Web系・マーケ系セミナーに参加する価値を数倍に高めるたった1つの方法
今日は、「セミナーへの参加」から価値を得る方法の話題を。Web担当者・マーケ担当者にとって日常的な業務の1つになりつつある「セミナーへの参加」で、セッションを聞くことに加えてさらにその価値を向上させるポイントを解説します。
結論から言うと、セミナーに懇親会があれば、それに出ることです。そうでなくても、参加している他の人と話をしてください。そうすることで、セミナーで語られていること以上の情報を得たり、今後のさらなる情報収集や調査のソースを得たりできるからです。
Web系やマーケ系のセミナーというのは非常にたくさん開催されていますので、業務の一環としてそうしたセミナーで情報収集している方も多いことでしょう。
そうしたセミナーは、出席のために上司に申請して、参加して講師の話を聞いて、後日に社内で参加レポートを出すだけでも、それなりに価値を得られます。
しかし、それよりももっと価値を得る方法があるのです。それが「懇親会に参加するなどして知り合いを増やす」こと。
そう言うと、こんな風に思う人もいるでしょう。
Web系の人って飲み会好きだよね、飲んで騒ぎたいだけでしょ?
いえいえ。私は家では年に数回も飲まない人間です。それでも、Web系やマーケ系のセミナーでは、懇親会があればできる限り参加するようにします。
もちろん私はメディアの人間として業界の人とつながりが必要だからというのはあるのですが、そうでなくても、次のような理由で懇親会への参加をオススメします。
Webやマーケの施策は商材や顧客層や会社の状態によってかなり変わるが、個別の事情に合わせた話を聞ける。
各種サービス・代理店・制作会社など、「あそこ、どう?」と、取引したことがある人から実際の姿を聞く機会を得られる。
Webやマーケの世界は変化が激しいので、あとあと話を聞いたり相談したりする相手を見つけられる。
セミナー講師とは異なる経験や実体験のある人が、参加者のなかにたくさんいる。その生の声を聞ける。
セミナー講師というのはある程度一般化した話し方をします。個別の成果の数字を出すのは広報からNGをだされていることは多いですし、特定の取引先のこと(特に悪い話)は公の場ではしにくいものです。
しかし、セミナーの懇親会では、よくこういう話がされています。
あの制作会社(代理店・サービス)、実際のところどうなの?
こういう条件でこうしたい場合って、どう考えるのがいいのかな?
ウチ、社内的にこういうことが困ってるんだけど、どうするのがいい?
こういう情報を得られるつながりができるのが懇親会なのです。
それに、変化の激しいこの業界、状況が変わればセミナーで話されていたのとはまた対応が変わることも多いものです。そういう場合にも、人のつながりがあれば、後日にでもこんな風に話を聞くこともできます。
最近、こういうの出てきてるけど、どうなんだろう?
また、セミナー講師さんというのはスゴい人が多いですが、この世の中ですから、講師さんとはまた異なる側面の経験や実体験のある人は、参加者さんのなかにも多々います。そうした「表には出ないけど、実は結構スゴい人」に会えるのも魅力ですね。
そう、いわゆる「人脈」というやつですね。人脈といっても、単に名刺をもっているだけでは意味がありません。Web担当者やマーケ担当者の業務に、前述のように価値をもたらす人のつながりが、ホントの人脈ですよね。
そして、そういうつながりを作るには、やはり飲むのが一番なんです。もちろん、つながりを作る他の方法もありますが、幅広く一般的にやりやすいのが「飲む」ということなんですよね。
だからなのでしょうか、Web業界は飲み会が多いです。
多いので、私も懇親会とか飲み会に行く前は「あー、忙しいし、面倒だな、行くのやめようかな
」と思うことが結構多いのです。
でも、行くとだいたい「行って良かった
」「あの人がこんな知見をもってる人だと知らなかった
」「今日は良いネタを仕入れられた
」となって帰ることが多いですね。
あ、でも、懇親会とか飲み会は、受け身で参加しても、ここで述べたようなメリットはあまりないですよ。知らない人でも積極的に話しかけて、その相手はどんな強みがあるのかを判断し、自分のメリットだけでなく相手にもメリットがあるような話をして……と考えて動くのがポイントです。
さて、これまでセミナーはセッションを聞く場だと思っていた人、懇親会に出ても雑談をしたり飲んだりして終わっていた人、次からはそんな風に考えて動いてみるのは、いかがでしょうか?
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