高校生Twitter利用者の半数は実名で利用、そのうち4割がアカウントを公開【マカフィー/MMD研究所調べ】

MMD研究所は「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」をマカフィーと共同で実施した。

MMD研究所は「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」をマカフィーと共同で実施した。事前調査の対象者は15歳~39歳の男女4,575人、本調査の対象は「SNS/ブログ/掲示板のいずれかを週に1回以上利用している」と回答した男女2,027人。

利用SNS、上位は「Twitter」「Instagram」

事前調査において15歳~39歳の男女4,575人(高校生634人、大学生1,043人、社会人20代1,638人、社会人30代1,260人)を対象に、週に1回以上利用しているサービスを聞いたところ、SNSで最も利用が多かったのは「Twitter(57.8%)」、次に「Instagram(44.0%)」だった(複数回答可)。

属性別では、高校生と大学生においてとりわけTwitterの利用率が高く、Facebookの利用率が低い。

高校生Twitter利用者の52.7%は実名で利用

「SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用している」と回答した人2,027人(高校生503人、大学生510人、社会人20代507人、社会人30代507人)を対象に、上位4つのSNSの中で実名で利用しているサービスを聞いたところ(複数回答可)、「Twitter」に関しては高校生の52.7%、大学生の44.5%が実名で利用していると回答した。

Twitterを実名で利用していると答えた706人を対象にTwitterの公開範囲(公開/非公開)を聞いたところ、高校生の41.1%、大学生の35.2%、社会人20代の37.1%、社会人30代の57.7%が公開設定を「すべての人」(=公開モード)にしていることがわかった。

本調査の対象である高校生503人のうち109人(21.7%)がTwitterを実名かつ公開モードで利用していることになる。

*以下、注釈のない限り、対象者は本項目と同じ「SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用している」と回答した人2,027人

Twitterの利用目的は「趣味に関する情報収集」が最多

SNSを利用する目的を複数回答可で聞いたところ、Twitterについては「趣味に関する情報収集」という回答が全体としては最多となった。ただし属性ごとに詳しく見ると、利用用途は少しずつ異なっている。

SNSを利用していてよかったことを聞いたところ(複数回答可)、「役に立つ情報を得られる」が53.9%と最も多く、次いで「すぐに友人・家族の近況がわかる」が38.4%、「新しい趣味が広がった」「行きたい場所が増えた」がそれぞれ36.1%となった。

高校生と大学生の6割、SNSへの投稿で後悔した経験あり

事前調査で「SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用しており、かつ一度でも投稿したことがある」と回答した1,720人(高校生449人、大学生441人、社会人20代434人、社会人30代396人)を対象に、投稿した内容を後悔したことがあるか聞いたところ、「後悔したことがある」という回答で半数を超えたのは高校生(60.6%)、大学生(62.8%)、社会人20代(57.1%)となった。

後悔の経験があると答えた985人に対して、後悔した投稿内容について聞いたところ(複数回答可)、「そのときの感情」という回答が最も多く47.3%、次いで「恋愛に関する内容」「自分の写真」が同率で21.9%となった。

高校生の8.2%は「投稿内容が学校内で問題になったことがある」

自身の投稿によって引き起こされた問題があるかを聞いたところ(複数回答可)、約8割が「問題になったことはない」と回答。起こったことがある事象として高校生で最も多い回答は「学校内で問題になった」で8.2%。大学生、社会人20代、社会人30代で最も多い回答は「内容が友人・知人・家族間で問題になった」であった。

自分自身もしくは友達が「なんらか問題になった」と回答した人に対して、どんな内容が問題になったかを自由回答で聞いたところ、次のような例が挙がったとのこと。

  • インスタのストーリーに学校の先生の悪口を名前を出して書いた(高校生 女性 自分自身のできごと)
  • いるはずがない場所に行っていたことがばれた(社会人20代 男性 自分自身のできごと)
  • 会社の業務を投稿した(社会人20代 男性 友人のできごと)
  • 違法ダウンロードの自慢(大学生 男性 友人のできごと)
  • 未成年の飲酒の発覚(高校生 女性 友人のできごと)

投稿した内容が何らかの問題になったと回答した人(n=395)に、投稿前の意識について聞いたところ、「特に問題のある内容だとは思わなかった」が41.3%、「少し投稿するのに迷ったが、問題になると思わなかった」が40.8%となった。

投稿による犯罪・事件予防策は「教育の強化」「投稿できない仕組み」「アラート」

SNSを介して起こる犯罪・事件を未然に防ぐ対応策としてどのようなものがいいかを聞いたところ(複数回答可)、「インターネット利用における教育の強化」が43.0%と最も多く、次いで「投稿に問題がありそうな場合、投稿できない仕組み」が38.4%、「投稿に問題がある場合、アラートがでる仕組み」が26.1%となった。

調査概要

  • 【調査名称】「高校生、大学生、社会人20代・30代のSNS利用に関する意識調査」
  • 【調査期間】2018年3月1日~3月5日
  • 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
事前調査
  • 【調査対象】15歳から39歳の男女
  • 【回答者数】4,575人(高校生 n=634、大学生 n=1,043、社会人20代 n=1,638、社会人30代 n=1,260)
本調査
  • 【調査対象】SNS、ブログ、掲示板を週に1回以上利用している15歳から39歳の男女
  • 【回答者数】2,027人(高校生 n=503、大学生 n=510、社会人20代 n=507、社会人30代 n=507)
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