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効果的な動画マニュアル作成に必要な重要ポイントと作り方や参考になる事例について解説

2 years 8ヶ月 ago

「マニュアル動画はどのように作成すれば良いの?」「マニュアル動画を作成することでどのようなメリットがあるのか知りたい」と考えている方もいるでしょう。
マニュアル動画を制作することで、理解度が高まりやすくなったり、教育に差が出にくくなったりなどのメリットがあります。

一方で、制作コストや制作期間がかかること、動画編集の専門知識が必要になることなどのデメリットもあります。
マニュアル動画を制作する際は、いくつかのポイントがあるため、それを踏まえた上で作ることが重要です。

今回は、マニュアル動画制作に必要な「作り方のポイント」と「作成する方法」を解説します。マニュアル動画の成功事例も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

お役立ち資料集

マニュアル動画作成に必要な重要ポイント

マニュアル動画を制作する際は、以下の6つのポイントが重要です。

  • 自分の課題を分析する
  • 分かりやすさを重視して作成する
  • 閲覧環境に配慮する
  • 時間(尺)を長くしない
  • テロップは必須
  • 細かな作業は紙マニュアルすることを検討する

それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

自社の課題を分析する

動画マニュアルを作成する前に、まずは自分の課題を分析することが大切です。
企業や店舗によって、解決するべき課題は異なります。

たとえば、チェーン店の場合は「どこの店舗でも同じレベルの教育が行き届いたスタッフを揃えたい」「スタッフが多いため、紙のマニュアルだけでは教育が行き届かない」などがあげられます。

個人店の場合は、「自分のお店オリジナルの教育方針がある」「他のお店と差がでるようなサービスを整えたい」などです。

課題によって解決策は異なるため、効率よく問題点に向き合うためにも、自分の課題を明確にすることが重要なポイントです。
課題を明確にすれば、どのような動画が適しているのか、どのような内容を盛り込めば良いのかなどが見えてきます。

分かりやすさを重視して作成する

マニュアルを作成する際は、誰が見てもわかりやすいように作る必要があります。ただ単に、内容を盛り込めば良いわけではありません。

内容が分かりにくければ見ている側の頭に入りにくく、伝えたいことが伝わらない可能性があります。

わかりやすさを重視する場合は、マニュアルを通して伝えたいポイントを明確にし、シンプルに動画を制作することが大切です。

また、動画ならではの強みも活用することが大切です。テキストや写真だけでは伝わり切れない部分でも、動画なら音声や動きを入れられるため、具体的なイメージを伝えやすくなります。

アニメーションを入れたり図解を挿入したりすることで、伝えたいポイントをわかりやすく指導することが可能です。

閲覧環境に配慮する

マニュアル動画を作成する際は、閲覧環境にも配慮してください。

動画を見る側がスマートフォンやタブレットで視聴することが多いのか、パソコンで視聴することが多いのかによっても、作り方が変わってきます。

また、大きなスクリーンで動画を流す場合も同様に、必要な要素が異なります。

文字が小さすぎるとスマートフォンでは読みにくく、見る側にストレスを与えてしまうかもしれません。大きなスクリーンの場合は、画質が粗くなるため細かなグラフなどを挿入すると見えづらい可能性があります。

見る側が自分の好きなタイミングで見られるようにするなら、文字の大きさなどを配慮しましょう。広い部屋で大きなスクリーンに映し出して指導する場合は、見やすいグラフや図などを意識することがポイントです。

時間(尺)を長くしない

時間配分にも注意が必要です。動画マニュアルの尺の目安は5分前後。それ以上長くなると、見るのに疲れてしまって、相手にストレスを感じさせることがあります。

すべてのポイントを1つの動画に詰め合わせると、尺が長すぎて、「本当は何を伝えたいのか」が相手に伝わらない可能性があります。
マニュアル動画において考えるべきは、「伝えたい肝心な部分を、しっかり相手に伝えられる」ことです。

伝えたい項目が複数ある場合は、1つの動画にまとめるのではなく、複数の動画に分けて制作しましょう。

例えば、「基礎編」「応用編」「トラブル対応編」など、動画を分けることで、動画ごとの伝えたいポイントが伝わりやすくなるため、効率の良い教育につながります。

テロップは必須

マニュアル動画を作成する際は、必ずテロップを入れるようにしましょう。アニメーションや動きなどを入れられるのが、動画のメリットですが、展開が早すぎてついていけないこともあり注意が必要です。

字幕で補足しておけば、展開が早い部分もわかりやすくなるため、理解も深まります。

しかし、すべての部分に字幕を入れれば良いわけではありません。字幕を入れすぎると文字が多くなって逆に見づらくなる場合があります。

テロップを挿入する際は、伝えたい部分のみに入れることがポイントです。音声だけではなく、文章でも伝えることで、より見ている人の頭に残りやすく訴求することができます。

細かな作業は紙(テキスト)のマニュアルすることを検討する

マニュアル動画では多くの情報を載せられますが、全てをカバーするのは難しいでしょう。機械の使い方やいろいろなトラブルに対する対処法など、全てを説明することになると尺が長くなってしまいます。

場合によっては、動画マニュアルだけではなく、紙マニュアルを用意することがポイント。紙か、もしくはデジタル上で見れるようなテキストにまとめるやり方でも良いです。動画では伝えきれなかった部分を、テキストマニュアルで補ってみてください。

動画マニュアルとテキストマニュアルを併用することで、よりわかりやすい指導ができます。

マニュアル動画を制作するメリット

マニュアル動画を制作することで、以下の5つのメリットが得られます。

  • 視覚や聴覚を使って学習できるため理解度が高まりやすい
  • 重要な情報を網羅できる
  • 作成するコストと手間を省ける
  • 教育に差が出にくい
  • 営業活動にも応用して使える

それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

視覚や聴覚を使って学習できるため理解度が高まりやすい

動画マニュアルの大きなメリットは、視覚と聴覚を使って学習できることです。ただ紙を見るだけでは理解できないことでも、立体感が出ることで記憶しやすくなります。

特に機械の操作や接客方法などは、シミュレーションが流せるため、具体的なイメージが湧きやすくなるのもポイントです。

イメージをつかめるか否かによって、理解度は大きく変わってきます。一つの感覚だけではなく、複数の感覚で学ぶことで、習得も早くなるでしょう。

重要な情報を網羅できる

動画マニュアルには限られた時間の中で、必要な情報だけを載せています。簡潔に分かり易くまとめているため、重要な情報を網羅しやすくなるのがメリットです。

テキストの場合は文面のみで説明するため、どうしても文字数が多くなる傾向があります。文字数が多いと理解するのに時間がかかり、重要な情報の記憶を逃してしまうこともあるのです。

動画マニュアルの場合は短時間の動画を閲覧するだけで必要な情報が記憶できるため、効率よく指導できるのも魅力だといえます。

作成するコストと手間を省ける

マニュアル動画を作成する際は費用や時間がかかりますが、一度作ってしまえば何度も活用できるのもメリットの1つです。

講義形式で研修を行う際は、会場を確保したり指導者を集めたりする必要があるため、その都度費用がかかります。1回1回の費用も重なれば、膨大な出費につながります。

動画マニュアルを作成しておけば、会場や指導者を都度集める必要がないため、結果的にコストと手間の削減ができます。

教育に差が出にくい

動画マニュアルを共有することで、教育に差が出にくくなるのもメリットの1つです。指導者によって教え方や伝えるポイントが異なります。

複数の指導者がそれぞれ教えるとなると、指導者によって教育のレベルに差が出て、優劣が現れてしまうかもしれません。

しかし、同じ動画マニュアルを共有することで教え方に違いが出ることが少なくなり、統一した指導ができます。

特にチェーン店の場合は、膨大な数の人員を扱っているため、同じレベルのスタッフを揃えたいと思っている企業も多いでしょう。

店舗によってスタッフのレベルに差が出ないようにしたい場合は、特に動画マニュアルは有効だといえます。

営業活動にも応用して使える

動画マニュアルは営業活動においても、応用して利用できるのがメリットの1つです。

たとえば、機械の使い方が説明されている動画マニュアルだったとしましょう。機械を販売する場合は、マニュアル動画がお客様向けの製品の使い方を説明した営業ツールなどが想定できます。

機械本体を持ち運ぶことが難しかったり、狭い場所で扱うのは危険なものだったりすると、機械本体を見せられないため、具体的なイメージを伝えられません。

動画マニュアルがあれば、実際に操作している様子を見せられるため、プレゼンテーションとしても活用ができます。

マニュアル動画を制作するデメリット

マニュアル動画を制作する際は、メリットばかりではありません。デメリットもあるため、作成する前に確認しておきましょう。

マニュアル動画を制作するデメリットは以下の通りです。

  • 制作コスト・製作時間・再生環境が必要
  • 情報を取捨選択しないと要点がまとまらない動画になる
  • 動画撮影や編集の専門知識が必要

それぞれのデメリットを詳しく解説していきます。

制作コスト・制作期間・再生環境が必要

マニュアル動画を制作するデメリットは、制作コストや制作期間、再生環境が必要になることです。マニュアル動画はすぐに制作できるわけではありません。

「どのような動画にするのか」から考えなければいけないため、制作期間が長くなってしまいます。

また、紙マニュアルとは違い、動画の場合は再生環境が必要です。Wi-Fiがない環境の場合は、データ通信量がかかってしまうため、見られない可能性もあります。

しかし、最近ではWi-Fiがなくても動画再生できる環境が整ってきています。

簡単に動画を制作できるツールも誕生しているため、制作の際のコストや再生環境に関しては、それほど大きなデメリットにはなりません。

情報を取捨選択しないと要点がまとまらない動画になる

動画に載せられる情報は限られています。あれもこれもと情報を盛り込んでしまうと、要点がまとまらない動画になってしまいます。

要点を抑えたわかりやすいマニュアルにするためには、情報を取捨選択しなければいけません。一番伝えたいものは何なのかを明確にした上で、動画を制作することが大切です。

動画撮影や編集の専門知識が必要

動画撮影や編集をする際は、専門知識が必要です。動画制作の無料ソフトでも十分に作成は可能ですが、完成までの時間は長くなるでしょう。

動画撮影や編集の専門知識を持っている人員がいない場合は、プロの力を借りるのもおすすめです。

分かりやすくて見やすい動画を短期間で作成してくれるため、コストはかかるものの、すぐにマニュアル動画を導入できるでしょう。

関連記事
マニュアル・HowToの動画制作・映像制作

マニュアル動画の成功事例

「マニュアル動画を導入することで、実際にどのようなメリットが得られたの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。ここからは、マニュアル動画の成功事例をご紹介します。

マニュアル動画「.pay(ドットペイ)」(提携クレジットカードと現金による決済篇)

表現 アニメーション
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 120秒〜
用途・目的 マニュアル・ HowTo

出典:Crevo制作実績
「.pay(ドットペイ)」(提携クレジットカードと現金による決済篇)
は、店舗スタッフ向けの教育ツールとして活用することを想定して作られた動画です。実際の操作手順に従って、順番に使い方を紹介していきます。
実際の操作画面やクリックするポイント、テキストの3つの要素に絞って、わかりやすく説明することにこだわって作られています。

マニュアル動画 勤怠管理ソフト「AKASHI」(共通就業設定編)

表現 アニメーション
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 120秒〜
用途・目的 マニュアル・ HowTo

出典:Crevo制作実績
勤怠管理ソフト「AKASHI」の「共通執行設定編」を解説するチュートリアル動画です。実際の操作画面に沿って、順番にわかりやすく解説されています。
文章だけではなく、音声とともに説明することで、理解度が深まるようにと、こだわって作られています。

マニュアル動画 「ステンレス製結束バンドの専用工具」

表現 実写
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 120秒〜
用途・目的 マニュアル・ HowTo

出典:Crevo制作実績
ステンレス製結束バンドの専用工具の使用方法が説明された動画です。取り扱い説明書では分かりづらい使い方を動画で説明し、ユーザビリティーの向上につなげる目的で作られました。
わかりやすいように、実際に工具を使用している映像とともに紹介しています。

マニュアル動画の作り方

ここからは、具体的なマニュアル動画の作り方を説明していきます。

マニュアル動画の作り方

  • ターゲットを明確にする
  • 構成案を作成する
  • 情報・資料を収集する
  • 台本を作成する
  • 動画を撮影する
  • ナレーションを入れる
  • 編集する

それぞれの工程を詳しく見ていきましょう。

ターゲットを明確にする

動画を作成する前に、まずは誰をターゲットにするのか明確にすることが重要です。新入社員をターゲットにするのか、商談先もしくは個人のお客様をターゲットにするのかによって、細かな部分の構成が変わってきます。

ターゲットを明確にすれば、どのような言葉を用いれば良いのか、どのような動画が魅力的に感じるのかなどが考えやすくなるでしょう。

  • ターゲットは誰なのか
  • ターゲットに何を伝えたいのか
  • ターゲットが求めている内容は何なのか
  • 視聴する際にターゲットが使用するデバイスは何なのか
  • 動画視聴後にターゲットにどのような状態になってほしいのか

誰をターゲットにするのかだけではなく「ターゲットが何を求めているのか」「動画視聴後にどのように行動してほしいのか」なども細かく決めることが大切です。

ターゲットを具体的に決めることで、その後の動画作成がスムーズに進むようになります。自社で相談しながら、ターゲット像を明確にすることが重要です。

構成案を作成する

具体的なターゲット像が定まったら、構成案作りに移ります。構成案を作成する際は、動画を時系列にまとめて、それぞれどのような内容を盛り込むのかを考えていきましょう。

たとえば、動画編集がはじめての人に向けてマニュアル動画を作成する際は、以下の構成案になります。

  • 動画編集ソフトをインストールする方法
  • 動画を読み込む方法
  • 基本操作
  • 実際に操作している様子

あくまでも構成なので、この時点ではポイントを箇条書きする程度で大丈夫です。最初に重要なポイントをまとめておくことで、作業がしやすくなります。

ポイントをもとに文章や挿入するグラフや画像・映像などを入れ込むため、慣れていない方でも作業を進めやすくなります。

構成案があるかないかで、製作期間が大きく変わるといっても過言ではありません。

情報・資料を収集する

構成案がまとまったら、次は必要な情報や資料を集めます。インターネットの情報だけではなく、現場の情報も集めることで、よりわかりやすく内容の濃い動画を制作することが可能です。

たとえば店舗の接客に関する動画マニュアルの場合は、実際に接客している様子を撮影した映像を用意します。

基本の接客方法やトラブルが起きた際の対応など、シーンに分けた映像を複数用意しておきましょう。情報や資料を多く集めておくことで、その後の動画制作が楽になります。

台本を作成する

ターゲット像、構成案、情報・資料が集まったら、いよいよ台本作りに移ります。

セリフも入れる場合は、出演者がカメラの前で話すことに慣れていないことが多いため、台本があった方がスムーズに撮影を進行できます。

いきなり撮影に入っても、慣れていない人が話すと緊張して噛んだり、聞き取れなかったりと、撮影が進まない場合も。

台本は絵コンテでもテキストでもどちらでも構いません。

台本を作成する場合は、以下のポイントをまとめておきましょう。

  • 使用する資料の画像や映像
  • 図解やテロップ
  • セリフ

マニュアル動画にはセリフに合わせて資料やテロップなどを入れることが大切です。事前に内容が決まっていればスムーズに撮影が進むため、事前に考えて想定することが重要です。

動画を撮影する

準備が完了したら、動画撮影に入ります。撮影方法はどのような動画を作るのかによって異なるため、事前にすり合わせしておくことが大切です。

たとえば研修マニュアルの場合は、実写の撮影が必要になったり、撮影場所を確保したりなどの事前準備が欠かせません。
パソコンの画面のみで説明が済む場合は、画面を録画するだけで動画が完成します。

また、慣れていない場合は、場面ごとに区切りながら撮影すると良いでしょう。編集で場面ごとの映像をつなぎ合わせられるので問題はありません。

ナレーションを入れる

動画にナレーションを入れる場合は、撮影が完了した後にナレーションの収録をしましょう。ナレーションが入っているだけで、動画の内容が伝わりやすくなるのでおすすめです。

ナレーションを収録する際も事前の打ち合わせがポイント。どの部分を強調させるのか、話すスピードなどをすり合わせしておくことで、スムーズに収録ができます。

また、日によって声のコンディションが変わることもあるため、収録は1日で終わらせることがポイントです。

ナレーションに合わせてテロップを挿入する際は、「簡潔にわかりやすく」を意識しましょう。長々と文章を入れると、文を読むことに集中してしまい、理解するのが遅れる可能性があります。

重要な部分のみを簡潔に伝えることを意識して、テロップを入れましょう。

編集する

最後に撮影した動画を編集していきます。動画が見やすくなるように、また、飽きずに最後まで見られるように、テロップやBGMを挿入します。

すべての編集が完了したら、もう一度動画を確認します。

  • 内容はわかりやすいか
  • 声は聞き取りやすいか
  • テロップは簡潔になっているか
  • BGMの音量は適切か

などを確認してください。問題がなければ、マニュアル動画の完成です。

自分だけで確認するのではなく、複数の人に確認してもらうと良いでしょう。複数の人に見てもらうことで、不自然な内容はないかなどを確認しやすくなります。

マニュアル動画を作成する際の注意点

マニュアル動画を作成する際は、以下の4つのポイントに注意してください。

  • 複数のテーマを扱わない
  • 動画にする情報であるかを判断する
  • ターゲットと製作者の理解度のずれる可能性がある
  • 作った動画が見られない可能性がある

ひとつの動画で複数のテーマを扱わない

マニュアル動画を制作する際は、複数のテーマを扱わないようにしましょう。複数のテーマを扱うと動画の内容が複雑になり、理解しにくくなる可能性があります。

また、見たいテーマを探す際に巻き戻し早送りの手間が必要になり、見る側にストレスを与える動画になることもあります。

原則として、1つの動画に対して1つのテーマのみを扱うようにしましょう。複数のテーマがある場合は、1つのテーマごとに動画を分けることがポイント。

たとえばお客様の接客に関するテーマの場合は、以下のような感じで分けてみましょう。

  • レジの操作方法
  • 開店時の業務
  • 接客方法
  • トラブル時の対応

テーマごとに動画を分けることで見返したい内容もすぐに見つけられます。1つのテーマが簡潔にまとまっているため、理解もしやすくなります。

動画にする情報であるかを判断する

すべてのテーマを動画にすれば良いわけではありません。場合によっては、紙の資料の方がわかりやすいこともあります。

マニュアル動画を制作する前に、動画にする情報に値するかを判断することが大切です。動画の場合は、再生環境によって見たい時に見返せない場合もあります。

紙のマニュアルならいつでも好きなタイミングで見返せるため、情報の確認が迅速にしやすいです。

たとえば「ショートカットキー」一覧の場合は動画よりもテキストで渡した方が、見ながら作業がしやすいメリットがあります。

本当に動画にしたほうがわかりやすいのかを考え、テキストの方が適切だと判断した場合は、紙のマニュアルにまとめることがおすすめです。

ターゲットと制作者の理解度のずれる可能性がある

動画によっては、ターゲットと製作者の理解度にズレが生じる場合があります。特に、動画制作に慣れていない人や新人が動画を制作する際は、ズレが起きやすくなるので注意が必要です。

理解度のズレをなくすためには、ターゲットにあらかじめ確認してもらうことがポイント。構成や台本、アニメーション、グラフなどを見てもらって、相手が理解できれば、動画も作成しやすくなるでしょう。

後々の修正も少なくなるため、制作コストや制作期間のカットにもつながります。

作った動画が見られない可能性がある

場合によっては、動画が見られない可能性があります。動画マニュアルを作成しても、見てもらわなければ意味がありません。

たとえば製品の使い方や魅力をまとめた動画をYouTubeにアップしたとしましょう。しかし、お客様がYouTubeの存在を知らなければ、動画が再生されることはありません。

動画があることを認知してもらうためにも、製品の説明書にQRコードを載せたり、店舗スタッフから説明してもらったりなどの工夫が必要です。

まとめ

動画制作を進める場合は、最初から撮影に入るのではなく、事前準備が重要なポイントです。ターゲットや構成案を決めたり、必要な資料を集められるだけ集めたりすることで、後々の作業が楽になります。

マニュアル動画があれば視覚と聴覚で学習できるため、新人の教育がしやすくなるでしょう。また、店舗ごとにスタッフの質に差がでることも軽減できるため、顧客満足度の向上にもつながります。

しかし、動画制作に慣れていない場合は、わかりづらい動画になる可能性も。動画撮影や編集の専門知識がない場合は、プロに任せるのも1つの手でしょう。

crevoAdmin

【2023年版】マニュアル動画制作の費用相場|工程別の費用と依頼方法についてを解説

2 years 8ヶ月 ago

本記事では、マニュアル動画の「費用相場」「依頼方法」を解説します。またマニュアル動画を外注する場合の注意点やメリットについても紹介します。
「マニュアル動画制作を外注するか悩んでいる方」「マニュアル動画制作の費用相場を知りたい方」に向けた記事になります。

お役立ち資料集

【工程別】マニュアル動画制作にかかる費用相場

まず、マニュアル動画を外部の制作会社に発注した場合、どのくらいの費用がかかるのか、その相場感を見ていきましょう。
実際には、動画で表現したいコンテンツの内容や長さ、撮影期間などの条件次第で見積り数字は変わってきます。ここで示す数字はあくまで標準的な目安(参考値)ですので、実際の制作に際しては複数の制作会社から見積りを取り、項目を精査・検討することがおすすめです。

ディレクション費用

発注者のニーズを把握し、目的達成のために限られた条件の中でどのような動画を作るのか、全体の企画を構想するための費用です。
一般的には、プロデューサーやディレクターといった職能に対する人件費として計上されます。この中にはクライアントとの打ち合わせや撮影の段取り・スケジュール調整などといった、プロジェクト進行管理の要素も含まれます。

一般的な相場:30,000~

コンテ(台本)作成費用

次の段階では、動画で描いていくストーリーを詳細に組み立てます。台詞やナレーションを決め、合わせて各シーンやカットの構図や絵面をコマ割りで描いていきます。
全体の時系列の中で、いつどんな内容をどのように表現するか、という非常にクリエイティブな作業となります。
講師が壇上で説明するセミナーを撮るだけのような場合でも、十分な効果が得られるようズームイン・アウトや資料画面の挿入など、変化のある演出が必要となります。

一般的な相場:50,000~

撮影費用

撮影費用は、制作コストの中でも比較的イメージがしやすいでしょう。最も簡単なケースでは、カメラマンの人件費が撮影費用のほとんどを占めます。しかし、より充実した撮影を必要とする場合は、音響担当・照明担当・メイク担当などスタッフの数が増えていきます。撮影期間が長くなれば、スタッフの数×拘束時間(人日)で費用計上がなされます。リハーサルや下見を行えば、その分の人日もプラスされます。

このほか移動のための交通費・資材搬入費・スタッフや出演者の食事代など、本来の撮影費用に加算される雑費も発生します。
撮影機材の使用料やレンタル代が別途で項目立てされていない場合は、そちらも撮影費に含むことがあるので注意してください。

一般的な相場:80,000~

撮影機材費用

撮影に必要な機材に関わる費用です。カメラの数だけでなく、マイクなどの音響機器や照明機器もこの中にカウントされます。撮影対象によっては、航空ドローンを用いることも最近では少なくありません。目的やシナリオと予算に応じて、適切な選択が必要です。

一般的な相場:40,000~

編集費用

撮影した動画は、それだけでは完成品になりません。余計な部分をカットし、前後をつなげて一本のパッケージに納める過程が必要です。タイトルや章ごとの仕切り・テロップや文字効果の差し込みを要する場合もあります。動画のタイプによっては、特殊なエフェクト(効果)をかけることもあるでしょう。

一般的な相場:50,000~

音響効果費用

BGMや効果音に関する費用です。著作権が発生する音楽を用いる場合は、その使用料も見積る必要があります。
最近はネットで頒布されている著作権フリーの音源も増えてきました。これを利用するのも一つの方法です。
このほか、撮影対象となる製品や店舗などで発する、実際の音声を動画内で再現するケースがあります。ノイズを除去しクリアな音質を確保する技術なども、状況により音響効果費に組み込まれます。

一般的な相場:30,000~

ナレーション費用

企画内容やシナリオによって、ナレーターを起用する場合があります。その人件費がナレーション費用です。
(ナレーション原稿の制作費は、一般的にコンテ作成費に含みます)
こちらも人数×拘束時間で計算します。また、収録にスタジオを用意する場合は、その使用料もこの中に加算して計上します。

一般的な相場:30,000~

マニュアル動画の制作に必要な費用の算出方法

前章『【工程別】マニュアル動画制作にかかる費用相場』を読んでいただければ理解できるかと思いますが、マニュアルに限らず動画制作は基本的に人的費用+物的費用で算出されます。

物的費用の例

  • 撮影機材
  • 音響機材
  • 照明機材
  • 編集機材
  • スタジオ利用料
  • 版権、著作権などの使用料 ほか

物的な側面では、制作したい動画の内容やクオリティに左右されます。エフェクトを多用したり、高い画質を追求すればそれだけ高価な機材が必要です。
また、ドラマ仕立てなのかセミナー形式か、など内容によっても、使用する機器に幅が生じます。
外部の制作会社に外注する場合は、詳細な見積もりを出してもらい「どの程度の機材がいくらなのか」「使用期間はどのくらいか」などをよく検討しましょう。

このほか、間接的な費用項目として配布・配信や広報のための費用も忘れずに見ておいてください。これらを積算し合計した金額が、マニュアル動画作成の総費用となります。

関連記事
マニュアル・HowToの動画制作・映像制作

マニュアル動画の成功事例

ここでは、マニュアル動画制作の成功事例を紹介していきます。

マニュアル動画 「ステンレス製結束バンドの専用工具」

表現 実写
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 120秒〜

出典:Crevo制作実績
結束バンドや配線部材の製品を販売する、ヘラマンタイトン株式会社。特殊なシーンで用いられる、ニッチな用途のステンレス製結束バンド専用工具「タイメイト」の取扱い方法を示すマニュアル動画です。

専門機材の取り扱い方を学ぶ、という目的のため、エンタメ的な要素は一切排除されています。小さな部品や部材が分かりやすく映るか、操作の際に発する音が正確に再現されるか、などが重要となるので、機材の選定に際してはそこがポイントになります。
CM動画などでは手元のアップなどに部分タレントを起用するのが普通ですが、マニュアル動画ではそこまでのクオリティはあまり求められません。

細かいパーツの名称や、対応する結束バンドの品番といった重要な情報については、文字やテロップを用いて注意喚起しています。予算化の際は、こうした編集にどの程度の人件費がかかるのか、あらかじめ知っておく必要があるでしょう。

マニュアル動画「.pay(ドットペイ)」(提携クレジットカードと現金による決済篇)

表現 アニメーション
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 120秒〜

出典:Crevo制作実績
スマホ決済ソリューション「.pay(ドットペイ)」を店舗スタッフが利用する際の、操作手順を示すマニュアル動画です。
動画では店舗用とお客さま用、ふたつの端末上に表示されるアプリの動きを交互に見せています。
ストレスなく操作方法が理解できるよう、実際の画面をスムーズな動きのアニメーションで見せていく構成になっています。
クリックするポイントをカラーで強調表示して注意を促し、テキストで解説していきます。ナレーションは入れず、抑えたBGMをバックに、必要な場面では実際の決済音を入れて視聴者の注意を促しています。

マニュアル動画 勤怠管理ソフト「AKASHI」(共通就業設定編)

表現 アニメーション
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 120秒〜

出典:Crevo制作実績
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する勤怠管理ソフト「AKASHI」の使い方について、「共通就業設定」を題材に解説しています。
実際の画面操作をシミュレートしながら、チュートリアル体験ができるマニュアル動画となっています。操作手順に従って画面の動きをテンポよく見せていき、設定に関する考え方や構成をイメージさせます。
女性のナレーターを起用し、人物アニメーションを活用して解説しながら、画面の全体像や部分ズームなど効果的なビジュアルで、ソフトの操作を示していきます。実際の人間は登場しませんが、シナリオ作りや絵コンテの段階を重視した構成の動画といえるでしょう。
PC上のみの作業で可能な場合はカメラ撮影に関する費用がかかりませんが、その分挿入する資料の作成や、編集作業にウエイトがかかることが想定されます。

効率的にマニュアル動画を作成する方法は2つ

マニュアル動画を作成するためには、前述したように人的資源と物的資源が必要です。実際の制作に際しては、この二つをどう効率的に活用するか、が決め手となります。
方法は2つ、

  • 動画マニュアル専用ソフトを使用して作成する方法
  • 制作会社に依頼して制作する方法

です。

動画マニュアル専用ソフトを使用して作成する方法

近年の情報技術の進歩は目を見張るものがあります。以前なら高価な機材を必要とした視覚効果も、コンピュータの力で簡単に実現できるようになりました。画像や映像素材も、商用利用可能なものが気軽にレンタル・購入できるようになっています。

動画マニュアル専用ソフトを利用して自社で動画作成を行う環境も、以前より整ってきました。ソフト自体、扱いやすく機能も充実したものが流通しています。習熟してしまえば組織内で続々と内製することができ、ノウハウも蓄積されていくという利点があります。
スタッフに余裕があり、中・長期的に動画制作を行う予定がある企業や、何度も改定・更新をしながら使い続けたい組織にとっては、メリットのある方法でしょう。

制作会社に依頼して制作する方法

専門の動画制作会社に依頼すれば、高品質の動画を安定的に制作することが可能です。

制作会社はプロフェッショナルですから、十分な打ち合わせを行うことで、発注側のニーズに沿った企画やアイデアを提供してもらえます。

もちろん、予算に応じた相談にも乗ってくれます。得意分野がありますので、過去の作品をみせてもらい、自社の狙いにあったプロダクションを適切に選定してください。

ただし、制作コストは内製に比較すると割高になります。企画から編集までのパッケージでおおよそ50万円程度からとなるでしょう。
追加や修正があれば、その都度費用が発生することも認識しておいてください。

動画制作会社に依頼して制作するべきか?

制作会社に依頼するのか、それとも自社で内製するべきか。メリットとデメリットを十分比較・考慮したうえで判断しなくてはなりません。

動画制作会社に依頼するメリット

動画制作を外注することで、得られるメリットは大きく2つあります。

  • クオリティの高いマニュアル動画を制作できる
  • 通常業務の時間が割かれない

クオリティの高いマニュアル動画を制作できる

動画のクオリティは、どこで判断すればよいでしょうか。「映像がきれいに撮れている」というのはもちろんですが、マニュアル動画である以上その基準は

  • 内容が分かりやすいか
  • 目的や設定したゴールに合致しているか
  • 視聴者が飽きずに、興味を持って観てくれるか

という点が重要になります。

前述したように優れた制作会社は、専門の経験とノウハウをベースに、質の高い動画を継続的・安定的に供給してくれます。依頼する側の「こんな動画が欲しい」「こんな困りごとを抱えている」という漠然としたニーズから、適切に課題を導き、企画を組み立ててくれるのです。

通常業務の時間が割かれない

制作を外注するということは、その知見を外部に求める意味に加えて「時間を買う」という側面があります。これがもうひとつのメリットになります。
社内で内製するとなると、日常的な業務を抱える自社のスタッフに対し、動画制作という別の仕事をしてもらわなくてはなりません。機材や撮影ノウハウ、編集ソフトの扱いなどに慣れていない場合は習熟の期間も必要です。

これを外部化してしまえば、これらに関わるための時間をすべて本来の業務に仕向けることが可能です。生産性が向上するので、俯瞰的にみれば外注コスト以上の費用対効果を見込むこともできるでしょう。

動画制作を外注した際のデメリット

逆に、外注にはどのようなデメリットがあるでしょうか。こちらは外注のマイナス面というより、「品質向上のための引き換え条件」として考えることができます。すなわち、

  • 動画のクオリティが上がるため一定の制作期間が必要になる
  • 動画のクオリティが上がるため費用がかかる

の2つの側面です。

動画のクオリティが上がるため一定の制作期間が必要になる

講師が話すセミナーをただ録画しただけ、あるいはパワーポイントで制作した図表やテキストをつなげただけ、であれば制作期間はそれほどかかりません。しかしそれでは、狙ったゴールを実現するための期待した効果が得られません。そのために専門会社の力を借りるわけです。

専門会社は投げられたニーズをよく検討し、どのような構成や見せ方、ストーリーで作れば「効く」動画になるか、を考えます。実際の制作に際しても、取り方や編集にそれなりの時間をかけ、しっかりと制作に臨みます。
そのため、どうしても一定の制作期間が必要となります。依頼者側は仕上がったものを試写し、場合によっては修正を指示します。

クオリティを担保するため、制作会社の動画は完成までに時間がかかるのが、一つ目のデメリット=引き換え条件です。

動画のクオリティが上がるため費用がかかる

二つ目のデメリット=引き換え条件は、費用です。「マニュアル動画の制作に必要な費用の算出方法」の章で述べたように、動画の制作コストは人的費用+物的費用で算出されます。
クオリティをあげようとすれば、制作にかかわる人の労働時間や能力、機材などの人的・物的パワーを上げていかなくてはなりません。結果的に、制作コストは上昇します。

最初の段階でどのくらいの予算をかけるのか、今後のメンテナンスも含めて中・長期的に試算し大枠を決めておく必要があります。

マニュアル動画制作の流れ【制作会社に依頼した場合】

マニュアル動画の制作を外部の専門会社に依頼・発注した場合、おおよそ次のような流れになります。

ヒアリング

見積もり・提案

撮影準備

撮影

編集

MA

納品

各ステップについて、以下解説します。

ヒアリング

制作にあたってまず発注側のニーズ、「どんな目的のために」「どのくらいの予算で」「いつまでの納期で」などの情報を制作会社と共有します。これが、実制作のスタートとなります。
ヒアリングというのは制作会社の側に立った言い方で、発注側にとってはブリーフィング(要件説明)という表現が当てはまります。
この段階で基本方針が明確にされていなかったり、共有が中途半端だった場合、途中で軌道修正することが難しかったり、時間や費用を無駄にすることにもなりかねないので注意が必要です。
希望やイメージはできる限り具体的に伝えましょう。必要があれば、何社かに声をかけてコンペ形式で発注先を選定していきます。

見積もり・提案

制作会社はヒアリングの結果をもとに、おおまかな企画と制作の概要を決めます。これに基づき、必要な人の配分と工数を積算し、費用とスケジュールを見積ります。そして発注者(クライアント)に対し提案の機会を設けます。
表現やストーリーのアイデアによって複数案を提示し、その中から選ぶ場合もあれば、お勧めの1案をプレゼンテーションする場合もあります。

制作する動画がどのようなものになるのかイメージできるよう、提案に絵コンテが付属するとわかりやすくなります。提案に対しては積算の根拠を見極めると共に、目的に沿った構成になっているか、理性的に評価することが大切です。

撮影準備

見積りが了承され発注が確定したら、いよいよ制作です。撮影に入る前に、出演者とスタッフ、ロケ現場などのスケジュール調整を行います。必要な機材を揃え、会場や道路など使用許可が必要な場合は申請を済ませます。
当日になって機材の不具合が見つかると支障が出ますので、あらかじめ動作確認をしておいてください。
台詞やナレーション、インタビューなどがある場合は、撮影前に読み合わせやリハーサルを行っておきます。

撮影

撮影は内容により、1日~数日かかります。発注側のスタッフ、少なくとも担当者や責任者は現場に立ち会いましょう。現場で改めてイメージを伝えたり、撮った動画を確認したりする必要があります。
天候の変化や事故など、突発的な事態に対処することもあります。ここでの経験が、次回以降のより良い動画制作に活きてくるのです。

編集

撮り終えた段階の動画は、まだ「素材」でしかありません。これらを適切にカットし、つなげていき、シナリオに従ってグラフや図表、イラストといった別の素材を挿入していきます。
内容によっては、編集ソフトで特殊なエフェクト(効果)で加工することもあります。納品時にイメージのブレがないように、この段階でも制作会社と発注者は連携を取り、共有と確認を重ねることをお勧めします。

MA

MAとは動画制作の世界ではBGM・音声・効果音など、音に関する作業全般を指します。

Multi Audioの略と言われていますが、英語では使わない和製英語的な表現です。

一本の流れに編集された動画に対し、音楽や効果音、実際の動作音や話し声などの音声を重ねていきます。音が重なる部分ではしっかりと聞き取れ、効果的な印象形成が可能となるようサウンドを調整しなくてはなりません。映像ばかりに意識が行きがちですが、意外と重要な作業です。

納品

完成した動画は、現在ではデータファイルの形式で納品するのが一般的です。MAまですべての作業が完了し、完パケ(完全パッケージ)と呼ばれる状態になったものを発注者が検収して、了承した後に納品されます。

マニュアル動画制作を依頼する際の注意点

前章では、マニュアル動画制作の流れを説明しました。この中でも多少触れましたが、外部の制作会社を起用するにあたり、注意すべきポイントがいくつかあります。今一度整理しておさらいしましょう。

マニュアル動画の内容を事前にまとめる

前章の文中では、制作会社:ヒアリング、発注者:ブリーフィング、という表現で分けました。
制作会社は、発注者側が何をしたいのか、どんな条件があるのか、という情報を少しでも多く把握するため「聞く(ヒアリング)」する立場にあります。

一方、発注する側は何をゴールに設定して動画を作るのか、予算や期間などの制約条件はどんなものがあるか、何を基準に制作物を評価するのか、などについて「明確に説明する(ブリーフィング)」責任を有します。

ここで合意するまでが、動画制作の50%を占めると言っても過言ではありません。

そのために、制作する動画の内容をできる限り具体的に、事前にまとめることが大切です。

コスト面で問題ないか確認する

制作会社への外部発注は、単発的に見れば決して低いコストではできません。マニュアル動画は、社内の教育研修計画のなかで機能を果たしていくものです。

使用頻度や更新頻度がどのくらいなのか、どの程度の需要があるのか、という俯瞰的な視点でコストを判定する必要があります。

他の代替手段も比較検討したうえで、十分な費用対効果が得られるか確認して制作に臨んでください。

レスポンスが早くヒアリングしてくれる会社を選ぶ

外部発注の経験があまりない場合は、見積りの提出は複数の制作会社に依頼することをお勧めします。

動画のタイプや内容により、制作会社でも得意分野・不得意分野があります。過去の事例を参照するだけでなく、ヒアリングの段階でその実力を見極めることが大切です。

  • レスポンスが早く、ヒアリングの内容は当を得ているか
  • 制約条件を理解しているか
  • 発注側の意図をしっかり反映した企画になっているか
  • 汎用的な内容でなく、自社に適したプランになっているか

など、制作会社に対する評価軸を準備して、より望ましいパートナーを選定してください。

まとめ

この記事では、マニュアル動画を制作する際の費用相場と、外部制作会社への依頼方法について、具体的な事例を交えて解説しました。

初めてマニュアル動画を制作する場合、わからないことが多々あると思います。この記事を参考におおよその相場感をつかむと共に、制作のフローを理解してください。

自社で内製する場合も、外部に発注する場合でも、目的を明らかにしてどのような狙いでマニュアル動画を作成するのか、が最も重要なポイントとなります。

そのうえで、まずおおまかな方針を固め、外部制作会社を起用する際はその実力を見極めて自社にしっかりと伴走してくれるチームを選ぶことが大切です。
設定したゴールの実現のために、この記事をどうぞお役立てください。

crevoAdmin

研修動画の作り方と活用イメージを徹底解説|制作に必要な準備や作成の流れを紹介

2 years 8ヶ月 ago

本記事では、「研修動画の活用イメージ」「制作の流れ」を解説します。
ここで解説する内容を参考にして、研修動画作成にお役立てください。

お役立ち資料集

研修動画とは

研修動画とは、従業員の教育や意識の向上を目的として、企業が導入する動画コンテンツのことです。

従来、企業の研修はテキストと講師による集合型の講義で行われてきました。その一部を動画に置き換えることで、コストの削減や受講効率のアップなど様々なメリットが期待できます。

動画による研修は受講の状況が管理しやすく、個々の進捗や再生回数、再生頻度など把握したデータを活用して、研修の精度を高めていくことにも効果を発揮します。

コロナ禍でテレワークへの移行が加速した背景

2020年にはCOVID-19(新型コロナウィルス)禍の影響から、社会全体でリモート化、テレワーク化が進みました。感染症拡大を避けるため非3密(密集・密閉・密接)が推奨され、一つの部屋に集合して講義を受ける集合研修も、テレワークへの移行が求められました。

また時を同じくして、政府主導による「働き方改革」の考え方が浸透しました。DX(デジタルトランスフォーメーション)の波と共に、時間や場所にとらわれないワークスタイルが一般的に広まっています。

研修動画とオンライン集合型研修の違い

テレワークの進展で普及したリモート型研修には、2つのスタイルがあります。ひとつは、あらかじめ作成された動画を、受講者が指定された期間内に視聴する「動画研修」です。

もうひとつは、決められた日時にZoomやTeamsなどの遠隔アプリを用いて、オンラインで受講する「オンライン集合型研修」です。後者には、リアルタイムで講義を受けるライブ型も含まれます。

この記事で解説する「研修動画」は、視聴者側で再生して受講する「動画研修」タイプの動画について述べていきます。

研修動画の活用イメージ

研修動画は、音声・文字・画像・動画を組み合わせ、視聴覚を通じて感覚的に訴えるものです。うまく構成された研修動画は、単なるテキストや講義に比べて高い効果が得られます。

業務に必要な基本的な事項やマニュアルなど、社内で共有しておくべき事案を動画化する事例がよく見られます。初めて見る人でも記憶に残りやすく、何度も参照できるため効率的に活用ができます。

業務効率化マニュアル動画

業務を進めるうえでの、標準的な手順を解説する動画です。

組織として効率よく業務が進められるよう、受講者がそのシステムを理解し、戸惑うことなく活用できることを目的とするものです。部署や勤務地が複数存在する組織でも、これにより一律的な業務の効率化・標準化の共有が可能です。

商品・サービス関連マニュアル動画

取り扱っている商品やサービスは、業種・業態によって千差万別です。たとえばカフェであれば、メニューとその調理方法、器具の手入れ方法などを知っておかなくてはなりません。

家電販売店のように多種多様な商品知識が求められる場合もあります。警備員などは対象とする施設の配置や主要な場所への誘導の仕方、緊急時対応などサービスの範囲が広いものです。

業務の主要な部分を占めるこれらについて、学習を深めるのが「商品・サービス関連マニュアル動画」です。

新入社員導入研修動画

新入社員が基本的に知っておくべきルールは、毎年大きく変わるものではありません。

会社の沿革や理念、組織体制や事業内容など、全社で共有する基本的な事柄がその中心となるため、異なる地域や部署でもほぼ共通の内容となります。

そのなかでも、「新入社員導入研修動画」は最もベーシックで共有がしやすいものといえます。

コンプライアンス研修動画

昨今重要性が高まっているのが、「コンプライアンス研修動画」です。

法令遵守と訳されるコンプライアンスですが、個人情報管理やハラスメント対策など、その範囲は広いものとなります。SNS投稿など個人の安易な行動が、組織全体に大きな影響を及ぼすことも少なくありません。
すべての従業員に自覚と注意を促す意味から、実例で解説する動画が分かりやすく有効です。

セールス・教育関連マニュアル動画

販売時における商品説明の仕方や接客態度、身だしなみなど、ビジネスの現場では従業員個々が企業の人的媒体(メディア)となる場合があります。お客さまに対しなぜそうするのか、なぜそうした態度で臨むのか、を理解し望ましい姿をイメージしてもらうのにも、研修動画が効果的です。

集合研修ではその場一回限りで終わってしまう内容も、動画なら繰り返し視聴でき、不明点の確認・復習が可能です。

研修動画の形式にも種類がある

研修動画には、その構成や作り方の点でいくつかの種類があります。大きく分けると、

  • ストーリー仕立てで現場の取り組みや対応を見せていく「ドキュメンタリー形式」
  • 手順ごとに項目を章立てで解説していく「マニュアル形式」
  • 講師が前面に出て内容を解説していく「セミナー形式」

の3つに分類できます。

ドキュメンタリー形式の動画

NHK制作の「プロジェクトX-挑戦者たち」や「プロフェッショナル 仕事の流儀」を思い浮かべていただくと、どのようなものかイメージしやすいでしょう。

問題点や課題に取り組む様子をドキュメンタリーで再現することにより、身近で現実に行われている取り組みが共有、理解されていきます。

教育機関が作成した既製の研修動画も発売されていますが、自社オリジナルのドキュメンタリーであれば、臨場感を伴って業務にすぐ反映できる内容が盛り込めます。

企業トップや異なる部署へのインタビューを交えることで、意識の共有や一体感の形成も促進されるので効果的です。

マニュアル形式の動画

「こうした場合は、このように進めます」「このシステムはこう取り扱います」といった、標準化された業務について視聴覚で解説するものが、マニュアル形式の動画です。

マニュアルは多くの場合、印刷物やネット上の共有ファイルなどでも用意されています。しかし音声や動く映像を伴う動画で補完することにより、見る人は一層記憶しやすく、理解が深まります。

またマニュアル動画を「原典」とすることで、現場指導者によりやり方が変わったり、部署や地域ごとでの展開が異なったりすることが防げます。

そのため、制作に際しては現場での再現性が高くなるような構成が求められます。

セミナー形式の動画

目の前で講義を受けているかのような形式の動画が「セミナー形式」動画です。実際に行われた講義を収録してアーカイブするタイプのものと、テレビの教育番組のようにカメラの前で講師が解説するのを録画したタイプがあります。

(※リアルタイムのセミナーをリモートで視聴するライブ型もありますが、ここでは含めません)

実際のセミナーに比べて、要点を文字や図表画面で強調したり、板書を部分的にクローズアップしたりできるため、流れにメリハリがついて印象に残りやすくなります。

ですが、実際の講義と異なり質疑応答など双方向でのコミュニケーションができないため、チャットやQ&Aなど双方向チャネルを別途用意しておくと、さらに効果的です。

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マニュアル・HowToの動画制作・映像制作

研修動画を制作するために必要な準備

この章では、研修動画を制作する際に必要な準備とその手順を

  • 研修のゴールを明確にする
  • 必要な動画本数と各テーマを決める
  • 動画の形式・編集ソフト・機材や制作会社を選ぶ

の順に説明します。

研修のゴールを明確にする

研修動画制作にあたってまず大事なことは、「何のためにその動画を作るのか」という目的の設定と、「見た人にどうなってほしいのか」というゴールを明確にすることです。

新人研修であれば「会社や仕事の仕組みを理解する」ことがゴールになります。コンプライアンスやマニュアルに関する動画研修の場合は「やってはいけないこと、やるべきことが理解できたか」「業務に反映できる習得レベルが確保できたか」がゴールです。

研修の目的や対象者によってゴールのレベルは変わります。ゴールを目指して適切に研修の内容やコンテンツを構成し、プログラム化することが必要です。

研修終了後に簡単なテストを行ったり、日々の業務に活かせているかチェックするなど、検証とPDCAを可能にする意味でもゴールの設定は重要です。

必要な動画本数と各テーマを決める

たとえば「新入社員に基本的な業務知識を習得してもらう」というゴールを設定したとしましょう。そのゴールを実現するには、「自社に関する基礎的知識の共有」「企業理念と会社が目指す中長期戦略、ビジョンの共有」「商品・サービスと市場の理解」「業務遂行上のルールの理解」などの、複数のサブテーマが必要となります。

そこで動画作成にあたっては、ゴールに必要な構成要素をロジカルに分解する作業を確実に行いましょう。いくつテーマが必要なのか、全部で何本構成にするのか、などを検討して、動画研修の全体像を設計していってください。

動画の形式・編集ソフト・機材や制作会社を選ぶ

ゴールとテーマ、制作する本数が決まったら、実際の制作に入ります。外部の制作会社に発注する場合と、社内で制作する場合とがありますが、いずれの場合もどのような内容、構成にするのかに関してこの段階でよく検討する必要があります。

クリエイションの前提として、上にあげた3つの形式のどのタイプを選ぶのか、編集に用いるツール(ソフト)は何を選定するか、どのような機材を使用するか、を決めなくてはならないからです。

そしてそれらの選定に際しては、設定した目的やゴール、撮りたい動画のイメージ、素材などが大きく影響するためです。

動画の形式を選ぶ

目的や対象者に合わせて、「ドキュメンタリー形式」「マニュアル形式」「セミナー形式」の3類型のどれが最も効果的か、を検討します。具体的なモデルになりそうな社内の事例や事業所、出演者など素材やリソース、コンテンツを把握して、必要な本数分の動画形式を決めてください。

ここから、動画研修プロジェクトにおける具体的な全体設計がスタートします。

動画編集ソフトを選ぶ

自作で動画編集を行う場合、ソフトの選定は重要です。

継続的に新たな動画制作や編集に用いられるため、使い勝手や習熟の難易度・エフェクトの範囲・データ容量の軽重や動かしやすさ・オペレータのストレスなど注意すべき点が多いからです。

担当者がいなくなっても容易に引継ぎが可能で、作成済み動画の再編集やバージョンアップもしやすいよう、あらかじめ十分に検討してください。
OSや社内システムとの適合性、外注先との連携の適性も重要です。

撮影機材を選ぶ

撮影機材は、どのような動画を撮りたいかによって、必要条件が変わります。室内の映像が中心なのか、屋外で動きの速い動画を撮るのか、撮影対象が映えるような照明が必要か、などといった条件をリストアップし、マッチする機材をセレクトしてください。

必要以上にハイスペックな機材でなくても構いませんが、機動性や汎用性、耐久性も考慮し、ある程度信頼のおける機材を選ぶことをお勧めします。

制作会社を選ぶ

研修動画の制作を外部の制作会社に依頼する場合は、企画している研修動画の内容や傾向を理解し、撮影の目的や意図を共有できるチームを選定しましょう。

また

  • 業界や市場に関する知識、理解が十分にあるか
  • これまでの実績をしっかり提示してくれるか
  • トップや担当部署の熱意・熱量に共感してくれるか
  • 秘密保持やセキュリティ管理に信頼がおけるか

という点も重要です。

制作コストを抑えることも大切ですが、そこを重視するあまりクオリティや信頼性が二の次になるのは本末転倒です。

研修動画を作成する際の流れ

前章「研修動画を制作するために必要な準備」の項で、「必要な動画本数と各テーマを決める」プロセスを解説しました。これは、対象者と目的に合わせて、目指すゴールを達成するために必要な要件を抽出するものでした。

これを元に、次の段階では具体的に研修動画の作成を行っていきます。全体の流れとしては、

  • テーマと構成を考える
  • 閲覧方法や配布方法を決める
  • 絵コンテを作る
  • 研修資料を作る
  • 出演者を集めて撮影する
  • 映像を編集する

という手順で進めていきます。

テーマと構成を考える

設定したテーマに対し、コンテンツの構成をどのように作り込んでいくか、一本の動画の中でどんなストーリーに仕立てていくか、というシナリオの流れを作る作業です。たとえば「標準的な接客について、お声がけからクローズまで学習する」というテーマであれば、どんな内容をどのくらいの時間配分で盛り込むかについて、選んだ動画の形式に合わせて考えていきます。

閲覧方法や配布方法を決める

研修動画の視聴に際しては、閲覧や配布の方法が大きく影響します。この記事では、ユーザー側が端末を操作して動画を視聴するケースを想定しています。

このときユーザーがPCを用いるのか、タブレットやスマートフォンなのか、あるいはイントラネットにログインした状態での閲覧に限定するのか、一定期間のみ有効なパスワードの入力を要求するのか、など閲覧条件をあらかじめ決めておく必要があります。

ユーザー側のOSのバージョンやデータ容量、通信スピードによって不具合が出ないよう、システムの適性や整合性をあらかじめ検証して、閲覧方法や配布方法を確定しましょう。

絵コンテを作る

「テーマと構成を考える」段階で、おおまかなシナリオのイメージを構想しました。これに基づいて、詳細な「絵コンテ」を作成します。映画監督になったつもりで、シーン構成とカット割りを作ってください。コマ割り形式で具体的な「絵づら」を連続的に描いていき、そこに台詞やナレーション、字幕や効果音などの必要要素を書き込んでいきます。

必ずしも上手な絵である必要はありませんが、スタッフや出演者がイメージを的確に共有できるよう、できる限り細かく作り込んでください。

研修資料を作る

「研修資料」とは、研修動画の中で用いる説明用のスライドや図表、グラフなどをいいます。別途PDF化したものをアーカイブして、ユーザー側で参照したりダウンロードできるようにする場合もあります。
セミナーやドキュメンタリーなどといった動画の形式にかかわらず、フローチャートやインフォグラフィックスなどを適切に用いることで、テーマの理解が一層深まります。視聴後の復習や参照も容易になります。

出演者を集めて撮影する

いよいよ撮影です。機材が問題なく作動するか、絵コンテで想定した時間通りに収まるか、事前にリハーサルを行ってください。

ポイントの箇所をズームで捉えたり、固定したカメラの視界に外から人が入るフレームイン、時間を巻き戻すように逆再生する手法など、撮影にはさまざまなテクニックがあります。

視聴者が興味を持って見続けられるよう、工夫をこらしてください。カットは長めに、複数の視点で押さえておくと後で編集する際に便利です。

内容によっては、出演者の衣装やメイク、小道具の係も必要です。時間を有効に使えるよう、スケジュール管理にも十分注意してください。

映像を編集する

撮り終えた映像を編集して、動画を完成させます。

最近では初心者が投稿したYouTubeでも、効果的な音声やBGM、字幕や文字表現を巧みに用いて演出している例が少なくありません。

これらを見慣れた現代のユーザーは眼が肥えています。1カットの長さやストーリー運びのテンポなどにも留意し、テーマに照らして映像素材が最も活かせるような編集を心がけてください。

動画完成後に必要な作業

研修用の動画が完成して、これで終わりではありません。対象者に動画を視聴してもらい、最初に設定したゴールを達成するために行うことがあります。

PDCAのサイクルを意識して効果測定を行い、次の動画制作に活かしていくことが大切です。

動画配信の周知

研修動画の視聴は、社内教育の一環です。総務や人事・広報・情報システムなど関連する部署や、対象者の所属組織の協力を得て、配信のリリースを社内に周知します。
どの対象者に何本の研修動画が用意されているのか、配信時間はどのくらいか、視聴すべきタイムリミットはいつまでか、など動画研修に関するスケジュールと配信方法を知らせることが必要です。

不明点の照会やトラブルの発生に備えて、問い合わせ先を明記しておくことも忘れないでください。

また、動画配信による研修の取り組みを株主や外部マスコミにニュースリリースすることで、企業価値の向上に資する場合もあります。機密保持に触れない範囲で、内容を公開することがおすすめです。

効果測定

動画研修導入のそもそもの目的は、設定したゴールの達成です。どの程度達成できたのか、目標の性質に応じて定性・定量調査を行ってください。

測定の項目としては

  • 用意した動画が最後までしっかり視聴されたか(長さは適切か)
  • 内容は狙い通り理解されたか(分かりやすかったか)
  • 想定した期間で視聴が完了したかト
  • 視聴前と後で対象者にどんな変化があったか

などが考えられます。

またアクセスログを解析することで、動画再生の頻度や再生回数、再生が集中する時間帯などのデータを計測できます。より効果のあるプログラムにするために、データをうまく次回に活用していきましょう。

更新時期や修正内容の確認

社内体制や環境の変化、新商品の投入や新規事業・部署の創設など、研修動画を更新・修正すべきタイミングがあります。効果測定調査の結果と照らし合わせて、どの動画をいつ更新するのかについて、あらかじめ決めておくことも重要です。

効果測定の結果次第では、内容を部分修正したり撮り直したりする必要も生じます。シーズンイベントや人事異動など、教育研修は社内の状況と密接に関係します。

思わぬトラブルが発生しないよう、更新や修正は計画的に行ってください。

効果的な研修動画を作成するコツ

この章では、効果的な研修動画を作成するコツ(テクニック)を7つ、紹介します。娯楽作品としての動画ではなく「ゴールという目的達成をめざす教育効果」が狙いです。
ポイントは「ユーザーの心理的障壁を低くする」「制作側の負担を軽減する」「楽しめるものにする」という点に集約できます。

短い動画を複数作る

人間の集中力には限界があります。視聴環境をリモートでユーザー任せにする場合は、なおさらです。長すぎる動画は途中で飽きられたり、内容が頭に入ってこなかったりする危険を伴います。

そこで、複数の章立てが必要な動画は、たとえば独立した別の動画として編集するなどの工夫が効果的です。1本あたりの長さはせいぜい数分から10分程度に抑え、数を増やす方が視聴者の負担になりません。絵コンテのフォーマットを共通のものにすれば、制作の手間も軽減できます。

静止画や図・テキストを織り交ぜる

画面にメリハリのない動画は、見ていて飽きやすいものです。特に、講師が内容を説明するセミナー形式の動画は、画面変化が乏しいものになりがちです。

そこで、写真やイラスト(静止画)、アニメーション、図やグラフ、テキストなど多様な素材を動画に織り交ぜて構成しましょう。

テキストを表示する場合でも長い文章にせず、フォントや文字サイズに気を配り、伝わりやすいものにしてください。

図表などに使用する色も重要です。不用意に色を多用せず、ここぞと強調したい部分に強めの色を用いると印象に残りやすくなります。

具体的な目標を明確にする

動画研修の目的は、ゴールの実現です。

規則・規範や標準の業務、知識などが問題なく理解され、それらが日々の仕事に反映される状態を目指すものです。ただ観て「面白かった」だけで終わってしまっては、意味がありません。

そこで視聴する動画が何のために制作され、何を目指すのかという「ゴール」について、ユーザーの視線・立場から示すことが有効です。動画の冒頭や最後では、その自覚を促す働きかけを工夫してください。

能動的に考えさせる工夫をする

受講者が一堂に会し、講師と双方向で話したり、ワークショップ形式でアクションを伴うこともある集合研修と異なり、動画研修では一方的に視聴する「受け身」状態になりがちです。
そこで、ユーザーが自ら能動的に考えざるを得ないような、何らかの工夫を動画に取り入れたいものです。

たとえば

  • 事例学習のあとに、自分の職場に置き換えた場合のケーススタディの課題提出を用意する
  • クイズ形式の質問画面を表示し、考える時間を置いてから正解を見せる
  • 事前に配布したワークシートを各自が手元に用意し、自分の考えを書き込むよう促す

といった類のアクションです。アンケート調査などを重ね、目的やテーマに合わせてユーザーの関心を呼ぶ工夫を展開してください。

後から編集できるようにしておく

最初から最後まで同じ登場人物がいないと成立しないようなストーリーは、修正やアップデートがしにくいものです。

講師が手に持って説明するパネルの図表が古くなってしまった場合なども、再度新しいものに替えて撮り直さなくてはなりません。

こうした事象を防ぐため、あらかじめ講師の解説部分と図表を切り離した構成にするなど、後日の編集に備えた動画づくりをしておくと便利です。

このほか

  • 始まりと終わり、章と章の間の切り替え画面など、標準的なフォーマットを決めておく
  • 連続した動画ばかりにせず、インターバルを差しはさむ

など改変や再編集を前提に制作する視点を、忘れずに意識しておきましょう。また制作時に使用した素材や元データ、資料などは同じファイルにまとめてアーカイブしておくと便利です。

閲覧環境に配慮する

閲覧方法・配布方法の章でも触れましたが、ユーザーの動画再生環境は必ずチェックしておくべきことのひとつです。

OSや再生ソフトのバージョンが古かったり、メモリ不足で視聴に支障が出ると望ましい研修が行われません。再生端末側のセキュリティ対策についても、問題がないか確認しておきましょう。

スマートフォンなど小さな画面で閲覧する場合の動画の見え方、音量についても配慮が必要です。

YouTubeに掲載し、認知度向上を図る

社内報を外部にも公開する「オープン社内報」で、開かれた企業イメージの生成や求職者への訴求に成功している企業があります。

同じように、研修動画をYouTubeなど外部の動画プラットフォームを利用して公開するのも、効果的です。

ただし、なぜその動画を公開するのか、それによってどのような効果が期待できるか、を明確にしておきましょう。無意味に公開しても情報漏洩のリスクがあったり、再生回数が伸びずかえってマイナスイメージになる場合があるからです。

研修用の動画を部分的に抜き出したり、編集したりして外部向けに作り変えるのもよいでしょう。公益性の高いもの、専門的なコンテンツなどは社会から歓迎される可能性があります。

社員研修に動画を取り入れる上での注意点

これまで述べてきたように、研修動画には多くの利点や特性があります。うまく活用することで、楽しく充実した社員研修が実施できます。
しかし、一方でデメリットがないわけではありません。以下にいくつかの注意点を解説します。

動画制作に時間がかかる

「研修動画を制作するために必要な準備」「研修動画を作成する際の流れ」の章でも解説したように、研修動画は一つの映像作品です。

たとえ数分から10分程度の長さだとしても、企画を立て構成を作り、機材をそろえて撮影・編集して公開するまでには相応の手間と時間がかかります。

公開を急ぐあまり十分な検討をせず、拙速で取り組むと思わぬアクシデントやミスが発生します。人材育成や社員教育のビジョンをもとに、シーズン単位で計画的に制作と公開のスケジュールを組んで臨みましょう。

すぐに修正できない

公開済みの動画の中に問題が見つかった場合は、急いで対処しなければなりません。

部分的な差し替えで済む場合はそれほど時間がかかりませんが、全体に影響するようなケースでは一旦公開を中止し、再撮影や再編集となります。リアルな集合研修ならその場ですぐに訂正できるようなことも、動画研修では不可能です。

これを防ぐには、入念な事前チェックしかありません。制作チームでのチェックやテスト視聴を行って、できるだけミスのない状態で公開しましょう。

前章で述べたように「後から編集できるようにしておく」視点も忘れてはなりません。

リアルタイムでの質疑応答ができない

集合研修では、講師によく理解できなかった点などを質問し、学習を深めることができます。

動画研修では視聴する立場のユーザーは受け身になるため、不明な点を積み残したままだったり、自分に置き換えたときの疑問が残ったりする場合も少なくありません。

こうした点を補完するために、メールやチャットで質問を送れる「問い合わせ先」を明示しておくとよいでしょう。

また、アンケートシートや質問シートをイントラネットで共有できるようにしたり、受講者同士のコミュニティルームで相互にディスカッションできるような環境を整えるのも効果があります。

受講者の部署の上長や担当部署のスタッフは、滞りなく受講ができるよう常にサポートできる体制を心がけてください。

まとめ

本記事では、「研修動画の活用イメージ」「制作の流れ」を解説しました。

研修動画の活用イメージや制作の流れがイメージできたかと思います。企業内で研修用の動画を作成する際は、まず最初の段階での企画がとても重要です。

社内での動画制作に慣れているチームは別として、経験が少なかったり知識や人材が足りていない場合は、プロの力を借りることもひとつの手段です。導入の目的や規模、予算や期間などに応じて、どの程度関わってもらうかを相談し、最も効率的で効果の高い研修動画制作を目指しましょう。

crevoAdmin

【成功事例29選】サービス紹介動画とは?利用シーンと制作するときのポイントを解説

2 years 8ヶ月 ago

サービス紹介動画とは、サービスの特徴や魅力を紹介することを目的として作られた動画を指します。

商品とは違い、「サービス」は視聴者にイメージが付きにくい場合が多く、特徴や魅力を訴求することが難しい傾向があります。そのためサービス紹介動画を制作することでサービスのポイントや仕組みを理解させることにつながり、動画を通してサービスを視聴者にアプローチすることができます。
本記事では、サービス紹介動画の「利用シーン」「制作するときのポイント」について解説します。成功事例では、実写/アニメーション別にBtoB/BtoCに分けて事例を紹介します。

サービス紹介動画を検討している方やサービス紹介動画の参考事例を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

お役立ち資料集

サービス紹介動画の概要

「サービス紹介動画って、具体的にはどのような動画なの?」と疑問を感じている方も多いでしょう。

ひとえにサービス紹介動画といっても種類があり、それぞれ特徴が異なります。まずは、サービス紹介動画とは具体的にどのようなものなのかについて詳しく解説していきます。

サービス紹介動画とは?

サービス紹介動画とは、名前にもあるようにサービスの特徴や魅力を紹介することを目的として作られた動画のことです。

商品とは異なり、サービスには目に見える形がないため、価値やメリットを理解してもらうことは難しいでしょう。しかし、サービス紹介動画でサービスの特徴や魅力を詳しく解説することで、視覚や聴覚に対して多方向から訴求ができます。

文字や画像だけで説明するよりもわかりやすく、相手に魅力が伝わりやすくなるのが特徴です。

サービス紹介動画の特徴

サービス紹介動画には、以下の4つの特徴があります。

  • 形のないサービスの内容やメリットを動画で伝える
  • 利用シーンを具体的に伝える
  • サービスのブランドイメージをわかりやすく伝える
  • 豊富な情報を提供する

サービスは目に見えるものではありません。だからこそ、文字や画像だけで表現するのは難しいといえます。

ですが具体的な利用シーンや、サービスを受けている様子などを動画で表現することで、どのようなサービスなのかを視聴者に伝えやすくなります。

また、文字のみのテキストにさまざまな情報を詰め込むとなると、多くの文字が羅列されるので視聴者がストレスを感じて、サービスの魅力が伝わらなくなってしまいます。

動画はテンポやテキストの量などを工夫することで豊富な情報を取り込むことができ、視聴者にもストレスを与えることなく見てもらいやすくなります。

サービス紹介動画の種類

ひとえにサービス紹介動画といっても、その種類は「BtoB」と「BtoC」で分けられています。

BtoBの動画には、多くの情報が詰まっていることが特徴です。ビジネスシーンでサービスの紹介を行う際は専門性が高いため、多くの情報が必要です。

文字や画像、動画だけではなく、グラフやアニメーションなどを使い、購買を促すように構成した動画です。一方で、BtoCの動画は、情報を詰め込んで相手に伝えるよりも、イメージを重視して作っていきます。

ターゲットの共感を得て興味を持ってもらい、「実際に利用してみたい」と思わせることを目的とした動画を指します。

サービス紹介動画の利用シーン

サービス紹介動画の利用シーンとしては、以下が考えられます。

  • 動画配信プラットフォーム
  • 動画広告
  • 公式サイトに掲載
  • 営業用の資料

などです。

公式サイトや営業用の資料だけではなく、InstagramやTwitterなどの動画配信プラットフォームでも利用できます。
SNS媒体への投稿は、動画配信プラットフォームにおいてユーザーに見つけてもらう・検索してもらうようなプル型のマーケティング方法になります。そのため動画広告として出稿することでターゲットユーザーに企業から広告として接触ができるため、プッシュ型のマーケティング方法になります。
利用シーンによって向いている動画広告は異なるので、事前リサーチしてから行うことが大切です。

動画配信プラットフォームへの投稿

動画配信プラットフォームで掲載している動画広告の事例をご紹介します。

ウェブプロモーション動画 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME’S」

表現 実写
費用レンジ 300万円〜
長さ・尺 30~60秒

出典:Crevo制作実績

不動産・住宅情報サイトの「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」のプロモーション用動画です。
女性の日常的な会話をベースにして、視聴者から親近感を持ってもらえるような構成になっています。一人暮らしを始める前のワクワク感を女子会の会話の中で取り入れ、その中に「LIFULL HOME’Sなら良い物件が見つかる」というアピールを取り入れています。
ポジティブなイメージを持ってもらえるような構成になっているのが特徴です。

動画広告

サービス紹介動画は動画広告としても流されます。

主にYouTubeやInstagramなどのSNSで流れることが多いです。短い時間の中にサービスの魅力を分かりやすく取り入れることで、視聴者の興味を引きつけられる可能性が高くなります。

YouTube広告用動画「マリアクリニック」

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30~60秒

出典:Crevo制作実績
こちらは、ウェブ広告としての運用を想定したYouTube広告用動画です。
利用者のよくある悩みを掲載することで、共感を誘い、動画を最後まで見てもらえるように考えました。また、上品な雰囲気を作るために余計な情報は入らないように、簡潔にまとめてあるのが特徴です。
ペルソナを具体的に設定し、上品で大人っぽい雰囲気の動画に仕上がっています。

Webサイトへの掲載

サービス紹介動画は、ウェブサイトに掲載することでも活用できます。

公式サイトに掲載することでサービスの具体的な魅力が伝わりやすくなり、視聴者の共感を引きつけやすくなります。また、営業用の資料としても活用できるのがポイントです。

サービス紹介動画 クラウド電子カルテ「クリプラ」

表現 アニメーション
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 60~120秒

出典:Crevo制作実績
こちらは、クラウド電子カルテ「クリプラ」の紹介動画です。
ウェブサイトへの掲載やイベント人の説明ツールとしての活用を想定して、動画を作成しました。まずは紙カルテの現場の問題点を提示し、それらの問題を解決するツールとして「クリプラ」の紹介につなげています。
サービスを導入することでどのような効果が期待できるのか、簡単な操作性なども合わせて紹介してあるのが特徴です。一方的にサービスの特徴を伝えるのではなく、視聴者がサービスを理解することを目的として制作しています。

営業用の資料

サービスを企業や個人に売り込み際、商談時に使用することができます。

商談時、言葉だけでは具体的なイメージがつきづらく、制約につながらないことも多々あります。しかし、サービス紹介動画を用いることで、サービスを導入するメリットなどが伝わりやすくなり、成約率アップが期待できます。

サービス紹介動画 学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」

表現 アニメーション
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 60~120秒

出典:Crevo制作実績
教育現場の課題解決のためにサポートしてくれる学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」の紹介動画です。
はじめに、「大切な生徒の勉強を正しくサポートできていますか?」という疑問を投げつけて、視聴者の興味を喚起しています。
その上で、サービスを導入することでどのような効果が得られるのか、実績なども具体的に紹介しています。また、図やサービスイメージをテンポよく表現することで、視聴者への興味を惹きつけられるような動画構成にしたのも特徴です。

展示会・イベント

サービスを紹介するための展示会やイベントを開催している企業も多いのが特徴です。

サービスは目に見えない商品だからこそ、具体的なイメージを伝えることが大切です。
展示会やイベントで紹介動画を流すことで、多くのターゲットに見てもらうことができ、 対象者にピンポイントにアピールができます。

サービス紹介動画「noseStick」

表現 アニメーション
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 60~120秒

出典:Crevo制作実績
匂いセンサー・noseStickのある世界観をアニメーションで表現したいという考えから作られた紹介動画です。
ある家族の1日に焦点を当て、noseStickがどのように生活に役立っているのかを表現しています。こちらの紹介動画では、パラパラ漫画の技法を用いています。
デジタルながらもアナログ要素を取り入れることで、温かみのある動画に仕上がっているのが特徴です。最後まで見てもらえるように、店舗やビジュアルにもこだわっています。

サービス紹介動画を制作するときのポイント

サービス紹介動画では、目に見えないサービスの特徴や魅力を紹介しなければいけないため、一般的な商品紹介動画よりも難しい傾向があります。

しかし、以下のポイントを理解しておくことで、魅力的なサービス紹介動画の制作が可能です。ここからは、サービス紹介動画を作成する際のポイントをまとめていきます。

サービス紹介動画の活用・目的を決める

まずは、なぜサービス紹介動画を作ろうと思ったか、そのきっかけや背景、自社の課題を整理することが重要です。

制作の目的によって表現の方向性が異なり、表し方によって仕上がりが大きく異なります。

たとえば新しいサービスの使い方を紹介したいなら、実際にサービスを利用している動画を取り入れると良いでしょう。サービスを導入するハードルを下げたいなら、導入することで具体的にどのようなメリットが得られるか、導入後のフォローなどを紹介することが大切です。

活用方法や目的によって方向性は変わるため、まずは目的を明確にします。

ターゲットを決める

サービス紹介動画を作る目的を明確にしたら、次にターゲットを決めていきます。

細かくターゲットを設定することで、よりピンポイントな訴求が可能です。

たとえばBtoBの動画を作る場合は、「不動産業界、制度を導入する権限を持つ担当者またはその部下、50代、業務効率化を図るためにサービスを導入したいが難しそうだと感じている」などです。年齢やどのようなことに悩みを抱いているのかも細かく決めていきましょう。

また、サービスの認知度を上げたい場合は、「インパクトのあるテンポの良い動画を作って、最後まで動画を見てもらう」など、追加で検討状況も考えておくことがポイントです。

ターゲットを絞ることで、抱えている課題やアプローチ方法が見えてくるため、より対象者に刺さる動画を作りやすくなります。

ターゲットを設定する際は、具体的に以下のポイントに注目してみてください。

  • 動画を作る目的
  • 動画を見てもらった後に視聴者にどのような行動をとってもらいたいか
  • 最も伝えたいメッセージは何か
  • サービスの魅力は何か
  • サービスの弱点は何か
  • 動画をどう活用していきたいか

自社のサービスの特徴や強みを把握する

次に自社のサービスの特徴や強みを把握します。

競合サービスとどのような違いがあるのか、業界の立ち位置なども具体的にしておくことが大切です。アピールポイントを細かく把握しておくことで、目的に合わせた動画が作れるようになります。

たとえば業務効率化を実現するサービスの場合は、「サービスを導入することで、人為的ミスや人的コストのカットにつながる。作業時間も大幅に短縮できる」などです。

どのような魅力や強みがあるのか、言語化してみてください。営業担当の方からどのようにセールストークを行うかも聞いてみるのも良いでしょう。

また、競合企業がサービス紹介動画を出しているなら、リサーチするのも重要なポイントです。どのようなアピールポイントを打ち出せば、競合企業のサービス紹介動画と差をつけられるのかを考えてみましょう。

掲載する媒体を決めておく

サービス紹介動画を掲載する媒体を決めておきます。

一般的には、Webサイトに掲載することが多いです。しかし、近年では、YouTubeやTwitter、Instagram、TiktokなどさまざまなSNS媒体が普及しています。

SNSによっても利用している年齢層は違い、ターゲット層も異なってきます。ターゲットとなる年齢層が利用しているSNSでサービス紹介動画を流せば、ピンポイントでターゲットに動画を流せ、訴求ができます。

ただし、サービス紹介動画をSNSなどに掲載する場合は、その媒体に合わせたサイズや長さ、BGMなどに調整しなければいけません。たとえば、ウェブサイトではBGMが必要ない場合が多いですが、SNSで掲載する場合は広告用のBGMを追加する必要があります。

制作後の依頼になるので、追加料金がかかることもあるため注意が必要です。後から追加費用や修正などで問題が起きないためにも、プラットフォームごとの特徴を把握し、サービスサイト以外の掲載先も想定した上で制作を進めることが大切です。

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サービス紹介の動画制作・映像制作

サービス紹介動画の事例24選【BtoB・BtoC】

ここからは、サービス紹介動画の事例をご紹介します。BtoB・BtoC別でご紹介するので、自社の目的に合わせた事例を参考にしてみてください。

また、実写とアニメーションでも分けてサービス紹介動画の事例をご紹介していきます。

【実写】BtoB向けのサービス紹介動画

まずは、実写版のBtoB向けのサービス紹介動画をご紹介します。それぞれの動画によって目的や背景は異なるので、詳しく解説していきます。

タクシー広告動画制作「splashtop(スプラッシュトップ)」【BtoB】

表現 実写
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 15~30秒

出典:Crevo制作実績
幅広く大勢の人に認知してもらうことを目的として、タクシー広告、サイト掲載の用途で制作した紹介動画です。
社員の実体験をもとに、具体的なサービスについて分かり易く訴求してあります。
また、簡単にテレワークを導入できるsplashtopを活用することで、「働く場所に縛られず、大切なものを諦めている全ての人に届けたい」というメッセージも込められています。

サイト掲載用動画「OMOTE」【BtoB】

表現 実写
費用レンジ 300万円〜
長さ・尺 15~30秒

出典:Crevo制作実績
サービスの認知度を拡大するために、制作した紹介動画です。
特にウェブ接客担当者向けに制作しており、サービスの具体的な特徴が簡潔にまとまっています。30秒以内で収まる動画なので、視聴者に「広告が長すぎる」というストレスを与える心配もありません。
実際の利用シーンが動画になっており、視聴者に魅力や特徴が伝わるように構成しています。

ブランディング動画「Makuake」【BtoB】

表現 実写
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 60~120秒

出典:Crevo制作実績
「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり 残るべきものが残る世界の実現」というビジョンを動画で表現してあります。
Makuakeで掲載したプロジェクトが、クラウドファンディングの力でどのように実現していくのかが描かれています。スタッフと実行者が二人三脚でプロジェクトを進めるシーンを入れることで、Makuakeの世界観を伝えられるように工夫しているのが特徴です。
アップテンポなBGMにこだわり、視聴者のワクワク感を掻き立てるような動画になっているのもポイントです。

サービス紹介動画「クラウドサーカス」【BtoB】

表現 実写
費用レンジ 300万円〜
長さ・尺 60~120秒

出典:Crevo制作実績
ARマーケティングツールの認知度を高めることを目的とした紹介動画です。
ARサービスはまだまだ認知度が低く、どのようなサービスなのか存在すら知らない方も多いため、魅力が伝わりづらいことが課題でしたが、具体的なシチュエーションを取り入れることでサービスの特徴がわかるように工夫してあります。
よく知らないサービスだと、広告がストレスに感じることもあります。視聴者にストレスを与えないように、テンポ感にもこだわって作成しました。

サービス紹介動画「Bizibl(ビジブル)」【BtoB】

表現 実写
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 30~60秒

出典:Crevo制作実績
ウェブ上での掲載を想定して、サービスの新しい機能を紹介することを目的として制作した紹介動画です。
実際のUIを使用してみせることで、具体的にわかりやすく伝えています。新しい機能が誕生すると、使いこなすまでに時間がかかります。
しかし、実際に使用している様子を動画で撮影することで、動画を見ながらでも機能を使いこなせるようにしてあるのが特徴です。

サービス紹介動画 クラウドネイティブソリューション「C-Native」【BtoB】

表現 実写・アニメーション
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 120秒〜

出典:Crevo制作実績
CTC様・レッドハット様で推進しているプロジェクトのPR動画を、実写インタビューとアニメーションを組み合わせて制作した紹介動画です。
前半では、サービス内容とレッドハット社との連携をアニメーションで説明し、後半ではインタビュー動画を取り入れています。担当者のインタビューも取り入れることで、信頼感をアピールしています。
また、視聴者の興味を惹きつけるために、テクノロジーのコンテンツ部分の中に動物的な動きを入れているのもポイントです。

【実写】BtoC向けのサービス紹介動画

次にBtoC向けのサービス紹介動画をご紹介します。どのような工夫を凝らすことで、直感的に視聴者の興味を引けるようになっているのか、参考にしてみてください。

サービス紹介動画 就職支援サービス「ハタラクティブ」【BtoC】

表現 実写
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 60~120秒

出典:Crevo制作実績
就職活動支援サービス「ハタラクティブ」の紹介動画です。
カフェで話す女性2人の会話を通して、サービスの内容や魅力を伝えています。ストーリー性を待たせて、視聴者が最後まで飽きずに見られるように工夫したのがポイントです。
ところどころに簡潔なテキストを取り入れて、伝えたい内容をしっかり伝えられるようにしました。

YouTube広告用動画 オンラインプログラミングスクール「デイトラ」【BtoC】

表現 実写
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 15~30秒

出典:Crevo制作実績
株式会社デイトラが提供するオンラインプログラミングスクールのサービス紹介動画です。
スクールの認知度を拡大させたいという目的のもと、制作しております。視聴者の安心感を得るために、Twitterで話題になったことをアピールポイントとして取り入れています。
まだ認知度が足りないからこそ、視聴者の安心感を得るアピールポイントがあることを押し出しているのがポイントです。

サービス紹介動画 オンライン英会話「レアジョブ」 株式会社レアジョブ【BtoC】

表現 実写
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 15~30秒

出典:Crevo制作実績
オンライン英会話「レアジョブ」の紹介動画です。
視聴者が飽きることなく、かつよりたくさんの魅力や情報を伝えられるように、「フレフレ男子編」「AIが進化しても編」「人生に今更なんてない編」の3編に分けて制作してあります。
「1日25分の英会話が人生を変える。」を大きく訴求した上で、3編それぞれのストーリー構成を考えてあるのがポイントです。実際にオンライン英会話を受けている様子も取り入れることで、具体的なイメージが伝わりやすくなっています。

サービス紹介動画「どこかなGPS」【BtoC】

表現 実写
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 30~60秒

出典:Crevo制作実績
ウェブサイトへの掲載を想定した「どこかなGPS」の紹介動画です。
娘の小学校の初投稿を見守る両親を主人公として、ストーリー仕立てで構成が組まれています。「これまでの育児は大変だったけれど、幸せな時間だった」と思い返すシーンは、お子さんがいる方の共感を得やすくなっています。
そして最後に、「どこかなGPS」のアピールポイントを取り入れることで、強く印象に残るように構成しました。

SNS用プロモーション動画「モスのネット注文」【BtoC】

表現 実写
費用レンジ 300万円〜
長さ・尺 30~60秒

出典:Crevo制作実績
「モスのネット注文」の紹介動画です。
SNSで活用することを目的としています。学生や忙しいビジネスマンなど、立場の異なる4人を主人公にしました。立場の異なる4人を主人公にすることで、誰でも気軽に使えることをアピールしています。
また、サービスの魅力をテンポよく紹介しているため、飽きずに最後まで見られるように工夫しているのがポイントです。

商品紹介動画「研ちゃんカットプレミアム」【BtoC】

表現 実写
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30~60秒

出典:Crevo制作実績
従来のものと比べて新商品の何が進化しているのかをわかりやすく紹介した動画です。
パンフレットやチラシだけだと耐久性や切れ味をうまく表現できないため、実際に作業している姿を取り入れることでわかりやすく表現しています。
また、ただ作業しているシーンを掲載するのではなく、撮影する角度なども工夫しました。

【アニメーション】BtoB向けのサービス紹介動画

次に、BtoB向けのアニメーションのサービス紹介動画をご紹介します。実写とはまた異なる魅力があるため、ぜひ参考にしてみてください。

サービス紹介動画「Precisely Connect」【BtoB】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 120秒〜

出典:Crevo制作実績
ロゴ変更に伴い、動画も新しくしたいという目的で制作した紹介動画です。
既存動画よりも魅力的な動画を作らなければいけないため、アニメーションを取り入れてわかりやすく伝わるように工夫しています。
また、キックオフ時に具体的な内容を固めることで、スムーズに制作が進みました。

サービス紹介動画「分譲オールワン」【BtoB】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 60〜120秒

デジタル化が遅れている不動産業界に対し、サービスの利便性を訴求したいという目的のもと制作した紹介動画です。サービスを利用することでどのような問題が解決できるのか、どのような利便性があるのかを簡潔にまとめています。
テンポよく、かつ、情報を詰め込みすぎないように、アニメーションでわかりやすく表現したのがポイントです。

サービス紹介動画「アンバサダープラットフォーム」【BtoB】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 60〜120秒

出典:Crevo制作実績
ウェブサイトの公開に合わせて掲載を想定した紹介動画です。
従来のファンマーケティングの課題に対し、どのように解決できるのか、どのようなメリットがあるのかを、豊富な機能とともに表現しています。
また、視聴者がイメージを持ちやすいように、シーンに合わせた活用イメージなども盛り込みました。

サービス紹介動画「backlog by Nulab」【BtoB】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30〜60秒

出典:Crevo制作実績
「チームで働くすべての人に」をコンセプトとして開発されたサービスの紹介動画です。
YouTubeやSNS動画広告に出向し、認知の拡大を狙うことを目的として制作しています。ユースケースや課題、ターゲットごとにそれぞれ訴求したいという要望だったので、短い時間の動画を5本制作しました。
動画を分けることで、それぞれのターゲットにわかりやすく簡潔にアピールポイントを伝えています。

サービス紹介動画 内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI model-G」 【BtoB】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30〜60秒

出典:Crevo制作実績
学会のサイネージ用に、サービスの認知を高めることを目的として制作した紹介動画です。
テキストや文字だけでは魅力や特徴を伝えるのが難しいため、サービス内容をCGと字幕でわかりやすく説明しました。クライアントが作成したCGデータをもとに、少しアレンジを加えて、先進的な印象になるように工夫したのがポイントです。

サービス紹介動画「JGコーポレーション」【BtoB】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 60〜120秒

出典:Crevo制作実績
JGコーポレーションのサービス紹介動画です。
イメージキャラクターを登場させることで、親しみやすい動画に仕上げました。社内のDXを推進したいがコスト面で悩む男性に、イメージキャラクターが商品のメリットを説明しています。
キャラクターを登場させながらも、従来の動画のテイストやトンマナに合うように調整して作成います。

【アニメーション】BtoC向けのサービス紹介動画

最後にBtoC向けのアニメーションサービス紹介動画をご紹介します。

サービス紹介動画「game tomodachi」【BtoC】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30〜60秒

出典:Crevo制作実績
ローンチしたばかりのプラットフォームなので、利用方法を理解してもらいたい、かつ、登録してもらいたいという目的のもと制作した紹介動画です。
魅力的なキャラクターを取り入れることで、視聴者の興味を惹きつけられるように工夫しました。また、実際の利用シーンも交え、わかりやすいストーリー展開になっているのもポイントです。

サービス紹介動画「グッピーコネクト」【BtoC】

表現 アニメーション
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 〜15秒

ハラスメント対策における法改正に伴って、啓蒙を踏まえた認知拡大を目的として制作した紹介動画です。
オフィスや移動中など、どこにいても広告が視聴できるように、音なしでも理解してもらえる構成や表現を取り入れました。少し早めのテンポを心がけ、YouTube広告を見慣れている方でもスムーズに見られるように工夫しています。

啓発動画「ED治療(イースト駅前クリニック)」【BtoC】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 120秒〜

出典:Crevo制作実績
ED治療に関する啓発動画として制作した紹介動画です。
まずは、EDに関する認知を広げて、ED治療をもっと気軽に考えてもらいたいという目的に合わせて制作しました。身近にED治療を考えてもらえるように、セクシー女優の麻美ゆまさんを女性キャラクターの声に起用したのがポイントです。

サービス紹介動画「カラーミーショップ」【BtoC】

表現 アニメーション
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 15〜30秒

出典:Crevo制作実績
これからネットショップを始めたいと思っているターゲットに向けて訴求した紹介動画です。
ABテストで効果を測るために、2つに分けて動画を制作しました。本格的にネットショップを検討している方のために、軽くなりすぎないようなデザインを心がけています。

ブランディング動画 タクシー配車アプリ「DiDi(ディディ)」昔話篇【BtoC】

表現 アニメーション
費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 30〜60秒

出典:Crevo制作実績
YouTube広告やタクシー広告、SNS広告など幅広い利用を想定して制作した紹介動画です。
昔話の主人公がサービスを利用するという、ユーモアのあるストーリー仕立てにしました。誰もが知っている昔話の主人公を採用することで、親しみを感じられる動画にしたのがポイントです。
シンデレラやウサギなど複数のパターンを用意し、バラエティーの豊かさも意識しています。

サービス紹介動画「七田式教室幼児コース」【BtoC】

表現 アニメーション
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 60〜120秒

出典:Crevo制作実績
LPやYouTubeでの活用を想定して制作した紹介動画です。
幼児を持つ親世代に、教育の重要さをもっと知ってもらいたいという目的があります。親世代に響くようなしつらえや雰囲気を映像で表現しています。
アニメーションでポップな雰囲気を出しながらも、重要なポイントはしっかり伝えられるような構図を意識しました。

サービス説明動画の制作の注意点

サービス説明動画を制作する際には注意点があります。注意点を知らずに動画を作ると、思うような効果が期待できない可能性があります。

サービス説明動画はターゲットに魅力を効率よく伝えられる有効な方法だからこそ、どのような注意点があるのか把握しておくことが大切です。

制作時間とコストがかかる

サービス紹介動画を制作する際は、時間とコストがかかります。

紹介動画を作るための動画制作サービスが数多く誕生していますが、どのツールを使っても制作時間がかかります。専門的な知識がなかったり、動画を制作するのが初めてだったりする場合は、ツールの使い方から学ばなければいけません。

ツールの使い方がわかっても、その後は動画制作について学ばなければいけないため、多くの時間がかかります。また動画制作に人員を割く必要があるため、コストがかかることが懸念されます。

動画制作会社に委託する場合も、同様に制作時間とコストがかかりますが、独創性やクオリティなど制作の手間・時間が省ける点では、動画制作会社への依頼をおすすめします。

サービスの特徴や魅力を紹介するためには、クオリティや独創性が求められます。動画を制作する際は、スケジュールを余裕持って決め、予算も考慮することが必要です。

動画のクオリティに効果が左右される

サービス紹介動画を作っても、クオリティに効果が左右されるため注意が必要です。
魅力的なサービスでも、動画のクオリティが低ければターゲットにその魅力が伝わりません。ターゲットの心に刺さらないため、効果は得られないでしょう。

逆に、内容があまり充実していないサービスでも、クオリティの高い動画を作ることで訴求力が高くなります。購買意欲をかきたてるため、集客率アップや購買効果などが期待できます。

課題解決や目的達成を目指すためにも、クオリティの高い動画作りに専念しなければいけません。クオリティを求める場合、制作会社への依頼を検討することがおすすめです。

まとめ

クオリティの高いサービス紹介動画を作ることで、ターゲットの共感を得ることができ、狙った効果も期待できます。

また、どのような効果を得たいのかによって、動画制作の方向性は変わります。魅力的な動画を作るためにも、「なぜ動画を作るのか」「どのようなターゲットに届けたいのか」を明確にすることが大切です。

いきなり動画を作り始めるのではなく、事前準備が重要なポイントです。事前の話し合いを徹底することで動画の方向性がしっかり定まり、魅力的な動画が作れます。

今回は、成功事例もご紹介しました。どのような動画が成功したのかの参考にできるため、ぜひチェックしてみてください。

crevoAdmin

サービス紹介動画の制作は内製/外注どちらがおすすめ?サービス紹介動画の種類を成功事例と合わせて解説

2 years 8ヶ月 ago

現代において、ブランディングやプロモーション手法の主流にもなっている「サービス動画」。商品やサービスの紹介の手段としても、多くの企業が幅広く利用しています。

そんななか

  • 「自社でもサービス紹介動画を作りたいけど、何から手を付ければいい?」
  • 「そもそもサービス紹介動画とは?あまり馴染みがない…。」

と、悩む企業様は少なくありません。

今回の記事では、サービス紹介動画における「種類や作り方」や「内製と外注の選び方」をご紹介します。
また形式ごとの成功事例も紹介していますので、制作後のイメージが明確に湧くようになるでしょう。

ぜひご一読いただき、動画制作の知識として参考にしてください。

お役立ち資料集

サービス紹介動画について

まずサービス紹介動画の概要や特徴、種類について触れていきます。

サービス紹介動画の概要や特徴を広く把握しておくことで、動画の仕上がりイメージがより具体的になったり、制作会社にスムーズに依頼することが可能です。
また動画を制作したあと、どのような使い道・活用方法があるのかを知ることで、利用の幅や選択肢も広がります。

そのため動画の制作を依頼する前に、まずはサービス紹介動画の大まかな概要を確認し、把握しておくことが大切です。

サービス紹介動画とは

サービス紹介動画とは、「自社のサービスを紹介する目的で作られる動画」のことを指します。

従来のサービス紹介では、画像とテキストを用いて紹介することが一般的でした。
しかし現代では「動画」が、サービス紹介において主流の手段となっているのが現状です。

動画は大きく分けて「映像」と「音声」というふたつの要素で作られます。
性質上、人間の「視覚」と「聴覚」の両方に同時に訴求ができるのが特徴です。
そのため文字やテキストに比べて圧倒的な速さで、多大な量の情報を提供することが可能です。

とくにサービス紹介動画は、無形商材の紹介に適しています。
無形の商品・サービスの特徴は、テキストと画像のみで紹介するのは非常に困難です。

ここで動画なら動く図解やテロップ、BGMが加わるので、視覚的にサービスを理解してもらえるようになります。

現代では、ITシステム系の無形商材が増えている背景から、いっそうサービス紹介動画の重要性が注目されています。

サービス紹介動画の特徴

サービス紹介動画は、大きく以下の特徴があります。

サービス紹介動画の特徴

  • とくに無形商材を視覚的にわかりやすく説明できる
  • テキストと画像に比べ、短い時間で多くの情報を伝えられる
  • 「具体的な利用シーンの」が描写でき、イメージがしやすく親近感をもってもらえる
  • サービスの使い方や特徴のみならず、ブランドイメージ・サービスの背景や理念などの訴求が可能になる

サービス紹介動画は、形のある製品はもちろんのこと、形がなく触れることができない「無形商材」の紹介をイメージしやすく訴求ができます。

たとえば無形商材の特徴やメリットをアピールしたいとき、テキストと画像のみで伝えようとすると、伝えられる情報量に限界があります。
いくら噛み砕いた説明をしても、視聴者独自の解釈がまじりやすいうえ、理解してもらうには相応の時間を要するでしょう。

しかしその点動画なら、視聴者の「視覚」と「聴覚」の両方に、サービスがもつ情報を伝えられます。

さらに動画の場合、画像とテキストに比べて、圧倒的に短い時間で理解できる点が魅力です。動く図解はもちろん、音声での説明やBGMも加わるからです。

実際にアメリカの調査会社「Forrester Research」の調査によれば、「1分間の動画にはおよそ180万単語と同程度の情報量がある」ことがわかっています。

動画は「実際の利用シーン」や「ブランドイメージの背景・理念」など、表現の幅も実に多種多様です。
そのため視聴者はよりサービスの特徴を理解し、親近感を抱きやすくなる特徴をもっています。

サービス紹介動画の種類

ひとことでサービス紹介動画といっても、その種類は多岐にわたります。

たとえばサービス紹介動画の利用用途としては、大きく以下の2つに分類されます。

サービス紹介動画の利用用途

  • BtoB分野のサービス紹介
  • BtoC分野のサービス紹介

BtoB分野のサービスは、企業が企業にサービスを伝える形式です。
傾向として専門性が高いため、サービスのメリットや特徴をアピールするには、情報量を多くする必要があります。

一方のBtoC分野のサービスは、企業が消費者にサービスを伝える形式です。
こちらはBtoBとは真逆で、専門的な要素は皆無といっても過言ではありません。
とにかく「サービス内容を理解しやすい」よう、とことん噛み砕いてわかりやすく紹介する内容のものが多い傾向です。

さらに上記の2つでも、動画の形式や表現方法として、以下のようなものがあります。

  • ストーリー形式
  • ナレーション形式
  • インタビュー形式
  • アニメーションおよび実写形式
  • 長尺および短尺

これらは、「サービス紹介動画を作る目的」によって大きく異なります。

その目的とは、たとえば動画を通じて、

  • 「視聴者に何を思ってほしいのか」
  • 「動画で視聴者に何をいいたいのか」
  • 「どう動いてほしいのか」
  • 「最終的なゴールはどこなのか」

目的が違えば、当然ゴールも変わってきます。

実際に、上記の型式ごとの成功事例をご紹介します。
完成後のイメージをより具体的にふくらませるため、ぜひ参考にしてください。

【ストーリー形式】サービス紹介動画「バーチャルフィッティング」

費用レンジ 100~299万円
60~120秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

東芝テック株式会社のサービス紹介動画、バーチャル試着テクノロジーサービス「バーチャルフィッティング」です。
女性が店舗で全身をスキャンし、自分のアバターを生成。帰宅後にアプリでもアバターを活用して、試着体験を楽しむストーリーです。
東芝テック株式会社はリテールソリューションを含む4事業を軸に、さまざまなサービスを展開しています。

【ナレーション形式】ブランディング動画「KARAKURI」

費用レンジ 100~299万円
120秒〜
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

カラクリ株式会社のCS特化型AIチャットボット「KARAKURI」のサービス紹介動画です。
立体感と細かな動きで「KARAKURI」の世界観をより具体性をもって表現し、しっかり伝わるブランディング動画に仕上がっています。
カラクリ株式会社は「今までにないカラクリで世の中を豊かに」をミッションに、世の中を楽しく豊かにする仕組みを提供しています。

【インタビュー形式】導入事例動画「クイックサイネージ」(エッグセレント編)

費用レンジ ~49万円
120秒〜
表現 実写

出典:Crevo制作実績

ソフトバンク株式会社のデジタルサイネージ用配信管理クラウドシステム「クイックサイネージ」のインタビュー動画です。
「クイックサイネージ」を導入した生の声として、インタビュー形式でサービスの魅力を伝えています。
「クイックサイネージ」は、ソフトバンク株式会社が提供するクラウド型デジタルサイネージです。コンテンツ配信管理をクラウド化し、訴求力の高いデジタルサイネージを低コストで提供します。

【アニメーション】サービス紹介動画「PreciselyConnect」

費用レンジ 50~99万円
120秒〜
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

株式会社アシストの「Precisely Connect」のサービス紹介動画です。
シンプルなアニメーションと紫のカラーリングで、先進的なイメージを醸している点が特徴。
音声なしでも理解できるため、あらゆる場所で汎用的かつ長期的に利用可能です。
株式会社アシストはソフトウェアの活用アシスト、およびビジネスを進化させるITソリューションの提供を行っています。

【実写】プロモーション動画 「福岡PARCO」(らーめん二男坊編)

費用レンジ ~49万円
15〜30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

「福岡PARCO」に店舗を構える「らーめん二男坊」の紹介動画です。
外国人の視聴を想定して制作された背景から、和太鼓の効果音を用いるなど、日本らしさを感じられる表現に仕上がっています
「福岡PARCO」に店舗を構える「らーめん二男坊」は、男性も満足、女性にも愛される、新しく馴染み深い豚骨ラーメンを堪能できます。

【長尺】チュートリアル動画 クラウド人事労務ソフト「SmartHR」

費用レンジ 50~99万円
120秒〜
表現 実写

出典:Crevo制作実績

「SmartHR(スマートHR)」のチュートリアル動画です。
実写とアニメーションを組み合わせ、 サービスの流れや利用者の気持ちを表現。
長編動画ながら、最後まで飽きずに視聴できる工夫が施されています。
「SmartHR(スマートHR)」は、労務手続きや、情報管理をラクラク行えるソフトです。
運営は株式会社SmartHRです。

【短尺】プロモーション動画「KFCカード」(クリスマス篇)

費用レンジ 50~99万円
15秒以内
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社のプリペイドカード、「KFCカード」のプロモーション動画です。
開始2秒で創設者のカーネル・サンダースの立像が登場し「KFCカード」を勧めます。
短尺でありながら、非常にインパクトのある構成です。
運営するのは、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社。
言わずとしれた「ケンタッキーフライドチキン」を、日本で運営しています。

【内製/外注どっち?】サービス紹介動画の制作依頼の仕方

サービス紹介動画を制作する場合、方法として大きく「内製」と「外注」の方法があります。

内製とは、社内でサービス紹介動画を制作する方法です。
一方の外注は、動画制作会社へ制作を依頼する方法になります。

どちらの方法でもサービス紹介動画の制作は可能です。
しかし両者それぞれに、特有のメリットとデメリットが存在します。

内製と外注、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

内製する際のメリット

動画を社内で制作する「内製」を選ぶメリットは、大きく以下のとおりです。

動画内製化のメリット

  • 制作費用を抑えることができる
  • 社内に動画制作の経験やノウハウが生まれる

最大のメリットは、「制作費用を抑えることができる」点です。
動画制作会社に依頼すれば、費用はどうしても高くついてしまうもの。

また一度動画を制作することで、経験やノウハウが生まれ、蓄積できる点もメリットです。

内製する際のデメリット

一方で、内製による動画制作のデメリットは以下があげられます。

動画内製化のデメリット

  • 膨大な時間がかかる
  • 成果の出る動画にならず、費用対効果が薄くなる可能性が高い

制作会社へ依頼することに比べ、圧倒的に時間がかかります。
これまで動画制作の経験がない会社であればなおさらでしょう。

また動画が完成しても、品質はプロによるものではありません。
そのため成果がなかなか見込めず、想定していた費用対効果につながらない可能性が高くなります。

外注する際のメリット

サービス紹介動画の制作を、制作会社へ依頼する「外注」を選ぶメリットは、主に以下です。

動画外注化のメリット

  • 完成する動画のクオリティが高い
  • 制作会社に丸投げできるため、時間がかからない

最大のメリットは、完成する動画のクオリティの高さです。
素人が作った動画とプロによる動画では、初心者でもわかるほどクオリティに差がでます。

また制作に必要な作業をすべて依頼するため、依頼側には作業の工数を削減することができます。
余った時間を別のタスクに割けるのはメリットといえます。

外注する際のデメリット

サービス紹介動画を制作会社へ依頼することにも、以下のとおりデメリットはあります。

動画外注化のデメリット

  • 制作費用がかかる
  • 制作会社との認識合わせやヒアリングの時間が必要

制作費用はどうしても高くなります。
ただ「高品質で、より確実な効果が期待できる動画」に仕上げるためには重要な点です。

制作会社に外注する際は、約2〜3回にわたってヒアリングが行われます。
制作途中にも細かなチェックや修正は欠かせないため、その時間がかさむことはデメリットと考えられますが、動画制作を依頼する動画のクオリティや目的を考えた場合、必要な時間といえます。

【業者別】依頼先の特徴とメリット・デメリット

サービス紹介動画の制作を依頼する際、制作会社に依頼することが一般的です。
しかし依頼先は制作会社のみではありません。

具体的な動画制作の依頼先として、以下のような選択肢があります。

動画制作の依頼先

  • 広告代理店
  • 動画制作会社
  • フリーランスと協業している動画制作会社
  • クリエイター(フリーランス)

上記それぞれの特徴や、動画制作を依頼するメリット・デメリットをご紹介します。

それらを知ることで、どのような企業へ依頼するべきか明確にできるので、ぜひ参考にして下さい。

広告代理店

サービス紹介動画の制作依頼先のひとつに、「広告代理店」があります。

広告代理店はテレビやWebCM・街中のデジタルサイネージ広告をはじめ、広告についてのあらゆる知識とノウハウをもつ業種です。

広告代理店といっても、社内にたくさんの動画制作クリエイターが存在します。
動画制作を依頼した場合、クライアントの費用感や納期に合わせてプランを提案してくれます。

ニッチなサービス紹介動画よりも、どちらかというと「全国規模であらゆる媒体や手段を用いて広く宣伝したい」というニーズに向いている傾向です。

広告代理店の豊富なノウハウやマーケティングの知見は、出来上がるサービス紹介動画にも大きく反映されていることがいえます。

メリット

広告代理店に動画制作を依頼するメリットは、大きく以下のとおりです。

広告代理店に依頼する場合のメリット

  • 動画の目的に沿った企画~納品まで通じて対応してくれる
  • ほぼ全ジャンルの動画制作に対応してくれる

広告代理店は幅広い知識とノウハウを活かし、制作の目的に最適な企画立案を行ってくれます。
そして動画の納品までを丸投げできるので、手間が発生しない点がメリットです。

また広告代理店が扱うジャンルは実に多種多様です。
ほぼ全ジャンルの動画制作依頼に柔軟に対応してくれる点も魅力です。

デメリット

動画制作を広告代理店に依頼するデメリットとしては、以下があげられます。

広告代理店に依頼する場合のデメリット

  • 制作費用が高額なケースが多い
  • 制作のスピード感は遅くなるケースもある

広告代理店は、外部のパートナー企業やフリーランスと協同して制作作業を行う場合が多いです。
すなわち広告代理店は、制作者との「仲介」のような役割となるため、やり取りのスピードが落ちてしまうことは否めません。

また平均的な相場が高めに設定されていることもデメリットです。

動画制作会社

「動画制作会社」は、サービス紹介動画の制作の依頼先として代表的な選択肢です。

動画制作会社は、動画制作を主軸に業務を行う企業です。
テレビやWebCM・SNS広告やタクシー広告まで、あらゆる「動画」を幅広く請け負っている点が特徴です。

制作会社では

  • ディレクター
  • カメラマン
  • 編集者
  • グラフィックデザイナー
  • 構成作家

など、動画制作における知識と経験が豊富なプロが多く在籍しています。

また有名で規模のある制作会社には、多くの制作実績があるため、音楽や画像など素材のストックが多数あることも事実です。

専門的な知識も豊富なため、確かな効果を期待できる動画の制作が期待できます。

メリット

動画制作会社に、サービス紹介動画を依頼するメリットは以下のとおりです。

動画制作会社に依頼する場合のメリット

  • クライアントとの直接契約になるので、やり取りがスムーズ
  • 場合によっては広告代理店に依頼するよりも安価な制作費用で済む

発注したクライアントと制作会社、双方に仲介が存在しません。
そのため要望などがあればスムーズにやり取りが行えるうえ、認識の相違も減らすことができます。

また目的や予算を明確にすることで、可能な限りの高品質な動画の制作を提案してくれます。

デメリット

動画制作会社に依頼する場合、以下のようなデメリットもあります。

動画制作会社に依頼する場合のデメリット

  • 発注するクライアント側が、企画立案をしなければならない場合がある
  • 他の制作実績と似通った動画に仕上がる可能性もある

制作会社に依頼する際は、発注するクライアント側がある程度の企画立案を行わなければならない場合もあります。
動画制作経験のない企業にとっては若干ハードルが高いです。

またひとつの会社のみで完結するため、動画のジャンルの偏りも否めません。
他の制作実績とすこし似通った動画に仕上がる可能性もあるため、提案やヒアリング時に
確認することでデメリットを未然に防ぐことができます。

フリーランスと協業している動画制作会社

動画制作を「フリーランスと協業している動画制作会社」に依頼するのも、ひとつの選択肢です。

「フリーランスと協業している動画制作会社」の特徴は、主に以下です。

フリーランスと協業している動画制作会社の特徴

  • 制作会社自体は、主に制作のコンセプト提案〜企画構成を担当する
  • 動画撮影や編集といった作業は、フリーランスの方と協業や依頼を行う

制作会社との違いは、自社で動画制作チームを作らず、要所要所で外注する仕組みを設けていることです。

そのためスピーディーかつ、ハイクオリティな動画制作の実現が可能となっている点が特徴です。
さらに他の依頼方法と比較して、費用相場も比較的低めに設定されているところも魅力です。

メリット

「フリーランスと協業している動画制作会社」に依頼するメリットとしては、以下があげられます。

フリーランスと協業している動画制作会社に依頼する場合のメリット

  • 目的やゴールに合わせた企画立案~納品まで、ひととおり丸投げすることができる
  • 他の制作企業に比べ、制作費用が安い傾向にある
  • ほぼ全ジャンルの動画制作が可能

企画立案から納品までをすべて任せることができます。

また自社に制作チームを作らないため、低価格で柔軟な対応をしてもらえることも大きなメリットとなるでしょう。

デメリット

一方で「フリーランスと協業している動画制作会社」に依頼するデメリットは以下になります。

フリーランスと協業している動画制作会社に依頼する場合のデメリット

  • 協業するフリーランスチーム次第で、動画のクオリティに差が生じることがある

「フリーランスと協業している動画制作会社」は、制作する動画の目的やコンセプトに合わせ、それに近い実績をもつフリーランスを選定のうえ、チームを作ります。

そのため、制作する動画のクオリティにばらつきが生じてしまうことは否めません。
制作する動画の構成や企画を入念に行うことでデメリットを補うことが可能です。

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サービス紹介の動画制作・映像制作

クリエイター(フリーランス)へ依頼

サービス紹介動画の制作の依頼先として、「クリエイター(フリーランス)」も選択肢のひとつです。

制作会社や広告代理店とは異なり、「企業の看板を背負ってない方」へ発注する方法です。
企業に属さない方に依頼するため、制作費用の相場も圧倒的に安く済むことが大きな特徴といえます。

仕事を募集しているフリーランスクリエイターはたくさんいます。
法人と個人の仕事のマッチングを図る「クラウドソーシングサイト」で発注すれば、優秀なクリエイターと出会えることもあるでしょう。

ただクリエイターは、会社の看板を背負ってない分、信頼性には欠けます。
場合によっては修正に応じてくれなかったり、レスポンスが遅いなど進行に遅れが生じることがあるのも事実です。

メリット

動画制作を「クリエイター(フリーランス)」へ依頼するメリットは以下のとおりです。

クリエイター(フリーランス)に依頼する場合のメリット

  • 動画の制作を安く発注でき、制作費用を大きく削減できる
  • 個人での制作となるため、細かな修正や編集依頼を柔軟に行ってもらえる

最大のメリットとなるのは、制作費用が安く済むことです。
企業に依頼する場合と比較すると、雲泥の差があるといっても過言ではありません。

またフリーランスの方は、基本的にひとりで制作を行います。
細かな調整や編集依頼に、柔軟に対応してもらいやすい点も魅力です。

デメリット

「クリエイター(フリーランス)」に動画制作を依頼するデメリットは以下のとおりです。

クリエイター(フリーランス)に依頼する場合のデメリット

  • 企画立案は発注するクライアントが行わなければならない
  • 少なからず当たり外れがあり、信頼性に欠ける

動画制作における企画立案は、発注するクライアントが行う必要があります。
動画制作の経験がない企業の場合、すこしハードルは高いでしょう。

また依頼する人によってはレスポンスが遅かったり、修正の柔軟さがなかったりと、想定していた通りに制作が進まないことがあるのも事実です。

【制作の流れ】サービス紹介動画の作り方

より効果的で、高い成果につながるサービス紹介動画を作るには、押さえておきたいポイントがあります。

ポイントとは、大きく以下のとおりです。

サービス紹介動画を制作する際のポイント

  • 目的・課題・活用したいシーンを明確に決める
  • ターゲット・ペルソナ(仮想の人物像)を明確にする
  • 利用イメージの湧きやすいシナリオ構成・演出を作成する
  • プロダクトの強み・特徴を明確にする
  • 配信する媒体を事前に決める

上記のポイントをそれぞれ詳しくご紹介します。
ぜひしっかり押さえたうえで、より効果的なサービス紹介動画の制作に役立てて下さい。
目的・課題・活用したいシーンを明確に決める
サービス紹介動画の制作においてもっとも重要なのが、「目的・課題・活用シーン」を明確にすることです。

その目的によって最適な表現方法や演出など、内容が大きく異なります。

動画を制作する背景には、必ず何かしらの目的があります。
たとえば

  • 自社のブランディングを行いたい
  • WebサイトのPV率を上げたい
  • イベントで認知度を高めたい

といったものです。

「どういった課題をどういう切り口で解決するのか」など、目的や課題を明確にしましょう。
その課題の解決のために、どんな動画の構成や演出が最適なのか、逆算して考えることが大切です。

ターゲット・ペルソナ(仮想の人物像)を明確にする

ターゲットやペルソナ(仮想の人物像)を明確にすることも、サービス紹介動画の制作における重要なポイントです。

ターゲットやペルソナによっても、動画の表現や内容が大きく異なります。

たとえば10代の若い年代をターゲットにしている場合、

  • 元気な雰囲気
  • 可愛らしさ
  • パッと見で理解できるキャッチーさ

などが求められます。

40〜50代などの中年層をターゲットにする場合、

  • あまり騒がしくない雰囲気
  • 落ち着いたBGMや演出
  • 高級感

などの要素を含んだブランディングのほうが効果的です。

ターゲットを明確にするには、ペルソナを作り込むことが重要です。
ペルソナは、性別・年齢・出身地・職業はもちろん、趣味嗜好や家族構成、休日の過ごし方といったことまで、細かく設定するのが大切になります。

不特定多数の方に響くよりも、「ひとりの誰か」をターゲットとして広告を制作するほうが、より深く心に刺さる動画になる傾向です。
より深く心に刺ささるほど、より大きな共感を生み、結果的に拡散される可能性も高くなります。

ターゲットやペルソナを細かく設定することは、動画制作における基本です。

ユーザーのリテラシーに合わせた用語や話を想定する

ターゲットとなるユーザー層の絞り込みができたら、そのユーザーのリテラシーに合わせた用語や話を想定しつつ、動画を制作しましょう。

たとえばBtoBの用途で、企業向けに発信する動画であれば、サービスの専門性や細かなこだわりポイントを前面に出すのは効果的です。
しかし逆にBtoCの用途で顧客向けのサービスの場合、専門性やこだわりを訴求しても伝わらず、逆効果となってしまいます。

顧客は専門性やこだわりよりも、「何を言いたいのか」「自分にどういうメリットがあるのか」を気にしている傾向です。
ターゲットに合わせ、用語や話の内容の調整に注意が必要です。

利用イメージの湧きやすいシナリオ構成・演出を作成する

「具体的な利用イメージ」が湧きやすいよう、シナリオや演出を作成することも、サービス紹介動画を作るときの大切なポイントです。

利用イメージが想像しにくい動画では、購入に結びつくことはありません。
視聴者は具体的に「その商品を使っている姿」が想定できてこそ、初めて検討し始めます。

また紹介する製品やサービスによって、効果的な利用イメージも異なるものです。
「そのサービスを使うことでラクができる」「時間短縮になる」など、その種類は多岐にわたります。

そのため「サービスを利用してどんな結果が得られるのか」をイメージしやすい動画にしましょう。

ユーザー目線を深堀りする

前述の「利用イメージの想定」の延長として、ユーザー目線をより深掘りすることも大切です。

サービス紹介動画の最大の目的は、「その商品を購入してもらうこと」です。
ここで商品を購入してほしいがために、その商品のメリットや特徴を紹介するだけでは、視聴者は飽きてしまいます。

視聴者は必ず、何かしらのサービスの購入に踏み切る前に、頭の中で「そのサービスを利用している自分」を想像します。

たとえば視聴者はロボット掃除機の「性能」や「見た目」だけを見て、購入に踏み切ることはありません。
「掃除の手間が省け、その間好きなことができる」ことや「疲れて帰ってきたら床がきれいになっている」という結果を想像し、期待するからこそ購入するものです。

こういった背景からサービス紹介動画を制作する際は、いかに消費者に「ベネフィット(お客様が得られる未来の利益)」を訴求できるかが、成否を分ける重要なポイントといえます。

そのベネフィットを強く訴求するためにも、ユーザー目線を深掘りし、同じ立場に立って考えることが重要です。

プロダクトの強み・特徴を明確にする

サービス紹介動画のポイントのひとつとして、「プロダクトの強み・特徴を明確にする」こともあげられます。

プロダクトの強みや特徴を明確にするほど、視聴者はそのサービスを購入するメリットを想像しやすくなるためです。

たとえば「商品のどの部分が強みで、どういった点が他社と違う特徴なのか」が明確になってないサービスの場合、どの部分もアピールしようがありません。
アピールすべき強みが明確に定まっているからこそ、より視聴者に強い訴求ができ、メリットを想像してもらいやすくなります。

自社サービスの強みや特徴を明確にし、どのように動画に盛り込むかを考えることが大切です。

配信する媒体を事前に決める

ひとえにサービス紹介動画といっても、配信する媒体は多種多様です。
この配信媒体をあらかじめ決めておくことも、動画制作における重要なポイントです。

配信する媒体によってターゲット層が変わり、最適な訴求内容や表現方法も異なります。

たとえば若い年代に向けた新しいSNSサービスの紹介動画を制作したとします。
しかしそれをタクシー広告として放映しても、若い年代には届かず、経営者や高齢者層に届いてしまいます。

そのため

  • 若い年代に向けたサービスなら若い年代が見る媒体
  • 中年層に向けたサービスなら中年層が見る媒体

といったように、はじめから配信媒体を決めておくことが重要です。

若い年代が見るSNSでの広告なら、冒頭の数秒にこだわるほうが良いでしょう。
中年層が見るメディア内での広告なら、落ち着いた雰囲気でさり気なさを出す方が効果的です。
このように、「それぞれの媒体にふさわしい対策」というものがあります。

ターゲットが定まったら、その動画を配信する媒体も明確にすることが重要です。

メッセージは1つに絞って一貫性を持たせる

サービス紹介動画を作る際には、「メッセージは1つに絞る」ことが重要なポイントです。
サービス紹介動画は「秒数」が限られているため、情報量の多い「動画」は、限られた短い秒数で伝えられる量には限界があります。

依頼側としては、動画を制作する際、なるべく多くの情報を盛り込みたい気持ちもあるかもしれません。
しかし伝えたいメッセージをあれこれ盛り込みすぎると、逆にターゲットに訴求しずらい「何も伝わらない動画」になりかねません。

メッセージは1つに厳選し、一貫性のある動画に仕上げることが重要です。
1つにすることで「伝えたい情報」が明確になり、結果として訴求力の向上につながります。

尺を長くしすぎない

先述でも解説しましたが、尺を長くしすぎないこともサービス紹介動画制作のポイントとして非常に重要といえます。

尺を長くすればするほど、視聴者の離脱率は上がってしまい動画効果を高めることができません。
場合によっては、視聴者のストレスにつながってしまう可能性もゼロではないでしょう。

動画は文章と同じく、「短い」に越したことはありません。
伝えたいことがより短い時間で伝わる動画ほど、目的を達成する動画に近づくでしょう。

そのため、動画内の余計な説明や演出はなるべく削ることが大切になります。
「簡潔でありつつ、情報密度が高く、伝わりやすいこと」が、サービス紹介動画として理想です。

まとめ

「サービス紹介動画の制作」とひとことで言っても、依頼する会社の種類から、メリットやデメリットもさまざまです。
失敗を避けるためには各社の特徴を把握し、あらかじめコミュニケーションをとることが大切です。
しっかり問い合わせや見積もりを行い、対応のスムーズさも吟味したうえで、自社に合った制作会社を選びましょう。

動画制作サービスCrevoでは「動画制作に関する幅広い要望を叶えるサービス」を多数提供しています。
サービス紹介動画はもちろん幅広いジャンルの制作実績があり、スムーズなヒアリングと効果の高い動画をお約束します。
些細なことでも構いませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。

crevoAdmin

【成功事例24選】サービス紹介動画のメリットは?利用シーンや制作のポイントを解説!

2 years 8ヶ月 ago

自社サービスを紹介する際、映像と音声の2つ側面から視聴者に訴求できるため、高い効果が期待できる表現方法として「動画」を活用する企業が増えています。
ですが視聴者に効果的な訴求を行うには、きちんとポイントを押さえたサービス紹介動画の制作をする必要があります。そのため本記事では、サービス紹介で動画を活用するメリットや参考動画の実例を紹介していきます。

お役立ち資料集

サービス紹介動画とは

サービス紹介動画とはその名のとおり、「サービスや商品の魅力を紹介すること」を目的に制作された動画を指します。
これまではサービスの紹介・告知の方法として、文章や画像が多く活用されていました。
しかし現代では、5Gをはじめとする通信技術が進歩した背景もあって、視聴者は、動画などの大容量のデジタルコンテンツも手軽にストレスなく視聴できることが背景です。

また商材の多様化も進み、いまや無形商材を扱う企業も少なくはありません。そのため文章と画像のみで商品をアプローチするよりも、近年需要が高まっている「動画」を活用することで競合他社との差別化につながります。結果として自社サービスの認知拡大に活用できる点として「動画」を活用したサービス紹介が拡大しています。
サービス紹介動画は、人の視覚と聴覚、両方に同時に訴えることができるため、より多くの情報を正確に伝えられる点が最大の魅力です。
YouTubeや各種SNSなどの動画プラットフォームも充実しているため、より商品のターゲット層に沿ったアプローチができる柔軟性が特徴といえます。

サービス紹介動画にはどんな種類がある?

サービス紹介動画にはいくつかの種類があります。ここでは代表的な2つのタイプについて紹介していきます。

BtoCサービスの紹介動画

BtoCサービスの紹介動画は、企業のサービスを使うことで解決される課題やメリットをストーリー仕立てでわかりやすく解説できることがポイントです。利用者視点でそのサービスを使ってみたくなるような魅力あるサービス紹介動画を制作できます。
また、類似サービスが少ない、新サービスの知名度を上げる際にも、動画を活用することで視聴者の興味・関心を高められます。

BtoBサービスの紹介動画

サービスの仕組みや構造の説明が複雑になりがちなBtoBサービスも、動画を活用することで仕組みや構造をよりイメージしやすくします。実際の使い方の流れを動画内で見せるだけでなく、インフォグラフィックなどを活用した表現も可能です。

サービス紹介動画の事例24選【BtoC・BtoB】

サービス紹介動画といっても、紹介する商品やターゲットによって表現方法は大きく異なるものです。
ここからはサービス紹介動画の事例をBtoC向け、およびBtoB向けにご紹介します。
また「実写」と「アニメーション」に分け集約しました。
この章で自社に合う事例を参考に完成イメージができるように確認するようにしましょう。

【実写】BtoC向けのサービス紹介動画

まず最初に、BtoC向けで、実写の表現を用いたサービス紹介動画をご紹介します。

サービス紹介動画 オンライン英会話「レアジョブ」 株式会社レアジョブ【BtoC】

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

こちらはオンライン英会話「レアジョブ英会話」のサービス紹介動画。「レアジョブ英会話」は株式会社レアジョブが提供するオンライン英会話サービスです。

こちらのサービス紹介動画は

  • 「フレフレ男子編」
  • 「AIが進化しても編」
  • 「人生に今更なんてない編」

の3パターンが存在し、本動画は「フレフレ男子編」です。

「1日25分の英会話が人生を変える。」というフレーズが印象的で、英会話を通して世界が広がることの嬉しさが表現されています。実際にオンライン英会話を受けている様子を盛り込むことで、親近感を出している点も特徴です。
全体的に柔らかいトーンを表現することで、視聴者がよりサービスを身近に感じてもらいやすくしています。またメッセージがシンプルなので、伝わりやすい点も特徴です。

サービス紹介動画「どこかなGPS」【BtoC】

費用レンジ 100~299万円
30~60秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

こちらは「どこかなGPS」のサービス紹介動画です。制作の背景には、「Webサイトへの掲載」が目的としてあります。
「娘の小学校の初登校を見守る両親」が主人公。アルバムを見ながら、ここまでの育児が大変ながらも幸せな時間だったと思い返し、最後は「どこかなGPS」を印象づけて締めくくるといったストーリーです。
「どこかなGPS」で我が子を見守る両親の心境にスポット当て、サービスの魅力を訴求している点がポイントになっています。
「どこかなGPS」を運営するのは、ソフトバンク株式会社です。GPSを搭載した小型デバイスとスマートフォンアプリを連動させることで、位置検索が可能となります。子どもの見守りをスマートフォンでできるおすすめサービスです。

SNS用プロモーション動画「モスのネット注文」【BtoC】

費用レンジ 300万円~
30~60秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

「モスのネット注文」のサービス紹介動画です。
学生や忙しいビジネスマンなど立場の異なる4人が、「モスのネット注文」の魅力を紹介するストーリーです。
口元に寄ったハンバーガーにかぶりつくシーンや、口に付いたソースにクローズアップしたシーンを使うことで、商品の美味しさを直感的に感じられる映像に仕上がっています。
また、学生やビジネスマンをキャストに起用することで、定めたターゲット層にさらにサービスに親近感を持ってもらえるよう、工夫されている点にも注目です。
「モスのネット注文」は、スマートフォンやパソコンからモスバーガーの商品を注文でき、お店で待たずにすぐに受け取れる、時代にマッチした便利なサービスです。

YouTube広告用動画 オンラインプログラミングスクール「デイトラ」【BtoC】

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

オンラインプログラミングスクール「デイトラ」のサービス紹介動画です。
YouTubeでの出稿を前提に、サービスの理解浸透および認知度の拡大を目的として制作されました。
ツイッターで話題になった背景を活かし、ユーザーが安心して利用できるサービスである旨を前面的に訴求した内容です。実写でありながら、躍動感のある大きなテロップを用いることでインパクトを与えています。
株式会社デイトラは、Web制作やアプリ開発、デザインなどを格安で学べるオンラインプログラミングスクール「デイトラ」を提供しています。

商品紹介動画「研ちゃんカットプレミアム」【BtoC】

費用レンジ 50~99万円
30~60秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

電動カッター「研ちゃんカットプレミアム」の商品紹介動画。新商品のプロモーションが目的で制作された背景があります。
従来の製品と比べ、何がどう進化しているのかを比較することで、視聴者に商品の利点が伝わりやすくなっている点が特徴です。パンフレット・チラシだけだと刃の耐久性や切れ味を表現できないため、動画ならではの利点が生かされているといっていいでしょう。
電動工具ブランドHiKOKIは、日立工機の事業を継承した「工機ホールディングス」が使用する電動工具ブランドとして、多岐にわたる実績と確かな人気を誇ります。

サービス紹介動画 就職支援サービス「ハタラクティブ」【BtoC】

費用レンジ 100~299万円
60~120秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

就職活動支援サービス、「ハタラクティブ」のサービス紹介動画です。カフェで話す女性二人組の会話をもとに、サービスの内容について訴求している形式となっています。
「意外なところにあなたの強みがある」というメッセージを打ち出した後に、「ハタラクティブ」が提供する「強みが分かる対策会」の紹介につなげています。
ドラマ仕立てにすることで、サービス内容のひとつである「強みが分かる対策会」の訴求が、より視聴者の印象に残るよう表現されているところが特徴です。
レバレジーズ株式会社の提供する「ハタラクティブ」は、20代を中心にフリーター・既卒・第二新卒の就職・転職を支援するサービスです。

【実写】BtoB向けのサービス紹介動画

続いて、BtoB向けの実写の表現を用いたサービス紹介動画をご紹介します。

ブランディング動画「Makuake」【BtoB】

費用レンジ 100~299万円
60~120秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」のブランディング動画です。
「Makuake」のビジョンである「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現」が、見事に動画で表現されてる点が特徴です。
「Makuake」で掲載されたプロジェクトが、クラウドファンディングの力で実現していく様子が描かれています。実行者と「Makuake」を支えるスタッフが心身一体となり、プロジェクトを進めていくシーンを盛り込むことで、その世界観をわかりやすく表現しています。
株式会社マクアケは、本サービス「Makuake」を運営し、世の中を良くする新しいチャレンジを積極的に行う企業です。

サービス紹介動画「クラウドサーカス」【BtoB】

費用レンジ 300万円~
60~120秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

ARマーケティングツール「クラウドサーカス」の紹介動画です。サービスの認知拡大を目的として制作された背景があります。
なかなか伝わりづらいことが難点の「ARサービス」を、具体的なシチュエーションで分かりやすく提示している点が特徴。認知拡大だけではなく、サービスの理解を深めるよう工夫をこらしている点にも注目です。
本サービスの運営は、クラウドサーカス。これまでの営業活動やマーケテイング施策でなかなか接触できなかった「新しい顧客の獲得」を支援するため、その他全11ツールを提供しています。

サイト掲載用動画「OMOTE」【BtoB】

費用レンジ 300万円~
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

動画は、「OMOTE」というweb接客サービスの紹介動画です。Web接客担当者に向け、認知拡大の目的で制作された背景があります。
web接客サービスとは、設計から運用までオーダーメイドのカスタマイズによって「おもてなし接客」を実現するサービス。そのサービスの特徴を、web接客担当者の目線でテンポよく仕上げています。
実際の利用シーンを交えることで、視聴者が「サービスで実現できること」をスムーズに理解できるよう、工夫している点がポイントです。
「OMOTE」を運営するのは、日本トータルテレマーケティング株式会社です。

サービス紹介動画 クラウドネイティブソリューション「C-Native」【BtoB】

費用レンジ 100~299万円
120秒~
表現 実写

出典:Crevo制作実績

CTC様とレッドハット様、両社で推進しているITプロジェクトの紹介動画です。
前半で、C-Nativeのサービス内容およびレッドハット社との連携についてアニメーションで説明。 後半でインタビューを行い、信頼感をアピールする構成となっています。
クジラをモチーフとしたロゴをキャラクター的に動かしており、 テクノロジーに関するコンテンツの中に動物的な動きを入れるという部分がポイントです。
レッドハット株式会社は、アメリカの Red Hat Inc. の日本法人。ITにまつわるあらゆるテクノロジーを提供しています。

サービス紹介動画「Bizibl(ビジブル)」【BtoB】

費用レンジ ~49万円
30~60秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

オンライン会合ツール「Bizibl(ビジブル)」の紹介動画です。Web上での掲載を想定して制作された背景があります。
主に「サービスの新機能を紹介する」ことを目的とした動画で、オンラインであらゆる会合に利用できる、アプリの新機能を紹介しています。実際のUIを見せ、視聴者へ具体的なイメージを与えている点が特徴です。
「Bizibl(ビジブル)」を運営しているのは、株式会社Bizibl Technologiesです。

タクシー広告動画制作「splashtop(スプラッシュトップ)」【BtoB】

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

簡単にテレワークを導入できるリモートデスクトップ「splashtop」の紹介動画です。
タクシー広告・サイト掲載の利用を前提に、認知度拡大の目的のもと制作されました。
冒頭で「これは実話」と訴えることで、視聴者の興味を促しています。ひとりの女性が「splashtop」のおかげで大切な家族を守ることができた事例を語り、視聴者の心に刺さる構成に仕上げている点が特徴です。
「Splashtop」を運営するのは、スプラッシュトップ株式会社。リモートワークやテレワークを推進し、新しい働き方改革の実現をサポートしています。

【アニメーション】BtoC向けのサービス紹介動画

ここからは、BtoC向けの「アニメーション」の表現を用いたサービス紹介動画をご紹介します。

サービス紹介動画「グッピーコネクト」【BtoC】

費用レンジ ~49万円
15秒以内
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

外部通信窓口「グッピーコネクト」の商品紹介動画です。ハラスメント対策における法改正に伴い、啓蒙を踏まえた認知拡大を目的として制作されています。
オフィスや移動中などユーザーの視聴環境を踏まえ、音声なしでも理解してもらえる構成・表現を採用している点が特徴です。
「グッピーコネクト」を運営・提供するのは、株式会社グッピーズ。医療・歯科・介護に特化した求人サイト「GUPPY」、スマホ向け健康管理アプリ「グッピー ヘルスケア」などを行っている会社です。

サービス紹介動画「カラーミーショップ」【BtoC】

費用レンジ 50~99万円
15〜30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

ショッピングカートASPサービス「カラーミーショップ」の紹介動画です。
新たにネットショップを始めたい方に向けた動画で、ABテストで効果を測るため2パターン制作が制作されています。
本格的に商いを行っている利用者に向け、ポップではあるものの決して安っぽくない、絶妙なデザインが特徴です。
GMOペパボ株式会社は、レンタルサーバー「ロリポップ!」、ハンドメイドマーケット「minne」ほか、個人向けインターネットサービスを多数展開しています。

啓発動画「ED治療(イースト駅前クリニック)」【BtoC】

費用レンジ 50~99万円
120秒〜
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

イースト駅前クリニックによる、ED治療の啓発動画です。「EDの認知を広げ、EDについてもっと気軽に考えてほしい」という思いから制作されました。
EDに悩む男性が、アドバイザーの女性から正しい知識を教えられ、クリニックへの相談を検討するストーリーです。
株式会社ライカは医療経営コンサルティング事業を中核として、新しい医療機関の企画から総合プロデュース等の事業を展開しています。

ブランディング動画 タクシー配車アプリ「DiDi(ディディ)」昔話篇【BtoC】

費用レンジ 100~299万円
30〜60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

「DiDi」という、タクシー配車アプリの紹介動画です。
「アニメーション技術」を活かしつつ、バラエティーに富んだ動画に仕上がっている点が魅力です。
シンデレラやウサギと亀など、昔話に登場するキャラクターの複数パターンが採用され、賑やかで見ていて飽きない構成となっています。
「DiDi(ディディ)」を提供するのは、DiDiモビリティジャパン株式会社。タクシーに「乗りたい」と「乗せたい」マッチングする、新しいサービスです。

サービス紹介動画「七田式教室幼児コース」【BtoC】

費用レンジ ~49万円
60〜120秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

幼児教育スクール「七田式教室幼児コース」のサービス紹介動画。
ターゲットとなるのは、幼児を持つ親世代。「幼児教育の重要さを動画で知らせたい」という想いが動画にこめられている点が特徴です。
内容は「幼児の教育は重要」なことを全面的に訴求しているもの。親世代に響くしつらえや雰囲気を、アニメーションでテンポよく、わかりやすく表現しています。
運営する「株式会社しちだ」は、最新のメソッドを取り入れた幼児教育を実践している教室です。

サービス紹介動画「game tomodachi」【BtoC】

費用レンジ 50~99万円
30〜60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

動画は、オンラインマッチングサービス「game tomodachi」の紹介動画です。新しいサービスの認知拡大の目的で制作されています。
実際の利用シーンの画像を交えながら、わかりやすいストーリー展開でテンポよく紹介されている点が特徴です。
本サービスの運営は、株式会社グローバルウェイ。法人向けクラウドソリューション開発、転職・就職の総合サービス、人材紹介など幅広く提供しています。

【アニメーション】BtoB向けのサービス紹介動画

ここからは、BtoB向けの「アニメーション」の表現を用いたサービス紹介動画をご紹介します。

サービス紹介動画「分譲オールワン」【BtoB】

費用レンジ 50~99万円
60〜120秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

業務一元管理システム「分譲オールワン」の紹介動画です。「デジタル化の遅れている業界に対し啓蒙を促し、サービスの利便性を訴求したい」という思いのもとで制作された背景があります。
「サービスを使うことで解決できる課題や利便性」を、アニメーションでわかりやすく訴求しています。ワンストップでできるというサービスの利便性を、テンポよく、要素を詰め込みすぎない構成もポイントです。
ブリードイン株式会社は、不動産仲介会社が抱える課題を、顧客管理シェア世界No.1のシステムで解決へと導く企業です。

サービス紹介動画「JGコーポレーション」【BtoB】

費用レンジ 50~99万円
60〜120秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

株式会社JGコーポレーションのサービス紹介動画です。
「社内のDXを推進したいけどコストに悩む男性」に対し、うさぎのキャラクターがJGコーポレーションのオフショア開発のメリットを説明するストーリーとなっています。
キャラクターを登場させながら、動画のテイスト・トンマナを意識して制作されており、視聴者に親しみを持たせている点が魅力です。
株式会社JGコーポレーション は、日本とフィリピンに拠点を持つ企業です。バイリンガルな環境を活かしたコンサルティング・エンジニアリング事業を幅広く展開しています。

サービス紹介動画「backlog by Nulab」【BtoB】

費用レンジ 50~99万円
30〜60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

タスク管理ツール「backlog by Nulab」の紹介動画です。サービスの機能の認知度拡大を目的に、YoutubeおよびSNSに出稿する前提で制作されています。
「ユースケース・課題・ターゲットごとにそれぞれ訴求したい」という思いから、短尺の動画が5本制作されています。YouTubeバンパー広告のため、短尺の中で伝わりやすさにこだわっている点が特徴です。
ヌーラボは「チームで働くすべての人に」をコンセプトに、チームのコラボレーションを促進して、仕事が楽しくなるようなサービスを開発しています。

サービス紹介動画「アンバサダープラットフォーム」【BtoB】

費用レンジ 50~99万円
60〜120秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

ファンマーケティングを支援する「アンバサダープラットフォーム」の紹介動画です。Webサイトの公開に合わせた掲載が前提で、視聴者のサービス理解向上が目的となっています。
従来のファンマーケティングの課題に対し、「解決できること」や「サービスを利用するメリット」がテンポよく表現されています。また視聴者が利用イメージを持ちやすいよう、シーンに合わせた活用イメージなどを盛り込んでいる点も特徴です。
運営は、アジャイルメディア・ネットワーク株式会社。「個の力を最大化し、“小さな経済”を成長させる」をミッションに、事業を展開しています。

サービス紹介動画 内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI model-G」【BtoB】

費用レンジ 50~99万円
30〜60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

内視鏡画像診断支援ソフトウェア「gastroAI model-G」のサービス紹介動画。学会のサイネージ用として制作され、サービスの認知度拡大が主な目的です。
サービス内容をCGと字幕でわかりやすく説明しています。またクライアントが作成したCGデータに独自のアレンジを施し、先進的な印象に仕上げている点が特徴です。
株式会社AIメディカルサービスは日本内視鏡専門医の英知を集めたAIを開発し、世界の内視鏡医療発展に貢献するスタートアップ企業です。

サービス紹介動画「Precisely Connect」【BtoB】

費用レンジ 50~99万円
120秒〜
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

こちらは「Precisely Connect」のサービス紹介動画です。

  • 「会社のロゴ変更に伴い、動画も刷新したい」
  • 「既存動画より、見栄えがあるものを制作したい」

といった要望のもとで、制作された背景があります。
シンプルなイラストと紫のカラーリングで、先進的なイメージを醸している点が特徴。また音声なしで内容が理解できる点にも注目です。
株式会社アシストは、ソフトウェアの活用をアシストする会社。ビジネスを進化させるITソリューションの提供を目指しています。

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サービス紹介の動画制作・映像制作

サービス紹介の動画を活用できる3つの利用シーン

サービス紹介の動画には、どのような利用シーンが考えられるでしょうか。ここでは、3つのパターンについて説明していきます。

自社サイトでサービス内容を分かりやすく伝え、営業ツールとしても活用

自社サイトを訪れるユーザーは、そのサービスに興味をもっており、顧客になる可能性の高いユーザーといえます。文字や静止画の画像だけでは伝えきれないサービスの魅力を動画で訴求することで、視聴者のサービス理解を促進し導入ハードルを下げることができます。
またユーザーからよくある質問をカバーした内容にすることで、営業ツールとしての活用も期待できます。

動画広告として活用し、プロモーションに貢献

サービスを立ち上げた直後は、サービスの認知度を上げるプロモーションが必要です。視聴者に続きを見たいと思っていただくスキップされないストーリーで、自社サイトへ誘導します。
様々な要素をつめこみたくなりますが、魅力を細部に渡って伝えることよりも短い尺の中で視聴者にいかにサービスに興味をもっていただけるかが重要です。自社サイトへの誘導を意識したプロモーションが認知度アップの鍵となります。

サービスの世界観をビジュアル化し、他社と展示会で差別化

動画・映像の視覚的な要素以外にも、BGM・ナレーションなどの音の聴覚的な要素にもこだわることで唯一無二のサービスの世界観を作り上げることができます。
サービスが目指す世界観や利用シーンを描くことで、他社と差別化することができ、ブランディングにも貢献します。ブランディングを軸とした動画・映像は、広告動画としての活用よりも、自社サイトの掲載や展示会のブースでの放映に向いています。

サービス紹介動画の制作するメリット

現代において、サービス紹介や告知の手段は「動画」が主流といっても過言ではありません。
サービス紹介動画を制作するメリットは多岐にわたります。

とくに大きなメリットとして、以下の6つがあげられるでしょう。

  • 抽象的な内容も訴求ができる
  • 短時間で伝えられる情報量の多さ
  • サービスの利用イメージがしやすい
  • サービスを初めて使うユーザーにもわかりやすい
  • 営業業務の効率化できる
  • SNS媒体との相性が良い

この章では、上記6つのメリットをそれぞれ詳しくご紹介します。制作を検討している方は、ぜひ参考としてご覧ください。

抽象的な内容も訴求ができる

抽象的な内容も訴求ができる点は、サービス紹介動画のメリットです。
動画は、「映像」と「音」の両方を使い視聴者に伝えることが可能です。
人が情報を入手する際は、「視覚」と「聴覚」で大半の情報を入手します。そのため動画の性質上、得られる情報量は圧倒的に多くなります。そのため抽象的な内容でも視聴者に伝わりやすく、効果的な訴求を行うことが可能となります。
現代では「モノ」のみならず、ITサービスのような無形の商品も増えています。動画はそのような商品の訴求にも向いているといえます。

短時間で伝えられる情報量の多さ

短時間で伝えられる情報量の多さも、サービス紹介動画のメリットです。
画像やテキストでのサービス紹介に比べて、同じ時間で得られる情報量が圧倒的に異なるためです。
実際に、アメリカの調査会社Forrester Researchの研究によると「1分間の動画から伝わる情報量は、文字に換算すると180万語、Webページに換算すると3,600ページになる」とされています。
つまり書籍でいう3600ページ分の情報を、サービス紹介動画であれば1分で理解ができます。

サービスの利用イメージがしやすい

無形商材であるサービスは、文字や写真だけで概要や使い方を伝えようとすると、冗長でわかりづらいものになりがちです。
サービス紹介動画を活用することで、パンフレットや説明書だけでは伝えきれないサービスの魅力を発信できます。映像は受動的に情報を手に入れられる手段なので、視聴者にとってストレスが少ないのが特徴です。
さらに、実際にサービスを使うイメージを持ちやすく、疑似体験がしやすいのも特筆すべき点といえるでしょう。サービス紹介動画は視聴者の感情を動かし、サービスの購入へと誘導する訴求が可能です。

サービスを初めて使うユーザーにもわかりやすい

動画は、文字や写真のみでの説明よりも直感的に使い方を理解させやすいことが特徴です。特にITサービスは使用方法が複雑なものも多いため、初めて使う人向けにチュートリアル動画があるとPCやスマホに不慣れな人でもストレスなく使い始めることができます。
またよくある質問などの内容動画にして発信することで、購入前後の不安や疑問の解消につなげることができます。

営業業務の効率化できる

営業業務の効率化を図れる点も、サービス紹介動画の大きなメリットとしてあげられます。
サービス紹介動画をひとつ制作し、SNSの媒体にアップロードすることで、視聴者に動画を見てもらえる機会を増やすことができます。
その動画で興味や関心を持ってくれた視聴者の方は、自分から企業へ問い合わせを行ってくれます。つまり実質、「24時間365日、視聴者へ営業をしている状態が作れる」という点があげられます。
そのほか、営業時の商談にサービス紹介を使用したり、展示会などで使用することで業務効率化のために動画の活用ができます。

SNS媒体との相性が良い

サービス紹介動画の大きなメリットのひとつに、「SNS媒体との相性が良い」こともあげられます。
制作された動画は、SNS媒体で発信することで、サービスを知らないユーザーへアプローチができます。
たとえばTwitterやInstagramをはじめとするSNSにて、サービス紹介動画をアップロードすることで、他の投稿や画像に埋もれることなく見てもらうことが可能です。
また自動的に、その商品に興味を持ってくれそうなユーザーに動画が表示されるので、拡散される可能性もあるでしょう。
これからサービス紹介動画を制作するなら、SNS媒体への活用も考えた制作が必要です。

サービス紹介動画を制作するときのポイント

ここでは、制作会社にサービス紹介動画を制作するときのポイントについて解説します。

サービス紹介動画の活用目的を明確にしておく

先述したとおりサービス紹介動画は、SNSでのプロモーションや商談、展示会などさまざまなシーンでの利用が可能です。また、利用シーンによっても最適な動画の時間やサイズも異なるので、事前にサービス紹介動画の活用目的を明確にしておくことが必要です。
たとえばスマートフォンで見ることが多いSNS用か、ディスプレイで流す展示会用かでは、構成や見せ方は大きく異なります。

効果音やストーリーなど演出にもこだわる

動画で使い方や特徴を淡々と説明するだけでは、サービスの魅力がうまく伝わりません。効果音やストーリーなど演出にもこだわることで、独自性のあるサービスの世界観を表現しやすくなります。
また展示会においてもBGMを活用することでより動画の存在に気づいてもらいやすく、ほかとの差別化を図れる効果も期待できます。

長期的な視点で動画を制作する

動画の配信は1度だけでなく、定期的に行うことで顧客の満足度向上につなげられるようになります。継続的な動画配信の内容には、購入後のフォロー動画やリピーター向けの新しい情報が適しています。関連サービスがある場合は、関連付けたシリーズ動画を制作することもおすすめです。

見積依頼や打ち合わせの段階で制作会社に確認すべきこと

実際にサービス紹介動画を制作するといっても、制作会社に確認すべき事項はさまざまです。
その事項は多岐にわたりますが、大きく分けると以下のとおりです。

  • 費用について
  • 進行スケジュール
  • 動画の完成イメージの共有

この章では、上記それぞれを深掘りしつつ、ご紹介します。
サービス紹介動画の制作をよりスムーズに進行できるよう参考にしてください。

費用について

サービス紹介動画の制作の前にまず確認すべきことは、「費用」についてです。
当然ですが、動画のクオリティや長さによって、制作費用は大きく異なります。実写やアニメーションなど表現方法によっても変動するため、動画の制作費用は幅広いです。
そのためサービス紹介動画を制作する前に、あらかじめ大まかな制作費用を調べておくことが重要です。
それを制作会社に提示することで、予算に合った最適な動画を提案してくれます。

進行スケジュール

進行スケジュールも、サービス紹介動画の制作において、あらかじめ確認しておいたほうがいい項目です。

サービス紹介動画の制作は、すぐに完結するものではありません。動画のクオリティを担保するため、おおよそ3ヶ月前後はかかると想定しておきましょう。
制作会社が行う作業は、大きく以下のように細分化されています。

  • ヒアリング
  • 企画および絵コンテの作成
  • 撮影および素材制作
  • 編集作業
  • MA作業
  • 納品

まずは発注する企業と綿密な認識合わせを行い、「絵コンテ」という動画の設計図を作成し、関係者に共有します。その後、実写なら撮影、アニメーションなら素材の制作や合成などを行い、編集して納品する流れです。

トータルで3ヶ月ほどですが、動画の内容によって変動します。あらかじめスケジュールは確認しておくことが必要です。
動画の完成イメージの共有
動画の表現方法および完成イメージなどは、必ず制作会社と共有しておくことが大切です。

あらかじめ完成イメージや表現方法を、発注企業と制作会社との間で、共通認識を持っておかないと認識の相違が生まれやすくなります。

  • 「こういう動画に仕上げてほしい」
  • 「こういう表現方法が理想」

のように、お手本となる動画があるなら、必ず制作会社に見せるなど共有し認識を合わせることが必要です。

もしイメージが漠然としているなら、あらゆるサービス紹介動画の事例を、YouTubeなどで検索して参考動画を見つけるようにすることがおすすめです。

表現やイメージは、言葉で伝えるのが難しい部分です。この部分の認識をしっかりすり合わせておかないと、後になって大幅な出戻りが発生するリスクになるため注意が必要です。。
動画制作会社の選び方
制作会社を選ぶ際は、以下のポイントを確認しておくことをおすすめします。

  • 自社のイメージに近い動画を作ってくれそうか
  • どのような業種や分野での制作実績があるか
  • BtoBおよびBtoCなどに対応できる制作技術はあるか
  • 実写・アニメーションそれぞれどんな表現を得意としているのか
  • どのぐらいのクオリティの映像が作れるのか
  • どのくらいの期間や予算で作れるのか

まず重要になるのが、「自社のイメージに合う動画を作ってくれそうか」です。それを明確にするため、公式サイトなどで制作会社の過去の制作実績をチェックしておくことが大切になります。
また制作会社によって、得意とする表現方法や技術などが異なります。
依頼後のギャップを避けるために、制作会社には疑問に思う点など不明点がないように相談して工程を進めるようにしましょう。

まとめ

以上、サービス紹介動画の種類や事例、制作のメリットについてご紹介しました。
「動画」は現代における、サービスや商品プロモーションのための代表的な手段です。ぜひ信頼できる制作会社にサービス紹介動画を依頼し、販売促進を測ってみてはいかがでしょうか。
Crevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作に携わっています。国内外約13,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。

はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っていますので、サービス紹介動画をご検討の方はぜひお気軽にお問い合わせください!

crevoAdmin

【初心者向け】WebCMの動画制作に必要なポイント|動画制作の流れ・注意点について解説

2 years 8ヶ月 ago

ブランディングやプロモーションの新たな手段として、WebCMの制作を検討している企業は増えています。ですが制作したいと思いつつ、何からどう手を付けたらいいかわからない企業様も多いのではないでしょうか。

本記事では、WebCM動画の作り方をはじめ、「制作のポイント」「他社と差が出る注意点」まで詳しく解説します。「WebCM動画の制作を検討している方」「WebCMで効果を出したい方」に向けた記事となっています。

お役立ち資料集

そもそもCMとは

一般的に「CM」と聞くと、テレビCMを想定する方も少なくないでしょう。この章では、そもそもCMとはどのようなものかについて簡単に解説します。

CMとは、特定のサービスや商品、およびイベントをはじめとする商用コンテンツを告知・宣伝するためのひとつの手段です。
その告知・宣伝を行うメディアは、テレビをはじめ以下のように多岐にわたります。

  • テレビ
  • ラジオ
  • インターネット
  • Webサービス
  • プロモーションメディア

電通が行った調査によると、2020年の広告費は6兆円。連続成長以来、はじめてのマイナスを記録しました。主な原因として、新型コロナウイルスの影響でリモート勤務や自粛ムードが浸透したことがあげられます。

CMの意味・定義について

CMとは、Commercialize Message(コマーシャライズメッセージ)の頭文字をとった造語です。主に特定のサービス・商品・イベントを告知するための宣伝手法のことを指します。
身近な具体例を挙げると、テレビCMやラジオCMなどが挙げられるでしょう。テレビCMやラジオCMなどが例としてあげられます。
主に視聴者の興味を惹きつけ、販売促進や売上を向上する目的で放映されています。また企業のブランディングやマーケティングの目的で利用されることも少なくありません。
そのため各企業はさまざまな工夫を凝らし、商品の内容や価格・アピールポイントを短い映像に凝縮させています。

WebCMを制作する際のポイント

WebCMを制作する際のポイントとして、以下のとおりご紹介します。

  • 目的を明確にする
  • 予算を決める
  • ターゲット層を明確にする
  • 配信する媒体に合わせた動画を制作する
  • プロモーションメディア

効果的なWebCM制作の実現において、すべてが重要なポイントです。それぞれ順を追って見ていきましょう。

目的を明確にする

WebCMを制作するなら、まず目的を明確にすることが重要です。
WebCMを通して「自社の何をどのように視聴者へ伝えたいのか」が明確になっていないと、視聴者に「伝えたいことが伝わらない」WebCMになってしまいます。

「目的」を明確にするためには、情報を整理する作業が必要です。具体的には、以下のような項目を具体化しましょう。

  • なぜWebCMを作るのか考える
  • 客層・ターゲットを絞る
  • どのメディアで配信するのか決める

WebCMを制作する理由やターゲットを絞ったら、どのメディアで配信するのが効果的であるかをあらかじめ決定することがポイントです。

予算を決める

予算を明確に決めておくことも、WebCMの制作において重要なポイントのひとつです。
たとえばテレビCMの場合、尺の長さ(放映時間)が長いほど高額になります。逆に短ければ安価にはなるものの、伝えられる情報量は限られるでしょう。また放映する時間帯によっても前後するのが現状で、19〜21時などのゴールデンタイムに放映する場合、金額は高くなる傾向です。
もし予算を削った制作をする場合、より伝えたい情報を絞り、短い尺の中で伝えられるよう工夫しなければなりません。そのため、優先度を考慮して制作する必要があります。

ターゲット層を明確にする

ターゲット層を明確にすることも、WebCM制作において重要なポイントとなります。
せっかくWebCMを制作するなら、「なるべく多くの人に幅広く届けられる内容にしたい」と考えるのが普通でしょう。しかしある程度ターゲット層は明確にした上で限定しないと、効果は薄れてしまうものです。
流行ったり、爆発的に拡散されるコンテンツは、万人受けを狙ったものではありません。傾向として、特定の少数の人に深く刺さる内容のものが大半です。
WebCMとして大きな効果を出すために、ターゲット層は明確に決める必要があります。

伝えることはひとつに絞る

伝えることをひとつに絞ることは、WebCM制作において必須となるポイントです。
高いお金をかけてWebCMを制作することもあり、多くの情報を詰め込みたい気持ちもあるでしょう。しかし、情報を多くすればするほど、視聴者に伝わりにくいWebCMが出来上がってしまう原因になります。
またWebCMは、尺の長さにも制限があります。さらにスキップされることも念頭に置き、制作することが重要です。
伝えたいことは「ひとつ」に限定し、全力で伝えるシナリオを作るように心がけましょう。

商品直接型・商品間接型かを決める

WebCMのポイントとして、「商品直接型」か「商品間接型」かを明確に決めておくことも重要です。
商品直接型とは、商品がもつ特徴や魅力を全面的に出し、直接視聴者に伝える手法のことを指します。商品の魅力や特徴をダイレクトに主張するため、視聴者に伝わりやすい点がメリットです。
もう一方の商品間接型とは、WebCM全体の物語やストーリー性を前面に出す手法です。肝心の商品は脇に添え、間接的に伝えるイメージと考えていいでしょう。商品の主張は控えめなので、視聴者に「どんな商品なんだろう」と興味を持たせることができます。

配信する媒体に合わせた動画を制作する

WebCMは通常、特定の媒体を使って放映します。その媒体に合わせた動画に仕上げることも、制作においてたいへん重要なポイントです。
たとえばスマホアプリ向けの媒体で放映するWebCMの場合、スマホ画面は小さいので、文字を大きくするなどの工夫が必要です。
逆にPCユーザーがメインの媒体で放映するなら、PC画面の大きさを考慮した動画に仕上げる必要があります。
同じ内容のWebCMでも、使っているデバイスによって見え方も変わるものです。その点を念頭に置いておかないと、見にくさなどの影響からまったく響かないWebCMができてしまいます。
またYouTubeなどの動画メディアで利用する広告の場合、スキップされる前提で「音」の使い方に工夫が施されているといわれています。このように、媒体に合わせた動画を考えることが大切です。

webCMのルールを理解することも重要

WebCMには、一定のルールがあります。それを理解しておくことも、制作において重要なポイントのひとつです。
たとえば具体的なルールとして、「WebCMの開始0.5秒と終了0.5秒には、音声を入れてはいけない」などがあげられます。この他にも「削除を前提としたカット準備」など、WebCMにおけるルールはたくさんあるのが現状です。
WebCMの制作会社に依頼する場合、こういったルールは打ち合わせの時点でひととおり教えてもらえます。とはいえ、ある程度理解のうえ頭に入れておくことで、よりスムーズなWebCM制作が実現できます。
多岐にわたるWebCMのルールは、覚えておいて損はありません。社内でも知識としてしっかり把握し、適切な動画制作に役立てることが重要です。

制作会社と入念な打ち合わせが重要

WebCMは、制作会社と入念な打ち合わせが必要です。
WebCMを通じて伝えたいことや細かな要望は、認識の相違なく伝えることが大切です。また不明点があれば知ったかぶりをせず、必ず理解するまで確認するようにしましょう。
入念に打ち合わせを行ってお互いの認識を共有しておかないと、制作途中に大幅な変更や工程が止まってしまうトラブルが発生する可能性を高めてしまいます。

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動画広告の動画制作・映像制作

WebCM制作の流れ

ここまで、WebCMを制作する上での重要ポイントをまとめてきました。
この章では、具体的なWebCMの制作の流れをご紹介します。この章を読むことで、WebCMの動画制作に着手する前の打ち合わせから納品に至るまで、一連の制作フローを把握することができます。
WebCMの動画制作を依頼する場合にも、全体的な作業の流れを把握しておくことで作業を進行させるために役立ちます。スムーズな制作のために把握するようにしましょう。

全体の制作スケジュール

WebCMの制作における全体のスケジュールは、おおよそ以下のようになります。

  • お打ち合わせ
    • WebCM制作の目的
    • ターゲット層
    • 予算・納期
    • WebCMの表現方法
    • 配信媒体の決定
  • 企画・シナリオ・絵コンテの確認
  • 撮影/イラスト・素材作成
  • 編集
  • 納品

制作会社やWebCMの内容によって多少は異なりますが、一般的にはこのような流れで制作が行われると考えて良いでしょう。
とくに打ち合わせのフェーズは、目的の定義からターゲット・予算・表現方法までを決めるため、一連の流れの中でもとても重要です。

それぞれのフェーズごとに、詳しくご紹介します。

お打ち合わせ

WebCMを作るとなった場合、まず行われるのが「制作会社との打ち合わせ」です。
制作会社は、企業様が求めている成果やWebCMに求める結果などをヒアリングし、要件の整理を行います。

制作会社が企業様にヒアリングする内容としては、主に以下のとおりです。

  • WebCM制作の目的
  • 狙うターゲット層
  • 予算や納期
  • WebCMの表現方法
  • WebCMを放映する配信媒体

これらの中でも、「1、WebCM制作の目的」「2、狙うターゲット層」「3、予算や納期」の3つは、制作会社とのヒアリングの前に社内で決定しておくとスムーズに進行ができます。
「4、WebCMの表現方法」「5、WebCMを放映する配信媒体」については、主に制作会社と相談のうえ決定するケースが大半です。

この打ち合わせにおいて、制作会社から問われる内容をそれぞれ詳しく見ていきます。

WebCM制作の目的

先述のとおり、まずは「なぜWebCMを作るのか」目的を明確にするところから始まります。
WebCMの制作の目的はさまざまです。しかし最終的に突き詰めると、「認知拡大」「顧客獲得」の2つに大別されるケースが大半です。
「認知拡大」および「顧客獲得」どちらの目的を選ぶかによっても、WebCMの内容は大きく変わります。しっかり目的を達成できるよう、まずは打ち合わせの前に社内で目的を明確化し、固めておくことが大切です。

ターゲット層

次に打ち合わせで明確に固めておく点は、ターゲット層です。

ターゲットは、なるべく狭く絞ることが大切です。具体的には、以下のようなターゲット層の絞り込みが好ましいでしょう。

  • 何歳くらいの男性・女性向けか
  • どこに住んでいる人か
  • どんな仕事をしていている人か
  • 家庭環境はどんな感じか
  • 仕事でどんな悩みを抱えているか
  • プライベートではどんな悩みがあるか

ターゲット層によって、WebCMの内容や表現方法は180度変わります。できるだけ細かく設定したほうが、顧客に深く刺さる内容の動画に繋げられます。

予算・納期

予算や納期も、打ち合わせで明確にしておくべき重要な内容です。
WebCMの尺の長さや放映する時間帯によっても金額は変わります。また期間限定のイベントなどのWebCMを作る場合、納期はよりシビアです。
納期や予算は、制作会社とのヒアリングの前に、あらかじめ明確にして伝えることが大切です。
要望と予算は、なかなかマッチしないケースが大半を占めるためおおよその相場を把握したうえで制作会社と相談し、最終的な金額や予算を決定することがおすすめです。

WebCMの表現方法

制作会社との打ち合わせにおいて、WebCMの表現方法も大切です。
社内でイメージしているWebCMなどが決まっている場合、制作会社にしっかり共有します。実写かアニメによっても費用や納期は大きく前後するためです。
WebCM制作会社は、公式サイトなどで公表していない事例などの制作も可能なケースが大半です。あらかじめ参考となる動画を選定し打ち合わせ時に見せることで、作りたいWebCMを相談しやすくなります。
また参考となる動画を見せることは双方で表現方法などの認識のズレをなくす効果もあります。可能な限り具体的な要望を伝えることが必要です。

配信媒体の決定

WebCMを放映する媒体も、打ち合わせにおいて明確にすべきポイントとなります。放映の媒体によっても、内容や表現方法は大きく変わります。
もし、あらかじめ希望の媒体があるなら、制作会社に伝えておくといいでしょう。

また、WebCMにおける放映媒体として、大きく以下のような媒体があげられます。

  • YouTube
  • Facebook
  • Instagram
  • Twitter

それぞれの媒体に特徴や向き不向きがありますので、それぞれ解説します。

YouTube

日本国内だけでも利用者6000万人以上を誇る、世界シェアナンバーワンの動画プラットフォームです。見たことのある方も多いと思いますが、動画の再生前や途中で差し込まれる形で広告が配信されます。そのため最後まで視聴してもらいやすく、認知度を高める目的に向いています。

Facebook

Facebookはいわずと知れたアメリカの大手IT企業、Facebook社(現在の社名はMeta)が運営するSNSプラットフォームで、世界中で大きなシェアを誇ります。実名、お住まいの地域や年齢・職種などの情報をもとにした正確なターゲティングが可能です。
WebCMにおいても高い効果を期待でき、ビジネスシーンで活用される事例も増えています。

Instagram

Instagramは、主に写真と動画をシェアするSNSプラットフォームです。
前述で紹介したFacebook傘下の企業のため互換性に優れ、ユーザー層に合わせたWebCMの放映が期待できます。参入する企業も多く、ファッション業界からグルメ・自動車・家電メーカーなど、今や業界を問わず幅広い告知が可能です。

Twitter

Twitterはテキストや画像・動画を自由に投稿できる、現代においても大きな影響力をもつSNSプラットフォーム。自動車大手テスラのCEO、イーロンマスク氏が買収したことでも話題となりました。
ユーザーの趣味や興味に基づいたターゲティングに優れています。ツイートの内容やフォローしている人の共通点、また目を止めるツイートの内容などの情報から最適なアプローチが期待できます。

企画・シナリオ・絵コンテの確認

WebCM制作会社との打ち合わせが終了したら、企画・シナリオ・絵コンテの確認作業に移ります。
「コンテ」とはWebCMの設計図のようなものを指します。WebCMの内容に合わせた制作の全体の流れ、キャストやスタッフの動き方、具体的なセリフ、その他制作における重要な情報が記載されています。
この絵コンテを軸に制作作業が進められ、WebCMが完成するのが主な流れです。もちろんこの絵コンテは、制作会社のみならずWebCMを発注した企業様にも共有されます。
絵コンテも重要な作業工程のため入念にチェックをすることが大切です。認識のズレや疑問がないように確認することが重要です。

撮影/イラスト・素材作成

絵コンテの確認が終了したら、撮影やイラスト・素材の制作作業です。
実写のWebCMの場合、実際に撮影の作業が行われます。撮影自体は1〜3日程度で終了するケースが大半です。しかしキャストの選定や撮影場所の決定やスケジューリングも含め、全体では約1ヶ月程度の期間を要することが一般的となっています。
またアニメーションなどのWebCMの場合、イラストや素材を集めたり、必要に応じてCGなどを用いた制作などを行います。
撮影よりも短い期間で終わると思われがちですが、同様に1ヶ月程度の期間を要するケースが大半です。よりオリジナリティを追求したWebCMを作る場合、イラスト制作会社への発注が必要となる可能性もあります。

編集

撮影やイラストの素材制作などが終了したら、次に行われるのが編集作業です。撮影した映像、および制作したイラストや素材を絵コンテの内容に合わせて編集します。
編集とは主に、必要に応じて部分的に映像を切り取ったり、テロップや音声などBGMを加えてWebCMを完成形に仕上げていく作業を指します。
ちなみにこの編集段階では、発注した企業様が編集について指示を出すことが可能です。BGMの雰囲気、テロップの大きさや色合いなど、少しでも気になった点は遠慮せず、気軽に伝えることをおすすめします。

納品

編集作業が完了したら、いよいよWebCM動画の納品です。もちろん動画は、希望するファイル形式で納品されます。

【他社と差がつく】WebCM動画制作の注意点

WebCM動画制作において、他社との差別化を図るために注意したい点は、以下のとおりです。

  • ストーリー性のある動画構成になっているか
  • 冒頭にインパクトがあるか
  • テンポの良い編集になっているか

それぞれご紹介します。

ストーリー性のある動画構成になっているか

WebCMで他社との差別化を図る際、「ストーリー性のある動画構成」に注意するようにしましょう。
Webが媒体となるWebCMの場合、なおさらストーリーに基づいた動画構成にこだわる必要があります。
ストーリー性にこだわった構成にしないと、なかなかユーザーは興味をもってくれません。企業独自のストーリーに基づいた動画構成にし、他社との差別化を図りましょう。

冒頭にインパクトがあるか

冒頭にインパクトがあるかどうかも、差別化のために注意したいポイントです。
WebCMを視聴するユーザー層は、とにかく「待つこと」「焦らされること」を嫌うためです。YouTubeで動画を視聴するユーザーからすれば、広告そのものが待ち時間という認識でいます。
そのため、最初の2〜3秒で視聴者を惹き付けるようなインパクトを出せるかどうかが、WebCMの成否を分けるといっても過言ではありません。
現代のWebCMはどれも、冒頭の2〜3秒に注力しています。他のWebCMを参考に、冒頭のインパクトにこだわってみてください。

テンポの良い編集になっているか

他社との差別化を図るなら、テンポの良い編集がされているかも、注意して見ておきたい点としてあげられます。
ただでさえ待つのが嫌いなWebユーザーなので、なおさらテンポよく情報が頭に入るよう工夫を施す必要があります。テンポがよくないと即座にスキップされてしまう上、視聴者にまったくインパクトを残すことができません。
視聴者が短時間でスムーズに情報が得られるよう、テロップやBGMの使い方を工夫のうえ、テンポのいい編集に注力してみましょう。無駄な部分を削ったり、テロップを目立たせたりといった工夫が効果的です。

まとめ

ここまで、WebCMの一般的な制作の流れや制作のポイント・全体の流れや注意点について紹介してきました。
現代ではWebとテレビの2分化が進んでいることもあり、WebCMは認知度や売上の拡大のために欠かせない広告手段となっています。より効果の高いWebCMをスムーズに制作できるよう、重要なポイントや注意点をあらかじめ押さえておくことが大切です。

本記事をきっかけにWebCMの動画制作を検討する方が増えてもらえたら幸いです。

crevoAdmin

イベント動画撮影に必要な撮影時のコツとポイントを解説

2 years 8ヶ月 ago

 

イベントに参加した際、最初や最後に印象的な動画が流されることがあります。これからどのようなイベントが始まるのだろうとワクワクする気持ちを盛り上げたり、イベントの良かった点を振り返りながら余韻を味わえたり、イベント動画はさまざまな役割を果たしてくれるものです。

今回は、イベント動画の撮影のコツや実際の活用方法について解説していきます。これからイベント動画を撮影したいと考えている企業や、「どのような動画を撮影したらイベントを盛り上げることができるのだろう」と悩んでいる企業にとって参考になる内容です。

ただし、自社でクオリティの高い動画を撮影するのは難易度も高いので、プロの制作会社に依頼するのもおすすめです。最後まで読んで撮影や制作の参考にしてみてください。

イベント動画の撮影時のコツ

クオリティの高いイベント動画の撮影は準備や機材の扱い方がポイントです。自社で撮影する際には、次の6つのコツをおさえて取り掛かりましょう。

・入念に企画と計画を準備する
・長時間の動画に対応できる機材を用意する
・カメラは常に電源に繋いでおく
・カメラの性能にこだわる
・カメラマンを複数人用意する
・会場の下見をしておく

ここで紹介している方法は、テクニックの問題ではなく自社でも参考にできる基本的なことばかりです。きれいで質の良いイベント動画の撮影ができていれば、編集を行った際にもデザインが映えやすくなったり、イベントを見ている人の心を動かしやすくなったりします。

撮影する前に6つのコツについてすべて把握し、何度もやり直すことがないようにすることが重要です。

入念に企画と計画を準備する

スケジュールやイベント動画撮影の企画は時間をかけて入念に行うことです。

動画の撮影はあまり気軽にできるものではありません。カメラマンや機材、撮影場所の確保やそれに伴う費用など関係各所を多く巻き込むプロジェクトになります。そのため「やってみたら違った」ということが起きてしまっては困ります。

どのような素材を撮影すれば動画の制作がスムーズに進められるのか、事前に打ち合わせをしておきましょう。たとえば次のような事柄について決めておくことが必要です。
・機材の有無
・イベント動画の制作予算
・カメラマンの手配(自社もしくは外部)
・撮影スポットの確保
・プロジェクトメンバーの確保
・動画のシナリオ
どのような動画を作るかアイディアを擦り合わせ、プロジェクトメンバーが全員同じイメージを共有できている状態の把握ができます。

長時間の動画に対応できる機材を用意する

2つ目のコツは、撮影が長時間になる場合でも対応できるような機材を用意しておくことです。

イベント動画そのものは5分程度かもしれませんが、撮影は数時間かかることも珍しくありません。

カメラのバッテリー切れやメモリ不足などが発生すると撮影時間が長引いてしまったり、せっかくあたたまった場の雰囲気を壊してしまったりする可能性があります。音声も別撮りできるように機材を準備しておき、全機材のバッテリーは撮影が始まる前にフル充電が必須です。

また長時間の動画撮影を行うときには、あらゆるトラブルに対応できるようサブカメラを用意し、マイクやスマートフォンといった備品、延長ケーブルなどの小物も準備しておくのがおすすめです。撮影が始まる前にチェックリストを作って複数人での確認を心がけましょう。

カメラは常に電源に繋いでおく

3つ目のコツは、電源に繋いだままのカメラを使って撮影することです。

ビデオカメラはカメラワークなどでバッテリーの消費スピードが変わります。撮影中に切れてしまわないよう常にケーブルに繋いで置く必要があります。

ケーブルは有線なのでカメラを固定しない場合は長尺のものを用意しておくと良いです。撮影場所を事前に確認して、コンセントの位置や数を確認しておくことも忘れないでください。常に電源に繋いでおくことで撮り逃しを防ぐことができます。

カメラ設定はオート機能を使用する

撮影の際、カメラはオート機能を使用した設定に変えておくことも忘れないようにしましょう。初心者がきれいに撮影をするためには、カメラの持っている性能をフルに活かした方が効果的です。

ビデオカメラには一般的に「オート」「標準」「人物」「夜景」「風景」「料理」「モノクロ」「連写撮影」などシーンによってモード設定が選べる機能が備わっています。その都度設定を切り替えるのは、操作に慣れていなければスムーズに行うことができません。事前にオート設定にしておくことで自動的に最適な撮影設定に切り替わるため利便性が上がります。

カメラの性能にこだわる

イベント動画は会場のサイズにもよりますが大画面で放映されることが多くなります。そのため、いつも以上に画質の良い動画を作る必要があり、そのためには良い性能のカメラを選ぶことが必要です。

たとえば動画が1秒間に何枚の静止画で構成されているかを表すフレームレートが多ければ動画をスローに再生したときもなめらかになるため、緩急を付けた動画を撮影したい時はチェックしてみましょう。他にもオートフォーカス機能が搭載されていれば「ピンぼけ(ピントがぼやけてしまうこと)」せずに動画の撮影ができたり、手ブレ防止機能がついていたりするカメラもあります。

誰が撮ってもきれいに撮影できるようなカメラを選べば失敗しにくくなるため、クオリティの高い動画を作りやすくなります。

据え置きカメラを用意する

カメラの性能については他にも、据え置き型のカメラを用いることもポイントです。

イベントで流す動画の撮影はもちろん、過去のイベントを記録しておく時にも据え置きカメラは役に立ちます。三脚に設置して録画開始ボタンを押すだけで全体の引きの映像を録画することができます。

イベント動画の作成というよりも、記録用として全体像を残しておく時に非常に便利です。細かな寄りの動画はハンディカメラで撮影するようにし、据え置きタイプのものと使い分けると良いことがおすすめです。

長時間録画に対応したビデオカメラを選ぶ

もしカメラを新しく用意する必要があるなら、長時間録画ができるタイプのビデオカメラを購入を検討が必要です。

ミラーレスカメラやコンパクトデジタルカメラでも撮影はできますが、29分程度になるため、30分以上撮影が可能なビデオカメラを用意してください。ものによっては最高画質で12時間以上撮影できるようなカメラもあります。

作りたいイベント動画の長さにも寄りますが、撮影はその何倍もかかる可能性があります。あらかじめ必要な撮影時間を確認し、保有しているビデオカメラの録画時間が対応しているものかどうかのチェックが大切です。

カメラマンを複数人用意する

5つ目のコツは、カメラマンを複数名用意しておくことです。

据え置きカメラの見張りをしているスタッフと、動きながら撮影するスタッフの2名体制の方が動画の種類を増やすことができ、あとから編集したときの見栄えが良くなります。

動きのある動画は躍動感やスピード感を伝えることができるため、イベントの始まりには多く加えたいテイストです。逆に固定カメラのように全体を映し出す映像はイベント終わりに落ち着いた印象を出すためにはぴったりです。

複数のカメラマンを用意しておけばそうした動画を1度に撮り切ることができ、ビデオカメラの不調で撮れなかったというシーンもカバーしやすくなります。

会場の下見をしておく

6つ目のコツは、事前に撮影会場の下見をしておくことです。

あらかじめ下見をしておくことは非常に重要で、どのような映像を撮るときでも必要になります。イベント動画の撮影の場合、シナリオに沿っていくつかシーンを取り分ける必要があるためシーンごとに動きの確認や機材の配置、スタッフの動き方を現場で打ち合わせしておきましょう。

音声の響き方などもチェックしておくと「思ったより声が小さかった」といったトラブルを防げます。

イベント動画撮影の重要ポイント

イベント動画の撮影には、次の3つの重要なポイントがあります。
・動画撮影の目的や用途を意識して撮影をする
・動画を見る人の視点に立って撮影をする
・広報に用いるものはプロへの依頼も検討する

もし自社でイベント動画を制作しようと考えている場合、撮影テクニックも大切ですが何よりも動画の構成が重要です。多少粗削りな動画であっても、「どのように撮影したら人々の心を動かすだろう?」と考えながら撮影しましょう。

また、イベント動画は大きなスクリーンを通して多くの人に一度に見られる動画です。短く端的に結論を伝え、なおかつ強いインパクトを持たせるためには、自社で作るよりプロの制作会社に依頼する方が、クオリティが上がりおすすめです。

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展示会・イベント放映用の動画制作・映像制作

動画撮影の目的や用途を意識して撮影をする

イベント動画の撮影は目的を決めてから企画が進行します。動画1つに対して1つのメッセージを乗せるようにすることが重要です。あれもこれもと目的を詰め込んでしまうと全体像がぼんやりしてしまい、見ている人に何も残らない動画になってしまいます。

目的を決めれば動画のコンセプトも見えてきます。

たとえば「会社の成長」を伝えたいとしたら、過去から現在までの比較が流れてくるようなオープニングだったり、分かりやすい数字を示した動画など具体的な動画の流れを決めやすくなります。他にも「会社の成長」だけを強調するにはどんな表現方法があるか等、1つのメッセージに対してフォーカスすることがクオリティの高いイベント動画を生み出します。

イベント動画を通して見ている人に伝えたいことや、見た後にどうなってほしいかを考えた上で撮影を進行させましょう。

動画を見る人の視点に立って撮影をする

イベント動画は会場で見てくれる視聴者のためにあるものです。主催する側は自社の紹介や功績など伝えたいことがたくさんあるかもしれませんが、押し付けになってしまわないように気をつけましょう。

まずはどのようなターゲットに見せるのかを仮定し、ターゲットの思考に寄り添った動画の制作が重要です。イベントの最初や最後に見て気持ちが盛り上がったり、イベントのゴール設定を実現させたりするようなサポートをするのがイベント動画です。

「なにかを買ってほしい」「企業の良いイメージを強化したい」「会場の一体感を生み出したい」などのゴールに対して集まった人々の興味や好奇心をくすぐるような内容を意識します。オプションとして、ライティングやサウンドといったインパクトを強化させる演出を付け足していけば、視聴者に寄り添ったイベント動画が完成します。

広報に用いるものはプロへの依頼も検討する

イベントの規模に寄りますが、人の心を動かすクオリティの高い動画は、プロの制作会社へ依頼するのが一番です。機材を自社で準備するのは思った以上に大変ですし、シナリオから撮影・編集までをスキルのない企業が行うのは非常に難易度が高いです。

またプロが制作したものと一般の人が制作した動画は、見たらすぐに分かるほどクオリティが異なります。撮影技術や編集の技術はすぐに身に付くものではないため、経験のあるカメラマン・デザイナーに任せる方が結果的に時間も手間も省けます。

ただし、依頼して「丸投げ」するのは良くありません。協力しながら意見を出し合い、プロの技術を借りながら撮影・制作を進めていくようにしましょう。

自社でも各部署からメンバーを集めてプロジェクトを組むのがおすすめです。こまめに打ち合わせをしながらお互いのアイディアを擦り合わせていくと良いです。

イベント動画の制作会社は多数あります。複数の会社に見積もり依頼や問い合わせを行い、打ち合わせの中で相性を確認してみてください。制作会社の実績や得意なジャンル、やり取りのスムーズさといった定性的な部分を比較しながら決めるとより良いイベント動画の完成に近づけることができます。

イベント動画撮影で準備する道具

イベント動画を撮影する前には、次の4つのアイテムを揃えましょう。
・ビデオカメラ
・静止画用のカメラ
・カメラの三脚
・ガンマイク

ほかにも細々とした必要なものはありますが、どれもベースで用意してもらいたいものばかりです。

それぞれのアイテムの選び方や種類について解説していきます。準備する道具の性能があまりにも低いとせっかく良い構成のイベント動画を撮影しようとしてもクオリティが下がってしまいます。

音声が極端に小さかったり、画質が悪かったりすると編集でごまかすことになり、作業にも手間がかかります。今後も同じようにイベント動画の撮影をする可能性がある場合、初期費用はかかりますが良いものを集めておくと良いです。

専用のビデオカメラを使用する

1つ目のアイテムは、イベント動画専用のビデオカメラです。ビデオカメラは一眼レフカメラなどに比べると画質は劣るものの、長時間の撮影に長けており、音声との同時録画も可能です。ハンディカメラであれば軽量なので、片手に持って動きながら撮影しやすくなります。

家庭用のビデオカメラでも十分ですが、もし予算に余裕があるなら業務用ビデオカメラもチェックしてみましょう。業務用ビデオカメラは大きくて明るく映りやすいレンズが使われており、アップだけではなく全体を映すことも得意としています。

それぞれの予算ですが、家庭用なら2万円前後、業務用も安価なものなら10万円前後で購入することができます。

また、業務用カメラの種類によっては、メモリのスロットが2つついている(ダブルスロット)ことが多いため、1つ消費したらもう1つが作動する順次撮影やバックアップ用の同時撮影といった利便性を高める機能がついています。大容量の記録が可能になるため、長時間撮影になりやすいイベント動画の撮影に向いています。

静止画用のカメラも準備する

2つ目のアイテムは、静止画を撮影するためのデジタルカメラや一眼レフカメラです。ミラーレスカメラと呼ばれる、レフボックスのないスタイリッシュなカメラもおすすめです。イベント動画に写真をスライドするような形の動画を差し込む場合、専用のカメラを用意しておくときれいで鮮明な画像を取り入れやすくなります。

ビデオカメラの撮影とは別で、瞬間を切り取ることができるためインパクトの強いサムネイルにしたり、動画では出せない美しい映像を作り出したりすることが可能です。

たとえば一眼レフカメラでは、被写体にだけピントを合わせて、背景をぼかすような独特の写真を撮影することができます。また使用するレンズを取り換えればそれだけで雰囲気の異なる写真を用意することができるため、「広角レンズ」「望遠レンズ」「広角ズームレンズ」「魚眼レンズ」などいくつかセットで購入してみても良いです。

動画の撮影と同時に写真素材を用意することができるため、写真を撮るカメラマンも1名配置させておくようにしましょう。

三脚は必須

3つ目のアイテムは、カメラに使う三脚です。三脚にはカメラを固定して手ブレを防ぐ効果があります。長時間の撮影を手で持ちながら撮影すると、慣れていない方であれば画面がゆらゆらと揺れてしまい、見ている人を不快にする恐れがあります。

全体を撮るシーンなどは三脚を使って高さを固定し、左右の動きのみに留めるときれいな映像を撮りやすくなります。 また、写真を撮影するときにも使えるため、必ず1つ用意しましょう。高さの調節がしっかりでき、安定性の高いタイプのものを選ぶと良いです。

三脚の使用方法ですが、脚が3本ありますので、1本をレンズの向きに設置して使います。スタッフは残りの2本の間に入ってカメラのモニターを確認することができます。必ず平らな場所で使うようにして、ケーブルなどにひっかからないように注意しながら使用してください。

イベント動画撮影には「ガンマイク」が重要

音声を拾うガンマイクも準備すると便利です。ガンマイクは、ふわふわとしたスポンジが雑音をカットする機能をもっており、まるで銃のように細長い形状をしていることから呼び名が付けられているマイクです。方向を変えれば狙った音声を拾いやすくなるため、撮影をしながら音声を拾いたい方向に向けるだけで使えます。

ビデオカメラと合わせて使用するため、カメラのサイズ感に合わせて選ぶと良いでしょう。ビデオカメラが大きいのに小さなガンマイクを選んだり、コンパクトなカメラなのに大きなガンマイクを選んだりするとバランスが悪く、性能を発揮することができません。

音声ボリュームを調整できるタイプのものや、ノイズ除去機能に優れたものなどメーカーによって機能がさまざまなので比較をおすすめします。コンパクトなサイズのものであればだいたい5,000円〜20,000円くらいで購入できます。

全体的な音声を拾うならガンマイク、スポットで音声を拾う場合は人物に装着するピンマイクなども併用するときれいな音声を得やすくなります。

イベント動画の活用法

イベント動画はさまざまな活用方法があります。シーンによって内容や見せ方を変えることで会場の人々を飽きさせることがありません。具体的には次の5つの活用方法があります。
・過去のイベントを振り返る動画
・イベント主催者のメッセージ動画
・オープニングムービー
・アタックムービー
・ティザー動画
撮影・制作する際にはイベント動画の役割を踏まえながらシナリオを組み立てていくことが重要です。イベントの成功を左右する重要なプログラムとなります。詳しい特徴について順番に解説していきますので確認してみてください。

過去のイベントを振り返る動画

同じイベントが数回過去にも開催されている場合、記録として残しておき編集すれば振り返りの動画を制作することができます。

振り返る動画を会場で流すことにより、「過去にも盛り上がったイベントである」ことが具体的にアピールできます。参加者が盛り上がっているシーンや、主催者が話しているシーンなどのシーンがあげられます。

短時間の動画であれば写真をスライドするタイプの動画でも見やすくなります。音楽や歓声をしっかり入れることで臨場感のある雰囲気にまとめることが可能です。

イベント主催者のメッセージ動画

イベントを主催している企業からのメッセージ動画もイベント前半に流すことで会場を盛り上げてくれます。イベントの背景や、参加者への感謝などを直接主催者が述べることでイベントそのものの期待度の向上につながります。

大手企業になればなるほど、社長や役員の話を聞くチャンスは貴重です。イベントという特別な機会だからこそメッセージで伝えることで他社との差別化ができます。たとえばアップル社(Apple, Inc)のスティーブ・ジョブズのようにプレゼンテーションが上手な主催者であれば、より効果的な動画となります。

このイベントはどういった目的なのか、イベントを通して伝えたいメッセージを取り入れた動画制作がおすすめです。

オープニングムービー

オープニングムービーは、イベントの始まりを知らせる最初の動画です。会場の視線を一番集めやすいタイミングとなるため、来場者にもっともインパクトを与えられます。

テクニック的な部分では、カウントダウンを入れたり、会場のライティングを上手に活用して演出を盛り上げたり、音響ボリュームも通常より上げて注目を集めやすくしたりと、創意工夫が必要です。映像には、撮影した素材だけではなくCGのデザインやアニメーションなど編集技術を活かした見栄えの良い動画が可能です。

参加している人を「これから何が始まるのだろう」というワクワクした気持ちにすることができれば良いオープニングムービーといえます。

アタックムービー

アタックムービーとは、イベントの合間や表彰式などに流されることが多い動画です。これまでの展開を変えたり、この後のプログラムに向けて注目を集めたりするために挟まれることが多いです。アタックムービーはオープニングに使われることもあります。

イベントの途中で流されることが多いため、イベント全体のコンセプトと揃えるようにし、イベントが中だるみしないように区切りとなる映像を制作します。プログラムとプログラムを繋ぐ役割も持っているため、文字ベースの動画や表彰式を盛り上げるようなゴージャスな映像が好まれます。

イベント全体の印象を決めるアタックムービーはクオリティの低いものを流すと参加者の士気を下げてしまうため、プロの制作会社に相談し、成功事例を参考にしながら進めましょう。

ティーザー動画

ティーザー動画のティーザー(teaser)とは、「焦らす」という意味の英単語です。ティーザー動画とは全貌をすべて見せず、一部だけ小出しにした動画を制作し、当日までの期待度を上げることを目的とした動画です。

内容には、イベントの概要や開催日など大枠の情報を盛り込み、「何があるんだろう」「おもしろそうなイベントだな」とユーザーに思われる狙いがあります。アニメやドラマの次回予告のようなもので、全てを知るためにはイベントに参加しなければなりません。

ティーザー動画には、過去に開催したイベントの様子を入れるのも効果的です。インパクトのあるキャッチコピーや、情報の一部をちょこちょこと加えた編集をすることでイベントへの誘致が進みます。SNSなどのプラットフォームを活用してティーザー動画を露出させることで集客効果を見込めます。

まとめ

ここまでイベント動画の撮影や制作のポイントや、道具の選び方・イベント動画の活用事例を紹介してきましたがいかがでしたか?

イベントを成功させるためにはクオリティの高いイベント動画は欠かせません。自社でプロのスキルを持っているスタッフがいれば良いのですが、人材も時間も不足している場合、外部の制作会社に依頼しましょう。

とくにプロのカメラマンは、元の素材の何十倍と魅力を引き出しながら撮影してくれます。機材を集める必要もなければ、無理な加工・編集の必要もなくなります。今回の記事を参考に、良い制作会社を探してみましょう。相談や見積もりは無料の会社も多いので、ぜひ気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

crevoAdmin

アニメーション動画のメリットとは!?アニメーション動画の作り方と種類・用途について解説

2 years 8ヶ月 ago

CMなどで見かけることの多いアニメーション動画はわかりやすく、親しみやすい印象を与えてくれます。

ですがアニメーション動画といってもその種類はさまざまです。どのようなアニメーション動画を制作すればいいのか、どのように制作すればよいかなど気になる点も多いでしょう。

本記事ではアニメーション動画のメリット・デメリットをはじめ、制作の流れやアニメーション動画の種類や用途について参考事例を交えて解説します。

「アニメーション動画の制作の流れを知りたい」「アニメーション動画の種類と用途を知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

アニメーション動画の効果【メリット】

アニメーション動画は視覚的にわかりやすく、人をひきつけやすい効果があります。実写では伝わりにくいポイントを視覚的にカバーできる点を親しみやすく動画を通してユーザーに提供ができます。

アニメーション動画のメリットは、主に次の6つです。

・わかりやすく伝えることができる
・人を惹きつけることができる
・キャラクターで表現することができる
・幅広い表現ができる
・コストを抑えやすい

・修正がしやすい

まずは、アニメーション動画のメリットを詳しくみていきます。

わかりやすく伝えることができる

概念や抽象的なものをイメージとして具現化できるため、内容を視覚的にわかりやすく伝えることができます。売上や成長率など数字を棒グラフや円グラフで表したり、ステップやプロセスをロジカルに説明することも可能です。

文字や言葉で説明するよりも内容が頭に入りやすく、視覚から記憶に残りやすいといったメリットもあります。印象に残したい強くアピールしたいポイントにアニメーションを用いるのも1つの手法です。

さらに、テロップを入れることもできるためアニメーションの内容を文字で補足することもでき、動画をみるユーザーの理解度を深められます。

人を惹きつけることができる

実写よりもシンプルな動きとなるため、実写よりも意識的に動画を視聴してもらえます。

実写は人が動いている分、細かな仕草やカメラのブレ・背景などに注意が向いてしまうことがあります。とくにCMのように基本1回しか視聴しない機会で意識がそれてしまうと、ユーザーが動画の内容を理解できないだけでなく、印象にも残りません。

アニメーションはシンプルでわかりやすいだけでなく、良い意味で単調な動きが人をひきつけてくれます。強調したいところにはモーショングラフィックスなどで目立つ動きをつけられるため、シンプルながらもアピールしたい点はしっかりと伝えられます。

キャラクターで表現することができる

すでにある自社のマスコットキャラクターを使用するだけでなく、アニメーション動画の制作をきっかけにオリジナルキャラクターを作ることもおすすめです。特徴的なキャラクターを立てることで、より印象的で記憶に残りやすい動画が制作できます。

動画制作をきっかけにキャラクターを新しく作る場合は、会社の顔として中長期的に使用できるキャラクターの作成がおすすめです。キャラクターが印象に残ることで、会社の認知度アップ効果にも期待できます。

幅広い表現ができる

アニメーション動画は、実写ではできない幅広い表現が可能です。たとえば人が飛ぶ表現を実写で再現するのは不可能ですが、アニメーション動画ならキャラクターが自由に空を飛ぶことができます。実写ではできない表現を用いることで、より印象的な内容となるでしょう。

またシーンに合わせてアニメーションの種類や技法を変えれば、目的に応じた理想のカットが作成できます。実写はただ撮影するだけですが、種類・技法が多いアニメーションだからこそ、幅広い表現から理想に近い動画が制作可能です。

コストを抑えやすい

アニメーション動画の制作は、実写のようにキャスティング費や機材・ロケーションの確保などが必要ないため、コストを抑えやすい点がメリットです。人件費や機材費といった金銭コストだけでなく時間的コストも抑えられます。

ただし、かならずしもアニメーション動画が実写よりも低コストとは限らない点に注意が必要です。簡単な動画であれば実写の方が低コストで制作できる場合もあるため、制作したい動画内容を踏まえて、アニメーションか実写かを検討することが必要です。

修正がしやすい

アニメーションは比較的簡単にシーンやカットを作成・追加できるため、軌道修正しやすいメリットがあります。反対に、実写は基本的にやり直しができず、不足しているシーンがある場合は再度撮影を組み直さなければなりません。

後から柔軟に軌道修正できるため、イメージ通りの動画を制作しやすいという点ではアニメーション動画にアドバンテージがあります。ただし、外注に制作を依頼する場合は修正回数に限りがあったり、別途費用が発生する可能性がある点に注意しましょう。

アニメーション動画のデメリット

魅力的なメリットが多いアニメーション動画ですが、一方で次のようなデメリットがあります。

・正確な雰囲気が伝わらない
・感情移入、共感しにくい
・完成イメージの共有がしづらい
・長くなればなるほど費用がかかる

制作したい動画の内容やイメージを踏まえて、デメリットも押さえた上でアニメーション動画の制作を検討することが大切です。ここでは、アニメーション動画のデメリットを詳しくみていきます。

正確な雰囲気が伝わらない

アニメーションはあくまで仮想であるため、正確な雰囲気を伝えるのが難しいです。そのため「社内の様子を知ってほしい」「実際にツールを利用しているシーンを見せたい」といったような動画には適しません。

実写で伝えるべき内容をアニメーションで制作してしまうと、視聴したユーザーに伝えたい内容が伝わらず、疑問が残る内容となってしまいます。その場の雰囲気や表情など、実写でしか伝えられない内容の場合は、無理してアニメーション動画を制作する必要はありません。

感情移入、共感しにくい

企業用アニメーションは映画やアニメのように感情移入・共感してもらうことは難しいでしょう。そのため、感情に訴えかけるような動画を制作したい場合には実写がおすすめです。

ですがアニメーションのなかでも漫画形式は、比較的感情移入・共感しやすい種類です。アニメーションのテイストはユーザーの好みが分かれやすいため、ターゲットを明確にした上で漫画形式を採用するか検討することがおすすめです。

完成イメージの共有がしづらい

企画やコンテに関係する問題ですが、アニメーション動画は完成のイメージが共有しにくい点がデメリットです。

企画やコンテは、どのような動画を制作するかのイメージを共有する段階です。実写だとある程度の想像がつきやすいですが、アニメーションは説明があっても実際のイメージは完成してからでないとわかりにくいものです。事前に完成イメージを共有することが難しいため、制作側と依頼側で認識のズレが生じるリスクがあります。

完成後にイメージと違ったとならないようにもヒアリングに力を入れる、参考イメージを共有するなどして、できる限り具体的なイメージがわかるように企画やコンテを進めることがポイントです。

長くなればなるほど費用がかかる

アニメーション動画は制作期間が長くなるほど作業量も増えるため、比例して費用が発生します。そのため情報量が多いアニメーション動画を制作する場合は、事前に費用感をしっかり確認することが重要です。

アニメーション動画の種類と用途

 

アニメーション動画といっても、その種類は次のようにさまざまです。

・イラストアニメーション
・ホワイトボードアニメーション
・モーショングラフィックス
・タイポグラフィ・アニメーション
・ストップモーション・アニメーション
・インフォグラフィックス動画
・3Dアニメーション
・アイソメトリック

効果的なアニメーション動画を制作するには、内容に合わせて最適な表現を用いることがポイントです。ここでは、アニメーション動画の種類と用途を参考事例を交えて解説します。

イラストアニメーション

イラストを用いた一般的なアニメーション動画です。通常のアニメをみているような感覚で印象に残りやすく、親しみが湧きやすいためユーザーの感情移入を促進する効果に期待できます。

また、ストーリー性を持たせやすいため、内容が頭にインプットされやすい点が特徴です。サービス紹介動画のような起承転結があるとわかりやすい動画に適しています。

児童書プロモーション動画

株式会社学研プラスから新たに出版される児童書のプロモーション動画事例です。

有名な漫画家のイラストを用いた児童書だったこともあり、その点を最大限活かすためにストーリーに考慮して制作しています。書籍に登場するキャラクターは4名ですが、動画ではあえて2名に絞って構成しています。動画内で2名だけのシーンを公開し、続きは書籍で公開する形で締めることで購買意欲を掻き立てる構成になっています。

ターゲットは子どもであるため、興味を持って視聴してもらえるようTVアニメのような動きで制作している点がポイントです。

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボードを背景に、実際にホワイトボードにペンでイラストや文字を描いている過程を映像にしたアニメーション動画です。説明と同時にホワイトボードに絵を描けるため視覚情報から内容を理解しやすく、音声を組み合わせることでより内容が伝わりやすい動画が制作できます。

実際にアメリカの学習効果に関する研修では、視覚情報のみよりも内容に即した音声情報が一緒に流れることで脳の広範囲が刺激され、理解度が大きく上回るといった論文が発表されています。

つまり、視覚情報と音声情報を連動できるホワイトボードアニメーションは、ユーザーにとってもかなり親切な動画といえます。そのため解説動画や説明動画・研修動画に適しているのがホワイトボードアニメーションの特徴です。

ハーグ条約広報動画


外務省によるハーグ条約の広報動画の事例です。

内容が難しいハーグ条約をしっかり理解してもらうため、視覚情報と音声情報からわかりやすく解説できるホワイトボードアニメーションを採用しています。情報量が多く、かつ難しい内容ではありますが、イラストと文字に加えて音声で内容を補足しているため、初見の方でも理解しやすい動画となっています。

あえて白黒のビジュアルにすることで、肝心の内容を理解しやすいよう工夫されている点が特徴です。

モーショングラフィックス

ロゴやイラスト、図や写真などの静止画に動きや音声を加えたアニメーション動画がモーショングラフィックスです。

代表的なアニメーション動画の手法であり、シンプルなビジュアルながらも視聴者の記憶に残りやすい動画が制作できます。効果音やBGM、ナレーションなどさまざまな音声と組み合わせることで、内容も伝わりやすくなります。

会社紹介映像やプロモーション動画、コンセプトムービーなど用途はさまざまです。

80秒でわかる、京セラのファインセラミックス


京セラのファインセラミックスの紹介動画の事例です。

モーショングラフィックスによるシンプルなビジュアルで、ファインセラミックスの特徴がわかりやすく説明されています。その後は自然な流れで京セラの取り組みと今後の展望が説明されており、内容がスッキリとインプットされる構成です。

単調になりがちなモーショングラフィックスですが、アニメーションに連動したナレーションと適度なBGMで視聴してもらいやすいよう工夫されています。

タイポグラフィ・アニメーション

タイポグラフィとあるように、テキストやロゴに動きがあるアニメーション動画です。モーショングラフィックスの一種となりますが、タイポグラフィ・アニメーションは文字をメインに動きをつけている点が特徴です。

文字の動き方やフォントのインパクト、ナレーションや効果音とかけ合わすことで、シンプルな技法ながらも訴求力の高い動画が制作できます。イラストのようなアニメーションだけでなく、実写とも掛け合わせることが可能です。

おすすめの用途は、尺の短いプロモーション動画や無音環境で再生されるケースがある広告用の動画です。

開業サポートサービス「開業freee」


freee株式会社が提供する開業サポートサービス「開業freee」の広告動画の事例です。

FacebookなどのSNSで公開する動画であるため、無音環境で視聴されることも想定してタイポグラフィ・アニメーションで要点をわかりやすく伝えられています。広告動画は最初の数秒が重要であるため、動画の冒頭で想定ターゲットに当事者意識を持ってもらえるよう、ターゲットへの投げかけをタイポグラフィ・アニメーションで表現している点がポイントです。

ストップモーション・アニメーション

通常、アニメーションは絵を重ねて動かすものですが、ストップモーション・アニメーションは静止画を少しずつ動かすことで、通常のアニメーションのような動きをみせている動画です。

「コマ撮りアニメ」とも呼ばれ、アニメーションの撮影方法としては歴史のある技法です。動きがゆるやかであるため視聴者にあたたかみを感じさせる一方で、インパクトが大きく印象に残りやすい動画が制作できます。

企業理念のようなシンプルな動画やブランディング用動画への起用がおすすめです。

サービス紹介動画 求人掲載サービス「タウンワークオンライン」


株式会社リクルートジョブズが展開する日本最大級の求人サイト「タウンワークオンライン」のサービス紹介動画です。

ターゲットである会社のオーナー様や採用担当者様の課題解決に寄り添う内容にするため、冒頭でサービスの特徴や利用するメリット、実績を伝えることで信頼できるサービスであることを伝えています。

手描きイラストを採用し、色味を抑えることでシンプルでわかりやすくサービス内容を訴求している点がポイントです。

インフォグラフィックス動画

タイポグラフィ・アニメーションと同じく、モーショングラフィックスの一種です。タイポグラフィ・アニメーションが文字をメインに動きをつけているのに対し、インフォグラフィックス動画はイラストや図表、写真を使って数値をわかりやすく視覚的に表現しています。

そのため、データ情報をしっかり伝えたいIR動画やサービス紹介動画、採用動画や企業紹介動画への活用がおすすめです。

コンテンツマーケティング・Webマーケティングに特化したサービス「Innova」


株式会社イノーバが提供するBtoBマーケティング伴走型支援サービス「Innova」のサービス紹介動画の事例です。

シンプルなイラストとナレーション、適度なBGMで簡潔にサービスが紹介されています。その中でコンテンツマーケティングの重要性を理解してもらうカットでインフォグラフィックスを活用しています。数字をインパクトある形で伝えることで、訴求力を高めている点がポイントです。

3Dアニメーション

3Dで立体的なイラストやグラフィックを用いたアニメーション動画です。通常の2Dアニメーション動画とは異なり映像に奥行きがあるため、アニメーションながらも実写のようなリアリティを出せます。

実写では撮影できないが、実写のようなリアル感を出したい時に3Dアニメーションは最適です。プロモーション動画や商品紹介動画など、幅広い用途で使用できます。

日本最大級の不動産・住宅情報サイト「HOME’S」


不動産・住宅情報サイト「HOME’S」のサービス紹介動画の事例です。

「HOME’S」の機能説明がメインとなるため、実際のサイトに近い表現を取り入れている点が特徴です。ゆったりとしたナレーションとカットで、サービス内容や機能がわかりやすく伝えられています。

アイソメトリック

2Dながらも、3Dに近い立体感と奥行きを持った「2.5D動画」ともいわれるアニメーションです。平面のイラストを斜め上から見下ろすように表現することで、2Dに奥行きを持たせています。

2Dでは目視できない部分も可視化でき、単調になりがちな2Dアニメーションの動きに変化を持たせてインパクトが与えられます。コンセプトムービーやサービス紹介動画、採用動画などさまざまな用途で活用できる技法です。

接客業向け翻訳機「ili Shortcut」商品紹介動画


株式会社ログバーが提供する接客業向け翻訳機「ill Shortcut」の商品紹介動画の事例です。

利用シーンをアニメーションで紹介し、その中で「ill」を実際に利用している様子をわかりやすく表現しています。イラストをシンプルにすることで、商品の利便性を端的に表現している点がポイントです。

アニメーション動画を作る方法は自社制作と外部委託

アニメーション動画を作る方法は「自社で制作」「外部に委託」の2つがあります。ここでは、各方法について詳しくみていきます。

自社で制作する場合

最近は個人でも動画を制作できるツールが増えているため、自社で制作することも可能です。

自社で制作することは「内製」「インハウス」ともいわれています。制作費用が抑えられる、柔軟にスケジュール調整できる点がメリットとしてあげられます。また外部と連携する必要がなく、社内のやり取りで完結するためコミュニケーションコストや時間的コストが抑えられる点も特徴です。

一方で多くの企業は、社内にアニメーション動画を制作するスキルやノウハウがないためクオリティのある動画が制作できていないのが現状です。近年、有料の動画制作ツールなどを使用できるようになり、手軽にアニメーション動画の作成ができるようになっていますが、動画制作会社に依頼し制作された動画と比べ、「クオリティの差」や「動画を作る目的」を達成できずにいる企業が増えています。

外部に委託する場合

外部に委託する場合は、プロの手によってアニメーション動画を制作してもらえます。

制作したい動画や委託する制作会社によって費用は異なりますが、自社制作よりもコストがかかる傾向にある点がデメリットです。ただし、予算に合わせて制作プランを選べる場合もあり、ツール導入費や人件費をふまえると自社制作よりもコストを抑えられるケースもあります。

プロが制作するため、自社制作では実現できないようなクオリティのアニメーション動画が制作できる点がメリットです。3Dアニメーションなど、技術が必要な動画であるほどプロへの依頼がおすすめ。クオリティのあるアニメーション動画であれば、目的に合わせた効果にも期待できます。

また動画は一度制作すれば、サービス内容などが変わらない限り使い続けることができます。その点で、外部に委託して質の高い動画を制作してもらうことで、費用対効果の最大化につなげられます。
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【自社制作】アニメーション動画制作の作り方(工程)

ここでは、自社制作する場合のアニメーション動画制作の作り方を解説します。

1.構想を考える

まずは、どういったアニメーション動画を制作するかという構想を考えることが必要です。どのような目的で誰をターゲットにするかをふまえ、動画の世界観やキャラクターなどを設定しましょう。

2.絵コンテ作成

制作するアニメーション動画の構想が決まれば、次に動画の大枠となる絵コンテを作成します。絵コンテとは、動画の大まかな流れを絵や文字で表したものです。カットごとの構図や背景、登場人物の動き、セリフや効果音など、シーンごとの情報を具現化します。

3.原画作成

絵コンテで制作する動画の内容が決定すれば、アニメーションのもととなる原画を作成します。作成すべき原画の枚数は、動画の長さや表現する動作によって異なります。

4.中割り作成

原画に続いて、中割りを作成します。中割りは原画と原画の間をつなぐ絵のことです。原画と同じく、背景やキャラクターなど表現したい動作によって作成枚数が異なります。

5.編集ソフトで動画にする

原画と中割りを作成したら、編集ソフトで原画と中割りをつなげて動画にしていきます。コマの秒数を決めてその中に絵を配置し、必要に応じてセリフや効果音などを追加します。

【外部委託】アニメーション動画制作の作り方(工程)

外部委託で制作する場合、イメージ通りの動画を制作するには委託先との連携が重要です。ここでは、外部委託でアニメーション動画を制作する場合の各工程を詳しく解説します。

「誰に」「何を」「どういふうに」伝えるかをまとめておく

外部に委託する上で重要なポイントは、「誰に」「何を」「どういうふうに」伝えたいかをまとめてしっかりと共有することです。

この点が明確でないと、イメージ通りのアニメーション動画は制作できないでしょう。ベースとなる動画の趣旨をはっきりと伝えておくことで、納得できるアニメーション動画の制作に期待できます。

実績が豊富な委託先であるほど、クライアントから伝えられたポイントを上手く具現化し、イメージ通りのアニメーション動画を制作してくれます。そのため質の高いアニメーション動画の制作には委託先の選定も重要なポイントです。

1.打ち合わせ・ヒアリング

まず行うのは、打ち合わせ・ヒアリングです。

委託先に「誰に」「何を」「どういうふうに」伝える動画を制作したいかを共有する場となります。あわせて、予算感や納期・スケジュールや動画の用途など制作に必要な情報を共有し、委託先から見積もりやスケジュールを提案してもらいます。

見積もりやスケジュールに問題なく、発注が決まったあとは制作の前段階としてヒアリングを実施。あらためて制作するアニメーション動画の目的などを深堀し、制作の方向性を具体化していきます。

2.企画・構想の考案

ヒアリングの内容から、実際にアニメーション動画が制作できるレベルまで企画・構想を考案します。この段階で決定すべき具体的なポイントは、下記の通りです。

・ターゲット
・動画から伝えたいこと
・アニメーションの規模や精度
・アニメーションで表現したい世界観
・キャラクター
・アニメーションの舞台となる場所

企画・構想が曖昧になってしまうと、伝えたいことやイメージが曖昧な動画になってしまうため、明確に決めることが重要です。

3.アニメーション制作

企画・構想が固まれば、アニメーションの制作に移ります。アニメーション制作の具体的な工程は、次の4つです。

①絵コンテ制作
②グラフィック制作
③アニメーション制作
④編集

①絵コンテ制作

まずは、アニメーションの基盤となる絵コンテを制作します。ヒアリング内容や企画・構想をもとに、ストーリーを落とし込み、動画の大枠を完成させます。

②グラフィック制作

絵コンテをもとに、トンマナを意識してキャラクターや背景などのグラフィックを制作します。制作するアニメーションのイメージに合わせたグラフィックにするためにも、ヒアリングや企画・構想の段階でしっかりとイメージを共有することが重要です。

③アニメーション制作

グラフィックで制作したものに動きを加え、絵を動かす工程がアニメーション制作です。アニメーションの種類はさまざまであるため、動画の目的やイメージに合わせた技法で制作します。

④編集

アニメーション制作が完了すれば、効果音やBGM・セリフやナレーションを挿入する編集の工程に進みます。挿入する効果音やセリフ・ナレーションも大枠は絵コンテの段階で決定しているため、基本は絵コンテに合わせて編集していきます。

また最終的な仕上げとして、MAで音質やバランスを調整します。MAはアニメーション動画のクオリティを左右する重要な工程です。MAはスタジオで行われることが多く、映像と挿入した音を細かく最終調整していきます。

4.アニメーション動画チェック・納品

MAが完了し、完成したアニメーション動画をチェックして問題なければ納品します。納品物をチェックし、絵コンテやイメージと異なる部分があれば修正を実施。なかには、セリフやBGMの差し替えが発生する場合もあります。

修正が完了し、再チェック後に問題なければ納品となります。

まとめ

本記事では、アニメーション動画の効果やメリット・デメリットをふまえて、アニメーション動画の種類や用途をご紹介しました。

アニメーション動画は実写に比べると正確な雰囲気や空気感を伝えにくい、感情移入しにくいなどのデメリットがある一方、わかりやすく伝えられる、人をひきつけることができるなど魅力的なメリットがたくさんあります。

また、アニメーション動画にはさまざまな種類・技法があり、自社制作や外部委託と制作方法も選択できます。アニメーション動画を制作する目的や予算感、クオリティなどさまざまな要素をふまえてアニメーションの種類や制作方法を検討してみてください。

本記事ではアニメーション動画の参考事例もご紹介しているため、実際のイメージも参考にアニメーション動画を制作してみてはいかがでしょうか。

crevoAdmin

知っておきたいWebCMの効果|WebCMの種類や成功事例を解説

2 years 9ヶ月 ago

これまでは、「CM動画といえば、まず思い浮かぶのはテレビCM」というイメージを持たれる方が多かったのではないでしょうか。

ですが近年インターネットの普及に伴い、「WebCM」が注目を集めています。WebCMは自社サイトをはじめ、あらゆるメディアや動画プラットフォーム、さらにはSNSなど、Web上のさまざまな場所で放映できます。

この記事では、テレビCMとWebCMの違いやWebCMの特徴について紹介していきます。自社サービスや製品の新たなアプローチの手段として、ぜひ参考にして下さい。

WebCMとは?

WebCMとはその名のとおり、Webのさまざまな場所で放映することを目的として制作されるCMを指します。

その「Web上のさまざまな場所」とは、主に以下があげられます。
・自社の公式サイト・HP
・他社のブログ・ニュースサイト・ECサイトなど各メディア
・YouTubeをはじめとする動画プラットフォーム
・TwitterやInstagramなどのSNSサービス

スマートフォンのみならず5Gなどの通信技術も向上しているため、以前にも増して動画をストレスなく再生できるようになりました。その影響もあり、いまやWebCMは一般的なものになりつつあります。

またWebCMはテレビCMと比較しても、費用や時間の面で手軽に制作できるため、ハードルも低い傾向です。そのため、自社のサービスや製品をアプローチする新たな手段として、WebCMを検討・制作する企業が増えています。

WebCMとテレビCMとの違い

WebCMはテレビCMと比較しても、さまざまな違いがあります。
中でも大きな違いとしては、以下のとおりです。
・訴求対象の広さ
・需要と供給のバランス
・再生時間の尺
・動画制作における費用対効果

それぞれ順を追って見ていきましょう。

訴求対象の広さ

テレビCMとの大きな違いとして、訴求対象の広さがあげられます。

テレビCMの場合、主なターゲットは不特定多数の方です。見ている年齢層が幅広いことと、テレビ自体が万人に向けたメディアであるためです。

一方でWebCMは、主なターゲットを狭く絞ることが可能となっています。動画サイトやSNSでは、ユーザーの行動原則や趣味・嗜好を分析し、興味がありそうな広告を表示が可能です。また制作する際は、放映するメディアに合わせて動画に工夫を施すことで、より高い効果を得られるようになります。

テレビと比較するとWebCMは、より詳細で適切なターゲティングができる点が大きなメリットです。

需要と供給のバランス

WebCMは需要と供給のバランスがとれていることも、テレビCMとの違いのひとつとしてあげられます。

テレビCMは不特定多数の方に向けたメディアなので、視聴者のニーズに合わせピンポイントで放映するのは不可能です。そのため、興味のないCMが流れてしまう可能性は上がってしまいます。

しかし一方のWebCMなら、より細かなターゲティングが可能です。ユーザーの興味・関心に基づいて最適なCMが放映されるため、より販売促進に効果を発揮する施策を行うことができます。

再生時間の尺

テレビCMの尺は、おおよそ15〜30秒程度となっていることが一般的です。番組や時間帯によって変動しますが、視聴者に合わせて変動することはありません。

しかし一方のWebCMの場合、5秒程度の尺のものもあれば、1分を超えるものまで、幅広くあります。これは放映する媒体やユーザーの行動原理など、趣味・嗜好にもとづいて変動します。

ユーザーによって異なるニーズに合わせ尺が設定できるのは、WebCMならではの特徴です。

動画制作における費用対効果

動画制作における費用対効果も、大きな違いです。

テレビCMの場合だと、トータルで数千万円ほどの費用がかかります。CM制作費用はもとより、放送枠を得るための「放送費」、さらにキャストに著名人などを起用すれば出演料もかかるためです。

その分、多くの不特定多数の視聴者に届くため、宣伝効果が大きいのがメリットです。

一方のWebCMの制作費は、クオリティによって変動するものの、おおよそ300〜500万円程度です。テレビCMより安価のため、制作のハードルは低いのがメリットとなります。

WebCMはテレビCMと比較し、安定した宣伝効果は得られません。しかし、ユーザーに深く刺さることで「拡散される」可能性を秘めています。

宣伝効果はテレビCMに軍配が上がりますが、拡散されることを考慮すると、費用対効果はWebCMのほうが上ともいえます。

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WebCMのメリット

WebCMには、さまざまなメリットがあります。ここでは3つに分けてご紹介します。

WebCMのメリット①ネットで動画を視聴するユーザーが増えている

総務省が調査した平成30年版 情報通信白書によると、年代別の平日の動画視聴状況は以下のとおりです。
・10代 テレビ60.4% ネット88.5%
・20代 テレビ63.7% ネット95.1%
・30代 テレビ76.5% ネット90.6%
・40代 テレビ83.0% ネット83.5%

このデータから、10〜30代はテレビよりもネットで動画を視聴する割合が上回っていることがわかります。

さらにどの年代においても、5年前と比較するとネット利用の割合は増えている傾向です。そのため、すべての年代で「テレビ離れ」が進んでいることが見て取れます。

この結果からも、動画を使って自社の商品やサービスをプロモーションしたいと考える企業では、WebCMを活用する意義は大いにあるといえるでしょう。

WebCMのメリット②細かいターゲティングができる

テレビCMの場合には、CMを流す番組や時間帯の放送枠の部分のみ指定することができます。

一方、WebCMであれば年齢や性別によって、届けたい層を細かくわけることができるのです。25歳から34歳の女性など、ペルソナに合わせたターゲティングが可能です。

さらに、地域によってもターゲティングすることができます。指定することのできる地域は、国や都道府県・市区町村が対象になり、Web媒体によっては距離を指定することも可能です。これによって、国内だけではなく世界に向けてサービスをプロモーションしたいケースなどにも活用することができます。

ユーザーの興味によってもターゲティングすることが可能です。届けたい層のユーザーが、興味をもつと思われるトピックやインタレストを設定することで、その層に向けて広告を届けることができるようになります。指定したカテゴリに対して関連性の高い動画広告をCMとして挿入することが可能です。インタレストは、ユーザーの動画閲覧履歴を参考に興味を持ってもらう可能性の高い動画を表示させるので、細かいターゲティング効果が期待できます。

また、キーワードでターゲティングする方法もあります。たとえば、YouTubeの場合には検索ワードと連携させて広告を配信することが可能です。自分の飲食店が中目黒にあって、そこに集客したい場合には「中目黒 飲食店」や「中目黒 美味しい料理」などというようなキーワードを設定して見つけやすくすることができます。

WebCMのメリット③詳細な効果測定ができる

テレビCMの場合には、その効果を測る指標が視聴率に限られています。

しかし、WebCMであれば視聴回数や視聴完了率・クリック数・コンバージョン数など、さまざまな視点から効果測定をすることが可能です。それによって、PDCAサイクルを回しやすいというメリットがあります。

上手くいく方法を見つけることができれば、あとはそれを発展させて継続していけば効果は出しやすくなります。効果測定を正確に行って、成功した要因を分析してノウハウとして持っておくことは重要です。また、失敗した要因についても分析して改善点を見つけるなど、段階的にマーケティングの効果を高められます。

WebCMの効果

WebCMにはさまざまな効果が期待できます。前述した3つのメリットを理解してその特性をうまく活かすことでより多くの人に効果的にアプローチできるため、確かな効果を実感することが可能です。

WebCMの効果①販売促進

WebCMは、「ペルソナに合わせてターゲティングできる」という特性から、商品やサービスへの関心が高い「見込み客」にアプローチすることができます。

そのため、WebCMを目にする人の多くが、「商品またはサービスを利用したい」という購買意欲を促進できる状態にしやすい(=販売促進につながりやすい)といえるでしょう。

WebCMの効果②認知拡大

動画の記憶定着率は記事コンテンツの約2倍といわれています。共感を抱きやすい内容や心に響く内容の動画であれば、さらに覚えてもらいやすく認知拡大につながります。

また、「いいな」と思った動画はSNSなどで拡散する人も多いことから、想定以上に大きなプロモーション効果を得ることができる場合もあります。

WebCMの効果③ブランディング

文字による表現だけでは、見る人の心の琴線にまでは届かないこともしばしば。また、抽象的な表現であれば、見る人によって受け取り方が異なってしまうこともあり得ます。

一方、視覚と聴覚に訴える動画であれば、作り手が意図したイメージを直感的に理解してもらいやすいでしょう。そのため、ブランドイメージの確立に効果的なのです。

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WebCMが出稿できる媒体

続いては、WebCMはどんなところに配信されるのかを解説していきます。WebCMは、GoogleやYahoo!などに配信できるほか、YouTubeなどの動画サイト、TwitterやFacebookなどのSNSにも流すことができます。

Google(グーグル)

Google広告は、検索エンジンが提供する広告媒体です。Google広告にはテキストのみのものもありますが、WebCMのように、動画や画像、または動画や画像にテキストを組み合わせた形で表示される「ディスプレイ広告」もあります。

Googleユーザーは6割強が男性。最も多い層は40代男性で、20〜40代男性が70%を占めています。

Yahoo!(ヤフー)

Yahoo! 広告も、検索エンジンが提供する広告媒体です。Google同様、検索結果に表示されるテキスト広告や画像・動画のみのほかテキストを組み合わせた形で表示されるディスプレイ広告があります。

Yahoo! はGoogleと比較して専業主婦・主夫や定年退職者、家事手伝いの割合が多いとされています。最も多い層は60代男性です。

YouTube(ユーチューブ)

YouTubeに配信したWebCMは、動画の再生前後および視聴途中に流れます。Googleアカウントに入力された年齢や性別、興味・関心などの情報に基づいて配信できるのが大きな特徴です。

たとえば、美容情報を発信する動画をよく見ている人にスキンケア商品のWebCMを配信すれば、最後までスキップせず視聴してもらえる可能性が高くなります。

Facebook(フェイスブック)

Facebookは基本的に実名で登録する人が多いため、学歴やキャリア、年齢などの個人情報をもとにターゲティングしやすいです。

そのため、ビジネスパーソン向けの商品・サービスやBtoB向けの高額な商材の宣伝に向いています。また、ニュースフィードや画面右側の広告枠など、CMを表示できる場所が他のSNSと比べて多いのも特徴です。

Instagram(インスタグラム)

ユーザーの投稿と同様の見た目で表示されるInstagramは、WebCM(PR)ではないかのように見えるのでユーザーがニュートラルな状態で閲覧しやすいといえます。

また、縦画面で表示されるためユーザーの記憶に残りやすく、クリックされやすいのも特徴です。特に、アパレルやコスメなどの女性をターゲットにした商品やサービスの宣伝に向いています。

LINE(ライン)

FacebookやInstagramなどのSNSを利用していない60代以上の層にも、家族との連絡手段のためにLINEを利用している人は多いです。

そのため、その他のSNSでカバーできない層に対してアプローチするといいでしょう。LINEでの配信に向いている商材のひとつは、地域密着型の美容室や飲食店などのサービスと考えられています。

TikTok(ティックトック)

10代から20代前半までのユーザーが多いため、若年層に向けてPRしたいときには最適です。

また、Instagram同様、縦画面でインパクトあるWebCMを配信できるうえ、アプリ起動時に表示させることもできるので、訴求力が強く拡散される可能性も高いといえます。ただし、他のSNSと比べて広告費が高めなのが難点です。

WebCMの種類

WebCMにはいくつかの種類があり、それぞれに特徴があります。ここからは、実際に活用されているWebCMの種類について説明します。

インストリーム広告

インストリーム広告とは、動画を再生する前や途中、そして最後に挿入されるCMのことです。ユーザーが興味を持って視聴している動画に挿入することで、CMを見てもらえる確率が高くなるのがメリットです。

CMの費用に関しては最後まで視聴されるか、再生を開始してから一定の時間が経過しなければ基本的に課金されることはありません。(媒体によって異なるケースがあります)無駄な広告費が発生しにくくなるため、高い費用対効果も期待することができるのです。

インバナー広告

インバナー広告とは、通常のバナー広告に表示されるようなCMになります。特徴は、幅広い媒体に動画広告を配信することができる点です。それによって、アクセス数の多いメディアに掲載することで多くのユーザーの目に触れることができます。

インリード広告

インリード広告とは、ページのコンテンツの中に配置されるCMのことです。具体的な視聴方法は、ユーザーが画面をスクロールして、広告部分が表示されたときに動画の再生が始まります。コンテンツを見ているユーザーの目に止まりやすいことや動画を冒頭から見せられるというメリットがあります。

インフィード広告

インフィード広告とは、SNSのタイムラインやフィード上に配置されるCMのことを指します。メリットとしては、広告自体がSNSサイトになじみやすい見せ方で掲載されているので、ユーザーに違和感を与えることがなく目にとまりやすい点があげられるでしょう。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告とは、パソコンやスマートフォンでコンテンツを見たり検索したりしているとき、一般的には画面の下部のコンテンツ上に覆いかぶさってくるように表示される広告です。

オーバーレイ広告は、表示の仕方として、画面下部に湧き出るように表示させたり、画面上を自在に移動させたりすることも可能です。また、利用者の動きに合わせて拡大・縮小させることもできます。

WebCMの活用事例

ここからは、動画制作会社のCrevo(クレボ)が実際に制作したWebCMの活用事例を紹介していきます。

マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」

費用レンジ 100~299万円
120秒~
表現 実写

出典:Crevo制作実績

この動画は、マンツーマン英会話「ロゼッタストーン・ラーニングセンター」のWebCMです。動画の特徴は、マンツーマン英会話のメリットをしっかりとユーザーに訴求しています。具体的な手法として、出演しているラッパーのDOTAMAが、カタカナ英語を多用している日本に対してテンポ良く警鐘を鳴らしています。また動画全体にわかりやすい字幕が入っているので最後まで飽きることなく視聴できます。

ゲーム「IdentityV」

費用レンジ 300万円~
30~60秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績
NetEaseのゲーム「Identity V」のWebCMは、放映時期に合わせたバレンタインバージョンになっています。ゲームが持つ世界観を、日常のシーンに落とし込むことによって興味を持って最後まで動画を視聴できるような構成です。CM内で重要なものとなったバラは、ゲームの中でもキーアイテムになるなどゲームのプレイにつながるような仕かけもされているのが特徴です。

0円ではじまるリゾート旅「ハッシャダイリゾート」

費用レンジ 50~99万円
60~120秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績
株式会社ハッシャダイの「ハッシャダイリゾート」のWebCMでは、好きな場所と好きな仕事を決めるだけでリゾートに行けて楽しく働けるという内容を、短い時間で端的に表現できています。1分版でも飽きることなく最後まで見られるようにBGMや効果音、アニメーションや字幕も使いながら上手に進行されています。

サービス紹介動画「iDeCo」

費用レンジ ~49万円
15~30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績
こちらはiDeCoのサービス紹介動画です。「WebCMの刷新を図りたい」という要望のもと、制作された背景があります。

内容としては、老夫婦がidecoに加入した25年前を振り返ります。その中で「iDecoの買いやすさ」と「早く加入するとお得」であることを訴求したものです。シンプルながら親しみやすく、温かみのある現代的なアニメーションタッチとなっている点が目を引く動画に仕上がっています。

株式会社SBI証券はオンライン証券事業を中心に展開する証券会社です。

Web用「テレ東BIZ」

費用レンジ 100~299万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績
テレビCM用動画「テレ東BIZ」のWebCM動画です。

アプリに新機能が加わり「テレビ東京ビジネスオンデマンド」が「テレ東BIZ」として再スタートするのを機に制作されました。

テレビ東京の人気アナウンサー・田中瞳さんのナレーションにあわせ、本人をデフォルメしたキャラを作成するなど、 親しみやすく明るい雰囲気が特徴です。
株式会社テレビ東京コミュニケーションズは、
・番組コンテンツ
・キャラクター等を活用したデジタル媒体の開発・運営
・クロスメディア広告
をはじめ、その他あらゆるデジタル事業を担う戦略企業です。

年収診断と求人検索サービス「MYSTO(マイスト)」

費用レンジ 100~299万円
~15秒以内
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績
年収診断と求人検索ができるサービス「MYSTO(マイスト)」のCM動画です。

年収診断ができるサービスの魅力をコミカルに描いているのが特徴です。年収予測シミュレーターを完成させた博士に対し、スマホで簡単に年収予測ができることを助手が伝え、あっさりと助手がその場を去ってしまう内容です。

博士が驚く様子や、助手が去っていく様子のタッチが面白く、全体的にコミカルでテンポの良さが光ります。

こちらのサービスを運営・提供するのは、株式会社APパートナーズ。本サービス「MYSTO(マイスト)」は、年収診断と求人検索ができるサービスとして注目されています。

「フロリダ産のグレープフルーツ」

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績
「フロリダ産のグレープフルーツ」のWeb広告動画です。

おやつにグレープフルーツを食べているお母さんと男の子が主人公で、男の子は「フロリダ産のグレープフルーツ」を口にすると表情が180度変わり、その美味しさと魅力を語りはじめる内容です。そのギャップをコミカルに演出することで、視聴者に「フロリダ産は美味しい」というインパクトをうまく訴求しています。

株式会社ヤマノアンドアソシエイツは、「フロリダ産グレープフルーツ」の日本への輸出にたずさわる企業。20年以上に渡って、フロリダ州政府柑橘局の駐日代表を務めています。

まとめ

本記事ではWebCMの概要やテレビCMとの違い、メリットや成功事例をご紹介してきました。

現代はテレビ離れが進み、反対にインターネットがどんどん普及している時代です。自社の新たなマーケティングやブランディングの手法として、WebCMを導入することは、非常に効果的なのは間違いありません。

WebCMを制作する際は、まずどのような広告の種類や媒体があるかを把握すること。そのうえで自社のサービスや製品に合った広告や媒体を選ぶことが大切です。

crevoAdmin

【成功事例21選】WebCMとテレビCMの違いとは?WebCM制作の流れや種類・特徴・ポイントについて解説

2 years 9ヶ月 ago

近年、WebCMの制作を検討する企業が増えています。

5Gや通信技術の発展で動画がスムーズに再生できるようになり、手軽な「WebCM」の需要が伸びていることが背景です。

また普段テレビを見ない世代に対する認知拡大や獲得の目的でも、注目されています。

本記事ではWebCMとテレビCMの違い、WebCM制作の流れポイントなどをご紹介します。WebCM制作をお考えの方は、参考にしてみてください。

WebCMとは

WebCMとはその名のとおり、Web上で放映される広告のことです。

定義としては「Webサイトで用いられるすべての広告」を指します。ですが一般的には、以下のような大手メディアや、よく知られるSNSで用いられる広告を指すことが大半です。
・YouTube
・Twitter
・Instagram
・Facebook
・TikTok

WebCMはスマートフォンの普及や5Gなどの通信技術の向上によって、爆発的に需要が拡大しました。またテレビCMに比べ費用も安く、制作のハードルが低いこともメリットといえます。

WebCMとテレビCMの違い

この章では、WebCMとテレビCMの違いを紹介します。両者の大きな違いは、以下の2つです。
・視聴される媒体の違い
・配信の目的の違い

それぞれ見ていきましょう。

視聴される媒体の違い

テレビCMはテレビでのみ、番組の途中やその間で視聴されるものです。

一方WebCMが視聴される媒体は、多岐にわたります。中でも代表的なのは、YouTubeなどの動画メディアやTwitter、Instagram、FacebookなどのSNSです。

さらにWebCMの場合、広告の種類や配信形式も多種多様です。検索結果に表示されるものや、動画の再生前および途中で差し込まれるものなどがあげられます。

配信の目的の違い

もう一つの違いが、「配信の目的」です。

テレビCMでは、ウェブよりも幅広い層に視聴されます。制作費も高額で尺も短いため、「商品・サービスへの興味・関心を促すこと」を目的にしているケースが多いです。

一方のWebCMは年齢・性別・興味関心などでより細かくターゲティングし、放映する媒体を選びます。すでに興味関心がありそうな人に向けダイレクトな訴求を行い「購買へつなげること」を目的としています。

WebCMの種類

WebCMといっても、その種類はさまざまです。

この章では、WebCMの種類として、とくに代表的なものを以下のとおり5つご紹介します。
・インストリーム広告
・インバナー広告
・インリード広告
・インフィード広告
・オーバーレイ広告

インストリーム広告

インストリーム広告は主に、ユーザーが視聴している動画の開始時、再生中に配信されるWebCMです。ユーザーのブラウジングを妨げる形で配信されるため、より強い訴求が可能な手法です。

動画は多くのユーザーがスマートフォンおよびパソコンで、フルサイズで視聴する事が多いため宣伝効果も大きくなります。YouTubeやTVerのような動画プラットフォームはもちろん、TwitterやInstagramをはじめとするSNSにも効果的です。

さらにインストリーム広告は基本的に音声ONで再生されるため、音で訴求ができる点も魅力といえます。

インバナー広告

インバナー広告とは、Webサイトやアプリのバナーエリアに表示されるタイプの広告を指します。ユーザーのブラウジングを妨げず、さり気なく設置される広告のため、ユーザーにストレスを感じさせずに宣伝できる点がメリットです。

インバナー広告はあらゆるWebサイトに対応しており、幅広いジャンルのユーザーに配信できます。

さらに「一度自社のウェブサイトに訪れたユーザー」や「一度でも動画広告を視聴したユーザー」を狙って表示することも可能です。社名やサービス名などの変更で、ウェブサイト遷移を狙う際にもおすすめの広告です。

インリード広告

インリード広告は、Webページ内でスクロールをしている途中で、コンテンツの間に表示される広告です。下へのスクロールで情報を閲覧する、ブログやニュースサイトなどのサービスでよく見られます。

画面内に広告が表示された時点で初めて再生が開始されるため、動画の冒頭の内容もしっかりユーザーに訴求できる点がメリットです。またユーザーのブラウジングを妨げることもなく、不快感を持たれにくいことが特徴です。

インフィード広告

インフィード広告はインリード広告と同じく、Webページ内のスクロール中に表示される広告のことです。

インフィード広告は、一般的にTwitterやInstagramのような下にスクロールして閲覧するSNSで利用されることが多くなっています。ユーザーの投稿に似たような形式で表示されるため、ユーザーが違和感を感じにくい点がメリットです。

またその広告元のアカウントも同時に表示されるため、アカウントの宣伝はもとよりフォロワー獲得にも優位に働くでしょう。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告は、Webページの上部や下部に設置される広告です。

一般的にはコンテンツに重なるよう表示され、スクロールしても位置が固定されているため、ユーザーの目に留まりやすいメリットがあります。

ただしオーバーレイ広告は、表示サイズが大きすぎたり非表示にできる機能がないと、ユーザビリティに支障をきたします。そうなるとイメージダウンにも繋がりかねないので、注意が必要です。

WebCMの3つのメリット!テレビCMにはない特徴は?

WebCMには、テレビCMにはない特徴やメリットがあります。

この章では、特に大きな特徴を3つ解説します。

①ターゲティングしやすい

WebCMは、動画サイトやSNSがもつユーザー情報を利用できます。そのため、テレビCMよりも効果的なターゲティングが可能です。

たとえばFacebook広告の場合、実名や出身地、友人の趣味嗜好、よく読んでいる投稿などを細かく分析し、最適な広告を設置することができます。

②SNS等で拡散されやすい

SNSで拡散されやすい点も、WebCMの大きな特徴です。動画は情報量が多く、視覚と聴覚の両方に訴えられることから、感情への訴求がしやすい点があげられます。

とくにWebCMはスキップ前提で作られることもあり、短い時間で理解できる内容のものが多いです。そのため、変化の激しいSNSでも拡散してもらえる可能性は高くなります。

③予算の融通がききやすい

予算の融通がききやすい点も、WebCMの大きな特徴のひとつです。

テレビCMと比較しても、圧倒的な安価で出稿することが可能となっています。多くのメディアやSNSの広告費は、1インプレッションごとに設定されているためです。

さらにWebCMは、広告の出稿を行う前に「テスト配信」ができる点もポイントとなります。

WebCMを成功させる3つのポイント

WebCMを成功させるためのポイントは、以下のとおりです。
①ターゲットを明確にする
②ウェブCMのゴールを明確にする
③ターゲットや目的に合った媒体を選ぶ

それぞれ見ていきましょう。

①ターゲットを明確にする

WebCMの成功のためには、ターゲットを明確にすることは必須といえます。ターゲットは狭いほど深く刺さり、結果として拡散や共感を呼ぶ傾向があります。

WebCMのメリットは、ユーザーの趣味嗜好や行動データを細かく分析し、最適な広告を表示できる点です。

訴求したいターゲットは絞り、ユーザーに深く刺さる内容に仕上げることが大切です。

②WebCMのゴールを明確にする

WebCMのゴールを明確に定めることも、成功のためのポイントです。WebCMの制作がゴールではなく、あくまで手段であるためです。

たとえば多くの企業は、「認知度を上げたい」「公式サイトへのアクセス数を増加させたい」といったのゴールのもと、WebCMの制作を行います。

定めるゴールによって制作するWebCMの内容が変わるため、ゴールを明確にすることが重要です。

③ターゲットや目的に合った媒体を選ぶ

WebCM成功のためには、目的に合った媒体を選ぶことが大切です。媒体によってユーザー層も異なるため、最適な動画の長さや内容も変わってきます。

たとえば若い年齢層へのアプローチなら、TikTokやInstagramでのストーリーズ広告、中年層ならTwitter広告などが効果的です。またTwitter広告を制作するなら、音声はない状態で再生されるので、無音でも伝わる内容に仕上げることが必要です。

このように自社のサービスや商品の年齢層に合わせ、最適な媒体を選ぶことが大切です。

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動画広告の動画制作・映像制作

【配信媒体別】WebCMの成功事例

この章では、以下の配信媒体別に、WebCMの成功事例を見ていきます。
・SNSの成功事例
・YouTubeの成功事例
・ディスプレイ広告(動画広告)の成功事例
・タクシー広告・トレイン広告の成功事例

WebCMのお手本として、ぜひ参考にして下さい。

SNSの成功事例

まずはWebCMの中でも、SNSにおける成功事例を、以下のとおり6つご紹介します。
・「荒野行動」(学校編)
・「荒野行動」(女子高生編)
・開業サポートサービス「開業freee」
・株式会社10 「favo」
・ミールキット「キットオイシックス」
・日経育英奨学制度

NetEase, Inc. スマホゲーム「荒野行動」(学校編)

費用レンジ 300万円~
~15秒以内
表現 実写

出典:Crevo制作実績

大手スマホゲーム「荒野行動」のSNS用広告動画の「学校編」です。

SNS広告としての活用を想定して制作されたもので、たった15秒という短い尺で「荒野行動」の魅力が存分に訴求されています。ゲーム映像のみではなかなか伝えることのできない世界観を、「学校」というテーマと合わせることで、さらなるインパクトを際立たせているのが特徴です。

バトルロイヤルゲームではありますが、学校がテーマなこともありテニスラケットやバナナで戦うギャップもポイントのひとつとなっています。

この「荒野行動」に夢中な学生の姿を描くことで、文字では伝えきれないゲームの臨場感・魅力を見事に表現しています。

「荒野行動」は中国のゲーム企業NetEase, Inc.によるスマートフォン向けゲームアプリです。

NetEase, Inc. スマホゲーム「荒野行動」(女子高生編)

費用レンジ 300万円~
~15秒以内
表現

出典:Crevo制作実績

大手スマホゲーム「荒野行動」のSNS用広告動画で、こちらは「女子高生編」になります。

SNS広告での活用を前提で制作されたもので、「荒野行動」の魅力や臨場感、スリルが15秒という短い尺に凝縮されているのが特徴です。また、こちらの女子高生編の他に、「サバイバル編」も制作されています。

女子高生をキャストに迎え、ゲーム映像だけでは伝わりにくい表現やハラハラ感を見事に表現している点が特徴です。

SNS広告を前提での制作なので、
・短い秒数でインパクトを残すこと
・テロップを入れて無音でも臨場感が伝わること
といった点にこだわり、制作がされています。

また「荒野行動」のゲームユーザーとの親和性を考慮のうえ、女子高生を主人公にしている点も注目です。

「荒野行動」は100人の戦士が無人島の荒野で戦いを繰り広げるバトルゲーム。運営するのはNetEase, Inc.で、その他にもさまざまなゲームをリリースしています。

freee株式会社 開業サポートサービス「開業freee」

費用レンジ ~49万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

大手開業サポートサービス「開業 freee(開業フリー)」のWebCM動画です。

Facebookをはじめとする、SNSのタイムライン上で閲覧されることを前提に制作されました。

主にインフィード広告になるため、音声OFFでもユーザーの目を惹きつけるような工夫がされています。モーションタイポグラフィを用いた独特なキャラクターを上手に活用し、アニメーションで表現することで、スルーされがちなSNSのタイムライン上でも存在感をアピールしています。

「開業 freee(開業フリー)」はfreee株式会社の提供する、個人事業・フリーランスに向けた開業サポートサービス。「開業届」や「青色申告承認申請書」を、無料で簡単に一括作成できるサービスとして絶大な人気を誇ります。

株式会社10 「favo」

費用レンジ 50~99万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

favoという、「好きでつながるSNSアプリ」のSNS広告動画です。

アプリのリニューアルを機に、認知度をより拡大させる目的で制作された背景があります。

さまざまな「好き」でつながれることを、実際の画面を交えながら紹介している点がポイント。シンプルでありながら、可愛らしさのあるアニメーションテイストも魅力です。

株式会社10は、マーケティングリサーチコンサルティング事業がメインの企業。その他にも、複数事業を連携し、シナジーを活かしたビジネスを運営しています。

オイシックス・ラ・大地株式会社 ミールキット「キットオイシックス」(夫婦編)

費用レンジ 100~299万円
30~60秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

レシピ付き献立ミールキット「Kit Oisix(キットオイシックス)」のWebCMです。SNS広告でのプロモーションを前提に制作された背景があります。

夫婦の日常を活用し、「商品への親近感」をもってもらえるよう工夫が施されています。またお客様の声として、「Kit Oisix」を使ってみた感想も含め、より魅力が伝わりやすくなっていることも特徴です。

またこちらのWebCMの掲載先のSNSメディアでは、日常生活にちなんだ動画のほうが視聴率が上がるため、セールス色の強い内容は避けるなど、系統の選定も工夫しています。

「KitOisix(キットオイシックス)」は、オイシックス・ラ・大地株式会社が提供しています。20分以内で主菜と副菜が作れるレシピ付き献立「ミールキット」は、食材宅配サービスOisix(オイシックス)で購入可能です。

株式会社日本経済新聞社 「日経育英奨学制度」

費用レンジ 50~99万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

「日経育英奨学制度」のWebCM動画で、SNSでの利用を前提に制作されています。

金銭的に東京の大学に進学することを躊躇っている人が主人公。そこに先輩がアドバイスするという日常の一コマを切り取ったストーリーです。

キャラクターのコミカルな動きや表情で、「日経育英奨学制度」の認知拡大と理解促進を図っている点が特徴となっています。

また、ストーリーが会話形式で進行し、視聴者に共感してもらいやすい構成なのもポイントです。大きめの文字で示して理解を促す点も、スマホユーザーに向けた配慮になっています。

「日経育英奨学制度」では奨学金を全額無利息で借りられます。新聞配達で学費・給与を得られ、部屋代は無料。親に負担をかけず、自立をしたい方にうってつけのサービスです。

YouTubeの成功事例

続いて、YouTubeでの成功事例を8つに絞ってご紹介します。

YouTubeにおけるWebCMの制作を検討している方は、ぜひ参考にして下さい。

楽天株式会社 「スーパーポイントスクリーン(Super Point Screen)」

費用レンジ 50~99万円
15~30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

まずは楽天公式のおこづかいアプリ「スーパーポイントスクリーン」のサービス紹介動画です。YouTubeをはじめとするSNSや、あらゆるWebサイトでの配信されることを前提に制作されています。

内容はシンプルな「スーパーポイントスクリーン」のサービス紹介です。最後に「お得なキャンペーン実施中!!」と見せ、あえてキャンペーン内容は訴求しないことで、詳細が気になるように工夫しています。

アプリのお得感が伝わりやすいようアニメーションを用いています。また見せ方にも工夫を施し、実際にアプリをダウンロードした方が継続使用してくれるような内容が特徴です。

「スーパーポイントスクリーン」を提供するのは、楽天株式会社です。楽天スーパーポイントが貯まるおこづかいアプリとして、人気を博しています。

株式会社QTnet 九州の光インターネットサービス「BBIQ」

費用レンジ 50~99万円
60~120秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

光インターネットサービス「BBIQ(ビビック)」のWebCM動画です。YouTubeのTrueViewでの使用を前提に制作されたもので、独特のアニメーションによるインパクトが特徴となっています。

ラジオ番組でリスナーのお便りを紹介するように「BBIQ」のサービスを紹介しています。テレビCMとの差別化を図り、Web媒体での配信かつアニメーションならではのキャラクターが印象的です。

「BBIQ」は、株式会社QTnetが提供しているインターネットサービスです。光回線料をはじめ、プロバイダー料金・セキュリティソフト・接続設定など、インターネットに必要な料金がすべて揃った、オールインワンなサービスとなっています。

なお2017年7月に「九州通信ネットワーク株式会社」から「株式会社QTnet」に社名を変更しています。

株式会社風栄社 カードゲーム「Blade Rondo 〜Night Theater〜」

費用レンジ ~49万円
~15秒以内
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

「Blade Rondo(ブレイドロンド) 〜Night Theater〜」という、カードゲームのWebCM動画です。

YouTubeへの出稿が前提となっており、6秒という短い尺に本製品の魅力がたっぷり凝縮されています。なお、本動画の30秒バージョンもリリースしています。

全体的に黒い背景で神秘的な世界観を演出することで、視聴者をゲームの世界に引き込んでいます。冒頭に出てくる7つの剣は、7枚の手札で戦う本ゲームのルールにちなんだものです。

また動画の冒頭と終盤に企業名やゲームの名前を大きく出すことで、視聴者にインパクトを残すように仕上げているのも大きな特徴です。

さらにこちらはバンパー広告となるため、基本的に音声OFFで再生されます。それも考慮しつつ、無音でも動画の魅力が訴求できるよう映像が作られている点も注目です。

「Blade Rondo(ブレイドロンド)」は、7枚の手札で戦うカードゲームで、運営は株式会社風栄社です。

株式会社共伸興建 「ゼロソーラーナビ」

費用レンジ 100~299万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

「ゼロソーラーナビ」という、太陽光発電のWebCM動画です。

YouTubeへの出稿を前提に制作され、認知度拡大がゴールとして設定されています。チラシやLPでもアピールできるよう、キャラクターデザインが採用されている点が特徴です。

冒頭で広告らしさを見せないことで、スキップ防止につなげている点がポイントといえます。

株式会社共伸興建は、愛知・岐阜・三重を中心に
・太陽光発電
・0円太陽光発電
・蓄電池
・IH・​オール電化
などの提案・設置・リフォーム等などのトータルサポートを行う企業です。

辰巳法律研究所 「松本基礎講座」

費用レンジ 50~99万円
15~30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

「松本基礎講座」という、試験受験指導サービスのWebCM動画です。

YouTubeでの利用はもちろん、「既存の動画のつかみ」を前提として制作された背景もあり、シンプルで網羅的な動画構成です。

内容としては、視聴者からのよくある質問に回答する形式で、講座の概要や魅力を実績を交え、効果的に伝えています。

運営する「辰巳法律研究所」は、難関試験の受験指導機関として40年以上にわたり、伝統と実績を積み上げている企業です。

株式会社デイトラ オンラインプログラミングスクール「デイトラ」

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

オンラインプログラミングスクール「デイトラ」のWebCM動画です。

YouTubeでの出稿を前提に、サービスの理解浸透および認知度の拡大を目的として制作されました。

ツイッターで話題になった背景を活かし、ユーザーが安心して利用できるサービスである旨を前面的に訴求した内容となっています。

株式会社デイトラは、Web制作やアプリ開発、デザインなどを格安で学べるオンラインプログラミングスクール「デイトラ」を提供しています。

ブックオフオンライン株式会社 ブックオフ宅配買取サービス「宅本便」

費用レンジ ~49万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

ブックオフの宅配買取サービス「宅本便」のWebCM動画です。

YouTubeでの出稿を前提に制作され、サービスの利便性とともに「宅本便」の利用喚起につなげています。

「行き場所のなくなった本やCDの処理に困っている女性」が主人公。冒頭で紹介することで、同じ悩みをもつユーザーの目を惹き、共感してもらうことが狙いです。また、サービスの流れをシンプルな4ステップで大別し、サービスの利便性やわかりやすさを表現しています。

宅配買取サービス「宅本便」は、ブックオフオンライン株式会社が提供・運営しています。売りたい本・CD・DVD・ゲームを、ご自宅で箱に詰めて送るだけの、簡単買取サービスです。

ONE NATION株式会社 「Story Writer」

費用レンジ 300万円~
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

こちらは「Story Writer」という、ショートムービーコミュニティアプリのWebCM動画です。

「Story Writer」は旅・お出かけがテーマのアプリとなっています。仲良しの女子2人組が、東京都内のスポットをアプリを使って楽しんでいる様子を見せることで、アプリの利用を促しているのが特徴です。

また、旅前・旅中・旅後の3度を楽しんでいる様子を描くことで、アプリを使うメリットはもちろん、お出かけや旅の楽しさも訴求しています。また都内に住んでいる人でも行ったことがないような穴場スポットで撮影している点にも注目です。

ONE NATION株式会社は、コミュニケーションを生むアプリやITシステムの開発に注力している企業です。本動画で紹介している「Story Writer」も、旅・おでかけを楽しく記録・共有できるショートムービーコミュニティです。
ディスプレイ広告(動画広告)の成功事例
この章では、ディスプレイ広告の成功事例について2つご紹介します。

効果的なディスプレイ広告の制作を検討している方は、ぜひ参考としてご覧ください。

株式会社APパートナーズ 「MYSTO(マイスト)」

費用レンジ 100~299万円
~15秒以内
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

年収診断と求人検索ができるサービス「MYSTO(マイスト)」のCM動画です。

年収診断ができるサービスの魅力をコミカルに描いているのが特徴です。本動画の他にも、「Web動画広告向けの30秒版」と「デジタルサイネージ向けの縦型版」も制作されています。

年収予測シミュレーターを完成させた博士に対し、スマホで簡単に年収予測ができることを助手が伝え、あっさりと助手がその場を去ってしまう内容です。

博士が驚く様子や助手が去っていく様子のタッチが面白く、全体的にコミカルでテンポの良さが光ります。

もともとはテレビCMとしての放映を想定していたこともあり、「いかに視聴者に短い尺でインパクトを残すか」といった点に注力されている点が見て取れます。年収診断ができる本サービスを「未来的な年収予測シミュレーター」として見せることで、サービスの革新性を表現している点もポイントです。

こちらのサービスを運営・提供するのは、株式会社APパートナーズ。本サービス「MYSTO(マイスト)」は、年収診断と求人検索ができるサービスとして注目されています。

株式会社ヤマノアンドアソシエイツ 「フロリダ産のグレープフルーツ」

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

こちらは「フロリダ産のグレープフルーツ」のWeb広告動画です。制作の背景には、テレビCMとYouTube広告、両方での放映を想定されています。

動画の主な目的は、「フロリダ産のグレープフルーツ」の魅力と認知度の拡大です。

おやつにグレープフルーツを食べているお母さんと男の子が主人公で、男の子は「フロリダ産のグレープフルーツ」を口にすると表情が180度変わり、その美味しさと魅力を語りはじめる内容です。そのギャップをコミカルに演出することで、視聴者に「フロリダ産は美味しい」というインパクトをうまく訴求しています。

また、ターゲット層の「主婦層」に親近感をもってもらえるよう、お母さんと男の子を主人公に採用している点も注目です。

株式会社ヤマノアンドアソシエイツは、「フロリダ産グレープフルーツ」の日本への輸出にたずさわる企業。20年以上に渡って、フロリダ州政府柑橘局の駐日代表を務めています。
タクシー広告・トレイン広告の成功事例
ここまで、SNS、YouTube、ディスプレイ広告の成功事例を見てきました。ここからは、タクシー広告およびトレイン広告の成功事例を5つご紹介します。

動画広告のひとつの事例として、参考にしてみてはいかがでしょうか。

タイムズ24株式会社 駐車場サービス「タイムズのB」

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

駐車場サービス「タイムズのB」の動画広告です。主に「トレインチャンネル」での配信を前提として制作されました。

クイズ形式でサービス名を印象づけるシーンを繰り返す、遊び心のある表現方法でサービスへの認知拡大につなげています。冒頭から突然クイズが始まり、視聴者の興味を喚起しているのも特徴です。

クイズの後に、クルマでのおでかけがもっと楽しくなる「タイムズのB」の駐車サービスを活用できるシーンを具体的に紹介。そして最後に「タイムズのB」の検索へと、視聴者を誘導しています。

全体的な流れとしてもクイズ形式でテンポがよく、最後に「タイムズのB」の検索シーンで締めくくることで、視聴者へサービス名を覚えてもらえるよう工夫が施されている点が印象的です。またトレインチャンネルでの配信が前提のため、視聴者はその場でスマートフォンで検索できる環境にあります。その点をうまく考慮した動画といえます。

「タイムズのB」を運営するのは、タイムズ24株式会社です。「予約・借りる・貸す」がすべてWeb上で完結する駐車場サービスです。

Momentum株式会社 MOMENTUM「アドフラウドおばけ」

タクシーCM MOMENTUM「アドフラウドおばけ」(Crevo制作実績 2022/4/11までオンエア)

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

こちらはアドフラウドを0にするサービス「MOMENTUM」の紹介動画です。

サービスのPRを目的とし、主にタクシーCMとしての利用を前提に制作されました。 2022年4月11日まで、実際にタクシーCMとしてオンエアされていました。

「アドフラウド」という難しい概念を「アドフラウドおばけ」で表現し、視聴者へ恐怖心を煽りつつも、絶妙な怖さの加減で興味を惹いている点が特徴です。

Momentum株式会社は 「無価値な広告をゼロにする」がミッションの企業。デジタル広告業界の透明性と健全化を目標に、さまざまなプロダクトの運営・提供をしています。

株式会社HERP 採用管理プラットフォーム「HERP ATS」

費用レンジ 300万円~
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

こちらは「スクラム採用」を実現する採用管理プラットフォーム「HERP ATS」のタクシー広告用動画です。サービスの鍵「スクラム採用」の認知拡大を目的に制作された背景があります。

また、本動画の他にも、サービスの先進性を印象づける、SNS広告動画用の「宣言篇」も制作されています。

主なストーリーは、オフィスのパウダールームで会話をする二人の女性です。「スクラム採用」についての会話で話は盛り上がり、二人はその場を後にします。そこで聞き耳を立てていた社員が「スクラムってなに!?」と興味をもつ流れとなっており、視聴者の興味も促進させています。最後にサービス紹介につなげ「スクラム採用」の魅力を再度訴求する内容です。

他社との差別化を図るため、「パウダールーム」という設定で撮影を行っています。また、「スクラム採用」というキーワードを会話の中に自然に盛り込むことで、視聴者への認知はもちろん、興味を促進している点も特徴です。

こちらの採用管理プラットフォーム「HERP ATS」を運営するのは、株式会社HERP。「スクラム採用」の実現に積極的な企業です。

スプラッシュトップ株式会社 「splashtop(スプラッシュトップ)」

タクシー広告動画制作「splashtop」(Crevo制作実績)

費用レンジ 100~299万円
15~30秒
表現 実写

出典:Crevo制作実績

簡単にテレワークを導入できるリモートデスクトップ「splashtop」の紹介動画です。タクシー広告・サイト掲載の利用を前提に、認知度拡大の目的のもと制作されました。

冒頭で「これは実話」と訴えることで、視聴者の興味を促しています。ひとりの女性が「splashtop」のおかげで大切な家族を守ることができた事例を語り、視聴者の心に刺さる構成に仕上げている点が特徴です。

「Splashtop」を運営するのは、スプラッシュトップ株式会社。リモートワークやテレワークを推進し、新しい働き方改革の実現をサポートしています。

DiDiモビリティジャパン株式会社 タクシー配車アプリ「DiDi(ディディ)」昔話篇

費用レンジ 100~299万円
30~60秒
表現 アニメーション

出典:Crevo制作実績

こちらは「DiDi」という、タクシー配車アプリの紹介動画です。タクシー・youtube・SNSでの利用を前提に制作されています。

制作会社「Crevo」の強みである「アニメーション技術」を活かしつつ、バラエティーに富んだ動画に仕上がっている点が魅力の動画となっています。 シンデレラやウサギと亀など、昔話に登場するキャラクターの複数パターンが採用され、賑やかで見ていて飽きない構成です。

「DiDi(ディディ)」を提供するのは、DiDiモビリティジャパン株式会社。タクシーに「乗りたい」と「乗せたい」マッチングする、新しいサービスです。

WebCM制作の流れ

WebCMの制作の一連の流れを把握することで、制作はより円滑なものになります。

この章では、その一連の流れを詳しくご紹介します。

WebCMを制作する前に、流れを把握することでスムーズに制作を進行することができます。

制作期間

まずはWebCMの製作期間を、大まかに把握しておくことが大切です。

WebCMの制作期間は、平均的に3ヶ月前後となっています。最初の打ち合わせから制作、納品まではすぐに終わるものではありません。

とはいえ、プロジェクトによっては1ヶ月以内で完了するものもあります。反対に大規模のものだと、半年以上の時間をかけて制作するケースもゼロではありません。

制作会社によって抱えているタスクの量ももちろん異なるため、まずは「いつまでにどんな動画を作りたいか」整理しておき、制作会社に相談するといいでしょう。ご希望の納期に応じ、柔軟に対応してくれる制作会社もあります。

打ち合わせ

制作のスケジュールが決まったら、制作会社との打ち合わせです。求めている要件を整理し、認識を合わせる作業です。

主な打ち合わせの内容としては、以下のとおりです。
・WebCM制作の目的
・ターゲット層
・予算・納期
・動画の表現方法

なかでも「目的」と「ターゲット層」「予算・納期」は予め決めておくことで、ヒアリングはスムーズになります。

動画の表現方法については、制作会社と相談して決めるほうが、より高い効果を得られる可能性が高くなる傾向です。

上記4つを、それぞれ詳しく解説します。

WebCM制作の目的

まずWebCMを作る際に大切になるのは、動画制作の目的です。

WebCMは作って終わりではありません。あくまで、「その先の目的を達成する手段」です。多くの企業は、「認知度の拡大」「顧客の獲得」「サイトへのアクセス数増加」など、あらゆる目的のもと、WebCMの制作に取り組むものです。

目的によって、制作する動画の内容も大きく異なります。たとえば商品の紹介を目的にした場合、その商品を前面に出す構成が好ましいでしょう。逆に自社の認知度の拡大が目的であれば、あえて主張しすぎない落ち着いた構成にするのもひとつです。

目的をはっきり決め、それにふさわしいWebCMの制作を心がけましょう。

ターゲット層

ターゲット層を定めることも、WebCM制作において重要です。ターゲット層によって、表現方法や配信する媒体が変わります。

たとえば若年層をターゲットにした場合、明るく活力があるイメージやかわいい表現で制作し、SNSなどの媒体へ出稿するのがいいでしょう。反対に中高年への訴求なら、大人っぽい落ち着いた表現のほうが好ましいです。

Webの強みは、そのユーザーの趣味嗜好や行動原則に基づいたターゲティングができる点です。

ターゲットを絞り、より深く刺さる内容で表現することを念頭におきましょう。

予算・納期

予算や納期も、あらかじめ制作会社とすり合わせておくべき内容です。

どの程度の予算で、どの程度の製作期間が必要かによって、でき上がる動画のクオリティや表現方法が変わってきます。

もし予算や納期があらかじめ決まっているなら、打ち合わせの段階で制作会社に伝えておくのがいいでしょう。たとえば、なんらかのキャンペーンイベントの告知のためのWebCMなどの場合、納期はよりシビアになります。

あらかじめ相談することで、納期や予算に合わせ、最大限の効果を発揮できる動画を提案してくれるはずです。

WebCMの表現方法

WebCMの表現方法についても、制作会社と綿密にすり合わせておく必要があります。

依頼するクライアントと制作会社の間で、この点がもっとも認識の相違が生まれやすいためです。理想の表現方法が決まっている場合、前もって伝えておくことが大切です。

イメージに近いWebCMやお手本などがある場合、それを実際に見せてみるのが手っ取り早いでしょう。表現方法は言葉だけでは伝わらない部分も多いため、こうすることで認識の相違を減らすことができます。

実写・アニメーション・CGなど、WebCMの表現方法によって費用や製作期間は大きく変わるものです。たとえば同じアニメーションでも、CGなどのグラフィカルな表現を用いるものは、やはり制作費用は比較的高額になります。

予算や納期の関係でイメージ通りの制作が難しい場合でも、それに近い形で効果的なWebCMの表現を提案してもらえます。それも踏まえ、気になる表現方法などは積極的に質問・相談することが大切です。

企画(シナリオ)・コンテの確認

打ち合わせで詳細な認識合わせができたら、次に行われるのが「企画・コンテの確認」です。

コンテとは主にシナリオなど、動画の流れをもとに作成する動画の設計図のことです。動画におけるカメラワークやセリフ・キャストの動きなどがまとめられ、このコンテをもとに完成までの作業が進められていきます。

このコンテは制作会社が作成し、もちろん発注したクライアントにも共有されます。発注した側はこのコンテを隅々まで確認し、認識やスケジュール感を改めて確認しなければなりません。

後で大幅な出戻りを防ぐためにも、気になる点は積極的に質問しましょう。

撮影やイラスト・素材作成

次に制作会社では、WebCMに必要となる素材を集める作業を行います。

アニメーションでの制作の場合、必要な素材を集めたり、ない場合は作成します。必要に応じてCG合成を行う必要もあるでしょう。この作業の所要期間は、約1ヶ月です。

また実写であればロケ地へ足を運び、実際に撮影を行います。実写についても、所要期間は1ヶ月程度です。その前のキャストのオーディション・ロケ地探し・機材手配など下準備があります。

編集

素材作成や撮影などが終わったら、編集のフェーズです。作成した素材を動かしたり、BGMやナレーションを挿入して完成形に近づけていきます。

この編集段階で、発注者は微調整の指示を出すことが可能です。BGMの音量であったり動かし方など、細かな要望はここで積極的に伝えましょう。

納品

編集が完了したら、いよいよWebCM動画の納品です。

出来上がった動画ファイルは、任意のファイル形式に変換されて、納品されます。

制作会社によっては、納品後の広告運用までを行ってくれるので、気になる方は相談してみるのもいいでしょう。

まとめ

以上、WebCM制作の種類やメリット、具体例、また制作の流れについてご紹介してきました。

WebCM制作作業は、事前の予備知識があることで、スムーズに進めることが可能になります。
「自社のプロモーションを新たな形で行いたい」
「より効果的にマーケティングを行い、販売促進を図りたい」
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crevoAdmin

【媒体別】WebCM制作費の料金相場と成功事例!テレビとの違いや費用を抑える方法も解説

2 years 9ヶ月 ago

近年、WebサイトやSNSの利用が当たり前となったことから、テレビとは別の広告手段としてWebCMが注目されています。

有効活用するには特徴や種類、制作費などを把握しておくことが大切です。今回はWebCMの概要をはじめ、テレビCMとの違いや種類、料金相場、成功事例などを解説します。

WebCMの制作を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

WebCMとは?

WebCMとは、テレビではなくWeb媒体で発信する動画広告のことです。YouTubeやFacebook・Twitter・Instagramなどで発信します。

WebCMは、スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスで広告を発信できるのが特徴です。自宅だけでなく電車の中やレストラン、カフェ・図書館など、場所を問わず広告を視聴してもらえます。

WebCMは広告を流したあと、画面のタップ操作を促すことで、詳細ページに誘導することも可能です。視聴者がCMの商品・サービスに興味を持ったとき、キーワードで検索する必要がありません。購入・利用までのハードルを下げやすいことが特徴です。

WebCMを有効活用すれば、販促活動を効率的に進められます。

WebCMとテレビCMとの違い

WebCMは従来のテレビCMとは特徴が異なるため、違いを理解することで強みを活かしやすくなります。

WebCMとテレビCMの主な違いは下記の通りです。

・訴求対象の広さ
・需要と供給のバランス
・再生時間の尺

それぞれの違いについて詳細を解説します。

訴求対象の広さ

テレビは、不特定多数の老若男女から視聴される媒体であり、訴求対象が広いです。

その一方でWebCMの場合は、媒体によって利用者の年齢層に大きな違いがあるため、訴求対象のターゲット像を絞りやすくなります。

たとえばTwitterは20代の利用率が高く、フェイスブックは30代の利用率が高い傾向です。また、TikTokは、10代の利用率が高いことが知られています。

YouTubeに関しては、基本的にほとんどの世代で利用されており、60代でもすでに6割近くの方が視聴しています。
Instagramは女性に利用されることが多い点があげられます。

引用:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 令和3年8月 p66(総務省情報通信政策研究所)

このように、媒体によって利用属性が異なるため、アプローチしたい年齢層や性別が決まっているのであれば、テレビではなく適切なWeb媒体にWebCMを発信することで、効率的な宣伝が可能です。

需要と供給のバランス

テレビCMは、番組の時間が固定されているため、ターゲットのライフスタイルによっては、視聴してもらえない場合があります。

たとえば、朝と夕方に30分間ずつ放送されている育児番組があったとしましょう。

出勤時間が早かったり、帰宅時間が遅くなったりする親御さんであれば、基本的に視聴してもらえません。育児に興味がある親御さんに必要な情報を発信する機会が失われています。

WebCMであれば出勤時間や帰宅時間に関係なく、育児の動画を視聴するときに広告を視聴してもらえます。ライフスタイルによって視聴してもらえない事態は発生しません。

WebCMのほうがテレビよりも需要と供給をマッチさせやすいことがわかります。

再生時間の尺

一般的なテレビCMの時間は15秒刻みであり、15秒や30秒であることが多くなっています。

その一方でWebCMの時間は、10秒以内や数分間などさまざま設定できるため、比較的自由にコンテンツを制作しやすいです。

たとえば最近では、日常生活の悩みを商品・サービスで解決していくイラスト調の長時間動画が配信されています。

テレビCMと違って、アニメやマンガを読むような感覚で視聴できるのが特徴です。ストーリーが面白ければ、商品に興味がなくても最後まで視聴してもらいやすくなります。

広告をスキップすることも可能なので、長時間でも視聴者にストレスを与えにくいです。

WebCMの種類

WebCMにはさまざまな種類があり、特徴を把握して使い分ける必要があります。

代表的な種類は下記の通りです。

・インストリーム広告
・インバナー広告
・インリード広告
・インフィード広告
・オーバーレイ広告

それぞれの種類について解説します。

インストリーム広告

インストリーム広告は、動画の再生前後や途中に流れる広告です。YouTubeやTVerなどの動画配信サービスで表示されます。

動画の再生画面をフルに使えるので、インパクトのある宣伝が行えます。ただし、YouTubeでは途中でスキップできる広告と最後まで強制的にユーザーに見てもらう広告があるので注意しましょう。
また、音声をオンにした状態で視聴する方が多いため、聴覚に訴えかけることもできます。

動画の前に広告を流すことになるため、宣伝が嫌いなユーザーに対してマイナス印象を与える恐れもあります。

インバナー広告

インバナー広告とは、Webページの広告掲載枠に表示させる広告です。これまでは静止画やテキストが主流でしたが、近年ではWebCMも放映されるようになってきました。

たとえば、Yahoo!Japanのような検索エンジンサイトにアクセスすると表示される動画はインバナー広告です。

動画が流れている最中にもWebページの内容を閲覧できるので、視聴者にストレスを与えません。一方で動画を視聴してもらえない場合もあるため注意が必要です。

インリード広告

インリード広告とは、WebサイトやSNSなどで、メインコンテンツの間に表示される広告です。ページがスクロールされることでWebCMが放映されます。

コンテンツ外に配置される広告よりも注目されやすく、動画の冒頭から視聴してもらえるので内容も正確に伝えやすい傾向です。

ただし、配置場所までスクロールされないと視聴されないというリスクがあります。

インフィード広告

インフィード広告とは、SNSやモバイルサイトなどに自然な見た目で表示される広告です。

コンテンツと同様のフォーマットで表示されるため、違和感が生じにくくなります。ただし、関連コンテンツと勘違いしたまま広告をクリックすると「記事だと思っていたのに広告だった」というギャップでユーザーにストレスを与えてしまうリスクがあるため注意が必要です。

オーバーレイ広告

オーバーレイ広告とは、Webサイト上で画面に重なるように表示される広告です。

表示以外の部分をブラックや灰色にして目立たせることができるため、広告をアピールしやすい広告です。

ですが、アピールしやすい半面、サイトの使いやすさを低下させやすいことから、検索順位を下げる要因となる恐れや、ユーザーにストレスを与える原因にもなるため広告の質が重要です。

【内訳】WebCM制作費の料金相場

WebCMを制作するときは、企画・撮影・編集のプロセスで費用が発生します。

WebCMの料金相場をそれぞれのプロセスごとにまとめます。

企画

企画は動画の制作スケジュールや構成、演出などを決めるプロセスです。

予算・進行を管理するプロデューサーや構成を考案するプランナー、演出を指揮するディレクターなどに対する人件費が発生します。なお、プロデューサーをサポートするアシスタントプロデューサーという役割もあります。

目安となる料金相場は下記の通りです。

プロデューサー 10万円~70万円
アシスタントプロデューサー 15万円~50万円
プランナー 3万円~45万円
ディレクター 20万円~100万円

撮影

撮影は映像や写真などの素材を用意するプロセスです。

映像撮影や写真撮影などを担当するカメラマンの人件費が発生します。また、カメラやレンズ、照明など撮影に必要な機材も必要です。場合によってはナレーションの費用も発生します。

目安となる料金相場は下記の通りです。

映像撮影 10万円~
写真撮影 2万円〜
機材費 5万円〜25万円
ナレーション 1万円〜

編集

編集は、映像や静止画、アニメーションを組み合わせて動画を完成させるプロセスです。

主に動画編集者に依頼するときの費用が発生します。動画の時間が長くなるほど編集費用は高くなる可能性があります。

目安となる料金相場は下記の通りです。

YouTube動画の編集
15分尺(テロップ・素材カット・SE)
8,000円/本~
写真加工・写真編集 1,000円/1枚~

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動画広告の動画制作・映像制作

【媒体別】WebCM制作の料金相場・成功事例

WebCMを配信する媒体は主に下記の通りです。

・YouTube
・Facebook
・Instagram
・TikTok

媒体ごとに、「どれくらいの制作費が発生するのか」「どのような内容が成功しやすいのか」気になる方も多いのではないでしょうか。

ここからは、WebCMに関する制作費の料金相場や成功事例を媒体別に解説します。

YouTube

まずは、YouTubeのWebCMを制作するときの料金相場や、成功事例の動画内容をご紹介します。

【〜49万円】BASE株式会社 ネットショップ作成サービス「BASE」

ネットショップ作成サービス「BASE」YouTube広告用動画(Crevo制作実績)

表現 アニメーション、実写
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
制作費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 60秒〜120秒
業種 IT・通信

出典:Crevo制作実績

BASE株式会社は、ネットショップ作成サービス「BASE(ベース)」を提供している企業です。crevo(クレボ)ではBASEのサービス紹介WebCMを作成しました。

「30秒」「すべて無料」「あなただけのショップ」など、冒頭でサービスの魅力を示す言葉を強調し、ネットショップに興味がある方を引き込んでいます。

ショップ開設の流れについて、「URL・メールアドレスの登録」「商品の登録」「公開」の3ステップに絞って紹介し、シンプルで利用しやすいイメージを与えています。

チャットのサポートやセミナーの開催などにも触れることで、初心者の利用を後押しした動画です。

【50〜99万円】株式会社ヌーラボ サービス紹介動画「backlog by Nulab」

サービス紹介動画「backlog by Nulab」(Crevo制作実績)

表現 アニメーション、実写
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
制作費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 IT・通信

出典:Crevo制作実績

株式会社ヌーラボは、チームのコラボレーションを促進して仕事を楽しくできるサービスを提供しています。crevoではbacklogというタスク管理ツールのWebCMを制作しました。

仕事で画像が見つからない身近な場面を映し出すことで、同じ課題を抱える方が興味を持ちやすいようにしています。

膨大な情報がスッとまとまるイメージを演出し、タスク管理が簡単に行える印象も与えています。

YouTubeバンパー広告に使えるよう短時間の動画として制作しました。

【100〜299万円】株式会社デイトラ オンラインプログラミングスクール「デイトラ」

YouTube広告用動画 オンラインプログラミングスクール「デイトラ」(Crevo制作実績)

表現 実写
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介・サイト掲載
制作費用レンジ 100〜299万円
長さ・尺 15秒〜30秒
業種 IT・通信

出典:Crevo制作実績

株式会社デイトラは、Web制作やアプリ開発、デザインなどを学習できるオンラインプログラミングスクール「デイトラ」を運営しています。

Crevoではデイトラのサービス紹介WebCMを制作しました。女性が自宅でプログラミングを学習している姿を映すことで、オンラインの気軽さをアピールしています。

認知度を拡大させるために、Twitterでつぶやかれたコメントをふんだんに取り入れ、世間の評価が伝わりやすいように工夫しているのも特徴です。

ユーザー満足度が96%であることを円グラフで示しており、満足度が高いことが視覚的にもわかりやすい仕上がりです。

Facebook

次にFacebookのWebCMを制作するときの料金相場や、成功事例の動画内容をご紹介します。

【〜49万円】freee株式会社 開業サポートサービス「開業freee」

開業サポートサービス「開業freee」広告動画A(Crevo制作実績)

表現 アニメーション
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 IT・通信

出典:Crevo制作実績

freee株式会社は、ビジネスの各成長段階をITサービスでサポートしている企業です。

Crevoでは、開業サポートサービス「開業freee」のサービス紹介WebCMを制作しました。

Facebookのタイムライン上で閲覧されることを想定して、無音環境でも注目してもらえるよう、動画の冒頭から文字やイラストに動きをつけて表現しています。

開業届を出すメリットとして、節税効果の高い青色申告ができることや、屋号で銀行口座を作れることなどを端的に伝えることで、開業届サポートサービスに対する興味を引き出しています。

特徴的なキャラクターも登場しており、コミカルな表情の動きで動画を和やかなムードに演出しているのも特徴です。

【〜49万円】エン・ジャパン株式会社 転職支援サービス「ミドルの転職」

転職支援サービス「ミドルの転職」広告動画(Crevo制作実績)

表現 アニメーション
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
費用レンジ ~49万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 人材・教育・医療

出典:Crevo制作実績

エン・ジャパン株式会社は、休職メディアや人材紹介サービスを展開している企業です。

Crevoでは、30代・40代を対象としたミドルクラス向け転職サイト「ミドルの転職」のサービス紹介WebCMを制作しました。

「30代・40代の方に朗報!!」というメッセージを冒頭で流すことで、ミドルの方が動画の続きが気になるように工夫しています。

ミドル世代の求人が多いことを伝えるために、オファーの手紙が舞い散る光景を演出するとともに、30,000件という具体的な数も提示しています。

Facebookの掲載を想定して、音のない環境でも伝えたい内容がわかるように、テキストを多用した動画です。

【50〜99万円】株式会社日本経済新聞社 制度紹介動画「日経育英奨学制度」


制度紹介動画「日経育英奨学制度」(Crevo制作実績)

表現 アニメーション
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
費用レンジ 50~99万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 出版・メディア

出典:Crevo制作実績

株式会社日本経済新聞社は、新聞事業を中核として書籍や雑誌、映像・電子メディア事業などを展開している新聞社です。

Crevoでは、奨学金を全額無利息で借りられる「日経育英奨学制度」の制度紹介WebCMを制作しました。用途はFacebookやTwitterなどのSNS広告を想定しています。

先輩が主人公にアドバイスする日常の一コマを切り取ったストーリーで制度を紹介した動画になっています。ストーリーが会話形式なので、全体的にテンポよく制度の概要がわかる流れです。

冒頭では「東京の大学に行きたいけど、お金がなあ…」とつぶやく女学生の姿を流すことで、進学とお金の悩みについて共感を引き出しています。

「NO利息!」「返済免除!!」との言葉を強調して、制度を利用するメリットがわかりやすいようにしました。

キャラクターに「叶えたい夢をサポートしてくれる」と補足させることで、制度の利用を後押ししています。

女学生が携帯で調べようとする姿や、検索ボックスに「日経育英奨学制度」が入力されるシーンも組み込むことで、詳細ページに誘導する流れになっています。

【50〜99万円】ネットムーブ株式会社 訪日旅行者向け旅行プランニングサービス「BINDAN」

【台湾語】訪日旅行者向け旅行プランニングサービス「BINDAN」プロモーション動画(Crevo制作実績)

表現 アニメーション
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
費用レンジ 50~99万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 旅行・サービス

出典:Crevo制作実績

ネットムーブ株式会社はコミュニケーションサービスやセキュリティ・認証サービスを展開している企業です。

Crevoでは、インバウンド向けの旅行プランニングサービス「BINDAN」のサービス紹介WebCMを制作しました。

Facebookでシェアされやすいようにコミカルなストーリーに仕上げています。サービス名称を間違えてカップルがケンカするシーンを組み込みました。

キャラクターの感情表現が豊かであり、全体的にポップで親しみやすい雰囲気です。キャラクターが衝撃波を放つ演出もあり、視聴者の記憶に残りやすくなっています。

実際の利用画面を複数切り替えながら表示することで、旅行計画に使うイメージも湧きやすい構成です。

台湾での放映を想定していたので、音声や文字に使用されている言語はすべて台湾語になります。

Instagram

引き続き、InstagramのWebCMを制作するときの料金相場や、成功事例の動画内容をご紹介します。

【〜49万円】ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社 「STORES.jp(ストアーズ・ドット・ジェーピー)」


ネットショップ制作サービス「stores.jp」広告用動画(Crevo制作実績)

表現 アニメーション
用途・目的 広告(WebCM)・サービス紹介
費用レンジ 50~99万円
長さ・尺 ~15秒
業種 IT・通信

出典:Crevo制作実績

ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社は、インターネットビジネスの企画・開発・運営を行っている企業です。

Crevoでは、インターネットの知識がなくてもネットショップを作れる「STORES.jp」のサービス紹介WebCMを制作しました。

スマートフォンの視聴を想定した縦型動画です。STORES.jpの商品をInstagramから販売できる機能について説明しています。

実際の利用画面を映し、手のアイコンでクリックする様子を流すことで、使い方がわかりやすいように工夫しているのが特徴です。クリックしている場所が伝わりやすいように、アイコンのサイズを大きめにしました。

そのほか、動画の最後に「他にも、多くの機能が!」という文言を表示させ、ほかに何ができるのか気になるようにしています。

TikTok

最後にTikTokのWebCMに関する成功事例の動画内容をご紹介します。

なお、TikTokで企画・撮影・編集を依頼するときの料金相場は目安として20万~です。アカウント設定や運用レポート、投稿代行など、トータルでサポートしてもらうプランだと50万円以上の費用がかかることもあります。

クラフトボス TEAシリーズ

サントリー食品インターナショナル株式会社は、「クラフトボス TEAシリーズ」から新登場する「クラフトボス レモンティー」の発売を記念し、2020年4月から第2回TikTok クリエイティブコンテストを開始しました。

コンテストでは「気分スッキリレモンティー」「すっきり香るティー」「すっきり爽やかなミルクティー」など、3つのクラフトボスティーをモチーフにした動画作品を投稿します。

お手本の動画では、ゲームを楽しんで自由に過ごしている姿や、クラフトボスティーを持ってスッキリとした仕草をする姿などが映されていました。

スタンプと音楽は選べるようになっているので、初心者でも明るく楽しい動画が気軽に投稿しやすくなっています。

優秀賞の景品としてAmazonギフト券が5万円分用意されました。

参考:サントリー「クラフトボス TEAシリーズ」、ユーザー参加によるクリエイティブコンテストを開催(TikTok For Business)

ルージュ デコルテ リキッド

株式会社コーセーが展開するハイプレステージブランドのコスメデコルテは、「ルージュ デコルテ リキッド」の発売に応じて、色味や質感を疑似体験できるブランドエフェクトを共同開発しました。

そして2022年7月からTikTokで、唇を尖らせるアクションをするとリップの色が変化するブランドエフェクトを利用できるキャンペーンを実施しました。

キャンペーンの参加者は、店頭でタッチアップしなくてもTikTokでテスターとしてカラーシミュレーションを行えます。

お手本の動画は、女性が唇を尖らせて色の変化を楽しんでいる姿を映し、最後に商品をアピールする内容となっています。

参考:コスメデコルテ「ルージュ デコルテ リキッド」の色と質感をTikTokで擬似体験! コスメブランドとして日本初!「TikTok Branded Mission」で クリエイターとコンテンツを共創(TikTok for Business)

WebCMの特徴

WebCMの代表的な特徴は下記の通りです。

・目的に適した配信媒体で広告を出稿できる
・ターゲットを絞れる
・次のアクションを明示できる
・効果測定ができる

それぞれの特徴について詳細を解説します。

目的に適した配信媒体で広告を出稿できる

WebCMは目的に応じて適切な配信媒体を選んで広告を出稿できます。

たとえば幅広いターゲットにWebCMを視聴してもらいたい場合、老若男女から利用されているYouTubeで情報を発信することの検討が可能です。

またドラマやアニメ、バラエティなどエンタメに興味を持つターゲットにWebCMを流したいのであれば、TVerのような番組配信サイトも検討できます。

ターゲットに適した配信媒体を選択することで、動画の広告効果を高められます。

ターゲットを絞れる

すでにお伝えした通り、WebCMを流せるSNSは利用者の年齢層が異なるため、ターゲットを絞った広告発信が可能です。

SNSによっては、さらにターゲットを絞り込める広告機能が搭載されていることもあります。

たとえばFacebookは実名登録制のサービスであることから、より精度の高いターゲティングが行えます。具体的には年齢や居住エリア、職種などを設定して広告を発信可能です。

ターゲットが明確になっている場合であれば相性のよいSNSだといえます。

このように、WebCMはテレビと違ってターゲットを絞りやすいです。ターゲットを絞って広告効果を高めたいのであれば、WebCMの活用が適しています。

次のアクションを明示できる

WebCMでは、動画にリンクを貼ることができるので、興味を持った配信者に次の行動を明示できます。

たとえばアプリのWebCMを流したとき、動画にダウンロード先のリンクを掲載しておけば、スムーズにダウンロードしてもらえます。

テレビでもアプリのCMが放映されることがありますが、視聴後に自分でアプリを検索する必要があるので、ダウンロードが後回しにされがちです。最終的に忘れてしまえば、ダウンロードの機会が失われます。

WebCMであれば、動画をすべて視聴せずとも、すぐさまダウンロードページに移動することも可能です。

視聴者がすぐにアクションを起こせる点はWebCMならではの強みです。

効果測定ができる

WebCMでは、動画の再生回数を確認して効果を測定できます。

たとえばFacebookでは、再生回数以外に「いいね!」「超いいね!」などのリアクションも表示されます。

リアクションをした方の実名がわかるので、どのような方がWebCMに興味を持ってもらえたのかも把握できます。配信した情報に対する成果を視覚化できるため、迅速にPDCAサイクルを回すことが可能です。

WebCMを配信するごとに試行錯誤を重ねていけば、広告効果を着実に高めることが可能です。

WebCMの制作費用を抑える方法

WebCMの制作費用の相場をお伝えしましたが、人によってはコストが高いように感じた方もいるかもしれません。

ただ、WebCMの制作は方法次第で費用を抑えることができます。WebCMの制作費用を抑えたい場合、会社を選ぶ際に確認したいポイントは下記の通りです。

・制作実績を確認する
・要望を明確にする
・社内でも必要な素材を用意する
・自社で内製できる作業は外注しない
・実写動画ではなくアニメーション動画を制作する
・動画の尺を短くする

引き続き、それぞれの詳細について解説します。

制作実績を確認する

WebCMの制作費用を抑えるには、制作実績を確認して自社に最適な制作会社を選ぶことが重要です。

制作実績を把握せずに依頼してしまうと、必要以上にクオリティが高い動画に余計なコストを支払う恐れがあります。制作実績を確認すれば、撮影対象となっている人や流している音楽、文字の表現方法などを把握できます。

細部にこだわっていない制作実績だとしても、自社が望む要望を満たしていれば、安価な料金でWebCMを制作してくれる会社の可能性が高いです。

余計なコストが発生するリスクを減らすためにも、必ず実績を確認して制作費用と品質のバランスを見極めることが重要です。

要望を明確にする

WebCMの制作費を抑えるには要望を明確にすることが重要です。

要望を明確にしておかないと、納品物に対して追加の修正依頼が発生して、コストがさらにかさんでしまうリスクが高まります。

想定と大きく異なるWebCMに仕上がってしまうと、「修正ができない」もしくは「修正しても放映できない」場合があるため注意が必要です。再度修正依頼になると、追加料金が発生する可能性があります。

WebCMの外注で余計な制作費を発生させないよう、企画・提案段階での入念な打ち合わせが必要です。ポイントを細かくまとめて伝えるようにしましょう。

要望を伝えても制作過程で見落とされてしまうケースも想定されます。予定通りの方向性で作業が進んでいるかどうかを把握するために、入念なやり取りを心がけることが必要です。

社内でも必要な素材を用意する

自社で素材を準備できない場合、制作費用が高くなる可能性があります。社内で必要な素材を用意できないか事前に確認をして検討してみましょう。

たとえば最近では、著作権フリーで用途や商用、加工の有無を問わず無料で利用できるフリーBGMが提供されています。

社内で選定してダウンロードすることで、BGMの制作費用を削減可能です。ですが、オリジナリティに欠けるため、同じBGMを耳にしたことのある視聴者から、クオリティの低い動画だと判断されるリスクがあります。

クオリティを重視するのであれば制作会社に依頼することがおすすめです。

自社で内製できる作業は外注しない

近年は、YouTubeを利用して個人が気軽に動画を投稿できることから、個人で編集をする方は珍しくありません。

社内に動画編集スキルを持つ方が在籍しているのであれば、編集を任せることでWebCMの制作費を節約できます。

反対にすでにアイデアが浮かんでいる場合や撮影に慣れている方がいる場合であれば、編集だけ外注に出すことも可能です。
ただし、社内リソースの活用は制作会社のスキルと比べ動画のクオリティに差が出たり、他の業務との兼ね合いで進行が遅れたりする場合があるため、動画を制作する目的を達成できないリスクもあります。不安があればすべての工程を制作会社に依頼するのが安心です。

実写動画ではなくアニメーション動画を制作する

実写動画では、キャスティング費用やスタジオ費用・ロケハン費用などが発生しますが、アニメーション動画であればこれらの制作費用は発生しません。

またアニメーション動画は、さまざまな制作方法を選ぶことができるため、クオリティを追求しなければ制作費を大幅に抑えられます。

たとえばスライドショーによるアニメーションであれば、10万円ほどで依頼できることがあります。

ただし、目的やターゲットへの訴求効果を重視するのであれば、制作費を少し高めてでも最適な種類のアニメーションを検討することが重要です。

動画の尺を短くする

動画制作では、動画の尺が長いことで撮影期間も長くなり、制作費用が高くなることがあります。

動画需要が高まり近年では、手軽にスマートフォンやタブレットで動画を視聴できる環境です。

そのためTwitterやTikTokなどのWebCM媒体では、ショート動画を組み合わせて動画を配信することで、より多くの人にリーチできる施策が可能です。

まとめ

今回はWebCMの概要をはじめ、テレビCMとの違いや、制作費の料金相場、成功事例などを解説しました。

WebCMは、商品・サービスに合ったターゲット層に限定が可能な上、媒体ごとの特性を活かした動画制作ができます。テレビCMと違い自社が求めているターゲットに宣伝しやすいといえます。

一方で企画や撮影、編集などの動画制作に関係するプロセスで制作費用は必要です。そのため、予め予算を設定し最大限のクオリティを担保できる動画が制作できるのかを制作会社に相談し動画を制作することが重要です。

crevoAdmin

YouTubeのCM人気ランキングベスト10<2023年3月版>

2 years 9ヶ月 ago

「YouTubeで気になる動画を見るはずが、気づいたらコマーシャル動画をしっかり見てしまった。」

そんな経験はありませんか?そんな魅力あふれるYouTube動画広告を再生回数順に、ランキング形式で紹介していきます。動画制作・映像制作を検討中の方は、ネタのひとつとしてもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。(2023年3月9日時点)

第10位クリニクス CM もう病院で待たなくていいんだ篇 30秒版

出典:docomoOfficial

俳優の山下智久さんが出演する、docomoクリニクスのCMです。病院での待ち時間が長くてと困っている女性に山下智久さんがスマホ役となってオンライン診療のクリニクスを紹介しています。 山下さんのビジュアルが強く印象に残るCMです。

第9位朝マック CM 家族といっしょに 旅の前の朝マック篇 30秒版

出典:マクドナルド公式(McDonald’s)

先月も7位にランクインした、女優の優香さんが出演するマクドナルドのCMです。早朝に朝マックを食べながら車で旅先まで向かう家族の風景を、「朝マックは、旅の前のにおいがする」というキャッチコピーとともにしみじみと魅せています。

第8位uno CM 同期との差篇 30秒版

出典:uno(ウーノ)

俳優の窪田正孝さんが出演する、unoのCMです。久しぶりに会った同期の若々しさに自信をなくす男性客に板前役の窪田正孝さんが「ヘイおまち!」とウーノバイタルクリームパーフェクションを出し、商品紹介をします。

第7位リクナビ CM このオンラインは うれしいかも篇 2-3月ver.

出典:リクナビ公式チャンネル

女優の清原果耶さんが出演するリクナビのCMです。「時間と場所から、あなたを自由に」というナレーションとともに、いろんな場所や時間でオンラインイベントに参加する学生の様子を清原果耶さんが演じています。

第6位カープレミア CM プレミアダッシュ篇

出典:カープレミア

アーティストのGENERATIONSが出演する、カープレミアのCMです。GENERATIONSのメンバー7人が車のハンドルだけを持ち、「ブーン」と叫びながら自動車専用道路を楽しげに走っています。とてつもないインパクトのCMになっています。

第5位ポケモンGO CM 日本の坂をGOしよう 岡山吹屋ふるさと村篇

出典:Pokémon GO Japan

先月同様、5位にランクインした女優の高畑充希さんが出演するポケモンGOのCMです。日本の坂をGOしようシリーズの岡山吹屋ふるさと村篇です。岡山の地に訪れた高畑充希さんが、ポケモンGOを楽しみながら坂を登っていきます。

第4位東京海上日動 CM 信じられる篇

出典:東京海上日動公式チャンネル

先月9位から順位が上がった、女優の北川景子さんが出演する、total assist 自動車保険のCMです。一緒にお茶をする友人に北川景子さんが「信じられる?新しい車だよ」と、total assist 自動車保険の安心できる魅力を語ります。

第3位東京海上日動 CM いざというとき篇

出典:東京海上日動公式チャンネル

こちらも先月の8位から順位が上がりました、女優の北川景子さんが出演するtotal assist 自動車保険のCMです。「あなたと大切な人をお守りします。」というナレーションに、友人と車に乗り込んだ北川景子さんが「お願いします。」と答えます。

第3位DMM TV CM 新作アニメも見放題篇 17秒

出典:DMM TV公式

女優の高橋ひかるさんと芸人のオードリー春日俊彰さん、声優の雨宮天さんが出演する、DMM TVのCMです。先月の3位に続きランクインしました。DMM TVのお店に訪れた春日さんと高橋ひかるさんのラブラブぶりに店員役の雨宮天さんが引いているリアクションを見せる、コメディタッチのCMです。

第1位三井ダイレクト損保 CM 事故対応篇 30秒版

出典:三井ダイレクト損保 公式チャンネル

遠藤憲一さんと奈緒さんがが出演する三井ダイレクト損保のCMです。事故を起こしてパニックになっている女性の前に「強さ」代表の遠藤さんと「優しさ」代表の奈緒さんが小人のような姿で頼りがいのあるところをアピールしています。

今月の一言

3月のYouTube CM人気ランキングベスト10いかがでしたでしょうか?気になるCMはありましたか?

今月はインパクトの強いCMのランクインが多かったですね。来月のYoutubeランキングもお楽しみに!

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※CM総合サイトCMbb-naviの2022年7月6日CMランキングの情報を参考に制作しています。

crevoAdmin

動画広告の制作ポイントは?代表的な媒体ごとの特徴・種類やメリット・デメリットを解説!

2 years 9ヶ月 ago

本記事では、動画広告における制作ポイントや媒体ごとの特徴についてご紹介します。

また動画広告の種類やメリットを把握するだけでなく、デメリットも踏まえて検討することが可能です。

動画広告を検討している方、動画広告について知りたい方はぜひご一読いただき、ひとつの参考にして下さい。

動画広告とは

動画広告とは、その名のとおり、動画を活用した広告を指します。

従来までは紙やテキストを用いた広告や静止画のディスプレイ広告が主流でしたが、現代では動画広告が主流になっています。動画広告はテレビCMを含め、主に多くのWebサイトやSNSなど、インターネットで幅広く活用されています。

動画広告が主流となっているのは、以下のような背景があります。
・画像・テキスト・文字に比べて視聴者に伝わりやすい
・再生数や視聴時間など、比較・分析が容易
・インターネットやデジタルデバイスが普及している
・5Gをはじめとする通信技術の向上

短い時間で視聴者に伝わりやすく、商品・サービスへの理解の相違が生まれにくい点も動画広告の魅力です。

動画広告の市場規模

動画広告は、企業がプロモーションを行う上で必要とされる広告手法です。動画広告の市場規模は年々上昇傾向にあり、今後も伸びていくことが予想されています。

以下のグラフは、サイバーエージェントが実施した、「動画広告市場規模推測・予測」です。

引用:株式会社サイバーエージェント

2020年は、動画広告の市場規模は2,954億円。2021年から2022年と、市場規模は右肩上がりに上昇しています。さらに2023年には7095億円と、2020年の倍以上の市場規模に到達すると予想されています。

また2025年となると、市場規模は1兆円規模に到達すると予想されており、動画広告の市場規模は大きく拡大することが予想されています。

これほどまでに動画広告が主流となり、市場規模も右肩上がりになっている背景には、大きく以下のような理由があります。
・新型コロナウイルスによるリモート・巣ごもり需要の拡大
・あらゆる業界で推奨される「DX化」の動きの拡大

2020年には新型コロナウイルスが世界中で流行し、自宅で娯楽を楽しんだり、またこれまでの業務を自宅で行う動きが拡大しました。その影響でデジタルデバイスやインターネットの閲覧時間も増え、それと同時に動画広告の再生回数も増えていることが原因のひとつとなっています。

また現代ではあらゆる業界においてDX(デジタルトランスフォーメーション)が推奨され、デジタル技術の変革による影響が大きいといえます。

動画広告の種類

ひとえに動画広告といっても、その種類は多岐にわたります。中でも代表的なのが、「インストリーム広告」と「アウトストリーム広告」の2種類です。

この章では、その2種類の違いをくわしく見ていきましょう。

インストリーム広告

インストリーム広告は、主に「視聴者のネットサーフィンやブラウジングを妨げる形で流れる広告」を指します。

わかりやすい例でいうなら、YouTube広告があげられるでしょう。動画を再生しようとすると特定の広告が流れ、視聴者のブラウジングは数秒間ストップしてしまいます。

ブラウジングとは、インターネット等を閲覧することをいいます。
数秒間視聴したあとにスキップ可能な広告は「スキッパブル型」といい、最後まで視聴しなければならない広告は「アンスキッパブル型」といいます。

インストリーム広告の種類

インストリーム広告には、大きく以下の種類があります。
・プレロール広告
・ミッドロール広告
・ポストロール広告

YouTubeを例にして、上記3つの広告の種類を解説します。

まずプレロール広告は、見たい動画を再生する前に流れる動画広告のことを指します。

ミッドロール広告は、動画を見ている途中で差し込まれる動画広告のことです。

またポストロール広告とは、YouTubeにはありませんが、動画の視聴後に流れる広告を指します。

インストリーム広告の特徴

インストリーム広告の特徴は、主に以下のとおりです。
・ネットサーフィンやブラウジングの途中で差し込まれるため、視聴者への接触が容易
・視聴者に強制的、かつ直接的な形で訴求ができるため、高い効果が得られる

インストリーム広告は、通常の広告とは異なり、視聴するユーザーの動きを妨げる形で広告が差し込まれるため、よりダイレクトに視聴者へ接触が図れます。

また強制的かつ直接的な形で視聴者へ訴求できるため、宣伝効果も高いといえます。

インストリーム広告を利用する際の注意点

インストリーム広告を利用する際は、以下の注意点を抑えておきましょう。
・動画広告の冒頭の1~2秒でインパクトをつける
・視聴者が不快に思わない尺に設定する

ユーザーは興味のある動画や関心を持った動画を見る傾向が強いため、冒頭の1〜2秒で視聴者を惹きつけるインパクトが重要です。

またインストリーム広告は、視聴者の動きを止める広告です。アンストッパブル型の動画広告にする際、不快に思われない程度の尺にすることが大切です。

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、インストリーム広告とは反対に「視聴者のネットサーフィンやブラウジングを妨げない広告」のことです。

例をあげると
・Webサイトの下方に表示されたバナー広告
・視聴している動画の横に、さり気なく表示されている広告
などが該当します。

アウトストリーム広告の種類

アウトストリーム広告には、大きく以下の3種類があります。
・インリード広告
・インバナー広告
・インターステイシャル広告

インリード広告は、SNSフィードやニュース記事など、コンテンツ間に表示される動画広告です。

インバナー広告は、Webサイトやメディアのバナー広告欄に表示される動画広告です。

インタースティシャル広告とは、主にWebページを遷移する時に表示される動画広告をいいます。

アウトストリーム広告の特徴

アウトストリーム広告の特徴として、大きく以下があげられます。
・配信できる媒体やメディアが幅広く、よりさまざまなユーザーの興味に訴求できる
・SNSでの動画広告は、大きく拡散される可能性もある

アウトストリーム広告は、さまざまなWebサイトやメディアに幅広く掲載できます。そのため、ユーザーの興味に合わせた効果的な広告の配置が特徴です。

またSNSに動画広告を掲載することで広く拡散され、制作費以上の費用対効果を得られる可能性が高い傾向があります。

アウトストリーム広告を利用する際の注意点

アウトストリーム広告を利用する際の注意点としては、以下があげられます。
・より視聴者の目を惹きつける工夫が必要
・配信メディアごとに訴求の内容を変える

インストリーム広告とは異なり、アウトストリーム広告は視聴者のブラウジングを妨げない手法です。視聴者が「つい見てしまう」ような惹きつける広告を制作するために工夫が必要です。

また配信メディアによってユーザーの特性、抱えている悩みも異なります。それに応じて訴求内容を変えた動画を複数制作して媒体ごとに動画を分けて配信することがオススメです。

動画広告のメリット

動画広告にはさまざまなメリットがあり、具体的には、大きく以下があげられます。
・視聴者の記憶に残りやすい
・ストーリーを伝えやすい
・費用対効果の高さ
・費用対効果を明確に把握できる

視聴者の記憶に残りやすい

視聴者の記憶に残りやすいことは、動画広告の最大のメリットです。

動画の広告を用いることで、視聴者の「視覚」と「聴覚」に訴求することができます。

視聴者は何らかの情報を得るとき、主に視覚と聴覚を使います。なかでもとくに視覚で87.7%、聴覚が7%の情報を得るとされています。動画広告をユーザーに訴求することで、「視覚」「聴覚」両方に訴えることが可能です。

そのため短い時間で多くの情報を訴求でき、視聴者に強いインパクトを与えられることがメリットといえます。

ストーリーを伝えやすい

ストーリーを伝えやすいことも、動画広告のメリットです。

商品を購入してもらうには、「ストーリーによって人の心を動かす」ことが重要になります。

テキストや画像と比較し、動画広告の場合は
・今どんなことに悩んでいるのか
・商品を使うことで、どんな未来が得られるのか
のような一連のストーリーが、圧倒的に視聴者に伝わりやすくなります。

商品・サービスなどの利用ストーリーをコンパクトに訴求できるのは、動画広告ならではの特徴です。

費用対効果の高さ

高い費用対効果が得られることも、動画広告のメリットです。

一つの動画広告を制作することで、
・自社の公式サイト
・他社メディア
・YouTubeをはじめとするSNS
など、さまざまな場面で利用ができます。

さまざまな用途で活用できることを前提に作成すれば、費用対効果を高めることが可能です。また動画広告では、成果報酬型の課金形態が多くあります。成果に応じた課金がメインになるため予算の設定を事前に検討することができます。

動画の活用を増やすことで制作費以上の高い宣伝効果を得られます。

費用対効果を明確に把握できる

動画広告は、データ集計や分析が可能です。そのため費用対効果を検証し改善を行うことで今後のプロモーションに活かすことができます。

例えば紙媒体の広告の場合、誰がどの場所にどのくらい興味を持ってくれたかといった情報を把握することはできません。

動画広告では専用ツールを用いることで、以下のような情報を分析できます。
・動画広告の再生回数
・動画広告の再生・滞在時間
・動画広告のクリック率
・動画を通じて購入につながった数

「動画広告がどのくらい見られていて」「どのくらい興味を持たれているか」「その動画の効果でどのくらいの商品が売れているか」これらの情報がわかることで、その後の「改善」も容易になるのは、動画広告のメリットです。

動画広告のデメリット

動画広告には大きなメリットがいくつもありますが、デメリットも存在します。

具体的には、以下のとおりです。
・制作期間や制作コストがかかる
・動画のクオリティに効果が左右される
・動画のネガティブな印象が残りやすくなる

この章では、上記3つをそれぞれくわしくご紹介します。

制作期間や制作コストがかかる

動画広告には、製作期間・制作コストがかかる点がデメリットです。

動画広告の種類によっても大きく異なりますが、制作会社に任せた場合、撮影でもアニメーションでもおおよそ1〜2ヶ月以上の製作期間がかかります。
自分で動画を作成するとなると、さらに制作期間が必要になります。

また動画広告はテキストやバナーなどの静止画広告と比較すると、高額なコストがかかる点にも注意が必要です。

動画のクオリティに効果が左右される

動画広告を出稿したからといって、必ずしも知名度や売上が向上するとは限りません。
その費用対効果は、動画のクオリティによって大きく左右されてしまう点がデメリットとなります。

動画のクオリティが低かったり、伝えたいことが表現できていない動画の場合、ユーザーに興味を持たれずスキップや離脱につながります。

万が一、関心のないユーザーに届いてしまった場合、企業のイメージダウンにつながることも否めません。

動画のネガティブな印象が残りやすくなる

動画は視聴者にポジティブな印象を残しやすい一方、ネガティブな印象を残しやすい点も特徴です。

たとえばテレビCMなどでは、頭から離れないフレーズや、聞き慣れない不快な効果音などを用いたものもあります。そうなるとその企業へ苦情が殺到したり、SNSで炎上してしまうことがあります。

動画広告においても例外ではなく、ネガティブな印象を視聴者に残してしまうと、イメージダウンにつながることで、結果的に逆効果になります。

そのため個人での制作においては、なるべくネガティブなイメージを与えないよう工夫する必要があり、イメージダウンを懸念される場合は、動画制作会社へ依頼することでデメリットを未然に防ぐことができるでしょう。

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動画広告の動画制作・映像制作

静止画と動画広告の比較

静止画広告と動画広告を比較すると、以下の表のようになります。

静止画広告 動画広告
視聴者への伝わりやすさ 伝わりにくい
(視聴者の解釈が生じる)
伝わりやすい
(視聴者の解釈が生じにくい)
同じ時間で得られる情報量 少ない
(情報が限られる)
多い
(動くため情報が多い)
広告の印象の残りやすさ 残りにくい 残りやすい
クリック誘導率 低い
(画像のみで確認)
高い
(映像と音で確認可)
購入前後のイメージ相違 多い
(角度や見え方が実物と異なる)
少ない
(動画であらゆる角度で確認できるため)

静止画広告に比べると、動画広告がいかに優れている手法であるかがわかります。動画広告は、同じ秒数でも得られる情報量に圧倒的な違いが生じるものです。

そのため視聴者の商品・サービスへの理解の相違を生みにくく、印象にも残りやすくなっています。映像に加えて音声で確認できるため、クリック誘導率も高いうえに購入後のイメージ相違も最小限に抑えることができる点が大きなメリットとなるでしょう。

とはいえ静止画広告にも相応のメリットはあります。「訴求したい内容を1枚の画像で表現できる」という点です。多くの情報量を必要としないサービスや製品の場合、画像のほうがインパクトを残せる場合もあります。

その点動画広告の場合、視聴者は基本的にスキップ前提で見るため、全く印象に残らないケースもゼロではありません。

それぞれに良し悪しがあるので、サービスや製品によって動画と画像をうまく使い分けるようにしましょう。

動画広告を作る際のポイント

動画広告を作る際には、以下のようなポイントを抑えることが大切です。
・動画広告を配信する目的を決める
・ターゲットを設定する
・配信先と動画広告の種類を決める
・ストーリー性のある動画を制作する

この章では、上記4つのポイントを、それぞれ詳しく見ていきます。これから広告動画の制作を検討している方は、ぜひ参考にして下さい。

動画広告を配信する目的を決める

動画広告を作る際は、配信する目的を明確に定めることがポイントです。

動画広告によって、
・どんなことを実現したいのか
・何を伝え、何を感じてほしいのか
といったことを、制作に着手する前に明確に決めておきましょう。

たとえば「認知度を20%アップさせる」「売上を40%向上させる」「Webサイト滞在時間を60%アップさせる」など、具体的に数字で示すのがおすすめです。

目的があやふやだと、何を伝えたいかわからない動画になってしまいます。

ターゲットを設定する

ターゲットを設定することも、動画広告制作において重要なポイントです。

「せっかく高いお金をかけて動画を作成するのだから、たくさんの人に響く内容にしたい」と考えるのは自然でしょう。しかし実際はターゲットを狭く絞り、「一人の誰か」に深く刺さるような構成にしたほうが、話題を集めたり、拡散されやすい傾向にあります。

とくに「コンバージョン率アップ」を狙う場合、自社の製品・サービスに興味のあるユーザーをターゲットにすると効果的です。

まずは動画を作る前に、「どの年齢層のどんな人に向けたものにするか」を定めることが大切になります。

配信先と動画広告の種類を決める

「配信先」と「動画広告の種類」をあらかじめ決めておくことも、動画制作におけるポイントのひとつです。

配信先が自社のWebサイトか、特定のメディアか、あるいはSNSかで、動画の内容や尺が変わってくるためです。

また配信先のメディアによって、視聴者層も異なります。SNSなら若い年齢層、ニュースサイトなどなら若者〜中高年など、さまざまでしょう。そのため、自社のサービスや製品の年齢層に合わせると効果的です。

動画広告をメディアに合わせて適切に制作することで、より高い宣伝効果が生まれるうえ、視聴者からの共感にもつながります。

ストーリー性のある動画を制作する

動画広告を作る際は、ストーリー性にこだわることもポイントです。

たとえば何かものごとを説明する際も、事実ベースで伝えるよりストーリーに沿って伝えたほうが、聞き手が理解しやすくなります。動画においても同様で、ストーリー性をもたせることで、視聴者への訴求力が圧倒的に増します。

またストーリー仕立ての訴求ができるのは、動画広告ならではのメリットでもあります。ストーリー性を存分に活用できるうえ、高い費用対効果が期待できます。

ただストーリー性をもたせるには、ある程度尺が必要です。視聴者に伝えたい訴求ができる構成になっているかの構成にまとめることが重要となります。

動画広告を出稿するときの代表的な媒体

「動画広告を出稿するとなると、どんな媒体があるの?」と疑問を抱く方も多いでしょう。

動画広告を出稿する媒体は、大きく以下に分類されます。
・YouTube
・SNS動画広告
・アプリ動画広告
・Webサイト

この章では、それぞれの媒体がもつ特徴などをまとめています。

またSNSとWebサイトについては、具体的なサービスをいくつかあげつつ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

YouTube

アクティブユーザー数(世界) 約25億人以上
アクティブユーザー数(国内) 約6,900万人以上
用いられる動画広告の種類 ・インストリーム広告(スキッパブル広告/ノンスキッパブル広告)
・ディスカバリー広告
・バナー広告
広告による宣伝効果
年齢層 主に10~50代前半

YouTubeは世界最大の動画プラットフォームです。

世界中のアクティブユーザー数は約25億人、日本国内だけでいっても約6,900万人と、他社と比較しても圧倒的なアクティブユーザー数とシェアを誇ります。

2020年の新型コロナウイルスの影響による、リモートワークの推奨や、巣ごもり需要の拡大によって、今もなお成長が止まりません。

YouTubeで用いられる広告は、主にインストリーム広告です。

動画の開始時と途中などで、スキップ可能(もしくは不可能)な動画広告を挟むことで、視聴者にダイレクトな訴求を行います。また動画の下方に小さなバナー広告が配置されているのを、よく目にする方も多いのではないでしょうか。

利用の年齢層も幅広いため、ユーザーの趣味・嗜好に沿った適切な宣伝が可能なプラットフォームです。

SNS動画広告

YouTubeのような動画プラットフォームとは異なり、SNSサービスにおける動画広告のことを指します。

代表的な具体例としては以下のようなサービスがあげられます。
・Facebook
・Instagram
・LINE
・TikTok
・Twitter

それぞれ詳しく見ていきましょう。

Facebook

アクティブユーザー数(世界) 約29億1,000万人以上
アクティブユーザー数(国内) 約2,600万人以上
用いられる動画広告の種類 ・インストリーム広告(スキッパブル広告/ノンスキッパブル広告)
・フィード広告
広告による宣伝効果
年齢層 主に20~40代前半

Facebookは世界で29億1,000万人、日本国内で2,600万人のアクティブユーザー数
を誇る、世界最大のSNSサービスです。

ユーザーの実名での利用を推奨している特徴や、友人とのダイレクトなやり取りが可能な点から大きな話題を集め、現在の規模に至りました。なお現在は会社名を「Meta(メタ)」へと変更しています。

Facebookで用いられる広告は主にインストリーム広告とフィード広告です。実名制での登録や、その他のプロフィール項目が充実していることから、ターゲティングの精度が高い傾向です。

そのためユーザーの嗜好や興味関心に沿った宣伝が可能となっており、より高い動画広告の効果を実感できるでしょう。

Instagram

アクティブユーザー数(世界) 約10億人以上
アクティブユーザー数(国内) 約3,300万人以上
用いられる動画広告の種類 ・フィード広告
・ストーリーズ
広告による宣伝効果
年齢層 主に10~30代半ば

Instagramは、前述のFacebook社(現メタ)の傘下のSNSプラットフォームです。

主に画像および動画の投稿がメインのSNSとなっており、国内でも3,300万人以上のアクティブユーザー数を誇ります。とくに10〜30代といった若い年齢層から絶大な人気を誇り、「インスタ映え」という言葉も生まれました。

こちらのInstagramで用いられる広告は、主にフィード広告と、ストーリーズです。

ストーリーズとは、縦長のスマホで全画面表示されるショート動画のような機能のことで、国内のデイリーアクティブユーザーの70%が利用するほどの人気を誇ります。とくに現代においては、通常の画像や動画の投稿は見ず、「ストーリーズしかまともにチェックしていない」というユーザーも少なくありません。

この背景から、もしInstagramで動画広告を運用する場合、こちらの「ストーリーズ広告」をメインに作成するのがおすすめといえるでしょう。実際にフィード広告とストーリーズ広告を比較しても、クリック回数や単価、また表示費用などどれをとってもストーリーズに軍配が上がります。

さらにInstagramは、広告配信をFacebookページと連携できる点もメリットです。

LINE

アクティブユーザー数(世界) 約1億9,400万人以上
アクティブユーザー数(国内) 約9,200万人以上
用いられる動画広告の種類 ・トーク画面上部バナー
・LINE NEWS広告
・タイムライン広告
広告による宣伝効果
年齢層 主に10~60代半ば

LINEは日本国内のチャットアプリにおいて、絶大なシェアを誇るSNSサービスです。世界中のアクティブユーザー数は1億9,400万人、その中で日本国内のアクティブユーザーは約9200万人と、約半数が日本のユーザーとなっています。

国内におけるメインの連絡手段のため利用の年齢層も10代をはじめ60代半ばと、非常に幅広いことが特徴です。

LINEにおける広告は、チャット画面の上部に設置されているバナー広告やLINE NEWS、タイムライン広告がメインとなっています。

またLINEはチャットのみならず、以下のようなさまざまなサービスを運営中です。
・Smart Channel
・LINEショッピング
・LINEウォレット
・LINEクーポン
・LINEポイント
・LINE BLOG
・LINEマンガ
・LINEチラシ

それぞれのサービスで、利用の年齢層や、適した広告スタイルは異なります。

そのためLINEで動画広告を配信したい場合、自社製品に合わせた適切な動画広告を幅広く選択・利用できる点は魅力といえるでしょう。

TikTok

TikTokは、中国のテクノロジー企業「ByteDance」が運営するSNSサービスです。ショート動画投稿型のSNSという位置づけとなっており、世界のアクティブユーザー数は10億人を超えるほどの人気を誇ります。

日本国内のアクティブユーザーは約1,700万人程度と比較的少ない傾向ですが、まだ新しいサービスということもあって今後の規模拡大が期待されるでしょう。

若い年齢層から絶大な人気を誇る点が大きな特徴であり、ユーザーの約42%が18〜24歳となっています。そのため、もし動画広告にて、若年層へのアプローチを集中的に図りたい場合、TikTokはうってつけです。

TikTokで使用される広告は、主に以下の3つです。
・起動画面広告
・インフィード広告
・ハッシュタグチャレンジ広告

中でもとくに起動時広告は、TikTokユーザーに必ず見てもらえる広告ですので幅広いリーチが期待できます。
またハッシュタグで動画投稿を促す「ハッシュタグチャレンジ広告」も、TikTokならではの広告手法としてあげられます。

Twitter

SNS動画広告として、Twitterもあげられます。

TwitterはアメリカのSNSサービスで、アクティブユーザー数は世界で3億3,000万人、日本国内で5,895万人となっています。他のSNSサービスと比較するとまだまだ数は少ないですが、Twitterの強みは「影響力」「拡散力」にあるといっていいでしょう。

Twitter広告の特徴は、タイムラインを閲覧している最中に、広告が画面内に入ると自動的に再生されます。そのため能動的なユーザーをはじめとした、あらゆる方々の興味・関心を惹くことができる点が魅力です。

またTwitterの強みとして、ターゲティングの精度もあげられます。
・ユーザーの年齢、性別、出身地などの個人情報
・フォローしているアカウントの系統
・ツイートの内容
・ツイートの表示時間
なども精密に分析するため、よりユーザーの興味・関心に基づいた広告を表示できる点が特徴です。

またTwitterは、爆発的な拡散現象「バズ」が生じやすい媒体でもあります。ユーザーに深く刺さる動画広告を用意することで、制作費を大きく上回る費用対効果を得られる可能性があります。

アプリ動画広告

アプリ動画広告とは、あらゆるアプリ内に何らかの形で表示される広告の総称です。ひとえにアプリといっても多種多様ですが、代表的なものは下記になります。
・ゲームアプリ
・マンガアプリ
・ポイ活アプリ
・タスク管理アプリ
・家計簿アプリ
・キュレーションアプリ

また、動画広告の種類にもさまざまなものがあります。たとえばゲームのロード中に出てくる広告であったり、画面タブを切り替える際に出てくる広告などです。使うアプリによって、それぞれ最適な広告の表示方法が設けられています。

アプリ内広告には傾向として、一定の秒数の間スキップが不可能な「インストリーム系広告」が多い傾向です。また「ユーザーの行動を妨げない」バナー型の広告を採用しているアプリも存在します。

Webサイト

動画広告を出稿する際は、Webサイト広告も代表例としてあげられます。

Webサイト広告はその名のとおり、サイト上に配置・配信する広告のことを指します。そんなWebサイト広告の中でもとくに代表的な媒体となるのが、以下の2つです。
・Google動画広告
・Yahoo!動画広告

この章では、上記2つのそれぞれの特徴などを見ていきます。

Google動画広告

Google動画広告は、Googleが運営・提供する広告のひとつです。

主にWebサイトの両脇や下方に広告枠を設け、ユーザーの邪魔にならないよう表示する「アウトストリーム広告」の形式がメインとなっています。

Google動画広告には、以下のようなメリットがあります。
・アウトストリーム型が一般的なので、ユーザーのストレスが小さい
・さまざまなWebサイトへ広告動画を掲載することが可能
・サイトのジャンルとユーザーの特性、両軸で正確なターゲティングが可能
・ユーザーのより潜在的な要求を考慮したアプローチが可能

インストリーム広告とは異なり、ユーザーの動きを妨げないため、ユーザーがストレスを感じないのがメリットです。また表示されたサイトとユーザー層の特性を分析し、より成果につながる広告が制作できます。

Google動画広告は、基本的に音声オフでの再生です。そのため制作の際は、「音声がなくても伝わる動画」に仕上げなければなりません。

Yahoo!動画広告

Yahoo!動画広告は、株式会社Yahoo!が提供・運営する動画広告のことを指します。

主な広告の掲載箇所としては、以下のとおりです。
・Yahooのスマホアプリのタイムライン
・Yahoo!JAPANのウェブページの横
・Yahoo!ニュースの上部、中間、下部

Yahoo!動画広告もインストリーム広告とアウトストリーム広告、好きな方を選択できます。自社のサービスやターゲット層に合わせ、使い分けるのがいいでしょう。

なお、前述の「Google動画広告」と「Yahoo!動画広告」、2つを用いることで、世の中のほぼすべてのWebサイトに動画広告を掲載することが可能です。

動画広告を成功させるポイント

せっかく動画広告を制作するなら、成功させたいと思うのが当然でしょう。

動画広告の成功のためのポイントとしては、大きく以下の3つがあげられます。
・メディア媒体に適した出稿をする
・開始3秒で惹きつける
・モバイルに最適化する

この章では、上記3つをそれぞれ詳しく見ていきましょう。

メディア媒体に適した出稿をする

メディア媒体に適した出稿をすることが、動画広告成功のポイントです。

たとえばWebサイトの種類やSNSの特色などによって、ストーリー性のある動画広告よりも、単調な商品紹介動画のほうが高い効果を発揮するケースもあります。

もしくは自社の商品やサービスの種類と媒体の組み合わせによっては、「画像広告でシンプルにさりげなく主張する」選択肢もあります。

メディアや自社サービスの特徴を把握し、適切な出稿を心がけることが大切になります。

冒頭3秒で惹きつける

成功している動画広告に共通しているのは、「冒頭3秒」で消費者にインパクトをあたえている点です。

動画広告はあくまで、「視聴者が本当に見たいコンテンツの脇役」のような位置づけです。そのため、スキップしたり離脱したりと広告を避けられる確率が高くなる傾向です。

ただその中で視聴者の目を惹きつけたり、続きが気になるよう興味を持たせるなど、創意工夫をすることで動画広告から成果につなげることができます。

スルーされがちな動画広告に興味を持ってもらうため、冒頭3秒にインパクトのある構成は重要です。

モバイルに最適化する

モバイルに最適化することも、動画広告の成功のために重要なポイントです。

現代ではPCユーザーよりも、スマホや小型のタブレット端末で動画を見るユーザーが増加しています。

そのため、スマホに最適な動画を制作することが必要です。スマホはPCに比べて画面が小さいので、テロップや文字を大きく目立たせた動画を作るほうが効果的といえます。

視聴者の閲覧するデバイスも考慮した動画広告の制作は、広告後の反響に大きく影響を与えるでしょう。

まとめ

以上、動画広告の制作のポイントや種類、具体的な媒体についてご紹介してきました。
動画広告は、掲載する媒体や広告の種類によって、戦略は180度変わります。
媒体に合わせたアプローチ方法を把握し、効果的な動画広告を制作しましょう。

動画制作サービス「Crevo」は、動画広告をはじめ、動画制作に関する幅広い要望を叶えるサービスを提供しています。どんなに些細な事でも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください!

crevoAdmin

スカイライト コンサルティング株式会社 × 動画でカルチャーフィット人材の採用強化

2 years 9ヶ月 ago

徹底した顧客志向のもと、戦略立案から実行まで一気通貫のコンサルティングを行うことを強みとする『スカイライト コンサルティング株式会社』。 今回は管理本部 採用マネジャーの石田様に、コーポレートサイトリニューアルと同時に複数の動画を導入し、環境が一変したコロナ禍においても採用を成功に導いた事例についてお伺いしました。

何よりの強みである同社で働く”人”の魅力を伝えたかった

―まずは、御社の事業について教えてください。
石田様:私たちは「いい未来を、共に生みだす。」というビジョンのもと、戦略立案から実行までを一貫して行うコンサルティングをメインの事業としています。弊社のコンサルティングは「お客様の本質的な経営課題の解決」を目的としており、お客様の課題や成し遂げたいことに対して柔軟で包括的な支援をしながら実行・解決していくという点を強みとしています。部分的な支援ではないからこそ、8割以上のお客様にリピートいただくなど、徹底的に顧客に寄り添った伴走型のコンサルティングスタイルをご評価いただいており、臨機応変な対応が求められる新規事業の立ち上げをご依頼いただく件数も非常に増えています。

一気通貫の柔軟なご支援だからこそ、自社のコンサルタントに求められることも多くなってくるかと思いますが、採用における課題はありましたか。
石田様:仰る通り、コンサルティング事業においては一人ひとりの力が最も重要ですので、採用はスカイライトの未来をつくる重要な仕事だと思っています。そのため以前からコンサルタント採用には力を入れており、採用セミナーは定期的に行っていました。

一方、弊社独自の特徴や考え方、どんな素敵な社員が働いているのかを伝える説明会や面接で、資料を用いて言葉でいかに表現をしたとしても、実際の魅力を存分に伝えるには限界を感じていました。かといって、毎回現役コンサルタントから基本的なカルチャーなどを話してもらうのも本来のコンサルティング業務で忙しい中で申し訳なく、何か良い方法はないかと模索をしていました。

そのような中、動画制作を検討されたきっかけを教えてください。
石田様:弊社内でも事業紹介などの動画活用をするようになっていたこともあり、動画がテキスト以上に伝わるものがあると感じていました。その中で、スカイライトは”人”で評価されることが非常に多いので、その魅力をよりダイレクトに表現できるツールだと思ったことが、採用の課題解決に向けて動画を取り入れるきっかけになりました。

目的に対して効果を最大化する動画制作

―今回の動画制作で印象に残った点を教えていただけますか。
石田様:動画制作は初めてで全くイメージが持てなかったのですが、Crevoさんに目的や期待する効果など「動画を通して実現したいこと」を企画段階でまずご相談したところ、それをきちんと理解した上で様々なご提案をいただけたのが非常に良かったです。また、採用プロセスごとの目的に沿った効果的な動画を、他社様の事例も見せていただきながら様々なパターンでご提案をしていただいたこと動画への理解を深めるきっかけになりました。

進行に関してもCrevoさんの方ですべて段取りをしていただき、スケジュールに余裕を持つことができたのがすごくありがたかったです。英語版も制作していただいたのですが、同時並行で問題なく進めることができました。

―動画の評判はいかがですか。
石田様:社内外問わず非常に好評です。特に面接に進む前の段階で必ず見てもらうようにしている社員座談会の動画は候補者にとても評判がよく、「入社前に社員と既に顔見知りの状態」になるといいますか、実際に人事と役員以外にはほぼ会わずに「動画を見て、働いている人と社内の雰囲気が掴めたので大丈夫です」と入社を決定してくれる方も多くいます。

Crevoさんにご提案いただき座談会形式の動画にしたことも効果的で、テキストだけでは見えてこない社内の雰囲気やカルチャーが社員同士の掛け合いから伝わっていて、実際に働くイメージを持ちやすいのだと思います。一人ひとりの魅力はもちろん、集合体としてのスカイライトの魅力が詰まっている動画になりました。

弊社代表の羽物のインタビューでは、スカイライトのビジョンや大事にしている考えを話していますが、社長の想いを肉声で届けられる機会は採用プロセスにおいては面接以外でなかなか持てないので、より理解を深めてもらうことができたと思います。

「等身大のスカイライト」動画が採用プロセス全体の質・量の向上に貢献

―動画をホームページに掲載することで、どんな効果がありましたか。
石田様:効果の中でもインパクトが非常に大きかったのは、ホームページのリニューアルと共に動画を活用することでホームページ経由の応募が急激に増えたことです。今までは採用媒体からの応募がほとんどだったのですが、比率が大きく変化しました。採用では売り手市場が続く状況の中、他社との違いや独自の魅力をしっかりと訴求できていることが良い結果に繋がったと思います。

もう一つの良い効果としては、応募者の選考通過率が他の媒体と比べて高いことです。まず、本人の意志をもってスカイライトという会社を見つけてくれたという温度の高い状態から、さらに動画で理解度が高まったことで他の媒体に比べて応募者人材の質が非常に高く、実際に自社ホームページ経由の応募から入社に繋がる確率も高いです。

また、面接時の応募者とのコミュニケーションの質がかなり向上したように感じています。動画によって応募者がスカイライトのカルチャーや働く人の人物像を事前にイメージできるようになったため、説明に割く時間を圧倒的に減らし、具体的な業務の事や本質的な話を深くできるようになりました。

さらに、社員から入社前と入社後の「ギャップが少ない」ということをかなり言われるようになりました。一般的には動画を含む採用ツールだとよりよく魅せようとしてしまうこともあると思うのですが、あえてカジュアルに社員同士が語り合う形式にしたことで「等身大のスカイライト」が伝えられていると思います。

動画を活用した採用活動は、質の高い母集団形成の面でも入社後のギャップを少なくするという面でも、あらゆる採用プロセスで本当にたくさんの効果をもたらしてくれたと思います。

―大きく変化したコロナ禍の採用においても、動画による効果は感じられましたか。
石田様:コロナ以後の課題としては、候補者との接点をいかに増やすかということでした。以前から地方在住の方とはオンラインと対面を組み合わせて面接をしていたのでコロナ禍による面接の影響はあまりなかったのですが、この数年で採用プロセスがほとんどオンラインに置き換わったことで、やはり対面でお会いするのに比べてコミュニケーションの濃度が薄まってしまっていることを感じていました。それを補うべくオンライン説明会の回数を増やして開催していたのですが、動画が候補者とスカイライトとの+αの接点となる役割を果たしてくれて、オンラインで行う採用コミュニケーションを補完できていたと思います。

今後の展望を教えてください。
石田様:現在スカイライトが展開している様々な事業はすべて”人”が重要な資源となり生み出されています。コンサルタントが活躍し成長することで、お客様やひいてはその先の消費者の方々の幸せに繋がると思っていますので、今後も「誰かのためになりたい」と熱い想いを持ち、お客様の社会課題に対して貢献できるコンサルタントの採用や成長支援を地道に行っていきたいと思っています。
今回の動画制作では本当に多くの効果が実感できましたので、今後も機会があれば、ぜひCrevoさんにお願いしたいと思っています。

スカイライト コンサルティング株式会社さまHP:https://www.skylight.co.jp/

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crevoAdmin

株式会社レブコム × 動画でコミュニケーションデザインを統一したブランディング・PR

2 years 9ヶ月 ago

電話営業や顧客応対を可視化する音声解析AI搭載型のクラウドIP電話サービス「MiiTel」等を展開し、急速なユーザーの拡大が進む株式会社レブコム。近年重要視される企業のコミュニケーションデザインにおいて動画を活用する理由やその活用方法について、テクノロジー部門デザインディレクターの三浦様にお話をお伺いしました。

コミュニケーションデザインに不可欠な細かなニュアンスまで意思疎通できる

―まずは、御社の事業について教えてください。
三浦様:私たちはAI、VOICE、CLOUDを活用したソフトウェアデータベースの開発事業を行っており、「MiiTel」という文字起こしや感情分析をもとに”電話営業を可視化する”サービスを主軸に様々なサービスを開発・展開しています。

特に強みとしているのはAIの部分で、専門の研究開発部門「RevComm RCR」を持ち各種論文発表や大学との研究連携などを行っています。一般的なR&Dよりもかなり製品に直結した開発を行っていることも特徴で、例えばMiiTelに搭載している通話中の相手の感情を可視化する機能もこちらで開発したものです。

この機能は単純に声の雰囲気のみではなく文字起こしをした上で前後の文章をAIが分析し、その人の感情がネガティブなのかポジティブなのかを判断・可視化することができます。このようなAIを用いた機能の研究開発をベンチャーでありながら自社で行っているというところが他にはない特徴で、RevCommのミッションである『コミュニケーションを再発明し人が人を想う社会を創る』の実現に向けたサービス開発や向上に日々取り組んでいます。

―三浦様のミッションにおける課題は何でしたか。
三浦様:私はデザインチームのリーダーとして主にコミュニケーションデザインを担当しており、外部に発信するすべてのものに対してクオリティを担保することと、さらに内容を拡充していくことをミッションとしています。チーム発足は1年半前と比較的最近なのですが、それまではすべて外部のデザイナーに外注をしていて、さらに様々なデザイナーに部分的なオーダーをしていたのでUIを含めデザインの統一がなされていなかったことが課題でした。

プロダクトとユーザーの接点となるすべてのコミュニケーションに一貫性を持たせる顧客体験の設計は、プロダクトの扱いやすさ、UI/UXの向上など様々な観点からとても重要と考えていて、動画を含めた様々な取り組みとチームとしての成果もあり現在は統一がかなり進められてきています。

―今回の動画制作をCrevoにご依頼いただいた理由を教えてください。
三浦様:今回は2回目の依頼で、初めて依頼したのは「RevComm RCR」のWEBサイトに掲載するための動画制作でした。世界観を忠実に表現するためにLottieという新しい線画のアニメーション技術が使える方を探していて、そんな時にCrevoさんの豊富なクリエイターの中からぴったりな方が見つかったのがきっかけでした。

その時は何社かに問い合わせていたため、見積もりの前に金額感や納期が明確に記載されていてすごくわかりやすかったのも決め手となりよかったです。問い合わせ後も見積りがすぐ返ってきましたし、内容に対しての金額も魅力だと感じCrevoさんにお願いしました。

制作中も、こちらの難しいオーダーに対してかなり細かく対応してくださって、クラウドで動画の確認や修正指示ができるツール(※Crevoに動画制作依頼する際に活用可能な独自の制作管理ツール)でスムーズに進行ができたので、次回も何かあればお願いしようと思っていました。

今回の動画はどのようなシーンでの活用を想定されていましたか。


三浦様:コロナ禍以後増えてきているオンライン商談での解析サービス「MiiTel for Zoom」をMiiTelの発展形として2022年7月に正式ローンチをしまして、今回はそのプロモーション用動画を作っていただきました。販売代理店の方々がオンライン商談をする時、Zoomが開始されるまでの待機時間でお客様に視聴していただく用途で活用しています。MiiTel for Zoomを全く知らないであろうお客様にサービス概要を知ってもらうことを目的としていて、実際にその後の商談で「あの動画のサービスって何ですか?」とお声をいただくこともあり、導入の役割を担っています。

動画は何となく見ているだけで文字を読むよりキーワードをキャッチしやすいというメリットがあると思っているので、今回の動画では「文字起こし」や「音声解析」など重要なキーワードを盛り込んで、「どういったサービスなのか」をまず知ってもらうことを目標にしました。

当初はこのように販売代理店の営業担当者さまに活用いただくことを想定して動画を制作したのですが、お陰様で良い動画ができたので社内の営業担当者へも展開していこうと計画しているところです。

動画詳細ページはこちら

今回の動画制作で印象に残った点を教えてください。
三浦様:全体的にスピード感が素晴らしかったです。今回はそもそも1ヶ月弱程度での納品というスピード感が求められていたので、ワイヤーを私の方でなるべく詳細に起こして動きをつける部分をCrevoさんにお願いする方法で進行したのですが、ニュアンスでお伝えした指示に関しても的確かつスピーディーに反映して頂きました。

また、ナレーター選定に関してもすごくスムーズで、音声をいただいて社内で票を取ったのですがご提案がバリエーションに富んでいたからこそサービスの方向性にマッチする声の方を選びやすく、あまり票が割れることなくすぐに決めることができました。

Crevoさんの方でよしなに決めていただいたBGMに関してもイメージにぴったりで、なかなか伝えるのが難しいサービスのイメージを意思疎通できている感覚がありました。

本当の意味でのユーザーエクスペリエンス向上を実現したい

動画に期待することを伺えますか。
三浦様:今回改めて感じましたが、動画は静止画と比べてより深く情報を伝えることができます。競合が増えてきている中で、伝えるべきは価格のメリットや単純な機能だけではなく、「私たちのサービスでどのような未来が提供できるのか」という価値の本質の部分が重要だと思っているで、そのためには動画が欠かせないと思います。

―今後の展望を教えてください。
三浦様:オフィシャルサイトの刷新や動画制作などの取り組みを通してデザインの統一が進みましたので、今度は全方位にブランドを浸透させていきたいです。さらにブランディング、プロダクト、コミュニケーションデザインの連携を深め、すべてがユーザー視点で統一された本当の意味でのUX向上を実現したいと思っています。

そこでもやはり動画が必要ですし、Crevoさんには今後さらに上流部分からの制作を期待しているので、RevCommのブランディングをより理解した映像制作のパートナーとして強力なタッグを組んでいけるととてもありがたいです。今後はMiiTelのサービス紹介動画もデザインを新たに刷新したいと思っていますし、個人的には導入後の説明動画やサポートページでの解説動画など動画でのユーザーコミュニケーションをもっと増やしていきたいと思っていますので、引き続きよろしくお願いいたします!

株式会社レブコムさまHP:https://www.revcomm.co.jp/

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VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約13,000名以上のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

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crevoAdmin

アニメーション動画の制作方法は?個人・外部委託で作成するメリットやデメリットについて解説

2 years 9ヶ月 ago

ブランディングやプロモーションに課題がありアニメーション動画の制作を検討する際、「アニメーション動画を作るには何から始めたらいいか」、「外部に委託するべきか」といったことに悩まれる方は多いのではないでしょうか。
本記事では「外部に委託するか悩んでいる方」、「作成・制作手順を知りたい方」に向けて、アニメーション動画の制作方法や外部に委託して制作するメリットやデメリットをご紹介します。

アニメーション動画の種類

「アニメーション動画」には、さまざまなアニメーションの種類があります。
この章では、アニメーション動画の種類として代表的なものを7つご紹介します。

イラストアニメーション動画

イラストアニメーション動画は、世間一般的にイメージされる、アニメーション動画の代表的な例です。主に絵画で変形・造形が行われたイラストが用いられます。

シンプルなビジュアルなので視聴者も違和感なく見ることができ、感情移入してもらいやすいことがメリットです。また、シンプルなアニメーションのため視聴者の記憶や印象に残りやすい点も特徴です。

主に、サービス紹介の動画に利用されることが多く、適しています。

モーショングラフィックス動画

モーショングラフィックス動画は「静止画像に動きを加えたアニメーション」といっていいでしょう。何らかの画像や図形、ロゴや文字などの素材を自在に動かす手法を指します。

たとえば企業のロゴマークや静止画を動かし、動く文字などを組み合わせることで、商業施設の宣伝などにも広く利用できます。イラストのアニメーションに比べて編集が容易で、ブランディング動画をはじめ幅広い用途で利用することが可能です。

タイポグラフィ動画

タイポグラフィ動画は主に、「文字に動きをつけるアニメーション動画」のことを指します。

モーショングラフィックスと混同されがちですが、モーショングラフィックスは主に画像やロゴ、タイポグラフィは主に文字に動きをつけます。

アニメーション動画において非常に重要な情報である「文字」に動きをつけることで、より訴求力の高い動画を制作ができます。
用途としては、主にプロモーション動画に使用されることが多く、尺の短い動画で高い効果を発揮するのが特徴です。

ストップモーション・アニメーション動画

ストップモーション・アニメーションは、「動きのない静止画を連続で投影することで、あたかも動いているかのように見せる動画」のことを指します。イメージとしては、「パラパラ漫画」が似ているといえます。

通常のアニメーションに比べ、いい意味で動きが荒いため視聴者にあたたかみと親しみやすさを与えることができます。

ブランデッドムービーなどをはじめ、ポジティブなシーンに幅広く適用が可能です。

インフォグラフィック動画

インフォグラフィック動画は、主に「データ情報をわかりやすく表現した動画」を指します。

たとえば「パワーポイントでのプレゼン動画を複雑化したもの」をイメージするとわかりやすいでしょう。図形や静止画などを用いて、数字やデータ・グラフなどの情報などを視覚的に表現することが可能です。

一見では難しいデータ情報が理解しやすく動画にできるため、企業のIR紹介動画や、サービス紹介動画に適しているのが特徴です。

3Dアニメーション動画

3Dアニメーション動画は、コンピューターで作成された立体的なイラストを動かす形式の動画です。

グラフィックスなどで作成された人物・キャラクターに動きをもたせることで、近未来的な雰囲気の動画を制作できます。

コンピューターを用いた制作のため、実写ではできない自由自在な表現が可能です。もちろん、非現実的な動画の作成も可能な点もポイントとなっています。

そのため、プロモーション動画などの制作によく用いられる手法です。

2.5Dアニメーション動画

2.5Dアニメーション動画とは、「2Dアニメーションをあたかも3Dアニメーションのように見せている動画」です。アイソメトリックデザインと呼ばれており、3Dほど立体的ではありませんが、まるで斜め上から見下ろしているかのような表現が用いられる点が特徴です。

3Dより料金相場を抑えて制作でき、動画を通して商品やサービスが世界観を具体的に表現できることが特徴です。

アニメーション動画を活用するメリット

アニメーション動画を活用すれば、さまざまなメリットを得ることができます。

具体的なメリットとしてあげられるのは、以下のとおりです。
・視覚的に伝わりやすい
・現実では実現できないことを表現できる
・コストを抑えて制作が可能

この章では上記のメリットを、それぞれ順を追ってご紹介します。

視覚的に伝わりやすい

アニメーション動画を活用する最大のメリットとして、「視聴者への伝わりやすさ」があげられます。

アニメーション動画は文字と画像のみの情報と比べて、視覚的な表現が可能です。そのため視聴者に正確な情報を短い時間で伝えることができます。

文字と画像の場合、少なからず視聴者の解釈に違いが生じます。その点動画なら、商品やサービスを具体的に表現できるため個々の解釈に左右されることなく、スムーズに想像させることが可能です。

現実では実現できないことを表現できる

アニメーション動画のメリットとして「現実では実現できないことを表現できる」点もあげられます。

たとえばモーショングラフィックスのような、画像・図形・文字を組み合わせる動画は、実際の撮影では表現できません。また3Dはもちろん、ストップモーションのようなパラパラ漫画調の表現も、アニメーション動画ならではの表現方法といえます。

このようにアニメーション動画は、実現できないことも自由自在なアイデアで表現できるため、視聴者の感情移入を促進し、強い訴求ができるようになるのがメリットです。

コストを抑えて制作が可能

比較的コストを抑えた制作が可能な点も、アニメーション動画のメリットといえます。

近年、アニメーション動画は、個人でもパソコンを使用して制作ができるようになりコストを抑えて制作も可能です。実写に比べて人件費や機材費と言ったコストがかからないため、制作費用を抑えることが可能となっています。

ですが個人でパソコンで制作ができる一方で、制作会社が作成した動画と比べ、クオリティの面で劣ってしまうことも考えられます。

アニメーション動画のターゲットや制作の目的を明確にした上で、検討することが重要です。

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【個人制作】アニメーション動画を作成する手順

この章では、個人の方が制作する場合の、アニメーション動画の作成手順をご紹介します。

個人の方が制作する場合、主な手順は以下のとおりです。
1.アニメーション構成を考える
2.作成の流れを絵や文字で作成する
3.ツールを使って動画編集をする

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アニメーション構成を考える

まずはアニメーションの構成を考えることからスタートします。

動画のテーマを決める重要なプロセスのため、
・どんな目的で
・誰をターゲットに
・何を伝えるのか
・最終的にどういう状態を目指すのか

といったことを明確にしなければなりません。

アニメーション構成は、動画における骨格の部分です。たとえば骨組みがしっかりしていない建物は、当然作りが甘いうえ、建設後の不安もつきまとうものです。アニメーション動画も同様で、まずは骨格をしっかり定めたうえで、制作に着手することが大切です。

作成の流れを絵や文字で作成する

アニメーションの構成が定まったら、次に作成の流れを絵や文字で作成するプロセスに進みます。「絵や文字で作成」というのは、主に「絵コンテの作成」を指します。

絵コンテとは、「大まかなアニメーションのストーリーや詳細を絵で表したもの」です。

この絵コンテの作成には、主に以下の情報が記載されます。
・シーンそれぞれの構図
・カメラワーク・人物やキャラの挙動
・効果音・BGM・セリフ
・カットの秒数
・そのほか

「絵コンテ」とはいうものの、絵やイラストのみで表現されるだけでなく文字も含まれます。アニメーション制作における設計図と考えていいでしょう。

ツールを使って動画編集をする

アニメーション構成や絵コンテが定まったら、いよいよツールを使った動画編集作業が行われます。ツールとは主に「何らかの編集ソフト」のことで、代表的な編集ソフトには以下のような種類があります。

・PowerDirector 365
・Adobe Premiere Pro
・DaVinci Resolve

また動画編集作業においてもプロセスは細分化されており、大まかに分けると以下の通りです。

1.動画のテンプレートを選択する。
2.素材の尺、および順番を合わせる。
3.人物やキャラクターに動きをつける。
4.テロップやナレーション、BGMを追加する。
5.動画の書き出しを行う。
6.ファイル形式を選択する。

まずはテンプレートを選択し、それに合わせた編集作業に入ります。イメージ通りのテンプレートがない場合、素材を読み込む作業から始めることが大半です。

素材を読み込んで一通り動きが再現できたら、書き出し作業に移ります。書き出し作業は動画の長さや画質・パソコンのスペックによってかかる時間が大きく変動します。

動画を編集できるスペックがないパソコンの場合、膨大な時間を要することもあるので、注意が必要です。

【外部委託】アニメーション動画を制作する手順

ここまで、個人制作の場合のアニメーション動画制作の手順をご紹介しました。

この章では「外部に委託して制作した場合」の、アニメーション動画の手順を解説します。

主な制作手順は以下のとおりです。
1.打ち合わせ
2.企画
3.素材・イラスト制作
4.編集
5.MA
6.納品

個人制作と比較して、プロセスは細分化されていることが特徴です。大きな違いとしては、「打ち合わせ」「企画」「MA」のようなプロセスが含まれます。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ①打ち合わせ

外部委託でアニメーション動画を制作するとなった場合、まず行われるのが、「打ち合わせ」です。

アニメーション動画によって視聴者に伝えたいことや、企業様が得たい成果などをヒアリングし要件の整理を行います。

具体的に打ち合わせる内容としては、以下のとおりです。
・アニメーション動画を作る目的
・狙うターゲット層
・予算や納期
・アニメーションの表現方法

これらの中でも、「目的」「ターゲット層」「予算や納期」の3つは、打ち合わせの前にあらかじめ社内で決定しておくとスムーズに打ち合わせが進みます。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ②企画

綿密な打ち合わせが終了したら、次に行われるのが「企画」です。

企画では主に、打ち合わせの段階で得た要望や条件にもとに、制作の全体のシナリオや流れ、キャストやスタッフの動き、ナレーションの有無などを明確化します。

最終的にそれらの情報がまとめられる場所が「絵コンテ」です。「絵コンテ」はアニメーション動画制作における設計図のようなもので、制作における重要な情報が記載されています。

この絵コンテに沿って制作作業が進められ、納品まで進めるのが一般的です。絵コンテは制作会社のみならず、発注した企業にも共有されます。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ③素材・イラスト制作

絵コンテの確認が終了したら、次に行われるのが撮影やイラスト・素材の制作作業です。

企業様の要望に合わせたイラストや素材を集めたり、必要に応じてCGなどを用いた制作が行われます。
素材やイラストが完成したら、依頼した企業に確認を行います。要望に沿ったものか確認することが重要です。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ④編集

撮影やイラストの素材制作などが終了したら、次に行われるのが「編集」の作業です。

撮影した映像や制作したイラスト、素材などを絵コンテの内容に合わせて編集します。

編集とは主に、出来上がった素材やイラストに、テロップやBGMなどを加えてアニメーション動画を完成形に仕上げていく作業です。この編集作業でアニメーション動画の出来栄えは大きく変わるため、重要な工程になります。

この編集段階では基本的に、発注した企業様が編集について指示を出すことが可能です。少しでも気になった点があれば、遠慮せずに伝えましょう。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ⑤MA

編集作業が一通り終了したら、次に行われるのが「MA」と呼ばれる作業です。

MAとはMulti Audio(マルチオーディオ)の略で、編集が済んだアニメーション動画に音声やナレーション、BGMを吹き込む作業のことを指します。アニメーション動画における、「音」に関する最終調整の作業です。

数百万円単位の大規模なアニメーション制作の場合、専用のスタジオを借りて音声やナレーションの録音が行われます。専用スタジオには音響効果や選曲を担当する音響エンジニアが同伴するケースが大半です。

アニメーション動画制作を依頼した場合の流れ⑥納品

編集やMA業務を経て編集作業が完了したら、いよいよアニメーション動画の納品です。もちろん出来上がった動画は、企業様が希望するファイル形式に変換された形での納品です。

【個人制作と外部委託】アニメーション動画を作成する方法

アニメーション動画を制作する方法は、発注する制作会社ごとに大きく異なります。何がそれぞれどう異なるかわからない方も少なくないでしょう。

この章では、アニメーション動画を作成する方法を、「個人制作の場合」と「外部委託の場合」に分けて、それぞれくわしく解説します。

個人制作の場合

個人制作の場合で、アニメーション動画を作成する方法としては、主に以下のようになるでしょう。
・アニメーション動画を作る目的を定める
・アニメーション構成を立てる
・絵コンテを作成する
・イラスト・画像・素材を集め、ソフトに取り込む
・編集を行い動画化していく
・完成

まずはアニメーション動画を作る目的を明確にしましょう。「認知度アップ」や「販売促進」など、何かしらの目的・ゴールがあることで、完成する動画の内容も変わります。構成もしっかり作り込まないと、制作中に方向性がブレる可能性も高くなってしまいます。

また編集ソフトでの取り込みや編集の作業を行う必要があるため、個人でアニメーション動画を作るなら、ソフトを扱うスキルは必須です。

アニメーション動画を自作するメリット

アニメーション動画を自作するメリットは、大きく以下があげられます。

・費用がかからない
・編集ソフトや動画編集のスキルが身につく

外部委託では高額な制作費用がかかってしまうところ、個人制作ならほとんどお金はかかりません。編集ソフトの使用料金さえ用意できれば、すぐにでもアニメーションの制作に取りかかることができます。

また自らで編集することで、ソフトを扱うスキルが上達するでしょう。また、世の中の優れた動画を複数参考にすることで、動画編集におけるクリエイティブな思考も鍛えられる点もメリットです。

アニメーション動画を自作するデメリット

アニメーション動画を自作するデメリットとしては、以下があげられます。
・制作までの時間がかかる
・プロと比較してアニメーション動画の品質が劣る

「アニメーション動画を作りたい」と思い立ってからリリースするまでの期間が、外部に委託した場合に比べて圧倒的に長くなる点がデメリットです。企業ぐるみで複数人で制作に取り組むのと、一人で個人的に制作に取り組むのとでは、進捗に大きな違いが生じます。

もし動画制作に慣れていない初心者だった場合はなおさらです。テロップの入れ方や音声の挿入など、都度調べながら行えば、膨大な時間がかかってしまいます。

またプロと比較して、どうしてもアニメーション動画の品質が劣ってしまう点もデメリットです。動画は数秒のインパクトで視聴者に与える印象は変わります。素人のようなクオリティのアニメーション動画では、逆効果になってしまうこともあるため注意が必要です。

外部委託の場合

外部委託の場合で作成する方法としては、主に以下です。
・アニメーション動画を作る目的を定める
・発注する外部業者を選定する
・打ち合わせを行う
・完成した絵コンテや詳細に目を通す
・編集や調整など、制作中のこまめなチェックを行う
・完成した動画を受け取る

個人の制作同様に、目的を定めるところから始めます。どんな目的を達成したくてアニメーション動画を作るのか、ゴールを明確にすることが必要です。

個人で制作されるよりも、制作専門の担当者がヒアリングしてもらえるため、依頼者の想像を超える企画が生まれたりします。専門の担当者が段階を踏んでサポートされるため制作会社に依頼する強みとして考えられます。

綿密な打ち合わせの後、それをもとに作成・共有される絵コンテを確認します。また制作中も認識の齟齬などが生じないよう、こまめに進捗をチェックすることが大切です。

外部に委託とはいえ丸投げではなく、なるべく的確な指示や要望はこまめに出すことをおすすめします。

アニメーション動画を外部委託するメリット

アニメーション動画を外部に委託する最大のメリットは、アニメーション動画の仕上がりの良さがあげられます。

やはりプロの制作会社となると、アニメーション動画に関する知識や技術が豊富です。素人が制作したアニメーションと比較しても、雲泥の差が生じることを実感できます。動画のインパクトやシナリオ、その仕上がりは、プロモーション効果を最大限に利用することが想定できます。

また外部委託は、時間軸で考えてもメリットが大きいです。もしアニメーション制作の経験が全くない方だった場合、制作に膨大な時間がかかります。「その時間で自社のどんな業務ができるか」を考えると、損失は大きいでしょう。

必要なのは「要望を伝えること」と「仕上がりをチェックする手間」のみですが、企画で想定した内容であるか注意して確認が必要です。

アニメーション動画を外部委託するデメリット

アニメーション動画を外部委託するデメリットは、やはり制作コストがかかることでしょう。個人で作る場合、編集ソフトの使用料金のみで制作できるので、金額には圧倒的な違いがあります。

とはいえ動画は仕上がりの品質が最重要なので、「素人クオリティを避けるためにも、外部へ委託することは必要な投資」と考える方が大半です。

また、打ち合わせや認識合わせ、さらに制作途中の詳細確認といったところで、多少時間が取られてしまうこともデメリットです。個人で制作する場合にかかる時間と比べて作業時間に縛られることはありません。アニメーション動画を制作する目的に合った動画制作をおすすめします。

まとめ

本記事では「個人制作」と「外部委託制作」それぞれのアニメーション動画の制作方法や手順・メリットやデメリットを解説しました。

個人制作や外部委託ともにメリット、デメリットがあります。

ですが「制作したい動画がどういうものなのか」「制作する目的」によって依頼は変わります。動画を外部に委託することでより高いプロモーション効果を期待できたり、制作の工数を大きく削減できるなど、確実なメリットと費用対効果が得られるでしょう。

アニメーション動画を制作する目的やターゲットに対してどのように訴求したいのかを検討し、制作をすることをおすすめします。

crevoAdmin

テレビCMの費用対効果とは?テレビCMのメリットとデメリットについて紹介

2 years 9ヶ月 ago

テレビCMで違った切り口からプロモーションをしたいと考えている方は多いのではないでしょうか。マスメディアでプロモーションできるテレビCMは、大きな反響に期待できる施策です。

一方で、「費用対効果は確認・測定できるのか」「テレビCMのメリット・デメリットにはどんなことが挙げられるか」など気になる点も多いと思います。

本記事では、テレビCM動画の費用対効果や確認する方法、メリット・デメリットについて紹介します。

テレビCM動画の「費用対効果を確認する方法を知りたい」「テレビCM動画について詳しく知りたい」方は、ぜひ参考にして自社のプロモーションに活用頂けたらと思います。

テレビCMの費用対効果

テレビCMの費用対効果は制作費などのコストに対してテレビCMの放映で得られた効果を指し、CMを放映する時間帯や曜日、番組などあらゆる要素で変動します。

コストに対して、売上やアクセス数など目標とする指標の数値が高ければ高いほど、費用対効果が得られています。一方、数値が低いほど十分な費用対効果が得られていない状態です。

マスメディア上のプロモーションとなるテレビCMは、Web広告のような施策とは異なり、費用対効果を測るのが難しい施策です。広告から発生したクリック数やコンバージョン数といった明確な指標が算出できないからです。

またターゲット層に合った番組や時間帯にテレビCMを放映できないと十分な効果を得られないリスクもあります。効果が得られないと、今後施策としてテレビCMが採用できなくなってしまう可能性もあります。

しかし、テレビCMはまったくもって費用対効果が確認・計測できないわけではありません。下記で、テレビCMの費用対効果を確認・測定する方法を詳しく解説します。

費用対効果を確認する方法

テレビCMの効果測定は従来より精度が向上しているため、費用対効果が確認しやすくなっています。主な費用対効果の確認方法は、次のとおりです。

・放送前後にホームページやオウンドメディアなどのメディアの閲覧数を確認する
・地域ごとの売上データを確認する
・季節や天候による数値変動のデータ計測を確認する
・商品・サービスの購買層を確認する

うち3つの方法は、テレビCM放映前に確認すべきデータです。というのも、テレビCM放映前のデータがないと、効果測定の精度が下がってしまうからです。テレビCMの費用対効果を確認するにあたって、放映前のデータを細分化することがポイントとなります。

放送前後にホームページやオウンドメディアなどメディアの閲覧数を確認する

テレビCMは、認知度向上だけでなく購買やブランディングなどの効果が期待できる施策です。テレビCMを閲覧したユーザーがCMで紹介した商品やサービスに興味関心をもち、その後ホームページやオウンドメディアでさらに情報を収集する可能性があります。

テレビCM放送後にメディアの閲覧数が増えていれば、その要因はテレビCMの可能性が高いといえます。ですが、その変化を確認するには放送前のメディアの閲覧数を把握していなければなりません。

閲覧数とあわせて、商品やサービスのコンバージョン数や関連するキーワードの検索数など、テレビCMの放送によって変動しうるあらゆるデータを把握しておくことがポイントです。比較できるデータが多く、データが細分化されているほど、効果測定の精度も向上します。

地域ごとの売上データを確認する

テレビCMはさまざまな地域に放送されますが、その反響は地域によって異なります。そのため、対象とする地域ごとの売上データを確認することがおすすめです。放送後に売上がアップしていれば、その地域ではテレビCM放送の費用対効果が高かったと判断できます。

テレビCMの反響が少なかった地域は今後の放送頻度を減らし、その分反響の高かった地域に放送枠を回すといった手法も検討できます。マスメディアに対してプロモーションできるテレビCMですが、その放映費は決して安くはありません。費用対効果を高めるためには、マスのなかでもより高い効果に期待できるエリアに対して費用をかけることがポイントです。

季節や天候による数値変動のデータ計測を確認する

季節や天候は、人の消費行動に大きく影響するものです。そのため、テレビCMの効果測定では、気候や天候による数値変動のデータ計測を確認することで、より高精度な効果測定ができます。

たとえば、コンビニの新作スイーツをテレビCMで放送したとします。CMをみたユーザーが「スイーツを買いに行こう」というモチベーションになったとしても外が寒く、天候が悪いとそのモチベーションが消えてしまう可能性が高いでしょう。つまり、そうした日にテレビCMを放送しても、ユーザーの消費行動に繋げられず、結果的に費用対効果も薄れてしまいます。

「雨あるいは雨のち曇り」かつ「日降水量20mm以上」という条件が同時に満たされると売り上げ減少となることが、実際の研究からもわかっています。

天候の悪さが人の消費行動を阻む原因になりうることをおさえ、テレビCMの費用対効果を上げるためにも、過去の季節・天候による数値変動からテレビCMを放送するタイミングを見極めることがポイントです。

商品・サービスの購買層を確認する

大前提として、商品・サービスの購買層を確認することが重要です。なぜなら、テレビCMの費用対効果はCMを放送する時間帯や番組に大きく左右されるからです。

たとえば、女子高生を中心とした若い女性層に向けたテレビCMを放送するとします。就寝中の深夜帯や早朝、学校などで外出する平日の日中に放送しても、ターゲット層にCMは見てもらえないでしょう。また、若い女性層が見ないようなニュースや教育チャンネルにCMを流しても、同様に効果は得られません。

このように、テレビCMはターゲット層がみる番組・時間帯を把握した上で放送することが重要です。放送後に収集したデータを元に、よりターゲット層へアプローチできる放送タイミングも精査できます。

費用対効果の測定方法
テレビCMの費用対効果の主な測定方法は、次の3つです。

・GRPで測定
・GAPで測定
・クロスチャネルの分析

テレビCMはWeb広告のように、広告からの直接の流入やコンバージョンが確認できません。そのため、GRPやGAPといった数値から平均的な数値で費用対効果を算出します。また、テレビCMを起点とした消費行動は二次的に発生することも多いため、間接的な効果を測定するためにクロスチャネルの分析も欠かせません。

テレビCMにかける予算を把握するため、今後施策として継続していくかを見極めるためにも、費用対効果はしっかりと測定することが重要です。

GRPで測定し確認する

GRPとは「Gross Rating Point(グロス・レイティング・ポイント)」の略で、延べ視聴率ともいわれる数値です。一定期間放送されたCMの世帯視聴率を合計した数値であり、おもにスポットCMの費用対効果の測定で使われます。

GRPは「番組の平均世帯視聴率×CM本数」で算出します。たとえば、視聴率5%の番組でCMを10本流した場合のGRPは、50GRPです。CMを3日間放送した場合のGRPは50GRP×3で合計150GRPです。

GRPは簡単にいえばCMの露出量であり、GRPが高いほど多くの人にCMが見られていると判断できます。テレビCMはターゲットにダイレクトに露出することが難しいため、その可能性を高めるためにもターゲットの母数を増やすことがポイントです。

ただし、テレビをつけているだけでも視聴率にカウントされるため、必ずしもCMが視聴されているとは限らない点に注意が必要です。GRPだけでは正確な費用対効果が測定できないため、他の測定方法も合わせて判断する必要があります。

GAPで測定し確認する

GRPの精度上げるために有効な指標がGAP「Gross Attention Point(グロス・アテンション・ポイント)」です。CMの露出量を測るGRPに対して、GAPはテレビの前にいるユーザーがどれだけCMを見ているかを測ります。

GAPはテレビに取り入れられた顔認識技術により、ユーザーの目の動きなどを元に計測されます。ユーザーが1秒視聴すると1GAPとなり、テレビを見てない間はGAPがカウントされません。

GAPがあることで、CMの露出量に対して実際にどれだけ見られているかを測定することが可能です。さらに、どのような表情でテレビを見ているかまで測定できるため、CMに対する反応もわかります。

GAPは2015年に実証実験を開始した測定方法であるため、正式な指標として利用されていない段階にあります。しかしGRPではわからない指標が測定できるため、GRPと掛け合わせることでより高精度な効果測定を行えます。

クロスチャネルの分析も重要

GRPやGAPといった数値は、テレビCMの直接的な指標です。しかし、ユーザーの消費行動はテレビCMからスマートフォン、PCといった別デバイスに移る可能性もあります。

たとえばテレビCMでみた内容に興味をもち、スマートフォンで検索するユーザーもいるでしょう。そこからオンラインで商品を購入した場合、その購買行動を喚起した直接の要因はテレビCMといえます。

スマートフォンの普及により、ユーザーの購買行動はテレビCMのみで完結しない時代です。そのためテレビCMの費用対効果を正確に測定するには、複数のチャネルを横断的に分析する必要があります。テレビCMの効果を取り逃がさないためにも、クロスチャネルの分析は欠かせません。

テレビCM動画のメリット

 

 

インターネットが普及した現代でも、テレビCMの影響は大きいものです。マスメディア広告という点でテレビCMの効果に期待する一方で、実際にどのようなメリットがあるのか理解できていない方もいるでしょう。テレビCM動画のメリットには、次の3つがあげられます。

・認知度の向上
・印象・ブランドイメージの向上
・信頼度・売上のアップ

テレビCMはWeb広告のように即効性のある成果を出すというよりも、中長期的に認知度やブランドイメージを向上させるための施策といえます。しかし、時にはユーザーの購買行動に即効性があり、売上アップにつながることもあるのです。

ここでは、テレビCMのメリットを1つずつ詳しくみていきます。

認知度の向上

テレビCMの最大のメリットは、認知度を高められることです。昨今は若者を中心にテレビ離れが進んでいると言われていますが、2人以上の世帯におけるテレビの普及率は96.2%です。テレビは日常に浸透する、不特定多数の人が目にするメディアといえます。

参考:厚生労働省「消費動向調査 令和3(2021)年3月実施分

どんな商品・サービスも知ってもらわないことには、人々の購買行動につなげることはできません。費用対効果を高めるにはCMを流す番組や時間帯を工夫する必要があるものの、多くの人に早く・広く知ってもらう施策としてテレビCMは有効です。

印象・ブランドイメージの向上

テレビCMは、商品やサービス、企業の印象やブランドイメージを向上させる効果に期待できます。

テレビCMは幅広い年齢層の人に商品やサービスを認知してもらうことができるだけでなく、CMの雰囲気から印象やブランドイメージを定着させることができます。価格帯が高い富裕層向けの商品であれば高級感を、女性向けの商品であれば洗練された印象や清潔感といったイメージをCMから伝えることが可能です。

単に商品やサービスを紹介するだけのCMでは人々の印象に残らず、認知効果も低下しかねません。印象やブランドイメージも一緒に認知してもらうことで、商品やサービスに対するブランディングや信頼度アップにもつながります。

信頼度・売上のアップ

テレビCMは認知度向上とあわせて、購買の意思決定にも効果的です。テレビCMで知った商品やサービスに興味をもち、店舗に足を運ぶ人もいるでしょう。また、テレビCMを見た後にスマホから検索して、購買につながる可能性もあります。

不特定多数の人に露出できるテレビCMは、ターゲット外の人や潜在層にまで幅広くアプローチできます。商品・サービスに関心をもつ可能性のある母数が増えるからこそ、売上アップの可能性も広がります。

また、テレビCMは数あるメディアのなかでも信頼度が高いメディアです。実際にテレビCMの考査基準は厳しく、表現の正確性や倫理性、適正な企業であるかがチェックされます。つまり、考査に通過している時点でその商品やサービス、提供する企業の質が担保されているといえます。

売上アップのほか、消費者からの信頼度を獲得したい場合にも、テレビCMは有効な施策です。

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テレビCMの動画制作・映像制作

テレビCMのデメリット

認知度向上や購買意欲の向上、ブランディングなどさまざまなメリットを発揮する一方で、デメリットも押さえておくことが大切です。テレビCMには、次のようなデメリットがあげられます。

・費用対効果の測定が難しい
・ターゲティングの精度が低い
・動画制作費用が高い

動画制作費用の高さや費用対効果の計測が難しい点はデメリットに感じる企業も多いと思います。広告予算に余裕が持てない企業はテレビCMの施策が難しく感じるでしょう。テレビCMのメリットだけに注目して施策に失敗しないよう、デメリットも押さえた上でテレビCMを制作・放送するか判断することが重要です。

費用対効果の計測が難しい

テレビCMを含め、マスメディア広告は一般的に費用対効果の計測が難しい施策です。テレビCMの費用対効果の計測にはGRPやGAP、クロスチャネル分析といった方法があります。しかし、いずれの方法も正確な数値が算出できるわけではなく、計測にも多くのデータや時間、費用がかかります。

費用対効果が計測できれば、その施策にどれだけ費用をかけるべきかが判断できます。認知度向上や購買意欲の向上、ブランディングができるなど魅力的な効果に期待できても、その成果が正確に計測できない限り、テレビCMに予算を割けないという企業も少なくありません。

そのため費用対効果を正確に把握した上で施策を実行したい企業は、テレビCMへの出稿を入念に検討することが重要です。

ターゲティングの精度が低い

不特定多数に広く宣伝できるテレビCMは、ターゲティングの精度が低くなってしまう点がデメリットとしてあげられます。

Web広告はユーザーの興味関心に合わせて出稿できる点がメリットであり、テレビCMのように露出先の母数は少なくとも、確実に興味関心を持ってもらえそうな層に対して出稿できます。

とはいえテレビCMはターゲティングの精度が低いだけであり、ターゲット層に合わせた番組や時間帯にCMを放送することである程度のターゲティングは可能です。不特定多数に露出しても成果につながる商材であれば、テレビCMに期待する費用対効果が得られますが、ニッチな商材やターゲットが絞られる商材であると難易度は上がるため注意が必要です。

動画費用が高い

テレビCMは、CM動画の制作費に加えて、テレビ局に支払う放映費がかかります。テレビCMにかかる費用相場は、CM動画のクオリティや放送回数、放送する局によってさまざまですが、一般的に数百万円以上といわれています。

最近では数十万〜100万円ほどで出稿できるようになり、テレビCM参入のハードルは下がりつつあります。とはいえWeb広告に比べるとかかる費用はかなり高額です。だからといって、費用を抑えすぎたがゆえに、テレビCMの効果が全く得られないといった事態になってはその施策が無駄になってしまいます。

そのため、テレビCMはある程度の予算が準備できる企業に向いている施策といえます。費用を抑えてテレビCMを放送したい場合には、ある程度の予算でもCM動画のクオリティを担保してくれる制作会社に依頼する、なるべく放映費が安いテレビ局に出稿するなど工夫が必要です。

テレビCM動画の効果を引き出すために注意すること

 

テレビCMのデメリットをカバーし、効果を最大限引き出すためには、次のポイントに注意するようにしましょう。

・出稿する時間帯・曜日
・ターゲット・目的
・テレビCMの種類

テレビCMは放送すれば不特定多数に広く露出できますが、確実に成果につながるとは限りません。さらに費用対効果の計測が難しいため、求める効果が出ているのかを確実に把握することも困難です。

その中で、テレビCMの効果を引き出すためには、以下のポイントに注意してテレビCMを出稿することが重要です。

出稿する時間帯・曜日には注意

テレビの視聴者層は、時間帯や番組、曜日によって変動します。そのため、テレビCMで紹介する商品やサービスのターゲット層を明確にした上で、その層の行動パターンや興味関心に合わせて出稿する時間帯や曜日、番組を見極めることが必要です。

年代を例にすると、10〜20代の学生をターゲットにしたCMの場合、平日の日中ではターゲット層に視聴してもらえません。そのため帰宅時間となる夕方以降、日中であれば休日に放送するなど、行動パターンから放送時間帯・曜日を決定することがポイントです。

テレビCMを放送すると決めたら、紹介する商品やサービスの特徴とターゲットとなる視聴者層を考え、ターゲットに確実に届くと予測できる時間帯・曜日にCMを出稿しましょう。
時間帯と曜日は費用対効果、認知度向上や購買といった効果を発揮するために重要なポイントです。

ターゲット・目的の決定には注意

テレビCMは、そもそもターゲットや目的にあった内容が制作できないと効果にも期待できません。

ターゲット層を明確にしないと、CM動画の内容や方向性が定まらず誰宛ての訴求かわからない動画になってしまいます。そうすると印象に残らないCMとなってしまい、認知度向上やブランドイメージの向上といったテレビCMの効果が発揮されません。

また、CMの目的は認知度向上やブランディングなどさまざまです。ターゲット層が同じでも、テレビCMを放送する目的に応じて制作すべきCM動画も異なります。

ターゲット層に効果的にアプローチするだけでなく、テレビCMで目的を達成するには、ターゲットや目的を明確にした上でCM動画の制作に臨むことが重要です。

テレビCM動画の種類に注意

テレビCMには、おもに「タイムCM」と「スポットCM」の2種類があります。タイムCMとスポットCMとでは、CMを放送する形態やアプローチ方法が異なります。テレビCMの効果を最大化するためにもそれぞれの特徴を理解した上で、どちらに出稿するかを決めることが重要です。

下記で、タイムCMとスポットCMのそれぞれの特徴をご紹介します。

タイムCM

タイムCMとは、番組のスポンサーとして放送するCMです。特定の番組にCMを流せるため、視聴者の記憶に残りやすい点が特徴です。また、視聴率の高い番組であるほどCMの露出量が増やせ、その番組と商材のターゲットがマッチすれば効率的にターゲットに訴求できます。

タイムCMは原則6ヶ月契約であるため、短期間の出稿には向きません。また、競合などの問題で枠に空きがなく、希望する番組にCMが出稿できないケースもあります。なお、タイムCMの放映料はスポンサーの数によって決まるため、人気番組でスポンサーが多いほど放映費も安くなる傾向にあります。

スポットCM

スポットCMはタイムCMとは対照的に番組は指定せず、指定した時間帯のなかでランダムに放送されるCMです。

番組を指定しないため、タイムCMよりも幅広い層に向けてCMを露出でき、短期間からでも出稿できる点が特徴です。そのため新商品やキャンペーンなど、特定期間の訴求に向いています。

一方、時間帯でしかターゲットを絞れないため、タイムCMよりもターゲティング精度が落ちてしまう点はデメリットです。しかし、ランダムに放送される中で、視聴率の高い番組の間で放送されればより高い効果に期待することができます。

まとめ

本記事では、テレビCMの費用対効果やメリット・デメリットについて紹介しました。

テレビCMは認知度向上や購買意欲喚起による売上アップ、信頼度やブランドイメージの向上など、魅力的なメリットが多くあります。一方で費用対効果を計測しにくい、ターゲティング精度が低い、コストがかかる点がデメリットとして考えられます。

費用対効果は計測が難しいというだけでなく、GRPやGAP・クロスチャネル分析の掛け合わせにより、ある程度の効果を計測することは可能です。また、テレビCMを放送する番組や時間帯を工夫することで、ターゲティング精度が低いデメリットもカバーできます。

テレビCMは、信頼度の高いテレビというメディアで行うからこそ、Web広告ではなし得ない成果に期待できる施策です。

テレビCMの施策を検討しているが費用対効果の面で不安がある、メリット・デメリットを把握した上で施策を実行するか検討したいという方は、本記事を参考にテレビCMについて理解を深めてみてください。

crevoAdmin

TikTokは商品紹介動画におすすめ!?TikTok動画広告の種類やポイントを解説

2 years 10ヶ月 ago

10代から20代の若者を中心に人気のTikTok。最近は若者だけでなく、ユーザーの年代も幅広くなっています。マーケティング戦略の1つとしても注目されており、プロモーションに活用したいという企業も多いのではないでしょうか。TikTok動画がきっかけでモノが売れる現象「TikTok売れ」が起こるなど、多くの成功事例が生まれています。

この記事では、ブランディングやプロモーションに課題を感じている方向けに、TikTokの商品紹介動画で効果を上げる方法を解説します。TikTok動画広告についての把握は、売上を上げるために重要です。従来とは違う認知拡大の方法として、参考にしてみてください。

TikTokとは?

TikTokとは、中国の「ByteDance社」が開発・運営するショートムービープラットフォームです。動画投稿系SNSで、ユーザーは15秒〜10分の動画を撮影・加工して共有できます。

最大の特徴は精度の高いレコメンド機能で、自分好みの動画を見つけることができます。好み以外の動画もランダムで表示されるなど、没入感の高い仕組みとなっています。

2016年にサービス開始以降、利用者は各国に広まり、全世界のユーザー数は10億人以上です。またアメリカの調査会社Sensor Tower社によると、2022年第1四半期でのApp Storeにおけるダウンロード数はNo.1となっています。

出典:Sensor TowerSensor Tower’s Q1 2022 Data Digest

TikTok動画で商品紹介を行う目的

 

以前は若い男女が踊っている動画がバズるというイメージのTikTokでしたが、最近では幅広いユーザーが利用するようになっています。単純にダンスや口パク動画を見て楽しむアプリから、情報収集のためのアプリに変わっているのが特徴です。

日経トレンディで発表された「2021年ヒット商品ベスト30」では「TikTok売れ」が第1位となり、この言葉がさらに注目されるようになりました。TikTokが実施した調査によると、ユーザーの4割以上が「動画を見たあと、商品を買った」と回答しています。実際に、TikTok動画で商品紹介をすることで、大きな売り上げにつながった事例は少なくありません。

InstagramやYouTubeなど、企業がSNSを活用した商品紹介は他にも存在します。それでもTikTok動画の効果が高いのは、独自の広告サービスを提供しているからでしょう。ハッシュタグチャレンジやブランドエフェクトなどの広告メニューの多さが特徴です。

TikTok動画で商品紹介を行えば、若年層を中心に幅広いユーザーにリーチができます。TikTokをマーケティング戦略の一環として活用するための目的を確認しましょう。

出典:TikTok for Business「「飲食」を楽しむTikTokユーザー、動画がリアルな行動を呼ぶ 〜TikTokユーザーの4割以上が「動画を見たあと、商品を買った」と回答〜

TikTokのユーザー層

博報堂が実施した「コンテンツファン消費行動調査」によると、TikTokのユーザー層は10代から20代の若年層が全体の約50%を占めています。

App Annie調べでは、2021年6月時点におけるTikTokユーザーの37.5%が25〜44歳です。そのなかの25.4%が主婦ユーザーとも公表されており、幅広い世代に広がりつつあります。

主要ユーザーはデジタルネイティブなZ世代が中心となっていますが、「若者に人気のSNSアプリ」というイメージはなくなってきているというのが現状です。

TikTok動画で商品紹介を活用する際は、どの層がターゲットになるのかが重要です。難しい説明や用語は避けて、カジュアルなコンテンツ作りを心がけましょう。

出典:DIGIDAY「日本の TikTok ユーザーは平均34歳、博報堂調査が示す実態 : 要点まとめ

Z世代がTikTok経由でモノを買う理由

これまではテレビやインターネット検索で情報収集を行うのが主流でした。一方で、デジタルネイティブであるZ世代はSNSを活用する傾向にあります。

では、なぜ10代から20代前半を中心とするZ世代はTikTok経由でモノを購入するのでしょうか。その仕組みを理解するために、モノを買うまでの流れを知る必要があります。

1.TikTokの動画で初めて商品の存在を知る
2.YouTubeやInstagramで、インフルエンサーによる商品紹介の動画・画像を見る
3.Twitterで、その商品を実際に使っている人の口コミを探す
4.商品を購入する

Z世代は自由に使えるお金が限られており、購買行動に慎重になりがちです。他人の目を気にするという特徴も、理由の1つとして考えられます。

TikTokは、強力なバイラル効果が期待できるSNSです。バイラル効果とは、話題や流行が口コミによって広がることを意味します。他人との「つながり」を欲するZ世代にとって、周りの好みや行動がわかるTikTokはモノを買う大きなきっかけになるのでしょう。

具体的に、TikTokがZ世代向けの商品紹介に優れている点を3つ紹介します。

他のSNSとの差別化

TikTokがZ世代に人気の理由の1つは、精度の高いレコメンド機能にあります。ユーザーが興味を持ちそうな動画がおすすめに表示されるようになっており、エンゲージメントが高まりやすいのが特徴です。この独自のアルゴリズムは、他のSNSとの差別化ともなります。TikTok動画で行う商品紹介は、特定のターゲットへリーチしやすいのがメリットです。

驚異的なコンテンツの拡散力があることも、他のSNSとの差別化といえます。TikTokはハッシュタグチャレンジなどのユーザー参加型コンテンツが人気です。誰かが投稿した動画を模倣した投稿が拡散されやすく、一度バズることで「TikTok売れ」につながります。他のSNSと比べても、TikTokのハッシュタグは強い力を持っているのが特徴です。

気軽に見られ、気軽に投稿できる

TikTokが提供するユーザーファーストな視聴環境もZ世代に人気の理由です。

・レコメンド機能:ユーザーに新しい発見を提供
・短尺動画:1分以上の動画に対するストレスを解消
・強制視聴なし:好きなときにスキップが可能

ユーザーの視聴態度にも影響を与えており、他の主要プラットフォーム3社の平均よりも良好という結果が出ています。投稿に対して「音声ON」「全画面視聴」「ながらしない」フルアテンションで観ているユーザーが多いのも特徴の1つです。

TikTokは気軽に投稿できることも、商品紹介に向いている理由でもあります。難しい編集が不要なうえ、2022年3月には24時間で投稿が消える「ストーリー機能」も実装されました。

出典:TikTok for Business「TikTokユーザー調査レポート ~TikTokはユーザーにフルアテンション(主体的な視聴態度)で観られる傾向〜

海外に発信ができて、海外の流行を取り入れることができる

YouTubeやInstagramの拡大により、海外での流行が身近なものになりつつあります。一方で、海外への発信は言葉の壁から難易度が高いのが現状です。

TikTokは文章の少ない動画コンテンツであることから、海外への発信もしやすくなっています。海外のユーザーが多いため、海外の流行も取り入れやすいでしょう。そのため、他のプラットフォームでは訴求できないグローバルにリーチできるのがTikTokの特徴です。

海外に効率よく情報を発信するためには「見ただけでわかる」「動きが面白い」というコンテンツ作りを心がけてみてください。動きや音といった要素で、言語に左右されない内容を簡潔に伝えることが大切です。

TikTokで制作できる動画の種類

TikTokに投稿する動画でも、目的が異なればクリエイティブに差が生まれます。TikTokに投稿されるコンテンツは実写動画がほとんどですが、アニメーションも人気です。どちらの種類で商品紹介のTikTokを制作するか悩む方も少なくないでしょう。

実写動画とアニメーションのメリット・デメリットは以下のとおりです。

実写動画 アニメーション
特徴 ・実在する人物やモノで構成される
・カメラ撮影をともなう動画
・複数のイラストや画像を表示
・ナレーション音声を加える
メリット ・ダイレクトに内容が伝わる
・親近感や共感を生み出す
・表現の幅が広がる
・一定の信頼性が担保される
・ユーザーに伝わりやすい
・映像表現の幅が広い
・独自のキャラクターが使える
・費用を抑えやすい
デメリット ・手間とコストがかかる
・口頭のみだと伝わりにくい
・品質に大きく左右される
・共感が生まれにくい
・リアルな雰囲気を伝えにくい
・編集に高度なスキルが必要

それぞれにメリット・デメリットがあるため、しっかりと把握しておきましょう。

実写動画は実在するものをありのまま紹介できるのが魅力です。リアリティの高い動画であるため、説得力や信頼性も生まれやすくなります。ただし、撮影に費用や時間がかかり、出演者に対する立ち振る舞いの指導など細かな準備が必要です。

アニメーションは冗長になりがちな商品紹介も、ポイントを絞ってわかりやすく説明できるというメリットがあります。一方で、共感が生まれにくいのがデメリットです。実在する人やモノと違って感情移入がしづらいことには注意が必要でしょう。

TikTok動画広告の種類

TikTokで商品紹介をする際に、活用したいのがTikTok動画広告です。TikTokが提供する広告メニューには3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。TikTokでの商品プロモーションを効果的にするためには、目的やターゲットに合った動画広告の選択が重要です。ここでは、TikTok動画広告の3つの種類について詳しく解説します。

チャレンジ広告

TikTokのチャレンジ広告は、企業発のキャンペーン動画コンテンツです。ハッシュタグ(#〇〇)を設定し、それにちなんだ動画投稿をユーザーに促します。他のTikTok動画広告とは違い、ユーザー参加型で大規模なブランド体験を実現できる動画広告です。

たとえば、UQモバイルのTikTok公式アカウントは、CM楽曲でもある「UFO」に合わせて、ユーザーがチャレンジする企画を立てました。

直接的に商品紹介をするというよりも、認知度を上げるための施策です。チャレンジ広告における動画のエンゲージメント率(いいねやシェアされる割合)は、インフィード広告の約3倍にまで高まります。高品質なUCGの作成・拡散にもつながるでしょう。

インフィード広告

インフィード広告とは、通常の投稿動画の間に表示される動画広告です。「プロモーション」と記載される以外は既存のコンテンツと見た目に大きな違いはありません。通常のコンテンツに溶け込むため、ユーザーのスムーズなアクションを促せます。

インフィード広告の種類は以下の5つです。

・Top View:アプリ起動時から最初のインフィードとして表示
・OneDayMax:レコメンド4枠目に1日独占で広告を表示
・Brand Premium:最大60秒のフルスクリーン動画を表示

メリットがある一方で、クリエイティブの影響が大きいことには注意が必要です。ユーザーの興味を引く内容の動画でなければ、効果的な商品紹介は難しいでしょう。

起動画面広告

起動画面広告とは、TikTokアプリを開いた際に全画面表示される広告です。画像・アニメーションが3秒間、GIF画像は3〜5秒の間表示されます。インフィード広告のTop Viewと比べるとクリエイティブの制限はあるものの、価格が安いのが特徴です。また、想定インプレッション数も起動画面広告のほうが多くなっています。

アプリの起動時に全画面表示されるため、多くのTikTokユーザーの目に留まることがメリットです。訴求力と拡散性が高く、リーチ数を増やしたい企業に向いています。

一方で、起動画面広告は1日1枠の限定で広告枠の確保が難しいのがデメリットです。その点さえクリアできれば、商品紹介の動画広告としての効果は得られやすいでしょう。

TikTok動画広告の商品成功事例

どのような動画広告がTikTokユーザーに刺さるかは、企業アカウントが手がけた成功事例に隠されています。独自のマーケティング戦略を掲げることは大事ですが、まずは過去の事例を参考にしながら商品や企業の認知度を拡大させるための方法を考えていきましょう。ここでは、TikTok動画広告をビジネス活用した3つの事例を解説します。

コスメデコルテ「ルージュ デコルテ リキッド」

株式会社コーセーが商品紹介で行ったTikTok戦略が、ブランドエフェクトの活用です。同社の新商品「ルージュ デコルテ リキッド」の、色味や質感をTikTokで疑似体験できます。5色の色味と質感をリアルに再現し、唇を尖らせるアクションをするとルージュの色が変化します。コスメの体験をTikTok上のテスターで体験できる新たな取り組み事例です。

「TikTok Branded Mission」を活用した施策で、コスメブランドでは日本初の試みとなりました。ブランドエフェクトを使ったハッシュタグチャレンジも実施しています。

出典:コスメデコルテ「ルージュ デコルテ リキッド」

NARS「クワッドアイシャドー」

メーキャップブランドのNARSでも、ブランドエフェクトを活用した商品紹介を行っています。人気のアイシャドーパレット「クワッドアイシャドー」を疑似体験できるオリジナルブランドエフェクトを開発し、自宅にいながらカラーシミュレーションが可能です。

発色の鮮やかさで人気を集める商品なだけに、色味の変化は気になるところ。4色の色味と質感をリアルに再現し、まばたきをするだけでアイシャドーの色が変化します。デジタルで気軽に楽しめるため、ユーザーが投稿したくなる華やかなエフェクトです。ブランドエフェクトの活用は、他のユーザーも「使ってみたい」と相乗効果が期待できるでしょう。

出典:NARS「クワッドアイシャドー」の質感と色味をTikTokのブランドエフェクトでリアルに再現!

サントリー「クラフトボス TEAシリーズ」

サントリーのTikTok動画広告を活用した成功事例として、クリエイティブコンテストの開催があります。「クラフトボス TEAシリーズ」の世界観である爽やかで前向きなイメージを表現した動画をユーザーが投稿する企画です。幅広いユーザーの参加を促進するため、2つの部門を用意しており、指定するハッシュタグをつけて投稿すると参加できる仕組みです。

商品を題材に動画を作るコンテストですが、3週間で800件の応募がありました。応募作品の総再生回数は1億回以上と、商品の認知度向上・購買意欲を高める結果となっています。

出典:サントリー「クラフトボス TEAシリーズ」

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商品説明・紹介の動画制作・映像制作

TikTok動画広告のメリット

ここでは、商品紹介でTikTokの動画広告を活用するメリットを解説します。他のSNSとの違いにも着目しながら、自社にとって最適な方法を選択してくださいね。

10~20代の若い世代に相性が良い

TikTokは幅広い年代へのアプローチも期待できますが、基本的には10〜20代の若い世代が中心のSNSです。総務省の調査によると、TikTokを利用するユーザーの47.9%が10代という結果になっています。若い世代が積極的に活用しており、相性が良いといえるでしょう。

SNSマーケティングにおいて、ターゲットの明確化は重要です。特に、自社商品やサービスのターゲットを10〜20代に設定している場合は、TikTokの活用をおすすめします。

TikTokの動画広告は、性別と年齢を指定する詳細なターゲティングが可能です。自社が狙うターゲットにピンポイントで訴求できるのも、TikTokの魅力でしょう。SNS施策の効果を最大化するためにも、性別や年齢を絞り込んでみてください。

出典:総務省「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要

スマホユーザーへ訴求がしやすい

TikTokが他のSNSよりも優れていることの1つに、スマホとの相性が挙げられます。TikTokは縦長に表示されるため、動画を見るたびに横向きにする必要がありません。スマホに特化した縦長クリエイティブであり、スマホユーザーへの訴求がしやすいのがメリットです。

TikTokジャパンの調査によると、縦長広告の広告認知は横型広告の3倍以上高いという結果が出ています。さらに、商品の購入にいたった件数は横型広告の2倍以上です。YouTubeでもショート動画が縦長仕様ですが、広告には対応していません。スマホユーザーへの訴求力が高いTikTokは、商品紹介の動画広告を出稿するのに最適のSNSです。

出典:TikTok for Business「TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

他のSNSへも拡散されやすい

TikTok動画広告は、ユーザーから反応を得られることもメリットです。「いいね」や「コメント」だけでなく、InstagramやTwitterにシェアできる機能も付いています。TikTok内で配信する動画広告でも、他のSNSに拡散される可能性もあるでしょう。多くのシェアを獲得するためには、ユーザーが興味を持ち有益だと感じさせることが大切です。

TikTok以外で共有されれば、多くの人に視聴されやすくなります。動画広告で商品紹介をする効果が最大化され、認知拡大や新規顧客獲得の促進に活用が可能です。拡散されやすいコンテンツ作りを意識しながら、TikTok動画広告を活用してみてくださいね。

TikTok動画広告のデメリット

動画広告の効果最大化が期待できるTikTokですが、いくつか注意点もあります。TikTok動画広告を活用する際に、気をつけたい2つのデメリットを確認しましょう。

商品のターゲット層に合わせた動画制作が必要になる

企業のSNSマーケティングにおいて、商品のターゲットの明確化は重要です。TikTokのユーザーは10〜20代の若い世代が中心ですが、30代以上の利用も少なくありません。商品紹介として活用する場合は、ターゲット層に合わせた動画制作が必要です。

商品のターゲットとしている年代に合わせた施策を行うことで、幅広いユーザーを獲得できます。リーチできる層が若者に寄りやすいTikTokですが、どの層がターゲットになるのかを明確にしたうえで動画の制作に取りかかりましょう。

若者をターゲットにしていない商品であれば、他のSNSで動画広告を出稿する方法もあります。TikTok動画広告だけに絞らず、商品のターゲットにリーチするための最適な方法を模索してみてください。
30代以上にリーチするのであれば、企画やコンセプトを30代に興味を持ってもらえるような工夫を行い動画を制作することが必要です。

10〜20代の若い世代が中心のTikTokも、大人向けのコンテンツが増え「誰に向けて発信する動画」なのかを明確にすることで、年代問わずTikTokを活用したユーザーへのアプローチが可能です。

 

広告費用が高額になる可能性がある

10〜20代の若い世代を中心にスマホユーザーへ訴求できるTikTokですが、他のSNSと比べて動画広告の費用は高めです。広告の種類別に費用を見ていきましょう。

・チャレンジ広告:1,000万円~
・インフィード広告:42万円~
・起動画面広告:500万円程度

TikTokで動画広告を出稿するには数百〜数千万円のコストがかかります。出稿本数が増えるほど費用がかかるため、しっかりとマーケティングすることが大切です。

低予算で考えている場合は、少額から広告出稿が可能な「運用型広告」も検討してみてください。予算に合わせて設定ができ、詳細なターゲティングも可能です。失敗するリスクを最小限にするために、運用型広告から試験的な運用を始めることも1つの手でしょう。

TikTok動画広告で商品紹介する時のポイント

TikTokは商品紹介動画を流すのに適したSNSですが、ただ出稿すれば効果を最大化できるわけではありません。ユーザーが手軽に動画を投稿でき、若年層の利用者が多い特徴を理解しながら、商品紹介の動画作成が大切です。

では、TikTokで広告を出稿する際は何に気をつければ良いのでしょうか。ここでは、TikTok動画広告で商品紹介する時のポイントを3つ解説します。最大限の成果を出すためにも、ポイントをしっかりと押さえておいてください。

縦長のクリエイティブにする

TikTokは他の動画共有サービスで主流の横長比率の動画ではなく、スマホの画面に合わせた縦長比率の動画を全画面で再生できます。この特徴を最大限に活かすためにも、縦長のクリエイティブを作成しましょう。TikTok動画広告は横型と正方形にも対応していますが、上下に余白が生まれてしまい、広告のインパクトがなくなるのが問題点です。

TikTok公式も縦長のクリエイティブを推奨しています。横型画面の動画を縦型に無料で編集するサービスをプラスしたパッケージプランを用意しているほどです。

しっかりとコンバージョンにつなげるのであれば、TikTokでは縦型広告の制作を徹底してください。自社での編集が難しい場合は、制作会社に依頼してみることも1つの手段です。広告を制作するというよりも、TikTokの動画を作る感覚を持って挑みましょう。

最初の3秒でユーザーにインパクトを伝える

TikTokでは、ユーザーが一つひとつの動画をすべて視聴するわけではありません。スクロールすることで簡単に次の動画へスキップができます。「もっと見たい」と興味を持ってもらうためには、動画のインパクトが必要です。

人の第一印象が3秒で決まるといわれるように、動画もユーザーの興味を引けるかどうかは最初の3秒が鍵を握ります。TikTokが実施した調査の結果を見てみましょう。

3秒以内に商品紹介なし 3秒以内に商品紹介あり
購入・利用意向 9.5% 34%
広告認知 57% 47%
ブランド認知 28% 13%

TikTok動画広告から商品の購入につなげるなら、冒頭の3秒以内に商品紹介をすることが重要です。一方で、広告やブランド認知拡大を目的とする場合は、商品は先に出さないほうが良いことがわかります。

出典:TikTok for Business「TikTok For Business初のクリエイティブリサーチ 高い広告効果を生む、4つの法則とは!?

広告のエンゲージを高める企画・設計をする

広告のエンゲージを高めることも、TikTokで商品紹介をするうえで大切です。たとえば、SNSで人気のあるインフルエンサーの起用は大きな効果が期待できます。

SHIBUYA109 lab.がZ世代を対象に実施した調査では、約60%が「インフルエンサーの紹介商品の購入経験がある」という結果になりました。フォロワーが多く影響力の大きいインフルエンサーですが、人気だからという理由だけで起用するのは注意が必要です。

インフルエンサーの効果を最大化するための選び方を確認しましょう。

・フォロワー層とターゲット層が合っている
・インフルエンサーの投稿が商品と同じジャンル

ただインフルエンサーを起用するだけでなく、動画広告のクオリティも担保しましょう。自社でTikTok動画の制作も可能ですが、効果を最大化するなら制作会社への依頼も検討してみてください。TikTokの利用ユーザーやターゲットに合わせた動画広告を制作できます。

出典:株式会社SHIBUYA109エンタテイメント「Z世代のSNSによる消費行動に関する意識調査

まとめ

TikTok動画広告にはさまざまな種類があり、商品紹介の効果を高められます。10〜20代の若い世代を中心に幅広い年代のユーザー増加が著しく、市場拡大が期待できるのが特徴です。マーケティング戦略の1つとして、TikTok動画広告の活用を検討してみましょう。特に、若い世代をターゲットに設定する商品やサービスを提供する企業が多いですが、動画の企画から制作までターゲットに向けた訴求ができれば、年代問わず企業戦略に活用できます。

TikTokで商品紹介を行う際は、確かなビジネス戦略が求められます。出稿する動画広告は縦長のクリエイティブでインパクトを残す内容を意識してみてください。広告効果の最大化を狙うのであれば、インフルエンサーの起用も1つの方法です。実際に他社がどのような広告を出しているのか参考にしながら、動画を制作してみましょう。

crevoAdmin

企業がFacebookで商品紹介するメリットとデメリットは? 動画の成功事例も紹介!

2 years 10ヶ月 ago

心を掴む

日本国内で広く普及しているFacebookは、利用者数がトップクラスのSNSです。商品紹介や商品紹介動画に適したプラットフォームとして注目されています。

ただ、Facebook以外にもさまざまなSNSツールもあります。Facebookで商品を紹介するメリットを把握しきれていない方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、企業がFacebookを利用するにあたって押さえておきたい前提知識やFacebookで商品紹介をするメリット、運用におけるデメリットなどを解説します。

Facebook商品紹介動画の成功事例も紹介しているので、動画制作の参考にしてみてください。

企業がFacebookで商品紹介するときの前提知識

商品をFacebookで紹介したり、商品紹介動画をFacebookにアップしたりすることを検討している企業担当者の方もいるでしょう。

ただ、FacebookはほかのSNSと使い勝手が異なる部分があるため、人によっては混乱してしまうかもしれません。またFacebook以外で商品を紹介したほうが効果的かもしれないと迷ってしまうこともあります。

今から、Facebookで商品を紹介するときの前提知識として、Facebookページの概要やFacebookとほかのSNSとの違いについて解説します。

Facebookページとは

Facebookには、個人のアカウントとは別に企業が開設できるビジネスアカウント
があります。企業がユーザーと交流したり情報発信をしたりするために運営する専用ページです。

商品やサービス、ブランドをアピールする場として活用できるので、顧客にアプローチする手段としても効果的です。Facebookページには動画を投稿することができます。商品紹介動画をアップする場面でも役立つでしょう。

ページに「いいね!」をした方やページをフォローした方は、フィードを通じてページの最新情報を確認できる仕組みです。

Facebookの作成手順はシンプルです。開設ページに移動して「ページ名」「カテゴリ」を入力して「ページを作成」をクリックします。自己紹介やプロフィール写真などを追加してページをカスタマイズできます。

商品紹介の拠点として開設を検討してみてください。

参考:
Facebookページで動画を投稿または編集する(Meta)
ページを作成(Meta)

ほかのSNSとFacebookページの違い

Facebookのほかに有名なSNSとしてあげられるのがInstagram、Twitterです。

総務省の令和4年版の情報通信白書によると、2022年1月時点における各SNSの月間アクティブユーザー数は下記の通りです。

SNSの種類 月間アクティブユーザー数(百万人)
Facebook 2,910
Instagram 1,478
Twitter 436

参考:情報通信白書 令和4年版(総務省)

Facebookが最もアクティブユーザー数が多いとわかります。よりたくさんの人々と交流を深められるので、商品を知ってもらえるチャンスが多いです。

また、FacebookとInstagram、Twitterは投稿が届く範囲も異なります。

各SNSで投稿が届く範囲は下記の通りです。

SNSの種類 投稿が届く範囲
Facebook 友達・友達の友達まで
※Facebookページの場合はページファンに届く
Instagram フォロワーだけに届く
Twitter リツイートによって全く知らない人にまで届く

投稿が届く範囲はTwitterが最も広く、商品の存在を素早く広範囲に伝えたい場合はTwitterの利用が効果的だとわかります。

各SNSの強みを理解して、商品の紹介や動画の公開に使うプラットフォームを検討しましょう。

企業がFacebookで商品紹介をするメリット

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Facebookには商品紹介をするうえで便利な機能や特性があります。

メリットを把握しておけば、Facebookを商品紹介に活用するイメージも湧きやすくなるでしょう。

企業がFacebookで商品紹介をするメリットは下記のとおりです。

・低コストでの運用が可能
・販売する商品(アイテム)の情報を保持して管理できる
・他のSNSと比べて炎上しにくい
・直接コミュニケーションがとれる

引き続きそれぞれのメリットを解説します。

低コストでの運用が可能

FacebookページはFacebookアカウントを保有して入れば、無料で作成して運営できます。

広告費を節約できるので、広告予算やマーケティング予算が限られている企業でも、商品紹介の手段として検討しやすいです。

広告費を抑える分、動画制作にコストをかけやすくなるため、商品紹介動画の質も高めやすくなります。

投稿や運用管理の人件費さえ抑えることができれば、低コストで商品紹介動画の活用が可能です。

販売する商品(アイテム)の情報を保持して管理できる

FacebookにはFacebookカタログという機能があります。Facebookカタログは、宣伝したい商品の情報を保持して管理できる機能です。

たとえばタイトルや画像・説明・価格・バリエーションといった情報を追加して管理できます。商品のアップロードは1点ずつだけでなく、一括で行うことも可能です。

カタログで管理している商品をセットにまとめて、広告用に配信する商品グループを作成することもできます。

Facebookカタログで商品情報を管理すれば、Facebookの利用者をスムーズに購入ページへ遷移させられます。商品の認知から購買までのプロセスで離脱するリスクを減らしやすくななるでしょう。

他のSNSと比べて炎上しにくい

TwitterのようなSNSでは、アカウント名を実名にする必要がないので、匿名性が高いです。匿名性が高いSNSだと、見バレするリスクを気にせず利用できるため、コメントが攻撃的になりやすいです。

Facebookではアカウントの名前を実名で登録しなければなりません。ログイン時に実名の確認を求めるメッセージが表示される場合もあり、その場合は確認が完了するまで一部の機能にアクセスできなくなることもあります。

このように実名登録を厳格に維持するサービスなので、コメントの発信に責任が求められやすく、ほかのSNSと比べて炎上しにくいです。商品紹介動画を公開するときのリスクも減らせるでしょう。

参考:Facebookでの名前(Meta)

直接コミュニケーションがとれる

Facebookページでは、企業が発信した情報に対してユーザーがコメントを返してくれます。商品を宣伝したときの反応を直接把握できるので、その後の広告戦略を検討するのに役立ちます。

またコメントを確認したあとに、直接メッセージを投稿してユーザーとコミュニケーションを交わすことも可能です。

商品を紹介する過程で、ユーザーと適切にコミュニケーションを交わしていけば、ブランドへの愛着を深めてもらいやすくなります。

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商品説明・紹介の動画制作・映像制作

企業がFacebookを運用するデメリット

ここまで企業がFacebookで商品紹介をするメリットをお伝えしましたが、運用面に関するデメリットもあります。

商品紹介で失敗しないように、運用を始める前にデメリットを把握しておきましょう。

企業がFacebookを運用するデメリットは下記のとおりです。

・継続的な運用体制ができない
・頻繁なアップデートへの対応が追い付かない
・若年層向けの情報発信には向いていない

それぞれのデメリットを解説します。

継続的な運用体制ができない

Facebookが商品紹介に便利な環境であったとしても、企業に継続的な運用体制が整備されていなければ、メリットを活かせません。

たとえば運用担当者が異動や退社をしたことで運用が滞ってしまうことがあります。仮に異動や退社に備えて、複数人が運用する体制にしていても、明確なルールを定めていないと、投稿・返信の方向性がブレる恐れがあります。

また投稿頻度も決めておかなければ、ほかの業務で忙しいとき、投稿がおろそかになってしまいがちです。そのほかリソースが不足したり、効果が出なくてすぐに更新を辞めてしまったりする場面も想定されます。

ページが放置されてしまえば、商品に興味を持っていたユーザーが徐々に離れてしまいます。

Facebookで商品を紹介するときは、中長期的な目標を設定したうえで、継続的に運用できる体制を整備しておきましょう。

頻繁なアップデートへの対応が追い付かない

Facebookでは既存機能のアップデート・新機能の追加などによって、Facebookページの改良を常に進めています。

たとえば、2020年5月にはFacebookショップの機能が追加されました。Facebookショップは、カスタマイズできるオンラインショップを無料で作成して、Facebook社のアプリで公開できる機能です。

利用者は企業のFacebookページからFacebookショップにアクセスでき、興味のある商品を保存したり注文できたりします。店員に声をかけるように質問をしたりサポートを受けたりすることも可能です。

社内のリソースが不足してしまうと、このようなアップデートへの対応が追いつかず、便利な機能を有効活用できません。

Facebookを利用するときは、商品紹介をスムーズに行えるようにするためにも、常に最新情報をキャッチアップしていく必要があります。

参考:
Facebookページの最新情報(Metaビジネスヘルプセンター)
Facebookショップを国内で提供開始、中小ビジネスのオンライン事業をサポート(Meta)

若年層向けの情報発信には向いていない

近年の動向を踏まえると、Facebookは若年層向けの情報発信に向いていないことがわかってきています。

米調査会社のピュー・リサーチ・センターがアメリカに住む13歳~17歳を対象にSNS利用率に関する調査を実施したところ、Facebookの利用率は2014年から2015年が71%であったのに対して、2022年には23%まで低下していることが判明しました。

対してYouTubeは95%、TikTokは67%と、上位を占めています。

若年層に向けて商品を紹介したいときは、YouTubeやTikTokを活用したほうがよいでしょう。

参考:米国で「Facebook離れ」 10代の利用率、8年で半減(日本経済新聞)

Facebook商品紹介動画の成功事例5選

Facebookで商品を紹介するときに効果的な手段が、商品紹介動画の活用です。テキストや画像を用いる手段と違って、商品の外観や利用方法などをわかりやすく伝えられます。また、BGMや効果音・アニメーション・3DCGなどを活用できるので、ユーザーの興味も引きやすいです。

しかもFacebookでは、投稿した商品紹介動画に対して「いいね!」「超いいね!」などの反応を得られるだけでなく、リアクションをした人の実名も確認できます。商品を購入してくれる可能性がある人を簡単に把握できるため、マーケティングの観点からも相性がよいです。

商品紹介動画をFacebookで活用するイメージが湧くように、ここからはFacebook商品紹介動画の成功事例を5つご紹介します。

開業サポートサービス「開業freee」

表現 モーションタイポグラフィー、アニメーション
用途・目的 商品紹介、広告(Facebook)
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 IT・通信

出典:Crevo制作実績

freee株式会社は、会計や人事労務、申告に関するシステム商品を提供している企業です。Crevo(クレボ)では開業サポートシステム「開業freee」のFacebook商品紹介動画を制作しました。

FacebookのSNSのタイムライン上で閲覧されることを想定し、無音環境でもひと目で注意を引けるような工夫をしています。

動画冒頭でターゲットへの投げかけをモーションタイポグラフィーで表現したり、特徴的なキャラクター・アイコンをアニメーションで表現しています。

「節税効果の高い青色申告ができること」「屋号で銀行口座を作れること」など、開業届を出すメリットを素早く把握できる動画です。

制度紹介動画「日経育英奨学制度」

表現 アニメーション
用途・目的 商品紹介、広告(Facebook、Twitterなど)
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 出版・メディア

出典:Crevo制作実績

日本経済新聞社は、新聞事業をメインとして、雑誌・書籍・映像事業などを展開している企業です。

Crevoでは、日本経済新聞社が提供する奨学金制度のFacebook商品紹介動画を制作しました。

制度は無形の存在であることから視認できません。しかし動画では、キャラクター同士のコミカルなやり取りを通して、目には見えない制度を商品のように紹介しています。

冒頭から「東京の大学に行きたいけれどお金に困っている」という学生を登場させることで、制度を必要とする人が気になるような表現になっています。

「NO利息!返済免除!!」など、重要なポイントは大きめの文字でアピールしています。

動画の終盤では、検索ボックスに「日経育英奨学制度」の文字を入力するシーンを映すことで、自分でも検索してみたくなるように工夫した動画です。

【台湾語】訪日旅行者向け旅行プランニングサービス「BINDAN」

表現 アニメーション
用途・目的 商品紹介、広告(Facebook)
費用レンジ 50〜99万円
長さ・尺 30秒〜60秒
業種 旅行・サービス

出典:Crevo制作実績

ネットムーブ株式会社は、コミュニケーションサービスやセキュリティ認証サービス・決済ソリューションサービスなどを手がけている企業です。

Crevoでは、訪日旅行者向け旅行プランニングシステム「BINDAN」のFacebook商品紹介動画を制作しました。

間違いやすいシステム名称なので、名称を間違えてカップルがケンカするシーンを取り入れ、視聴者に正しい名称を覚えてもらえる構成にしています。

Facebookでシェアされやすいように、コミカルなストーリーに仕上がっています。システムの画面もゆっくり見渡すような形で取り入れ、利用イメージも湧きやすくなっています。

転職支援サービス「ミドルの転職」

表現 アニメーション
用途・目的 商品紹介、広告(Facebook)
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 〜15秒以内
業種 人材・教育・医療

出典:Crevo制作実績

エン・ジャパン株式会社は、転職支援事業を行っている企業です。

Crevoではミドルクラスを対象とした転職支援システム「ミドルの転職」のFacebook商品紹介動画を制作しました。

Facebookを利用する方が、音がない環境でも理解できるよう文字による訴求を多用しています。

冒頭では「30代・40代の方に朗報!」というメッセージでターゲットに興味を持たせ、ビジネスマンが階段を登るシーンを映して、転職でステップアップできるイメージが湧くように工夫しています。

採用サイト制作支援ツール「エンゲージ」

表現 アニメーション
用途・目的 商品紹介、広告(Facebook)
費用レンジ 〜49万円
長さ・尺 〜15秒以内
業種 人材・教育・医療

出典:Crevo制作実績

Crevoではエン・ジャパンが提供する採用支援ツール「engage(エンゲージ)」のFacebook商品紹介動画も制作しました。

バンパー広告のため、6秒という限られた時間で商品を紹介する必要があり、採用ホームページが無料で作れることをシンプルに横文字で伝えています。無料であることを強調するために「¥0」という文字を大きく表示しました。

スマートフォンのイラストを取り入れて携帯に対応していることもアピールしています。

まとめ

今回は、企業がFacebookで商品紹介するメリット・デメリットや動画の成功事例をご紹介しました。

Facebookは、月間アクティブユーザーがほかのSNSよりも多く、よりたくさんの人々と交流を深めながら商品を紹介できます。

企業用のページは無料で作成・運営できるので、低コストで商品紹介をスタートできるのが魅力です。商品動画を公開してユーザーからのリアクションを知ることもできます。

ただ、Facebookは若年層の利用離れが進んできており、若者に商品紹介をするのには不向きになってきました。

Facebookのメリット・デメリットを理解したうえで商品紹介に活用しましょう。

crevoAdmin
確認済み
4 時間 52 分 ago
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