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グーグル、一方的に張られたスパムリンクを無効化する機能をウェブマスターツールで提供予定

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グーグル、一方的に張られたスパムリンクを無効化する機能をウェブマスターツールで提供予定
★★★★★ 取り除けない不自然リンクの対処が可能になりそう (Search Engine Roundtable)

自分では削除できないバックリンクを無効にする機能をGoogleウェブマスターツールで提供することを検討していると、グーグルのマット・カッツ氏が明らかにした。米シアトルで先週開催されたSMX Advancedというカンファレンスでのキーノートのなかでの発言だ。

筆者もこの発言をその場で聞いていた。ただし今すぐの話ではなく今後2~3か月でとのことだった。また、無制限に利用できるのかどんなリンクでも対象になるのかなど、具体的な内容については何も語っていない。

だとしても、不自然リンクの警告を受けてしまったときに、どうやっても取り除けないリンクがあったり見知らぬサイトから張られているスパムっぽいリンクを無視させたかったりすることもあるため、多くのウェブ担当者が待ちわびた機能であろう。どんな形で実装されるのか非常に気になる。

グーグルにペナルティを受けたかどうかを知る方法
★★★★☆ 警告メッセージが届いているかどうかで判断 (Matt Cutts (mattcutts) on Twitter)

手動でペナルティを受けたかどうかを知るにはどうしたらいいかを、グーグルのマット・カッツ氏がツイートした。

手動対応を我々が行っているかに関しては、ウェブマスターツールの管理画面で、グーグルからメッセージが届いていないかをチェックするといい。もし届いていなければ、アルゴリズムの影響だろう。

現在グーグルは「Penalty」(ペナルティ)という言葉を社内では用いていない。これは、筆者が参加したカンファレンスでマット・カッツ氏が話していたことだ。人間の目視による処理は「Manual Action」(手動対応)と呼び、アルゴリズムによる自動処理は「Algorithmic」(アルゴリズム的)と読んでいるそうだ。手動対応の場合は、99%のケースでウェブマスターツールにメッセージを送っているとのことであった。

手動対応の場合は違反箇所を修正してから再審査リクエストを送信する必要がある。アルゴリズム的な処理の影響を受けた場合は、該当箇所を修正した後に再クロールされると自動的に解除される流れになるため、再審査リクエストを送っても意味がない。

Bingウェブマスターツールでバックリンク取得が可能に
★★★★☆ ヤフー!サイトエクスプローラーの後継になるか (Bing Webmaster Center blog)

他人のサイトのバックリンク状況を調べる機能がBingウェブマスターツールに加わった。

BingウェブマスターツールでWeb担のバックリンクを取得
Web担の管理者権限がない筆者でもWeb担のバックリンクデータを参照できる。

現在はBingの検索システムを使っているヤフーが以前に提供していたサイトエクスプローラーの後継にも思えるが、レポートされるデータはずっと少ないようだ。

どうやらすべてを見せるのではなく、全体のなかから望ましいリンクだけを見せているらしい。すべて見ることができないのは不満に思うかもしれないが、実際には評価の対象となっていないゴミのようなリンクを見せられるよりはいいのかもしれない。

バックリンクを調べる「リンク エクスプローラー」の他にも、Bingbot(Bingのクローラ)をシミュレーションできる「Bingbotとして取得」やSEO上の改善点を発見する「SEO アナライザー」など、いくつかの新しい機能がBingウェブマスターツールに今回加わっている。

Bingのシェアは日本では低い状態が続いているためBingウェブマスターツールになじみがないかもしれないが、これを機にBingウェブマスターツールを使い始めてみてはいかがだろうか。SEO全般に役立つ機能がある。

バカに毛が生えたブログさん、SEO is DEAD ブログさん、SEO Imagination!ブログさんが新しいBingウェブマスターツールの使い方を解説しているので参考にするといいだろう。

長いレビューはSEOにプラス?
★★★☆☆ たくさん書いてもらう工夫を (WebmasterWorld)

顧客によるレビューの掲載方法についてのディスカッションがWebmasterWorldで交わされ、モデレータが、次のようにコメントしている。

長いレビューを書いてもらうことで、ユーザーに良い情報を与えることができ滞在時間が伸びかつロングテールでのトラフィックが増える。

また長いレビューを書いてもらうことでそれまでどうしても上がらなかったページのランキングが上がったメンバーもいる。直帰率は大幅に下がったそうだ。

長ければいいというものではないが、内容の伴った一定の文字数のレビューを書き込んでもらうことは、SEOにとって効果的に働くのかもしれない。

グーグルのウェブサイト翻訳ツールで多言語展開を
★★☆☆☆ 不正確な訳文を自分で直せる (Google Translate Blog)

グーグルのウェブサイト翻訳ツールを使って自動翻訳し他の言語のユーザー向けにウェブサイトを対応させることができる。このツールを利用してグローバルにサイトを展開しているウェブ担当者もいるだろう。

ただ、自動翻訳は便利だが、必ずしも正確に訳してくれるとは限らない。今回新しく追加された機能を使うと、自分で修正した翻訳をユーザーに提供できる。ユーザーがChromeやグーグルツールバーを使っていたとしても適用される。

不適切な翻訳が見受けられる部分があるときに利用するとよさそうだ。

グローバル展開しているということは多少なりとも英語ができるはずなので、詳細は参照元の公式記事を読んでいただきたい。

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SEOの必要性を説いた記事と5月にグーグルが実行した検索品質改善を分析した記事を今週はピックアップ。

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