20~60代のFacebook、Twitter、Instagramの利用率は?【MMD研究所調べ】
MMD研究所は20歳~69歳の男女558人を対象に「2017年スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」を実施した。調査名に「定点調査」とあるとおり継続的に実施されているもので、過去からの推移が確認できる。結果の一部を紹介する。
「利用中のSNS」Instagramが約3割まで伸長
スマートフォンを所有する20歳から69歳の男女558人を対象(以下同じ)に、Facebook、Twitter、Instagramの利用について聞いたところ、「現在利用している」という回答はFacebookが40.7%、Twitterが43.0%となった。両サービスは過去3年、いずれも4割前後で推移している。
一方、Instagramを「現在利用している」という回答は前年から6.5ポイント増加し、29.7%となった。Instagramは2015年から2016年にかけても8.3ポイント増加しており、急速にユーザー層を拡大しているようすが見てとれる。
※2014年から2015年にかけての推移もMMD研究所のサイトで参照が可能。
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1512.html
年代別SNS利用率: 20代ではTwitter 64%、Instagram 50%に
以下3点は、各SNSの利用状況(※)を年代別にみたもの。いずれも20代(20歳~29歳)が最も高く、年代が上がるにつれて利用率が減少するが、減少の傾向はSNSごとに異なっている。
※回答の選択肢: 「現在利用している」「過去に利用したことがある」「利用したことはない」
20代における利用率の比較では、Twitter(63.6%)、Instagram(50.0%)、Facebook(47.7%)となっている。
最も利用したアプリは「動画」「SNS」「ゲーム」
「コミュニケーション以外のスマートフォンアプリで最も利用したアプリのジャンル」を単一回答で聞いたところ、「動画」が16.7%と最も多く、次いで「SNS」が14.9%、「ゲーム」が14.2%となった。
上記に「天気」「ニュース」を加えた上位5ジャンルにおける過去3年間の推移は以下のとおり。
スマートフォンでの音楽聴取は59.0%。音源はYouTubeなど動画サイト
スマートフォンで音楽を聴くかを聞いたところ、59.0%が音楽を聴いていると回答した。年代別で見ると20代の65.9%が最も多く、年代が上がるにつれスマートフォンで音楽を聴く比率が低くなる傾向があった。
前項でスマートフォンで音楽を聴いていると回答した329人を対象に、スマートフォンでの音楽利用状況を複数回答で聞いたところ、どの年代も「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」という回答が最多となった。
次に多かったのは20代では「レンタルしたCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」、30代では「iTunes Storeから購入して聴いている」、40~60代は「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」で、世代間の差異が現れた。
調査概要
- 【調査対象】スマートフォンを所有する20歳から69歳の男女
- 【調査方法】インターネットリサーチ
- 【調査時期】2017年12月22日~12月23日
- 【回答者数】558人
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