阪急阪神百貨店は10月5日、OMO戦略強化の一環として、阪急メンズの東西の店舗ホームページと、阪急メンズオンラインストア(ECサイト)を統合した。
阪急メンズの情報を発信し、店頭取扱商品とオンラインストアの商品をシームレスに購入できる“メディアコマース”として、Webサイトをリニューアルした。
リニューアルについて
阪急メンズ大阪と阪急メンズ東京の両店のホームページ、ECサイト「阪急メンズオンライン」の機能を統合。それぞれの情報を一覧で確認できるプラットフォームにした。店舗の体験情報やECの商品情報を融合し、顧客がたどり着きたい情報へスムーズにアクセスできるようにしている。
異なるプラットフォーム上にあったECとWebカタログの商品情報を一本化し並列で掲載。EC化されていない店頭商品を、自宅や外出先からスマートフォンで注文できるリモートショッピングサービス「Remo Order」は店頭とオンラインをよりシームレスに行き来できるようになる。
阪急メンズ大阪、阪急メンズ東京の商品情報やイベント情報をWebサイト内で一本化。顧客の居住地に関係なく、オンラインを起点とした“ALL阪急メンズ”としての魅力ある情報コンテンツを届けることが可能となる。
「阪急メンズ東京アプリ」も「阪急メンズアプリ」として再編する。阪急メンズ東西の店舗スタッフの魅力をメインとした機能を充実させる。
ここ数年、ファッション系企業を中心に、ブランドサイトとECサイトを統合する動きが広がっている。2016年にはビームスが、直営オンラインショップ「BEAMS Online Shop」と、商品やイベント情報などのニュースを発信する「BEAMSオフィシャルサイト」を統合。検索エンジンなどからの流入を一本化し、ECサイトの売り上げ拡大につなげている。
ユナイテッドアローズも2017年、オンラインショップ「UNITED ARROWS LTD. ONLINE STORE(UAオンラインストア)」とブランドサイトを統合した。従来、ブランドサイトで発信していた特集記事や、店舗スタッフが商品を推薦する「スタッフレコメンド」などのコンテンツをECサイトに掲載。情報発信とショッピングを融合することで購買促進を図っている。
スポーツウェアなどの製造販売を手がけるゴールドウィンは2017年、従来個別に運用してきたブランドサイトとオンラインショップ「GOLDWIN WEB STORE」を統合した。商品情報と、ブランドや店舗に関する情報を集約。顧客が情報収集から買い物までシームレスに行えるようにしている。
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オリジナル記事:阪急百貨店がメンズの店舗HPとECサイトを統合、メディアコマース化で強化するOMO戦略とは
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