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Flash=モバイルSEOに大ダメージの時代、まさか使ってないよね?

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Flash=モバイルSEOに大ダメージの時代、まさか使ってないよね?
★★★★☆ モバイルユーザー体験を大きく損なう (Johannes Mehlem on Google+)

グーグルは、大部分がFlashで構成されているページが検索結果に出てきたときに表示する警告メッセージを、日本を含む全世界で展開した。

この機能は、まず米グーグルで今年の7月に導入され、次いで10月に日本と英国、スペインにも導入されていた。

Flashを使用。お使いの端末で動作しない場合があります。

モバイルのユーザー体験の向上を、グーグルは最近特に強調している

多くのスマートフォンではFlashを再生できない。つまり、Flashはユーザー体験を大きく低下させる要因だ。それにそんなページを検索結果に提示したら、グーグルの検索品質も下がってしまう。

世界規模でFlashの警告を始めたことは、モバイルユーザー体験を重視している現れだ。

もしあなたのサイトがいまだにFlashでできあがっているなら至急対応すべきだ。日本のウェブマスター向け公式ブログが紹介してくれた次のリソースも参考にするといい。最新のHTML5のテクノロジーとモバイルサイトの推奨構成を解説している。

Bingがスマートフォン用クローラを導入
★★★★☆ モバイルユーザー体験を向上させるため (Bing Webmaster Blog)

Bingは、スマートフォン用のクローラを導入することを発表した。

グーグルはレスポンシブ・ウェブデザインを推奨してはいるものの、PC向けとモバイル向けを別々のURLで提供する構成もサポートしている。一方Bingはレスポンシブ・ウェブデザインを推奨するとともに、別URL構成を避けるように指示している。しかし、実際問題として別URL構成のモバイル向けサイトが多く存在する。

そこでPC向けとは異なるURLで提供されているモバイル向けページをより的確にクロールするために、スマートフォンとして認識されるクローラを導入したのだ。

Bingのスマートフォン用クローラのユーザーエージェント(User Agent、UA)名は次のとおり。

Mozilla/5.0 (Mobile Device) Mobile Engine Mobile Browser bingbot/BingPreview/[version]

斜体で示したところは、実際のUA名ではさまざまな名称で置き換えられている。

  • Mobile Device――スマートフォンのデバイス名
  • Mobile Engine――ブラウザのレンダリングエンジン名
  • Mobile Browser――ブラウザ名
  • [version]――Bingbotのバージョン番号(BingbotはBingのクローラの名称)

具体的には、たとえば、次のようなUA名だ。

Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 7_0 like Mac OS X) AppleWebKit/537.51.1 (KHTML, like Gecko) Version/7.0 Mobile/11A465 Safari/9537.53 BingPreview/1.0b

またこのクローラはJavaScriptを実行することも可能だということだ。モバイルユーザーがブラウザで閲覧しているコンテンツと同じようにレンダリングするために、JavaScriptとCSS、画像をrobots.txtでブロックせずに自由にクロールさせるようにBingは推奨している。グーグルのGooglebotと同じ能力をBingbotも実装しているようだ。

増加し続けるモバイル利用を背景に、グーグル同様にBingもモバイルユーザー体験を高めることに積極的だ。

この情報は、日本でのBingのシェアを考えると、大きなニュースではないかもしれない。しかし、そこには重要な要素があると筆者は思う。

というのも、グーグルだけでなくBingもモバイルを重視するようになったことは、実際に多くのユーザーがモバイルを利用するようになっているということを意味するからだ。

検索エンジンが見ているのは、常にユーザーだ。我々もユーザーを見てサイトを運営していこう。検索エンジンが向かっているのと同じ方向に進むことがSEOでは大切だ(願わくは、検索エンジンよりも先を行っていたい。そうすれば検索エンジンが追いかけてきてくれる)。

リンクの否認ファイルでURLが重複していたらどうなるのか?
★★★☆☆ 存在しないリンクがあったらどうなる? (John Mueller (@JohnMu) on Twitter)

グーグルのジョン・ミューラー氏によるリンクの否認ファイルに関する小話を2つ紹介する。

同一のURLを複数記載していたとしても問題は起こらない(が、管理しにくくなるだろう)。私なら送信する前に並び替える。

「並び替える」というのは、アルファベット順に並び替えれば重複があったときに発見しやすいということだ。

続いてもう1つ。

リンクが削除されているならそのリンクを否認する必要はない(が、否認ファイルに残していたとしても問題にはならない)。

リンクを否認する機会がある人は、参考にしてほしい。

グーグル ニュース パブリッシャー センターが日本でも利用可能に
★★★★☆ ニュースメディアサイトは使ってみよう (Google News Help Forum)

Google News Publisher Center(グーグルニュース発行者センター)」が、日本を含む21の国で利用できるようになった。

ニュース パブリッシャー センターはニュースメディアサイト向けの管理ツールで、今年8月に米国だけで提供が始まっていた

Google ニュース パブリッシャー センターのトップ画面

日本語のヘルプもできあがっている。グーグルニュースに掲載されるニュースサイトを運用しているならすぐに利用するといい。

競合サイト同士が同じIPのサーバーで運用していたら問題が発生するのか?
★★★☆☆ 普通にあること (Google Webmaster Central office-hours)

もし偶然にも、同じ製品を売っている2つのサイトが同じIPアドレスのサーバーでサイトを運用していたら、グーグルは重複したサイトだとみなしてしまうか?

この質問に、英語版ウェブマスター向けオフィスアワーでグーグルのジョン・ミューラー氏が回答した。

まったく問題ない。同じサイトとして扱うはずがない。きちんと別々のサイトとして扱う。

ミューラー氏は次のように続けた。

大きなホスティング会社を利用していてときどきIPアドレスが変更になったり、CDNを利用していて競合サイトと同じIPアドレスを使っていたりしても、私たちはサイトをきちんと認識する。

論理的に考えれば、ミューラー氏(グーグル)に直接尋ねるまでもなく、どちらも予測できるはずだ。2つともウェブでは普通にありうることで、グーグルは当然わかっている。

こんなふうに一見問題になりそうなことでも、一般的に起こることであればグーグルはきちんと処理すると理解しておきたい。そうすれば、些細なことで悩むことが減るだろう。

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