カタログハウス(本社・東京都渋谷区、佐倉住嘉社長)はこれまで3年間としてきた購入商品の無料修理期間を「5年間」に延長した。同社の最近のカタログ「通販生活秋冬号」の発刊日である10月15日にあわせ前日の同14日の受注分から適用する。通販企業を含む他の小売各社の場合、無料修理期間は3年の場合や5年でも有料修理であることが多かったり、低価格帯の商品は対象外となっていることもあるようだが、カタログハウスでは商品金額に関わらず、また繊維製品や消耗品以外の全品目を対象に5年間の無料修理に対応する。無料修理期間を延長することで、購入後の安心感を担保、他社との差別化を図る狙い。
カタログハウスは10月14日から家電や浄水器などの金属製品、収納家具などの木製品、食品乾燥庫のような樹脂製品など全品目を対象に購入後、5年間にわたって無料修理に応じる。従来まで3年間だった期間を延長した。修理時の部品代や修理商品の往復送料なども顧客からは徴収しない。なお、寝具やアパレルなどの繊維製品や充電池などの消耗品は対象外となる。5年間無料修理が適用される商品にはカタログや通販サイトの当該商品ページにマークが記載される。
同社によると、他社の修理システムは家電量販店の場合は、商品購入時に商品代金の5%相当を支払う形の任意の「5年有料型」であったり、3~10年間無料修理サービスであるが対象商品の品目が限定されていたり、価格が3万円未満の商品は有料となっていることも多いよう。また通販各社の場合は「3年まで無料」だったり、「メーカー保証1年のみ」がほとんどのようだ。
カタログハウスではほぼ全品目で修理期間を5年と小売業界でトップレベルの水準とすることで、商品や価格面以外の“購入後の安心”という点で他社との差別化を図る狙いがあるようだ。
なお、5年無料修理サービスが適用される「通販生活秋冬号」は10月15日に発刊(書店販売は11月15日から)し、巻頭特集では“その道のプロ”が商品を選ぶ「これがプロのイチ押し新商品」を掲載し、優れた餅つき機や圧力鍋、精米機、布団乾燥機、コーヒーメーカーなどを紹介。このほか、「現代冬道具名作選」として空気清浄機や加湿器、布団、暖房器具など人気の定番商品を紹介している。読み物のページでは「解釈改憲による集団的自衛権の行使容認に賛成ですか?反対ですか?」というテーマで読者などを対象に実施した「通販生活の国民投票」の結果公開と関連企画などを掲載している。
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オリジナル記事:他社との差別化図るカタログハウスの無料修理期間延長、3年から5年に変更し安心感の担保へ | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム
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