企業Web担当者初級講座

新人のWeb担当者・マーケターになったあなたが今すぐやるべき4つの準備

マーケティング全体の視点から、Web担当者としてやるべきことを整理します
鈴木 健(ニューバランスジャパン) 2017/10/17(火) 7:00 |
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え、いきなりですか? 本当に?

きみ、明日からWeb担当者ね。うちの会社もデジタルマーケティング部を作るから。

ここ数年、Web担当者向けの初級講座を担当させていただいていますが、いまだに企業のマーケティングの役割のなかで、突然、Web担当者に任命されるという状況は少なくないようです。

  • 新規にデジタルマーケティング部門を立ち上げる
  • 担当者が退職するので急に引き継ぐことになった
  • 人事ローテーションでWeb担当者になる
  • 社長や上司の一言で任命された

企業ごとにいくつかの外部および内部要因は考えられますが、それはこの記事のテーマではないので、今回はやめておきましょう。だって、もう担当者に任命されたのですから、今からできることを考えましょう。むしろいい機会だと捉えて積極的に取り組むことをお勧めします。

ここでは、Web担当者初級講座を受けるような初心者向けに、まず何をすべきか話したいと思います。

記事の最後に、筆者の鈴木さんが本記事の内容を実践するセミナーの案内があります。

あなたがやるべき4つの準備

まず前提として、著者自身はWeb担当者という肩書きではありません。ですので、単にWeb担当者というだけでなく、マーケティング担当者として意識してもらいたいことをメインに語ります。

なぜなら現在のマーケティングは、「Web担当者だから」という視点だけでは不十分なほど、デジタルチャネルの重要性が高まりつつあるからです。一方で、Web担当者に限らず、マーケティング職種の専門化、スキルのセグメント化が激しくなりつつあります。

特にデジタルマーケティングに関わる人材や、それにまつわる能力や知識は分散しがちです。そのため、統一してマーケティングを遂行することがますます困難になっています。

そういった意味でも、マーケティング業務を担うWeb担当者の立場を、マーケティング全体の視点から改めて認識する必要があると考えます。

1.「新しい仕事」に備えよ

Web担当者になる(なった)ということは、当たり前ですが、前の仕事や業務から新しい責任と職務に切り替わるということです。マーケティング部門内の配置変換ならいざしらず、Web担当者の業務がまったく新しい職務の場合は、2つやるべきことがあります。

  1. 以前の業務をきちんと引き継ぐか他人に渡すこと
  2. 前の仕事や業務を兼務せず、新しい仕事に専念する

これはつまり、やることを明確化することですが、やらないことを決めるとも言えます。新しい知識やスキルを習得し、業務に活かすためにはそのための時間、労力、集中力などのリソースを自分のなかできちんと確保してください。

仕事というのは、実は「常にやること」が習慣化しがちなので、前の仕事で当たり前だったことを習慣で続けている人は意外と多いものです。

自分のやっている仕事を一度、棚卸ししてみましょう。そのうえで、以前やっていたことをリストにして、続ける必要があるのかないのか、見直すといいでしょう。迷ったら思い切ってやめてみて、その分の新しいチェックリストを作ることを目指しましょう。

2.他人からみた 「自分の役割」への期待を知れ

Web担当者として新しい仕事をはじめるということは、新しいメンバー、組織、取引先、協力会社と仕事をすることになります。

(1)で自分のやらないことを整理したら、その新しいメンバーや取引先から、職務に関する自身の仕事の期待、やってほしいことをヒアリングしましょう。

いきなり業務ミーティングに入ることが多いでしょうが、できれば実務のミーティングとは別に個別にインタビューすることをお勧めします。なるべく個別に話を聞けるように、担当者と自分で一対一であることが理想的です。

上司とはすでに何度も話している人が多いでしょうが、できれば関係する他部署の担当者、取引先、協力会社の場合は先方のオフィスに出向いてインタビューしてみましょう。

もし、Web担当者が複数いるチームの一員として参加する場合でも、なるべく1人で話すのがお勧めです。まず、自分でコミュニケーションの機会を個別にきちんと取ること。そして、自分が先頭に立って一緒に仕事をする人たちと業務に関して話すことで、自分に求められていることをクリアにします。

もし前任者と比較されるようなことがあっても、素直に耳を傾けて相手から話を引き出すことが重要です。Web担当者の仕事は多岐に渡ることが多いので、「自分がどうしたい」とかいうよりは、まわりから「こうしてほしい」と言われるほうが聞きやすいはずです。

この時点で周りから見た自分の仕事の責任や職務についてイメージを描くことができるので、そのうえでわからないことや勉強すべきことをリストアップしておくと、後々役に立ちます。

3.業務ではなく「目的」を明確にせよ

この時点で自分のやることリストをたくさんメモに書き出したら、それをそのまま実行するのではなく、それらの業務がどんな会社のマーケティングの目的を達成するのに役立つか考えましょう。

たとえば、Web担当者として企業が出すプレスリリースの情報をWebサイトに掲載する業務があったとします。その目的はWebに掲載することだけでないはずです。プレスリリースを届けるべき人が誰なのか、それが読まれることでどんな結果をもたらせば会社にとって有益なのか、その業務で達成すべき目的を考えるのが大事です。

業務を目的から見直すことができれば、それを達成するための手段をいくつか多角的に考えることができます。業務自体を客観的に見ることができるからです。

私はWeb担当者初級講座で、この「目的」を多角的に分析できるフレームワークとして「マーケティングブリーフ」の作り方を紹介しています。ブリーフとは、業務をチームで共有化したり、他人に指示したりするためのものですが、それを書くためには自分のやりたいこと、やるべきことを客観的かつ簡潔に言い表す必要があるのです。

4.人を動かす「アウトプット」を意識せよ

自分の業務が会社の目標に本当に貢献しているかどうか知るためには、常に自分が作り出すアウトプットを意識する必要があります。

たとえば、あなたが外部のセミナーに参加したレポートを社内に提出したとします。あなたの作るレポートは、セミナーに参加したことのアウトプットです。

しかし、ただアウトプットを出すだけでは不十分です。そのレポートが必要な人に読まれて、その人の業務に影響を与えたかどうかが、アウトプットの本当の目的です。そのアウトプットが「いかに他人を動かしたか」という評価が最終的に会社への貢献になるのです。

だからこそ、あなたが作り出すアウトプットが、いかに人を動かすかを意識して考えることが大事なのです。

具体的には、パワーポイントやエクセルを使って見た目をキレイにそろえたりすることを優先するよりも、ホワイトボードや紙に手書きで書くだけでも伝わるメッセージや目的を志向することが大事です。

人を動かすためには、きちんと「伝える」ことを意識し、その伝わったことがいかにその人の行動を変えていくかをイメージすることが必要なのです。

◇◇◇

え? これだけ? ぜんぜんWeb担当者と関係ないじゃん。

ここまで読んで思った方、筆者の鈴木さんがマーケティングブリーフの作り方を実践する「企業Web担当者 初級講座(第11期)」をお勧めします。

本当に必要な情報とスキルを体験できます、ぜひそこでお会いしましょう。グループごとのワークショップで、特に(3)のマーケティング目的の計画について体験できる内容をご用意してお待ちしています。

お題をもとにマーケティングブリーフの作成をチームで実践
チームごとに発表してレビューします
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