大学の新入生のコミュニケーションツール、LINE/Twitterが2強【東京工科大学調べ】
東京工科大学は、2018年度の新入生1,735名(男:女=64%:36%)を対象に、コミュニケーションツールの利用状況などに関するアンケート調査を実施した。この調査は2014年から継続して実施されており、5年間の推移がうかがえるものとなっている。
SNS利用:LINE、Twitterの2強変わらず。Instagramは男女共に2桁増
現在利用しているSNSを複数回答で聞いたところ、「LINE」が3年連続でほぼ全員、「Twitter」が同じく8割以上を維持した。「Instagram」は前年から13.4ポイント増の46.6%となった。「Facebook」は同4.4ポイント減の11.8%で、減少傾向が続いている。
男女別では、InstagramおよびSNOWで利用状況に顕著な差がみられた。Instagramは、女子が70.0%(前年比13.6ポイント増)、男子が33.2%(同12.3ポイント増)。女子の「SNOW」利用率は57.0%で、男子の約4倍となっている。
連絡手段:SNSへの集約が進む。キャリアメールは2割まで減少
「普段、友人とのメッセージのやり取りで利用している連絡方法」を聞いたところ、LINEが3年連続でほぼ全員、Twitterのダイレクトメッセージが同じく4割強となった。
時系列でみると、携帯電話/スマートフォンのキャリアメールは前年比6.2ポイント減の20.6%で、調査が開始された2014年の71.4%からは50ポイント以上も減少している。ショートメールも15.3%となり引き続き減少。前項のSNS利用率と同様、2強への集約・定着化の傾向がみられた。
男女別では、2位〜4位でいずれも女性が1割以上高いという結果となったが、全体的な傾向は似通っている。
新入生の4割弱が入学前にSNSなどで連絡
入学前に新入生同士でSNSなどで連絡を取り合ったことが「ある」のは全体の4割弱(37.2%)。男女別では女子(45.4%)が男子(32.5%)を上回っている。
学部別にみると、最も高かったのはデザイン学部で47.7%、最も低かったのは工学部で26.4%とのこと。
ニュースの情報源:テレビが8割。TwitterとLINEも半数以上
世の中の動きについて情報を得るメディアを複数回答で聞いたところ、テレビが82.4%で最多となった。次いでTwitterが57.2%、LINEが55.0%。
男女で比較すると、男子はニュースサイトやニュースアプリの利用率が女子より高く、女子はテレビやLINEの利用率が男子より高い。また女子の7割が利用するInstagramは、情報源としても女子の18.9%が挙げている(前年比7.7ポイント増)。
一方、「最も信頼できるメディア」(単一回答)では、テレビが51.9%、次いで新聞が16.3%となった。特に女子ではこの2媒体で8割近く(79.1%)を占めている。
携帯電話の種別:7割がiPhone。女子では8割を超える
現在、主に使用している携帯電話を聞いたところ、iPhoneが72.8%、その他のスマートフォン(≒Android)が25.1%となった。特に女子でiPhoneの人気が高い。
時系列でみると、iPhoneとその他スマートフォンの差が拡大してきていることがわかる。また2014年に13.1%あったフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)は、2018年には0.6%となった。
調査概要
- 【調査対象】2018年度の新入生(八王子キャンパス、蒲田キャンパス)
- 【調査方法】新入生ガイダンスにて調査票を配布・回収 ※入学者全員とは若干異なる
- 【調査時期】2018年4月5日・6日
- 【回答者数】1,735名
- 【回答率】100%
- 【回答者属性】男女比:64%・36%。詳細な回答者属性は以下を参照のこと:
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