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SEO Japanの掲載記事からピックアップ

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海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ

  • グーグルが去年検索に実行したテストはなんと6,000個
    ★★☆☆☆ 日々の継続した改善 (MSN Malaysia)

    グーグルの検索品質チームの上級職社員が、MSNマレーシアのインタビューに答え、次のような発言を残している。

    グーグルは、2010年に6000回以上のテストを行い、うち500項目を恒常的な機能として採用した。
    平均して1日に2回、グーグルの検索に手を加えている。

    グーグルの日々の進化スピードはとても速いが、その裏ではさらに速いスピードで膨大な数の実験が行われているようだ。

    勘違いしないように説明しておくが、これはMSN(マイクロソフト)に掲載されている記事だが、インタビューに答えているのはグーグルの人。少し不思議な気もするが。

  • アンカーテキストの分散が上位表示に効果的
    ★★★★☆ 重要なのは「分散させること」じゃない (SEOWizz.net)

    アンカーテキストの分散が上位表示に関わっていることは以前から指摘されていたが、この傾向がさらに強まっていると独自に調査・分析したデータからこちらの記事では結論づけている。

    主要な10個のキーワードで上位10サイトのアンカーテキストを調べたところ、アンカーテキストの種類の多さとランキングに相関関係が見られたとのことだ。順位が高いほどアンカーテキストの種類が多い傾向にあった。また順位が高いほどリンク元ページのドメイン名も数が多かった。

    順位とアンカーテキストやリンク元ドメイン名の分散の関係
    横軸が順位(左端が1位、右端が10位)、棒グラフがアンカーテキストの分散度合い(棒が長いほうが分散している)、線グラフがリンク元のドメイン名数(上のほうが多くのドメイン名からリンク)

    注意しなければならないのは、あくまでも「相関関係」が見られたということであって、「因果関係(原因)」だと確認されたわけではないことだ。アンカーテキストやドメイン名が分散しているからといって、それが上位表示に繋がるとはこのデータからだけでは導き出せない。

    上位表示するサイト(ページ)は、自発的に張られた自然なリンクが多く集まっていると考えられる。自発的な自然リンクはアンカーテキストやドメイン名がバラけるのが当たり前だ。グーグルが評価するのはアンカーテキストやドメイン名の分散ではなく、自発的に張られて自然に集まったリンクだ。したがってこの情報を聞いて「アンカーテキストとドメインを分散させた自作リンクを偽造しよう」と脊椎反射的にアクションを起こすのではなく、自然なリンクを集める施策に意識を向けるように考えてほしい。

  • PDFからのリンクパワーで上位表示
    ★★★☆☆ PDFをリンクの袋小路にしない (Danny Sullivan(dannysullivan) on Twitter)

    世界的に有名なSEOエキスパートのダニー・サリバン氏が、豪シドニーで先日主催した検索エンジンマーケティングのカンファレンス中に投稿したツイートを紹介する。

    興味深いことに、グーグルオーストラリアで「排水処理」(wastewater treatment)で上位表示しているサイトは、政府系サイトにあるPDFファイルからのリンクがいくらか理由になっているようだ。http://bit.ly/eUdc9q

    グーグルは、PDFファイルやWordドキュメントなど文書ファイルもインデックスする。そしてその中にリンクがあれば被リンクとして評価すると考えられている。このケースでは、政府系のサイトにあるということでPDF自体の評価が高かった可能性があり、したがってリンクの価値も高かったのかもしれない。

  • wwwありとwwwなしを正規化する3つの方法
    ★★★★☆ 何度でも繰り返します (Google Webmaster Central Help Forum)

    米国版のグーグルウェブマスター向けヘルプフォーラムで、URLの「www」有無の正規化についてグーグル社員がアドバイスしている。このコーナーで幾度となく取り上げてきたwwwありとwwwなしの正規化だが、年度が変わって人事異動や入社で新たにウェブ担当者を任された読者がいるかもしれないので、再度取り上げてみる。

    サーバーの設定にもよるが、サイトのURLとして、

    • http://www.example.com/
    • http://example.com/

    のように、「www」が付いたドメイン名と付いていないドメイン名の2とおりで同じページを表示できる場合がある。人間にとってはどちらでもアクセスできるのだから便利なのだが、実はこれ、検索エンジンにとっては困ったことなのだ。

    というのも、検索エンジンはURL単位でページを区別しているため、この2つのページは別のページだとみなすからだ。そのため同一のコンテンツが複数の場所に置かれているとみなされる重複コンテンツという問題が発生し、インデックス不全やクローリング効率の低下、バックリンクの分散などの弊害を引き起こすことがあるのだ。

    重複したURLを1つに統合することを「URLの正規化」という。今のグーグルは特別な処理をしなくても重複URLを正規化してくれるのだが、グーグル任せの正規化に頼らずに、サイト側であらかじめ正規化しておくほうが安心だ。

    wwwありとwwwなしを正規化するには、主に次の3つの方法がある。

    1. Googleウェブマスターツールの「使用するドメイン」の設定
      Googleウェブマスターツールの「使用するドメイン」
    2. rel="canonical"タグの設定

      たとえば、wwwありのURLに正規化する場合は、ページのHTMLの<head>セクションに、次のようなタグを入れる。

      <link rel="canonical" href="http://www.example.com/" />

      もちろん、上記タグの斜体部分のURLは、ページによって「http://www.example.com/news.htm」「http://www.example.com/about.htm」など変えていく必要がある。

    3. 301リダイレクトの設定

      詳細はこちらで

    サイト公開時のルーチンワークとして片付けるといいだろう。

SEO JapanSEO Japanの掲載記事からピックアップ

ピックアップした2記事はどちらも長文だが、とても有益なコンテンツなので完読してほしい。

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