30代女性、Instagramのフォロー総数10～300未満が半数、1000以上も15％【サイバー・バズ調べ】

サイバー・バズが運営する「インフルエンサー研究所」は30代女性を対象に「インフルエンサーをフォローするユーザーの心理」に関する調査を実施した。

河田顕治 2018/1/22 7:00 調査／リサーチ／統計

記事初出の時点でタイトルに誤りがあり、修正しました（1/22）。

サイバー・バズが運営する「インフルエンサー研究所」は、30代女性を対象に「インフルエンサーをフォローするユーザーの心理」に関する調査を実施した。これはSNSが購買行動に高い役割を果たすとされている30代女性に注目し、インフルエンサー施策におけるプロモーションのポイントを探るもの。その結果を紹介する。

30代女性のフォロー総数は300未満が半数

「Instagramでフォローしている総アカウント数は次のうちどれですか？」という問いに対しては、10～100が23％、100～300が25％となり、300アカウント未満が半数を占めた。一方で、1,000アカウント以上をフォローしているという回答が15％にのぼっている。

※「（Instagramの）アカウントなし」は7％。

ユーザーの6割にお気に入りのインフルエンサーが存在

Instagramアカウントを持っている233名のユーザーに対し「現在、頻繁に投稿をチェックするお気に入りのインフルエンサー（※）はいますか？」と質問したころ、62％のユーザーが「YES」と回答した。

※本調査では「フォロワー1万人以上のInstagramユーザー」をインフルエンサーと定義している

お気に入りのインフルエンサーのジャンル第1位は「ファッション」

前項で「お気に入りのインフルエンサーがいる」と回答した144名（以下同じ）に対して「最もお気に入りのインフルエンサーのジャンル」を聞いたところ、第1位は「ファッション」（38％）、第2位は「美容」（23％）となった。以下、「ライフスタイル」（14％）、「フード」（10％）と続く。

ハッシュタグの設計が重要に

「お気に入りのインフルエンサーをフォローしたきっかけ」に関する質問（複数回答）では、「ハッシュタグ検索から見つけた」が18％、次いで「人気投稿で見つけた」が14％となった。また、検索画面にユーザーの興味関心に合致しそうな投稿を表示する「おすすめの投稿」から見つけてフォローするケースも11％にのぼった。

2位の「人気投稿」もハッシュタグ検索後に表示されることから、インフルエンサー研究所は「インフルエンサーを活用したプロモーション施策においては、ハッシュタグの設計が重要なポイントのひとつになる」と指摘。効果的なハッシュタグを設計し、多くのユーザーとの接触を狙うことで、さらなるプロモーション効果の向上につなげることができるとしている。

フォローしている理由は「本人のファン」「投稿の参考に」「最新トレンドをキャッチ」

「お気に入りのインフルエンサーをフォローしている理由」（複数回答）では、「ユーザー本人のファン」が最多の22％となっており、インフルエンサー本人に注目してフォローするケースが多い。

次いで「写真が自分の投稿の参考になる」が20％。インフルエンサーが持つ高いクリエイティブ力を発揮した投稿写真や、写真から伝わる世界観に注目し、ユーザー自身の投稿時に参考にしているものと考えられることから、「一般ユーザーが“真似したくなるような写真の投稿”を意識することも、広告効果の向上につながると考えることができます（インフルエンサー研究所）」。

また「最新のトレンドをキャッチできる」という回答も18％にのぼった。ここから、お気に入りのインフルエンサーが利用している商品やサービスなどへの注目度は高く、トレンド感の創出において有効であるとインフルエンサー研究所は分析している。