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千葉県も1時間以内で商品を配送、Amazonの「Prime Now」配達地域を拡大

9 years 9ヶ月 ago
新たに東京都・港区、新宿区、千代田区、中央区、江東区、江戸川区、台東区、墨田区などに対応した

Amazonは2月23日、商品を注文から最短1時間以内で配送するAmazonプライム会員向けサービス「Prime Now(プライム ナウ)」の対象エリアの拡大を発表した。2016年1月末に大阪や兵庫県などへ配送エリアを広げたばかりで(記事参照)、急ピッチで対応エリアを拡大させている。

新たに対応エリアとなるのは、東京都・港区、新宿区、千代田区、中央区、江東区、江戸川区、台東区、墨田区、文京区、足立区、葛飾区、荒川区、千葉県市川市、浦安市。

港区、新宿区は2015年11月のサービス開始時点から一部で対応していたが、配送拠点を増やし利用可能な区域を拡大したという。千葉県が対象となったのは今回が初。

対応地域の拡大にあわせ、品ぞろえも拡充。通勤や出張に必要な男性用ワイシャツ、ネクタイ、ソックス、下着類、ランニング用イヤホン、筋トレグッズ、ヨガマットのほか、ガムテープや梱包用品、台車、段ボール、工具などの取り扱いを始めた。

「Prime Now」で取り扱う商品数は1万9000点以上に拡大した。

「Prime Now」は、食品類、水、ジュース、お酒のほか、洗剤やシャンプー、ベビー用品、 PC 周辺機器、家電、ギフトなど約1万9000点超の商品を「1時間以内配送」(配送料:税込み890円)、「2時間便」(送料無料)で届けるサービス。注文は1回あたり2500円(税込)以上で、利用はAmazonプライム会員限定となっている。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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LINEスタンプを使ったEC関連企業31社のキャラクター戦略

9 years 9ヶ月 ago
公式から無料配布するだけじゃない「隠しスタンプ」の活用事例

近ごろ何かと話題のLINE。ユーザー数は2016年1月28日の発表で「グローバルで約2億1,500万人、主要4カ国(日本、タイ、台湾、インドネシア)では、約1億4,470万人(2015年12月末)」といいますから、公私ともにお使いの方は多いのではないでしょうか。EC事業者としてはLINEにどう取り組んでいるのか調査すべく、通販関連企業のLINEスタンプで、2月18日現在使用できるもの(配布終了を含む)についてまとめてみました。意外なあの会社のスタンプがあるかもしれません。

スタンプの3つの種類

LINE公式アカウントのスタンプといえば、LINEの「スタンプショップ」の「EVENT」に掲載されている無料のスタンプか、「LINE STORE」で販売されている有料のスタンプを思い浮かべると思いますが、どちらにも掲載されていない、いわゆる「隠しスタンプ」と呼ばれているものがあります。別に隠しているわけではないでしょうが、便宜的に本記事でも「隠しスタンプ」と表記します。

今回調べたのは31社のスタンプ。そのうち「EVENT」に掲載されていた無料スタンプ(以下[公式])が14、販売されているスタンプが11、隠しスタンプが6でした。

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今回取り上げたスタンプ(50音順)。オレンジ色が公式で無料配布されたもの、水色が販売中のスタンプ、ピンクが隠しスタンプ。ちなみにキャラクター別だと猫が8、人が7、ウサギが5、犬が4,クマが3、パンダが2、フクロウとリスが1。

「隠しスタンプ」の活用例

スタンプショップでのスタンプの無料配布は、LINE公式アカウントのお友だち数を増やすのに即効性があり、LINE公式アカウントというメディアを強化するという意味では有効でしょう。一方、いわゆる「隠しスタンプ」には、各社それぞれ別の目的が見て取れます。

①商品購入の動機付け

商品にQRコードなどを印刷し、購入者にダウンロードしてもらうキャンペーンが、現在も下記の商品で行われています。

②来店の動機付け

ファッションセンターしまむらでは、レシートを使ったキャンペーンを2月9日まで行っていました。レシートのQRコードからダウンロードページにアクセスし、公式アカウントとお友だちになるとスタンプを入手できる仕組み。

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キャラクターは社内公募からうまれた「しまうさ」。

こちらもすでに終了してしまいましたが、brotherは全国家電量販店において、自社製品「PRIVIO(プリビオ)」の売り場付近に設置してあるPOPのQRコードを読み取ることで、「おさるのジョージ」のスタンプをプレゼントするというキャンペーンを行っていました(ニュースリリース)。

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事前にユーザー登録をし、パスワードを発行してから店舗に行き、QRコードを読み取ってからダウンロード……という、かなりのジョージ好きでなければくじけそうな仕組み。

③Webサイトへの集客

一方、HALLSでは、無条件で自社サイトからダウンロードできるキャンペーンを行っています(2016年3月7日まで)。

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多くの企業がオリジナルキャラを採用

スタンプのクリエイティブについては、パルコ、GU、ピーチ・ジョンが、LINEクリエイターズで人気の作家との「コラボ」という形式をとっています。

また、ユニクロはスポンサードしているスポーツ選手をスタンプにしていますが、ほとんどの企業が自社のオリジナルキャラクターをスタンプにしています。

以下、各社のキャラクターに対する取り組みとあわせてご覧ください。

モール

Amazon「ポチ(カナヘイコラボ版)」

[隠しスタンプ]無料(8種類)

Amazon「ポチ(カナヘイコラボ版)」
LINEアカウントとAmazonアカウントをリンクするもらえる(2016年2月29日まで)。Amazonではこれまでに「カナヘイコラボ版」4種類と「ポチオリジナル版」4種類の計8種類を配布している。

楽天「お買いものパンダと小パンダ」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

楽天「お買いものパンダと小パンダ」
「お買い物パンダ」は新しい商品と出会うのが大好きな楽天市場ユーザー。小パンダとは親子ではなく同級生。オフィシャルサイトでこれまで配布された12種類のスタンプが見られる。

総合通販

ニッセン「しろたさん&れさ丸」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

ニッセン「しろたさん&れさ丸」
「しろたさん&れさ丸」はニッセンの公式キャラクター。京都のどこかにある「ニッセンタウン」に住んでいるらしい(→キャラクター紹介ページ)。

フェリシモ「わがままにゃー」

[販売中]120円(40種類)

フェリシモ「わがままにゃー」
猫好きが集うコミュニティーサイト「フェリシモ猫部」より。

千趣会「mini labo(ミニラボ)」

[販売中]120円(40種類)

千趣会「mini labo(ミニラボ)」
「mini labo(ミニラボ)」はパリ在住の女性クリエイターユニットによる、ベルメゾンで人気のブランド。家具、ファブリック類、雑貨などが展開されている

商業施設

大丸松坂屋「さくらパンダ」

[販売中]120円(40種類)

大丸松坂屋「さくらパンダ」
大丸・松坂屋の公式キャラクター。TwitterとFacebookページを運営している。「さくらパンダカード」をはじめ、ぬいぐるみなどのグッズも展開。東京・上野出身。趣味は旅、食、人とのコミュニケーション(→オフィシャルサイト)。

ルミネ「ルミ姉」

[隠しスタンプ]無料(8種類)

ルミネ「ルミ姉」
TVCMでもおなじみの「ルミ姉」は20歳。幼少の頃からの念願が叶い、ルミネのお客様係になったらしい。公式アカウントと友だちになるともらえる。

パルコ「カナヘイのピスケ&うさぎ」

[公式(配布終了)]無料(8種類)

パルコ「カナヘイのピスケ&うさぎ」
人気イラストレーター「カナヘイ」さんの「ピスケ&うさぎ」とパルコのコラボ。カナヘイさんはAmazonなどのスタンプも手がけている。

SEIYU「旬之介」

[隠しスタンプ(配布終了)]無料(8種類)

SEIYU「旬之介」
公式アカウントと友だちになるか、実店舗に設置されているQRコードからのダウンロード(2016年2月21日まで)。

マツモトキヨシ「マツポリちゃん」

[隠しスタンプ]無料(8種類)

マツモトキヨシ「マツポリちゃん」
「マツポリちゃん」はマツキヨポリスおさぼり取締課勤務。中目黒で弟と2人暮らし(→プロフィールページ)。黄色いので鳥かと思いきやヒト。公式アカウントと友だちになり、マツモトキヨシグループ会員に登録するともらえる。

物流

日本郵便「ぽすくま」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

日本郵便「ぽすくま」
「ぽすくま」は森野郵便局勤務。クマの他にフクロウやコアラを含め7人の仲間がいる。(→プロフィールページ)。シールやストラップなどのグッズも郵便局で販売中。

ヤマト運輸「クロネコ(名称不明)」

[隠しスタンプ]無料(8種類)

ヤマト運輸「クロネコ(名称不明)」
公式アカウントと友だちになるともらえる。

コスメ

DHC「タマ川 ヨシ子(猫)」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

DHC「タマ川 ヨシ子(猫)」
前回の配布が第8弾。動画、ファンブック、CDなどを展開中(→プロフィールページ)。

オルビス「うるにゃん」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

オルビス「うるにゃん」
うるうる・ツルツル肌のニャンコ。略してうるにゃん。前回の配布が第3弾。

ドクターシーラボ「もち肌うさぎ もちみちゃん」

[販売中]120円(40種類)

ドクターシーラボ「もち肌うさぎ もちみちゃん」
もちみちゃんねる」や、SNS連動コミュニケーションサイト「もち肌フレンドパーク」などで活躍中。

ファンケル「ワンケルくん+ペンちゃん」コラボ

[隠しスタンプ]無料(8種類)

ファンケル「ワンケルくん+ペンちゃん」コラボ
ファンケルのキャラクター「ワンケルくん」と、イラストレーター「もじじ」さんの「ペンちゃん」のコラボスタンプ。ファンケルオンラインでの購入でプレゼント(2016年2月29日まで →詳細)。

ロクシタン「シアバターちゃん」

[公式(配布終了)]無料(8種類)

ロクシタン「シアバターちゃん」
黒猫を連れた「シアバターちゃん」だけでなく、「ローズ姫」「アロマくん」「イモーテル」ちゃんなど、商品をイメージするキャラクターでスタンプを展開。

資生堂ワタシプラス「うさぎたん」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

資生堂ワタシプラス「うさぎたん」
当初は社内キャラだったが、キャラクターとして成長した(→初めは名前もついていなかった「うさぎたん」が、LINEスタンプで人気が爆発するまで)。

ファッション

FABIA(オットージャパン)「ファビコ」

[販売中]120円(40種類)

FABIA(オットージャパン)「ファビコ」
LINE公式アカウント開設を機にユーザーからアイデアを募って作成。「仲のよい上司や先輩にも使えるちょっと丁寧なスタンプ」(→プロフィールページ)。

GU「ぬこ、ところによりピヨ」

[公式(配布終了)]無料(8種類)

GU「ぬこ、ところによりピヨ」
LINEクリエイターズで人気のヨッシースタンプの「ぬこ、ところによりピヨ」とGUのコラボ。

メチャカリ「メチャカリス」

[販売中]120円(40種類)

メチャカリ「メチャカリス」
「メチャカリス」はファッションレンタルアプリ「メチャカリ」のキャラクター。買い物とスマホいじりが趣味リス。お友だちは「ドングリちゃん」。

ZOZOTOWN「箱猫マックス」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

ZOZOTOWN「箱猫マックス」
今回の配布が第3段。なんとゆるきゃらグランプリにもエントリーしていた。

ピーチ・ジョン「うさまる」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

ピーチ・ジョン「うさまる」
LINEクリエイターズで人気のsakumaruの「うさまる」とピーチ・ジョンのコラボ。

Mac-House(マックハウス)「茶エ門」

[公式配布中(2016年3月7日まで)]無料(16種類)

Mac-House(マックハウス)「茶エ門」
プレスリリースによると「猫の持つ癒しパワーに強い魅力とシンパシーを感じ、イメージキャラクターは茶白猫」になったらしい。

メガネスーパー「フクタン&フクリン」

[販売中]120円(40種類)

メガネスーパー「フクタン&フクリン」
メガネスーパー公認フクロウ。マスコットなどのグッズ、壁紙や塗り絵などのダウンロードコンテンツもある(→プロフィールページ)。

ユニクロ「ユニクロ グローバルアンバサダー」

[公式(配布終了)]無料(16種類)

ユニクロ「ユニクロ グローバルアンバサダー」
ユニクロがパートナーシップを結んでいる世界のトップアスリートの錦織圭、国枝慎吾(共にテニス)、アダム・スコット(ゴルフ)のスタンプ。

ロコンド「ロコンニャ」

[販売中]120円(40種類)

ロコンド「ロコンニャ」
ロコンドの会社概要ページにもちょくちょく登場している長靴をはいた猫。イラストはMOGU(モグ)さん。

その他

たのめーる「たのくん」

[販売中]120円(40種類)

たのめーる「たのくん」
TCCMにも出てくる「たのくん」。グッズも多数販売されている(→たのくんルーム)。CM同様、スタンプもダジャレ。

アンファミエ「うさナースとクマナース」

[販売中]120円(40種類)

アンファミエ「うさナースとクマナース」
アンファミエはナースグッズ・白衣の通販サイト。スタンプはナース用からそうでないものまで、第4段まで販売さている。オリジナルグッズも。

不二家「ペコちゃん」

[隠しスタンプ]無料(8種)

不二家「ペコちゃん」
言わずと知れた不二家のペコちゃん。生活雑貨からひな人形まで、グッズは200点以上。対象商品を含む500円以上の購入でプレゼント(2016年5月2日まで →詳細)。

モノタロウ「モノタロウ侍」

[販売中]120円(40種類)

モノタロウ「モノタロウ侍」
製造業などの現場で必要な工具のや部品の通販サイト。「モノタロウ侍」はロボットだけど水とこしあんでできているらしい(→モノタロウ侍の生態
◇◇◇

最後に番外編。通販をテーマにしたスタンプも販売されていたのでご紹介します。

IMAGICAイメージワークス「楽しく通販スタンプ」

[販売中]120円(40種類)

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ヤフー出店者の利用が増えているYahoo!ショッピング広告「PRオプション」とは? | 通販新聞ダイジェスト

9 years 9ヶ月 ago
出稿が増えている「PRオプション」は現在、テスト段階で、出稿できるのは一定の実績を持つ店舗(対象は数千店舗規模)

ヤフーが運営する仮想モール「ヤフーショッピング」の内の広告出稿が急伸している。直近四半期(10~12月)のモール関連の広告売上高は前年同期比で2.3倍の30億円となった。ポイント増量施策などモールへの積極的な集客策を背景に、出店者の広告出稿が増えているようだ。広告商品企画の責任者である同社ショッピングカンパニーの中島淑志広告企画部長と営業で日々、出店者と向き合う東日本営業2部・ファッ1ションリーダーの日比野雄大氏に「ヤフーショッピングの広告」の現状と今後について聞いた。

――「ヤフーショッピング」の広告の出稿が増えている。

日比野「出店手数料などを無料化した2013年のeコマース革命以降、大幅に出店者数と商品数が増え、また、ポイントキャンペーンやテレビCMなどの販促策で消費者の間でも『お得に買い物ができる』という認知が上がり、来訪者数も大きく増え、出店者の皆様の広告出稿意欲も高くなってきている」

――人気の広告は。

中島「モール内に掲載する広告はおおまかに言うと掲載期間保証の『ディスプレイ広告』と子会社のバリューコマースが展開するクリック課金の『ストアマッチ』(モール内商品検索連動型の『アイテムマッチ』とコンテンツ連動型『ストアのイチオシ』)。そして一昨年末から新たにスタートした『PRオプション』。また、モール内の掲載ではないが出店者向けにカスタマイズした『YDN』(ヤフーの広告ネットワークを活用した各種広告)を展開中でそれぞれ出稿が増えているが目立つのは『PRオプション』だ」

ヤフー出店者の利用が増えているYahoo!ショッピング広告「PRオプション」とは?
中島淑志広告企画部長(写真右)と日比野雄大氏

――「PRオプション」とは。

中島モール内商品検索の結果画面や買い物カゴページ内など様々なページでレコメンドとして掲載する広告商品だ。コンバージョン課金(実売後に広告料を徴収する方式)で出店者が商品別または全商品に対して0.1%刻みで1~15%の料率を入札でき、料率が高いほど表示されやすくなる。我々は基本的な考え方として広告主の手間をなるべく減らしたいと考えている。出店者は商売でいつも忙しい。広告は効果的なことは分かっているが、まとまったお金が必要だったり、出稿のやり方が難しかったり、また、一度、出稿しても継続するのが大変でなかなか出稿できない場合も多い。我々としてはできるだけ広告を自動化し、『オペレーションコストをどれだけ小さくするか』に主眼を置いた広告商品を提供していきたいと考えている。『PRオプション』はコンバージョン課金という形でリスクを小さく始められることに加えて、広告主側で細かいコントロールをすることなく、我々がヤフーのビッグデータを活用し、最もコンバージョンされやすいユーザーや場所を計算して掲載位置を自動的に決めている。ROAS(広告費用に対して得られた売上額)をできるだけ高くし、運用コストをできるだけ小さくすることを追及した。出店者からすると『出したら売れる』という広告商品だと思う」

――「PRオプション」の平均的な料率は。

中島「料率は入札制で日々、変わる。例えばセール時などは利益率を減らしても売り上げを取りに行く動きをする出店者も多く、上がったりする」

――セール時は料率に“縛り”があるようだ。

中島「我々が原資を負担するポイント増量キャンペーン時などの特集ページに掲載するような場合は最低料率を決めている。ただ、そういった時も検索結果画面など通常の掲載位置は通常通り、1%からだ。あくまでキャンペーンへの参加条件というインセンティブが付くか否かだけで全体的に“縛り”はない」

――「PRオプション」を効果的に使うコツは。

中島「ケースバイケースだ。特定の引きの良い商品に対して料率を高く設定して集客に役立てるという使い方もある。また、多くの商品を取り扱い店舗の場合は、薄く広く、つまり、料率は『1%』など低めの設定にしておきつつ、全品に対して実施して、全体的な商品検索経由のトラフィックを増やして結果、売り上げが上がるという成功例も出ている]

――「PRオプション」が出稿可能な出店者は限られていると聞いた。

中島今はテスト段階で一定数の出店者に限定して提供している。売り上げや閲覧率、カート投入率などの様々なデータをもとに計算して、特定キーワードに対し最もクリックされ、売れるであろう商品の広告を掲載するわけだが、実績データが少ない商品に対しては適切な予測値を出すというのがなかなか難しい。現時点ですべての出店者に開放すると、ユーザーに『これじゃない』と思われる商品が並んでしまうことを一番、懸念している。また、そうなると広告主の利益にもならず、また、商品が売れて初めて広告収益が発生するモデルであるため我々にとっても厳しい」

――現状の出稿可能店舗数は。

中島「全体からするとまだそう多くない。数千店舗程度だ。“条件”については詳細は言えないが、端的に言えば、一定の実績がある出店者だ」

日比野「他モールで実績があっても、あくまで我々はヤフーでの数字しか把握できないため、出店者にはなるべくヤフーにもリソースを割いて、実績を上げて頂きたい」

――「ヤフーショッピング」の広告のこれからの方向性は。

中島「できるだけ多くの出店者により多くの機会を提供したい。『PRオプション』もまだまだ問題が多く、常にロジックの改善を行い、より使いやすくなるようにしていきたい。また、詳細は言えないが、近々にも費用対効果が高く、難しい運用業務も不要という新しい広告サービスをリリースしたい

takikawa

噂より1日早く、AMP対応のモバイル検索をGoogleが一般公開

9 years 9ヶ月 ago

AMP (Accelerated Mobile Pages) に対応したモバイル検索をGoogleは全世界で開始したようだ。この記事を公開している時点では、Googleから正式なアナウンスは出ていない。リーク情報では2月24日の公開予定だったが、1日早い公開になった。

- 噂より1日早く、AMP対応のモバイル検索をGoogleが一般公開 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

「広告主コミュニティ」が新しく誕生

9 years 9ヶ月 ago

Posted by Asuki Imai - ソーシャル & コミュニティ マネージャー 
このたび、「AdWords コミュニティ」がリニューアルされ、新しく「広告主コミュニティ」が誕生いたしました。Google AdWords に加え、Google マイビジネス、Google アナリティクスが一つのプラットフォームに統合され、ウェブやアプリをはじめとするデジタル マーケティング全体の知識やスキルの習得にお役立ていただけるようになっています。
広告主コミュニティ: https://www.ja.advertisercommunity.com


「広告主コミュニティ」では、主に以下の 3 つの機能を有しています。 

1. 公式コミュニティ - ユーザー同士で問題解決できる 

公式コミュニティでは、ユーザー同士で質問や悩みを投げかけ合うことができます。トラブルシュートや答えのない運用の相談などは、皆さまで共有することでより深い理解に繋がることが期待されます。良い回答には、「スター印」をつけたり、「解決済みマーク」をつけたりして、お互いのコミュケーションを活性化していきましょう。

2. 公式ブログ - 最新情報や重要なアップデートを受け取れる

公式ブログでは、Google が提供する公式の最新情報を受け取っていただけます。 *今後、AdWords に関するブログ記事は、広告主コミュニティ内でのみ更新されます。(メール通知設定に関してはこちら)現在お読みいただいている Inside-AdWords (adwords-ja.blogspot.jp)上では、更新されなくなるのでご留意ください。

3. 学習資料 - 視覚的でわかりやすい学習コンテンツを探せる

学習資料では、「記事・動画・成功事例」の3つのパートに分かれており、視覚的でわかりやすい情報をお届けしています。すべてのコンテンツは、実際にサポートをしている Google 社員が手作りしているものです。お客様からいただいた声が反映された資料なので、大事なポイントがわかりやすくまとめられています。 今後、定期的に情報を更新し、デジタルマーケティングに関わる皆さまにとって有益なプラットフォームになるよう努めて参りますので、新しい「広告主 コミュニティ」をよろしくお願いいたします。


noreply@blogger.com (Google Blog)

富士ソフト、米国の不正注文検知サービス「ThreatMetrix」の提供を開始

9 years 9ヶ月 ago
EC市場拡大に伴い、不正利用による被害額が拡大していることを背景に

富士ソフトは2月22日、EC事業者向けに不正注文を検知するソリューション「ThreatMetrix」の提供を開始した。「ThreatMetrix」は米国内で多くの導入実績のあるソリューションで、富士ソフトは国内初のSI提供パートナーとなった。

EC市場の拡大にともない、クレジットカード情報の不正利用による被害額が増加していることから、販売を始めた。

「ThreatMetrix」はグローバルで月間10億を超えるトランザクションのデータベースから、複数の特許技術によって利用デバイス情報を取得。不正なユーザーを特定するほか、他社で不正検知したクレジットカード番号やブラックリスト情報などをDBへ即時反映し、共有することで不正アクセスを検知、詐欺行為を防止するサービス。

EC事業者はWeb APIをECサイト内に埋め込むと、怪しい注文があった際にフラグが立ち、そのユーザーに対して追加認証を行うことで、不正注文を未然に防ぐことができる。

富士ソフトでは、長年培ってきたシステムインテグレーションや金融などの業務に関する豊富な専門知識とノウハウをもとに、導入に関するコンサルティングサービス、導入後の監視・効果検証サービスを提供していく。

価格はライセンス費用が年額570万円から(トランザクション数に応じて変動)、導入費用は別途見積もりとなっている。富士ソフトでは2017年度末までに20社へ導入し、2億円の売り上げを見込んでいる。

ThreatMetrixのイメージ

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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「SEIYUドットコム」で「ご当地食品」の販売を開始、第1弾は名古屋

9 years 9ヶ月 ago
近所のスーパーで手に入れにくい商材を扱い、新たなニーズを喚起する

西友は2月18日、ディー・エヌ・エーと共同運営するネットスーパー「SEIYUドットコム」で、日本各地の「ご当地食品」の販売を開始した。第1弾は名古屋を中心とした中部エリアの食品を販売する。

近所のスーパーでは手に入れにくい食材の取り扱いを強化することで、新たなニーズを取り込んでいく。

第1弾では地元で長年放映されているTVCMで高い知名度を誇る「コーミソース」、中部を代表する飲食チェーンで、“名古屋めし”と言われる商品の多くを提供している「寿がきや」の商品など50品目を取りそろえた。

今後、北海道から九州まで地元の西友店舗で人気の商品を186品取り扱っていく考え。販売価格は西友の店舗と同じ価格で販売していく。

第1弾として中部エリアの食材を特集

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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5割超の若者「スマホでよくネット通販をする」

9 years 9ヶ月 ago
GfKジャパンは、インターネットで製品やサービスを購入した際に最もよく利用した機器などを調査

GfKジャパンが実施した調査によると、「18-24歳」の55%が、ネット通販はスマートフォンを使ってよく利用する傾向が多いことがわかった。

過去6か月間にインターネットで製品やサービスを購入した際に最もよく利用した機器について質問。「スマートフォン」と回答した割合は、2014年実施の調査と比べると5ポイント上昇し、10%にまで広がった。

年代別に見ると、「18-24歳」が55%でトップ。「25-34歳」が19%で続いた。「35-49歳」は5%、「50-68歳」は1%だった。

5割超の若者「スマホでよくネット通販をする」、GfKジャパンのグローバル調査「GfK FutureBuy」

インターネットでの購入に最も利用する機器

ネットショッピング(購入や情報収集など)における各機器の利用時間率も調査した。

2015年調査の全体では前年調査と同様に「自宅のパソコン」がトップで79%(2014年調査では80%)。スマートフォンは2014年調査と比べて2ポイント増加し11%となった。

利用時間率でもスマホの伸びが顕著。2015年は37%と前回調査比で10ポイント増加。一方、自宅のパソコンは57%で同8ポイント減少している。

5割超の若者「スマホでよくネット通販をする」、GfKジャパンのグローバル調査「GfK FutureBuy」②

ネット通販(購入や情報収集など)における各機器の利用時間率

調査元のGfKジャパンは次のように解説している。

スマートフォンの普及は全年代で進み、その利用用途も広がっていると考えられますが、スマートフォンを使ったショッピングや情報収集については、主に若い年代を中心に根付いている習慣であることが示唆される結果となりました。

今回の調査は、GfKが25か国、2万5000人に対して毎年実施しているグローバル調査「GfK FutureBuy」の2015年版。GfKジャパンが日本結果を抜粋してリリースした。

調査概要

  • 調査期間:2015年8月
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:18-68歳の男女
  • サンプル数:1000人

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

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Googleの新しい手動アクション、”ソーシャルエンジニアリング・コンテンツ”とは?

9 years 9ヶ月 ago
Googleによる手動アクションの話題です。”ソーシャルエンジニアリング・コンテンツ”の対象となっているWebサイトにメッセージが送付されているようです。これは、”ハッキングされたページを含むサイト”であったり、”ユーザーを欺くようなダウンロードボタンを設置しているサイト”が対象となっています。Googleによるセーフブランジングの取り組みの一環であるようです。– SEO Japan

*リンク先は英語となっています。

Googleは、”ソーシャルエンジニアリング・コンテンツが検知されました。”という内容の警告文を送付しているようだ。これは、ユーザーを欺こうとするダウンロードボタンに対するGoogleによる取り組みの一環であるようで、この基準に接触したWebマスターを対象に警告文が送られている。

Redditがこの警告文の一例を掲載している。

Google Webmaster Helpにも多くのWebマスターが報告している。その中には、これを間違いだとしている内容で、悪意のあるダウンロードボタンではなく、意図的に設置したダウンロードボタンであるということだ。

この間違った例についての内容は以下の通りである。

ユーザーがメニューを読んだ後、コール・トゥ・アクションとして、注文ページへ遷移するボタンを設置している。注文ページには Gloriafoodのオーダリング・プラットフォームへのリンクを設置したiframeを埋め込んでいるが、Googleはこれを理由に我々のサイトをフィッシングサイトとみなしたのだろうか?

このサイトオーナーは再審査リクエストを送信し、現在はペナルティは無効とされているようだ。さらに、”Googleがこの手の間違いを直してくれることを望んでいる。”、と付け加えている。

この件は、Webmaster HelpRedditで話題となっている。

この記事は、Search Engine Roundtableに掲載された「Social Engineering Content Detected Google Search Console Notifications」を翻訳した内容です。

名前だけではどんな内容かを判断できないばかりか、間違った内容を連想させてしまう名前にもなっています。SEO Japanでは、こちらのメッセージを確認しているわけではありませんが、日本でも送付されているサイトがあるかもしれません。もちろん、多くの方にはあまり関係のない話かもしれませんが、本文にあるように、Googleに間違って認識されてしまう場合は注意が必要ですね。– SEO Japan

SEO Japan

ネットショップ業界はどうなっているんだ! 経産省と公取委が共同調査。など14記事【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years 9ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年2月15日〜21日のニュース

今週の要チェックはEC全般売上アップのヒントです。通販業界ではトラブルが絶えません。経産省と公取委が動き出しました。モールも動き始めていますので動向をチェックしておきましょう。接客業の基本「100-1=0」はおわかりになりますか? 自分が「1」にならないよう、日頃から気を付けましょう。

※記事の難易度を、低い難易度低から高い難易度高まで、3段階で示しています。

EC全般

  • 公取委がプラットフォームと出店者の取引実態を再び調査する理由 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2661

    実際、経産省と公取委が共同で調査を行う理由としてあげた「実態の把握」は、本音でしょう。

    過去の調査が行われたのは約10年前。当時と比べると市場規模は一気に拡大し、ネット通販が当たり前のショッピングツールとなりました。また、プラットフォームに出店する事業者は、数万、数十万といった規模にまで拡大。過去の調査では名前があがっていなかったプラットフォームも勢力を広げています。

    加えて、スマホアプリ専用サービス、CtoC、越境ECなど新たなサービスも台頭するなど、商環境はガラリと変わっています。

    10年前といえばスマホはありませんしSNSもほとんど普及していません。それを考えるとちょっと遅い気もする今回の調査ですが、動き出したことは良いことです。実態が把握されることを期待しましょう。

  • 潜入レポ!楽天、ヤフー登壇「模倣品購入の実態と対策」 | ECのミカタ
    https://ecnomikata.com/ecnews/backyard/8037/

    何か声が上がらないと動くことができないことが正直な所です。弊社ではモニタリングをしていますが、それこそユーザーの声があってからであるため、ぜひ声を上げて欲しいです。(楽天株式会社 執行役員 河野奈保氏)

    登壇者の言うことはほぼ同じで「模倣品対策に力を入れているし、消費者の皆さんにも注意するように呼び掛けている」。その中で楽天の河野氏からの発言は本音だろうな~と思いました。あれだけ店舗が多ければ声を上げてもらわないと分からないですよね。

    先々週のまとめでも取り上げたように、楽天の今年のテーマは「クオリティー」です。声を聞き出す仕組みは作っているので、次は取り締まりまで行えるかどうかが課題です。

  • スマホで人気の「フリマアプリ」でトラブル | YOMIURI ONLINE
    http://www.yomiuri.co.jp/science/goshinjyutsu/20160215-OYT8T50033.html

    こちらは上記の2つと関連して。この手のトラブルまで経産省と公取委は把握できるのでしょうか?また、しようとしているのでしょうか?

  • 「商品購入の決め手」はメールが1位、20代以下ではLINEとTwitterの影響度も大きい | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2660

    こちらからPDFの資料がダウンロードできます。エクスペリアンジャパンはメールマーケティングサービスを手掛けているだけあって、メール関連のアンケート結果が充実しているのでおススメです。

    これに限らず、アンケート結果は調査元の報告を見るようにしましょうね。フィルターのかかっていないデータを見ると捉え方が違ってくるはずです。

モール関連

  • 楽天、シンガポールなど4つのマーケットプレイスの閉鎖を発表 ─フリマアプリを展開へ | Shopping Tribe
    http://shopping-tribe.com/news/26327/

  • 楽天2015年決算は増収減益、国内EC伸び悩み | 通販通信
    http://www.tsuhannews.jp/...

  • 楽天からのラブコールで実現した資本提携、ロコンドの狙いとこれから | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2653

    楽天の話題は後ろ向きにとらえられがちですが、実際はそんなこともないのかなと思ったりもします。記事として取り上げられているものだけを見ていると見誤りそうです……。

  • ヤフーのポイント施策はいつまで続く? 宮坂社長らが語る「Yahoo!ショッピング」の今後 | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/2652

  • “ヤフーショッピングの広告”の現状は? 「PRオプション」の出稿順調、近々にも新広告商品を投入へ | 通販新聞
    http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2016/02/post-2431.html

    こちらは相変わらず景気の良い話題ばかり。まだまだ伸びしろがあるということなんでしょうね。

  • アマゾン、「BtoB(法人向け・業務用)商材ページ」をオープン | ECzine
    http://eczine.jp/news/detail/2752

  • BtoB(法人向け・業務用)商材特集 | Amazon.co.jp
    http://www.amazon.co.jp/BtoB...

    ここの領域に来ましたか……。探すときはカタログが早かったりしますが、品番が決まっているものはネットで頼みやすいですよね。「囲い込み」という言葉は好きではないですが、継続的に注文してもらえるような何かがないと、Amazonが持って行ってしまいそうです……。

リスティング広告関連

  • ちょっと待って!CPAが高騰してしまったキーワードを配信停止する前のチェックリスト | アナグラム株式会社
    https://anagrams.jp/blog/checklist-before-you-stop-bidding-for-high-cpa-keyword/

    1. 無駄な検索語句に拡張されてしまっていないか
    2. 広告文でコンバージョン率を上げる余地はないか
    3. 入札単価を下げて配信できないか
    4. リンク先でコンバージョン率を上げる余地はないか
    5. ラストクリック以外でコンバージョンに貢献していないか

    運用代行業者に無理を言う前に、上記のポイントについて話し合いましょう。その前に、話し合える知識を蓄えましょう。合わせ買いや関連商品など、店舗側で解決できることも多いですよ。

SNS関連

  • ピンタレスト、近日中に「動画広告」メニューをリリースか | DIGIDAY[日本版]
    http://digiday.jp/platforms/pinterest-is-about-to-get-into-video-advertising/

    久しぶりに名前を聞くピンタレストも動画を始めるようです。全方向に広告を出すのは予算がない限り無理なので、どこのチャネルが自社に合うのかを考えて絞った配信を。

売上アップのヒント

  • 仕事も人生も肝に命じている数式「100-1=0」 : 片道切符社長のその後の目的地は? | ALSと共に生きる恩田聖敬のブログ
    http://blog.livedoor.jp/onda0510/archives/1416276.html

    100人のお客様のうち、99人に笑顔を見せても、1人に無愛想にすれば、そのお客様にとっては笑顔0点です。

    100人のスタッフのうち、99人が笑顔でも、1人が無愛想ならば、そのスタッフが対応したお客様にとって、「そのお店」は無愛想な店です。

    これはまさにその通りですね。その1人から噂が広まってしまうことすらあります。顔が見えないネットでも、メールやSNSなどのお客さんとの接点は笑顔が基本です。文字には気持ちが出ますので、上っ面の笑顔にならないように注意。

ネット通販業界の最新情報は、こちらも要チェック!

Yahoo!ショッピングのポイント攻勢はいつまで?/セブン-イレブン店頭受取 | ネットショップ担当者フォーラム 2016年2月12日~18日の週間人気記事ランキング

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

uchiya-m

優秀な店員はなぜ接客が優れているのか? テクノロジーを活用した店舗流接客のすすめ | 検索とレコメンドで実現するEC時代の接客術

9 years 9ヶ月 ago
個々の接客の質を引き上げるには、ROIを重視したビッグデータによるアプローチが重要

今回はECで店舗接客のようなオススメを実現するために必要なことについて、そのアプローチに関するトレンドなどを紹介します。優秀な店員による店舗の接客はなぜ優れているのでしょうか? それは個々のお客さんごとに最適な対応をしているからに他なりません。つまり、接客はパーソナライズそのものなのです。

OtoO、ビッグデータ、オムニチャネル、マーケティングオートメーション、最近では人工知能がマーケティングのトレンドとして話題ですが、それらは結局、パーソナライズをどう実現するのかというアプローチの違いでしかありません。

店舗接客のような“最適なオススメ”の実現というのは、消費者を理解して商品マッチングをパーソナライズ化する、ということと同じ意味なのです。

最適なオススメ”を実現するマーケティング

そこで、テクノロジーを用いて“最適なオススメ”を実現するマーケティングについて考えてみましょう。

マーケティングは大別すると3種類にわけられます。

  • 全体を対象とするもの
  • 個々を対象とするもの
  • 中間であるクラスタやカテゴリーを対象とするもの

全体を対象とするマーケティングは、あまりテクノロジーの出番がありません。むしろ、クリエイティブの比重が大きいでしょう。

これに対し、個々人を対象、もしくは任意のクラスタを対象とするマーケティングは、テクノロジーが活躍できるところ。ビッグデータやオムニチャネルにしても、目指すところはユーザー(消費者)をより理解するための入力ポイントを増やすという点では共通しています。

なぜ入力ポイントを増やしたいのかと言うと、より高精度なパーソナライズを実現するにはユーザーに関する情報は多ければ多いほど精度が上がるためです。

ここで忘れてはいけないのは、ユーザーに関する情報にはその重要性に大きな差があるということ。購買履歴と閲覧履歴では情報としての価値にかなりの差があります

オムニチャネルの先駆者であるウォルマートによると、購買履歴に10のオーディエンスデータを加えてパーソナライズしたときの正解率が90%だったのに対して、購買履歴以外の1000のオーディエンスデータでパーソナライズしたときの正解率は70%だったそうです。

ここで強調したいのは、ECサイトにおいて、商品検索の検索クエリというのは相当重要なユーザー情報ということです。

「こういった条件に合うものを探している」という情報ですから、商品を検索している時点においてユーザー像を理解するのに役立つ情報は、これ以外はありません。情報としての鮮度という意味では購買履歴にすら勝ると言えるでしょう。

一方、マーケティングオートメーションはユーザーへの出力となるアプローチです。もちろんそのステップの中でユーザーがどう反応していくか、というのはそれ自身が重要な入力でもあります。

また、オムニチャネルも同時にに各タッチポイントでユーザーへの出力をしていくかという役割も持っています。

一気にユーザーを購買まで持っていくことができるなら良いですが、たとえば商品が高額であればあるほど、最終コンバージョンである購買までの流れを事前にパーソナライズしきることはほぼ不可能です。

このためカスタマージャーニー、アトリビューションと言われたりするような、「継続的にユーザーに影響を与えていく」アプローチが重要となってきます。

ROIを最大化させるマーケティングはカテゴライズが重要

ユーザーに関する情報を集め、それを重要なものから活用し、ユーザーにフィードバックしつつ消費マインドを上げていくという一連の流れ……すなわちマーケティングは本来であればユーザーごとにパーソナライズされるのが理想です。

ただ、マーケティングでは同時にROI(投資利益率)という指標があるように、マーケティングにはリターンが求められます。

完璧な購買予測ができるなら、売上総利益を超えるマーケティングコストを投じてもいい、ということはありませんよね。ウォルマートのケースでいえば、購買履歴を活用することの素晴らしい点は、正解率が高いだけではなく計算コストが安い(かもしれない)ことなのです。

そのために必要なことが「カテゴライズ」です。

100万ユーザーごとに個別のプロファイルを持つのではなく、100万ユーザーをまずカテゴライズ。そのカテゴリーごとにパーソナライズを行うというステップを導入することで、場合によっては相当にROIを高めることが可能となります。

もちろん商品ジャンルによって異なります。個々の嗜好の差が出にくいモノ、食料や生活用品などにおいてはかなりROIを向上させることができます

優秀な店員はなぜ接客が優れているのか? テクノロジーを活用した店舗流接客のすすめ
「カテゴライズ」のイメージ

重要なことは、個々に対するパーソナライズ自体、テクノロジーが活躍するケースなのですが、「カテゴライズ」というステップこそが、テクノロジーが本領発揮できるポイントなのです。

これはユーザーだけではなくて商品に関しても同様。ユーザーと商品をカテゴライズしそれらをどう関連付けていくかという流れがITによるマーケティングの大きなトレンドの根本にあるのです。

ただし、今のところECにおいては、まだまだこうした情報のメタ化、カテゴライズというステップは行われていません。

EC市場がまだ消費全体に占める割合が一桁しか占めていない、小さい市場であるということも関係しています。

個々のユーザーの購買履歴から相関によるレコメンドをする程度であれば大したコストではないため、それで良しとされているというだけです。

オムニチャネルが広がり、マーケティングオートメーションが当たり前のように活用されるようになってきたとき、パーソナライズの精度を上げるだけではなく、ROIを上げることをいかに実現するかという点を重視したビッグデータのアプローチが重要になってくると考えます。

山崎 徳之

株式会社ゼロスタート

山崎 徳之(やまざき・のりゆき)
株式会社ゼロスタート 代表取締役社長

青山学院大学卒業後、アスキー、So-netなどでネットワーク・サーバエンジニアを経験。オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)のデータホテルを構築・運営の後、海外においてVoIPベンチャーを創業。2006年6月に株式会社ゼロスタートコミュニケーションズ(現株式会社ゼロスタート)を設立、代表取締役就任(現任)。ECソリューションの「ZERO ZONE」シリーズとして検索エンジンやレコメンドエンジンを開発・販売している。

takikawa

Google、AMP対応のモバイル検索を2月24日に正式公開

9 years 9ヶ月 ago

Googleが、AMPに対応したモバイル検索を2月24日に正式公開する予定であることを、Advertising Ageが報じた。ただしGoogleは正式公開日についてコメントを拒否しているので、断定はできない。正式公開日が近づくなか、すぐにAMP対応すべきなのだろうか?

- Google、AMP対応のモバイル検索を2月24日に正式公開 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

Kenichi Suzuki

ドローンで日用品の宅配サービスを実現へ、国交省とMIKAWAYA21が徳島県で実験

9 years 9ヶ月 ago
無人航空機「ドローン」は、短時間で貨物を届けることのできる輸送手段としての期待が高まっている

国土交通省は2月24日、無人航空機「ドローン」を活用した日用品の宅配サービスの実現に向けた貨物輸送の実験を行う。

今回の実験は、ドローンを活用した買い物代行サービスの事業化を構想しているMIKAWAYA21と共同で実施。場所は徳島県那賀町鷲敷地区で行う。

機体に貨物を搭載し、着陸地点から500メートルを飛行、畑地に着陸する飛行ルート。速度は1秒間に3メートルで、高度50メートルを飛行する。離着陸のみ手動操作で、飛行は自動航行を予定。

ドローンで日用品の宅配サービスを実現へ、国交省とMIKAWAYA21が徳島県で実験

ドローンと貨物を収納する容器

国交省は早期事業化が期待される過疎地での実験を通じ、運搬時の貨物に与える衝撃度を計測。地区住民への意識調査、事業化に向けた課題の洗い出しを行い、必要な措置の検討や関係者の役割分担等の整理を進めるという。

ドローンは近い将来、人手をかけずに、短時間で貨物を届けることのできる輸送手段としての期待が高まっている。2015年には、政府が千葉市の幕張新都心を規制緩和地域「国家戦略特区」に指定。千葉市はドローンを活用した医療用医薬品や生活必需品の配送といった取り組みの実現をめざしている。

MIKAWAYA21は2012年に設立。シニア層向けに30分500円で「ちょっと助かる」お手伝いサービスを、全国の新聞販売店を拠点に展開。

2015年には「第1回国際ドローン展」で、ドローンを活用したシニア向け生活サポート「まごころサポート×ドローン」のサービスイメージをまとめた初フライト動画を公開した。

MIKAWAYA21がYouTubeで公開しているフライト動画

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

takikawa

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