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グーグルからのガイドライン違反通知を無視すべきでない理由

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グーグルからのガイドライン違反通知を無視すべきでない理由
★★★★★ 逃げきれるものではない (Google Webmaster Help Forum)

グーグルが定める品質ガイドラインに違反した際、最も厳しい措置として一定期間インデックスから手動で削除されることがある(詳しくはこちらの記事を参照)。

措置期間を過ぎた後は、たとえガイドライン違反が解消されていなくてもインデックスに戻ることがあるがそれは決してグーグルに許されたからではない。グーグルのジョン・ミューラー氏が公式ヘルプフォーラムで説明した。

手動措置(筆者注: 俗にいう「ペナルティ」)はある時点で失効するが、うやむやにして自然消滅すると期待してはいけない。

手動措置が失効するには長い時間がかかるし、仮に失効したとしても手動措置の原因に依然として関係しているなら、またいつか手動措置がかかる可能性がいつでも残されている。

検索結果での成果にマイナスに作用する問題を認識していて、かつ検索結果での表示が自分にとって重要なものならば、時間をかけてでもその問題を解決するべきだ。

手動措置の期間が定まっていてもいなくても、ガイドライン違反を指摘されたら放置せずに速やかに対応することが鉄則だ。「順位が下がっていないから」「依頼しているSEO会社が無視していいと言っているから」などと甘く見ていると、想定外の痛い目を見ることになるだろう。

この件に関しては、渡辺隆広氏も同じように注意を喚起しているのでよく読んでおいてほしい。

グーグルのアルゴリズムを分析できない8つの理由
★★★☆☆ 分析時間を別のことに使おう (Pedro Dias on Google+)

検索結果からグーグルのアルゴリズムを分析したり、アルゴリズムを追跡したり、相関関係を調べたりすることは、困難である。なぜそんなに困難になるのか、その理由をブラジルのグーグルの検索品質チームに以前に勤務していたペドロ・ディアス氏がGoogle+の投稿で説明した。

  1. 使用したクエリの種類による ―― ナビゲーション型(公式サイトを探す検索)、取引型(購入や申し込みのための検索)、情報型(情報を探す検索)、ローカル型(場所に関連した検索)など、どんな種類の検索かによって、検索結果は変化する。中立的な検索を試みたか? だとしても本当に中立的だったか。

  2. 検索品質チームによって実行されたテストの場合がある ―― 1日や1週間だけ続き、その後終了する実験がある。

  3. その日あるいは時間による検索のトレンドの場合がある ―― その日に急上昇した検索キーワードがなかったか。

  4. 検索者の場所による ―― 検索者のいる場所が接続するデータセンターに影響するだけでなく、言語設定もシグナルになる。

  5. 接続するデータセンターによる ―― 接続するデータセンターに応じて同じアルゴリズムでも異なるように働くことがある。

  6. パーソナライズ検索 ―― パーソナライズ検索の影響にさらされていないか。

  7. ソーシャルシグナル ―― 検索におけるソーシャルメディアの影響にさらされていないか。

  8. 検索への先入観 ―― SEOに詳しい人が調べると、一般ユーザーの検索動向を考えたりマネたりすることが難しいことがある。

もっと他にも要因はあるが、ディアス氏によると、検証・追跡調査・相関関係調査のほとんどは、上記を考慮できていないということだ。

SEOの研究が大好きでない限りは、アルゴリズム分析をするのは割に合わない。また、信頼のおけるアルゴリズム分析は、実際のところほとんど存在しないだろうことを認識しておきたい。

あなたが一般のウェブ担当者ならば、コンテンツ作りやユーザビリティ向上に時間と労力を費やすほうが、間違いなく成果は上がるはずだ。

ブランド名の列挙はキーワードの詰め込みとしてペナルティを受けるか?
★★★☆☆ 検索エンジンのためだけならやめておくべき (WebmasterWorld)

ブランドの名前を100個ほど列挙しただけの状態だとキーワードの詰め込みだとしてグーグルからペナルティを受けるだろうか。

このような質問がWebmasterWorldに投稿された。筆者が想像するに、たとえば次のような状態のことを指しているのだろうか。

ブランド名の列挙

フォーラム管理者は、次のようにコメントを返した。

42社のメーカーをリストにしたクライアントがいたが、グーグルのランキングにトラブルは起こらなかった。

しかし100個というのは多すぎるように思える。文字数ではどのくらいの割合を占めているのだろうか? それはユーザーにとって役立つものなのだろうか?

質問投稿者はこう答えた。

文字数でいうと50%近くを占めている。いくつかのリンクはそのブランドの詳細説明へのリンクになっているが、ほとんどはユーザーに価値を与えていない。

正直に言うとむしろ検索エンジンのために書いている。そのブランドで検索するユーザーがいるに違いないからだ。

あなたはどう判断するだろうか?

即座に手動措置の対象になることはないだろう。しかし100個も並んでいてしかもそのページにある文字の半分を占めているのならば、キーワードの乱用とみなされてもおかしくない。しかも意図は検索に引っ掛けるためだ。不適切な他の要因と組み合わさると手動処置を受ける危険がさらに増す。

筆者ならこの手のやり方は採用したくない。

rel="alternate" hreflang="x" は対象国に応じて適切なtitleタグを表示してくれるのか
★★★☆☆ してくれる (Pierre Far on Google+)

複数の言語または複数の地域を対象として同じ内容のコンテンツを異なるURLで公開しているときは、それらが1つのグループであることを「rel="alternate" hreflang="x"」を使ってグーグルに伝えられる。

同じ言語を使っているが異なる国向けのサイトだった場合、対象国向けのページのtitleタグが検索結果に正しく表示されるのだろうか?

グーグル社員のピエール・ファー氏によれば答えは「YES」とのことである。

米国向けページと英国向けページがあり、ともに英語で書かれていて違うのはお金の単位だけであったとしても、検索者に合った国のページタイトルをグーグルは選択してくれるそうだ。

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