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メルカリの国内流通総額は25%増の7845億円【2021年6月期】

4 years 7ヶ月 ago

メルカリの2021年6月期における日本国内の流通総額は前期比25%増の7845億円だった。調整後の営業利益率は32%、流通総額・利益率とも目標値を上回った。

年間を通じた月間アクティブユーザー数(MAU)は前期比12.0%増の1954万人。招待キャンペーンなどで新規ユーザーを順調に獲得したことが寄与した。

メルカリの2021年6月期における日本国内の流通総額
流通総額とMAUの推移(画像はメルカリのIR資料からキャプチャ)

2021年4-6月期(第4四半期)における商品カテゴリー別の需要を見ると、最も売れているいるのは「エンタメホビー」で、全体のシェアは前年同期比1.0ポイント増の27%。このほか「スポーツレジャー」が同2.0ポイント増の8%を占めるが、全体として大きな変動はなかった。

メルカリの2021年6月期
カテゴリーの変化(4-6月、画像はメルカリのIR資料からキャプチャ)

2021年以降の取り組みでは、国内のメルカリ事業において、新規ユーザーの獲得によるMAUの成長、既存ユーザーの活性化による1ユーザーあたりの平均売上高(ARPU)を増やし、流通総額を拡大していく。

メルカリの2021年6月期
事業方針(画像はメルカリのIR資料からキャプチャ)

具体的には、中高年世代を中心とした潜在出品者3600万人に対し、梱包発送の簡便化、各種オフライン施策、マーケティング施策等によってメルカリの利用を促していく。

メルカリの2021年6月期
事業方針(画像はメルカリのIR資料からキャプチャ)

経済産業省が7月30日に発表した「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、2020年のCtoC-ECの市場規模は1兆9586億円で前年比12.5%増。新型コロナウイルスの感染症拡大による巣ごもり消費などで、CtoC-ECの利用者が増加した。

石居 岳
石居 岳

2021年下半期以降の通販市場「拡大する」が約8割。消費者の行動変化に合わせた対応が必要【主要通販企業への景況感調査】 | 通販新聞ダイジェスト

4 years 7ヶ月 ago
通販新聞社は2021年7月、通販実施企業を対象に2021年下半期以降の通販市場の予想、景況感についてアンケートを実施。約8割が「通販市場が拡大する」と回答しました

通販新聞社は7月、通販実施企業を対象に、今年下半期以降の通販市場の予想、景況感についてのアンケート調査を行った。その結果、「拡大する」と回答した企業の割合は78%にのぼった。コロナ禍による通販の利用増が今後も一定程度継続するとの見方のほか、ワクチン接種が進むことによる景気回復効果が通販市場にも好影響をもたらすのではとの回答が目立った。

一方、足元の消費動向には「横ばい」とする回答が半数を占めた。これからの通販市場はどうなっていくのか。各社から寄せられた声をみていく。

2021年下半期以降の通販市場、78%が「拡大する」と予想

本紙は主な通販実施企業約600社を対象に7月に実施した通販通教売上高調査にあわせて、通販市場の景況感に関するアンケートを実施した。

まず、「2021年下期以降の通販市場について、どのように予想していますか」と質問し、「拡大する」「横ばい」「縮小する」の3つの選択肢の中から選んでもらった。その結果、有効回答数のうち、「拡大する」と回答した企業は78%を占めた。「横ばい」は13%で「縮小する」は9%だった

通販新聞 2021年下半期以降の通販市場の予想
2021年下半期以降の通販市場についての予想

コロナをきっかけに増えた通販利用が定着

「拡大する」と回答した事業者の多くはコロナ禍をきっかけに増えた通販利用が定着し、それが市場拡大に今後も寄与していく、との意見だ。

「コロナによる通販利用の定着により、通販市場自体は維持・拡大すると思う」(GSTV)や「コロナによって通信販売の利便性・安全性が高く評価され、それは今後も一定は定着すると想定されるため」(ジュピターショップチャンネル)、「実店舗に出向かず通販を利用する購買行動が定着化すると考えている」(JALUX)、「新型コロナウイルス感染症の拡大により、ECの購買行動のハードルは下がり、マーケット全体の裾野が広がったと捉えているため」(オイシックス・ラ・大地)、「2020年に拡大したネット通販市場は、今後、コロナ禍が沈静化したとしても、その利便性の高さから顧客離れが起きるとは考えにくい。前期よりも伸び率は下がるものの、拡大傾向は続くと予想している」(田中貴金属ジュエリー)、「新型コロナの状況が先を見通せない中にあって、引き続きインターネットによる情報収集~購入の消費行動は変わらないまま増進するとみられるため。また、一度、アカウントを作成して通販を使用すれば、その利便性は手放せないことからも、アフターコロナも引き続き通販市場は勢いが落ちないのではないか、と期待している」(大網)などの回答が多かった。

また、「新規参入者が多いから」(世田谷自然食品)、「スマートフォンの普及に伴うインターネット人口の増加、新型コロナウイルスによる実店舗からオンライン市場への消費の移行などの要因により、今後も市場規模の拡大が見込まれるため」(北の達人コーポレーション)などコロナ禍による通販市場への新規参入事業者の拡大が起因するのではという意見のほか、「まだまだコロナ禍で自粛が続いているため通販は引き続き伸びる」(ブレーンコスモス)、「いまだにコロナに対する決定的な対策がないため、健康食品や通信販売の需要は継続的にあると思う」(ちゅら花)、「新型コロナウイルス感染拡大による在宅時間増加の影響により、市場全体は拡大。しかし、店舗販売メインの企業が通信販売に参入するなどの動きがみられることから、競争は激化すると感じている」(えがお)、「長引くコロナ禍における先行き不透明な状況ではあるが、デジタルシフトは継続し、持続的な成長を維持できる」(マガシーク)などの意見もあった。

「横ばい」「縮小する」理由は、「すごもり需要の減少」

「横ばい」と予測した事業者の意見で目立ったのは、通販の利用増は継続するもののコロナの収束により、巣ごもり需要が減少することで昨年までのような特需は見込めないとの見方だ。

「ワクチン接種の普及により、コロナが収束に向かい、店頭での需要が回復傾向となり巣ごもり需要による消費がやや減少する。これまで拡大傾向ながらも一時的に横ばいになる」(アイム)、「外出時間が増え、お店での購入が増加すると予測。通販については、コロナ禍での特需が徐々に収まり、通常に戻ると予想」(ヒラキ)などといった回答があった。

「縮小する」と予測した事業者の回答では「コロナに起因する需要増が落ち着きをみせる可能性があるため」(ロッピングライフ)などコロナ禍での通販特需がコロナの収束でなくなり、それにより市場は縮小するという回答が多かった。

現状の消費動向、半数が「横ばい」と回答

アンケートでは次に「現状の消費の動向をどう捉えていますか」と質問し、各社に「上向いている」「下がっている」「横ばい」の3択で回答してもらった。その結果、「横ばい」が50%と最も多く、「下がっている」は29%、「上向いている」が21%となった

通販新聞 現状の消費の動向をどう捉えているか
現状の消費の動向をどう捉えているか

コロナのマイナス要因と消費意欲上向きのプラス要因がせめぎ合い

最も多かった「横ばい」の選択理由ではいまだ続くコロナの感染拡大というマイナス要因とワクチン接種などが進み、全体的に消費意欲が上向きつつあるプラス要因がせめぎ合う現状を踏まえた回答をした企業が目立った。

「外食、旅行、イベント関連の需要は落ち込み、消費スタイルは変化したものの、巣ごもり需要の増加によって自炊、生活家電、オンラインサービスに関連する消費が大きく伸びており、消費行動は変化していないため」(北の達人コーポレーション)、「現在、コロナウイルスのワクチン接種の順番待ちやオリンピック開催による不安などから現状の消費動向は横ばいになっている印象を受ける。ワクチン接種率の上昇やオリンピック、パラリンピックの終了に伴い、2021年下半期以降は全体的に経済が回復し、ネット通販に関しても状況が今の状況より良くなるのではないか」(プラグイン)などの回答のほか、「昨年度に大幅に下降してから、現時点では大きな変化は感じられない。しかし、今後のコロナの状況次第では反動消費も発生すると想定される」(ジュピターショップチャンネル)、「セール在庫減によるセール不振ではあるがプロパーは堅調のため下がっていない」(マガシーク)、「店舗の売り上げ減少の一方、通販の売り上げ増加」(ヒラキ)、「アフターコロナの消費環境、市場が見通せない」(ベルネージュダイレクト)などの回答もあった。

コロナによる先行き不安で「下回る」と予想

次いで多かった「下回っている」はコロナの影響を挙げた回答が大半を占めた。

「コロナによる景気悪化のため」(世田谷自然食品)、「新型コロナウイルス感染症の収束が見通せず、先行き不安が増大」(ニッピコラーゲン化粧品)、「店舗の売り上げがマイナスしている分、通信販売が伸びているが、全体の消費は落ち込んでいると捉えている」(JALUX)、「政府による消費喚起政策やコロナウイルスの段階的な鎮静化により、一時期と比べて消費動向は回復の兆しを見せているものの、コロナ前と比べては依然、低水準での消費が継続しており、先行き不安からの消費抑制・貯蓄増が予想されているため」(オイシックス・ラ・大地)、「先が見えない状況が予想以上に長引いていることから、消費動向は全体的に低調と見ている。リベンジ消費を大きく期待できる状況にはない」(田中貴金属ジュエリー)などだった。

自宅時間を楽しむことに消費者の意識が変化し「上向いている」

「上向いている」を選んだ企業からは「昨年から新型コロナウイルスが蔓延しているが、流行初期と比較すると上向いている。自粛を余儀なくされている中で、『禁止・自粛』という視点から『今の環境をどう楽しむのか』という視点に消費者全体の意識が変化したと考えている」(えがお)、「自宅で過ごす時間が増えたことにより、さまざまな形のエンターテインメントによって『楽しむ』時間を求める傾向がある。『鑑賞』『作る』『遊ぶ』などのキーワードを持つホビー商材(フィギュア・プラモデル・ゲーム)などはその需要を満たすものであって、ある程度自分のお金を自由に利用できる社会人世代にも人気の高い分野であることから、消費は上向きであると考えている」(大網)などの回答があった。

今後の通販市場、コロナでどう変化するのか

通販の利便性が定着し、「拡大続く」と楽観的な意見多く

まだまだ収束が見通せない新型コロナウイルス。とはいえ、ワクチン接種も進みつつあり、今後、消費者の生活様式も変化する可能性がある。通販各社は今後の通販市場がどのようになっていくと観測しているのだろうか。各社にアンケートで尋ねた。

「コロナが落ち着いても通販市場の活況は続くのではないか」(世田谷自然食品)、「『健康であることの大切さ』や『通信販売の利便性』など、新しい生活様式の中で消費者が感じた『メリット』は必ずある。そのため、コロナウイルスの影響で市場のブレは多少あるとは思うが、大きく市場が縮小することはないと考えている」(えがお)、「アパレルなど、一部商品の通販離れ、リアル店舗回帰は起こるものの、ECでの購入体験とその優位性(商品・価格・サービス)は浸透しており、通販市場規模は伸び率の鈍化はあれ、拡大基調が続く」(ベルネージュダイレクト)、「コロナ前の消費行動に段階的に戻ると想定するものの、EC経由の買い物スタイルの広がりは不可逆なものであり、今後も加速すると想定する」(オイシックス・ラ・大地)など、通販市場の今後の行方について楽観的な意見が多かった。

消費者の行動変化に合わせた対応が求められる

 一方で「withコロナの世界がある意味、日常になっていくだろうが、その分、特需は見込めなくなり、売り上げも落ち着くと考える」(ロッピングライフ)、「コロナにより通信販売の利便性・安全性が高く評価され、それは今後も一定は定着すると想定される。一方でコロナ収束後にはリアル店舗での購買や旅行・レジャーなどの消費も伸びることが見込まれるため、顧客層や商材によっては影響を受けると思われる」(ジュピターショップチャンネル)、「巣ごもり消費で好調だった自宅使用の商品は縮小し、トラベル関連商品、余所行き商品が一定水準回復してくると考えている」(JALUX)といった回答や、「ワクチン接種率が上がれば外出自粛や緊急事態宣言の発令などによる消費マインドの冷え込みの反動があると想定。その時に消費者の購買行動の変化に合わせた新しいショッピング体験の提供が重要」(マガシーク)、「過去にも社会情勢の変化や消費スタイルの多様化によって、新たな需要が生まれてきたように、アフターコロナではまたさまざまな分野で新たなビジネスが生まれると想像している。特にコロナ禍で自粛を強いられた分野、サブスクリプション系、顧客の利便性が更に向上するサービスなどに影響があると考える」(田中貴金属ジュエリー)、「企業によるテレワークの推進などデジタル化が一気に進んだ背景もあり、”利便性”と”効率性”を求める意識は不変のものとしてインターネット通販は引き続き増進するものと考えている。また、国家間を移動すること自体がリスクという意識も生まれたことによって、よりボーダーレスな取引(越境販売など)も需要が増えると思われる」(大網)などとみる回答もあった。

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「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

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通販新聞

「敬老の日特集」を「楽天市場」内にオープン。コロナ禍のシニア世代ニーズに応える「ニューノーマルギフト」を紹介

4 years 7ヶ月 ago

楽天グループはECモール「楽天市場」に、「楽天市場 敬老の日特集2021」を公開した。花や食品、お酒などの定番商品に加え、コロナ禍におけるシニア世代のニーズに対応した「ニューノーマルギフト」を紹介している。2021年の敬老の日は9月20日(月)。

2019年から2020年で流通額が約1.3倍に

「楽天市場」では、2021年7月末時点で敬老の日関連商品を約250万点販売しており、流通額は2019年から2020年の1年間で約1.3倍に拡大している。

特集では、花や食品、お酒などの定番商品に加え、「体を気遣う商品」、自宅で充実した過ごし方を提案する「新・おうち時間グッズ」、四季とともに成長を楽しめる「育てる楽しみアイテム」、有事に備える「防災グッズ」など、世代間で話題になるような商品や、コロナ禍におけるシニア世代のニーズに対応したギフトを紹介している。

楽天市場 敬老の日特集2021 定番ギフトカテゴリー
特集内の定番ギフトカテゴリー(画像は楽天市場からキャプチャ)
楽天市場 敬老の日特集2021 こだわりギフトカテゴリー
特集内のこだわりギフトカテゴリー(画像は楽天市場からキャプチャ)

約2人に1人が「子どもや孫を気にかけたり思い浮かべる機会が増えた」

楽天グループは特集ページ公開にあたり、「楽天インサイト」に登録している20代~70代の男女1200人を対象に「敬老の日本音調査2021」を実施。調査期間は2021年7月15日~7月18日。

調査の結果、孫がいる人の約半数が「コロナ禍で会えず、子どもや孫を気にかけたり思い浮かべる機会が増えたと思う」(48.2%)と回答した。

楽天市場 敬老の日特集2021 敬老の日本音調査2021 コロナ禍で会えず、子どもや孫を気にかけたり思い浮かべる機会が増えた
コロナ禍で会えず、子どもや孫を気にかけたり思い浮かべる機会が増えたと思う(n=191)

また、コロナ禍において感じていることについて聞いたところ、孫がいる人の約3割が「外出制限下で体力低下が気になる」(30.6%)、「おうち時間の新しい趣味を探したい」(27.3%)と回答した。

楽天市場 敬老の日特集2021 敬老の日本音調査2021 外出制限下で体力低下が気になる
外出制限下で体力低下が気になる(n=191)
楽天市場 敬老の日特集2021 敬老の日本音調査2021 おうち時間の新しい趣味を探したい
おうち時間の新しい趣味を探したい(n=191)
藤田遥
藤田遥

幸楽苑ホールディングスの事業計画、通販事業の売上高を20億円まで拡大へ

4 years 7ヶ月 ago

幸楽苑ホールディングスは2022年3月期から2026年3月期までの5か年を対象とする新中期経営計画「Kourakuen Next 500」を策定、通販事業を売上20億円まで引き上げる計画を掲げた。

経営方針は「イートイン主体の外食企業から総合食品企業へと変革」。外食需要と非外食需要に対応した事業ポートフォリオを再構築し、5年後に外食事業で売上高400億円、非外食事業で100億円とする。

非外食事業は通販事業20億円、デリバリー事業15億円、外販事業40億円など。

幸楽苑ホールディングスは2022年3月期から2026年3月期までの5か年を対象とする新中期経営計画「Kourakuen Next 500」を策定、通販事業を売上20億円まで引き上げる計画を掲げた
売上高の内訳

幸楽苑ホールディングスは2020年、コロナ禍が当面継続することを想定した経営戦略に基づく事業展開を決定。イートイン型の外食業態から、デジタルを活用した「総合食品企業」への変革をめざしている。

ECビジネスは2018年9月に「楽天市場」へ出店。2020年には「PayPayモール」「Amazon」に「幸楽苑公式ショップ」を新規出店した。オリジナル食品を販売している。

瀧川 正実
瀧川 正実

「futureshop」と「アパレル管理自動くん」が連携をスタート

4 years 7ヶ月 ago

フューチャーショップは8月11日、SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」と「futureshop omni-channel」と、dual&Co.が提供するアパレル特化型クラウド販売管理システム「アパレル管理自動くん」が連携を始めたと発表した。

「futureshop」「futureshop omni-channel」で構築したECサイトは、受注情報・在庫情報をリアルタイムで、自動管理することが可能。実店舗・ECサイト含めた全店舗の在庫数・売上を「アパレル管理自動くん」のみで管理できるようになる。

「アパレル管理自動くん」は、商品・在庫・請求管理、店舗・EC連携、顧客管理、分析機能といった機能を搭載したアパレル企業向けのクラウド型販売管理システム。

瀧川 正実
瀧川 正実

ラストワンマイル物流のエニキャリがセイノーグループと業務提携、自転車と軽貨物を組み合わせた流通網を構築

4 years 7ヶ月 ago

小売業向けクイックデリバリーのシェアリングプラットフォームを運営するエニキャリは、セイノーホールディングスの輸送グループ会社でオンデマンドデリバリー構築を全国で展開しているGENieと業務提携契約を締結した。

小売業向けクイックデリバリーのシェアリングプラットフォームを運営するエニキャリは、セイノーホールディングスの輸送グループ会社でオンデマンドデリバリー構築を全国で展開しているGENieと業務提携契約を締結

GENieが持つ軽貨物輸送ネットワークと、エニキャリが持つ自転車および自動二輪配達輸送ネットワークを融合。新しい「ウルトラクイックデリバリーネットワーク」と「スマートサプライチェーン」を共同で構築する。

軽貨物輸送のルート配送は主にネットスーパー、自転車のクイックデリバリーは主にフードデリバリーを想定する。

近距離・中距離を網羅する新しいエリア物流網を構築し、普及を推進して速やかに全国ネットワーク展開をめざす。

小売業向けクイックデリバリーのシェアリングプラットフォームを運営するエニキャリは、セイノーホールディングスの輸送グループ会社でオンデマンドデリバリー構築を全国で展開しているGENieと業務提携契約を締結
構築する物流ネットワークのイメージ

「スマートサプライチェーン」とは、サプライチェーン(製品の原材料・部品の調達から、製造、在庫管理、配送、販売、消費までの一連の流れ)に内在するさまざまな課題の解決と新たな価値創造に向け、IoTを活用して店舗をスマート化、これまで把握できなかったデータを解析し、その結果をサプライチェーンで共有することで実現する最適な流通を指す。

GENieは「買い物弱者を解消し、地域を守るお届けサービス」を展開している。少子高齢化や単身世帯の増加、女性の就業率の上昇など社会環境が大きく変化するなか、日常の買い物にも不便を感じる人が増加。店頭で購入した重たい荷物を自宅まで届けたり、来店が困難な人には、自宅までご用聞きにうかがい買い物を代行している。

エニキャリは、店舗から消費者へのクイックデリバリー(短時間配達)を必要なときだけ利用でき、利用した分だけ料金が発生するオープン型配達インフラ「DeaaS(Delivery as a Service=デリバリー・アズ・ア・サービス)モデル」を提唱しているシェアリングデリバリー「anyCarry(エニキャリ)」を手がけている。

石居 岳
石居 岳

ネッ担の皆さんにおなじみの電子商取引に関するあのレポートが今年も発表されました【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

4 years 7ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2021年8月2日〜15日のニュース
ネッ担まとめ

経産省が毎年発表している電子商取引に関する市場調査の令和2年(2020年)分が発表されました。コロナの影響でネット通販が急増したイメージがありますが実際はどうだったのでしょうか?

コロナの影響を受けた分野/受けなかった分野

電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました | METI/経済産業省
https://www.meti.go.jp/press/2021/07/20210730010/20210730010.html

令和2年度 産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)| 経済産業省(PDF)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/statistics/outlook/210730_new_hokokusho.pdf

2020年のBtoC-EC市場規模は19兆円。物販系は21%増の12兆円、EC化率は8.08% | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8952

BtoC-ECの各分野の市場規模と伸長率

ずっと右肩上がりに成長してきた国内BtoC-EC市場規模。今回はなんと全体でほぼ横ばいという結果となりました。物販とデジタル系は伸びたものの、旅行サービス、飲食サービス、チケット販売といったサービス系分野の落ち込みが大きく、特に旅行サービス系は前年比60.24%減と落ち込みが大きかったためです。その一方で今回の調査から新設されたフードデリバリーサービスの市場規模は3,487億円となっており、このカテゴリーの市場規模の大きさもうかがえます。

物販系はすべてのカテゴリーで伸びており、軒並み20%以上の伸び率となっています。「生活家電・AV 機器・PC・周辺機器等」「衣類・服装雑貨等」「食品、飲料、酒類」「生活雑貨、家具、インテリア」の4カテゴリーで物販系分野の73%を占めています。実際に皆さんがネットで購入されているのもこのカテゴリーが多いですよね。

デジタル系は電子出版、有料動画配信の伸びが大きく、伸び率は30%を超えています。有料動画配信はもっと伸びてもよさそうな気もしましたが、無料で楽しめるYouTubeなどがあるので仕方のないところでしょうか。

法人取引のBtoB-EC市場規模は334兆円で5%減、EC化率は33.5%。「小売」「建設・不動産業」「情報通信」で規模拡大【2020年】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8961

「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」 2020年のBtoB-EC(企業間電子商取引)市場規模は334兆9000億円 前年比5.1%減
BtoB-ECの市場規模とEC化率の推移(2016年〜2020年)

国内BtoB-EC市場規模は334兆9000億円で前年比5.1%減となっていますが、EC化率は31,7%から33.5%と増加しており、商取引の電子化が進んでいることがわかります。その中でも、「小売」「建設・不動産業」「情報通信」のカテゴリーは前年比で増加しており、特に小売は30.6%の増加となっています。詳細はわかりませんが、食料品小売業、スポーツ・本・音楽・玩具小売業あたりの市場規模が大きくなっていそうですね。

CtoC-ECの推定市場規模と伸び率

CtoCの市場規模は1兆9,586億円で12.5%増でした。リユース業界の市場規模は2020年に2兆5,000億円で2025年には3兆2,500億円に達すると予測されていますので、二次流通が伸びるのは間違いなさそうです。

経済産業省が7月30日に発表した「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」 スマートフォン経由の市場規模の直近5年間の推移
スマートフォン経由の市場規模とスマートフォン比率の推移(2015年〜2020年)

物販におけるスマホEC市場は2020年は6兆2269億円で46.1%増となっています。全体の50.9%で8.5ポイント拡大し、半分以上がスマホ経由となっています。こちらも納得の数字ですね。

調査報告書ではDtoCやサブスクについても触れられていますし、配送数などの物流関連、カードの不正、SNSの利用などについても書かれていますので、ネッ担の皆さんは隅々まで目を通しておきましょう。

EC全般

報道発表資料:令和2年度宅配便取扱実績について | 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha04_hh_000235.html

上記調査に関連して。宅配便の取扱個数も対前年度比11.9%の増加です。

メルカリ、初の通期で黒字化 潜在顧客がまだまだ増えている理由:21年6月期 | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2108/12/news136.html

CtoC市場が拡大していることがわかる記事。まだまだ伸びるとのこと。

千趣会がオークネットと協業、二次流通サービスを通じてベルメゾン会員向けに新しい価値を提供 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8943

千趣会も「衣料品を中心としたアイテム(他社製品含む)の買い取りサービス」を会員向けに開始。

【独占】GMO熊谷正寿 社長を直撃、NFTがなぜ「ブロックチェーンに続く衝撃」なのか? | FinTech Journal
https://www.sbbit.jp/article/fj/67378

国内初、NFTを活用したJリーグオフィシャルライセンスゲームを提供 | OneSportsのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000084533.html

熊谷社長の話されている通りになるとすると通販業界が激変しそうです。

ライブコマースや企業統合、アフィリエイト広告の行政処分など【コロナ禍の2021年上半期通販業界の主要な出来事まとめ】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/8948

気になったのは業界再編とアフィリエイト広告をめぐる行政処分。この動きはまだまだ続きます。

「私の家族も被害者に」ネット広告のプロが"サプリや化粧品をネットで買うな"と訴える理由 ネットでは「法律を守る」と損をする | PRESIDENT Online
https://president.jp/articles/-/48367

上記に関連して。ネット広告の規制は厳しくなりますが悪徳業者はなかなか減りません。

Amazon、マーケットプレイスの返品や売れ残りを再活用する2つのプログラム | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2108/05/news068.html

アマゾンがマーケットプレイスで販売された欠陥製品にも自社で補償を行うと発表 | TechCrunch Japan
https://jp.techcrunch.com/2021/08/12/2021-08-10-amazon-says-it-will-now-compensate-consumers-for-defective-products-sold-on-its-marketplace/

日本では適用されていませんが、海外では返品やマーケットプレイスの仕組みが変わってきました。

しまむらがEC購入品を系列店で受け取り可能に。促進狙う驚きの“ついで買い”効果 | ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
https://newswitch.jp/p/28224

ECでの購入商品を全国の2200店舗で受け取り可能、事前決済もOKとなるとかなり利便性が上がりますね。

ヤフー、EC「翌日配送」ほぼ全商品で ヤマトと連携 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC28BNE0Y1A720C2000000/

「24年度までに離島や特大サイズの商品をのぞき、原則として全国で翌日配送ができるようにする」とのこと。

EC物販を行う個人事業主の34.6%が商標未登録により後悔した経験 約9割がECプラットフォーム内で商標登録できるサービスを希望 | cotoboxのプレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000029675.html

商標関連のトラブルはよく聞きます。登録費用は弁理士手数料なども含めて10万そこそこなので登録した方が良いですよね。

ヤフオク!とPayPayフリマ、偽物出品対策に商品説明を十分に行わない行為についてパトロールを強化 | ECzine
https://eczine.jp/news/detail/4233

偽物や怪しい商品などがあるモールは使われなくなりますよね。

今週の名言

好奇心さえあればなんとでもなっちゃうので。そこさえ本人が持っていれば、そこから先のことは、本人次第で勝手に形になると思うんです
─株式会社ウチノ板金 代表取締役 内野友和氏

ドローンに折鶴好奇心旺盛におもしろがる板金屋 | 日本仕事百貨
https://shigoto100.com/2021/05/uchinobankin.html

好きこそものの上手なれ。何事も興味を持って取り組む人が強いですよね。

森野 誠之
森野 誠之

LTVを最大化するために「RaaS(Retail as a Service)」が重要な理由 | 『リテール・デジタルトランスフォーメーション D2C戦略が小売を変革する』ダイジェスト

4 years 7ヶ月 ago
『リテール・デジタルトランスフォーメーション D2C戦略が小売を変革する 』(インプレス刊)第4章より(第3回)

ライフスタイルのストーリーに基づき、生涯かけてそのブランドで買い続けてもらえるのか。顧客との関係を、いわば揺りかごから墓場まで制することができるのかどうか。結論が出ているわけではありませんが、提案を含めてこの点を検討してみたいと思います。

時間軸だけで考えるのは難しい

スーツで言うと、初めて着用するのは成人式などでしょうか、または新卒1年目でしょうか。当然、揺りかごにあたる初期の顧客は、様々な年代層に散らばるかもしれません。

アパレルでは、コアユーザーの年齢とともに、ブランドがターゲットとする年齢層も変わっていきます。過去にあったアパレルブランドのほとんどのコアユーザーが40~50代に変わっていったのは、揺りかご当時20~30代だったコアユーザーが年を取るのとあわせて変化していったからです。

時間軸だけにとらわれると、時の流れとともにブランドが古びてしまいますし、事業のサステナビリティも低くなります。国内のアパレルブランドが苦しんでいる理由の1つがこの変化にあるでしょう。

当然、揺りかご時期の年齢層に絞って、ブランド作りをすることを否定するものではありません。広い層にブランド展開すると、ブランドコンセプトが薄くなる可能性もあります。そのため、顧客層に合わせてブランドを分けるなどの施策をする必要がありますが、より広い層に愛されるブランドを作る場合には、やはり顧客とブランドとの間に強固な関係性を作るべきです。

これは第1章でも述べたような、WHO(顧客ニーズ)とWHAT(提供価値)の見直し、と言い換えることもできます。

顧客との関係性を強固にする

初めて体験したブランドの感動を忘れないということは、皆さまにもあると思います。筆者の場合、iPodやiPhoneを初めて使ったときの感動体験を忘れませんし、その結果ずっと今でも使い続けています。機種のアップデートがあれば定期的に買い替えをしています。また、そこでの感動体験から、Apple WatchやAir Podsなどなど、他の商品へもクロスセルしていき、LTVはさらに高められていきました。

また、スーツでも初めてオーダーしたお店での感動体験から、ずっと同じブランドを使い続け、ビジネス向けの洋服はすべてそこで買うようになっていきました(もちろん今はFABRIC TOKYOのスーツを着ています)。

このような感動体験は、長くそのブランドと付き合い続けるためのスティッキネス(Stickiness)を強固にします。スティッキネスとは直接的には「粘着性」を意味しますが、転じてブランドやサービスなどへの愛着を表します。エンゲージメントが短期的な愛着を表すとすれば、こちらは長期的で強固な愛着を表すと考えてください。揺りかごから墓場までという長期のLTVを検討するにあたっては、このスティッキネスの解像度を上げることも重要かと思います。

アップルのようなレベルになると、顧客のブランドに対するスティッキネスは強固になり、LTVも揺るぎないものになっていくでしょう。そのレベルにまで、顧客との強固な関係性を構築することを、ブランドの「あるべき姿」として据えると良いと思います。

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利用時の課題にフォーカスする

商品の購入時に限らず、顧客はむしろ日々の利用時にこそ、様々な課題を抱えています。顧客との関係性を強める施策として、利用時の課題解決や価値提案をすることで、カスタマーサクセスをさらに向上させられる可能性が高まるのではないでしょうか。

D2Cは顧客と直接コミュニケーションできるのが強みです。利用時の課題やインサイトについても、把握しやすいのも特徴です。そのため、当該課題やインサイトについても、新しいコンテンツやサービスを訴求していくことで、顧客との関係をスティッキネスしていけます。

つまり、D2Cブランドが物売りにとどまらないサービス提供者(サービサー)となることで、顧客のあらゆるタッチポイントを制覇していくことが「揺りかごから墓場まで」の本質なのかもしれません。こうした視点はD2Cの次なる成長可能性にもつながるのではないかと考えています。

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購入から利用へ、小売からサービス業へ

実際、FABRIC TOKYOでユーザーヒアリングを実施すると、購入時よりは利用時の課題を口にする顧客が非常に多いです。とはいえ、個々の課題を解決するサービスは、ステークホルダーにあたる各企業に分かれています。また当然、想定外のユーザーペインが浮上することも多々あります。現状、複数の課題を一気通貫で解決できる決定的なサービスがないのも事実なのです。

例えば、アパレル業では、洋服を修理するお店、近所のクリーニング店、廃棄を請け負う業者、ファッション誌やウェブメディアなど、様々な企業がサービスを提供しています。これを顧客の視点で眺めると、商品利用に関するタッチポイントは分散していると言えます。

一方で、アパレルブランド側にとっては「お店での購入」というそのタイミングでしか、顧客とのタッチポイントを持てません。結果として、お店で売り切るという活動、つまり売上を上げるという活動にばかり目が向きがちです。しかし、利用シーンにフォーカスし、一気通貫できるサービスという視点で眺めれば、LTVを最大化するためのヒントが多数見つかるのではないでしょうか。

このような発想から生まれたビジネスモデルが、RaaS(Retail as a Service)です。購入が「ゴール」から「スタート」に変わり、購入後の「利用」にもフォーカスした各種サービス提供していく。今後、D2CではRaaSが重要になると考えています。詳しくは第7章で説明します。

※この記事は『リテール・デジタルトランスフォーメーション D2C戦略が小売を変革する』(インプレス刊)の一部を編集し、公開しているものです。

 

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三嶋 憲一郎
三嶋 憲一郎

「雇用調整助成金」特例措置を12月末まで延長へ

4 years 7ヶ月 ago

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減少した事業者が休業手当を支給して従業員を休ませた場合、解雇などを行っていない中小企業の従業員の休業および教育訓練に対する助成率9/10、大企業は3/4、1日1人あたりの上限助成額は1万3500円とする現行の「雇用調整助成金」特例措置について、厚生労働省は12月末まで延長する方針を発表した。

新型コロナウイルス感染拡大が続くなか、10月から最低賃金引き上げが実施される。雇用維持の観点から、9月末までとしていた現行の「雇用調整助成金」特例措置を延長する。

詳細はまだ公表していないが、業況の厳しい企業への配慮を継続するとしており、中小企業の従業員の休業および教育訓練に対する助成率9/10などを維持する予定。10月以降の助成内容については、雇用情勢を踏まえながら検討し、8月中に公表するとしている。

厚労省は5-9月の「雇用調整助成金」特例措置について、特に業況が厳しい事業者などに対して特例を設け、原則的な措置の水準は一定程度抑えて運用している。

現行の「雇用調整助成金」特例措置について

原則的な措置

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で売り上げが減少した事業者が休業手当を支給して従業員を休ませた場合、解雇などを行っていない中小企業の従業員の休業および教育訓練に対する助成率9/10、大企業は3/4、1日1人あたりの上限助成額は1万3500円。

解雇などを行っている中小企業の従業員の休業および教育訓練に対する助成率は4/5、大企業は2/3。1日1人あたりの上限助成額は1万3500円。

地域特例、業況特例

地域特例は、「緊急事態宣言」「まん延防止等重点措置」の対象地域で、知事による基本的対処方針に沿った要請に基づき、営業時間の短縮といったことに協力する企業などが対象。

業況特例の対象は、生産指標(売り上げなど)が直近3か月の月平均と前年または前々年の同期と比べ3割以上減少した全国の企業。

対象となる企業などには、大企業への助成率は4/5で解雇せず雇用を維持した場合は10/10、中小企業の助成率は4/5で解雇せず雇用を維持した場合は10/10。1人1日あたりの助成額の上限は1万5000円。

瀧川 正実
瀧川 正実

コロナ禍で消費者の行動やニーズはどう変わった? グローバル8000人の意識調査

4 years 7ヶ月 ago

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」によると、消費行動のデジタル化が大幅に加速している。

調査票を16の言語に翻訳し、22の国と地域(オーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、香港、インドネシア、日本、マレーシア、中東、メキシコ、オランダ、フィリピン、ロシア、シンガポール、南アフリカ、韓国、スペイン、タイ、米国、ベトナム)を対象とした8681人の消費者から回答を得た。回答者の条件は、18歳以上で前年に1回以上オンラインで買い物をした人。

世界の消費者の半数以上がデジタルへの依存を高めており、モバイルショッピングの消費が増加。実店舗での買い物がわずかな回復にとどまった一方、携帯電話を利用した買い物は急上昇している。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
商品購入した購買チャネルについて

一方、オンラインの買い物頻度も前回調査(2021年3月)より高くなっており、「毎日オンラインで買い物をしている」と回答した人の割合が、アラブ首長国連邦、フランス、米国、エジプトといった国・地域で大きく増加している。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
ECで毎日買い物をする人の割合

オンラインの買い物で重視する項目は、「配送のスピード・信頼性」「欲しい商品の在庫がある」が引き続き1位と2位を占めた。3位は、前回の「ウェブサイトを迅速かつ便利に見て回れること」から今回は「良い返品ポリシー」に入れ替わっている。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
オンラインショッピングで重視する項目

サステナビリティに配慮した買い物については、44%が「分からない」「同意しない」と回答。サステナブルな商品を購入しない理由としては、「価格が高すぎる」「商品の種類が少ない」「品質にバラツキがある」が上位となっている。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
サステナビリティに配慮した買い物について

調査では、環境保護への取り組みが商品・サービスの顧客ロイヤルティに影響していることもわかった。「顧客ロイヤルティ」について重要なものは、「信頼性」「商品の入手しやすさ」「顧客サービスの質」がベスト3だが、「エシカルな取り組み」「サステナブルな取り組み」も上位となっている。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
顧客ロイヤルティへの影響について

調査結果を詳しく分析すると、マチュア・ミレニアム世代(33~36歳)の「生産元が追跡可能で明確な製品を選ぶ」と、コア・ミレニアム世代(27~32歳)の「環境保護を意識し、支援する会社から購入する」が、ほぼ同じ割合。一部例外はあるが、ミレニアム世代を中心に若者世代の環境意識は高まりつつある。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
世代別におけるサステナビリティへの意識

オンラインで買い物をする理由を聞いたところ、多くの商品カテゴリーにおいて1位は「価格」で、他の項目を大きく上回った。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
カテゴリー別、オンラインで買い物する理由

消費者が今後支出を増やす予定と回答した商品カテゴリーでは、「食料品」「食品のテイクアウト」「自宅でのエンターテインメント」がそれぞれ30%を超えた。このほか、6つ以上の商品カテゴリーで支出を増やす予定と回答した消費者の割合は23%だった。

PwCあらた有限責任監査法人が公表した「世界の消費者意識調査2021(6月)『より良い暮らしを求めて』変化する世界の消費者」
消費者が今後支出を増やすと回答した商品カテゴリー

日本市場における考察としては、オンラインチャネルにおいて利用頻度が増加しており、PCは10%から19%、モバイルは13%から22%へと、どちらも10ポイントほどアップ。ECシフトはコロナ禍で加速しているが、最も利用頻度が高いのは実店舗という事実は変わらない。消費者は「実店舗だけ」「ECだけ」はなく、「実店舗とEC」で買い物をするようになっている。

瀧川 正実
瀧川 正実

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