セミナー告知ページに必ず書いておくべき項目、意外に忘れがちな項目
今日は、自社でセミナーを開催する際に、セミナー情報ページに必ず記載すべき項目を解説します。参加者目線から、ブロガー目線から、意外と抜けている情報があるのです。
セミナー情報ページは、ECでいうと商品ページのようなもの。ECサイトでは、お客さんが知りたい情報を過不足なく記載して、不安があればそれを解消するようにしないと、コンバージョン率が上がりませんよね。セミナーでも、それは同じなのです。
セミナー告知ページの「セミナー概要」に書いておくべき項目
告知ページの「セミナー概要」の欄に、それぞれ項目を立てて記載するべき項目を整理してみました。「チェック」欄は、実際にページを作るときのチェック用に使ってください。
必須 | 準必須 | チェック | ||
---|---|---|---|---|
セミナー名 | ◎ | |||
開催日時 | ◎ | |||
受付開始時刻 | ○ | |||
プログラム開始時刻 | ○ | |||
プログラム終了予定時刻 | ○ | |||
開催場所 | ◎ | |||
参加費 | ◎ | |||
支払い方法(有料の場合) | ○ | |||
領収書が出るかどうか(有料の場合) | ○ | |||
セミナー情報ページURL | ◎ | |||
定員 | ◎ | |||
主催者情報 | ◎ | |||
参加申し込み方法 | ◎ | |||
申し込み締め切り日時 | ◎ | |||
申し込み必須かどうか | ◎ | |||
抽選の場合の基準 | ◎ | |||
同業者の参加はOKかどうか | ◎ | |||
内容解説 | ||||
全体概要 | ◎ | |||
全体プログラム | ◎ | |||
各セッションと講師の情報 | ◎ | |||
個人情報取扱規程 | ◎ | |||
問い合わせ先 | ◎ |
セミナー告知ページは参加者ゲットだけでなく情報拡散も狙う
セミナー告知ページにこれらの情報が必要なのは、次の2つの目的を達成するためです。
【対象:参加者】
どんなセミナーか理解して、適切な人にできるだけ多く参加してもらう。【対象:プレス関係者やブロガー】
メディアに掲載したりソーシャルメディアで流してもらったりする。
参加対象者にとっては十分な情報が記載されている告知ページでも、メディア立場でセミナー情報を他人に伝えようとすると、意外な情報が抜けていて困ることがあります。
明示されていない情報としては、次のような項目が多いですね。
セミナー名
セミナー名は、そのセミナーがどんな場なのかを表すのに非常に重要です。告知ページのタイトルに書くだけでなく、「セミナー概要」の表に必ず「セミナー名」として記載しましょう。主催者情報
主催している本人は自分たちが主催していることを知っていますが、第三者からみると、だれが主催なのかは見えづらい場合もあります。会を仕切って責任をもっているのが誰なのかは、明記しておきましょう。ちなみに、メディアに情報を掲載してもらう場合、主催者情報は必須です。メディアは、責任の所在が不明なイベントの情報を読者に伝えるわけにはいきませんからね。参加費
セミナー告知ページの上のほうにバナー的に「参加無料」と書いてあるけれども、セミナー概要の表には参加費の記載がないという場合があります。上のほうに目立つように書いてあっても、セミナー概要欄に改めて明示しておきましょう。正式なセミナー情報ページURL
セミナー情報ページのURLは、そのページのURLだから必要なさそうですが、URLをセミナー概要欄にを記載しておくと、コピペで情報を流通させられて便利なのです。
開催の背景よりも、参加のメリットを強調
セミナーの全体概要としては、「だれが何を達成するために参加する場なのか」「どんなことが行われるのか」「参加するとどんなメリットがあるのか」がわかるように書きましょう。
よく「なぜそのセミナーを開催するに至ったのか」の背景情報を長々と書いているセミナー告知ページがありますが、その背景説明ってホントに必要なのでしょうか? 参加者は、そんなことよりも「どんなセミナーなのか」「行くといいのか」を知りたいのではないでしょうか。
必須じゃないけど書いておくといい項目
また、上記以外にも、次のような項目を記載したり注意したりすると、より良いでしょう。
想定参加者レベル(テーマ、ビジネスなど)
参加者がセミナーを「良くなかった」と評価する場合、その理由の多くは、セミナー内容が悪かったことではありません。その人の知識/スキルレベルが、主催者側が想定していたレベルと違っていることが理由の場合がほとんどです。
入門向けに構成したセミナーに上級者が参加したり、専門向けの講座にど素人が参加したりすることは、いずれも、参加者にとっても主催者にとっても不幸せな結果になります。そうしたことを避けるためにも、セミナーを企画する人は、想定している参加者の知識・経験レベルをわかりやすく明示しておきましょう。「このテーマの実務経験がこれぐらい」「こういうことをした経験がある」「こういう用語がわかる・わからない」というように具体的に書いておくと、不幸な「あのセミナーは良くなかった」を減らせるでしょう。
開催場所の情報は地図+住所文字列で
会場の名前と地図だけを記載してあって、住所は別途会場のWebサイトを見ないとわからない場合がありますが、地図だけでなく住所を文字列で明記しておきましょう。会場への行き方を調べたり、近くまで行ってから場所をスマホの地図で調べたりする場合に、文字列で住所が記載されていれば、すぐにコピペして地図検索できて便利になります。
過去の参加者の声
既存顧客の生の声は、セミナーの魅力をさらに引き立てます。定期的に開催するセミナーでは、ぜひアンケートに参加者の声を集める欄を設けて、次回以降の集客に役立てましょう。
飲み物が提供されるかどうか
長丁場のセミナーでは、会場に入る前に飲み物を買っていったほうがいいのかどうか、微妙に悩むものです。主催者からドリンクを提供することが決まっている場合は、その旨を記載しておくと、参加者が自分で買ってきた「お~いお茶」と、主催者が配ったエビアンが2本机の上に並ぶといった不幸な状態を減らせるでしょう。
セミナーのハッシュタグや講師のTwitterアカウント
このあたりは、ツイッターで情報を流してもらったり、情報をまとめたりするのに必要な情報ですね。ちなみに、短縮URL込みで100字程度に収まる紹介文を用意しておくと、ツイッター上でセミナー情報を流してもらい、さらにコメント付きでRTされても情報が欠落しないので良いですね。
御社では、セミナー情報ページにどんな項目を記載していますか?
ここで出したもの以外に掲載しておくべきものがあれば、ぜひ教えてください。
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