トップページは「わかりやすい」「親しみやすい「行動を起こしやすい」の接客三原則で
この記事は、書籍『楽天市場公式 ネットショップの教科書』の内容を、Web担当者Forum用に抜粋してオンライン版として公開するものです。本書は楽天市場に出店するネットショップの運営ノウハウ、繁盛する秘訣を楽天スタッフ自らが書き下ろした、唯一の公式解説書です。
『楽天市場公式 ネットショップの教科書』
- ISBN9784844324607
- 1,600円(税込 1,680 円)
- 楽天大学 編 /三木谷 浩史 監修
ショップコンセプトを磨く
――見せるトップページの秘訣2
インターネットショップにおけるページの位置づけは、「接客の場」です。接客の際には
- わかりやすい
- 親しみやすい
- 行動を起こしやすい
の3つを意識することが重要です。これを「接客三原則」と呼んでいます。
この接客三原則に沿って、トップページに必要な要素を整理していくことにしましょう。「このお店は見る価値がありそうだ」とお客様に思ってもらえるかどうかが勝負のポイントです。言い換えると、店内のほかのページへのリンクをクリックしてもらえるか(行動を起こしてもらえるか)ということです。つまり、接客三原則のうち、最も重要なのは「行動を起こしやすい」ことであり、「わかりやすい」「親しみやすい」はそのための手段だと位置づけられます。その「わかりやすさ・親しみやすさ」を以てお客様に伝えるのは、もちろん「便利・安心・楽しい」の3要素になるわけです。
5秒見てグッとくるか?
ウリ・強みがわかりやすい
お客様は多くの場合、自分が欲しい商品を買うときに、いくつかの競合店を比較した上で決断をします。その判断基準は、「そのお店で買うメリットが何なのか」です。したがって、お店のページにわかりやすく目立つように「ウリ・強み」が書かれていないと、お客様の印象に残りにくく、ひいては選んでもらえないことになります。「トップページに書いてなくても商品ページを見ればわかる」というのは間違いです。お客様がお店のすべてのページを見てくれて、説明文も読んでくれていると思うのは、もはや妄想に近いものがあります。
トップページを5秒見てグッとこなければ(見る価値がありそうだと思わなければ)、お客様は他のお店へ行ってしまうと思ったほうがよいでしょう(お店のウリを表わす店舗紹介文の考え方は、本書の72ページ参照)。
スクロールしない画面で何のお店か、どういうお店かがわかる
今、述べたように「パッと見の印象」はとても重要です。少なくとも、スクロールしない画面に文字と画像の両方で取扱商品がわかりやすく伝わるようなレイアウトにするのがお勧めです。上の画像は「北海道三昧 丸鮮千代水産」というお店の、トップページをスクロールさせずに見える部分の画像です。この画面だけで、北海道の食材をメインに扱っているお店であることが一目瞭然の好例です。
分類のわかりやすさ
次ページの例を見てください。インテリア雑貨の販売をしている「アンジェ(インテリア雑貨)」というお店のトップページの一部です。9つの分類のタイトルが並んだ形になっています。タイトルもわかりやすくつけられていますが、注目すべきはその1つひとつに画像だけでなく説明文がつけられている点です。これによって、お客様がどのページに何が載っているのかわかりやすくなっています。
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