自分のサイトをクロールする検索エンジンロボットが鬱陶し過ぎるって? 検索エンジンで「site:」コマンドを実行したときに検索結果が1つでも出てくると、はらわたが煮えくり返る? リファラーが「Google」とか「Yahoo」とか「MSN」になっているトラフィックがひっきりなしに発生するのはうんざり?
もう心配は要らない。検索エンジンのスパイダーをはるか遠くまで追っ払い、検索エンジンからできるだけ嫌われるようにする方法を10種類紹介しよう。
#10 IPアドレスデリバリーを使う
「IPアドレスデリバリー」は、もはやスパマーだけの手口というわけじゃない。ビジターのIPアドレスを識別してコンテンツを切り替える方法には、決して不正目的ではない利用例がいくつも存在する。
検索エンジンのスパイダー対策の一例として最適なのは、カリフォルニア州(とワシントン州)をサービス対象外地域のリストにを入れておくという手がある。それは、その地域にはマリファナを出荷したりしないからかもしれないし、あるいは極左政策に反対だからなのかもしれない。理由はどうあれ、上記の州を示すIPアドレスのトラフィックを、間違いなくジャンクページに飛ばすようにしておけば、鬱陶しいクローラーはしっぽを巻いて逃げていくさ。
#9 複製コンテンツ
自分と友達100人が集まって、既存のものから収集したコンテンツをすばらしいテキスト再編集ツールにかければ、なおさらクローラーがやって来るようになってしまうんじゃないかと思うかもしれない。でも、そりゃ全然間違ってる! 複製コンテンツ検出技術が進歩したおかげで、複製コンテンツを作るという手法は、逆に検索エンジンの除外リストに載る優れた方法になっているんだ。
#8 外部リンクは要らない、登録だけ!
毎日欠かさず検索エンジンに登録できるのに、何をわざわざ外部リンクを獲得しようって言うんだい? このやり方は、「SEO」や「SEM」で検索すると上位に出てくるサイトの多くが勧める手法なんだ。
#7 まずは1000件のリンクを購入
もし、とりあえず1000件のリンクを不正なリンク操作によって手に入れていたなら、グーグルが無視してくれる可能性はかなり高まる。しかし、ヤフーとMSNはまだクロールしてくるだろうから(上位ランクに入ることさえある)、忘れずに自分のサイトについてスパム報告を出しておこう。あるいは何週間か待ってれば、手練れの競合相手が代わりにスパム報告をやってくれるかもしれない。
#6 何もかもすべてFlashでサイトを構築
みんなが大好きなアニメーションは、スパイダーの侵入を防ぐのにも有効だ。全部Flashでできたポータルを作れば、クローラーの活動は徐々にしぼんで消え失せてしまう。
#5 テキストを使ったら負け
画像、リッチメディア、ビデオ、そして美しきMIDIファイルは、ウェブをすばらしいものにする存在だ。HTML内でテキストを活用したりしちゃだめだよ。
#4 更新は10年に一度
検索エンジンは新鮮なコンテンツを好む。だから、それを与えないようにしよう。検索エンジンに嫌われたいなら、2010年くらいまでWebサイトを放っておくのが筋というもの。
#3 スプラッシュページやイントロページを使う
誰でも知ってることだけど、サイトの入り口に設けたスプラッシュページは、楽しいし使い勝手も良い。でもこれが、スパイダーを追い払うのにも有効だって知ってたかい? もちろん本当さ。スパイダーにFlashファイルや画像マップ内のリンクをクリックさせるように仕向けてごらん、驚くような結果が待っているから。
#2 ユーザーの操作なしにコンテンツは表示しない
Ajaxは好きかな? JavaScriptはどうだろう? これこそ検索エンジンに嫌われたい君にぴったりの技術だ。ユーザーがクリックしたり、マウスポインターを何かの上に重ねたり、あるいはマウスを使って絵を描いたりしない限り、何も表示しちゃだめだ(それと、スクリプトから呼び出すコードは必ず別ファイルにすること)。
#1 すばらしき「noindex」
いろいろやってもなかなか検索エンジンに嫌ってもらえなくて困っている? じゃあ、robots.txtに簡単なタグを入れるか、またはメタタグ(meta要素)で記述した検索ロボット制御を使えば、問題は万事解決だ。自分でやりたくないのなら、サーバーを比較的セキュリティが甘い状態で放置し、誰かが代わりにできるようにしておけば済む。
あまりに皮肉がきつく効き過ぎるほどの早朝に、この記事を読んでいませんように(笑)
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