ネットショップ担当者フォーラム

「フリマ・ネットオークション」は34%が利用経験あり、「トラブル経験あり」は22.6%

2 years 5ヶ月 ago

MMDLaboが運営するMMD研究所とTRUSTDOCKが実施した「オンライン上での個人間取引サービスに関する調査」によると、オンライン上での個人間取引サービス利用経験上位は、「フリマ・ネットオークション」「ハンドメイド売買」だった。予備調査は20歳~69歳の男女1万人、期間は2024年2月9日~2月13日。

オンライン上の個人間取引サービス利用経験トップは「フリマ・ネットオークション」

調査対象者にオンライン上での個人間取引サービスの認知~利用状況について聞いたところ、「現在利用している(複数回利用している)」と「過去1~2回利用したことがある」を合わせた利用経験は、「フリマ・ネットオークション」(34.4%)が最多。次いで「ハンドメイド売買」(6.8%)「スキルシェア・クラウドソーシング」(4.9%)だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスの認知~利用状況
オンライン上での個人間取引サービスの認知~利用状況(n=10000、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

サービス利用時に重視したこと上位は「価格」「使いやすさ」「取引実績」

「オンライン上での個人間取引サービスを利用したことがある」と回答したユーザーに、サービス利用時に重視したことを聞いたところ、最多は「提示された価格」(43.5%)で、次いで「サービスの使いやすさ」(43.3%)「取引実績」(39.5%)だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用して取引を行う際に重視したこと
オンライン上での個人間取引サービスを利用して取引を行う際に重視したこと
(n=3796/複数回答可、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

サービスでのトラブル経験は22.6%

サービス利用時のトラブル経験について聞いたところ、「トラブルを経験したことがある」が22.6%、「トラブルを経験したことはない」は67.8%だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用した際のトラブル経験
オンライン上での個人間取引サービスを利用した際のトラブル経験
(n=3796、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

経験したトラブル最多は「商品・サービスに不備・不良があった」

トラブルを経験したことがあるユーザーに、経験したトラブルを聞いた。「商品やサービスに不備・不良があった」が42.6%で最も多く、「取引相手とのやり取りに不満を感じた」が38.0%、「取引相手からクレームや低評価を付けられた」が32.0%で続いた。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用した際に経験したトラブル
オンライン上での個人間取引サービスを利用した際に経験したトラブル
(n=859/複数回答可、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

取引相手の本人確認状況、約半数が「影響する」。「運転免許証」での実施が最多

オンライン上での個人間取引サービスを現在利用している500人を抽出し、取引相手の本人確認状況が取引に影響するかどうかを聞いた。「影響する」と「やや影響する」を合わせて「影響する」と回答した人は51.2%だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用する際に取引相手の本人確認状況による取引への影響
オンライン上での個人間取引サービス利用時に取引相手の本人確認状況による取引への影響
(n=500、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

45.0%が「本人確認を実施」。利用したことがある身分証明書は「運転免許証」がトップ

サービス利用時に本人確認を行ったかどうかを聞いたところ、「行った」が45.0%、「行っていない」が44.2%だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用する際の本人確認状況
オンライン上での個人間取引サービス利用時の本人確認状況(n=500、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)

「本人確認を行った」と回答したユーザーに、本人確認に利用したことのある身分証明書を聞いたところ、トップは「運転免許証」(46.2%)で、次いで「マイナンバーカード」(44.4%)「健康保険証」(10.2%)だった。

MMD研究所 オンライン上での個人間取引サービスに関する調査 オンライン上での個人間取引サービスを利用する際の本人確認に利用したことのある身分証明書
オンライン上での個人間取引サービスを利用する際の本人確認に利用したことのある身分証明書
(n=225/複数回答可、出典:MMD研究所×TRUSTDOCK)
調査実施概要
藤田遥

ECの返品対応はどうすれば良い? 返品の流れ、理由ごとの対応、返品率を下げる方法などを解説 | E-Commerce Magazine Powered by futureshop

2 years 5ヶ月 ago
EC運営で重要な返品対応。どのような流れで行うの? 返品ポリシーとは? 返送料はどうすれば良い? などを解説。返品フローを見直したい人も必見です

「自社ECの返品対応フローを見直して改善したい」「自社ECの返品率と平均値を比べて、必要な対策を講じたい」といった悩みは、ECサイトを運営する企業の担当者に起きがちです。

本記事では「ECの返品対応の流れ」と「返品率を下げる方法」を中心に解説します。記事を読めば、返品を減らす具体的な方法がわかりますので、ぜひお読みください。

ECにおける返品対応とは?

ECサイトにおける返品対応とは、消費者が購入商品を返品する際にEC事業者が行う一連の対応を指します。

ECサイトにおいて返品は、販売者側の「配送ミス」や、消費者側の「注文する商品を間違えた」「イメージと異なる商品だった」などの理由により、対応が必要になるケースがあります。

また返品プロセスに関して不便を感じた消費者の33%が「今後そのストアで買い物しない」と答えている一方で、返品に満足した消費者のうち、96%が再度そのストアで買い物する意思を固めています

そのため、返品の利便性を向上させることで「リピート率アップ」が期待できます

ECの返品対応の流れ

ECにおいて返品対応を行う際、対応フローを整理しておくと業務の効率化・迅速な対応につながります。

返品対応の流れは次のとおりです。

  1. 返品受付する
  2. お詫びをする
  3. 返品商品を返送してもらう
  4. 返品商品を受け取る
  5. 返金・商品交換の対応を行う

1.返品受付する

まず、ECサイトの「返品ページ」や「マイページ」「カスタマーセンター」などから返品を受け付けます。消費者から返品依頼が来たら、販売者は「商品の状態」「返品理由」「返品のルール」などを確認しましょう。

返品ルールは、返品ポリシーで「返品を受け付ける条件」や「返送料の負担」などを明示することで「消費者とのトラブル防止」や「スタッフ間の対応統一」などが可能となります。スムーズな返品対応を実現するため、事前に返品ポリシーを規定しておきましょう。

2.お詫びをする

返品を受け付けると判断したら、次は消費者に対してお詫びの連絡をします。

商品の「発送ミス」「初期不良」「破損」などが原因で返品依頼があった場合、消費者に対してのお詫びは必須です。「返品を受け付ける旨」「謝罪の言葉」「再発防止に努める旨」などを記載します。

消費者都合の場合、不快に感じた内容が返品理由に記載されていれば、その内容に対して謝罪の返答をします。また、返品する手間が生じたことに関してもお詫びしましょう。

いずれのケースでも「商品の返送方法」「送付先」「返送後の流れ」などの内容を詳しく伝えて、消費者の負担・不安軽減に努めましょう

3.返品商品を返送してもらう

メールに記載した方法をもとに、消費者に商品を返送してもらいます。このとき、必要に応じて「追跡番号」や「到着予定日」などの情報を消費者から共有してもらいましょう。

返送料の負担は、返品ポリシーで定めた内容に準じて対応します。そのため返送料に関しても、返品ポリシーに明記しておきましょう。

4.返品商品を受け取る

返品商品が到着したら、販売者側で商品の状態を確認します。検品したうえで不備内容がわかる状態にし、店舗・倉庫に返送しましょう。

返品された商品の状態がよい場合、検品後に倉庫で保管します。そして「定価で販売する」「価格を下げてセール商品として販売する」といった対応を行います。状態が悪く販売できない場合は破棄しましょう。

5.返金・商品交換の対応を行う

返品商品の状態が確認できたら、消費者に対して「返金」あるいは「交換商品の送付」といった対応を行います。

たとえばサイズを間違えて発送してしまった場合、正しいサイズの商品を消費者に送付するのが一般的です。しかし消費者によっては返金を求めるケースもあるため、要望に応じて対応しましょう。

なお、消費者の要望にすべて応える必要はなく、あくまでも返品ポリシーに準じて対応します。トラブル防止のために返品対応のルールを返品ポリシーに明記し、消費者・社内の双方に周知できるよう努めましょう。

ECの主な返品理由と対応策

ECにおいて、返品対応が必要になるケースは「消費者都合の場合」と「販売者都合の場合」があります。ここでは、それぞれの返品理由と対応策について解説します。

消費者都合の場合

消費者都合で返品される場合、以下の理由があげられます。

イメージと異なる商品だった

商品が消費者のイメージと異なった場合、返品を希望するケースがあります。たとえば「思っていたデザイン・カラーではなかった」「サイズが合わなかった」などです。

返品を受け付けないECサイトが多い一方で「購入から○日の間にカラー・サイズが理由で申し出た場合は返品可能」といった返品ポリシーを定めているECサイトもあります。

デザイン・カラーがイメージと異なる場合の返品を防ぐには「商品ページの画像を豊富に掲載する」「商品紹介に動画を活用する」「商品画像をできる限り実物に近づける」といった方法が有効です。商品ページから得られる情報を充実させれば、商品のイメージが描きやすくなります。

また、サイズが原因となる返品を防ぐには「詳細なサイズガイドの掲載」が効果的です。具体的には「商品の寸法」「素材の特徴」「着用方法」などを記載します。消費者がサイズ測定で参考にできる「測定方法」や「参考画像」の掲載も有効です。

商品ページの情報を充実させて、購入前後のギャップを可能な限り埋めましょう。

商品を間違えて注文した

「商品そのものを間違えて注文してしまった」「カラー・サイズを間違えた」といった理由で返品を希望するケースがあります。この場合、消費者が単に誤って注文した可能性がある一方で、ECサイトのわかりにくい表記が誤った注文を誘発しているケースもあります。

たとえば、1つの商品のカラーバリエーションごとに価格が異なる場合、カラーごとに価格を表示させなければ消費者の誤解を招く可能性があります。「カラー」と「価格」を連動させて表示することで、消費者は間違えずに商品を購入できます。

「間違えて商品を注文してしまった」といった理由で返品の申し出があった場合は、間違いにつながった可能性のある箇所を特定し、ECサイトの改善に役立てましょう。

購入後すぐに破損させてしまった

購入後すぐに消費者側が商品を破損させてしまった場合、返品を申し出るケースがあります。輸送中に破損した場合は販売者に非がある一方で、到着後に消費者が破損させた場合は消費者都合となります。

購入直後の破損を防ぐには、商品の「取り扱い方」や「利用方法」などの動画の公開が有効です。

たとえば、消費者が組み立て式の家具を購入した場合、組み立て中に破損してしまう可能性があります。このときテキストベースの説明書だけでなく、動画も活用して解説すれば、組み立て方法がより具体的に伝わります。

また、動画にアクセスできるQRコードを取扱説明書に記載すれば、消費者の手間も省けます。購入後の破損防止策を講じることで、返品への対応策になるだけでなく「顧客満足度の向上」にもつながります

販売者都合の場合

販売者都合で返品が起きてしまう場合、以下の理由があげられます。

注文と異なる商品が届いた

注文と異なる商品を配送してしまった場合、多くの場合は本来注文された商品の送付によって解決します。しかし、なかには返金対応を求められるケースもあるため、担当者によって対応方法に違いが出ないようにルールを規定・周知しておきましょう。

販売者側が配送先を誤る要因として、「注文の受付ミス」や「配送業者との連携不足」などがあげられます。

注文の受付ミスは「注文情報入力時の内容確認」が重要です。そもそも消費者が入力した情報が間違っている可能性もあるため「送り状発行ソフトに手入力する」「EC受注システムから情報をインポートする」といったいずれの場合も、エラーがないかの確認が必須となります。

また、配送業者との連携不足に関しては「配送状況の追跡システムの導入」が有効です。配送状況が随時確認できるうえに、災害時や繁忙期の遅延に関してもシステムから消費者に通知されます。配送状況の透明性が担保されるため「輸送中のトラブルに気付きやすくなる」「消費者に安心感を与えられる」といったメリットがあります。

初期不良・破損があった

商品に初期不良・破損があった場合、消費者から商品を返送してもらい「問題のない同一商品を再送する」あるいは「返金する」といった方法で対応しましょう。返品された商品は、検品して初期不良の箇所や破損箇所を特定します。

初期不良は、商品の生産時に問題が起きている可能性が高いです。メーカーに対して初期不良を報告し、返品対応を行いましょう。

また商品の破損は、輸送中に起こる可能性が高いです。販売者側では商品の梱包を丁寧に行って「取扱注意」と記載し、配送業者に注意を促しましょう

返品のルールは「返品ポリシー」で規定する

ECサイトにおける返品のルールは「返品ポリシー」で規定します。返品ポリシーとは、消費者が購入した商品を返品・交換する際のルールや条件を企業側が示したものです。

2020年4月の民法改正により「契約自由の原則」が規定されたため、各企業が定める返品ポリシーは法律より優先されることとなりました。このような背景から、返品・交換に関するトラブルを防ぐために返品ポリシーの重要度は増しています。

返品ポリシーに加えるべき項目

返品ポリシーは、商品の返品・交換に関する指針となるため、以下の項目を盛り込む必要があります。

  • 返品・交換が可能な条件
  • 返送料の負担
  • セール品の取り扱い
  • 返品に関する問い合わせの受付時間

返品・交換が可能な条件

ECサイトで購入した商品において、返品・交換が可能な条件を記載します。このとき「注文と異なる商品が届いた」などの「販売者都合の場合のみ」とするのか、「イメージと異なる商品だった」などの「消費者都合」も返品・交換を可能とするのかを明確にしましょう。

返品・交換が可能な場合の例として「商品到着後7日以内に返品・交換がリクエストされた」「試着のみ」「タグやラベルなどの付属品がそろっている」などがあげられます。

消費者都合の場合「開封した商品」や「使用した商品」も受け付けるかを具体的に定めましょう。

返送料の負担

返品時にかかる返送料に関しても、返品ポリシーに明示しましょう。送料を「消費者側」と「販売者側」のどちらが負担するのか、また金額に関しても規定します。

返送料の例として「返品時の送料は全額消費者負担」や「購入から14日以内の返品で送料無料」などがあげられます。

「送料無料キャンペーン」などで購入した商品を返品する場合、「返品後の合計金額がキャンペーンの条件を満たさない場合、返送料が追加で発生する」といったルールを定めているECサイトも存在します。

セール品の取り扱い

セール品や特売品の返品・交換の可否を明示しましょう。一般的にセール品・特売品の返品は認めないケースが多いため、可能とする場合は「可能な場合の条件」を規定すれば、消費者とのトラブルが回避できます。

返品に関する問い合わせの受付時間

返品に関する問い合わせ手段とともに「問い合わせに対応できる時間」を記載しましょう。たとえば「カスタマーサポートセンターの受付時間」や「夜間音声AIアシスタントの有無・受付時間」などです。

また、問い合わせへの対応に要する期間も明示しましょう。たとえば「5営業日以内」といった情報を記載することで、問い合わせ時の消費者の不安を軽減できます。

ECサイト運営で知っておきたい返品に関する法律

ECサイトを運営するにあたって「クーリング・オフ制度」や「法定返品権」といった返品に関連する法律の知識が必要です。トラブル防止のために必ず把握しておきましょう。

クーリング・オフ制度

「クーリング・オフ制度」は、契約の申し込みや締結をした場合でも、一定期間内であれば「申し込みの撤回」や「解除」が可能な制度です。

ただし、ECサイトは「特定商取引法」の「通信販売」に該当します。通信販売には「クーリング・オフ制度」を認める規定がないため、適用されません

法定返品権

「法定返品権」は、「特定商取引法」において規定されています。「商品の受け渡しなどを行った日」から8日間が経過するまで、消費者が理由なく一方的に契約を解除できる権利です。ただし、販売者が特約を広告に表示した場合は「返品に応じない」といった対応も制度上は可能です。

しかしブランド毀損につながりますので、特約があるにせよ、基本的には返品に応じましょう。

日本におけるECの返品率

日本におけるECの返品率は5~10%といわれています。ただし、商品や業界、ECサイトの規模によって返品率は変動します。

たとえばアパレル商品は、サイズやカラーの不一致が起きる可能性が高く、返品率が高くなる傾向があります。一方家電製品や家具などは、返品率が低いケースが多いです。

そのため、平均値を超えているからといって「自社ECが問題を抱えている」と捉えず、あくまでも目安として考えましょう(参考:J-STAGE「ネット通販における顧客体験としての返品処理の円滑化」)

返品率の計算方法

返品率は「返品数÷出荷数×100」の式で計算します。出荷数に関しては「実際に納品が完了した数量」と捉えます。

たとえば「注文数が200件」「キャンセルが20件」「返品数が10件」の場合は「10÷(200-20-8)×100=約5.8」となります。そのため、返品率は5.8%となります。

返品率を下げる方法

返品率を下げる方法は以下の4つです。

  1. 理解しやすい返品ポリシーにする
  2. 梱包を強化する
  3. カスタマーサービスの質を向上させる
  4. 商品ページの画像を充実させる

1.理解しやすい返品ポリシーにする

返品率を下げるには、消費者が理解しやすい返品ポリシーを規定しましょう。

2023年にRecustomerが実施した調査によると、ECサイト利用者のうち92.2%が「購入前に返品ポリシーを確認している」と答えました。また「返品ポリシーを見て購入をやめた経験がある」と答えたのは92.6%でした。

商品の購入前に「どのような条件を満たせば返品できるか」「返送料の負担が必要か」といった情報を消費者に把握してもらえれば、返品に関するリスクが低減できます。

消費者は「返品ポリシーに納得できなければ購入しない」といった選択も可能になるため、わかりやすい返品ポリシーにすることで返品率が下げられます

なおECサイトの売り上げを伸ばすには、返品ポリシーに消費者の意見を反映させる視点も重要です。「返品された商品」や「返品理由」をもとに柔軟に改善すれば、利用者数増加が期待できます。

2.梱包を強化する

返品率を下げるには、梱包の強化により商品の破損を防ぐ方法が有効です。梱包に問題がある場合、適切なサイズの梱包材が使えていない可能性があります。

また商品の特性に応じて、梱包材の種類を選ぶ必要があります。具体的には、ガラス製品の場合は「クッション性の高い梱包材」、書籍の場合は「耐水性のある梱包材」といった方法で、梱包材を選びます。

さらに、商品の種類によっては破損しやすいものがあります。たとえば「シャンプー容器」を梱包する場合、ノズル部分が破損しやすいため、十分な配慮が必要です。

ただし梱包を丁寧に行うほど「資材費」や「ロジスティック内の作業費」などが高額になります。そのため、返品率とコストのバランスを考慮しながら梱包の強化を進めましょう

3.カスタマーサービスの質を向上させる

カスタマーサービスの質の向上は、返品率の低下に貢献します。2023年にRecustomerが実施した調査によると、93.1%のECサイト利用者が「返品体験がよければ再度同じECサイトで買い物をしたい」と答えました。

また、よい返品体験の条件として「ECスタッフとのやりとり数の少なさ」と答えた人が35.3%でした。そのため、消費者は「丁寧で人間味のある対応」ではなく「少ないコミュニケーションでスピーディーな返品体験」を求めていることがわかります。

返品対応の効率化には「業務のマニュアル化」や「一部フローの自動化」が効果的です。スピードを意識しながら誠実に対応し「ロイヤリティの向上」や「リピート購入」につなげましょう。

4.商品ページの画像を充実させる

ECサイトでは商品を直接確認できないため、消費者は商品ページの画像をもとに購入の意思を固めます。そのため、商品ページの画像を充実させると返品が回避できます

たとえばアパレル商品の場合、以下のポイントを意識して画像を用意しましょう。

  • 商品の特徴が詳細までわかるか(材質・縫い目・裏地の有無など)
  • サイズ感がわかるか(着用しているモデルの身長を記載するなど)
  • 複数の角度から確認できるか(前後左右で確認できる画像など)
  • 色味は実物に近いか

上記を意識した画像を掲載すれば「注文時のイメージ」と「直接目にした感想」のギャップが埋められます。また商品の画像だけでなく、コーディネート画像も掲載すればさらにイメージがつかみやすくなります。注文前に商品に対する理解を深めてもらうために、バリエーション豊かな画像を掲載して返品の可能性を減らしましょう。

返品をCVR向上の施策として捉える方法も

返品対応を「CVR」や「ユーザビリティ」を向上させる施策として捉え、柔軟な返品ポリシーを設けるのも1つの方法です。

たとえば、アパレル・ファッションの場合「サイズ感を確認するために実際に着てみたい」といったニーズがあります。この場合「サイズが合わなかった場合に返品できるかどうか」は購買心理に大きく影響するため、返品時に「送料無料」にすることでCVRが向上します。

実際に返送料を無料にした事例では、あまり返品されずに「返品率が上がらなかった」というケースがあります。そのため「返送料無料」をはじめとした柔軟な返品ポリシーは、CVR・ユーザビリティ向上に貢献します。

まとめ

ECサイトにおいて消費者が返品する理由は多様です。しかし、理由に応じて対策すれば「返品率の低下」や「顧客満足度の向上」などにつながります。

本記事で紹介した返品対応の流れや理由ごとの対応方法を参考に、自社ECの返品対応業務を改善しましょう。

この記事はフューチャーショップのオウンドメディア『E-Commerce Magazine』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

E-Commerce Magazine

「Qoo10」がライブコマース専用スタジオを渋谷に開設。1回の配信で1億円を売り上げるケースも

2 years 5ヶ月 ago

「Qoo10」を運営するeBay Japanは2月28日、東京・渋谷区内にライブコマース専用の新スタジオ「Qoo10 Live Studio(キューテン ライブ スタジオ)」を開設した。初の常設ライブ配信スタジオで、今後はライブコマースを毎日配信。新ブランドや新商品の流行の発信地になることをめざす。

「Qoo10 Live Studio」内からのライブコマース配信
「Qoo10 Live Studio」内からのライブコマース配信

「Qoo10 Live Studio」ではライブ配信専用の機材を備え、カメラ操作などの常駐スタッフを配置、毎日の撮影・配信が可能な運営体制を整えている。「Qoo10」のアンバサダーを務めるインフルエンサーにも場所を提供。2階のポップアップスペースでは「Qoo10」出店者や新ブランド、新商品などを展示し紹介する。

「Qoo10 Live Studio」のフロア構成
「Qoo10 Live Studio」のフロア構成

「Qoo10 Live Studio」では、「Qoo10」販売店の商品、特にファッション商品の質の高いコンテンツは配信する。また、さまざまなブランドとのコラボレーションや、「Qoo10」ファンの多くのZ世代と直接交流できる場所にしていきたい。

メディア向けの発表会に登壇したeBay Japanのグ・ジャヒョン代表取締役 
メディア向け発表会に登壇したeBay Japanのグ・ジャヒョン代表取締役

スタジオの開設はライブコマースの事業規模が拡大しているため。eBay Japanは2021年9月に「Qoo10」でライブコマースの配信をスタート。「配信時間は延べ270時間にのぼる。ライブの配信時間だけで、売り上げが1億円を超えたケースもあった」(eBay Japan マーケティング本部 本部長 キム・ジェドン氏)

スタジオの役割は次の通り。

  • 「Qoo10 Live Shopping」ライブコマース専用スタジオ
    テーマ・ブランドごとに約1時間のライブコマースを配信。「Qoo10」販売事業者からの事前申込みを受け、配信スケジュールを決定する。
ライブコマース専用スタジオ(スタジオ1階)
ライブコマース専用スタジオ(スタジオ1階)
  • 「Qoo10」販売事業者の商品撮影の拠点
    スタジオ1階のプロダクションスペースを、「Qoo10」販売事業者に商品の撮影場所として提供する。商品を360度回転させながら撮影できる装置などを備えている。
プロダクションスペース(スタジオ1階)
プロダクションスペース(スタジオ1階)
  • インフルエンサーの撮影拠点
    スタジオ2階のポップアップスペースやミニスタジオを、「Qoo10」アンバサダーを務めるインフルエンサーに撮影場所として提供。その場でSNSにアップしたり、ライブ配信したりすることも可能とする。
ポップアップスペース(スタジオ2階)
ポップアップスペース(スタジオ2階)

2月28日の第1回ライブ配信のゲストとして登場した俳優の高橋ひかるさんは、メディア向け発表会で、次のようにライブコマース出演の意気込みなどを話した。

ライブショッピングは、実際に商品を見ているかのように商品の魅力を知ることができるサービス。「通販で購入した商品が自分のイメージと違った」といった失敗をしたことがあって通販が得意でない方でも、ライブショッピングを利用することで、通販が楽しいと思うきっかけになるのではないか。

女優の高橋ひかるさん(中央)
女優の高橋ひかるさん(中央)

施設概要

  • 名称:Qoo10 Live Studio
  • オープン:2024年2月28日(水)
  • 住所:渋谷市野ビル1F&2F(〒150-0041 東京都渋谷区神南1丁目11-1)
高野 真維

産直アプリ「ポケットマルシェ」の大型セール「ポケマル収穫祭」が3/1からスタート。最大1000円分の送料オフクーポンを配布

2 years 5ヶ月 ago

雨風太陽は3月1日(金)から、産直アプリ「ポケットマルシェ」で春の大型セール「ポケマル収穫祭」を開始した。

生産者支援や送料オフクーポン配布などを実施

ポケットマルシェ 産直アプリ ポケマル 雨風太陽 ポケマル収穫祭 春の大型セール
春の大型セール「ポケマル収穫祭」

セールでは3つの企画を実施する。各企画は次の通り。

最大1000円分の送料オフクーポンを配布する「お買い物応援キャンペーン」

購入条件を満たしたユーザーに、期間ごとに送料500円オフクーポンを1枚配布する。すべての購入条件を満たしたユーザーに計2回、最大1000円分の送料オフクーポンを配布する。条件および期間は次の通り。

  • 購入条件①:3月1日(金)~3月11日(月)の間に2回以上購入
  • 特典:3月12日(火)〜3月21日(木)に使える送料500円OFFクーポンを配布
  • 購入条件②:3月12日(火)〜3月21日(木)の間に2回以上購入
  • 特典:3月22日(金)〜3月31日(日)に使える送料500円OFFクーポンを配布

クーポンは単品商品にのみ適用され、予約商品、定期商品、ふるさと納税は購入条件対象外となる。

商品1点購入につき5円が生産者の支援金に

2024年3月1日(金)~3月31日(日)の期間中に購入した合計商品数×5円を、自然災害や気候変動が原因で生産活動に影響を受けた生産者の支援金として活用する。

「atone」利用で抽選200人に500ポイント贈呈

対象期間中に翌月払いサービス「atone」を利用したユーザーのうち、抽選で200人に500NPポイントを贈呈する。購入金額が多いほど当選確率が高くなる。対象期間は、2024年3月1日(金)~3月31日(日)。

ポケットマルシェ 産直アプリ ポケマル 雨風太陽 ポケマル収穫祭 春の大型セール atone
「atone」のNPポイント贈呈キャンペーンについて(画像は「ポケマル」のサイトからキャプチャ)
藤田遥

【コメ兵のOMO+EC戦略】取り寄せサービスをフックに顧客の定着化、LINE活用の1to1接客、外部モール強化 | 通販新聞ダイジェスト

2 years 5ヶ月 ago
コメ兵のEC売上高が好調に推移している。優良顧客のうち3割とLINEでコミュニケーションできる状態にあるなど、コメ兵ならではの成功要因と取り組みを解説する

ブランド品リユース大手のコメ兵は、通販サイト「KOMEHYO ONLINESTORE」で気になった商品を近くの実店舗で確認できる「取り寄せサービス」を軸に、EC関与売上高を伸ばしている。LINEを活用した1to1接客などにも注力しており、CRMやOMO施策を強化することで顧客の定着化とファン化につなげているようだ。同社のOMOおよびEC強化策について見ていく。

「取り寄せサービス」「リユース市場の追い風」が好調の要因に

取り寄せをフックに顧客定着化

同社は1点もののブランドリユース品を取り扱うため、基本的には各店舗にある商品を共通在庫として自社ECや、越境ECを含む外部ECモールでも販売している。

ハイブランドのバッグや財布、ダイヤモンドジュエリー、高級腕時計などの高額なリユース品を数多く展開するため、顧客がカタログ代わりにECで商品を選び、店舗で実物を確かめてから購入できる「取り寄せサービス」との相性が良い

同サービスを利用するユーザーの購入額はEC完結型の純粋な通販購入額を大きく上回ることや、強みである店頭での接客を行えることから、顧客が定着化しやすいというメリットもある。

店頭接客を受けてからの商品取り寄せは顧客が定着しやすい
店頭接客を受けてからの商品取り寄せは顧客が定着しやすい

「取り寄せサービス」は、自社EC売上高や外部ECモール売上高を含むEC関与売上高の過半数を占めるなど同社の武器になっている。

個人からの買取好調

ビジネスの源泉となる買取については、昨今の物価高に加えてサステナブルな価値観の広がりからリユース市場には追い風が吹いており、コメ兵は買取専門店の出店を強化中で、個人からの買取が好調だ。

ブランドのリユース品も大半の商品が値上がりしているため、実店舗で商品を確かめたいユーザーや、店頭でプロの接客や提案を受けたいニーズが引き続き強い

売上高は前期実績を大きく上回る見込み

客数が増えていることなどから、コメ兵の今第3四半期(2023年10~12月)のEC関与売上高は前年同期比34.1%増の34億6700万円となり、四半期の売上高としては過去最高を更新。第3四半期累計(2023年4~12月)のEC関与売上高は同25.7%増の91億7100万円で、通期では前期(2023年3月期)実績の約100億円を大きく上回る勢いだ。

足もとでは、実店舗における訪日外国人の売上高比率が上昇していることで、小売売上高に占めるEC関与率は4割弱に弱含んでいるものの、国内のユーザーに限るとEC関与率は40%台後半と高い水準を維持しているようだ。

同社は積極的な店舗出店により、「取り寄せサービス」に対する練度の高い販売員が不足しがちな時期もあったが、「今期は改めて取り寄せサービスに重点を置き、オペレーションの精度向上に努めている」(甲斐真司営業本部WEB事業部長)という。

オンラインでも1対1の接客を意識

コメ兵のEC関与売上高が好調な理由は、外部環境がプラスに向いていることや、「取り寄せサービス」が機能している点に加え、コロナ禍直後にスタートした全社横断型の「OMOプロジェクト」の進化も見逃せない。

当該プロジェクトでは、新しい時代の顧客行動に合わせた営業スタイルへの変革をめざして、LINE接客の強化やコンタクトセンターの設置、中国向けライブコマースの推進を掲げた。

オンライン上でも店頭同等の接客をめざす
オンライン上でも店頭同等の接客をめざす

優良会員の3割とやりとり。LINE接客がCVR改善に効果

LINE接客は、実店舗のスタッフが接客専用のスマートフォンを持ち、商品購入後のフォローや顧客の好みに合わせた入荷案内などを店頭顧客と直接、LINE上で1to1のコミュニケーションをとっている。

LINE上での顧客とのやり取りのイメージ
LINE上での顧客とのやり取りのイメージ

顔なじみの顧客と常に接点を持てるLINE接客は、コロナ禍の店舗休業中などはもちろん、頻繁には来店できないユーザーに対しても情報発信や提案ができるため、既存顧客の離脱を防ぎ、来店やコンバージョン率の改善に寄与している。

1to1接客に使用する社用スマートフォンの台数は昨年10月末時点で325台まで拡大。1年前と比べて40台程度増えた。コメ兵では接客技術の高いスタッフからLINE接客をスタートし、接客事例やノウハウを共有しながら対象スタッフ数を拡充するとともに、LINE接客の精度を高めてきた

現状、優良会員の約3割がLINEでコミュニケーションをとれる状態にあるという。

LINE接客を強化するのに当たっては、ビジネス版の「LINEワークス」に切り替えたことで、各店のアクション状況が確認でき、店舗単位やスタッフ単位で運用設計するのにも役立っているという。

また、同社では、ユーザーがLINEアカウントを利用して会員登録ができる「LINEログイン」も導入。店頭で多項目のフォームに入力してもらう手間を省くほか、CRM強化を進める上で不可欠なデジタル会員化が図れることから、積極的に取り組む考え

チャットは100%有人

コンタクトセンターについては、2020年8月にECの一機能として設置した。高額商品が多いため、非対面のECでも安心して買い物ができるよう、電話やチャットを通じて商品やサイトの操作方法に対する問い合わせなどに対応する。

同社は年配の顧客も多いため、電話で注文できる「電話注文」のサービスを自社ECで展開。サイト上では「スタッフとの会話で安心な電話注文」と目立つように表示している。

チャットについても100%有人で内製化しており、商品に対する問い合わせにただ返答するだけでなく、「取り寄せサービス」があることも伝えているという。

「チャットは短い時間で返答できないとお客さまの満足度が下がる危険がある」(甲斐事業部長)とし、現状では名古屋本店や新宿店などの売り場に問い合わせ担当のスタッフがおり、問い合わせが入ると当該スタッフが対応することで返答までの時間短縮につなげるなど、店舗の力を借りてチャットサービスを展開している。

今後は、チャット対応のリソースの拡充を進めるとともに、買取の問い合わせも受けられるようにしていきたい意向だ。

中国向けライブコマースの訴求は法人向け

中国向けのライブコマースについては当初、中国人のインフルエンサーを実店舗に呼び、ライブ配信しながら店頭の商品を販売していたが、実店舗の顧客を大事にする方針から2022年5月にライブコマース用の拠点を開設。店頭からのライブ配信をはやめた。同時に、ライブコマースで販売する商品も業者向けのリユース品を販売する形に変更した。

現状、BtoB向けが得意な中国人ライバーを中心に起用し、法人向けを軸にしたライブコマースを展開。コメ兵は場所と商品を用意し、各ライバーが中国のプラットフォームを利用してライブ配信する形で、ライブコマースの規模感はそこまで大きくはないが、計画通りで推移しているという。

モール展開を強化

今下期(2023年10月~2024年3月)は、自社ECの使い勝手改善や越境ECを含めた外部モールへの展開を強化している。

リユース市場に追い風が吹くなか、コメ兵の自社ECは新規客の流入が多いものの、コンバージョン率が低いことが課題だ。同社では自社ECのナビゲーションやUI・UXの改善を図る考えで、今期中に高機能な検索エンジンにリプレイスする予定だ。

ECチャネルは掲載商品数が5万点近くと膨大で、ユーザーが望んでいる商品にたどり着けていないと見ており、キーワード検索の強化や入力フォームの最適化を図るなど、誰でも使いやすいサイトをめざす

「当社は高単価の商品が多いので、コンバージョン率を改善できれば売り上げの大幅伸長が見込める」(甲斐事業部長)とし、ユーザーのノイズになる商品が表示されないようにして、欲しい商品にたどり着きやすくする。

加えて、自社ECのマイページの改修にも継続的に取り組む。同社では店頭買取の来店予約をマイページ上でできるようにしており、利用者が増えているほか、来店予約したユーザーの買取契約率は高いという。これまで、当日の来店予約は電話予約だけだったが、当日でもオンラインで申し込めるようにした

販路拡大は越境ECを強化

一方、販路の拡大に向けては越境ECを強化する。同社では欧米や東南アジア向けはチャンスがあると見ている。現在は「eBay(イーベイ)」を中心に展開。越境EC売上高は前年を大きく上回っており、為替相場の影響を受けるものの、「まだまだ伸ばせる」(甲斐事業部長)とする。

以前から高級時計専門のオンラインマーケットプレイス「Chrono(クロノ)24」も活用しているが、これらに加えて、新たにリユース品の越境ECプラットフォームへの出店準備を進めているという。

昨年10月下旬には自社ECに多言語化ツールを導入し、多言語での商品販売と商品情報の提供を始めた。インバウンドユーザーと日本在住の外国人への販売強化を目的に英語と中国語からスタート。将来的には外国語でも通販や「取り寄せサービス」に対応できるようにしたい考え。

また、昨年11月下旬には、スマホひとつで誰でもネットショップを開設できるECプラットフォーム「メルカリShops」に出店。幅広い消費者への認知拡大をめざした施策で、とくにメルカリユーザーは若い世代の構成比が高いため、コメ兵がこれまで取り込めていない顧客層にリーチしていく。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
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※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

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通販新聞

「ロコンド」のジェイドグループがマガシークを買収、取扱高600億円のファッションECグループを形成

2 years 5ヶ月 ago

靴や衣料品の通販サイト「LOCONDO.jp(ロコンド)」を運営するジェイドグループは2月29日、ファッションECを展開しているマガシークの株式を取得し子会社化すると発表した。

マガシークの株主であるNTTドコモから75%、伊藤忠商事から株式3%を合計33億2600万円で取得する。株式譲渡実行日はNTTドコモが3月1日付、伊藤忠商事は同3月6日付の予定。なお、伊藤忠商事は22%の株式を継続保有する。

マガシークの2023年3月期業績は、売上高が前期比2.2%減の76億8800万円、営業利益は同78.3%減の5300万円、経常利益は同92.2%減の1800万円、当期純利益は0円。

靴や衣料品の通販サイト「LOCONDO.jp(ロコンド)」を運営するジェイドグループは2月29日、ファッションECを展開しているマガシークの株式を取得し子会社化すると発表した
マガシークが運営するECサイト(画像は「MAGASEEK」から編集部がキャプチャ)

マガシークの子会社化によって、ジェイドグループの概算取扱高は現状の約300億円から600億円に倍増。2030年度までの長期ビジョン「取扱高1000億円」の水準に近づく。

また、ジェイドグループはNTTドコモと業務提携を締結、マガシークを含めた3社でドコモユーザー向けのファッションECサイト「d fashion」を運営支援する。今後、ジェイドグループとマガシークが、「d fashion」のサイト開発や運営、物流機能、マーケティング業務を提供する。

マガシークは現在、伊藤忠商事に関わるブランド群のECソリューションを運営支援しているが、その業務提携も継続。マガシークにおける伊藤忠商事との既存業務提携を通じて、ジェイドグループもNTTドコモ、伊藤忠商事と業務提携を始めることになる。

ジェイドグループはマガシークの株式取得により、次のようなシナジー効果を期待している。

  • 「LOCONDO.jp」とマガシークが運営するECサイト「MAGASEEK」「d fashion」の物流やITインフラを共通化し、品ぞろえを拡充
  • 各事業における顧客を取り込み、グループ全体のユーザー層基盤を拡大
  • ECソリューション事業を提供しているブランドに対し、ジェイドグループのIT・物流内製化プラットフォームによって、高品質かつ低コストのサービスを提供
  • 人・物・金の戦略的なポートフォリオを運営することで、グループ全体の成長戦略を加速
松原 沙甫

日本郵政とJR東日本が連携、鉄道+郵便の車両輸送など物流コラボや地域事業創造など

2 years 5ヶ月 ago

日本郵政と日本郵便、東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月21日、労働者の不足や地域コミュニティーの強化、持続可能な物流の実現など「社会課題の解決に向けた連携強化」に関する協定を締結したと発表した。

「郵便局・駅の地域コミュニティ拠点化」「持続可能な物流の実現」「アセット連携による共創型まちづくり」「地域産業振興と新たな地域事業創造」「デジタル化による地域の暮らし支援」を“5本柱”と位置付け、強力に連携を推進するという。

日本郵政と日本郵便、東日本旅客鉄道(JR東日本)は2月21日、労働者の不足や地域コミュニティーの強化、持続可能な物流の実現など「社会課題の解決に向けた連携強化」に関する協定を締結
連携内容について

郵便局・駅の地域コミュニティ拠点化 

郵便局とJRの駅の拠点性を高め、地域のコミュニティー拠点をめざす。2024年度にJR内房線安房勝山駅、JR宇都宮線蒲須坂駅、2025年度にはJR外房線の鵜原駅において、駅と郵便局を一体運営。郵便局・駅では、日本郵便とJR東日本の取り扱い商材、地域住民が利用できるラウンジ、行政窓口機能の導入など、地域ニーズに応じたサービスの提供を検討する。

JR外房線・鵜原駅のイメージ
JR外房線・鵜原駅のイメージ

持続可能な物流の実現 

2024年中をめどに、駅の多機能ロッカー「マルチエキューブ」に日本郵便の宅配便サービス「ゆうパック」の受け取りサービスを導入し、宅配便再配達による負荷の低減を図る。日本郵便とJR東日本による鉄道車両と郵便車両を組み合わせるなど、輸送の省力化や環境負荷の低減をめざした取り組みも検討する。将来的にはJR東日本路線における貨客混載など、新たな物流の実現を計画している。

鉄道車両と郵便車両の連携イメージ
鉄道車両と郵便車両の連携イメージ

アセット活用による共創型まちづくり

日本郵政グループとJR東日本グループが保有する資産(アセット)を活用して、新たな街作りにも取り組む。都内のJR秋葉原駅から御徒町駅の高架下に2月29日、日本郵政グループの「みらいの郵便局」プロジェクトとして「SOZO BOX」を開業。既存の郵便局に捉われない新しい価値を提供する。

「SOZO BOX」のイメージ
「SOZO BOX」のイメージ

地域産業振興と新たな地域事業創造

地域と連携し、新たな産業創出や既存産業の活性化も進める。2024年夏、東京中央郵便局、東京駅に山形県の特産品コーナーを展開。郵便局やエキナカで地域の商材を取り扱うコーナーや催事を展していく。空き家などを活用した古民家再生を起点に宿泊事業の展開など新たな地域事業創造も検討する。

コーナー展開イメージ
コーナー展開イメージ

デジタル化による地域の暮らし支援

デジタル化による地域の暮らし支援も構想している。まず、JR東日本駅でのオンライン診療サービスの拡大、それに伴う処方薬の集荷・配送で協力。日本郵政グループの「ゆうちょ銀行」、JR東日本の交通系ICカード「Suica」の機能を使えるようにしたアプリの「モバイルSuica」との連携、両社グループ共同による加盟店開拓でキャッシュレスサービスの提供を検討していく。

ゆうちょ銀行とモバイルSuica の連携イメージ
ゆうちょ銀行とモバイルSuica の連携イメージ

 

松原 沙甫

アマゾンが送料無料ラインを3500円に値上げ/「楽天市場」の基本出店料を6/1から約3割値上げへ【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

2 years 5ヶ月 ago
2024年2月23日~2024年2月29日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. アマゾンが送料無料ラインを2000円から3500円に値上げ。「Amazonプライム会員の利用価値がさらに高まる」の声

    3月29日以降、通常配送の送料無料ラインを3500円以上に変更。Amazonプライム会員、Prime Student会員は、購入金額にかかわらずで引き続き配送料を無料で利用できる

    2024/2/26
  2. 「楽天市場」の基本出店料を約3割値上げへ(6/1から)。楽天グループが初めて月額固定費の引き上げに踏み切る理由とは?

    近年の物価や人件費、電気代、システム管理費などの高騰を含む外部環境への変化対応に加え、AIなどイノベーションへの適応、さらなる店舗運営の支援やユーザビリティを強化するため、月額固定費の基本出店料を引き上げる

    2024/2/26
  3. 2024年の小売事業者向けSEO対策は「体験に基づく」「役立つ」コンテンツがカギ! ローカルSEOにも商機あり

    ユウキノイン代表取締役の酒匂雄二氏が、「E-E-A-T」などのSEOを中心に2024年のEC運営で注力すべきポイントや展望を解説します

    2024/2/26
  4. 今度こそ越境ECブームは本物なのか? ベンダー、ユーザー、事業者の記事から考える【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年2月19日~2月25日のニュース

    2024/2/27
     
  5. 2024年度は6割の企業で「賃上げ」。給与は平均4.16%増、総人件費は平均4.32%増の見込み

    政府は、賃上げの計画を立てた企業を対象に、設備投資を支援する補助金を新設する方針を示すなど積極的に企業の賃上げを後押ししている。2024年は賃金改善の動向が大きく注目されている

    2024/2/26
     
  6. 新日本製薬、生成AIで広告クリエイティブを制作。マーケティング施策のPDCA高速化+コストと手間の削減を狙う

    画像生成AIを活用した広告クリエイティブ制作の効率化・高度化のPoCを開始。まずは、化粧品広告のラインバナー用の商品画像生成からスタートする

    2024/2/28
     
  7. コンテンツ+ECで売上を伸ばす「メディアEC」とは? メリット+成功事例を解説

    ECサイト構築サービス「カラーミーショップ byGMOペパボ」のオウンドメディア「よむよむカラーミー」の編集長が、「メディアEC」について解説します【連載1回目】

    2024/2/27
     
  8. 【EC向けChatGPT活用】「XとInstagramの投稿文」「キャッチコピー」「メルマガ」を生成AIは作れるのか? 時短につながる?

    話題を集めている生成AIの「ChatGPT」。ECビジネスのシーンで活用する方法などを、現役中小企業診断士が解説【第4回】

    2024/2/28
     
  9. 楽天、Open AIと通信業界に向けた最先端のAIツールを共同開発

    OpenAIは2023年に楽天グループのAI分野における戦略的パートナーとして参画。最先端のAI技術の活用を通じ、ECにおける購買活動に革命をもたらし、世界中の人々へ新たな価値を創出すると発表している

    2024/2/27
     
  10. 中古品二次流通のオークネット、酒買取販売のJOYLABと「ブランディア」のデファクトスタンダードをBEENOSから買収

    デファクトスタンダードはブランドやアパレルの買い取り販売サイト「ブランディア」を運営。JOYLABは酒類の買い取り販売や資産管理アプリの運営などを手がけている

    2024/2/27
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    LTVを最大化させる集客手法、購入率アップ施策、物流ノウハウを学べるオンラインセミナー【3/14開催】

    2 years 5ヶ月 ago

    ジェイフロンティアは3月14日(木)、スクロール360、SAKIYOMIと3社合同のオンラインセミナー「集客~購入率UP、物流まで LTVを最大化する手法をまるっと解説セミナー」を開催する。

    ▼「集客~購入率UP、物流まで LTVを最大化する手法をまるっと解説セミナー」(3/14開催)

    セミナー スクロール360 ジェイフロンティア SAKIYOMI

    売上拡大に重要なLTVを最大化させるための集客手法、購入率UP施策、物流ノウハウを解説。「次世代CRM物流」のさまざまな成功事例や物流最新情報なども紹介する。

    講師として、スクロール360の高山隆司氏、ジェイフロンティアの綿谷洋希氏、SAKIYOMIの大山祐佳氏が登壇する。

    こんな方にオススメ

    • 集客施策がマンネリ化している
    • Instagramを活用した集客がしたい
    • 他社と差別化するための商品を開発したいと考えている
    • 計画的に年商100億円を突破する方法を知りたい
    • 最新のCRM物流について知りたい
    • 物流の効率化を考えている

    タイムスケジュール

    • 13:00~13:05
      開始挨拶・アナウンス
    • 13:05~13:25【第1部:集客】
      2024年最新版!平均4.2ヶ月で1万フォロワー 次に来るInstagram運用セオリー(SAKIYOMI 大山祐佳氏)
    • 13:25~13:45【第2部:購入率UP】
      ヒットD2CブランドのLP分析から分かった【差別化・LP訴求力アップ】のポイントとは?(ジェイフロンティア 綿谷洋希氏)
    • 13:45~14:05【第3部】
      「次世代CRM物流」でLTV最大化!おもてなし物流で売上アップの事例をまるっとご紹介(スクロール360 高山隆司氏)
    • 14:05~14:15
      質疑応答・個別相談時間

    開催概要

    • イベント名:集客~購入率UP、物流まで LTVを最大化する手法をまるっと解説セミナー
    • 日時:2024年3月14日(木)13:00~14:15
    • 開催方法:Zoom
    • 参加費:無料(事前申し込み必要)
    • 主催:ジェイフロンティア
    • 詳細と申し込みhttps://lp.jfrontier.jp/webinar-20240314-scroll360
    藤田遥

    「最大70%割引」「最大25.5%のポイント付与」。Yahoo!ショッピング内の「超PayPay祭」は3/1スタート

    2 years 5ヶ月 ago

    LINEヤフーは3月1日から、「Yahoo!ショッピング」内でセール「超PayPay祭」を実施する。

    「Yahoo!ショッピング」内でのセール期間は3月1日~3月18日1時59分まで(画像は「PayPay」のキャンペーンページから編集部がキャプチャ)
    「Yahoo!ショッピング」内でのセール期間は3月1日~3月18日1時59分まで(画像は「PayPay」のキャンペーンページから編集部がキャプチャ)

    「超PayPay祭」は、2月16日から4月15日まで全国の「PayPay」加盟店などでお得に買い物を楽しめるキャンペーンで、「Yahoo!ショッピング」内でのセール期間は3月1日の0時から3月18日の1時59分まで。

    「Yahoo!ショッピング」内での「超PayPay祭」期間中には、家電や食品、日用品などの「タイムセール」も実施。対象商品は最大70%割引となる。

    3月16日の0時から3月18日の1時59分までの最終2日間は、事前の買い物などの条件を満たすと、最大25.5%の「PayPayポイント」が貯まる。

    このほか、セール期間中の3月4日から、月内の3月31日までは、「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」内で商品を購入した際に、購入金額の最大5%の「PayPayポイント」が付与される「PayPayクーポン」が利用できる。クーポンの適用は「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」限定で、利用回数は1回のみ。100円以上の支払いで使える。

    「PayPay」アプリからも買い物可能

    LINEヤフーとPayPayは2月21日から、「PayPay」のアプリ内から「Yahoo!ショッピング」で取り扱う商品が購入できる「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」を提供している。

    「PayPay」のアプリ内から「Yahoo!ショッピング」の買い物をするイメージ
    「PayPay」のアプリ内から「Yahoo!ショッピング」の買い物をするイメージ

    「PayPay」と「Yahoo! JAPAN」のIDを連携しているユーザーは、「Yahoo!ショッピング」と「Yahoo!ショッピング for PayPayアプリ」の情報が同期され、「カート」や「お気に入り」に入れた商品や注文履歴などの情報が閲覧できる。

    通常の「Yahoo!ショッピング」での買い物時と同様、「PayPay」で支払うと「毎日5%」、2023年11月に提供を始めた「LYPプレミアム」(LINEヤフーが提供するサブスクサービス)の会員はさらに+2%が追加され「毎日7%」の「PayPayポイント」が貯まる。

    高野 真維

    「Qoo10」の2割引きクーポンなど提供のセール「メガ割」3/1~12に開催、川口春奈さん出演の新テレビCMも放映

    2 years 5ヶ月 ago

    ECモール「Qoo10」のeBay Japanは3月1日から、ショッピング祭り「メガ割」を実施する。セール期間は3月12日まで。

    「メガ割」対象商品が20%OFF(最大1万円引き)になるクーポンを発行。定番商品から話題の新商品まで数多くそろえ、お得に買い物できるショッピング体験を提供するとしている。

    3月の「メガ割」を宣伝するため、新たなテレビCM「まずはメガ割見てみなきゃ」篇を全国で放送。JR東日本の首都圏主要10路線と「ゆりかもめ」の電車内サイネージ広告でも配信する。新CMには「Qoo10」のイメージキャラクターである川口春奈さんが、引き続き出演する。

    3月の「メガ割」を宣伝するため、新たなテレビCM「まずはメガ割見てみなきゃ」篇を全国で放送。JR東日本の首都圏主要10路線と「ゆりかもめ」の電車内サイネージ広告でも配信する。新CMには「Qoo10」のイメージキャラクターである川口春奈さんが、引き続き出演する
    「Qoo10」のイメージキャラクターである川口春奈さんが引き続き出演

    なお、年4回実施している「Qoo10」の「メガ割」には、お得に買い物したいユーザーが殺到。期間中、大量の注文が入り、決済処理に時間がかかるケースがあったという。

    「Qoo10」では主要顧客である若年層のニーズに対応するため、さまざまな決済手段を用意している。この複雑な決済プロセスを単一プラットフォームで一元管理、最適化することでセール期間中における高速で安定的な決済処理を実現するために、Adyenのグローバル決済プラットフォームを導入。「Qoo10」を利用する店舗と顧客が、高速で安定的な決済環境を提供できるようになったとしている。

    瀧川 正実

    アマゾンの「Amazon 新生活SALE」は3/1(金)9時から開始。100万点以上の商品がセールに

    2 years 5ヶ月 ago

    アマゾンジャパンは3月1日(金)9時00分~3月5日(火)23時59分まで、「Amazon 新生活SALE」を実施する。Amazonアカウント保有ユーザーであれば誰でも参加できる。

    100万点以上の商品がセール対象に

    「Amazon 新生活SALE」では、「春が来る。お買い得がやって来る。」をテーマに100万点以上の商品を特別価格で販売する。セール開始時点およびセール期間中に、カスタマーレビュー評価が3.5以上の商品を中心に、Amazonデバイス、家電、日用品、ファッション、食品・飲料などの商品が対象となる。

    また、進学や就職を迎えるユーザー、入園・入学をひかえた子どものいるユーザー向けの新生活準備グッズ、新年度に向けて新しい趣味に挑戦するユーザーに向けた商品なども取り扱う。食料品や日用品などの生活必需品も多数セール対象となる。

    Amazon 新生活SALE セール対象商品の一部 生活家電 テレビ イヤホン
    「Amazon 新生活SALE」のセール対象商品の一部
    (画像は「Amazon 新生活SALE」の特設ページからキャプチャ)

    最大10%ポイント還元のキャンペーンを実施

    エントリー期間中にキャンペーンにエントリーの上、対象期間中に合計1万円(税込)以上注文すると、期間限定のAmazonポイントを最大10%(最大5000ポイント)還元するキャンペーンを行う。期間は次の通り。

    • エントリー期間:2月23日(金)12時00分~3月5日(火)23時59分
    • 買い物対象期間:3月1日(金)9時00分~3月5日(火)23時59分

    Amazonポイントの還元率の内訳は、プライム会員なら+1.5%、「Amazon Mastercard」での購入で通常還元率に加えて+1%(プライム会員の場合は最大3%)、生活、理美容、健康、大型家電、テレビ、レコーダーの購入で+5.5%(PC・PC周辺機器、オーディオ機器、一部のPanasonic製品などを除く)。

    最大10%還元は生活、理美容、健康、大型家電、テレビ、レコーダー(PC・PC周辺機器、オーディオ機器、一部のPanasonic製品などを除く)の購入のみで、それ以外の商品については最大4.5%が適用される。

    Amazon 新生活SALE 最大10%ポイント還元キャンペーン キャンペーン期間中のポイント還元の例
    キャンペーン期間中のポイント還元の例(画像は「Amazon 新生活SALE」の特設ページからキャプチャ)

    Amazon上のネットスーパーでもセールを行う

    3月1日(金)9時00分から、Amazonネットスーパーでもセールを行う。Amazon上の対象のネットスーパーと各キャンペーンなどは次の通り。

    • Amazonフレッシュ:対象商品が最大20%OFF
    • ライフネットスーパー:対象商品が最大50%OFF
    • バローネットスーパー:よりどり6点購入で10%OFF
    • 成城石井ネットスーパー:対象商品が10%OFF
    • アークスネットスーパー:対象食品が最大50%OFF
    藤田遥

    「東京マラソン2024」(3/3開催)で都内の一部地域宛て荷物の配送に遅延の可能性

    2 years 5ヶ月 ago

    3月3日(日)に実施される「東京マラソン2024」に伴い、東京都の一部地域へ配送する荷物に遅延が生じる可能性がある。

    「東京マラソン2024」の実施により、高速道路の一部入口や一般道路で交通規制が行われる。交通規制の対象は新宿区、千代田区、中央区、台東区、墨田区、江東区、港区、文京区。8区とその周辺地域への荷物の配送に、遅延が発生する可能性がある。

    規制時間は各コースで異なる。たとえば、スタート付近の都庁通りは6時~10時15分、ゴールの行幸通り・東京駅前は7時から21時まで。

    3月3日(日)に実施される「東京マラソン2024」に伴い、東京都の一部地域へ配送する荷物に遅延が生じる可能性がある
    交通規制について(画像は「東京マラソン2024」のWebサイトからキャプチャ)

    ヤマト運輸、佐川急便など配送キャリアは配送への影響を2月29日13時時点で公表していないが、一部のEC実施事業者は配送遅延の可能性をECサイトで告知している。

    コジマは「競技開催日に対象区域内で配送日時指定が承れない場合や、交通渋滞により周辺地域で配送遅延が生じる可能性がある」と告知。東武百貨店は当日の配達希望指定の配送品に遅延が生じる可能性、8区以外の周辺地域でも遅れが発生する恐れがあるとしている。

    コジマのECサイト 3月3日(日)に実施される「東京マラソン2024」に伴い、東京都の一部地域へ配送する荷物に遅延が生じる可能性がある
    配達への影響について(画像は「コジマネット」からキャプチャ)
    瀧川 正実

    日本全国への翌日配送をめざすANAの航空便輸送+EC物流とは?「早く」「安く」「ムリなく」輸送を実現する取り組み

    2 years 5ヶ月 ago

    全日本空輸(ANA)は空輸とDX(デジタルトランスフォーメーション)を連携し、「早く」「安く」「ムリなく」輸送する効率的なEC物流を構築したと発表した。

    「物流2024年問題」により翌日配送ができなくなった関東地区発、中国・四国地方からの岡山以西への翌日配送を可能にするという。また、現状ではスピード配送が難しかった九州地区全域(島しょ部を除く)への翌日配送も実現できるようになるとしている。

    4月1日から、ANA羽田空港発岡山行きの定期便を活用し、一部のEC事業者や倉庫事業者を対象にサービスを開始。その後、今秋をめどに全事業者を対象にサービスの提供を拡大する。さらに、羽田から岡山への航空便だけではなく、国内全域への翌日配送をめざす。

    今回のEC物流は、ECの自動出荷システムを手がけるロジレスとの連携で実現した。受注管理システム(OMS)と倉庫管理システム(WMS)を一体型にしたロジレスのEC自動出荷システム「LOGILESS(ロジレス)」を活用し、受注から倉庫での発送作業、飛行機の貨物空きスペース活用をシステムで一括管理。輸送までのプロセスを簡素化し、航空便搭載までのリードタイムを最大4時間短縮した。

    オーダーから飛行機に搭載されるまでの流れ 全日本空輸(ANA)は空輸とDX(デジタルトランスフォーメーション)を連携し、「早く」「安く」「ムリなく」輸送する効率的なEC物流を構築した
    オーダーから飛行機に搭載されるまでの流れ

    「LOGILESS」を活用する多くのEC事業者、倉庫事業者がこのサービスを利用することで、コンテナに複数の事業者の荷物を混載できるようになったという。従来のトラック輸送と比較して同等もしくはそれ以下の輸送単価に抑えることができるとしている。

    EC事業者が関東から九州に配送するコストをシミュレーションした結果、このサービスを活用した空輸は、現状のトラック輸送と比べて約2割のコスト削減が可能となる試算を確認したという。

    従来、EC事業者の受注処理を経た後に出荷指示が倉庫に送られていたため、倉庫にデータが届くまで時間がかかっていた。さらに出荷のタイミングで配送手段を選別する必要があり、航空便の活用においても翌日早朝便への搭載となっていた。

    石居 岳

    ネット上で悪評・クレームが多い業種、通販が1位。その理由や、不満の内容とは?【2023年下半期調査まとめ】

    2 years 5ヶ月 ago

    AI与信管理サービスを提供するアラームボックスが調査した「2023年下半期 インターネット上で悪評・クレームが多い上位10業種」によると、悪評・クレームの投稿が最も多い業種は通販事業を専門とする「無店舗小売業」だった。不満の内容は、「購入した商品の不具合や購入前の印象との違い」「配送トラブル」に関するものが多いという。

    2023年下半期にSNSなどのインターネット上で投稿された各企業に関連する口コミや評判のなかから、悪評・クレームを抽出し取りまとめた。

    クレーム1位は通販。不満は「到着日や梱包に対する不満」「購入前の印象との違い」

    調査結果によると、悪評・クレームが多い業種の順位は次の通り。

    • 1位:無店舗小売業(通販事業)
    • 2位:宿泊業(ホテル、旅館)
    • 3位:各種商品小売業(百貨店、総合スーパー)
    • 4位:その他の小売業(家具、化粧品、中古品小売業など)
    • 5位:織物・衣服・身の回り品小売業(アパレル、寝具販売)
    • 6位:通信業(携帯キャリア、ネット回線サービス、プロバイダ代理販売店など)
    • 7位:医療業(病院、美容クリニック、医療脱毛など)
    • 8位:鉄道業(鉄道会社)
    • 9位:銀行業(都市銀行、地方銀行、ネットバンクなど)
    • 10位:洗濯・理容・美容・浴場業(美容院、エステなど)
    悪評・クレームの業種別ランキング
    悪評・クレームの業種別ランキング

    通販事業を専門とする無店舗小売業が1位。また、小売業も上位に多くランクインしており、アラームボックスは次のように指摘している。

    昨今は小売業を営む多くの企業が通販事業を展開しているが、店舗だけでなくネット上でも顧客との接点が増えたからではないか。企業は通販事業を展開することで場所や時間を問わず販売活動を行える利点はあるが、その分クレームの件数が増えることを念頭に置き、企業ブランドのイメージを維持・向上させるようなマネジメントを行う必要がある。

    クレームの内容は、購入した商品の不具合や購入前の印象との違いに関する不満、配送トラブルに関するものが多い。

    また、調査を贈答品の需要が高まる年末にかけて実施したため、商品の到着日や梱包に対する不満が多くなっている。

    悪評・クレームの頻出単語は「残念」「対応」ほか

    EC・小売業における、悪評やクレーム投稿で頻出している単語は、「商品」「購入」「発送」「残念」「対応」など。最も多かった単語は「商品」で、1100回以上使われていた。

    ほかの頻出単語からは、購入した商品へのクレームや、購入後の発送や連絡に関する対応についての言及が多く見られた。

    EC・小売業の悪評・クレーム 頻出単語
    EC・小売業の悪評・クレーム 頻出単語

    調査概要

    • 調査の名称:「2023年下半期 インターネット上で悪評・クレームが多い上位10業種」
    • 調査期間:2023年7月1日〜同12月31日
    • 対象企業:アラームボックスでモニタリングしており、業種登録がされていた1万1212社
    • 対象データ:インターネット上に投稿された口コミのうち、アラームボックスが「悪評・クレーム」と分類したもの
    高野 真維

    パル、実店舗の再入荷商品や予約商品の入荷通知をLINEで配信できる機能を導入

    2 years 5ヶ月 ago

    パルは、実店舗の再入荷商品や予約商品の入荷通知をLINEで配信できる機能を導入した。

    リクエストした商品が最寄り店舗に入荷した際、LINEで通知

    ファナティックが提供するLINE自動配信ツール「ワズアップ!」を導入して実現した。「ワズアップ!」は、新着商品の自動配信、カゴ落ち、再入荷商品や予約商品の入荷通知などを、LINE公式アカウントで自動・個別配信を行える機能。

    ユーザーは近くの店舗に商品が入荷した際、LINEで通知を受け取ることが可能。実際に店舗で商品を確かめてから購入を検討できる。

    会員登録やID連携が不要で、店舗だけでなくECでも入荷リクエストができる。また、従来は店舗スタッフが行っていた個別連絡が不要となる。

    パル ワズアップ! LINEで再入荷通知を配信
    リクエスト数から潜在的なマーケットを可視化&LINEによるユーザーへのアプローチにつなげられるという

    実店舗でのリクエスト数を見ることで、追加発注の精度向上が見込めるという。また、在庫の振り分け、店舗間移動の目安として活用することもできる。

    HTMLタグを埋め込むだけで実装可能。配信は完全自動で行われる。

    パル ワズアップ! 機能の利用イメージ
    機能の利用イメージ

    パルは新機能導入について、次のようにコメントした。

    コロナウイルスの脅威が落ち着き、店舗の賑わいが戻ってきた時期に、ECサイトで効果を感じていた再入荷通知機能と同じタイプの通知をLINEという身近なツールを使い、店舗でも可能になるという提案を受けたため、すぐに導入を決定した。(パル)

    藤田遥

    ECの構築から運用まで「全体を考えられる制作担当者」が活躍するコマースメディア。専門スキル+運営知識をアップしている転職者に職場環境を聞いてみた

    2 years 5ヶ月 ago
    EC運営の知識やスキル、内部のサイト制作技術まで幅広く身に付けたいEC担当者は必見。EC総合支援のコマースメディア・制作部に転職した3人に、習得したスキルや目標について取材しました
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    ECはサイトを作り終えた時点が「完成」ではなく、制作したサイトの運営が始まってからこそが本当の意味のスタートです。だからこそ、ECに関わる制作者は、運営が“始まった後”を意識した思考やスキルが求められます。制作から運営まで、ECを総合支援するコマースメディアの制作部には、デザインやコーディングなどの専門性と運営スキルの双方を磨くメンバーが集結。そのなかから、責任者の小松原章寛さん、プロジェクトマネージャー兼ディレクターの小沢初さん、デザイナー兼コーダーの松山明生さんに、転職後に習得したスキルや今後の目標などを聞きました。ECサイトの制作技術を高めながら、EC運用のスキルを幅広く身に付けたい制作者は必見。コマースメディアの社員インタビュー第3弾です。

    コマースメディア ECコンサルティング ECの総合支援 サイト制作から運用、物流まで一気通貫でサポート

    コマースメディアを選んだ決め手は「EC運用の実績と強み」「家庭と両立できる働き方」

    ネッタヌネッタヌ

    皆さんの現在の業務内容を教えてください。

    小松原章寛さん(以下、小松原)

    小沢さんや松山さんが所属している制作部の責任者として、メンバーの業務や案件のマネージメントなども含めた全体を管理しています。

    そのなかで、新規案件の商談に伺うメンバーと同席し、クライアント企業との関係構築の援助、その案件の方針を一緒に決めたりする役目も担っています。

    また、運営部にも所属しているので、運営部が受けた案件の機能改修などを、制作部のなかでどう対応するよう落とし込んでいくかの指揮など、制作部と運営部の連携も担当しています。

    コマースメディア 制作部/EC運営部 マネージャー 小松原章寛さん
    コマースメディア 制作部/EC運営部 マネージャー 小松原章寛さん
    松山明生さん(以下、松山)

    デザイナー兼コーダーとして、クライアント企業のサイトデザインと構築を担っています。また、最近はディレクション業務も担当しており、クライアント企業から寄せられたサイト制作などの要望に合わせて、デザインから構築までの進行・調整役も務めています。

    小沢初さん(以下、小沢)

    エンジニアやデザイナーの管理を手がけるプロジェクトマネージャーを務めています。担当するクライアント企業は大手が多く、現在は主にアパレルやホビー関連を販売する企業の支援に携わっています。

    コマースメディアが提供するECサイト構築サービス
    コマースメディアが提供するECサイト構築サービス(https://commerce-media.info/pages/service
    ネッタヌネッタヌ

    コマースメディアに入社する前は、どういった職業や業務を経験されてきましたか?

    小沢

    前職がEC構築プラットフォーム「Shopify」のパートナー企業で、そこでも今と同じく、プロジェクトマネージャーの業務にあたっていました。そのほか、マーケティング、メルマガ制作、SNS運用なども担当していました。

    小松原

    私は最初、事業会社でインハウスの制作担当として10年間勤務し、デザインやコーディング、写真撮影、記事の執筆などを手がけていました。その後、ECなどを行う小規模の事業者に転職して制作を担当していたのですが、バックヤード業務が整備されていなかったため、制作と並行して、受注・在庫管理システムを導入するなどの業務改善を率いてきました。

    松山

    もともとフリーランスでマンガ家、イラストレーター、デザイナーとしての経験を積み、その後、Webデザイナーとして企業に就職しました。前職はWeb制作会社です。11年間勤務し、ディレクションをメインとしながら、デザインやコーディング、映像や写真の撮影・編集なども幅広く手がけてきました。

    そんな私がECに興味を持ったのは、お客さまの反応が見えやすいからです。犬のグッズ販売をしている企業のロゴマークやブランドサイトなどを制作する機会があり、そのときにECサイトのリニューアルをお手伝いしたところ、売り上げが10倍に伸長し、クライアント企業からとても感謝された――こんなことを経験してからECに興味を持つようになりました。

    それからは、自分でもオリジナルのカレンダーやポスターを作って、STORESが提供するネットショップ開設サービス「STORES(ストアーズ)」で販売したり、Instagram広告を出稿したりするようになり、ますますECへの関心が深まるようになりました。

    コマースメディア 制作部 デザイナー兼コーダーの松山明生さん
    コマースメディア 制作部 デザイナー兼コーダーの松山明生さん

    子育てと両立しやすい働き方、ECスキルの豊富な実績などが職場選びを後押し

    ネッタヌネッタヌ

    コマースメディアで勤務することになった経緯を教えてください。

    松山

    ECに興味を持ち始めてはいたものの、本格的にEC関連の会社で働くとは思っていませんでした。ですが、登録していた転職サイトでコマースメディアからスカウトメールが来て、掲載記事やコーポレートサイトを見るうちに、改めて「ECを仕事にしたい」という気持ちが高まりました。

    理由はもう1つあります。コマースメディアのホームページに、子育て中のメンバーが仕事と家庭を両立しながら働いているという情報が載っていたことも、転職先の職場を選ぶ上で大きな判断材料となりました。私自身が今、保育園に通う子どもの子育てをしているからです。

    実際に入社してから、週1~2回の出社以外はリモートワークが可能となり、保育園の送迎をしてからまた業務に戻るという働き方ができています。

    小沢

    私の理由は、「コマースメディアは運用から物流まで、ECを一貫してサポートしているから」です。前職では運用に携わることがありましたが、基本的にはECサイトの制作が主な事業だったので、「運用全体の知識をもっと習得したい」「クライアント企業のコアな部分をもっと主体的にサポートできる仕事をしたい」という考えのもと、転職活動をしておりました。

    さまざまな企業を見たなかでも、コマースメディアは運営のスキルや実績がすごく豊富なことを知り、ぜひここで学びたいと思ったことが、転職を決めた一番の理由です。

    コマースメディア 制作部 プロジェクトマネージャー兼ディレクターの小沢 初さん
    コマースメディア 制作部 プロジェクトマネージャー兼ディレクターの小沢 初さん
    小松原

    私の場合は、前々職で一緒に働いていた代表の井澤孝宏から声をかけられたことがコマースメディア入社の転機となりました。

    前々職の職場を井澤が先に退職して、コマースメディアの前身となる事業をフリーランスとして始めていました。そして私が前職の企業に所属していたときに井澤から「ページ制作を手伝ってほしい」という依頼を受けたことで、頻繫に連絡を取り合うように。その後「コマースメディアの事業が軌道に乗ってきたから、一緒に仕事をしよう」とオファーをいただいたのです。

    このような経緯があり、コマースメディアには1人目の社員として入社しました。最初は井澤と私だけのかなりミニマムな体制で、サイト制作と運用を支援するところからスタートしましたが、2人ではなかなか手が回りきらなくなり、本格的に採用を強化するようになりました。徐々に社内の人材が増強されていくにつれ、部署として制作部、運営部、コンサルティング部が立ち上がり、事業の厚みも増していきました。

    サイト制作に特化した事業者はたくさんあると思いますが、コマースメディアがメインで扱っているのは、あくまでもECサイトです。ECサイトは一般的なコーポレートサイトと違い、作ってからが始まりなので、運営を考えた上で「サイトを作った後こういうことが発生しますよ」「こうした方がエンドユーザーは買いやすいですよ」と提案しながらサイトを制作しなければいけません。それができることこそがコマースメディアの強みとなっていますし、制作部のメンバー全員が運営部とコンサル部との関わり合いを常に意識しています。

    その点を踏まえて、小沢さんのように「運営の強さ」を理由に制作部として入社してくれたときは、「本当に当社にピッタリな人が来てくれた」と思いました。

    スタッフ1人ひとりの得意分野やスキルを生かせる環境

    クライアントファーストの制作を意識

    ネッタヌネッタヌ

    日頃の業務で、皆さんが意識していることを教えてください。

    小沢

    ECの運営が始まってからのことを考えながら、クライアント企業の視点に立ったサイトの制作・構築を第一に心がけています

    たとえばアプリの選定においても、何かのシステム連携が発生すると想定される場合、「このアプリは連携できないので、別のアプリにしよう」と逐一社内で確認を取りながら進めるようにしています。

    松山

    ECサイトは作ってからがスタートだと考えているので、デザインや構築の際は運用しやすい設計を心がけています。文章量や画像点数、商品やコンテンツの増減で問題が出ないように、デザイン設計やコンテンツ整理は慎重に行います。

    また、ユーザーの多様な利用環境を配慮し、Webアクセシビリティ()を考慮した改善提案も行っています。(※利用者の障害などの有無や度合い、年齢、利用環境にかかわらず、あらゆる人々がウェブサイトで提供されている情報やサービスを利用できること)

    たとえば、一定時間で切り替わるカルーセルにはユーザーが時間制限を調整できるよう一時停止ボタンを用意したり、テキストが読みやすいようにカラーコントラストを調整したりと、ユーザーの利用環境しだいで起き得る課題をあらかじめ解消できるアプローチを常に考えるようにしています。

    コマースメディア 一時停止ボタンを設置しているサイトの一例
    一時停止ボタンを設置しているサイトの一例
    小松原

    全体を見る立場として、ECサイトに携わる関係者のバランスを常に意識するようにしています。クライアント企業のEC運営には、クライアント企業と当社のほか、物流倉庫やカスタマーサポートの業務委託会社など、複数の事業者が関わるケースはよくあるからです。

    クライアント企業からECで何らかのキャンペーン施策を打ちたいという要望を受けたとき、そのキャンペーンがエンドユーザーにとってわかりやすい内容になっているのかをチェックするだけでなく、商品を保有している物流倉庫が十分に対応できるかなど、どこかに負担が偏りすぎないよう注意を払う視点が重要になります。

    クライアント企業がなぜコマースメディアに依頼するかというと、「制作はA社、受注・出荷はB社……」といったように委託先が煩雑にならず、コマースメディアで一手に引き受けて調整・完結できるメリットが大きいからです。

    クライアント企業の要望を実現し、収益拡大に貢献するためにも、社内外の連携や各所にかかる負担の見極めは、自分の大事な役目だと捉えています。

    コマースメディア 日々の業務では三者三様に“クライアント視点”を意識している
    日々の業務では三者三様に“クライアント視点”を意識している

    前職までの知識・経験を生かせる場+新しい知識をどんどん吸収できる場が共存

    ネッタヌネッタヌ

    入社してから、どんなときにご自身で活躍できたと実感しましたか? 成功事例や手応えのあった出来事などを教えてください。

    小沢

    英語スキルの強みを生かして、英語に対応しているアプリのサポートやセッティングに携わったり、通訳が必要な会議に同席したりと、まだ入社して3か月(2024年1月時点)ながら、幅広くいろいろな場面に携わることができています。

    ちなみに、私は生まれも育ちも米国で、ネイティブランゲージは英語です。業務のなかでECサイト運用の知識もどんどん吸収できていると実感しています。

    松山

    前職の経験を生かし、全部署を対象にWebアクセシビリティについての勉強会を社内で開催しました。

    前職の経験というのは、利用環境(年齢・身体的条件や使用するデバイスなど)に関わらず、Webコンテンツから同等の情報を取得できるようにするためのガイドライン「WCAG(ウェブコンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン)」に準拠したWebサイトの運営と改善を行っていたことです。

    現在もWebアクセシビリティの対応範囲の策定や、チェックリストの作成などを進めており、自分の知識を役立てられていると感じています。

    小松原

    自分の成功体験として印象深いのは、以前、大手企業からサイト制作と運営代行の両方でのご相談を受けた際に、私からの説明で信頼をいただき、受注につながったことです。

    コマースメディアには当時、営業に特化した担当者がいなかったため、制作部のメンバーがインバウンド窓口の対応をしていました。私自身は営業のスキルや経歴がなく、その大手企業も他社との比較段階だとおっしゃっていたのですが、オンラインでの商談を何度か重ねるなかで、自分の持つ制作と運営の知識や、コマースメディアの経験と実績を誠心誠意お伝えしたことで信頼をいただき、その後の取引につながりました。

    その企業の運営支援は今でも続いており、とても良いお付き合いができています。

    “目標シート”の伴走で新規業務でも無理なく習得

    ネッタヌネッタヌ

    一方で、入社後に苦労したことや、今ご自身で課題に感じていることなどはありますか?

    小沢

    「Shopify」など、業務で日常的に駆使しているシステムでは、結構な頻度でアップデートが発生しているので、それにしっかりと追いついていかなければいけないと思っています。制作部としてのスキルと知見を持った上で、運営に関する知識も高められるよう、意欲的に取り組んでいきたいです。

    また、コマースメディアにはコンサルティング部署があり、ビジネスの売り上げを伸ばす施策作りをしております。そこで、制作部のスキルを持った上で、「Shopify」の機能を提案しながら他部署と力を合わせてクライアント企業のサポートをしていきたいです。

    たとえば、現在「Klaviyo(クラビヨ)」というメルマガアプリをクライアント企業のサイトに設定しています。「Klaviyo」とその他のアプリを連携して、コンサルティング部とともに売り上げを伸ばす施策作りに取り組んでいきたいと思っています。

    小松原

    今でこそ人材が増えて安定していますが、最初の2~3年はなかなか人材が定着せず、私個人としても負担がなかなか減らなかった頃は苦労しましたね。設立初期は人が少ないため、どうしても1人ひとりの業務範囲が広くなってしまい、メンバー本人の意向と業務が合わない状況が続いてしまっていました。

    ですが、徐々に人材が増えていくにつれてそれぞれのメンバーのポジションと役割が明確になり、入社前後の認識の不一致も解消されてやっと組織になることができたと思っています。

    松山

    コマースメディアに入るまで「Shopify」の構築経験がなかったため、入社してから2か月間ほど、「Shopify」のファイルの構成、「Shopify」のサイト構築に使われている独自のプログラミング言語「Liquid」(リキッド)、仕様などを学んでいた時期は少し大変でした。

    ただ、コマースメディアの制作部では、習得度を確認するためのチェックリストが用意されており、それに沿って段階的に進めていけるので、比較的短い期間で網羅的かつ効率的に習得できたと思います。

    小松原

    松山さんのようなデザイナーやコーダーは、入社から3か月間の試用期間中、1か月ごとに「ここまで習得してほしい」といった目標シートが、各メンバーのスキルや担当したい業務に合わせて設定されます。

    その目標シートに沿って毎月面談を行い、どこまで達成したか、何につまずいているのかを丁寧に話しながら、伸ばす点や補うべき点を調整しています。そうして3か月が経った頃には、1人でもほぼすべての業務に対応できるような仕組みになっています。

    コマースメディア 教育 人材育成 「Shopify」の作業習得目標シート(イメージ)
    「Shopify」の作業習得目標シート(イメージ)

    「成功体験」「達成感」を得られる職場

    ネッタヌネッタヌ

    入社後のスキルの不安を解消するような取り組みにも、会社として力を入れているのですね。では次に、コマースメディアに入社して良かったと思うことを教えてください。

    小沢

    まず、メンバーがすごく親切で、働きやすいことです。このほか、他部署に何か質問があったときもすぐに聞ける体制であるため、幅広くいろいろなことを学べて吸収できるところも、入社して良かった点だと思っています。

    現在、制作部以外ですと、コンサルティング部のメンバーとコミュニケーションをとっており、お互いのノウハウを共有しながら楽しく働いております。

    松山

    コマースメディアは、仕事が好きな人が多い印象があります。それぞれに得意分野があったり、複数の領域にまたがって活動していたりと、尊敬できる人が周りにたくさんいる環境のなかで仕事ができることが嬉しいですね。

    また、運営部やコンサルティング部など他部署が開催する勉強会にも参加でき、他部署の仕事内容などEC全般の知識を習得できる機会が多いです。私の担当領域であるデザインに関しても、クライアント企業の業種が幅広いので、多様なデザインに挑戦できます。こうした点もコマースメディアの良いところですね。

    小松原

    仕事が個人の裁量に委ねられているところも、コマースメディアならではの良さ。私もコマースメディアの入社前は、所属する会社から求められる業務に徹する働き方が多かったのですが、それだとどうしても自分が得意としていることや、やりたいことができない状態に陥りやすくなってしまいます。

    当社もまだ組織が整っていなかったときはそこに課題がありましたが、今は本人の得意分野やスキルが生かせられるようになり、より多くの成功体験、達成感、充実感につなげられていると感じています。

    ネッタヌネッタヌ

    入社後、実際にどういったところでご自身のECのスキルアップや能力の向上を感じていますか?

    松山

    デザインや機能面について、他部署から積極的に意見を寄せてもらえるので、そのたびに自分の視野が広がっていると感じます。たとえば、コンサルティング部から売り上げやターゲットに関する知見をもらったり、運営部からCS対応での注意点を教えてもらったりと、制作とは別視点のアドバイスが受けられるので、ECのスキルアップや知見の向上ができているのではないかと感じます。

    小松原

    制作、運用、物流、CSまでを一気通貫で支援するコマースメディアのなかで、私は「運営体制をどう組み、どう制作し、物流倉庫にどう依頼するのか」などの全体を取りまとめる、ハブのような役目を担っています。

    制作から運用までの経験を多く積んだことで自分のなかの引き出しが増え、クライアント企業から想像もしなかったような要望が来ても、首尾よく対応できるようになったことが、自分の成長したところだと感じています。

    クライアント企業の業種は多岐にわたるので、一見すると同じようなキャンペーンでも、目的や意図が異なっていることがしばしばあります。そういう場合も案件や企業ごとに要望に応え、対応できる力が身に付いたと感じています。

    コマースメディア 制作部/EC運営部 マネージャー 小松原章寛さん

    部署間のつながりと連携に強みを持つコマースメディア。制作にとどまらない知見が醸成される場に

    やりたいことに挑戦できる職場

    ネッタヌネッタヌ

    皆さんから見て、どのような人がコマースメディアのメンバーとして向いていると思いますか?

    松山

    自分のやりたいことや得意なこと、挑戦したいことにちゃんと気付けたり、自発的に見つけたりできる人が向いていると思います。井澤も自身のやりたいことを実現し続けている人なので、当社には挑戦できる環境が自然とできあがっています。なので、意欲的な人にとってコマースメディアは、楽しく働ける職場になるはずです。

    小松原

    変化に柔軟に対応できることも大事だと思います。EC業界は新しい出来事が起きやすく、変化の激しい世界でもあるので、1つのやり方に固執しすぎてしまうと取り残されてしまう懸念があるからです。

    あとはやはり、仕事を大事にしながらも、プライベートも大事にできる人が向いていると思います。自身の生活や楽しみを充実させるために仕事にも精力的に取り組めて、なおかつ仕事とプライベートの切り分けを自己管理できる自立した人。意外とそういった意識の持ち方が、肝要なスキルになると感じています。

    「クライアント視点」「ユーザー視点」を両方持てる人に最適

    ネッタヌネッタヌ

    コマースメディアのなかでも、特に制作部においては、どのような人に適性があると思いますか?

    小松原

    クライアント視点とユーザー視点の両方を持てる人です。コマースメディアは単なる制作会社ではなく、クライアント企業のECサイトの運営をサポートする会社ですので、制作部門の担当者でも常に「クライアント企業のECの収益につながるか」を意識しなければなりません。

    たとえばデザイナーだと、自分の作りたいように作る人や、自分のエゴが出てしまう人もいるでしょう。当社が支援しているのはあくまでもクライアント企業のためのECサイトであり、クライアント企業の収益を拡大することです。こうした考え方に共感できる人が制作部にマッチしていると考えています。

    ネッタヌネッタヌ

    スキルや経験に関してはいかがですか?

    小松原

    必須ではないのですが、デザインとコーディングの双方をできるスキルを持っている人はとても有り難いです。デザインだけに特化していると、コーディングが大変なデザインを組んでしまったり、逆にコーディングの負担を心配するあまり、型にはまったデザインに縛られてしまったりするので、双方の知識を持っているとより嬉しいですね。

    ネッタヌネッタヌ

    最後に、皆さんの今後の目標やめざしていることをお聞かせください。

    小沢

    コマースメディアは目標の1つとして、越境ECのサポート事業に一層力を入れていこうとしています。今後は日本で商品を販売したい海外企業とのプロジェクトにも取り組んでいく計画です。

    「制作から運用まで一気通貫で支援」という強みを、国内だけでなく海外企業にも提供できれば、よりいっそう会社としての優位性が高められると思います。そこで私の英語スキルが発揮できると考えているので、越境ECの案件にも積極的に参画し、自分の知識や能力をさらに向上させていくことをめざしています

    コマースメディア 制作部 プロジェクトマネージャー兼ディレクターの小沢 初さん
    松山

    現在、制作部、コンサルティング部、直販部それぞれに、デザイナーが所属する体制になっています。もともと部署同士の横のつながりはあるのですが、今後は他部署のデザイナー同士のつながりもより強化したく、そのために自ら率先して働きかけていきたいですね。

    「デザイナー」という肩書きを持つ人のなかでも、サイト全体を作る人もいれば、バナー制作に長けた人もいるなど、得意分野はそれぞれに異なります。デザイナー間で情報共有ができれば、「この分野はこの人に依頼できる」といった具合に、リソースの分散をしながら強みをさらに伸ばしていけるはずです。

    また、お互いに相談ができればデザイナーとしてのスキルアップにもつながるので、教育環境の整備や情報共有の機会を増やしていく活動に尽力していきたいと考えています。

    私個人のスキルとしては、「全体を理解している制作者」をめざしています。デザインに関する知見は引き続き広げていきながら、コーディングや構築の技術も高めていきたいです。

    コマースメディア 制作部 デザイナー兼コーダーの松山明生さん
    小松原

    今後、案件ごとにチームを作れるような社内の制度設計に取り組んでいきたいですね。部署間の意見交換や知識共有が活性化する後押しをしていきたいです。

    今の体制は、運営部は案件ごとの担当者を固定していますが、制作部やコンサルティング部はそのときに招集できる人材を集めているので、やや流動的なのです。

    場当たり的でない、固定的なチームにできれば部署間の連携を強められるほか、制作部やコンサルティング部の人材からも「自分の担当案件だ」という意識を高められるはずです。

    コマースメディア 社員 人材

    コマースメディアでは一緒に働くメンバーを募集しています。
    詳細はこちら → https://commerce-media.info/pages/recruit

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    朝比美帆
    吉田 浩章

    【楽天の2024年新生活トレンド予測】「令和タイパ商品」「防災グッズ点検」「インテリアAR機能」などがキーワードに

    2 years 5ヶ月 ago

    楽天グループは、「楽天市場」における新生活関連商品の購買データやアンケート調査をもとにした「『楽天市場』新生活2024 トレンド予測」を発表した。

    「令和タイパ商品」「インフレ対抗消費」「インテリアAR機能」「防災グッズ点検」がトレンドに

    楽天グループ 楽天市場新生活2024年トレンド予測
    「楽天市場」新生活2024 トレンド予測

    「楽天市場」は2024年1月末時点で、インテリア、日用品雑貨、家電を含む約150万点の新生活関連商品を取り扱っている。

    「楽天市場」の新生活関連商品の流通総額は、2019年から2023年までに約2.4倍伸長した(2019年2月1日~2019年5月1日と、2023年2月1日~2023年4月28日の「楽天市場 新生活特集」開催期間中の特集ページを経由した流通総額を比較)。

    オーブンレンジや冷凍パンなど「タイパ」関連商品の需要が高い傾向

    楽天が運営するマイクロタスク型クラウドソーシングサービス「楽天超ミニバイト」が実施した「今年の新生活に関するアンケート調査」によると、Z世代(10代~28歳)の回答者のうち約7割が「『タイパ』を意識して行動している」と回答。一方で、30代~40代では4割にとどまった。

    生活のなかで「タイパ」を意識するシーンの上位は、両世代ともに「移動中」「隙間時間」「家事」だった。

    「楽天市場」では、ロボット掃除機、オーブンレンジ、食器洗い乾燥機、布団乾燥機など「タイパ家電」の需要が高い傾向にあるという。

    また、直近では外出需要が増加したことで、外出先からアプリなどで家電を操作できるスマートリモコン、旅行先でも使用できるハンガー型乾燥機など、より細分化されたニーズにあわせた「専用タイパ家電」の注目が高まっている。「楽天市場」におけるスマートリモコンとハンガー型乾燥機の流通総額は、前年同期比でそれぞれ約2倍に伸長した。

    楽天グループ 楽天市場新生活2024年トレンド予測 タイパ家電の一例
    「タイパ家電」商品の一例(左: 超小型食洗機、中央:小型衣類乾燥機、右:コーヒーメーカー)

    オーブンレンジを活用して手軽に調理ができる「冷凍食品」の「楽天市場」における2023年の流通総額は、2019年比で約4.9倍と大きく伸長した(2019年1月1日~2019年12月31日と、 2023年1月1日~2023年12月31日の「冷凍食品」関連商品の流通総額を比較)。

    楽天グループ 楽天市場新生活2024年トレンド予測 タイパ関連商品の一例
    「タイパ」関連商品の一例(左:野菜スープ、中央:玄米おにぎり、右:玄米パン)

    インフレでリユース品の需要が拡大

    家電やスマートフォン・タブレットなどリユース商品の需要が拡大傾向にあり、「楽天市場」におけるリユース家電の2023年流通総額は、2019年比で約1.3倍に伸長している(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「リユース家電」関連商品の流通総額を比較)。

    スマートフォン・タブレットは2019年比で約1.5倍(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「スマートフォン・タブレット」関連商品の流通総額を比較)。

    楽天グループ 楽天市場新生活2024年トレンド予測 インフレ対応消費の一例
    「インフレ対抗消費」商品の一例(左:家電2点 (冷蔵庫 洗濯機)セット、中央左: iPhone12、中央右:お掃除ロボット、右:コードレスクリーナー)

    また、箱つぶれや旧型番などのインテリア・家電などアウトレット商品の需要も拡大しており、2023年の流通総額は2019年比で約1.2倍に伸長している(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「アウトレット商品」関連商品の流通総額を比較)。

    AR機能で「サイズや質感がわからない」課題解決につなげる

    調査によると、ECサイトで大型家電やインテリアなどの購入経験がないユーザーのうち、約6割が購入しない理由として「設置・搬入の際のサイズ感がわからない」「実際に質感を確認したい」を選択しており、オンライン上での商品購入においてサイズや質感の確認に課題があることがわかった。

    また、「AR機能を利用したいか」と聞いたところ、7割以上が「利用したい」と回答。新生活時期においてもAR機能を活用した大型インテリアの購入が増えると予測した。

    「楽天市場」では、こうした課題解決に向け、インテリア関連商品の試し置きができるAR機能を2023年から導入している。

    楽天グループ 楽天市場新生活2024年トレンド予測 インテリアAR機能
    「AR機能」のイメージ

    新生活を始めるタイミングで、防災グッズを見直し

    防災関連商品の流通総額が2019年と2023年で比較すると約2.7倍伸長した(2019年2月1日~2019年4月30日と、2023年2月1日~2023年4月30日の「防災グッズ」関連商品の流通総額を比較)。

    直近では、場所を取らない小型化や防水タイプなどユーザーの目的にあわせた防災グッズへの注目が高まっているという。

    また、調査では約3割が「特に防災グッズの準備をしていない」と回答。準備をしていない理由について「必要だと思っているが対策ができていないから」「何を揃えたらいいかわからない」「置き場所を確保できないから」が上位にあがった。

    「どのような防災グッズを準備しているか」については、飲料水、懐中電灯、非常食、充電器・バッテリーなどが上位となり、こうした結果からも、トレンドとして「防災グッズ点検」をあげた。

    楽天グループ 楽天市場新生活2024年トレンド予測 防災グッズ点検
    「防災グッズ点検」商品の一例(左:防水バッグ、中央左:災害常備ポーチ、中央右:簡易トイレ、右:防災カタログギフト)
    藤田遥

    2024年は物価上昇に歯止め? 値上げに頼らず収益力をアップさせる米国企業の戦略とは | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    2 years 5ヶ月 ago
    小売事業者は2024年、どのような成長戦略を描くべきでしょうか? 米国企業の足元のマーケティング動向を解説します

    原材料の価格高騰などを受け、2023年は値上げが進んだ1年でしたが、その流れに歯止めをかけようとする意見が増えています。メーカーから商品を仕入れる小売事業者は、2023年に販売価格のインフレ(値上げ)が急速に進んだため、一度は商品価格の値上げを実施したものの、二度目の大幅な値上げには踏み切れない事業者が少なくありませんでした。今、小売事業者には消費者の傾向を踏まえたマーケティングの変革が求められています。

    2024年は値上げには歯止め、「収益性確保のために販売価格を重要視する時代は終わった」

    米国の大手コンサルティング企業Deloitte Touche Tohmatsu(デロイト・トウシュ・トーマツ)が発表したメーカー調査の最新データによると、メーカーの半数は「事業成長の源泉として商品価格は期待できない」と考えています。調査対象企業のうち、2024年の主要な戦略の一環で「値上げを計画している」と答えたのは2%でした。

    こうした結果についてデロイトは「収益性確保のために販売価格を重要視する時代は終わった」と考えています。その理由は次の3つです。

    • 消費者の購買意欲と支払い能力が低下している
    • 小売事業者にとって、これ以上の値上げは得策ではない
    • 販売価格の上昇は、予期せぬ代替品との新たな市場競争を生み出した
    必ずしも、値上げ=売上高アップになるわけではない
    必ずしも、値上げ=売上高アップになるわけではない

    デロイトの調査は、米スタンダード・アンド・プアーズキャピタル社が提供する経済関連のデータベース「S&P Capital IQ」から抽出した売上高上位100社のうち、上場しているメーカーを分析。高級ブランド、タバコ、複数企業の経営統合など、商品から得られる利益が50%未満の企業は除外し、「売上高の成長」「資産の効率的な活用(総資産利益率で測定)」の両方を、5年間の複合統計指数を用いて評価しました。

    また、食品・飲料、家庭用品、パーソナルケア、アパレル商品を扱うメーカーの経営層250人を対象にグローバル調査を実施しました。

    さらなる値上げは消費者に受け入れられない

    一部の消費者はすでに、値上げの影響で、購入する物をより厳選せざるを得なくなっています。

    デロイトが調査したメーカー各社の経営層によると、2024年の消費者が抱える3つの課題のうち、2つは、“消費者が「持つ者」と「持たざる者」に分断されていること”“消費者が高い買い物をすることを望まなくなったこと”だと指摘しています。

    デロイトの研究者は「消費者からのニーズを大幅に損なうことなく、販売する商品の値上げを続けられると考えている経営層はほとんどいない」と報告書で指摘しています。

    値上げの影響を受けているのは消費者だけではありません。メーカーから商品を仕入れする小売事業者は、2023年にあまりにメーカーからの仕入れ価格が上昇したため、一度は値上げをしたものの、商品価格のさらなる大幅な値上げに踏み切ることはできませんでした

    消費者が値上げを受け入れるのは一度きりだった可能性があります。調査によると10人中4人の経営層が「2024年、小売事業者がさらなる値上げをすることを消費者は受け入れないだろう」という考えに同調しています。(デロイトの調査報告書より)

    あまりに多くの商品の値上げが進んだため、デロイトは「消費者は自分たちのニーズを新たな方法で満たそうとするかもしれません」と推測。たとえばピザを購入しようとする際、地元の食料品店の売り場よりもレストランでのデリバリーの方が安い場合、レストランでの単品購入を選ぶ可能性があります。

    マーケティングは収益性重視にシフト

    デロイトが、経営者による2024年の成長戦略において、次の3つのうちどれを最も重視するか聞いたところ、次のような回答を得ました。

    • より収益性の高い商品の取り扱いや、商品サイズの変更に踏み切る(62%)
    • 販売量を増やす(36%)
    • 販売価格を引き上げる(2%)

    小売事業者は近年、値上げによる消費者の買い控え、広告・宣伝費のコスト縮小の影響で苦戦を強いられています。商品の供給料や生産数に制約がかけられたため、販促費を有効に活用できなかった企業もありました。

    しかし、現在は、10人のうち6人(72%)の経営者が、「2024年の業績目標を達成するためには商品の販売数量を増やさなければならない」と回答しています。

    調査では、10人中7人の経営幹部が最近、生産能力を大幅に向上させたと回答。生産能力を拡大した企業は、そのコストを吸収させるため、高い生産量を維持するために必要なシステムを整備する可能性が高いでしょう。(デロイトの調査報告書より)

    デロイトは2024年、「企業がマーケティングにかける費用はまた増加に転じる」と予想しています。調査対象の経営者の3分の2以上(68%)が、「売上高に占める広告・マーケティング支出の割合を増やす」と回答。また、64%は「販促費を増やす」と答えているからです。

    小売事業者は既存ブランドの育成に注力

    調査に回答した経営層の3分の2(66%)は、自社のマーケティングにおいて、新商品のラインアップ拡充よりも既存の主力ブランドの訴求を重視する予定です。デロイトはこのことを「販売価格を維持するための施策」と考えています。

    マーケティング費用を増加させたり、顧客をターゲティングしたプロモーションを増やす企業が多くなると予測
    マーケティング費用を増加させたり、顧客をターゲティングしたプロモーションを増やす企業が多くなると予測

    小売事業者が近年の販売量減少を受けてパニック状態になり、過剰なプロモーションを行う可能性があると考えるアナリストもいますが、デロイトはそうはならないと予想しています。先見の明がある企業は、プロモーションを計画的に行い、販売数の目標を巧みに達成するでしょう。(デロイトの調査報告書より)

    デロイトは、多くのメーカーが収益成長管理(RGM)の必要性をより強く認識するようになったと説明。デロイトは、RGMには次の項目が含まれることを付け加えました。

    • 同じ商品棚に並ぶ競合商品を考慮した価格設定
    • 顧客のターゲット層を絞ったプロモーション戦略
    • 潜在層の顧客のニーズ掘り起こし
    • 販売価格と商品の大きさのバランスの調整
    • 小売事業者の収益管理
    • 該当カテゴリーに対しての消費者の認識

    この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

    Digital Commerce 360

    MetaのAI活用+ECビジネス拡大に効果的なInstagramの「リール」活用ポイントを解説

    2 years 5ヶ月 ago
    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する

    Facebook、InstagramなどMetaが提供するプラットフォームの利用者は全世界で39億人を超える。日本でのビジネス活用が注目を集めるInstagramの月間アクティブアカウントは3300万以上(2019年3月時点)。Metaの日本法人であるFacebook Japanの丸山祐子氏(営業部長)が、MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、そしてInstagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する。

    MetaのAI+「Advantage+ ショッピングキャンペーン」の活用方法

    「Facebook」がローンチされた2004年の2年後、ニュースフィードでのAI活用をスタート。利用者に適した投稿情報を表示するようにするなど、利用者の体験を向上するためにいち早くAIを採り入れてきた。2023年には、ユニークなパーソナリティーを持つ28の「Meta AI」をベータ版として米国でローンチした。

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    広告機能にもAIを活用しており、2023年10月には広告マネージャで利用可能なクリエイティブ生成AI機能(テキストバリエーション、画像展開、背景生成)の実装を順次開始している。

    • 画像拡張:フィードやリールなど、複数のサーフェスで異なるアスペクト比に合うようにクリエイティブアセットをシームレスに調整する。
    • 商品などの背景画像生成: 広告主の商品画像を補完する複数の背景を作成し、広告主がさまざまなオーディエンス向けにクリエイティブ資産を調整できる。
    • テキストのバリエーションを生成: オリジナルコピーに基づいて複数バージョンの広告テキストを生成する。
    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    また、広告運用において手動設定が必要だったか所を可能な限り新しい機械学習モデルで自動化したキャンペーン「Advantage+ ショッピングキャンペーン(ASC)」を2022年にリリース。EC企業など広告出稿企業の「効率性の向上」「パフォーマンス改善」「コンバージョン数の拡大」につなげているという。

    Metaが北米などの事業者を対象に実施した調査によると、ASCの利用で広告費用対効果を32%改善したという結果が出ている。日本で実施したテストによると、ASCを従来のキャンペーンに追加・追加していない場合を比較すると、追加した場合はCPA(顧客獲得単価)が平均17%改善したという。

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    従来は手動での設定が多かったため、手間と時間がかかっていたのではないか。ASCキャンペーンは、クリエイティブ以外の「ターゲティング」「コンバージョン最適化」「配信面」はすべてAIが担う形になる。オーディエンスの年齢設定、性別選定、配信面はFacebookがいいのか、Instagramがいいのか――。こうした決定をすべてAIが行う。運用者は、どんなメッセージを届けるのかなどクリエイティブの制作に注力することができるようになる。(丸山氏)

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    「Advantage+ ショッピングキャンペーン」活用事例

    ASCはアパレル、消費財、化粧品など物販のほか、HR、オンライン予約など業界・業態を問わずさまざまな事業者が活用している。

    ASCを活用することで、化粧品・シャンプー・健康食品などのEC企業であるゼンケアではCPAが55%改善、購入数は2.2倍に向上。求人情報を配信したエン・ジャパンはCPAが31%改善、AGAスキンクリニックのオンライン予約はCPAが43%改善、コンバージョン数は76%アップした。

    また、コーセープロビジョンは、スキンケアブランド「米肌」で新規顧客獲得の拡大をめざすために導入。従来のキャンペーンと比較し、CPAは24%、コンバージョンは1.3倍も改善した。

    商品を購入する可能性が高い消費者をAIが見つけ出し、広告を配信するというのがASCの仕組み。男女、年齢といったターゲット設定をせずに、AIがきちんとコンバージョンしそうなターゲットに訴求できる。運用に時間がかかっている事業者は、ASCを使用してその効果を実感してもらいたい。(丸山氏)

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    なお、ASCは広告の配信対象から都道府県、指定マーケット地域、郵便番号をベースに特定地域の利用者を除外することが可能。ターゲット年齢のデフォルト設定「18~65歳」を、最低年齢25歳まで引き上げることができる。

    たとえば、ビールを販売する場合、20歳以上のみを対象に広告を配信する必要がある。AIにお任せするだけではなく、広告主が任意で設定できるようにした。(丸山氏)

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する Facebook Japanの丸山祐子氏(営業部長)
    Facebook Japanの丸山祐子氏(営業部長)
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    ASC運用のコツ

    セットアップの面ではAIが多くをカバーできる仕組みになっている一方、「クリエイティブの重要度が増している」(丸山氏)と言う。

    Metaは、「フォーマットをなるべく網羅することがリーチの最大化につながる」と指摘。それは、「利用者によって表示されやすいクリエイティブのフォーマットが異なる」「配信しているフォーマットが偏っていると、リーチする利用者にも偏りが生じる可能性がある」ためという。

    Facebook、Instagramは利用者1人ひとりにパーソナライズされたコンテンツが表示される。そのため、事業者はそのことを意識することがとても重要になる。具体的には、動画が表示されやすい、カルーセルが表示されやすいなど、利用者1人ひとりで表示されるフォーマットが異なってくる。(丸山氏)

    FacebookやInstagramでは、利用者のクラスタによって表示されやすいクリエイティブフォーマットが異なっている。たとえば、「動画(16:9)に反応しやすい」「リンク(600×600)に反応しやすい」「カルーセルに反応しやすい」「動画(2:3)に反応しやすい」「動画(4:3)に反応しやすい」など、利用者のクラスタによって反応しやすいクリエイティブは変わるという。

    そこで、Metaでは事業者に対して、フォーマットを網羅することを提案。リーチを最大化することが新規獲得などの近道だとしている。

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    ASCは、手作業で行う設定を最小限に抑え、AIでパフォーマンスを最大化する広告キャンペーン。そのためには、「学習に必要な分の購買データを送り、学習期間中での編集を行わないなど、AIが機能するためのMeta推奨運用をしっかりと行うことが重要」と丸山氏は言う。それを踏まえ、3つのステップを丸山氏は提案する。

    • 【ステップ1】モバイルに最適化されたクリエイティブの作成
      利用者は一瞬で広告を「見る」「見ない」を判断する。短尺であるか、冒頭に引きのある内容かなど、モバイルに最適化されたクリエイティブを作成することが重要。
    • 【ステップ2】クリエイティブの数を増やす
      動画、静止画のクリエイティブ本数を増やす。
    • 【ステップ3】掲載面ごとに最適化されたクリエイティブの作成
      フォーマットを網羅することでリーチを最大化。訴求内容は各配信面に最適化したものを入稿し、さまざまなターゲットに向けて最適なクリエイティブを届ける環境を作る。
    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    効果を最大化できないケースとして、Meta推奨の運用が守られていない、モバイルに最適化されていない、フォーマットのバリエーションが少ない――などのパターンがあげられます。そうすると、AIを生かしきれないため、パフォーマンスが上がりにくくなります。そのため、Metaが推奨する運用、クリエイティブに関するステップを注意していただき、効果を高めてほしい。(丸山氏)

    Instagramの「リール」でショッピングを加速するためのポイント

    消費者のコンテンツ視聴のニーズが大きく変わり、各種SNSでは短い尺の動画「短尺動画」の需要が高まっている。海外の調査では「2023年にネット上でのコンテンツ消費の43%が短尺動画になる」といった予測もあり、海外、日本ともに短尺動画のニーズが高まっている。

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    こうした消費者ニーズを受けて、Instagramは写真プラットフォームから、さまざまな投稿が集まる動画プラットフォームへと変化。フィード投稿、24時間で自動消滅する機能「ストーリーズ」にも動画を投稿できるようになっているなか、現在は最大90秒までの動画を投稿できる「リール」の利用がInstagram利用時間の20%を占めているという。

    今では動画プラットフォームと言っても過言ではないぐらい動画がアップロードされ、その動画のコンテンツ消費が増えている。そのため、Instagramを使ってマーケティングする際、動画をどう攻略していくのかというのは、大きなポイントになっている。(丸山氏)

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    Metaが実施した、ブランドの認知や購買意欲の向上に寄与しているのかを調べたブランドリフト調査分析によると、ブランディングを目的とした広告の接触利用者と非接触利用者を比較したブランドリフト増加率は139%に達した。「リールなどの最新フォーマットを組み合わせたキャンペーンは、広告認知や商品理解などのブランド指標を高めるのに効果的と言える」(丸山氏)

    推奨は9:16の縦型動画+音声

    事例① パナソニック

    リールなど動画の投稿にはさまざまなフォーマットを用意しているが、Metaが推奨しているのは9:16の縦型動画。それを示す事例としてパナソニックの投稿をあげた。

    非縦型動画と比べてCPAは48%改善。音声を付けた動画だったが、音声なしと比べると好意的反応スコアは15ポイント向上した。「縦型で音声あり」というのがポイント。ブランディング系の商材だけでなく、パフォーマンスを求めるダイレクトレスポンス系の商材・企業にもリールは高い効果をあげることができている。(丸山氏)

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    事例② トリコ

    サプリメント販売などのトリコは、新規購入を目的としたWebコンバージョンのキャンペーンを、リールを活用して実施した。従来は静止画をメインで展開していたという。

    リール面を意識し、特に音やエフェクトを効果的に活用したクリエイティブを制作。結果として、新規利用者のCPAを12%削減した。リールでの配信を意識しており、テキストの切り替え表示、氷や水を入れる音など、興味を引く構成になっている。(丸山氏)

    事例③ SHE

    女性向けキャリアスクール運営のSHEが実施したのはブランドキャンペーン。

    説明が必要なサービスの特徴を、クリエイター、テキスト、エフェクトを活用し、上手に伝えているクリエイティブ。広告認知2.6倍、検討意向8.4倍とAPACのベンチマークを大きく上回り、広告想起リフト単価も通常広告との比較で68%減と大きく改善できた。(丸山氏)

    リール活用3つのステップ

    ただ、リールは「ハードルが高い」という悩みの声は少なくない。そこでMetaは3つのステップを提唱している。

    • 【ステップ1】リールの配置を追加
      ASCでの自動配置、もしくはFacebookとInstagramの広告管理画面でリールを手動設定する。静止画、横型動画、ストーリーズの素材でも縦型動画 で配信できる。
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    • 【ステップ2】9:16のクリエイティブに最適化
      既存素材をリール面に最適化する。「横型動画であっても、“縦型動画にも活用する”という視点を持って撮影するとリール面にも利用できるようになる。静止画しかない場合でもリール向けクリエイティブを作成することが可能」(丸山氏)。また、リールは利用者の93%が音声ありで視聴しているため、「音を入れることを前提に作成し欲しい」と丸山氏。加えて、コメントなどのテキストが入るといった仕様のため、以下の画像の「グレーになっているところはUIがかぶる可能性がある。そうするとCTRが28%低くなってしまうことがある」(丸山氏)。そのため、セーフゾーンを守ってクリエイティブを作成することが重要だ。
    • MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
       
      MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
       
    • 【ステップ3】リールファーストの専用クリエイティブを制作
      リールで効果を最大化するには、“リールファースト”のクリエイティブ制作が求められる。「特に若い消費者の間では、洗練されたものよりも共感やリアルさを重視するという変化が起こっている」(丸山氏)。そのため、動画制作の舞台裏を見せるなど“リールらしさ”を前面に出したクリエイティブなどが、効果が高くなるという。
    • MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
       

    リールなどで利用者にリーチするだけではなく、広告主などの事業者は“その後”も意識する必要がある。つまり口コミなどのUGC(利用者によって制作・発信されるコンテンツ)だ。丸山氏はこう言う。

    Instagramで発生する会話は、実はブランドエクイティとかなり強い相関がある。自分に合ったブランド、自分の好きなブランド、独自性やトレンドを生み出しているブランドといったブランドエクイティ項目とInstagramでの会話量は、0.92という強い相関係数が示されている。“話したくなるような商品”ということを意識し、クリエイティブを作ってほしい。

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    リールを使い、利用者へのリーチ、UGC(利用者によって制作・発信されるコンテンツ)を上手に派生したのが花王の事例だ。

    Instagramのフォーマットはリール、ストーリーズ、フィード(カルーセル)など複数に対応し、クリエイターの作成したオーガニック投稿を企業・ブランドが自社の広告として配信できる「パートナーシップ広告」を活用。企業広告とクリエイターによるUGC(短尺動画、カタログ風)など複数の訴求軸を設け、特徴の認知、商品購入へとつなげた。

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     

    企業発信だけではなく、クリエイターの声も使うことにより一般利用者視点で商品の良さを伝えている。プロダクトを多面的に見せることで、効果を最大化した。リールなどを活用して商品を購入した利用者が、その後にInstagramで商品の良さを広げる――。こんなことが起きやすいメディアであることを認識し、リール活用などの次のステップとして検討していただきたい。(丸山氏)

    MetaプラットフォームにおけるAI活用と最新のEC事業者向け広告の活用ポイント、Instagramの「Reels(リール)」にフォーカスした活用方法を解説する
     
    吉野 巨人
    確認済み
    1 時間 4 分 ago
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