SEO Japanの掲載記事からピックアップ
海外のSEO/SEM情報を日本語でピックアップ
- スパムリンクで競合サイトにダメージを与えられるか?
(Search Engine Roundtable)第三者によって不正なリンクを張られたとしても、それによってランキングダウンやペナルティなどマイナスな影響を受けることはないと、グーグルは過去に何度もコメントしている。スパムリンクによってダメージを与えることができるなら、ライバルサイトを簡単に蹴落とすことができてしまうからだ。
しかしスパムリンクがダメージを与えたとしか考えられないケースが多くのウェブ担当者によって報告されている。Search Engine Roundtableのバリー・シュワルツ氏が、「
競合が(悪意をもって自分のサイトに対して)張ったスパムリンクでダメージを受けることがあると思うか
」というアンケートを、ブログ読者を対象に行った。結果は、「あると思う」が73%、「ないと思う」が25%であった。実に4分の3近くのウェブ担当者がグーグルの説明を信じず、競合によるスパムリンクでマイナス影響を受けることがあると考えている。グーグルの言い分が正しいのか、ウェブ担当者の経験が正しいのか、どちらであろうか。
- 被リンクで重要な6つのポイント
(SEOWizz)SEOWizzのティム・グライス氏が、競争の激しい50個のキーワードのグーグルでの検索結果を分析し、バックリンクに関して次のような見解を公開した。
- 強いドメイン名を作り上げることは、アンカーテキストよりもずっと重要
- トップページだけではなくすべてのページにバックリンクを集める
- さまざまなサイトからバックリンクを集める
- サイドバーやフッターのようにテンプレートに組み込まれたサイト全体共通のリンクをたくさん集めても効果は小さい
- 同じアンカーテキストを繰り返し使っても効果が出ない
- 「ブランド」に対するリンクや言及をたくさん集めるべき
最後の項目以外はこれまでにも言われているリンクビルディングの大切な項目だ。最後の「ブランド」というのは、サイトや商品・サービスを指し示す独自の名称だ。「Web担当者Forum」や「Web担」、筆者の場合なら「海外SEO」になるだろうか。狙っている一般名詞のキーワードでのリンクよりも、ブランド名(サイト名やオリジナルの商品名・サービス名)での自然な形でのアンカーテキストでのリンクを、グーグルは非常に重要視するようになっているということだ。
- Googleサジェストを利用した裏技的キーワードリサーチを自動化するツール
(Übersuggest)Googleサジェスト(現オートコンプリート)を利用する一風変わったキーワードリサーチ方法を以前に紹介したことがある。メインキーワードに続けて五十音やアルファベットを1文字入力することで、複合キーワードを探し出すというものだ。使えそうなキーワードがたくさん拾えるので便利なのだが、難点を挙げれば1つ1つ調べるのに時間がかかるうえに、データに残すには手入力しなければならない。
この手間を解決するツールが登場した。Übersuggest というツールだ。使い方は簡単で、キーワードを入力したら、Languageで「日本語」を選択してexpandにチェックを入れ、「suggest」ボタンをクリックするだけだ。
expandをチェックすると、指定したキーワードに「a」~「z」の各アルファベットを組み合わせて入力した場合のサジェストを拾ってきてくれる。日本語でもそのアルファベットで始まる候補が表示されるので便利に使える。ファイルに落としたいときは「txt」にチェックを入れるとテキストファイルに結果を保存できる。
Googleサジェストは、今検索で使われているキーワードを反映するようになっているので、検索ニーズに合ったキーワードが見つかることを期待できる。
- tableタグからdivタグのレイアウトに変更しても順位をキープできるか
(High Ranking Forum)次のような質問がHigh Rankingフォーラムで投稿された。
運用中のサイトをtableタグを使ったデザイン設計からdivタグを使ったCSSデザインに変更したい。現時点で上位にランキングしているのだが、この変更によって順位が下がる危険はないだろか?回答は、「URLを一切変更せずサイトの構造とコンテンツを同じ状態に保てばまったく問題ない」。検索エンジンはtableレイアウトだろうがdivレイアウトだろうが気にしない。もちろん新たなコードでは文法ミスがないように気を付けなければないだろう(文法エラーがあったとしてそれが即マイナス評価につながるわけではないが、エラーがないに越したことはない)。
- 米Bing、米ヤフーを抜いて検索エンジンシェアNo.2に躍進
(Nielsen Wire)米ニールセン社の最新の調査によれば、米国での検索エンジンシェアにおいてBingがヤフーを抜き第2位に躍り出た。
1位はグーグルで65.1%、2位はBing(MSNとWindows Liveを含む)で13.9%、3位はヤフーで13.1%。僅差であるがBingが対前年比30%増でヤフーより多くのシェアを獲得している。検索エンジンの利用調査を同じように実施している米コムスコア社と米ヒットワイズ社の最新の調査では依然としてヤフーが2位であったが、集計方法が違うことに起因しているようだ。いずれにせよ、米国においてBingがシェアを拡大していることは疑いようのない事実であろう。
SEO Japanの掲載記事からピックアップ
今週はグーグル検索の達人を目指すWeb担当者のための「特殊検索構文」と「検索パラメータ」の記事をピックアップ。
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