ジールスと松尾研究所が実証実験ソリューション「チャットコマースGPT」を共同で提供

ゼロパーティデータのGPT活用、プロンプトエンジニアリングによる会話最適化など推進

チャット(会話)コマース事業のZeals(ジールス)は、東京大学松尾研究室に併走してAI(人工知能)技術の社会実装に強みを持つ松尾研究所と実証実験ソリューション「チャットコマースGPT」の提供を始めた、と4月21日に発表した。米国OpenAIが開発・公開した事前学習による言語モデルのGPTを使い、機械学習や数理最適化に知見を持つ松尾研究所と共同でチャットコマース領域におけるGPT活用の実証実験を高い品質で推進する。

 

チャットコマースで意図的・積極的に顧客が開示したゼロパーティデータを使ってユーザーの意図を検出するモデルに転換。商品提案の最適化や購買後のフォローによってCV(コンバージョン:最終成果)獲得増とLTV(顧客生涯価値)の向上に貢献する。GPTへの指示となる「プロンプト」の改善・改修を繰り返して業界・企業・ユースケースごとに最適化し、意図しない会話体験を抑制して質の高いユーザー体験を提供する。

特定のタスクでGPT活用を最適化するためモデルを微調整するファインチューニングでは、情報のリアルタイム性などの課題を「ラングチェーン」によって解決して最適なモデルを構築する。ジールスはこれまで社内でGPTを活用してチャットコマースの生産性向上に成果を上げてきた。今後この技術をさまざまな業界の企業に届けるため、実証実験ソリューションのチャットコマースGPTを提供することにした。

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