Aggregator

音声ショッピングの「Vコマース」がやってくる? 米国で始まった新しいECビジネスの可能性とは | 海外eコマースに学ぶ最新のECトレンド Presented by ecbeing

7 years ago

声を通じて買い物をする音声ショッピング、いわゆる「Vコマース」が当たり前になる時代がやってきそうです。米国では、Amazon(アマゾン)が「Amazon Alexa」、Googleは「Googleアシスタント」というクラウドベースの音声認識サービスを通じ、音声ショッピングを実現させています。

日本でも「Amazon Alexa」を通じて「Amazon.co.jp」での買い物はもちろん、最近ではアマゾンの決済サービス「Amazon Pay」対応の「Alexaスキル」(クラウド内で実行されるアプリ)を通じて自社ECサイトで音声ショッピングができるようになりました。米国での音声ショッピングの現状を踏まえ、「Vコマース」の可能性を探ってみます。

遂に到来した「Vコマース」時代

米国では1994年にEC(e-commerce)がスタート。モバイルコマース(m-commerce)は2006年に始まり、そして2017年、「Vコマース」(v-commerce)が登場しました。

調査会社eMarketerが2017年に発表した調査結果によると、2017年は5520万人が「Google Home」や「Amazon Echo」といったスマートスピーカーを使用。2018年は6240万人が利用すると予測しています。

ミレニアル世代 (1981年~2000年 生まれ)
ジェネレーションX (1965年~1980年 生まれ)
ベイビーブーマー (1945年~1964年 生まれ)
	ミレニアル世代	ジェネレーションX	ベイビーブーマー2016年	23.3	13.4	8.62017年	29.9	15.6	9.72018年	35.8	16.7	9.92019年	39.3	17.2	10.1
デジタルアシスタント搭載のスマートスピーカーを少なくとも1か月に1度使う割合の年代別推移(2016年~2019年)
出典:「eMarketer」の調査結果をもとに編集部で作成

調査会社のComscoreは、2020年までにすべての検索の50%が音声検索に変わると予測Gartnerは2020年までに検索行動の3割が音声になると考えています。そして、その流れはコマースにもやってきます。

コンサルティング会社のOC&C Strategy Consultantsが2018年に公表した資料によると、音声ショッピングの市場規模は2022年には4000億ドルに拡大すると予想食料品、エンターテインメント、エレクトロニクスといったカテゴリが特に音声ショッピングで購入される割合が高くなると見込んでいます。

そして日本でもスマートスピーカー「Amazon Echoシリーズ」に「Amazon Echo Spot」といったスクリーン搭載のスマートスピーカーが登場。従来、音声だけでしか確認できなかった注文情報が、スクリーンを通じて視認できるようになりました。つまり、音声を通じて注文した後、スクリーンで商品情報を確認して、声で注文確定をするといった確認作業ができるようになったのです。

日本では2018年6月20日に「Amazon Echo Spot」が登場しました
新登場 echo spot
日本では2018年6月20日に「Amazon Echo Spot」が登場しました

AmazonやGoogleはなぜ音声を通じた検索や商品購入に力を入れているのでしょうか? 先にも紹介したように、来たる「音声検索」「音声ショッピング」の時代に備え、いち早く先行者利益を獲得するためです。つまり音声領域においても“インフラ”になろうとしているのです。これは、米国でも言われている次のような言葉に集約できることでしょう。

1994年当時、将来はスマートフォンがECの中心的な買い物端末になるとは誰もが考えていなかった。同じ状況が今、音声ショッピングにも起きている

米国ではプラットフォーム型でGoogleが音声ショッピングを展開

米国、日本でも音声ショッピングではアマゾンが先行していますが、Googleの動きも目を離せません。

Googleは2016年5月に米国でスマートスピーカー「Google Home」を発売し、2017年春には音声認識によるEC機能を「Googleアシスタント」に追加。Walmart 、Costco Wholesale、Targetなど大手小売業者などがグーグルの音声認識デバイスを通じた商品販売を行っています。

グーグルの音声ショッピング機能は、もちろんグーグル本体が商品販売を行うわけではありません。「Googleアシスタント」のEC機能を活用する小売業者は、同時に「Google Express」(グーグルエクスプレス、グーグルが提供する食品などの即日宅配サービス)プログラムに参加しているのです。

Google Expressのイメージ
Google Expressのイメージ (画像はGoogleのブログからキャプチャ)

「Google Express」はプラットフォームサービスで、掲載した商品に注文が入るとグーグルがプログラムに参加している小売店へ商品を受け取るために出向き、そしてそれを消費者に配送する仕組みです。PCやモバイル向けで展開していましたが、それを音声にも対応させたのです。

「Google Home」の音声アシスタントを通じた音声ショッピングのイメージ(画像はGoogleのサイトからキャプチャ)

直近では2018年3月にGoogleが新しい動きを見せました。それは、「Googleショッピング」の新しい機能「Shopping Action(ショッピングアクション)」です。

「Shopping Action」は、モバイルとPC、Google Express、Google Assistant、Google Homeなどでの検索結果に商品情報を掲載し、商品購入までをサポートする広告商品。従来型のクリック課金ではなく売上課金型の広告で、より小売企業のビジネスモデルに沿った広告サービスとなっています。

音声ショッピングに関して特徴的なのが、「Googleアシスタント」を使った音声検索によって「Google Express」などで商品を簡単に買い物ができるようになるユニバーサルショッピングカートを使用していることです。

このユニバーサルショッピングカートは、モバイルやPC、「Google Home」などからアクセスしても、簡単に購入できるようにするカート機能。1クリックによる商品の再購入などを実現するというものです。

グーグルが提供する売上課金型の新しい広告「Shopping Action(ショッピングアクション)」のイメージ
グーグルが提供する売上課金型の新しい広告「Shopping Action(ショッピングアクション)」のイメージ(画像はグーグルのブログからキャプチャ)

このように、Amazon、Googleの取り組み、そして市場調査を見ても、音声がネット通販で活用されていく可能性が高いことがおわかりになるのではないでしょうか。2019年以降、米国はもちろん、日本での「Vコマース」の動きには注視していきましょう。

株式会社ecbeing
株式会社ecbeing

Search Consoleの対象範囲がMFIの状態をレポートするように変更される

7 years ago

Search Console の インデックスカバレッジ(対象範囲)が、モバイル ファースト インデックスの状況に基づいてレポートするようになった。モバイル ファースト インデックスに移行済みのサイトに適用される。特に、エラーの数と新たな問題はモバイルファーストインデックスの状態を反映している。

投稿 Search Consoleの対象範囲がMFIの状態をレポートするように変更される海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

【2019年消費予想】家計の景況感は? 19年にやりたいことは? イベント参加意欲は?

7 years ago

博報堂は11月21日、生活者を対象とした2019年の景況感や行動意欲などに関する意識調査の結果を公表した。「収入が増えない」といった理由から、家計の景況感予測は2年ぶりに悪化に転じている。調査は2015年秋から毎年実施しており、今回で4回目。

家計の景況感は「悪くなる」が「良くなる」の2倍

「来年の『自分の家計状態」は、今年と比べてどうなると思いますか」という質問では、「良くなる」の割合が16.5%だったのに対し、「悪くなる」は29.5%で約2倍の開きがあった。「変わらない」は54.0%。

昨年(2017年)の調査と比べて「良くなる」の割合が1.7ポイント減り、「悪くなる」は5.4ポイント増えた。

博報堂は生活者を対象とした2019年の景況感や行動意欲などに関する意識調査の結果を公表
自身の2019年家計予想

「悪くなる」と予想する理由の1位は「収入額が増加しない・減少」(31.2%)。2位以下は「支出が増加」「消費税などの増税」「退職・休業で収入源が減少」「物価が上昇」と続いた。

一方、「良くなる」と予想した理由の1位は「給料などの収入額が増加」(31.3%)だった。2位以下は「就職などで収入源が増加」「今年より出費が減少」「希望的観測」「節約や家計管理を実践」となっている。

2019年に始めたいことは男女とも「運動・筋トレ」が1位

2019年に「思い切って始めたいこと」があるかという質問に対し、「ある」と答えた割合は30.8%だった。

始めたいことの1位は男女ともに「運動・体操・筋トレ」(36.5%)だった。男女別の上位項目を見ると、男性は収入を増やすこと、女性は運動やダイエットへの意欲が強い。

男性は上位が「運動・体操・筋トレ」(31.0%)、「副業」(30.1%)、「投資・資産運用」(25.9%)、「趣味・習い事」(23.8%)となっている。

女性は「運動・体操・筋トレ」(41.3%)、「貯蓄」(32.1%)、「ダイエット・食事制限」(29.4%)、「趣味・習い事」(29.3%)。

博報堂は生活者を対象とした2019年の景況感や行動意欲などに関する意識調査の結果を公表
2019年に始めたいこと

参加したいイベントは「初詣」「花火大会」

2019年のイベントへの参加意欲を聞いた。

「来年(2019年)、行ったり、参加したいと思うものはどれですか」(複数回答)という質問に対し、上位は「初詣」(36.9%)、「花火大会」(30.2%)、「お花見」(30.0%)、「自分へのご褒美旅行」(24.4%)、「節分に恵方巻きを食べる」(20.9%)だった。

2018年に参加した経験の割合と、2019年の参加意向の割合の差を見ると、「自分へのご褒美旅行」(7.8ポイント増)、「花火大会」(6.9ポイント増)、「フードイベント」(5.8ポイント増)が上位となっている。

博報堂は生活者を対象とした2019年の景況感や行動意欲などに関する意識調査の結果を公表
2019年のイベント参加意欲

調査概要

  • 調査地域:全国11都市
  • 調査手法:インターネット調査
  • 調査対象:20~69歳の男女3900人(男性1938人、女性1962人)
  • 調査時期:2018年10月4日~9日
  • 企画分析:博報堂生活総合研究所
  • 実査集計:H.M.マーケティングリサーチ
渡部 和章
渡部 和章

Speed Update

7 years ago
Speed Updateとは、ページの読み込み速度をモバイルのランキング要素として組み込むアップデートのこと。2018年1月に導入が発表され、2018年7月に全てのユーザー宛てにロールアウトが開始された。このアップデートは本当に遅いページに...

声だけでコンタクトを再注文――音声ショッピングに対応したメガネスーパーの仕組み

7 years ago

自宅で家事や朝の身支度をしながら、スマートフォンを使用せずに音声によって商品を注文する――。いわゆる「音声ショッピング」に、コンタクトレンズなどの販売を手がけるメガネスーパーが対応した。

メガネスーパーは、アマゾンが提供するクラウドベースの音声認識サービス「Amazon Alexa」搭載デバイスで音声による注文を可能にする「Alexaスキル」(クラウド内で実行されるアプリ)に対応。コンタクトレンズやケア用品を音声のみで購入できるようにした。

メガネスーパーは、アマゾンが提供するクラウドベースの音声認識サービス「Amazon Alexa」搭載デバイスで音声による注文を可能にする「Alexaスキル」(クラウド内で実行されるアプリ)に対応
Alexaスキルのショッピングカテゴリーに登場した「メガネスーパー」(画像は編集部がキャプチャ)

音声注文もできる「Alexaスキル」は、決済面で「Amazon Pay」が連携しているため、音声ショッピングは「Amazon Pay」で決済する仕組みとなっている。

音声ショッピングが利用できる対象は、メガネスーパーのECサイトにおいて11月1日以降、「Amazon Pay」の決済と同時に新規会員登録を行い、コンタクトレンズやケア商品などを注文した消費者。

「Amazon Alexa」搭載デバイスに「アレクサ、メガネスーパーをひらいて」と話しかけると「Alexaスキル」が起動。アレクサが「メガネスーパーへようこそ!コンタクトレンズやケア商品をAmazon Payで再注文できます。再注文しますか?」と質問してくる。

「はい」と回答すると、「Amazon Pay」に対してログイン認証を実施。購入履歴から前回注文内容を取得してその内容を読み上げ「注文しますか?」とアレクサが再度質問するので、「はい」と答えると「Amazon Pay」で決済が行われる。

メガネスーパーの「Alexaスキル」を通じて音声ショッピングを行う仕組み
メガネスーパーが展開する音声ショッピングの仕組み

メガネスーパーは音声ショッピングへの対応について次のようにコメントしている。

リピート性が高い商品だからこそ「簡単にコンタクトレンズを注文したい」というお客様のニーズに対応するために、今回のような音声ショッピング「V コマース」など、新たな注文方法や受取方法、決済手段を導入することで、コンタクトレンズ販売の一層の利便性向上を図ります。

メガネスーパーの音声ショッピングは「ecbeing」を通じて対応

メガネスーパーの音声ショッピングは、ECサイト構築パッケージを通じて対応しているのも特徴だ。

メガネスーパーが導入しているのは、中堅大手向けEC構築パッケージの「ecbeing」(開発・販売はecbeing)。注文内容の読み上げといった音声ショッピング用の買い物フローなどは、EC構築パッケージ側で「Alexaスキル」に対応した。

ecbeingは「Amazon Pay」の公式認定制度である「グローバルパートナー」のPremier Partners。

「Amazon Alexa」搭載デバイスでの音声ショッピングは、専用の「Alexaスキル」をEC企業側が開発する方法もあるが、注文履歴の呼び出しなどはECシステム側との連携が必要になる。

ecbeingは、注文履歴の呼び出しや注文内容の読み上げなどを「ecbeing」側から処理できるようにしている。

ecbeingの音声ショッピングの浸透について次のようにコメントした。

メガネスーパーがVコマース(Voice コマース)を開始されることにより、今後日本国内でもVコマースが浸透していくものと思います。ecbeingでは、Vコマースを通じてお客様がより便利にネットショッピングができるよう環境作りに努めてまります。

瀧川 正実
瀧川 正実

書籍『Googleオプティマイズによるウェブテストの教科書 ~A/Bテスト、リダイレクトテスト、多変量テストの実際~ 』の執筆に参加しました

7 years ago

 こんにちは、秘書です。

  2018年11月27日にマイナビ出版より発売されます、書籍『Googleオプティマイズによるウェブテストの教科書 ~A/Bテスト、リダイレクトテスト、多変量テストの実際~ 』執筆に参加しましたのでお知らせいたします。小川とウェブ解析士協会代表の江尻様が監修として、工藤が2章の執筆を担当いたしました。

f:id:ryuka01:20181127074733j:plain

 

ご購入はこちらから(Amazonに遷移します): Googleオプティマイズによるウェブテストの教科書 ~A/Bテスト、リダイレクトテスト、多変量テストの実際~

 

 

書籍の概要


 本書は、ウェブサイト上で、ABテストや多変量テストなどのウェブテストを実施するための書籍です。ABテストにはKaizen PlatformやVWOツールなど様々お使いいただけますが、本書はGoogle社が提供しております「Googleオプティマイズ」に特化した書籍です。他のツールには言及しませんのでご注意ください。

 Googleオプティマイズは無料でから始められるウェブテストツールで、操作も難しくないため、はじめてテストを実施する方にも気軽にお使いいただけます。Googleアナリティクスと接続して使う事が前提になっているため、すでにアナリティクスをお使いの方には特におすすめします。

※ツール「Googleオプティマイズ」はこちら開始できます: Google オプティマイズ 

 

f:id:ryuka01:20181127074111j:plain

~本書の目次~
Chapter 1 データドリブンなウェブテストの基本
Chapter 2 Googleオプティマイズを使ったテスト ~設定からはじめのテストまで~
Chapter 3 パターン作成の基本
Chapter 4 テストの実施とレポートの作成
Chapter 5 効果的なクリエイティブの作成
Chapter 6 ウェブテストを支えるコンセプトと技術

 

 本書では、1章でABテストのメリットや心構え、2章にて設定とはじめてのテストを説明します。ウェブテストを一度も行ったことが無い方ででもの方も1~2章をお読みいただければはじめてのテストを開始できます。すでに設定されている方は、テスト時にオリジナル画面からテストパターンの画面への切り替わりがユーザー様に見えてしまう「チラツキ問題」(フリッカー問題)が気になっていませんか?チラツキ問題を解消する方法についても触れていますのでご確認ください。

 続く3章ではパターン作成の詳細を説明しています。Google オプティマイズでは、サイトのHTMLやプログラムを全く触らずに(システム担当の手を借りずに)画面の要素を変更していくことができます。例えばマーケッターの方でもドラッグ&ドロップでボタンの場所を変更したり、色を変えていったりすることができます。すでにテストを実施している中級者の方はやや高度なHTMLやCSS、JavaScriptデザイン修正のテクニックもお伝えしていますので、さらにスキルアップすることができます。本章は小川がコンサルティングのお手伝いをしております「Appliv」をご担当のナイル株式会社針替様がご執筆されています。

 4章では、テストを実施した後の評価やレポーティングをどう行うか?について現場経験が豊富な著者が詳述します。テスト終了後、結果をどのように評価し勝ち負けを判断するか?はウェブアナリストの腕の見せどころです。各指標の動きを比較してユーザーの心理を想像しながら正しい結果に導く方法を説明します。

 5章では、効果的なバナーやランディングページの作成方法についてのヒント詰まった内容です。クリエイティブ作成を行うデザイナーの方のみならず、指示を行うディレクターの方もぜひご一読ください。

 6章ではやや俯瞰してウェブマーケティングの基礎的な内容をお伝えしています。また、Googleオプティマイズのテスト結果をGoogleデータポータルで見せたサンプルなども掲載しています。ご参考にお使いください。

 

 ウェブテストはあくまでサイトの成果やビジネス売上を上げる1つの手段であって、その周辺の目標設計や仮設設定も重要です。本書はウェブテストの解説書ではありますが、テストが目的にならないよう、ウェブサイト運用全体の中での位置づけや心構えにも触れています。

 

 初心者から、すでに使いこなしている方までお使いいただける内容です。現場でABテストを実施している方、これから実施している方にぜひおすすめします。

 

 

出版記念イベントを開催します


 著者、監修陣が全員登壇します出版記念イベントを以下の概要で開催します。 小川からは「継続的に改善を進めるためのコミュニケーションとアウトプット」という講演を予定しております。司会はウェブ解析士協会代表理事の江尻俊章様が務めます。これからウェブテストを頑張っていきたい、という皆様にはヒントいっぱいの内容になるようなコンテンツを計画しています。

 

  • 日時: 2018年12月13日(木)19:00~21:00(18:30開場)
  • 場所: 東京都新宿ミライナタワー 
  • 参加費: 有料(以下ご参照ください。)

【一般の方はこちらから】https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=99995

【ウェブ解析士の方(割引あり)はこちらから】https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=99993

 

ぜひ、お越しください。(お申込みはお早めに!)

皆様のお役に立てますと幸いです。引き続き宜しくお願いいたします。

ザギトワ選手効果で秋田犬グッズの売上3倍、90年代アイテムが再燃した「楽天市場ヒット番付2018」

7 years ago

楽天は11月26日、楽天市場の2億点を超える購買データとSNSなどの外部トレンドデータをもとにした人気商品「楽天市場ヒット番付2018」を発表した。本年度は東西10個のトレンドを選出、東西の横綱には「スポーツ特需」と「懐古消費」が選ばれた。

東西に分けて10個のトレンドを発表

スポーツ特需の背景には、平昌五輪、サッカーワールドカップ、野球など、日本のスポーツ選手の活躍がある。スポーツ観戦のための有機ELテレビ、関連するスポーツ用品や選手が使うアイテムが人気だった。女子スピードスケート選手のトレーニングで注目された「一本歯下駄」が売れたほか、フィギュアスケートのザギトワ選手にプレゼントされた「秋田犬」にちなんだ秋田犬グッズは、前年同期比(2018年1月1日~9月30日比較)で3倍以上に売り上げを伸ばしている。

また、「平成最後の○○」が話題となった2018年は、「90年代ファッション」「タピオカ」「レトロ調理家電」など、過去を懐かしむような商品、ブランドの復刻商品が人気を集めた。

その他にも、猛暑特需、クリアグッズ、時短を進化させた「時産(忙しいなかで時間を生み出す)」、eスポーツ(ゲーミング○○商品)などの関連商品の売り上げが人気だった。

スポーツ特需で有機ELテレビや秋田犬グッズが人気。
男女で異なる時短ニーズ。女性の間では効率化して時間を生み出す「時産」が新しいトレンドに。2019年には高機能家電向けのミールキット(料理キット)が流行するとの予測も。

データを分析した楽天市場トレンドハンターの清水淳氏は、消費傾向から2019年の人気アイテムを予測した。

1つ目は、増税前の駆け込み需要。過去の増税のときにも駆け込み需要が生まれており、消費税率の改訂予定の10月には同様の需要が見込まれる。2014年のときには増税の約2か月前から需要が伸び始め、楽天市場では、PCや家電といった大きな買い物のほか、買いだめできる非常食やペット用品の売り上げも伸びたという。

2つ目は、新元号元年の記念需要。2018年は「平成最後の○○」で盛り上がったが、2019年は新元号元年となることから、日本全体を包むお祝いムード・祝い事に関連した消費が伸びると予測した。

2014年の増税と同様であれば、税率引き上げの約2か月前から需要が伸び始める
新元号元年のお祝いムードに乗った消費が伸びると予測。

復刻モデルの登場でG-SHOCKの販売数・単価が3倍以上に

今年は初めて、楽天のフリマアプリ「ラクマ」の人気商品「ラクマヒット番付2018」も発表された。東西の横綱は「リバイバル消費」と「歌姫引退特需」。

ラクマヒット番付2018。

リバイバル消費では、90年代にブームとなったハイテクスニーカーとG-SHOCKの取引価格が上昇している。特にG-SHOCKは、2018年春に35周年モデルが発売されたことで、ラクマでの取引数および単価が大きく伸びている。

歌姫引退特需では、安室奈美恵さんの引退発表後から映像作品やコラボレーショングッズなどの需要が伸び始め、1年で8倍以上の出品規模に成長している。

G-SHOCKの取引数と取引額が急増
安室奈美恵グッズの出品が1年間で8倍に
池田真也
池田真也

家電EC「PCボンバー」のアベルネットを創業420年の老舗企業グループ「綿半」が買収

7 years ago

ホームセンターや食品スーパーなどを展開する綿半ホールディングスは11月21日、家電ECサイト「PCボンバー」を運営するアベルネットを買収すると発表した。12月3日付で完全子会社化する。取得価額は20億円。

取扱商品の拡充や仕入機能の共有化、 通販のシステム基盤の共有などにより、シナジーが期待できると判断した。

綿半ホールディングスは家電ECサイト「PCボンバー」を運営するアベルネットを買収
綿半ホールディングスが買収するアベルネット運営の「PCボンバー」(画像は編集部がキャプチャ)

綿半ホールディングスは1598年に創業し、2018年で創業420周年。現在、「スーパーセンター事業」「建設事業」「貿易事業」を手がけている。

「スーパーセンター事業」では関東甲信地域や東海地方などでスーパーセンター、ホームセンター、食品スーパーを37店舗展開。実店舗での販売に加え、ネット通販事業も展開しており、「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」に出店している。

2018年3月期の連結売上高は1023億6400万円(前期比10.3%増)。「スーパーセンター事業」の売上高は669億9200万円(同13.9%増)だった。

アベルネットの直近年商は114億円

アベルネットは1998年創業の家電ECの老舗企業。

コーポレートサイトによると、2003年に年間売上高が100億円を超え、2010年には年間売上高200億円を突破した。

2018年3月期の連結売上高は前期比6.2%減の114億7700万円、当期純利益は同60.1%減の6800万円だった。

綿半ホールディングスは家電ECサイト「PCボンバー」を運営するアベルネットを買収
アベルネットの業績推移(画像は発表資料を編集部がキャプチャし一部を加工)
渡部 和章
渡部 和章

iPad Proはなぜ店頭まで取りに行きたくなるのか? 人が集まる「場所」の力が強くなっているみたいです【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

7 years ago
ネッ担まとめ

「個が満たされると集団への欲求が出てくる」。そんな流れになろうとしているのが今の時代。それをわかった上で、この先に起こりそうなことを考えてみましょう。

リアルとネット、個と集団。流れが変わろうとしています

スガケンさん、今のEC業界どうですか? iPad Pro、『マイ・インターン』、マッサージを語る | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6175

まとめると、

  • リアルとデジタルの垣根は考えなくてもいが、リアルにおいてはモノ以外の価値を作るべき
  • 「個」を追求した結果、今は人と集まることに価値が移り始めている
  • お客様は「つまらない」と感じたとき何も言わず立ち去る。そこから何を学ぶか。想像や試行錯誤が必要

藤原 マーケティングにおいて調査に偏りすぎると、差別化できないじゃないですか。ある程度参考にはするのですが、自分で触診に行って「お客様ってこうだよね」と考え、見つけないと。お客様に聞いても、本当のことは言ってくれないですしね。

菅原 言ってくれないですよ。お客様が自分の痛い場所を正確に言えるわけがないし、よしんば言えたとしても、押されて気持ちいい場所は痛い場所とは違うんだから。

藤原 めっちゃいい場所を押してくれて、身体が軽くなるという体験をしたら、お客様が勝手に「あそこいいよ」って拡散してくれますよね。

菅原 そうそう。調査に関しては、自分たちが競合だと思っていない会社も含めて、10社くらいあげて競合調査をしてほしいと思います。そして、競合と自分の会社の差を見る。「ユーザーが全然違うね」「良いと思ってるところが違うね」とか。僕は「喜びを感じる場所」を聞くのですが、それがその会社のユニークなところだと思うんです。

株式会社コメ兵 執行役員の藤原義昭さんと、Moonshot CEOの菅原健一さんの対談です。良い体験を提供すれば、ユーザーが勝手に拡散してくれるのはまさにその通りだなと思います。意図して拡散させるような施策も否定はしませんが、これからの時代、ユーザーはこちらの意図になかなか乗ってくれなくなるはず。

もう1つ大切なのは人が集まる場所への力が強まっているということ。時代には流れがあります。

消費税率アップと聞くだけで世の中がネガティブに……

生活者にきいた“2019年 生活気分” を発表 | ひらけ、みらい。生活総研
http://seikatsusoken.jp/report/12928/

まとめると、

  • 2019年の景況感・景気予想は「悪くなる」が増加。理由は「消費税率アップ」「好景気の実感のなさ」
  • 来年始めたいことは男性が「金かせぎ」、女性が「体みがき」
  • 新元号案への期待・願いは、「安らかになる」「平和になる」といった世が鎮まる方向

・2019年に参加したいイベントでは、「初詣」(36.9%)、「花火大会」(30.2%)がトップ2です。

・2019年参加意向と2018年参加経験の差を、来年参加者が増える可能性と捉えると、上位は「自分へのご褒美旅行」「花火大会」「フードイベント」となります。非日常性と五感での体感性の高いイベントに生活者が惹かれているようです。

最初の記事に関連して、リアルイベントに興味を持っている人が増えてきているようですね。ということは、リアル接点がないところはつらくなっていくということ。オリンピックで景気が良くなってくるという気分もあるものの、やはり消費税率アップがわかっていると重いですよね。

詳細

ユーザーは売れる手法で買わされることを嫌がっています

デジタルな接客が向かう先がリアルのプロと違う方向に行ってませんか?神戸フランツ・中林さんに聞く | ECzine

https://eczine.jp/article/detail/6194

まとめると、

  • 商売という意味ではリアルもウェブも同じなのに、分けて考えたがる人がたくさんいる
  • 「ビッグデータ」とか「BI」だとか、ネットの世界は過去のデータばかりを見る傾向にある
  • ツールを使うなら顧客とのコミュニケーションについて考えた方が良い

たとえばスーパーのレジで、「あ、ごめん、このおかずやっぱりいいや」と戻そうとしたお客様に、「いやいや、今なら10%のクーポンあるんで、これ買ってくれるんだったら10%のクーポンあげますよ」なんてお店はないでしょう。要は、機会損失をどうとらえるかということですよね。

これも最初の記事に関連した記事です。お客さんが喜ぶということをどう考えるのか? 機会損失が起こりそうになった時にどう接するのか? 数字ではなく自分で見たり感じたりしたことから考えなければなりません。ツールを否定するわけではないですが、「その使い方ってどうなの?」と自問してみることもお忘れなく。

EC全般

フリマアプリ「メルカリ」、初となる50・60代の利用動向を発表 | 株式会社メルカリ
https://about.mercari.com/press/news/article/20181120_50s60s/

出品カテゴリの1位がゴルフ用品、2位が美術品というあたりに年代を感じますね。

オムニチャネルのその先、OMOへ リアル小売復活のために求められる変化とは | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6183

「OMO(Online Merges with Offline/オンラインとオフラインの融合」は覚えておかないといけません。

Instagramショッピング機能(ShopNow)、動画投稿への対応や商品アイテム単位での保存機能など3つのアップデートを発表 | Feedmatic Blog
https://blog.feedmatic.net/entry/2018/11/16/155051

「1.動画投稿への対応、2.商品アイテム単位での保存機能(ショッピングコレクション)、3.ビジネスプロフィールから投稿された商品の一覧表示機能の3つのアップデート」

ディノス・セシールとHmcomm、通販コールセンター向けAI自動応答受注システムの共同開発を開始 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/6208

「最終的にはAIが顧客との自然会話によって通販受注を受付・完了することを目指す」。これが当たり前になる日も近そうですね。

郵便配達、制度維持で年200億の赤字 日本郵便が試算公表、ユニバーサルサービス転換点 | ITmedia
http://mag.executive.itmedia.co.jp/executive/articles/1811/19/news066.html

「値上げよりもサービス水準の低下の方が反発が少ないと判断した」。配達に関わらず負担が増えるぐらいなら我慢するということが多くなってきそうです。

「メルカリ」、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」からも発送が可能に | MarkeZine
https://markezine.jp/article/detail/29799

宅配ロッカーは受け取るためだけじゃないですよね。集合住宅に設置されたら便利そうな。

還元率20%の衝撃──スマホ決済のPayPay、100億円バラマキでキャッシュレス市場に攻勢 | Engadget 日本版
https://japanese.engadget.com/2018/11/21/20-paypay-100/

問答無用の札束での殴り合いが始まりました。

今週の名言

君たちの陸上人生の途中の4年間を見させてくれ

5年連続のシード権獲得に挑む。中央学大に見る“弱者の兵法”。 - 第95回箱根駅伝 | Number Web
https://number.bunshun.jp/articles/-/832487

箱根に参加すること、優勝することが目的になると4年間に詰め込もうとしてしまいますし燃え尽きる選手も多いですよね。自分の将来のことを考えてくれている監督なら付いて行こうと思えるはず。採用に困っている中小企業の人に読んでほしい記事です。

森野 誠之
森野 誠之

1月は元旦・成人式・とんちの日などネタが盛りだくさん~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【1月編】 | Web担当者Forum 特選記事

7 years ago

早いもので、2018年も残り2か月を切りました。「来年のことを言えば鬼が笑う」ということわざがありますが、企業のSNS運用担当者のみなさんには当てはまりません。むしろ、来たる新年に向けて仕込みを始めるべき時期です。

1月1日の0時は「年明け」の瞬間。他の月の「1日」と比べると、その重みも特別感も別格です。昨今は、年明けの瞬間に合わせてメールやLINEで新年のあいさつを送りあうのが新たな慣習になりつつあります。

そんな社会の変化に寄り添うように、企業のSNSアカウントでも、1日の0時や朝早い時間帯に「新年1本目」の投稿を行うケースが見られます。また、SNSのプロフィールやカバーの画像を変更する企業もあるようです(これは事前予約できない作業です。無理がないよう、実施日時には十分配慮することをお勧めします)。

年始休み期間はSNSにもお正月ムードが漂いますが、多くの方が仕事始めを迎える2019年1月4日(金)か7日(月)あたりから、徐々に通常のSNS投稿に切り替えていくのがいいでしょう。

今回のテーマは、そんな2019年の幕開け、1月。「元旦」「成人式」「とんちの日」など、参考にしたいSNS投稿事例とアイデアを紹介します。

その前に年内(11月12月)の投稿案を作らなくちゃ! という方は、前回までの記事をぜひ参考にしてみてください。

1月のSNS投稿に役立つ事例
  • 元旦
  • 成人式
  • とんちの日(クイズの日)
  • 1月の投稿ネタ(一例)
    2019年1月ならではのトレンド予測
    2019年SNSトレンド予測カレンダー

こだわり抜いた投稿で1年をスタート

「新年1本目のSNS投稿」をどのようなものにするか。2019年を良い年にするためにも、妥協することなくこだわりたいものです。そのためにも、「2019年」はどんな年なのかをしっかりと調べあげましょう。

世界や日本にとってどんな年かだけでなく、「自社にとってどんな年なのか」を理解していれば、1年間の投稿ネタ探し・投稿案作成にもきっと生かされるはずです。

Facebook
「新年は自社(商品)にとってどんな年?」を見極める

今回まず紹介するのは、新たな年(2018年)が自社の看板製品にとって記念すべき年であることをしっかり理解し、ベストタイミングで投稿した事例です。

2018年1月1日、午前8時に本田技研工業がFacebookに投稿したのは、新年のあいさつに加えて、年賀状配達にも活躍しているスーパーカブの60周年を紹介するものでした。60周年への祝福コメントや、元旦から働くカブや郵便配達員への感謝コメントなど、多くのファンから好意的な反応が寄せられました。

チェックポイント!

2018年は「スーパーカブの生誕60周年」であるというめでたい事実を、もっともタイムリーでめでたい瞬間(カブが日本中で活躍する、おめでたい日の朝「元旦」)に投稿することに成功した、まさに「めでたさ2倍」の秀逸な事例です。

みなさんの会社や商品・サービスの中で、2019年に節目を迎えるものはありませんか? ベストなタイミングでSNS投稿するためにも、早めの情報収集と最適な投稿日のスケジューリングがお勧めです。

Instagram
タイムリーなアンケート投稿が掻き立てる、フォロワーの「来店意向」

続いて紹介するのは、2018年の成人式前日に「大人たち」に向けて投稿された問いかけです。

2018年1月8日(成人式前日)にスターバックスがInstagramへ投稿したのは、「20歳の頃好きだったドリンクは何でしたか?」というシンプルな問いかけでした。

画像には、古そうなアルバムやカメラ、そして振袖姿の若い女性と思われる写真がぼんやりと映り込み、フォロワーをノスタルジックな気分へといざないます。

「20歳の頃」がつい数年前のことであっても、30年以上前のことであっても、このシンプルな問いかけであれば、気軽に答えることができます。そのため、老若男女問わず多くの回答(コメント)が集まっていました。

チェックポイント!

回答をスターバックスのドリンクに限定していないにもかかわらず、やはりスタバのドリンクを挙げるフォロワーが圧倒的です。これも、長く愛され続けてきたブランドだからこその結果といえるでしょう(スターバックスが日本に上陸したのは1996年8月です)。

コメント欄に挙がっているドリンク名を見て、なつかしく感じたり、「知らなかった、飲んでみたい」と思ったり。結果的にフォロワーたちの「来店意向」も高まりそうです。

Twitter
みんな大好き! とんち(クイズ)投稿

続いて紹介するのは、2018年1月9日「とんちの日」にTwitterで盛り上がりを見せた投稿例です。

2018年1月9日にキングジムがTwitterに投稿したのは、1月9日「とんちの日」(クイズの日)にちなんだ、頭の体操的なクイズ投稿でした。簡単すぎず難しすぎない、絶妙な難易度のクイズであったことで返信欄が盛り上がっただけでなく、定番のハッシュタグ「#解けた人はRT」を付けたことによって、実際に多くのフォロワーがリツイートしてくれるなど、広く拡散された投稿事例です。

チェックポイント!

「SNS投稿では画像も重要」という説はまちがいなく真実ですが、Twitterにおいては例外も存在します。

この事例のように、文字だけで表現できるクイズやパズル、間違い探し(例:たくさん並んでいる「ス」の中に1つだけ「ヌ」が混じっているのを見つけ出すもの)などは、フォロワーに喜ばれ拡散してもらえる可能性を秘めています。チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

なお、この投稿は「改行を多く入れることで縦長の投稿にし、視認性を高めている」ことも特筆すべきポイントです。

1月の投稿ネタ(一例)
「2019年1月ならではのトレンド予測」「2019年 SNSトレンド予測カレンダー」

ここまで、1月の記念日などに絡めた投稿事例を紹介してきました。ここからは、その他のイベントやニュースネタをいくつか紹介します。

年が明けても、「ファンを楽しませる投稿」=「ネタ」×「自社情報」(ネタと自社情報をからめる)はお忘れなく。

2019年1月ならではのトレンド予測

2019年の干支

2019年の干支は、十二支の中で12番目にあたる「亥」(いのしし)。干支の動物は、年賀状や新年あいさつ投稿の画像に多く採用され、SNSのタイムラインにもずらりと並ぶはずです。そうしたSNSトレンドを押さえるなら、2019年の干支である「亥」「猪」をテーマとした投稿ネタを考えてみてはいかがでしょう。

  • 亥年とはどんな年といわれているか(「亥」に込められた意味とは)
  • 亥年生まれの有名人・偉人
  • 猪(いのしし)に関する豆知識、クイズ
2018年下期の芥川賞・直木賞発表(1月中旬)

第160回芥川龍之介賞と第160回直木三十五賞の選考委員会が、2019年1月中旬に開かれる予定です(公益財団法人日本文学振興会)。両賞の候補作は(前年の実績から鑑みると)2018年12月半ばごろには発表されるものと思われます。

授賞作が発表されたらすぐにSNS投稿を行うためにも、候補作品が発表され次第、投稿案を準備するのがお勧めです。

「ライバルが手を結ぶ日」(1月21日)

1866年1月21日に、長州の木戸孝允と薩摩の西郷隆盛らが、坂本竜馬らの仲介で倒幕のために薩長同盟(薩長連合)を結んだ日であることから、「ライバルが手を結ぶ日」といわれています。

もし、企業がTwitterアカウントを運用されているのであれば、この日くらいは、普段まったく交流していない競合他社のアカウントに話しかけてみるのもいいかもしれません。

2019年SNSトレンド予測カレンダー

2019年は、大きな変化が多い年ともいわれています。マスメディアをはじめ各社が発表する「2019年のイベントカレンダー」などをチェックして、みなさんの企業のSNS投稿ネタに使えそうな情報をまとめておきましょう。

SNSでもトレンド入りしそうなイベントを、いくつか抜粋しておきますので参考にしてみてください。

1月
  • 尺貫法が廃止され、メートル法施行(1959年)から満60年
  • 欧州連合(EU)の単一通貨「ユーロ」、仏独など11か国に導入(1999年)から満20年
  • NHK Eテレ開局60周年
2月
  • テレビ朝日開局60周年
  • Facebook 15周年(2月4日)
3月
  • フジテレビ開局60周年
  • イギリスがEUから脱退予定
4月
  • 消費税導入30周年
  • 『機動戦士ガンダム』テレビ放送開始40周年
  • テレビ東京開局55周年
  • 新しい大学制度「専門職大学」が開学(予定)
  • 新元号が発表(予定)
  • 今上天皇が退位
5月
  • 新元号に改元
  • 2019年に限り5月1日が祝日になり、ゴールデンウィークが10連休に
6月
  • G20大阪で開催(予定)
7月
  • 人類初の月面着陸から50周年
8月
  • コミックマーケット96が史上初の会期4日間で開催(9日~12日)
9月
  • 嵐デビュー20周年
  • 関ジャニ∞メジャーデビュー15周年(結成は2002年)
10月
  • フジテレビ『サザエさん』放送開始50周年
  • 消費税率が8%→10%へ引き上げ(予定)
11月
  • 『ドラゴンボール』連載開始35周年
  • 新国立競技場が完成(予定)
12月
  • 『ドラえもん』連載開始50周年
◇◇◇

現時点で確定しているものだけでもかまいませんので、「2019年に予定されている主要なイベント」などをしっかり調べておきましょう。追加や変更など最新情報は、今後発表されるニュースなどでいち早く入手して、みなさんの「2019年SNS年間カレンダー」を常に最新の内容になるようアップデートし続けることが大切です。

押さえておくべきは、世界/国内レベルのイベントだけでなく、みなさんの企業・団体における重要なイベント・キャンペーン・新商品発売・○周年などの予定や情報も含まれます。正確かつ早い情報を社内の関係部署からもれなく入手し、忘れないうちに各月のコンテンツカレンダーに入力しておくことをお勧めします。

それから、年をまたいで投稿案を作成するときに間違えやすいのが「年号」や「来年」「今年/本年」などの言葉遣いです。簡単な早見表(以下)を手元に置いて確認しながら投稿案を作ったり、入念にダブルチェックしたりして、投稿ミスを防ぎましょう。

2018年11月・12月の投稿
2018年=「今年」「本年」、2019年=「来年」「新年」

2019年1月以降の投稿
2018年=「去年」「昨年」「前年」、2019年=「今年」「本年」

オリジナル記事はこちら:1月は元旦・成人式・とんちの日などネタが盛りだくさん~Twitter・Facebook・Instagramの投稿事例&アイデア【1月編】(2018/11/13)

後藤真理恵
後藤真理恵

CCIとVOYAGE GROUPが経営統合へ

7 years ago
サイバー・コミュニケーションズ(CCI)とVOYAGE GROUPが経営統合する。2019年1月1日付でVOYAGE GROUPを持ち株会社化した新会社を発足させ、傘下にVOYAGE GROUPの事業会社とCCIが入る。電通は新会社を子会社とし、VOYAGE GROUPは電通グループに入る。
noreply@blogger.com (Kenji)

Firebase 向け Google アナリティクス入門コース

7 years ago


この記事は、弊社公式ブログ記事「Getting started with Google Analytics for Firebase」を元に構成しております。



Firebase 向け Google アナリティクスを使用すると、お客様のビジネスでのモバイルアプリやアプリの効果を測定して把握できます。その他にも、今年発表した Firebase のアップデートにより、プロジェクト単位のレポートや柔軟なフィルタなどの機能が追加されてより詳細な分析ができるようになります。



Google ではアプリ測定ソリューションの開発や改善を続けると同時に、新しい機能をFirebase デモ プロジェクトでご紹介していきます。Firebase をご利用になられたことのない方にとって、このプロジェクトは、使用可能な機能とそれらが連携する仕組みについての概要などを学ぶためのおすすめの場所です。。



また、Firebase 向け Google アナリティクス入門のミニコースも始めました。こちらの動画でも、ライブデモと同様に Firebase デモ プロジェクトを使用して、Firebase 向け Google アナリティクスの使い方をご紹介しています。Firebase プロジェクトの作成から、ダッシュボードの指標やイベントの理解、Firebase のさまざまな機能の統合まで、あらゆることが網羅されています。




           Overview of Google Analytics for Firebase        
動画:Firebase 向け Google アナリティクスの概要



Google Analytics for Firebase Dashboard Walkthrough        
動画:ダッシュボードのチュートリアル



Exporting Data to BigQuery and Data Studio
動画:BigQuery とデータポータルにデータをエクスポート







上記の動画は、この新しいミニコースでご紹介するコンテンツの一部です。Firebase 向け Google アナリティクス入門コースの再生リストをご覧になると、全体像をご確認いただけます。
noreply@blogger.com (Analytics team)

EC売上3倍を実現したフェリシモのデータ分析&チーム作りが学べるセミナー12/13開催

7 years ago

ビービットは、「ECサイト フェリシモで成果3倍を実現した『モーメント分析』-データを成果に変える『グロースチーム』をどう創るか」と題したセミナーを12月13日に東京・千代田区で開催する。

フェリシモが登壇するセミナーの詳細はこちら

セミナーは2部構成で、「データドリブン」と「AI」が主要テーマ。「AI×行動データ」でユーザの状況を捉える「モーメント分析」(顧客のモーメントを行動データとして可視化することで、顧客の状況を把握する手法)について、フェリシモなどEC企業の成功事例を交えて解説する。

  • 第1部 データドリブンマーケティングを成功させるための課題と対応策(ビービット)
    データドリブンマーケティングを成功させるための課題と対応策について解説する。
  • 第2部 モーメント分析で売上3倍!ECサイト「フェリシモ」の取り組みとは(フェリシモ、インタビュアー:ビービット)
    データアナリストと現場の商品企画担当が一丸となってデータを活用していく「グロースチーム」をどのように育てたのか、チームビルディング/人材育成の観点からのヒントを提供する。

セミナー修了後、質疑応答と個別相談を行う。

セミナーの概要

  • 日時:2018年12月13日(木)15:00~17:20(14:30 受付開始)
  • 会場:ビービット セミナールーム5F(東京都千代田区九段北4-2-1 市ヶ谷東急ビル5階)
  • 参加費:無料
  • 定員:70名
  • 詳細と申し込みhttps://www.bebit.co.jp/info/seminar/seminar-20181213.html
瀧川 正実
瀧川 正実

55~74歳で「店舗よりネットで買い物」は約27%

7 years ago

あおぞら銀行が11月21日に公表した「シニアのリアル調査」によると、商品を購入する際に実店舗よりもインターネットを使う傾向にあると回答した割合は27.7%だった。調査対象は55~74歳の男女2071人。

情報収集や買い物、コミュニケーションの手段など10項目について、オフラインとオンラインのサービスでどちらを使うことが多いか質問した。

「商品を購入する」の項目では、「実際のお店(テレビ・カタログを含む)」を使う方が多い・やや多いと答えた割合は43.5%だった。「インターネット」が多い・やや多いと答えたのは27.7%、「どちらともいえない」は28.8%。

あおぞら銀行が公表した「シニアのリアル調査」によると、商品を購入する際に実店舗よりもインターネットを使う傾向にあると回答した割合は27.7%
デジタル(インターネット、モバイル)利用状況

10項目の中で、オンラインの利用傾向が最も高かったのは、「交通経路や乗換案内を調べる」だった。「インターネット」が73.3%、「紙の時刻表や駅の乗換案内」は14.5%、「どちらともいえない」は12.2%。

「地図を見る」は「インターネット」が70.4%、「紙の地図」は11.9%、「どちらともいえない」は17.7%となっている。

その他の質問項目におけるオンラインの割合は、「友人・知人、家族と連絡・対話をする」が約50%、「ニュースを読む・聞く」と「天気予報を見る」がそれぞれ約30%、「飲食店の予約をする」が約25%、「本・雑誌を読む・見る」が約7%だった。

前回調査(2017年実施)の結果と比べると、「商品を購入する」を除く9項目はオンラインの割合が上昇した。「商品を購入する」は3.0ポイント下がっている。

「シニアのリアル調査」は2014年から毎年実施しており、今回で5回目。調査方法が「インターネット調査」のため、回答者のオンラインサービスの利用率は同世代の全体平均よりも高い可能性がある。

調査概要

  • 調査対象:全国55~74歳の男女2071人
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査期間:2018年6月8日~2018年6月10日
渡部 和章
渡部 和章

国内モバイル決済市場は1兆円(2017年度)、2023年度には4.3兆円に拡大

7 years ago

矢野経済研究所がこのほど実施した国内のモバイル決済市場に関する調査によると、2017年度の国内モバイル決済市場規模は1兆256億円だった。2023年度には4兆3708億円に拡大すると予測している。

推計した市場規模は、「モバイルコンタクトレス決済」と「QRコード決済」の合算値。Apple PayやGoogle Payなどの普及で「モバイルコンタクトレス決済」が急速に拡大していることに加え、2018年には「QRコード決済」を提供する事業者が急増し、市場が拡大基調にあるという。

2018年度以降の市場規模の予測値は、2018年度が1兆3035億円、2019年度が1兆6615億円、2020年度が2兆1508億円、2021年度が2兆6949億円、2022年度が3兆4310億円、2023年度が4兆3708億円。6年で約4.2倍に拡大すると予測している。

矢野経済研究所がこのほど実施した国内のモバイル決済市場に関する調査によると、2017年度の国内モバイル決済市場規模は1兆256億円
国内モバイル決済市場規模

矢野経済研究所は、「QRコード決済」は店舗が初期投資や手数料率を低く抑えて導入できることから、クレジットカード決済を導入していない中小事業者の導入が期待されていると指摘。また、スマホアプリに「QRコード決済」を組み込み、独自のポイントを付与するなど、顧客の囲い込みを目的としたマーケティング施策も進んでいるとしている。

QRコード・バーコード決済に参入相次ぐ

スマホを使ったQRコード・バーコード決済を巡っては、楽天の「楽天ペイ」やOrigamiの「Origami Pay」、LINEの「LINE Pay」などのほか、2018年にはNTTドコモの「d払い」、アマゾンジャパンの「Amazon Pay」、ソフトバンクとヤフーの「PayPay」、ローソンが手がける「ローソンスマホペイ」、丸井グループの「EPOS Pay」など、新規参入が相次いでいる。

KDDIは2019年4月に「au PAY」の開始を予定。楽天と連携して加盟店拡大を図る。

日本能率協会総合研究所は、国内QRコード決済市場が2023年度に8兆円に拡大するとの推計値を公表している。QRコード決済サービスへの新規参入が相次いでいるほか、政府がキャッシュレス決済を推進していることから、市場規模が急速に拡大すると予想した。

有限責任監査法人トーマツが実施した「QRコード決済・モバイル決済の利用実態と今後の利用意向に関する調査2018年」によると、スマートフォンを所有し、スマホアプリを利用したことがある人の中で、「QRコード決済」の利用経験者は9.1%だった。調査対象は10~50歳代の2000人。

渡部 和章
渡部 和章

【2018年「独身の日」まとめ】35秒で約17億円を売ったユニクロなど、天猫(Tmall)で売れた日本商品はこれ! | 上海で働く駐在員の中国EC市場リポート

7 years ago
STORY of BACKYARD 08

2018年も盛り上がった中国の「W11(独身の日)」日。天猫(Tmall)で取り扱いのある日本企業の商品について、どんな商品が売れ筋だったのかお伝えします。

2018年の取扱高は3.62兆円。昨対127%の伸び

天猫(Tmall)の最終的な取扱高は下記のとおりです(すべて1元=17円で換算)。データの一部はエフカフェの試算です。

  • 2018年……3.62兆円(2,135億元)
  • 2017年……2.85兆円(1,682億元)
  • 2016年……2.05兆円(1,207億元)
2018年3.6兆円 2017年2.85兆円 2016年2.05兆円
図1 Tmall「独身の日」取扱高(2016年〜2018年)
監修:エフカフェ

2017年から2018年の成長率はなんと127%。2018年は2016年の総取扱高を開始から8時間で達成しました。

3年とも、取扱高は最初の2時間で全取扱高のおよそ半分に到達しています。これは人気商品は売り切れになるため、事前にカートに入れていた商品を、開始後すぐにまとめて決済することと、予約販売の支払いが深夜1時から可能になるためです。

1日で1億元(17億円)以上の店舗がなんと167店舗も! 日本企業も6社ランクイン

1日の取扱高が1億元(約17億円)を達成した店舗が167店舗もありました。日本企業も6社ランクインしています。中でもユニクロは開始後35秒で1億元を達成し、最速の達成となったようです。

図2 1億元以上の取扱高をマークしたブランドのランキング。ユニクロ、パナソニック、資生堂などがランクイン

下の表は越境ECを含めた輸入商品での売れ筋ランキングです。1位にムーニーが、2位にメリーズがランクインしています。

図3 越境ECを含むランキング

2018年のW11で売れた日本企業の商品はこれ

日本企業のどんな商品が売れたのでしょうか? 取扱高上位の企業の人気商品を見ていきます。

ユニクロ 女性向けヒートテックフリースタートルネックTシャツ
図4 ユニクロのヒートテックフリースタートルネックTシャツ
パナソニック LED電気スタンド
図5 さまざまな電化製品の中で、パナソニックはLED電気スタンドがランクイン
資生堂 男性向け洗顔料
図6 資生堂も多くの商品が売れていますが、中でも今回は男性向け洗顔料が売れ筋だったようです
Sony イヤホン
図7 SONYのイヤホン。日本円で1,400円ほどのお手頃価格
ユニチャームmoony 紙おむつ
図8 ユニチャーム紙おむつ「moony」。2017年も一番売れた日本商品で、2018年もランクインしました
花王 merries 紙おむつ
図9 花王の「Merries」も「moony」同様、ロングセラーの売れ筋商品です
ヤーマン
図10 美容家電を中心に販売しているヤーマン。日本円で8万円弱する美顔器がランクインしました
高岡 正人
高岡 正人

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る