アクセス向上99のワザ

#51~#54 企業サイトの特権! 予算を確保して広告を出そう

お金を使って広告を出すのは、企業サイトの特権だ。本気でアクセス向上を目指すならば、広告出稿は外せない。基本的な広告の考え方から、ネットに強い代理店の選び方、広告業界の専門用語の理解まで、アクセス向上のための広告の基本を一気に紹介する。

51出稿先はまずはヤフーで考えよう

本気でアクセス向上を目指すには広告出稿が外せないといっても、膨大な広告手法の中から、商材の特性やターゲットの属性、広告内容や実現したい広告効果によって最適な手法を選ぶのは難しい。ではどうすればいいのだろうか? 誤解を恐れずに言えば、まずはヤフーなどの有力ポータルへの広告出稿を検討するヤフーに広告を出すのが正解だ。すでに太い導線として存在するヤフーは、ネット広告を考えたときに最初の候補となるだろう。

コメントでのご指摘を受け、上記本文の内容を少し修正しました(2007/06/06 12:21)。

52相性の良い広告代理店を見つけよう

インターネット広告を出稿する場合、基本的にはインターネット広告を扱う広告代理店に連絡をとることになるだろう。直接メディアサイトに申し込むのもアリだが、効果的な広告素材の作成や適切な媒体の選択を考えると代理店の力を借りるのが現実的だろう。

一般的に知られている大手総合広告代理店以外で、代表的なネット系広告代理店を次に示す。

表 代表的なネット系広告代理店
オプトhttp://www.opt.ne.jp/
サイバーエージェントhttp://www.cyberagent.co.jp/
セプテーニhttp://www.septeni.co.jp/
アイレップhttp://www.irep.co.jp/

53インターネット広告の基礎を理解しよう

インターネット広告とは、基本的にすでに多くの人が見ているサイトに画像やテキストによる広告を表示して、その広告をクリックしてもらうことで自社サイトにユーザーを誘導する仕組みだ。さまざまな用語があるので、正しく理解しておこう。

インターネット広告推進協議会による
ウェブ広告の推奨フォーマット

中カテゴリーサイズ容量
スモールバナー224×3310KB
レギュラーバナー468×6020KB
ラージバナー728×9030KB
スモールバッジ120×6010KB
レギュラーバッジ120×9015KB
ラージバッジ12a5×12520KB
スモールレクタングル200×20030KB
レギュラーレクタングル300×25040KB
ラージレクタングル336×28050KB
レギュラースカイスクレーパー120×60030KB
ワイドスカイスクレーパー160×60040KB
ラージスカイスクレーパー148×80050KB
出典:「インターネット広告掲載に関するガイドライン集2006年度版」(インターネット広告推進協議会)

計測・指標

CTRクリックスルー率。インプレッション数に対するクリック数の比率
インプレッションサイトを見ている人の画面に広告が表示された回数
フリークエンシー接触回数。ユーザーがどれだけ繰り返し同じ広告を見たか
ページビュー(PV)サイトを見ている人の画面にページが表示された回数
ユニークユーザー(UU、ユニークブラウザ)何人のユーザーがページを見たか

広告タイプ

アドネットワークネットワークに属する複数のサイトで広告を表示する仕組み
タイアップ広告編集記事のような形でページを作る広告
バナー広告画像や動画で表示する広告(大きさの名前については表を参照)
テキスト広告文字だけで表示される広告
ローテーション1つの広告枠が表示されるたびに違う広告を表示する仕組み

契約形態など

CPC1クリックあたりの広告費、クリック単価
CPM1000インプレッションあたりの単価
インプレッション保証型決められた回数表示されるまで広告が掲載される契約形態
期間保証型一定期間だけ広告が掲載される契約形態
クリック保証型一定回数クリックされるまで広告が掲載される契約形態
成果報酬型広告経由でユーザーが行った資料請求や商品の購入などの回数や金額に応じて広告料金を支払う契約形態

54広告戦略はネットにこだわらずに

ウェブサイトの集客ではついついオンラインでの集客に目がいきがちだ。しかし、集客プランを考えるあなたがネット人間になってしまってはいけない。世の中には、常にネットで検索できる状態にあるユーザーのほうが少ないのだから、今までと同様にオフラインでのマーケティング手法にも目を向けるべきだ。マスメディアはもちろん、駅看板、中吊り広告、折り込みチラシ、イベントでのチラシ配布など、さまざまな手法が存在する。

QRコードを使って携帯電話で訪問してもらう場合、さまざまな工夫が可能だ。カップラーメンのふたの裏に印刷しておけば食べる際に必ず見てもらえるし、QRコードを印刷したコースターを喫茶店で使ってもらえば、手持ちぶさたの客がアクセスしてくれる可能性も高くなる。人々が日常どんな行動をしているかを考えて工夫してみよう。

※この記事は、『Web担当者 現場のノウハウVol.4』 掲載の記事です。

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