Instagramの投稿で購買につながるのは有名人より「友人・同僚の投稿」、女性インスタユーザー650人を調査

サイバー・バズが自社SNSの女性Instagramユーザー650人のアンケート調査結果を公開

広告メディア事業のサイバー・バズは、女性Instagramユーザーの「商品投稿に関する購買行動」についての調査結果を5月20日に公開した。

同調査は、同社のSNSを活用した読者モニターサービス「Ripre(リプレ)」女性会員のInstagramユーザー650人に対して2015年12月19日~24日にアンケート調査を行ったもの。

同調査によると、「ご自身のInstagramの利用方法で一番近いものを教えて下さい」という質問に対して「投稿はせず閲覧のみ」と回答したのはわずか6%で、94%が「投稿も閲覧もする」と回答。Instagramはアクティブなユーザーが多いことがわかる。

注目すべきは、「友人や同僚の投稿」と「有名人の投稿」で購買行動に差が見られたこと。

フォローしている友人や同僚によるInstagram内の投稿に対して、50%のユーザーが「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」と回答。身近な人の投稿には、フォロワーの購買意欲を高める傾向があるという。

「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」友人や同僚による投稿の場合
「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」友人や同僚による投稿の場合

一方、タレントやモデルなどの有名人の投稿に対しては、35%のユーザーが「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」と回答。友人や同僚よりも15ポイント少ない結果となった。

「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」有名人による投稿の場合
「実際に商品購入(店舗来店)をした経験がある」有名人による投稿の場合

ただし、有名人の投稿に対して「商品購入(店舗来店)したことはないが、気になってネットでの検索をしたことはある」と回答したユーザーは39%で、友人や同僚よりも12ポイント高く、有名人の投稿は、購買行動よりも検索行動につながる「興味喚起」の傾向が強いとしている。

また、Instagramで投稿されている商品のなかで、実際に購入したことがある商品は「美容関連」がトップで、続いて「食品・飲料・アルコール類」「ファッション関連」の順となった。

購入したことがある商品
購入したことがある商品

同社は、Instagramの企業マーケティング活動では「有名人」と「友人・知人など身近な人」を有効に組み合わせた施策が重要になるとしている。

調査概要
  • 調査主体: 株式会社サイバー・バズ
  • 調査内容: 商品投稿に関する購買行動
  • 調査地域: 全国
  • 調査対象者: 20歳から50歳の女性
  • 調査方法: インターネット調査
  • 調査期間: 2015年12月19日(土)~2015年12月24日(木)
  • 有効回答数: Ripre会員650サンプル
回答者の年代:性別
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