■Twitterと投稿メディアが主たる舞台に
H氏「読者投稿みたいな感覚の主たる舞台が、いまはWebに移ってると思うんだよね。Twitterとかニコ動とか」
「そうだね。場を提供するっていう機能は雑誌が持っていていまは廃れてしまった部分かもね」
H氏「特にTwitterなんて危険でさー。あれがあったら投稿コーナーいらなくなるんだよね」
「Twitterっていえばこないだびっくりすることあったんだよ」
H氏「え、なになに?」
ダイヤモンドダイニングが展開中の店舗(同社サイトより)
「テレビで“ダイヤモンドダイニング”っていう飲食業者の特集を組んでたのね。結構楽しそうな会社なんだけど、その番組をみてTwitterに『ダイヤモンドダイニング行きたい』って書いたの」
H氏「そしたら?」
「そしたら、ダイヤモンドダイニングのアカウントから、まさかのリプライだよ。『お待ちしています。もしご来店いただいたらまたつぶやいてくださいね』みたいな」
H氏「へぇーっ」
「それで、この会社は間違いないと思って、その日の夜に近くの店に出かけたんだよ。その会社が経営する“鬼吉”って店なんだけど、で、Twitterに『鬼吉なう』って呟いたら、『ご来店ありがとうございます。お食事は楽しんでいただけてますか?』ってリプライが来るわけ」
H氏「ちゃんと見てんだ」
「そう。ちゃんと見てる。これさ、外食産業でここまでハイテクを使ってきめ細かいケアができるって結構すごいよ」
H氏「どのくらいの規模なの?」
「年商140億で90店舗っていってたかな。すごいよね。しかも、全部の店舗が違う店なんだぜ」
H氏「違う店って?」
「たとえば“鬼吉は上野にある炉端焼きの店”“ベルサイユの豚はフレンチの店”みたいな感じでジャンルも料理も全部違うんだよ。それぞれの店舗がすごく凝った作りで、なんかディズニーランドに行ったような気分になれるんだよね」
H氏「凄いねえ。おれも行ってみようかな」
「それが要するにTwitter向きなわけ。同じ店舗は1つとない。それぞれの店舗がユニークなアイデアに彩られたテーマレストランになってる。だから90店舗あったら全部をめぐってみたくなるんだよ。こういう店って、Twitterで話題にしたくなるから、これからもっと流行ると思うな」
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