送料がかからない店舗の方が、客単価が低い傾向があるため、新規客獲得を狙った戦略商品の取り扱いだけ、販売チャネルにあわせて変えていく必要があるだろう」

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
オリジナル記事:なぜ健康コーポ傘下に? 業績悪化の理由は? 今後の事業展開は? 岡社長が語る夢展望の再建案 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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人間中心設計推進機構(HCD-Net)ニュースレター 2015年3月号 - Vol.105

11 years 1ヶ月 ago

人間中心設計推進機構(HCD-Net)ニュースレター 2015年3月号 – Vol.105を発行致しました。

 

もくじ

1. ショートコラム Vol.107 (尾形 慎哉氏)

2. 今月のトピックス

3. HCD-Net主催、共催イベント予告

4. 事業運営委員会より

5. 関連団体からのお知らせ及びイベント

6. 理事コラム

7. 事務局より

 

下記のURLを参照願います。

http://www.hcdnet.org/hcd/column/hcd-net20153_vol105.php

Fujikawa

「ネイティブ広告」の広告表記・表示主体者の明示求める!推奨規定をJIAAが策定 | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
広告の種類を9つに分類し、運用する際の広告表記や広告主体者の明示に関する規定などを定めた

インターネット広告推進協議会(JIAA)は3月18日、「ネイティブ広告」に関するガイドラインや定義を策定した。ネイティブ広告の運用主体によって異なる広告の種類を9つに分類。これら広告を運用する際の広告表記や広告主体者の明示に関する規定などを定めた

ネイティブ広告は、通常の記事やコンテンツと一体感があるという特徴から消費者に受け入れられやすい一方、掲載方法や内容によって消費者が騙されたと感じやすいという課題が指摘されている。これを受けて、ガイドラインや推奨規定を定めた。ガイドラインでは、広告の責任の所在を明確にするために、「広告であることの表記」や「広告主体者の明示」が必要とした

「広告審査」について、媒体社は独自に定める広告掲載基準により必ず広告審査を行う必要があるとした。広告配信事業者も自社の基準に基づき掲載の可否を判断し、基準に合致しない広告の配信を停止するなどの措置をとる必要があるとした。

ガイドラインの運用を巡る詳細は、「ネイティブ広告に関する推奨規定」に定めた。

推奨規定では、ネイティブ広告を「媒体社やプラットフォーマーが運用するもの」(インフィード広告を掲載手法で3類型)、「ネットワーク配信事業者が運用するもの」(アドネットワークなど2類型)、「これら事業者からのリンク先として設定されている広告」(4類型)の9つに分類。それぞれに「広告表記」や「広告主体者の明示」「広告審査の必要性」に関する規定を定めた。

広告の掲載場所となる媒体社やプラットフォーマーが運用する広告や、ネットワーク配信事業者が運用する広告は、広告枠内に「広告」「PR」「AD」といった表記を行うことや、「文字の大きさ」「文字・背景の色」「表示する位置」が分かりやすいものとするよう求める。またいずれの広告も「広告主体者の明示」を求める。ほかに、個別の広告ごとの留意事項も示した。「広告審査」も必ず行うことを求めた。

一方、広告のリンク先となる4類型のうち、広告主が運用する「オウンドメディア」や「ランディングページ」は広告表記の規定を設けないものの、誘導元の媒体社がリンク先としての適切性や、広告主体者が明示されていることを確認する必要があるとした。「広告審査」は、「審査の対象とする」という表現にとどめた。

リンク先が、媒体社が運用する「タイアップ広告」である場合、媒体の性質や広告の手法に併せ、広告であることが明確に分かる表記を求める。広告主体者の表示は、媒体社、広告主体者の両者の名称を明示する。また、「広告審査」も必ず行う。

JIAAでは昨年8月、協議会内に「ネイティブアド研究会」を立ち上げ、その定義やガイドラインの策定を進めてきた。今後、日本アドバタイザーズ協会、日本広告業協会など関係団体と連携しつつ、ガイドラインの普及を進める。

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オープンソースのEC用アプリ「Piece」を4月から提供開始、ジョーカーピース | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
クーポン、ショッピング、プッシュ通知などの基本機能を搭載

アプリ開発のジョーカーピースは3月30日、EC事業者向けアプリ開発パッケージ「Piece(ピース)」の提供を4月から開始すると発表した。ソースコードを無料公開、EC事業者は自社でカスタマイズすれば費用をかけずに独自のショップアプリを作成することが可能。オープンソースのショップアプリとして、認知度アップと利用事業者を増やしていく考え。

基本機能として、クーポン、ショッピング、プッシュ通知、フライヤー、配送状況の確認、ビーコン機能、写真/動画機能、SNS連携、カレンダーなどを搭載。今後も順次、新しい機能を追加していく予定。

「Piece(ピース)」は、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのECサイトから、EC-CUBEを使った独自ECサイトまで幅広くサポートしているという。

「Piece(ピース)」の価格表

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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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50代〜60代の女性。消費行動の決め手は「上質」「有意義」「健康」「信頼」 | スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
シニア通販をけん引する「こだわりの大人女性」。メインターゲットは50〜60代の女性

戦後の日本を変えた主役

2010年、日本の全人口のうち50歳以上が占める割合が43%となった。2030年になるとこれが51%まで上昇し、全人口の過半数が50歳以上で占められるようになると予測されている。

図表1 40代以上の男女の人口比出典:総務省統計局「人口推計(平成25年10月1日現在)」(総人口)
図表1 40代以上の男女の人口比

消費における流行を産み出す原動力は若者であると捉え、メインターゲットとして考えることは、これからの日本では非常に難しくなってくることは間違いない。

このような状況の中で2012年、団塊世代の先頭である1947年生まれが定年年齢である65歳に達したことから、自由な時間を謳歌する大量のシニアが誕生し、新たなビジネスチャンスにつながるとして、各業界が積極的な取り組みを始めている。

特に注目が集まっているのが、団塊世代の半分以上を占め、戦後日本の社会を変えた主役とも言える女性たちだ。高度経済成長期に少女時代を過ごし、初めてミニスカートをはき、海外の新しい文化をどんどん生活に取り入れ、職場でも総合職として採用されるなど、それ以前の世代とは全く違う環境で人生を生きてきた女性たちが、いま再び新たな消費を生み出す鍵を握ろうとしているのだ。

彼女たちは、「消費は美徳」といわれる中で育ち、消費に対するポジティブな価値観を共有している。その意識や消費行動は、年齢を重ねても変わらないと思われる。また、同世代の男性と比較した場合、健康や美容、オシャレ、趣味、学びなど多方面への好奇心に溢れ、家庭内では様々な“モノ”の購買役である主婦として過ごしてきた時間が長い。

今後のシニア通販において、彼女たちに「買いたい」と思わせる商品開発やプロモーションの展開は、業界としての成長にとって不可欠な条件である。

「こだわりの大人女性」の消費傾向

とはいえ、人口のボリュームゾーンにいる団塊世代の女性たちが、どんな商品でも積極的に消費するかと言えば、そうではないだろう。

年齢を重ねているということは、単に年を取っているということではない。これまでの人生で様々な経験を積み、それを通して物を見る目や価値を理解する力が養われているはずだ。

本書では、団塊世代の女性の中でも特に自分の価値観や好みをはっきり持っている集団を「こだわりの大人女性」と名付けたい。

そして、「こだわりの大人女性」は、その育ってきた環境やいま迎えている生活及び自分自身の変化から、団塊世代を中心としながら下は50代から40代後半あたりまで広がっていると考えられる。

確かに、現代の50代や40代後半の女性は非常に活発で若々しく、60代以上のシニアとは違う面は多々あるだろう。しかし、意識や行動パターンに関しては、30代、40代前半よりも、60代以降の女性たちとの共通部分が多い。マーケティング視点からは、プレ・シニアとして「こだわりの大人女性」というくくりでとらえることが有効である。

では、「こだわりの大人女性」はどのような点にこだわり、消費へと動くのだろうか。

こだわり① 「上質であること」

こだわりの大人女性は、表面的な見た目の美しさや、通り一遍の説明だけでは納得しない。物事の奥に隠された本質にこだわる、「熟練した消費者」と言える。

子供だましの宣伝には見向きもしないし、むしろ拒否反応を示す。本質的な価値に反応するため、価格よりも品質を重視する。若い世代とは異なり、一言で言って「安かろう、悪かろう」は受け入れない。ワンランク上のものに惹かれるという傾向が強いのだ。

大量消費の時代を生きてきても、ある程度の年齢に達するとさほど物は必要としなくなる。その分、「上質なものを少し」という欲求が高まってくる。商品を選ぶ際にもっとも重要なのが、「これだけは譲れない」という品質レベルだ。わずかでもこの品質レベルに満たないと思われてしまったら、こだわりの大人女性は二度と顧客として戻ってきてはくれないと肝に銘じる必要がある。

こだわり② 「有意義であること」

こだわりの大人女性は、時間消費に対する意識が高いという特徴も持つ。日本人女性の平均寿命から考えると、50〜60代の女性には、今後20〜30年間に、睡眠・食事・入浴・身の周りの用事などの生活必需時間をのぞいて、7万時間以上もの膨大な自由時間がある。そのため、消費においても、商品やサービス自体の魅力はもちろん、それを購入して利用することで、いかに自分にとって有意義な時間が過ごせるかが明らかな商品が好まれる。

この「時間を有効に使う上で役立つものであるか」という意識は、若い世代にあまりないものだろう。物を消費するだけではなく、それを利用することで心の満足を得る時間を消費したいのである。お金をかけてでも、有意義に自分の時間を消費したいという意識が強いのが、こだわりの大人女性の特徴だ。

こだわり③ 「健康に良いこと」

こだわりの大人女性にとって、「健康」は消費における大きなきっかけである。

日本は世界一の長寿国であり、70歳を過ぎても現役で活躍する人は少なくない。今の時代、50〜60代などまだまだ現役の真っただ中だ。

しかし、徹夜をした翌日でも元気だった20〜30代の頃とは異なり、徐々に無理が利かなくなってくるのも事実だ。女性の場合、40歳を過ぎると自治体から乳がん検診のお知らせが届く。健康に対する不安が、少しずつ増えてくるのだ。

健康で自立した生活をいかに長く続けられるかは、こだわりの大人女性にとって大きなテーマにほかならない。

かつて、スポーツクラブの会員は若年層が中心だったが、近年ではシニアに特化したコースやプログラムが多数用意されている。

無農薬の野菜、オーガニック生地の洋服、天然成分由来のサプリメントなど、体に優しく健康に配慮した商品が好まれるのもうなずける。

健康に対する不安をいかに取り除けるか。こだわりの大人女性の消費意欲を刺激するには、欠かせない要素だ。

こだわり④ 「信頼できること」

こだわりの大人女性は、納得感さえ得ることができれば、高価な商品に対しても出費を惜しまない。そして、品質のみならず、商品の背景にあるストーリー性にこだわる傾向も強い。なぜ、どのようにして、何のために生まれた商品なのかに強い関心を示すのだ。

それは、信頼へのこだわりにほかならない。「上質であること」へのこだわりにも通じるが、手間ひまを惜しまず丁寧に作られていること、ロングセラーで多くの人に愛されていることなどは、こだわりの大人女性の信頼を得る鍵となる。

逆に、「最新」や「最先端」などのキーワードは、ある程度彼女たちの消費行動を左右するかもしれないが、それだけでは足りない。学術的に認められた研究から生まれたとか、老舗メーカーとの協力で生まれたなど、信頼に足る要素を加えることが不可欠だ。

 

以上のようなこだわりから見えてくるのは、「宣伝文句を鵜呑みにせず疑ってかかる」「自分の価値基準で物事の評価を行う」「品質の明確な商品を支持する」などの思考だ。こだわりの大人女性は、物事の本質を見る目を持った厳しい消費者なのだ。

▼ 続きは本で!▼

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オリジナル記事:50代〜60代の女性。消費行動の決め手は「上質」「有意義」「健康」「信頼」 | スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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スクロール360の「シニア通販本」 ダイジェスト
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高山 隆司

株式会社スクロール

高山 隆司(たかやま・りゅうじ)

株式会社スクロール360 取締役

1981年株式会社スクロール(旧社名株式会社ムトウ)に入社後、新規通販事業の立上げ、販売企画、INET戦略策定を経て、2008年に株式会社スクロール360の設立に参画。以来、多くの企業の通販事業の立上げ、EC戦略策定、物流立上げを経験。現在、スクロール360では300社のEC通販企業のサポートを行なっている。

山下 幸弘

株式会社スクロール360

株式会社スクロール360 プロモーション課長

スクロール360設立当初より、通販企業の販促支援を統括。スクロールの通販ノウハウを生かした、コンサルティングから販売促進を含む実務支援において、100社を超える企業の売上拡大支援実績を持つ。

高山 隆司, 山下 幸弘

Googleの中の人がモバイルフレンドリーについて語った! | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago

ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年3月23日〜29日のニュース

今週の要チェックはSEO関連スマホ関連・タブレット関連です。Googleのモバイルフレンドリー対応はいろんな噂が飛び交っていますし、記事もたくさんありますが、中の人の発言はこの記事だけだと思います。貴重な内容なので必ず読んでおきたいです。LINE査定も拡大しそうです。

※記事の難易度を、低い難易度:低から高い難易度:高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 通販が売上の3割を占めるヤッホーブルーイング 10年連続増収増益を成し遂げた「戦略」とは | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/1773

  • 「アンジェ」と「伊藤久右衛門」から学ぶ、ネットショップに必要なブランディング戦略 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1414/

  • リニューアル、データ、オムニ、集客、LTVなど EC事業者に聞く、2015年リアルに取り組むこと | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/1777/

    ポーター曰く、戦略とは「競争上必要なトレードオフを伴う一連の活動を選び、一つの戦略的目標に向かって活動間のフィット感を生み出すことである」と。これだけだと、なんじゃそりゃ?という感じですから、解説したいと思います。

    トレードオフは、右に行くか左に行くか、どちらかしかない究極の選択です。それを伴う一連の活動を選ぶと。そして「活動間フィット感」というのは、すべての選択や活動に一貫性があって同じ方向を向いているということ。これが戦略だと言っているんです。

    1つか2つ、難しい選択をしたとしても、すぐ他社に真似されてしまいます。しかし、常に一貫性のある究極の選択を何十回と繰り返していけば、自分だけの特別な戦略が出来上がると。だから僕は、誰も選べないような戦略を選んでいこうと考えたんですね。

    ちょっと長いですがヤッホーブルーイング代表取締役社長の井手直行さんのお話です。「販売戦略」と言ってしまえばそれだけなんですが、何を考えてどうすべきか、そう簡単には分かりません。紹介した3つの記事には有名ショップの戦略が書かれていますので、先人達の知恵と知識を学びましょう。

モール関連

  • 「楽天市場」で11万件やらせ投稿 表示順位を操作? 請負業者を提訴 | 産経WEST
    http://www.sankei.com/west/news/150321/wst1503210019-n1.html

    訴えられたのは大阪市北区のシステム開発会社「ディーシーエイト」。デ社側は20日開かれた第1回口頭弁論に欠席したが、答弁書で争う姿勢を示している。

    訴状によると、デ社は楽天市場に出店している121店との間で、商品の売買を装い、店側に好意的な評価を月150件ずつ投稿する契約を月額8万円で締結。少なくとも約11万4千件の口コミを書き込んだ、としている。

    「検索で上に出てくるのならやってみようかな……」と思ってしまう気持ちも分からないではありません。昔はSEOもリンクを買って順位を上げる……なんてことがありましたから。しかし、ユーザーのことを考えれば、やらない方がいいに決まっています。目先の売上だけを考えずに、EC全般に書かれているように戦略を考えてみてください。そうすればこういった手法は選択肢から外れるはずです。

カート関連

  • 無料決済サービス「SPIKE」に決済画面を自由にデザインできる機能を追加、メタップス | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/1412/

    従来、「SPIKE」の決済をECサイトに導入する際、「SPIKE」側で提供している入力フォームである「SPIKE Checkout」を利用する必要があった。ただ、ECサイトの場合、決済画面でこれまでと違うテイストのページに移動すると、購入を検討していたユーザーが離脱することが多く、EC事業者には独自のUIを用いた決済画面を提供したいというニーズが大きい。メタップスはこうした要望を受けて対応した。

    これはありがたい修正です。書かれているように決済画面で違うデザインのページに飛んでしまうと「詐欺かな!?」「間違ったかな?」と、離脱につながりかねないですよね。

SEO関連

  • モバイルフレンドリーについての疑問にGoogleが直接答えてくれた! ~The 13th In-house SEO Meetupレポート | Tokyo Search Professionals
    http://tspr.jp/columns/679

    スマホからの売上が多少なりとも発生しているなら、この記事を読まない理由はありません。SEO業者からの営業電話を受けるショップさんも多いと思いますが、正しい知識を身につけておきましょう。

SNS関連

  • どうしてあなたのTwitterがビジネスに役立たないのか | マーケティングコンサルタント藤村正宏のブログ
    http://www.ex-ma.com/blog/archives/2498

    自動投稿みたいにただ「ブログを更新しました」というツイートをただ繰り返しては、まったく見てもらえません。

    それも一日何度も同じブログのリンクを貼っている。

    あなたもそんなツイート見たくないですよね。

    あなたのタイムラインを見に行った人がどう思うかを考えてみてください。

    「ブログを更新しました」というツイートばかりだったら、フォローはしないですよ。

    ブログ更新情報、新商品情報、セール情報、これだけが延々と流れてくるTwitterアカウントってありますよね。そのショップの人となりを知りたいのに、これではまったく意味がありません。こちらもEC全般で紹介したショップさんのTwitterをチェックして、何を発信すれば良いのか研究しましょう。

スマホ・タブレット関連

  • LINEで画像送信するだけ。最短10分でブランド品の買取査定 | iPhone Mania
    http://iphone-mania.jp/news-66556/

    自分が持っているブランド品をiPhoneのカメラで撮影し、その画像を友達登録した「なんぼや」のLINE公式アカウントに送るだけで、買取査定を行うというサービスです。なお、査定時間は最短で10分、最長でも24時間以内に査定結果がLINEに返信されるフローとなっています。

    LINE査定やLINE買取って増えてますよね。売る側も買う側もあっという間に終わってしまうのでメリットのある方法です。競合を見てみたら始めているところが多いかも?

  • 日本刀、刀剣 LINE@で査定の流れ | 刀剣佐藤
    http://www.j-sword.net/line_at.html

    まさかの日本刀もLINE査定が可能です。

売上アップのヒント

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

4.21までにモバイルフレンドリーなサイトになるための4か条 | ネットショップ担当者フォーラム2015年3月20日~26日の週間人気記事ランキング

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ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ
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森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

「検索の影響」が「検索アナリティクス」に名称変更、さらに多くのユーザーが利用可能に

11 years 1ヶ月 ago

ウェブマスターツールの「検索の影響(英語名: Search Impact)」が「検索アナリティクス(英語名: Search Analytics)に名称を変更した。検索アナリティクスは、現在はアルファ版としてごく一部のユーザーに限定公開されているが、早ければ今週中に、さらに多くのユーザーにテスター利用者としての招待状が届くとのこと。

- 「検索の影響」が「検索アナリティクス」に名称変更、さらに多くのユーザーが利用可能に -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

【海外SEO】鈴木謙一

ロコンドが2015年第2弾のテレビCMを開始、田中裕輔社長も登場し「30日間返品無料」などを訴求 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

11 years 1ヶ月 ago
「自宅で試着できる」「30日間返品無料」といったロコンドが特徴としているサービスを訴求

靴のECを手がけるロコンドは3月29日から、テレビCMの全国放映を始めた。ロコンドは2015年1月、2011年のサービススタート時以来4年ぶりにテレビCMを開始。今回は2015年の第2弾となる。テレビCMでは、「自宅で試着できる」「30日間返品無料」といったロコンドが特徴としているサービスを訴求している。

テレビCMは3月29日から放映。放送エリアは全国で、時間は不定期。CMの時間は15秒。

「自宅で試着できる」「30日間返品無料」の特徴を打ち出し、「失敗しない通販」をテレビCMではうたっている。

モデルの水野杏美さん、子役にはロコンドがオーディションで選出した小川可純さんを起用。父親役で田中裕輔社長も登場している。

ロコンドのテレビCM第2弾

テレビCM第2弾のイメージ

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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