30代女性の4割が商品・サービスをYouTubeで検索。理解の促進に効果あり【サイバー・バズ調べ】
サイバー・バズが運営する「インフルエンサー研究所」は、30代女性を対象に、YouTubeの利用実態に関する調査を実施した。これはSNSが購買行動に高い役割を果たすとされている30代女性に注目し、YouTubeをプロモーションに利用する際のポイントを探るもの。その結果を紹介する。
ほぼ全員がYouTubeを視聴。頻度も高い
30代女性296人に対して「YouTubeを視聴した経験はありますか?」と聞いた結果、「視聴あり」と回答した比率は99%であった。
視聴経験があると回答した293人に対して視聴の頻度を質問したところ、「ほぼ毎日」が27%、「週3~4回」が18%となった。
4割が商品・サービスをYouTubeで検索
「気になった商品・サービスをYouTubeで検索したことがありますか?」との質問に対しては、40%が「検索経験あり」と回答した。
上記で「検索したことがある」と回答した人にその具体的な理由を自由記述で聞いたところ、「商品の使い方を知りたい」「使用感を動画で確かめたい」「実際の効果を見たい」などの回答があった。企業がYouTubeを通じて「使い方や効果をわかりやすく伝えることで、商品やサービスに対する理解を深めることができる」とサイバー・バズでは分析している。
また、YouTuberの動画を参考にしているとのコメントもあった。
公式サイト、口コミサイトのほか「Instagram」「ブログ」も上位に
「気になった商品・サービスを検索する際に、よく利用するものは何か」を複数選択で聞いたところ、上位は「商品・サービス公式サイト」(21%)、「レビュー・クチコミサイト」(20%)、「Instagram」(19%)、「ブログ」(18%)となった。YouTubeは10%、Twitterは9%。
「チャンネル登録あり」は36%。うち半数が購入経験者
「YouTubeのチャンネル登録」について質問したところ、64%が「登録していない」と回答。「登録あり」と回答した人(36%)の中で1番多かった登録チャンネル数は「1以上~5未満」(15%)であった。
チャンネル登録をしていると答えた104名のうち、YouTuberが紹介した商品・サービスを購入した経験のある回答者は半数(52名)であった。
上記の購入経験者52名に購入理由を聞いたところ、「商品の良さがよくわかったから」(58%)が最多となり、次いで「使い方がよくわかったから」(19%)となった。
サイバー・バズは企業のマーケティング活動におけるYouTubeの活用に関して、「商品やサービスの使い方や手順、使用感や効果などを上手く伝えることが、購入意欲を向上させるポイント」だと指摘している。
調査概要
- 【調査名称】「30代女性のYouTube利用実態調査」
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年2月8日~2月12日
- 【調査対象】ソーシャルメディアユーザーネットワーク「Ripre」会員のうち、30代の女性
- 【回答者数】296名
- 【調査地域】全国
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