Googlebotがクロールをやめる2つの状況
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Googlebotがクロールをやめる2つの状況
接続時間とHTTPステータスコード (Search Engine Land)
Googlebotがクロールの速度を落としたりクロールをストップしたりする状況を、グーグルのゲイリー・イリーズ氏が、9月30日~10月1日に米ニューヨークで開催されたSMX Eastカンファレンスで解説した。
イリーズ氏が指摘したのは次の2つだ。
接続時間
サーバーとの接続にかかる時間が次第に長くなってくると、クロールの速度を落とし始め、最終的にはクロールするのをやめてしまうかもしれない。
HTTPステータスコード
500番台のHTTPステータスコードをサーバーが返した場合は、クロールを停止する。503を返しておけば、インデックス状態には変更を加えず、しばらくした後に再度訪問する。
2つ目はサーバー管理者が計画メンテナンスしていることも多いのでともかくとして、1つ目は要注意だろうか。サーバーのレスポンスが悪いと、Googlebotのクロールに支障が出ることがあるそうだ。サーバーに余計な負荷をかけないようにGooglebotが接続を控えるだめだ。
管理者なのにウェブマスターツールにユーザーを追加できないのはなぜ?
サイト所有者だけに与えられた権限だから (Google Webmaster Help Forum)
ウェブマスターツールの管理者ですが、他のユーザーを追加できません。どうしてでしょうか?
こんな質問が英語版の公式ヘルプフォーラムに投稿された。
理由は単純だった。管理者権限のあるフルユーザーではあるが、所有者ではなかったため、他のユーザーを追加する権限を持っていなかったのだ。
ウェブマスターツールでユーザーに指定できる権限には、実行できる操作に応じて次の3タイプがある。
- サイト所有者
- フルユーザー
- 制限付きユーザー
このなかで、他のユーザーを追加できるのはサイト所有者だけだ。サイト所有者になるには、確認用HTMLファイルや確認用metaタグなどでサイト確認を完了させなければならない。
フル ユーザーはサイト所有者とほぼ同等の権限を持つが、ごく一部の操作を実行できない。ユーザーの追加はそのうちの1つだ。
ウェブマスターツールのユーザー権限についてはヘルプに詳しく書かれている。
グーグルさん、リンクが本当に否認されたかどうか教えてください
「すでに教えている」って…… (The SEM Post)
リンクの否認ツールを利用して否認申請したリンクが本当に否認されているかを調べる方法はない。だが、どうにかして知りたいと思ったことはないだろうか?
グーグルのゲイリー・イリーズ氏は、そうした要望に耳を傾け、社内に持ち帰って可能かどうかを話し合ってみると、SMX Eastカンファレンスでコメントしたそうだ。
もし実現したら嬉しいことだ。
ところが、グーグルのジョン・ミューラー氏は実現性が極めて低そうな発言をGoogle+で残している。
否認ファイルをアップロードすれば、どのように処理するかの情報をすでに伝えている。日時やURL数、ドメイン数にエラーがあればその情報もだ。否認ファイルはアップロード後すぐに処理される。アップロードに成功したことは即座に確認できる。
ミューラー氏が言うように、そうした情報を伝える通知が否認ファイルをアップロードするとたしかに送られてくる(英語だが)。
しかし我々が本当に知りたいのは、リンクが実際に否認されたのかどうかだ。このメッセージはそれを伝えてはいない。
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