2022年12月のうちに記事タイトルを「2023年」に更新するのはありか?
グーグル検索SEO情報②
2022年12月のうちに記事タイトルを「2023年」に更新するのはありか?
コンテンツを大幅更新していないのならダメ (John Mueller on Twitter) 海外情報
記事タイトルに含める「年」の更新について、グーグルのジョン・ミューラー氏がツイッターでフォロワーとやり取りしていたので紹介する。
(フォロワー①)まもなく2023年になります。すべてのコンテンツのタイトルを12月中に「2023年版」のように更新したら、まだ来ていない年への突然の変更に対してグーグルはどのように反応しますか?
(ミューラー氏)大幅に新しいコンテンツがあるのか? あるなら日付を更新すればいい。ないのであれば、日付を更新してはいけない。
中身を変えていないのに日付だけを更新しているスパムや低品質コンテンツをたくさん見る。そういったものは明らかにわかるし、みっともない。
Is there significantly new content? Then update the dates. Is there no significantly new content? Then don't update the dates. We see a lot of spam & low-quality content that just arbitrarily updates dates ("Best fax machine for 2023"), it's pretty obvious & embarassing.
— John Mueller is mostly not here 🐀 (@JohnMu) November 26, 2022
別のフォロワーが続けて質問した。
(フォロワー②)何十年もの間「新しい」とみなされるような廃れることのないコンテンツはどうなりますか? 日付の変更とともに最新のヒントを少し追加すればうまくいくのでは?
(ミューラー氏)コンテンツの更新に悪いことはなにもない。大幅に更新したのであれば、日付を更新していい(あるいは、更新日を使ってもいい)。真面目なサイトはそうしている。
しかし、少しだけいじっただけで「2023年でも有効です」と言うのは、大幅な更新とは言わない。
There's nothing wrong with updating content, and when you make significant changes, updating the date (or using an update-date). Serious sites do that. Just tweaking, and saying "oh, still valid in 2023" is not a significant update.
— John Mueller is mostly not here 🐀 (@JohnMu) November 29, 2022
内容を大きく編集したのであれば、日付表記を変えるのは理にかなっている(個人的には、公開日はそのままにしておき、更新日で知らせるのが良いと考える)。
しかし、中身がほとんど変わっていないのに日付を変えるのは不適切(不誠実)な行為だ。ともすればユーザーを騙していることになる。スパム扱いされても仕方がない。
もともとの質問は、記事タイトル内に記載する年の更新についてだったが、ミューラー氏は記事に記載している公開日について回答していたようだ。いずれにせよ、考え方は同じだ。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
グーグルがサポートしていないmetaタグと属性は何?
meta keywordsとlang (Dave Smart on Mastodon) 海外情報
グーグルは、サポートしているmeta
タグと属性を解説する技術ドキュメントに、サポートしていないmeta
タグと属性を追加した。次の3つだ:
- ×
meta keywords
タグ - × HTMLタグのグローバル属性
lang
- ×
link rel="next"
とlink rel="prev"
こうしたタグを、グーグルは以前から利用していない(特に上の2つはずっと以前から)。しかし、文書として明確にしていなかったように思う。
これらのタグや属性をHTML内に記述していたとしても、グーグル検索では何の意味もない(害になることもないが)。他の検索エンジンやシステムでは利用している場合もあるかもしれないが、「SEOのために」「グーグル検索のために」という意図だけで記載するルールにしているならば、工数の無駄だ。今後は不要というルールに改めておくといいだろう。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
SEOに強いウェブ担当者になるための極意
自身の体験をもとに伝授 (LANY) 国内情報
「【強いSEO担当者になるための手順】新人SEO担当者からSEO会社の代表になるまでにやってきた全て」と題した記事を紹介する。株式会社LANYの代表である竹内 渓太氏が自身の体験をもとに綴ったものだ。
この記事の目的を竹内氏は冒頭で次のように説明している:
右も左もわからないSEO初心者だった私が、クライアント数50社、SEOコンサルタント10名、SEOディレクターやライター30名程度のSEO会社の代表になるまでにやってきたすべてを紹介します。
SEOの世界に長くいる人ならば、「強いSEO担当者になるための手順」というタイトルを見て「あー、またこういう感じの記事か」と思うかもしれない。しかし、この記事は、いわゆる「SEO」の世界に閉じた内容ではない(それが今回紹介した理由でもある)。
竹内氏はまず、強いSEO担当者が持っているべき能力として次を挙げている:
- SEOが好き
- Webやインターネットの理解が深い
- システム開発への理解が深い
- 国語力が高い(論理的思考力、プレゼンテーション能力)
- 謎解き力が高い(仮説思考力、抽象化思考力)
- 答えのない問題に対するストレス耐性が高い
- あくなき知的好奇心がある
- 物事の推進力がある
最初の3つはSEO的ではあるが、ポイントは後半だ。どれもSEOに直接関係するものではないように見える。しかし、「組織のなかでビジネスに価値をもたらすSEO」の観点でいえば、後半のような能力が大切なのは納得だ。
続いて、強いSEO担当者になるための5つのステップを説明している:
- 地頭力を鍛える
- SEOの全体像を掴む
- Webやシステム開発、デジタルマーケティングの全体像を掴む
- SEOのフロー情報を追いかけ続ける
- SEO担当で必要な業務を繰り返し実行する
このステップを踏めばSEOに強くなれるという。いずれも参考書籍や参考ドキュメントを示しながら、簡潔にわかりやすく解説してくれている。
特に、ステップ1の「地頭力を鍛える」に関しては、SEOに関する情報だけを見ていては入ってこない情報なのではないかと思う。
「強いSEO担当者」を目標に据えているが、能力にしてもステップにしても、SEOの部分を他の分野に置き換えれば、多くの業種・職種に共通して当てはまるように思える。著者自身がそうであると納得できるほどに、論理的な内容だ。
SEO上級者を目指す人、そしてビジネスパーソンとしての能力を磨きたい人は、ぜひ参考にしたい。
- ビジネスパーソンならみんな読んで損はない
MFI移行は残された最後の組を残すのみ!
本当だいいのだが (John Mueller on Twitter) 海外情報
モバイル ファースト インデックス(MFI)への移行がいっこうに完了しないサイトの管理者が、グーグルのジョン・ミューラーに状況を問い合わせた。ミューラー氏は次のように回答した:
スマホに対して深刻な問題を本当に抱えていないのであれば、心配はいらない。私が知る限りでは、最後の処理がまもなく実行される。
I wouldn't worry about it unless your site really has serious issues on mobile. The last batches of sites are afaik coming soon.
— John Mueller is mostly not here 🐀 (@JohnMu) November 22, 2022
モバイル ファースト インデックスは2016年11月に発表された。十分な準備期間を経て、準備が整ったサイトから2018年3月に移行が始まった。2022年3月には移行を完了する予定だったが、完了時期は白紙となり、発表から6年以上が経過した2022年11月時点でも完了できていない。しかも、準備ができているはずなのに移行できてないサイトがまだ存在するのだ(筆者の Search Console に登録しているサイトにもある)。
「残された最後の未移行の処理がまもなく実行される」とミューラー氏は言う。信じたいところだが果たしてどうだろうか?
筆者が(11月上旬に)非公式で得た情報では、ある超大手サイトがまだ完全にスマホ対応できておらず、強制移行すると影響が大きすぎるため完了できないのだという。解決できたのであればいいのだが。
- MFI移行できていないすべてのWeb担当者 必見!
「ショッピング タブのリスティング」ツールがSCに追加される
無料リスティングの掲載手続きができる (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
Search Consoleに「ショッピング タブのリスティング」というツールが追加される。次の機能を利用できる:
- ショッピングタブでの商品掲載
- ショッピングタブの掲載状況のレポート
多くのECサイトでは商品構造化データをすでに追加しているはずだ。このツールを使えば、今すぐにでもショッピングタブに掲載する準備を整えられる。
「ショッピング タブのリスティング」は、今後数週間にわたって段階的に展開するため、まだSearch Consoleに出ていないかもしれない。
すでにSearch Consoleに出ているがマーチャントセンターに未登録ならば、ショッピングタブ掲載のプロセスを始めるといい。操作手順はヘルプ記事で確かめられる。
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