コンテンツ配置の統一感をどう出すか?
コンテンツ配置の統一感をどう出すか?
私は、ページのコンテンツの配置構成についての専門家ではないが、やはりいろいろな種類のページが混在すると、それぞれのナビゲーションになじむのに時間が掛かるので、そのあたりの統一感がもっとあるとよいのではないだろうか。
たとえば、「IR情報」(図8)ページでは、上部にグローバルナビゲーション(赤枠)があり、左側にローカルナビゲーション(青枠)がある、このパターンを基本に置くのが私としてはなじみやすく思った。
一方、図9は、「企業情報・CSR情報」のページだが、「IR情報」のページとは異なり、ローカルナビゲーションを使わずにイメージリンクを多用しているパターンだ。
確かにイメージを多用することで、ヤマハ発動機らしい躍動感に溢れるサイトになるという点は否定できない。トップページも図8のパターンに準じた作りをすると、面白みに欠けるページになるようにも思うのだが、ナビゲーションが右へ行ったり左へ行ったりというのは避けたい。そのあたりの調和をどうするかがポイントになりそうだ。
しかしよく考えてみると、結局は最初に指摘した横幅が狭いという制限を取っ払うことで解決できるのではないだろうか。図10はグループ企業である「ヤマハ」の「製品情報」ページだが、躍動感のあるイメージを使いながらも、グローバルナビゲーションとローカルナビゲーションを使って、私が指摘した問題をすべて解決できているように思うのだが、いかがだろうか。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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