20代のTikTok 利用率は12%。Twitter は65%、Instagram は46%【MMD研究所調べ】
MMD研究所はスマートフォンを所有している20歳~69歳の男女557人を対象に「2018年スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」を実施した。この調査は2014年から継続的に行われており、利用率等の推移が確認できる。
Instagram の利用率は続伸し32.1%に。TikTok は20代の12.4%が利用
各SNSの利用状況について聞いたところ、「現在利用している」という回答はFacebookが37.2%(前年比−3.5ポイント)、Twitterが41.3%(同−1.7ポイント)、Instagramが32.1%(同+2.4ポイント)となった。
調査が開始された2014年からの推移を見ると、2014年に半数以上に利用されていたFacebook が漸減して4割を切る一方、Twitter はほぼ横ばいで4割をキープ、Instagram は2014年の13.5%から32.1%まで利用者を増やしている。
以下4点のグラフは、各SNSの利用状況(*)を年代別にみたもの。いずれも20代(20歳~29歳)が最も高く、おおむね年代が上がるにつれて利用率が減少する傾向にあるが、Facebook の60代、Twitter の40代など、利用率が跳ねている年代が一部に見受けられる。
*回答の選択肢: 「現在利用している」「過去に利用したことがある」「利用したことはない」
また今回、TikTok が追加されている。調査対象者の中では主たるユーザー層に近いと想定される20代において、「過去に利用したことがある」(18.0%)が「現在利用している」(12.4%)を上回っている点は示唆に富む。
最も利用したアプリは「SNS」「天気」「ゲーム」。「動画」が急減
「コミュニケーション以外のスマートフォンアプリで最も利用したアプリのジャンル」を単一回答で聞いたところ、「SNS」が13.3%と最も多く、次いで「天気」が12.9%、「ゲーム」が12.0%となった。
上位5サービスを2017年12月の調査と比較すると、「天気」が3.9ポイント、「ニュース」が2.5ポイント増えている。また、前回は16.7%だった「動画」の利用率が7.9%に急減している。
「スマートフォンで音楽を聴く」は65%。その半数は「YouTubeなどの動画サイトで」
スマートフォンで音楽を聴くかを聞いたところ、64.8%が音楽を聴いていると回答した。2017年12月の調査と比較すると5.8ポイント増えている。
スマートフォンで音楽を聴いていると回答した人(n=361)を対象に、スマートフォンでの音楽利用状況(複数回答可)を聞いたところ、「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が53.5%と最も多かった。次いで「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が42.1%、「iTunes Storeから購入して聴いている」が31.6%となっている。
2017年12月の調査と比較すると、「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が10.5ポイント、「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が6.4ポイント、「定額制音楽配信サービスで音楽を聴いている」が6.0ポイント増えている。
調査概要
- 【調査対象】20歳から69歳の男女
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年12月27日~12月28日
- 【回答者数】557人
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