Aggregator

宅配便急増の12月、佐川急便とヤマト運輸は運用の一部変更で配送・集荷に対応

7 years 1ヶ月 ago

年末商戦やお歳暮などで宅配便の荷物が急増する12月、ヤマト運輸と佐川急便は配送に関する運用を一部変更して対応する。

佐川急便は「集荷予約制度」

佐川急便は12月1日から2019年1月6日までを、電話やインターネットで集荷依頼を行う場合は前日までに予約を求める「集荷予約制度」の対象期間とする。

集荷予約制は2018年4月に導入した制度で、日曜日・祝日、佐川急便が定める期間においては集荷依頼を前日までの予約制にするというもの。2017年の年末にも活用し、配送品質の向上に寄与したとしている。

EC事業者は、電話やインターネットで集荷依頼を行う場合、前日までに予約が必要。なお、「定期的に集荷に伺っている場合はこの限りではない」(佐川急便)とする。

1月1日は集荷を行うものの、発送業務は休止する。1月1日に佐川急便が預かった荷物は、翌々日以降のお届けになるという。

ヤマト運輸、著しく荷物が増加する場合は事前通知求める

ヤマト運輸は、12月の荷物量が通常期の約2倍に増えることが予想されるとして、12月1日から31日まで法人顧客に対して以下の2点を要望している。

  • ヤマト運輸と契約していない企業が当日出荷分として20個以上を発送する場合、出荷日の1週間前までにヤマト運輸の担当窓口に相談・問い合わせを行う
  • ヤマト運輸と契約中の企業は、12月の出荷数量が通常期と比べ著しく増加する場合、事前に担当窓口へ通知する

なお、事前の申し出があっても、出荷日などの調整を行う場合があるとしている。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

音声ショッピングの時代がやって来る――音声ECをアマゾンが外部事業者に解禁の衝撃 | 通販新聞ダイジェスト

7 years 1ヶ月 ago

「○○(商品名)を注文して」。パソコンやスマートフォンなどのデバイスを操作することなく、“声”で買い物ができる環境が急速に整いつつある。アマゾンジャパンが独自開発した人工知能(AI)の「アレクサ」を搭載したAIスピーカー「アマゾンエコー」を介して、商品を注文して決済まで完結できる仕組みを自社のECだけでなく、いよいよ外部の企業にも解禁。すでに複数のネット販売実施企業が対応し、音声ショッピングへの挑戦を開始している。音声によるECのこれからとは。

アマゾンが音声ECを外部の事業者に解禁

“アマゾンペイ”での決済に対応し、『スキル』をビジネスに活用できるようになった。

アマゾンジャパンは10月11日に開催した12月に出荷予定の10.1インチの画面を搭載した「エコーショー」などAIスピーカーの新端末の説明会の開催に合わせて、「エコー」や「アレクサ」で利用できる音声サービス「スキル」に、アマゾンがネット販売実施事業者向けに提供している独自決済サービスでアマゾンのアカウントに登録されている配送先住所やクレジットカード番号などの顧客情報を利用してそのまま決済できる「アマゾンペイ」を連携させたと発表した。

すでに「スキル」は様々な企業や開発者によって開発され、現状、1500程度公開されているが、従来までは“決済”に対応しておらず、「通販スキル」は原則なかった。

もちろん、これまでも「エコー」などを介して「○○が買いたい」と呼びかければ音声でショッピングすることはできたが、買い物先はアマゾンの通販サイトのみに限定されており、アマゾン以外の事業者の商品には対応していなかった。ただ、今回の「アマゾンペイ」との連携スタートで、注文から決済まで音声で完結できる体制が整った。

アマゾンのこうした音声EC環境の外部への解禁の動きや「エコーショー」や7月に発売した「エコースポット」のように画面付きのAIスピーカーの登場で音声だけでなく、画像や動画を合わせて活用できるようになり、より音声をメインとしたショッピングの可能性が広がったということもあって、「新たな売り場」にチャレンジすべく、すでに様々なネット販売実施企業が対応を開始しているようだ。

10月11日からはJTBが全国のレジャー施設の検索および電子チケットを購入できるスキル「JTBおでかけチケット」をリリース。まずは「スポット」で提供し、12月には「ショー」にも対応する。

また、夢の街創造委員会は全国1万2000店の飲食店から出前を注文し決済できるスキル「出前館」を10月下旬から「スポット」で提供、同じく「ショー」でも対応する。このほか、ピザの宅配注文などができるスキル「PIZZA SALVATORE CUOMO」。物販系ではワインを購入できるスキル「京橋ワイン」やギフト用の果物や高級菓子などを購入できるスキル「リンベルショップ」など音声ショッピングのスキルも順次、公開されるようだ。

夢の街創造委員会は全国1万2000店の飲食店から出前を注文し決済できるスキル「出前館」を10月下旬から「スポット」で提供
「出前館」の音声ショッピングイメージ(画像は編集部が追加)

現状、アマゾンペイ対応のスキルの開発は特定の事業者に制限しているが、米アマゾンでは大手家電量販店などに交じり、小規模事業者などもスキルを介した音声ショッピングに取り組んでいるところもあり、日本でも近々にも「アマゾンペイ対応スキル」の開発を広く解禁する模様だ

音声ショッピングで成果をあげるための条件とは

では、音声ショッピングを行なうにあたって成果をあげるための条件とは何か。1つはメインの操作が声であることを意識した設計のようだ。各社のスキルを見てみると、例えば「出前館」であれば、ウェブサイト上で展開するサービスのように「できるだけ多くの宅配可能な店舗・フードを検索できるようにする」ということを前提とするのではなく、「何を食べたい気分ですか?」として、まず「カレー」や「中華」といったジャンルごとに分け、店舗やフードを探していくという「音声での操作性を意識した設計としている」(同社)ことが分かる。

また、「リンベルショップ」では「極みの逸品」として商品を6商品に厳選して声で「1番目」などと選択しやすくしつつ、さらに音声に加えて、生産者の声を交えた商品説明動画を盛り込むなど効果的に「音声+動画」で訴求している。

「リンベルショップ」もアレクサを活用した音声ショッピングをスタート
「リンベルショップ」での音声ショッピングイメージ(画像は編集部が追加)

音声ファーストの操作性に加えて、端末を意識したレイアウト設計も重要となってくるようだ。例えばアマゾンの場合、画面付きの端末でも10.1インチの四角い画面の「ショー」や小型の円形画面がついた「スポット」がある。また、テレビに接続してアマゾンがネット配信する映画やテレビ番組などを視聴できるアマゾンのストリーミングメディア端末「ファイヤーTVスティック」が12月12日に出荷する新型の発売を機に、ソフトウェアのアップデートにより現行の端末も含めて「音声認識付きリモコン」で「アレクサ」に対応することになり、音声ショッピングが可能なスキルを含む一部のスキルが「エコー」がなくとも家庭のテレビで利用できるようになる

スクリーンの大きさが異なれば、最適な見せ方は変わってくるわけで、例えば「ショー」では1画面で6商品を見せるが、「スポット」では1商品のみで残りは下にスクロールさせたり、逆にテレビでは大きな画面を活かして異なる見せ方にするなどの対応が求められそうだ。AIスピーカーはアマゾンの「エコー」を始め、グーグルやLINEの製品も徐々に普及が広がっている。

AIスピーカーを介したショッピングに本格的に対応しているのはアマゾンのみだが、今冬に画面付き端末「クローバデスク」を発売するLINEもいずれかのタイミングで音声ショッピングへの対応を始める公算が高そう。

また、前述通り、家庭のテレビで音声ショッピングもできる環境も整いつつある。「音声だけでは一度、購入したものや消費財などよくその製品を知っている商品しか購入しにくかったと思うが、ディスプレイ付き端末で写真や映像も使用できるようになったことで、活用次第で高額な商品も含めて様々な商品が販売できる可能性はあり、音声ファーストのショッピングが進むのではないかと我々も期待している」(柳田晃嗣アレクサビジネス本部長)とする。通販各社は新たな売り場での売り方を研究していく必要がありそうだ。

通販新聞

人事評価は何が「正当な評価」? 約5割が「評価基準が明確」、3割が「成果が評価される」

7 years 1ヶ月 ago

クラウド型の人事評価システムなどを提供する、あしたのチームが実施した調査によると、中小企業の従業員が考える「正当な人事評価」の上位は「評価基準が明確」や「労働時間ではなく成果が評価される」だった。

中小企業の従業員400人に「正当な人事評価」だと思うものを選択式(複数回答)で質問した。

その結果、トップは「評価基準が明確」(49.3%)、次いで「労働時間ではなく成果が評価される」(34.0%)、「直接売上に結びつかない行動も評価される」(31.0%)、「年功序列的でない評価」(30.0%)、「他人の成果への協力や貢献も評価される」(28.5%)、「成果だけでなくプロセスが評価される」(24.8%)、「上司との面談を行った評価」(13.3%)となっている。

従業員が考える「正当な人事評価」
従業員が考える「正当な人事評価」

給与体系に「納得している」は約4割

給与体系に対する納得感を質問したところ、給与体系に「納得している」と答えた割合は38.3%、「納得していない」は61.8%だった。

月給の金額(賞与やインセンティブを除く固定支給額)に対する満足度調査では、「満足している」は6.5%、「まあ満足している」は27.0%、「あまり満足していない」は37.0%、「満足していない」は29.5%。

月給に満足していない回答者(n=266)に、その理由を選択式(複数回答)で質問したところ、「金額が上がることが(ほとんど)ないから」が44.0%で最も多い。

次いで「金額が少ないから」(39.1%)、「自分のパフォーマンスに見合っていないから」(31.6%)、「適正な評価金額ではないと感じるから」(29.3%)。

月給額(固定支給額)への不満の理由
月給額(固定支給額)への不満の理由

調査概要

  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査対象:従業員数10人以上300人未満の会社に勤める従業員、男女20歳~59歳を対象に実施
  • 有効回答数:400人
  • 調査実施日:2018年6月18日~2018年6月19日

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

旅行ガイドブックやトラベルサイトはもはや不要? Googleと一緒に旅行計画を立てよう

7 years 1ヶ月 ago

Google は今年2月に、フライト検索とホテル検索をウェブ検索に統合するとともに、“旅行ガイド” のサービスの提供を始めた。旅行ガイド機能の改良を Google は続けており、今は非常に充実した内容になっている。旅行のガイド本はおろかトラベルサイトが不要なほどの拡充ぶりだ。

投稿 旅行ガイドブックやトラベルサイトはもはや不要? Googleと一緒に旅行計画を立てよう海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

売上低迷の島忠がEC強化などの構造改革、3年で269億円を投資

7 years 1ヶ月 ago

ホームセンターの島忠は、売上高と利益率の低迷を受け、EC事業の強化を含む構造改革に着手した。2019年8月期から2021年8月期までの中期経営計画を公表。3年間で合計269億円を投じ、店舗開発や業態開発、インフラ整備などに取り組む。

EC関連では、家具やホームファッション商品のEC・ネットマーケティングの体制を整備する。

島忠は、売上高と利益率の低迷を受け、EC事業の強化を含む構造改革に着手
島忠がめざすEC強化策(画像は中期経営計画から編集部がキャプチャ)

SNSやメルマガ、オウンドメディアなどを通じて住まいに関するコンテンツを発信。コンテンツをきっかけに顧客接点を創出し、店舗やECサイト「シマホネット」に送客する。

ECサイトと店舗の相互送客にも取り組む。ECサイトの役割は「家具の品ぞろえが豊富で比較・検索がしやすい場所」と位置付け、商品の実物を見たい顧客を店舗に送客。一方、店舗に来店した顧客が商品を実際に見てから、自宅でサイズを確認してECサイトで注文しやすいようにする。

島忠は現在、AR(拡張現実)技術を活用して自宅で家具の配置をシミュレーションできるスマホアプリ「シマホAR」なども提供している。

家具業界ではニトリなどがEC強化

家具業界ではニトリホールディングスなどがECを強化している。ニトリの2018年2月期における通販売上高は、前期比35.0%増の305億円だった。ECサイトで使う商品画像にコーディネート写真を増やしたほか、店舗とECの連携を強化した。

通販新聞が実施した通販売上高ランキングによると、2017年度の家具ジャンルの上位5社はニトリ(305億円)、タンスのゲン(146億円)、ベガコーポレーション(129億円)、山善(82億円)、ジェネレーションパス(76億円)となっている。

ジャンル別売上高ランキング(家具)
通販新聞(8/16公開)が公表した家具のEC売上ランキング

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

健食通販市場は右肩上がり、市場規模は5040億円で3.6%増[2017年実績]

7 years 1ヶ月 ago

市場調査などを手掛けるTPCマーケティングリサーチが10月22日に公表した「2018年 健康食品の通販事業戦略調査」によると、2017年度の健康食品通販市場は前年度比3.6%増の5040億円だった。

市場規模は10年間で約1.4倍に拡大している。2007年度以降、市場の成長率がマイナスだったのは2014年度のみ。

TPCマーケティングリサーチが10月22日に公表した「2018年 健康食品の通販事業戦略調査」によると、2017年度の健康食品通販市場は前年度比3.6%増の5040億円だった
健康食品通販の市場規模推移

2017年度の分野別構成比は「サプリメント」が76.6%(3861億円)、「青汁」が9.9%(498億円)、「飲料」が8.9%(450 億円)、「食品」が4.6%(231 億円)。

「サプリメント」分野では、ファンケルや味の素、富士フイルムヘルスケアラボラトリーなど、機能性表示食品に注力する企業が売り上げを伸ばしたという。

分野別の成長率は「サプリメント」が前年度比3.2%増、「青汁」は同4.8%増、「飲料」は同6.6%増、「食品」は同2.7%増と、すベてプラス成長だった。

商品の訴求内容で市場規模を分類すると、「健康増進」が49.8%(2509億円)でもっとも多い。次いで「ロコモ」が15.7%(790 億円)、「生活習慣病」は9.7%(487億円)、「ダイエット」は9.4%(472億円)、「美容」は8.6%(435億円)、「アイケア」は6.9%(347億円)となっている。

「健康増進」を訴求する商品の主要企業では、シェアトップのサントリーウエルネスが同5.3%増で17 年連続の増収だったとしている。

調査概要

  • 資料名:「2018 年 健康食品の通販事業戦略調査」
  • 調査対象:サプリメント(カプセル、タブレット、粉末・顆粒、液体 など)、青汁(粉末、タブレット、液体 な ど)、飲料(美容ドリンク、酵素ドリンク、スムージー、ダイエットシェイク、健康酢、健康茶、栄養強 化飲料、水素水 など)、食品(雑穀米、スティックゼリー、スープ、シリアル、菓子、低カロリー食品 など)
  • 調査対象企業:味の素、えがお、オルビス、キューサイ、小林製薬、サントリーウエルネス、世田谷自然食品、 ディーエイチシー、ドクターシーラボ、ファンケル、森下仁丹、山田養蜂場、ライオン、エバーライフ、 健康家族、大正製薬、富士フイルムヘルスケアラボラトリー、わかさ生活、 その他の注目企業(やずや、万田発酵)
  • 調査期間:2018年6月~2018年10月

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

2018/8広告業売上、全体では前年同月比2.7%減、マス4媒体は同3.4%減、ネット広告は同5.4%増

7 years 1ヶ月 ago
2018/10/18の経済産業省の特定サービス産業動態統計調査から。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/tokusabido/result/result_1.html

全体では前年同月比で2.7%減テレビは2.8%減、新聞は5.7%減、雑誌は15.5%減。インターネット広告は5.4%増。

ラジオは18カ月連続マイナス、雑誌のマイナスは40カ月連続、折込み・ダイレクトメールは21カ月連続マイナスといった状況。インターネット広告の勢いも落ちてきた感じで、この3カ月は5%前後と低調。


noreply@blogger.com (hiromi ibukuro)

増殖する顧客接点。問い合わせはチャットアプリ、注文はAIスピーカー。実店舗の役割も変わってきた!【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

7 years 1ヶ月 ago

ECでの「顧客接点」と言えば、ちょっと前まではメルマガがメインでしたが、あっという間に手段が増えました。ちょっとした問い合わせはアプリで、注文自体はAIスピーカー、店舗はとにかく来てもらうような施策……。ネットだけに閉じている場合じゃありません。

コミュニケーションを維持するための接点が重要度を増しています

ユニクロに聞くAI接客アプリ「UNIQLO IQ」の狙いと効果、使われ方は? | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5858

Amazon Pay+スキルで自社ECでの音声ショッピングが可能に、出前館とJTBが対応 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5866

コメ兵が店舗で荷物の一時預かりサービス開始、観光客らの来店促進 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5865

まとめると、

  • 「UNIQLO IQ」は消費者にLINEやFacebookメッセンジャーなどが使われていることから、対話しながらショッピングできる購買体験を提供
  • 「出前館」などではAmazon Pay+スキルを利用して、音声ショッピングが可能に
  • 「コメ兵」は遊休スペースを活用し、観光客や買い物客などの荷物を保管する「ecbo cloak(エクボクローク)」を導入。来店促進をねらう

実店舗スタッフの場合、例えば顧客に『旅行に行く』と言われたら、一言『どこに行くのですか』と聞き返して暑い地域や寒い地域などその答えに応じた提案をする。IQでは最初、質問されたらすぐに“正解”を提示するものだと考えていたが、この『一言聞く』という当たり前の過程が漏れていたことに気づいた。今は、聞き返すことで答えの的を絞っている

ユニクロ グローバルデジタルコマース部 部長 松山真哉氏

これは完全に盲点ですよね。人間同士の会話なら当然のことも、AIを使うと一発で回答してしまうということ。どこまでいってもコミュニケーションなので、リアルで起こっていること、ネットで起こっていることをよく分析してみましょう。その前に、コミュニケーションが取れる接点維持もお忘れなく。

店頭スタッフの強化が急務

オムニのキーマンは「店頭スタッフ」 期待されるデジマ施策上の役割と活躍できる仕組みの作りかた | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6101

まとめると、

  • 店頭スタッフの業務は増え続けており、デジタルマーケティングの実行オペレーションを担うようになった
  • そのために店頭スタッフのデジタルリテラシーを教育で高めていく必要がある
  • 店頭スタッフの能力をデジタルでも展開することで、スタッフの「メディア化」もねらえる

店頭スタッフをメディア化することは、「人」から買い、「人」でつながるを実現します。コンテンツから実売につなげるのはもちろんのこと、そこで溜まった行動データをもとに、購買データと紐づけてより精度の高いCRMを行うことも、技術的には可能になってきています。

デジタルマーケティングをやろうとすると人が必要となるのも不思議な感じがしますが、上の記事にもあるようにコミュニケーションの基本は人と人なので、そこを掘り下げていくことは自然な流れなんでしょうね。ネットだけに閉じていると遅かれ早かれ行き止まりになるのは間違いなさそうです。

関連記事

伸びる要素しかないモール内広告

ZOZOの広告事業パートナーにDAC、「ZOZOTOWN」広告商品開発も予定 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5871

広告会社アマゾンの成功が約束されている理由、グーグル・FBとは明らかに違う | ビジネス+IT
https://www.sbbit.jp/article/cont1/35525

まとめると、

  • ZOZOは「ZOZOTOWN」や「WEAR」内に広告スペースを設置し、企業向けに広告枠を販売する
  • 広告売上高の計画は初年度の2019年3月期が30億円、2年目は50億円、3年目は100億円
  • 米Amazonの2018年におけるデジタル広告収入は従来予想の28億9000万ドルを大幅に上回り、46億1000万ドル(約5200億円)となる見込み
「WEAR」広告展開イメージ
「WEAR」広告展開イメージ

「フェイスブックやグーグルと比較して広告が邪魔にならず、ウザくない」「見たくない広告を押し付けられない」と思われているところが強い。アマゾンは広告を売るのではなく、商品を売るのが目的なので、サイトは「ショッピング」に目的が限定され、広告も統制されているからだ。現在のところ表示される広告のほとんどが、ユーザー自身の商品検索に関連するものだ。

広告会社アマゾンの成功が約束されている理由、グーグル・FBとは明らかに違う | ビジネス+IT

モール内の広告の良さはここにありますよね。ZOZOの広告も図のように違和感がないように表示されるようです。この流れに乗ってモールでの売上も上がってくるでしょうから、自社サイトだけで売っていくのはますます厳しくなりますね。自社サイトの集客コストとモールのコストをきっちりと把握しておくことから。

EC全般

スーパーワンダーレジを体験してきました | DevelopersIO
https://dev.classmethod.jp/etc/super-wonder-20181017/

「無人○○」はこれからもっと増えていきそうです。でもしっかりデータは取られてます。

Pinterest、ショッピングに役立つ新機能を追加 プロダクトピン上で価格や在庫状況が表示可能に | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/6114

これは良さそう! Pinterestと相性の良い住宅系の人はチャレンジを。

楽天「商品画像登録ガイドライン」の修正対応締切が延期に!店舗はどう対応すべき? | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/181015-productimageguideline/

「2019年3月からに延期されました」。とのこと。年明け早々よりは心の準備がしやすいですね。

futureshopがEC Boosterと連携開始、Googleショッピング広告利用を簡単に | eコマースコンバージョンラボ
https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/55656

運用を外部に委託するよりも、こちらの費用が安くなることもあるはず。

ECサイトからクレジットカード情報を盗み出す新たな手口 | 徳丸浩の日記
https://blog.tokumaru.org/2018/10/ec.html

「ファイルパーミッションの設定と改ざん検知システムの導入は非常に効果があると考えられます」。信頼を失う前にきちんと対策を。

ヤフーら参加の「いい買物の日」10/16スタート、95社参画の大規模イベント | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/5870

2017年から1社増えただけなのはちょっと寂しいかも。

EC全般

来年の10日間は日本国内はどこも混雑でしょうし、海外に逃避しようにも行き帰りのフライトも高値で混雑しそうです。10連休と聞いてうれしいと思うより、憂鬱になってしまうのは私だけでしょうか?

来年は10連休と聞いて「憂鬱」になるのは私だけ? | SHINOBY'S WORLD
http://www.shinoby.net/2018/10/13380/

ネッ担の皆さんも同じなのでは? 出かける人が多くなって売上が落ちたり、配送も遅れたりと憂鬱になる要素が多いですよね。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

オルビスがECサイトをリニューアル、ビューティーブランドとしてリブランディングも

7 years 1ヶ月 ago

化粧品通販のオルビスは10月11日、公式オンラインショップをリニューアルした。利便性を高めるためサイトのデザインや機能を刷新している。

オルビスは公式オンラインショップをリニューアル
ECサイトをリニューアルした(画像は編集部がキャプチャ)

携帯サイト(フィーチャーフォン・ガラケーのサイト)は利用者数の減少を受けてサービスを縮小。2019年秋頃に携帯サイトのサービス提供を終了する。

公式オンラインショップのリニューアルは、オルビスのブランド再構築の一環。

10月23日にブランドロゴ・コーポレートカラーを刷新するほか、今後は会報誌の刷新や、コンセプトショップのオープンを予定している。

オルビスはブランドロゴ・コーポレートカラーを刷新
ブランドロゴ・コーポレートカラーを刷新

オルビスはリブランディングの理由を次のように説明している。

競争が激化している国内化粧品市場において、オルビスは希薄化した独自価値を一から見つめ直し、「自分らしく 前向きに、美しく生きる人々であふれた世界を実現する」ことを使命ととらえ、既成の常識や制約にとらわれない 革新的な事業活動を実行していくことで、お客さまに寄り添い新たな価値を提供するビューティーブランドとして リブランディングを開始します。

新しいブランドロゴは、新ブランドのメッセージである「ここちを美しく。」と、「先進・心地いい・普遍」を表している。

「ここちを美しく。」とは、仕事とプライベートの狭間で、バランスを取りながら頑張っている現代女性に対する、オルビスの姿勢を表しているという。

オルビスは2018年1月、社内体制をチャネル別の組織から機能別の組織へと移行した。10月1日にはリモートワーク制度を導入。フレキシブルで効率的な就業環境を提供し、発想力を高める環境・風土の実現を目指している。

ポーラ・オルビスホールディングスの2017年12月期における連結決算によると、2017年12月期のオルビスの売上高は前期比5.0%減の530億6600万円、営業利益は同19.5%減の90億8000万円だった。

チャネル別の売上構成比は「ネット通販」が46.9%、「その他通販」が25.7%、「店舗・海外」が27.4%。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

Google、モバイルファーストインデックスのキャッシュエラーをようやく解消

7 years 1ヶ月 ago

モバイル ファースト インデックスに移行したサイトでは Google のキャッシュがエラーになる不具合が発生していた。長らく続いていたこの不具合がようやく解決したようだ。モバイル ファースト インデックスに移行したサイトでも現在は正常にキャッシュを確認することができる。

投稿 Google、モバイルファーストインデックスのキャッシュエラーをようやく解消海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

アライドアーキテクツ、中国の動画共有アプリ「抖音」を活用した中国向けプロモーション支援を開始

7 years 1ヶ月 ago
アライドアーキテクツ株式会社は、中国のショート動画共有アプリ「抖音短視頻(読み:ドウインドゥアンシピン、以下「抖音」)」の認定パートナー企業で、中国国内でインフルエンサープラットフォームを提供する映天...

広告配信に関わるガイドライン改定のお知らせ - アドフラウド(不正広告)撲滅に向けてガイドラインの厳格化 -

7 years 1ヶ月 ago
ヤフー株式会社はアドフラウド対策の一環として、広告配信に関わる各ガイドラインを改定し、10月25日より適応いたします。 詳細につきましては、10月22日のプレスリリースをご確認ください。 詳し...

今さら聞けないVR動画ってなに?

7 years 1ヶ月 ago

今さら聞けないVR動画ってなに?

VR動画が売り上げや集客につながるマーケティングツールとして注目を集めています。VRとは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略で、仮想現実と呼ばれることもあります。VR動画を活用すれば、その場にいながらにして、商品やサービスを疑似体験してもらうことが可能です。この記事では、VR動画の基礎知識や必要機材、制作の流れについて紹介します。

VR動画活用事例

VR動画の代表的な活用事例としては、建物内の紹介が挙げられます。たとえば、不動産物件や商業施設などをVR動画で紹介すれば、その場にいながらにして施設や設備などを詳細に見学・体験してもらうことが可能です。学校や工場であれば学生や社員を映すことで、通常の動画では伝えることのできない臨場感を感じてもらうことができます。自分が入学・入社した後の姿がより明確にイメージできるようになり、応募者数の増加にもつなげることも可能です。

秋の風景

また、観光地案内にVR動画を使用すれば、大自然のパノラマや魅力をリアルに伝えることができるため、集客施策に活用することもできます。医療現場の研修用動画などにもVR動画はおすすめです。経験する機会の少ない手術なども疑似体験することができます。スポーツ観戦用動画にもVR動画は最適と言えるでしょう。迫力ある選手の動きやスタジアムの興奮をよりリアルに伝えることができます。

把握しておきたいVR動画の基本知識

VR動画ってどんなもの、VR動画のことがよくわからない、そんな方のためにVR動画の基本知識を説明します。また、VR動画を制作・視聴するためには専用の機材が必要になりますが、そちらについても紹介します。

VR動画とは

VRゴーグルと女の子VRとはバーチャルリアリティの略で仮想現実のことを指します。CGを使用して、まるで現実のように感じられる環境を作り上げる技術のことです。このVRを手軽に体験できるようにしたのがVR動画です。VR動画を利用することで、自宅にいながらにして旅行気分を味わったり、ゲームの中にいるように感じたりなど、疑似体験ができるようになります。

VR動画を視聴すると、あたかもその空間の中にいるように感じられるため、2次元の動画では得ることができないリアルな感覚を味わうことが可能です。たとえば、高いビルの上から地上を見下ろす感覚やジェットコースターのスピード感を体感してもらうこともできます。

360度動画

360度動画を見る女性

VR動画と混同されがちなものに360度動画があります。VR動画と360度動画、どちらも360度全方向の映像を見ることができますが、この2つは大きく違います。360度動画は「見る」ことはできますが「体感」することはできません。たとえば、PCなどでマウスをドラッグして全方向を見ることができる動画が360度動画です。360度を見渡すことができますが、その空間の中にまで入り込むことはできません。

これに対して、VR動画はVRゴーグルやヘッドセットを使うことで仮想空間の中に入り込むことができます。これがVR動画と360度動画の大きな違いです。

AR動画

スマートフォンVR動画と混同されがちなものとしては、AR動画も挙げられます。

ARは「Augmented Reality」の略で、拡張現実と呼ばれることもあります。商品カタログや雑誌を見ると、スマホをかざすよう書かれているものをみかけることがあるでしょう。専用のアプリをダウンロードして、そこにスマホカメラをかざすと、商品を紹介する動画や商品の使用方法を説明した動画が流れます。これがAR動画で、紙媒体では伝えることができない情報を動画で提供して、ユーザーに商品を疑似体験してもらうことができます。

VR動画撮影の機材

VR動画を撮影するためには、360度の映像が撮影できる専用のカメラが必要になります。カメラの価格は画質や機能によって大きく異なり、プロ用の高額なものから3万円程度で購入できるものもあります。

VR動画用の代表的なカメラとしては「GoPro(ゴープロ)」、「Kodak SP360」、「Ricoh  THETA」などがおすすめです。

視聴方法

VR動画を見るためには、ヘッドマウントディスプレイやVRゴーグルなど専用の機材が必要になります。ヘッドマウントディスプレイは頭を覆うタイプのゴーグルで、有機ELや液晶のディスプレイが組み込まれています。ハイスペックで、高画質で動きの早い画像もスムーズに再生できるため、ゲーム機などと接続して使用するのにおすすめです。また、コンテンツ処理機能や通信機能を組み込むことで、ほかの機器に接続せずにヘッドマウントディスプレイ単体で使用できるタイプの製品もあります。

VRゴーグルは頭を覆わないタイプのもので手軽に装着することができます。ヘッドマウントディスプレイに比べると低価格の製品も多く、まずはVR動画を体験してみたいと言う方におすすめです。スマホやパソコンのディスプレイを利用してVR動画が視聴できるアプリも増えており、VRゴーグルをスマホやPCに接続してVR動画を楽しむこともできます。

VR動画制作の流れとは

VR動画制作の流れは、制作する動画の内容や依頼する制作会社によっても変わってきますが、一般的には次のような手順で進めます。まず、VR動画を制作する際には、コンセプト作りが重要です。動画を見てほしいターゲットを設定し、その人たちに何を伝えて、見た後でどんな印象を持ってほしいのか、どんな行動をしてほしいのかを明確にします。それを踏まえてシナリオを作成しますが、なぜVR動画でなければならないのか、VR動画の必要性を明らかにしておくことも大切です。

シナリオの内容がある程度決まったら、それを元に制作会社と打ち合わせをして企画内容を詰めていきます。企画内容が決まったら動画制作に入りますが、実写の場合は360度動画の撮影ができる専用のカメラが必要です。撮影が完了したら動画編集ソフトを使用して、明るさ調整や写っていると都合の悪いものの消去、必要なテロップを入れるなどの編集を行います。編集が完了したらチェックをし、必要があれば修正したうえで納品と言うのがVR動画制作の流れです。

VR動画制作ならCrevo

VR動画を制作する会社やクリエイターはたくさんいますが、それぞれに得意な分野があります。たとえば、建物や施設の紹介は得意でも人物が入ったものは苦手だと言うクリエイターもいるでしょう。また、建設業界は得意でも食品業界は経験がないと言うクリエイターもいます。しかし、動画制作を依頼するにあたって、どんなジャンル・業界を得意としている制作会社なのかを判断するのはむずかしいでしょう。

そこでおすすめなのが、動画制作サービスを提供するのCrevo(クレボ)です。

Crevoであれば、5,000名のクリエイターの中から、そのジャンル・業界を得意とするクリエイターをアサインしてもらうことができます。その上、案件ごとに専属のディレクターがついて、企画のヒアリング段階から納品までをフルサポートしてくれます。クリエイターまかせではなく、Crevoのスタッフがスケジュールや品質管理まで支援してくれます。

専門性の高いVR動画制作はプロに依頼を

撮影機材や動画編集ソフトが進化したこともあって、専門知識のない人でも動画制作ができるようになりました。しかし、専門性の高いVR動画はプロに依頼するのがよいでしょう。VR動画にはVR動画ならではの見せ方があり、それが理解できていなければ効果的なVR動画を制作することはできません。自分で作ればコストを抑えられると言うメリットはありますが、効果のないVR動画を作ったのでは、かえってコストも手間も無駄になってしまうでしょう。

crevoAdmin

ネット通販でのファッション購入に「失敗」した人は4割、理由は「サイズが合わない」

7 years 1ヶ月 ago

マガシークがこのほど実施したファッションECの買い物に関する消費者調査によると、20代~40代のEC利用者のうち、ECサイトでのファッションアイテムの買い物で「買って失敗した」と思ったことがある割合は43.4%だった。女性に限定すると58.1%が失敗したことがあると答えている。

マガシークがこのほど実施したファッションECの買い物に関する消費者調査によると、20代~40代のEC利用者のうち、ECサイトでのファッションアイテムの買い物で「買って失敗した」と思ったことがある割合は43.4%だった
女性に限定すると58.1%が失敗したことがあると回答

「買って失敗した」と思った理由を選択式(複数回答)で質問したところ、最も多いのは「サイズが合わない・思っていたものと違う」(63.0%)だった。

次いで「見た目が思っていたものと違う」(42.7%)、「品質が悪かった」(34.8%)、「好きな色・デザインで買ったが、自分には合わない」(27.8%)、「手触り・質感が思っていたものと違う」(26.3%)、「安さ・タイムセールでつられて買ったが、必要なかった」(23.5%)、「返品ができない、または返品するのが面倒でしていない」(17.0%)。

ファッションアイテムを購入する際に通販ECサイトを利用している割合は57.4%。男性が48.7%、女性は66.0%だった。

調査対象は男女2000人(男性1000人、女性1000人)。

自宅で試着後に返品できるサービス開始

マガシークは10月17日、ECサイトで注文した商品を試着し、気に入らない商品は無料で返品できるサービス「MAGASEEK おうち de 試着」を開始した。試着後にサイズが合わない場合や、イメージが違った場合に返品できる。

今回のサービス開始と併せて、「買って失敗した」ファッションアイテムの買取りポイントアップキャンペーンを開始。マガシークのポイントとの交換を選択すると、査定額を通常よりも高く設定して買い取る。

マガシークはECサイトで注文した商品を試着し、気に入らない商品は無料で返品できるサービス「MAGASEEK おうち de 試着」を開始
「MAGASEEK おうち de 試着」のトップ画面(画像は編集部がキャプチャ)

自宅で試着してから気に入った商品だけを購入できるECサービスはアパレル業界で広がっている。

「ZOZOTOWN」を運営するZOZO、[.st] を運営するアダストリアなどは、顧客の嗜好に合わせた商品を企業側が選んで定期配送し、顧客が試着後に気に入った商品のみを購入するサービスを展開。

三越伊勢丹ホールディングスは10月3日、女性用衣類をオンラインで注文し、自宅で試着してから気に入った商品だけを購入できる「ISETAN TRUNK SERVICE(イセタントランクサービス)」を開始した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

セブン&アイのEC売上は570億円で8%増[2018年8月中間期]

7 years 1ヶ月 ago

セブン&アイ・ホールディングスの2018年3~8月期(2019年中間期決算)におけるEC売上高は、前年同期比8.3%増の570億6400万円だった。セブンネットショッピングとセブンミール、イトーヨーカドー、ロフトは増収率が10%を超えている。

セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。

ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同21.0%増の128億700万円、「セブンミール」は同14.7%増の149億7700万円、「イトーヨーカドー」は同31.3%増の24億9900万円、「ネットスーパー」は同2.5%減の213億2300万円、「赤ちゃん本舗」は同4.4%増の30億5300万円、「そごう・西武」は同9.3%増の17億3900万円、「ロフト」は同26.5%増の5億4900万円。

セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期中間期(2018年3-8月期)EC売上高
2018年3~8月期(2019年中間期決算)におけるEC売上高(赤枠内が中間期、画像は編集部がIR資料からキャプチャし一部を加工した)

6月に「セブンマイルプログラム」開始

セブン&アイグループは6月、新たな会員プログラム「セブンマイルプログラム」を開始した。「セブン-イレブンアプリ」と「イトーヨーカドーアプリ」を展開しており、店舗やEC、ネットスーパーを利用するとマイル(ポイント)が貯まるほか、ポイント数に応じて、さまざまな特典を提供している。

「セブンマイルプログラム」は2018年秋に「そごう・西武」、2019年春頃に「ロフト」と「赤ちゃん本舗」が参加する予定。

EC売上高の通期計画は1250億円

2019年2月期におけるEC売上高の計画は、前期比14.9%増の1250億円に設定している。

2018年2月期のEC売上高は1087億8500万円だった。EC業界の専門誌『月刊ネット販売』が実施したEC実施企業の売上高調査を踏まえると、一般消費者向け(BtoC)のECの年間売上高が1000億円を超えたのは、「Amazon.co.jp」「ヨドバシ.com」に次いで国内3サイト目。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

12月は年賀状・今年の○○・忙しい年の瀬だからこそのネタが盛りだくさん~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【12月編】

7 years 1ヶ月 ago

12月は、実生活でもSNSでも大きな存在感を占める「クリスマス」と「大晦日(年末)」がやってきますが、他にも冬ならではのイベントや1年を締めくくる行事などが数多く催されます。SNS投稿ネタにも、話題にも困らない月だといえるでしょう。

その一方で、「師走」の二文字が表すイメージどおり、新年の準備などで何かとせわしない時季でもあります。SNS運用担当者のみなさんも「年末年始のSNS投稿内容を早く確定(投稿予約)して、年末年始はのんびり過ごしたい……」と願っているのではないでしょうか?

今回のテーマは、そんな2018年最後、そして平成最後の12月。「年賀状」「今年の○○」「忙しい年の瀬」のシーズンに参考にしたいSNS投稿事例とアイデアを紹介します。

その前に10月11月の投稿案を先に! という方は、前回までの記事をぜひ参考にしてみてください。

12月のSNS投稿に役立つ事例
  • 年賀状プレゼントキャンペーン
  • 今年の○○
  • 忙しい時期こそ「ほのぼの」
  • 12月の投稿ネタ(一例)
    2018年12月ならではのトレンド予測
    2018年をSNSでも締めくくろう
    知らなかった!? こんな記念日

SNSもリアルも大忙し! 12月は仕込みが大切

12月といえば、海外からやってきてすっかり定着した一大イベント「クリスマス」。そして、新年を迎えるためにおこなわれる準備や日本古来の行事の数々。まさに、和洋折衷で盛りあがる時季だといえるでしょう。

年末年始の休みを挟み、1年のなかでも特に大きなイベントが続く時期だけに、しっかりとした準備が欠かせません。これから紹介する事例を、ぜひ企画の参考にしてください。

Facebook
こんな時代だからこその「手づくり」が、ファンとの距離を近づける

今回まず、ご紹介するのは、このSNS時代において、あえて「手づくり」の「年賀状」をファンにプレゼントするというキャンペーンを企画して、多くのファンの心をぐっとつかんだ企業の投稿例です。

2017年12月8日にJALがFacebookに投稿したのは、「手作り芋版の年賀状プレゼントキャンペーン」の案内でした。

メールやSNSの普及によって年々出す人が減っているといわれる年賀状を、「手作りの芋版」付きで送ってくれるというこのキャンペーンには、熱いコメントを添えた多くのファンからの応募が寄せられていました。ファンの心をつかむプレゼントキャンペーンの例といえるでしょう。

チェックポイント!

JAL社員と郵便ポストの写真だけでなく、実際に芋版や年賀状を作成している風景を動画で紹介することで、さらに親しみを醸成することに成功。この動画を見ると、応募してもしていなくても「どんな年賀状が届くんだろう」と、心がワクワク浮き立ちます。

Instagram
「今年の○○」ネタはタイミングが肝

続いて紹介するのは、12月の風物詩といえる「今年の○○」を、自社商品にからめて紹介した投稿例です。

2017年12月5日にル・クルーゼ ジャポンがInstagramに投稿したのは、その年の日本の世相を反映し象徴する「今年の一皿」に選ばれた、鶏むね肉の料理でした。自社商品も使いつつシズル感あふれる画像が、多くの反応を集めていました。

チェックポイント!

2017年の「今年の一皿」が発表された「翌日」にSNS投稿するという、絶妙なタイムリーさが光る事例です。トレンドやニュースをネタにする場合、投稿タイミングが遅れてしまうと興ざめな結果になりますので注意しましょう。

Instagram投稿ではハッシュタグがとても重要ですが、しっかり「#今年の一皿」を入れている点も見逃せないポイントです。

Twitter
たった5秒の動画で誰もが笑顔に

続いては、慌ただしい年の瀬だからこそ光る「ほのぼの」投稿例です。

2017年12月23日にNHK広報局がTwitterに投稿したのは、わずか5秒の動画を使った同局の番組告知でした。短いながらも、誰もが「かわいい!!」と声をあげたくなる素材選びが、多くのフォロワーからリツイートやいいねを獲得することに成功しています。

寒いうえに何かと慌ただしい年の瀬には、「なんとなく毎日忙しい」「イライラしがち」「寒くて気持ちが沈む」という人も多いはず。そんなときこそ、このような「ほのぼの」投稿が、見る人の心を温めてくれるのかもしれません。

そして、そして、動画のメリットの1つは、ことばの壁を越えること。実際、この投稿には世界中から好意的なコメントが寄せられています。

チェックポイント!

SNSでは、「キャラクター」や「可愛い動物」を扱った投稿はファンやフォロワーに喜ばれたり、新たなファンやフォロワーを獲得したりしやすいといわれています。

みなさんの会社に何かキャラクターはいませんか? または、自社商品と子猫や子犬をからめた投稿を考えてみてはどうでしょうか。

12月の投稿ネタ(一例)
「2018年12月ならではのトレンド予測」「2018年をSNSでも締めくくろう」「知らなかった!? こんな記念日」

ここからは、その他のイベントやニュースネタをいくつか紹介します。

「ファンを楽しませる投稿」=「ネタ」×「自社情報」(ネタと自社情報をからめる)はどんなときでもお忘れなく。

ここでは、「クリスマス」「大晦日」など、あまりにもメジャーすぎる記念日はあえて取り上げていませんが、SNSトレンドの波に乗ることを目指すなら、 ぜひ自社の投稿カレンダーに書き込んでおきましょう

2018年12月ならではのトレンド予測

藤子・F・不二雄 生誕85周年(2018年12月1日)

12月1日は、代表作『ドラえもん』をはじめとする多くの作品を残し今でも愛され続けている漫画家 藤子・F・不二雄の85回目の誕生日です。ちなみに、ドラえもんの妹であるドラミの誕生日は2114年12月2日(作者と1日違い)だそうです。

「M-1グランプリ2018」決勝(2018年12月上旬)

吉本興業が主催する漫才のコンクール「M-1グランプリ」の決勝が、12月上旬に開催予定です。スケジュールは決まり次第、公式Webページで発表されます。

決勝当日は、特にTwitterで大きな盛り上がりが予想されます。テレビ放送中もハッシュタグ付きでのツイートが多く飛び交うと思いますので注目しておきましょう。

ノーベル賞授与式(2018年12月10日)

2018年のノーベル賞発表は10月1日から始まり、「ノーベル賞」がSNS上で話題になるのは受賞発表の10月以降と、授与式の前後です。

早速、本庶佑さん(京都大学特別教授)のノーベル生理学・医学賞受賞のニュースが発表されましたが、日本人の受賞者が出た場合には、そのプロフィールや受賞理由などをしっかり調べあげて、SNS投稿に使えるネタを探してみましょう。

2018年をSNSでも締めくくろう

1984年に始まった「新語・流行語大賞」は、1年間に発生した「ことば」のなかから、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスで、衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選び、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰しています。大賞発表直後にタイムリーに投稿したいなら、「ノミネート」語リストが発表される11月から、投稿案を考えておきましょう

今年の漢字 2018(12月12日)

1995年に始まった「今年の漢字」は、一年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、最も応募数の多い漢字を12月12日(いい字一字)の「漢字の日」にちなんで、京都・清水寺で発表しています。発表前なら「予想」を投稿するのもいいですし、発表直後なら「今年の漢字」をネタにした投稿を考えてみましょう。

コミックマーケット95(12月29日~12月31日)

のべ50万人参加の同人誌即売会「コミックマーケット95」、通称「コミケ」が東京ビッグサイトで開催されます。毎回、関連情報がSNSで多く投稿されるイベントの1つです。

ファンの間では「コミケは戦場」とも呼ばれており、準備不足で苦労することもあるようです。参加者に向けてお役立ち情報を投稿すると喜ばれるのではないでしょうか。

知らなかった!? こんな記念日

12月の記念日といえば「クリスマス」「大晦日」……だけではありません。実は、私たちの生活に欠かせない○○の記念日や、趣味で楽しんでいる××の記念日も12月にやってきます。

いくつか紹介しますので、投稿ネタに使えそうなものを探してみてください。みなさんが「へえー!」と驚いた記念日があれば、それはファン・フォロワーにも驚きを与えてくれる可能性があります。

  • 映画の日(12月1日)

    1896年11月25日~12月1日、エジソンが発明したキネトスコープが初めて神戸で輸入上映されたことから、1956年に「日本における映画産業発祥を記念する日」として映画産業団体連合会が制定しました。

  • 奇術の日(12月3日)

    「ワン・ツー・スリーは奇術の掛け声」ということから、1990年に日本奇術協会が制定。2008年からは毎年公演活動が行われています。

  • 音の日(12月6日)

    1877年12月6日にエジソンが錫箔蓄音機「フォノグラフ」を発明したことから、1994年に日本オーディオ協会が日本レコード協会、日本音楽スタジオ協会などと協力して制定しました。

  • 漢字の日(12月12日)

    日本漢字能力検定協会が1995年に制定。12と12を「いい字一字」と読む語呂合わせで、日本人ひとりひとりが毎年、「いい字」を「一字」は覚えてほしいとの願いが込められている。

  • ビタミンの日(12月13日) ※参考:ビタミン・バイオファクター協会

    鈴木梅太郎博士が米ぬかから「オリザニン」(ビタミンB1)を発見し、1910年12月13日に学会で発表したことから、2000年に「ビタミンの日制定委員会」が制定しました。

  • 電話創業の日(12月16日) ※参考:NTT西日本

    1890年12月16日に日本で初めて電話が開通したことから制定されました。当時の契約者数は東京155・横浜42、公衆電話16台でのスタートだったそうです。

  • 地下鉄記念日(12月30日)

    1927年12月30日、東京地下鉄道(現在の東京メトロ)が日本初の地下鉄を上野~浅草間2.2kmで開通したことから制定されました。当日だけで10万人に近い人が乗車したといわれます。

◇◇◇

ここ数か月は「平成最後の○○」というフレーズがあふれかえっており、もう見飽きた、聞き飽きたという方もいらっしゃるかもしれません。それでもやはり、「平成最後の年末年始」がもうすぐやってきます。

5月編」でも紹介しましたが、「連休中の投稿は、事前に投稿予約」が基本です。年末年始の休暇は月をまたぎますので、年末分だけでなく年始分の投稿内容も決定し、投稿予約しておくことを忘れないようにしましょう。

さらに、休暇中であっても次の項目は必ず確認することをお勧めします。

  • 投稿予約したものがちゃんと投稿されたか
  • 炎上やトラブルが起きていないか

万が一緊急対応が必要になった場合を想定して、年末年始休暇中の各担当者のスケジュールを確認・共有しておくことも大切です。

そして、誰ひとり緊急対応ができない日や時間帯がある場合には「その日や時間帯には投稿しない」という選択肢も考えるべきでしょう。

今のうちから準備をはじめて、のんびりと楽しい年末年始をお過ごしください。

オリジナル記事はこちら:12月は年賀状・今年の○○・忙しい年の瀬だからこそのネタが盛りだくさん~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【12月編】(2018/10/04)

後藤真理恵

株式会社コムニコ/一般社団法人SNSエキスパート協会

株式会社コムニコ
カスタマーサクセス局 コミュニティマネジメントチーム マネージャー

一般社団法人SNSエキスパート協会 代表理事

東京大学 文学部卒・中学高校教諭第一免許状(国語)取得。日本オラクル(株)にて、技術者向け研修の開発~実施、講師育成、技術者向け資格試験の問題開発などを担当。その後はマーケティング、パートナービジネス部門などを歴任。

2013年にコムニコに入社。自らも数多くの企業のSNSマーケティングを支援するとともに、9名のコンテンツクリエイターからなるチームをマネージャーとして率いる。同チームが作り出すSNS投稿案は、毎月約1,000本。

2016年11月、一般社団法人SNSエキスパート協会代表理事に就任。「SNSエキスパート検定(初級・上級)」講座/認定試験の実施を通して、SNSマーケティングの正しい知識を持つ人材育成にも努めている。

著書に『ファンを獲得! Facebook投稿ノウハウ』(翔泳社・共著)。

後藤真理恵

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る