国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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待ってました、グーグル社員によるオフィスアワーが復活!

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グーグル検索SEO情報②

待ってました、グーグル社員によるオフィスアワーが復活!
金谷氏とあんな氏は健在 (ウェブマスター オフィスアワー 2020 年 06 月 04 日) 国内情報

金谷氏とあんな氏によるオフィスアワーは一時的に中断していたが復活した。いつもとは異なり、ライブではなく録画の配信であったが特に不満は出なかったようだ。

2 人が回答した質問は次のとおりだ。久しぶりのせいか、今までにないボリュームだ。

  • 検索パフォーマンスレポートの見方(0:11:00)
  • 各 Google サービスの集計結果が一致しない(0:14:35)
  • FAQ 構造化データの数値の定義(0:16:40)
  • アコーディオンでテキストを隠すのは問題か(0:18:44)
  • 検索結果に 1 ページ目までしか表示されない(0:21:50)
  • ガイド付きレシピで謎のエラー(0:21:50)
  • スマホページのみが検索結果に表示される(0:21:50)
  • rel="canonical" 属性の効果(0:21:50)
  • 新規サイトが MFI 対応されない(0:31:06)
  • サイトがインデックスされない(0:31:06)
  • インデックス登録されない時の対処法(0:31:06)
  • URL は登録できますが問題がある(0:31:06)
  • サイトマップが送信できない件(0:31:06)
  • Ameba blog で Search Console と連携したい(0:31:06)
  • 指名検索で表示されなくなった(0:40:16 )
  • 新サービス立ち上げ時のドメイン(0:44:47)
  • ルートドメインとサブドメインの関係(0:48:09)
  • 新規ドメインでコンテンツ再公開すると重複?(0:50:04)
  • 自分のブログ記事が無断で転用される(0:50:04)
  • スパムレポートは1件ずつ送るしかないの?(0:50:04)
  • FAQ の構造化マークアップを復活させたい(0:50:04)
  • 構造化データの重複は問題になるのか(1:01:45)
  • 「JavaScript を使った構造化マークアップ」のガイドライン(1:02:40)
  • FAQリッチリザルト(1:04:42)
  • 大規模サイトリスト型ページのページネーション(1:07:34)
  • お店の一覧ページは noindex にするべきか(1:09:26)
  • Googlebot の JavaScript レンダリングの処理(1:11:49)

良い質問もそろっている。まだ視聴していない人のために動画を埋め込んでおく。該当の場所のタイムスタンプをふってあるので、気になる質問の回答だけでも確認しておこう。

★★★★★
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グーグル検索したユーザーの99% 以上はスパムを経験していない!?
スパム対策の本気度を示すデータをグーグルが公表 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報

「最近のグーグル検索は精度が低い」「そうでもないと思う、良くなっている」といった会話は、SEO担当者の間で常に行われているものだ。人によって検索のコンテキストが異なることから、検索品質の評価も人によって違うのは当たり前だろう。

検索品質、特にウェブスパム対策をどの程度うまくできているのかについて、グーグル自身はどう評価しているのかを、グーグルが公表した。2019年の実績では、毎日250億を超えるスパムを観測し、次のような成果をあげたそうだ:

  • Google 検索結果からのアクセスの 99% 以上がスパムを経験していない
  • 2018 年には、ユーザー生成スパムを 80% 削減できたが、2019 年も増加していない
  • リンクスパムの 90% 以上が Google のシステムによって検出
  • ハッキングは、依然としてよく見られるが過去数年に比べると落ち着いている
  • 自動生成および無断複製されたコンテンツによる影響を 2018 年と比較して 2019 年は 60% 以上削減
  • 2019 年に約 23 万件の検索スパムの報告を受け、そのうちの 82% に対して措置を講じる
  • 問題を発見したサイトに 9 千万件を超えるメッセージを Search Console から送信――うち約 430 万件は手動による対策に関する通知

検索結果からスパムを100%完全に排除することは不可能だが、少なくとも「グーグルがウェブスパムだと判定するもの」の撲滅への取り組みは確実に実を結んでいるようだ。

たとえば、グーグルが対策に非常に手を焼いたリンクスパムは(たとえゼロではないにしても)実感できるほどに姿を消している。

リンクスパムの 90% 以上が Google のシステムによって検出され、有料リンクや相互リンクなどの手法の効果が抑制されました

この報告は本当の結果だと筆者は思う。アルゴリズムが見逃したリンクスパムの多くもスパムチームの目視チェックにより発見されているに違いない。

スパムに対するグーグルの努力をたたえるとともに、スパム手法には絶対に手を出さない姿勢を今後も続けていこう。またスパムを発見した際には通報できる。効果がすぐには現れないとしても、筆者たちが送ったスパムレポートはグーグルのスパム対策を手助けしているのだ。

★★★★☆
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PWAで構築したECサイトの一覧
さまざまなジャンルから集まっている (Sander Mangel on GitHub) 海外情報

PWAの技術を採用して構築したECサイトを調べ上げた人がいた。

アパレルから宝石、生活、健康、美容などさまざまなジャンルのPWA製ECサイトが集まっている。情報も英語で紹介されているのも英語サイトだが、

  • 利用しているフロントエンド(Vue.js・React・Angularなど)
  • 利用しているバックエンド(Magento・Shopifyなど)

などの情報も添えられている。どのサイトも、PWAを効果的に利用しているようだ。

どんなPWAの機能を具体的に利用しているかまでは外からではすべて知ることは難しいかもしれない。しかし開発者と一緒に分析して、良さそうなものは自分のサイトにも取り入れてみるといい。

自分のサイトとは異なるジャンルのサイトもチェックしたい。意外な発見を期待できる。

★★★☆☆
  • PWAを採用しているECサイトのすべてのWeb担当者 必見!
  • PWAがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
  • 技術がわかる人に伝えましょう

HTMLのimgタグに書くwidth/height属性の役割が進化!!
コアウェブバイタルで重要なCLSを改善する方法おしえます (mizdra's blog) 国内情報

HTMLには古くからある画像要素(imgタグ)だが、画像の読み込みを経てもページ内の要素がズレないようにする新たな仕様が実装されつつあるので、紹介しておく。

……と書くと「あ、技術的なことか、関係ない」と思うかもしれないが、そうではない。

これはグーグルの定めるCore Web Vitals(コア ウェブ バイタル)の1つであるCLS(Cumulative Layout Shift、累積レイアウト変更)にも関係する重要なものだ。

要は、ユーザーが意図しないレイアウトのずれ(Layout Shift)を抑えるための仕様だ。

元記事では、画像によるレイアウトのズレが発生する原因とその解決策を詳細に解説している。技術的に高度な内容も含んでいるが、読んでおいて損はない良記事だ。

ちなみに、結論だけ書いておくと、次のようなものだ:

  • 画像の読み込み中でも表示予定の領域を確保しておきズレが発生しないようにする仕様
  • JavaScriptなどは一切使わず、HTMLやCSSをブラウザがどう解釈するかの話
  • imgタグの書き方は今までと変わらない(特に新しい属性が追加されたわけではない)
  • width/height属性で元画像のサイズを正しく指定しておく
  • 表示サイズはCSSのwidth/heightプロパティで指定する
  • これでレスポンシブ画像でも読み込み中に表示予定の領域を確保できる

なぜこうした仕様になったのか、歴史的な経緯を把握したうえで、「画像読み込み中の表示ズレを抑えるHTMLの書き方」を理解しよう。

★★★★☆
  • すべてのWeb担当者 必見!
  • 技術がわかる人に伝えましょう

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