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自社商品の強みを伝えるために、頑張ってコンテンツを作ったけれど、なかなか最後まで見てもらえない…という悩みを持つウェブマスターの方は多いのではないでしょうか。
ユーザに「もう1ページ先」を読んでもらうためのちょっとした工夫として、「次へ」というテキストリンクの活用があります。
15 years 5ヶ月 ago
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15 years 5ヶ月 ago
エリクソンによるワールドカップ応援キャンペーン。ウェブサイトまたはツイッターから投稿された応援メッセージを印刷して紙吹雪に。その映像を中継。次のように日本語にも対応。
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Ericsson Big Cheer Confetti
http://www.bigcheer.com/109905------------------------------
noreply@blogger.com (Kenji)
15 years 5ヶ月 ago
株式会社リクルートは21日、就活を行う学生たち向けに、リクナビOBによるメッセージCMの放送を開始した。地方9エリアで TVCMとして放映を開始するとともに、Y…
15 years 5ヶ月 ago
2009年12月(日本語圏は2010年2月)に実装された、投稿されたニュースや情報をリアルタイムに表示する機能のこと。 リアルタイム検索は検索結果の左サイドバーの「最新」をクリックすると表示される。また現在進行中の話題性のあるトピックに関連... (
15 years 5ヶ月 ago
rel="canonical"(属性)は、検索エンジンにインデックスさせたいURLを認識(正規化、canonicalization)させるために使用される「link要素の属性に指定する値」です。 ウェブサイトは長らく運営していると、コンテン... (
15 years 5ヶ月 ago
博報堂は18日、同社が担当したプロモーション「Happy Birthday Download For Children」(広告主:日本ユニセフ協会)が、クリオ広…
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15 years 5ヶ月 ago
初日の最後のセッションはマット・カッツによるキーノート。その名も「You&A With Matt Cutts」。Q&AじゃなくてYou&Aなのがお洒落。キーノートというか、マット・カッツがひたすら質問に答えまくるという内容です。ダニー・サリバンとのトークセッション形式で異常にテンションが高い状態で展開。
マット・カッツ:
まずカフェインが公式にリリースされたことをお知らせしたい。Altavistaの時代にはインデックスの更新は4カ毎だった。Googleも最初は数カ月に一回だった。GoogleDanceを覚えている人も多いだろう。2000~2001年の時点で既にGoogleはよりフレッシュな検索結果をリアルタイムに提供する努力を続けていた。
カフェインは何か?本質的には、クローリングした情報をほぼリアルタイムで検索結果に反映させる仕組みだ。
同時にカフェインによってインデックスのキャパシティは相当上がった。カフェインによって100ペタバイトのデータを取り扱えるようになった。ちなみに1ペタバイトは1024テラバイト。
またドキュメントをアノテーションすることがより簡単になった。リンクやアンカーテキストだけではない。より関連性のあるコンテンツを関連付けて表示することができるようになった。
サリバン:
アノテーションについてもう少し詳しく教えてくれないか?ソーシャルメディアの情報はどう取り扱う?
マット・カッツ:
クロールできる情報は全て取り扱える。ソーシャルグラフなどの情報も同じだ。
サリバン:
例えばリンクが張られていなくとも文章で引用されていたりするデータはどう取り扱う?
マット・カッツ:
情報にひもづくメタデータは大量にある。ツイッターAPIなども活用している。情報をどのように取り扱うかはまだまだ今後進化していく。
サリバン:
メイデイアップデートについて教えてくれる?ロングテール系のランキングが変わったといわれるが。
マット・カッツ:
どの更新でも喜ぶ人もいれば悲しむ人もいる。ちなみに僕のチームは今回の更新に全く関係していない。一昔前は上位表示にはリンクが絶対に必要だった。ロングテールの取り扱いでいえばコンテンツファーム対策を行った点はある。サリバンが2009年にこの問題をツイッターで取り上げていたと思うが、その問題に取り組んできた。品質結果は上がっていると思う。
サリバン:
どのコンテンツファームを削除しようとしたの?Mahalo?ディマンドメディア?
マット・カッツ:
特定のサイトではなく、あくまでアルゴリズムの改善だ!
サリバン:
Mahaloに関していえばサイトのコンテンツの品質が低かったのが問題なのか?
マット・カッツ:
検索ユーザーがその結果にアクセスして満足できるかどうかが重要だ。例えば、FOVファイルの編集の仕方を説明する際、本来1ページで説明できることを4ページが説明しているようなページは、ユーザーにとって本当に便利といえるのだろうか。
サリバン:
eHowのことだよね(会場、笑)。
サリバン:
他に何かある?
マット・カッツ;
キャッシュページは、現状あまり効率的に活用されているとは言い難い。今後工夫していきたいと思っている。
サリバン:
HTML5はカフェインでどう取り扱われるのか?
マット・カッツ:
良い質問だ!まだまだ途中だが、HTML5のパーシングがより正確にできるよう努力している。
サリバン:
ユニバーサル検索の普及でウェブ検索のランキングだけでは単純に評価できなくなっている。ウェブマスターツールズで順位を表示してくれるのはありがたいが、ユニバーサル検索で表示される他の情報も考慮した内容にしてくれないか。
マット・カッツ:
確かにそうだね。今日はウェブマスターツールズの担当者が来ているから具体的なアドバイスはどんどんしてほしい。
サリバン:
有料リンクを売っているサイトのページランクを意図的に下げるケースがあると思うが、それらのサイトの検索順位は変わらないままだし、ページランクに関わらず有料リンクは売られ続けている。今後、有料リンクを売っているサイトの順位を下げる可能性はあるのか?
マット・カッツ:
Googleは有料リンクに対しては今後より厳しい姿勢を取っていく。今後実際に順位を下げる可能性は十分にある。ウェブマスターツールズに有料リンクに関連した機能を入れる可能性もある。
サリバン:
カフェインはJavascriptの処理はより優れているのか?
マット・カッツ:
早くなっているし、Javascript内のリンクをより正確に認識できるようになっている。同時にJavascriptを使ったスパムを認識できるようにもなっている。
ちなみに皆に質問があるんだけどブラウザーはクロームは使っている?
(会場少し挙手)
サリバン:
サファリの広告削除機能を使っている人は?(Googleへのあてつけ)
(会場少し挙手)
サリバン:
Google Buzzはどうなのか?人気がないようだが。。。
マット・カッツ:
時間はかかるだろうが、ツイッターも人気が出るまで時間がかかった。Google Buzzもまだまだチャンスはあると思っている。
サリバン:
最近はなんでもかんでもGoogleのサービスばかり。やりすぎじゃないか?
マット・カッツ:
フェアにやっているつもりだ。ビデオ検索でYouTubeが出過ぎるという話があるが、YouTubeのスタッフいわくはYouTubeに登録されているビデオの数を考えれば、比率としては競合より出ていない位だ、ということだ。少なくともYouTubeだけを特別に検索結果で優先して出すようなことはしていない。
例えば商品検索にしても、商品リンクをクリックすると外部サイトに飛ぶ。全てをGoogle内で完結させようとしているわけではない。
サリバン:
リッチスニペッツについてはどうか?
マット・カッツ:
今後さらに進化していくと思う。ウェブマスターツールズで必要なメタデータを登録できる仕組みもあるが、できるだけ自動化したい。リッチスニペッツはユーザーの検索体験を向上させるし、皆にとって良い機能だろう。
サリバン:
Flash向けの別のサイトマップを用意する必要はある?
マット・カッツ:
その必要はない。そもそもサイト全体をフラッシュで作ることがユーザー体験上も良くないことだと多くのサイト制作者が気づき出していると思う。
サリバン:
バウンスレイト(直帰率)はウェブ検索のアルゴリズムに影響しているか?
マット・カッツ;
現状はない。僕の担当ではないけれど、通常のウェブ検索で直帰率は使っていないはずだ。アナリティクスでそのデータも簡単に取れるが、ウェブ検索のチームは基本的にアナリティクスのデータをアルゴリズムの参考にしようとしていないと思う。
サリバン:
有料リンクが駄目というなら何故Yahoo!のディレクトリ登録が認められているのか?
マット・カッツ;
人が確認した上で登録しているから。
サリバン:
だったらウィキペディアは?信頼性が必ずしもあるとはいえないが。上位すぎるのでは?そろそろ削除しても良いのでは?サイトリンクもありすぎな気がするが。
マット・カッツ:
ウィキペディアは役に立つ人も多いと思うけどね。。。サイトリンクについては研究中だ。最終的にどうするかは決めていない。
サリバン:
そろそろ終わりにするけど、これからマット・カッツを質問攻めにしないでくれ!
マット・カッツ:
おしっこしたいしね(註:本当にそういったんです)。
最初から最後までかなりテンションの高いトークセッションでした。話の範囲も幅広くて面白かったですね。SEO Japanでも取り上げたコンテンツミル(ここやここ)を前半かなり取り上げていたのには、というか今回のメイデイアップデートがロングテールの順位にある程度影響があったことは認識していましたが、コンテンツミル対策的な側面が多くあったことは恥ずかしながら初めて知りました。しかしコンテンツミルの代表的企業ディマンド・メディアは近日中にIPOを考えているはずですが、今回のアップデートでトラフィックが下がったなどの悪影響はあったのでしょうかね。
後はカフェインの話で「クローリングした情報をほぼリアルタイムで検索結果に反映させる仕組み」というマット・カッツの言葉はシンプルながら一言でカフェインを理解できる説明だな、と思いましたね。
Q&Aは色々ありましたが、ちなみに有料リンクの質問(最初の)をしたのは私です m(_ _)m 有料リンクを掲載したサイトのランキングを下げることも考えているそうですが、本当かなぁ。。。Yahoo!のディレクトリに関しては相変わらずの答えでしたね。サリバンにもっと突っ込んでほしかったけど、そこは遠慮したのかな。
そんなところで、初日も無事に終わりました。5本の濃いセッションは流石にきつかったですね。Advancedは2日だけですし、明日1日頑張ります!
15 years 5ヶ月 ago
初日最後のセッションは(この後マット・カッツのキーノートあり)原題「Demystifying Online Attribution」。コンバージョンにつながった広告効果を測定する場合、ネットでは通常最後にユーザーが経由した媒体を評価することが多いと思いますが、それでよいのか?という話。アトリビューションは「要因」とでも訳せばよいのでしょうが、しっくりこなかったのでそのままで。SEOのセッションがソーシャルメディアの基本ツールの話だったのと、最近興味がある分野につき本セッションに参加することにしました。
モデレーターはサーチエンジンランドのバネッサ・フォックス。スピーカーはアウトドアブランドREIのマーケティングマネージャー、ジョナサン・コールマン、アドビのプロダクトマネージャー、キャメロン・コーワン、eBayのSEOマネージャー、デニス・ゴーデグビュールー(Goedegebuure)、そしてエイトフォールド・ロジック(旧エンクイジット)のCEO、リチャード・ズウィッキー。
アトリビューションの基本
まずはエイトフォールド・ロジックのリチャード・ズウィッキーから。
ファインダビリティとは、顧客とあなた(サイト)との間にあるパスを分析することで何かが見つかること。サイトにアクセスしてくる訪問元の情報は、紹介に過ぎない。エンゲージメントではない。多くの検索経由のリファーラルがあれば、多くの紹介がある。幾つかの紹介が、対話に進化し、エンゲージメントになる。
インターネットは全てのデータを計測することができる。計測しない限り、アトリビューションは分からないまま。
基本はログデータ。どこから来たか?クッキーを使えば、過去の行動履歴までトラッキングできる。誰がどこからいつ来たか、何回来たかまで測定できる。クッキーを利用してユーザーの行動履歴を過去にさかのぼって時間軸で測定することが重要。
アカマイを使うとかなり正確なユーザーのセッションデータを取ることができる。複数のセッションや複数のサイト経由でもネットワークレベルでクッキーを使って情報共有することでユーザーの特定がより正確にできる。
複数ドメインやサブドメインでもネットワークレベルのクッキーを使うことでトラッキングできる。ここまでは以前はできなかった。
例えば一回目にGoogleから来訪。二回目はFacebookから。三回目はソーシャルサイトから。そこでニュースレターに登録。その後、直接訪問も含めて数回サイトに訪れた後、商品購入。という細かいレベルまでユーザーの行動履歴を測定できる。
ここまで測定して初めてアトリビューション分析が可能になる。
検索マーケッターにとって、顧客獲得の費用対効果を最大限高めるためには必要な指標。
アトリビューションの謎を解く
アドビのプロダクトマネージャー、キャメロン・コーワン。なんでアドビかと思ったらオムニチュアを代表してなんですね。
■マルチチャンネル広告とセールス
オンライン広告チャンネル(オンライン広告)
オンライン対話チャンネル(サイト、ソーシャルメディアなど)
オフライン広告チャンネル(テレビCMなど)
オフライン対話チャンネル(お店、通販など)
オンライン vs オフライン
広告 vs 対話
■アロケーション
1. アロケーションモデル
a. ラストクリックアロケーション
“ラストクリック”アロケーション。コンバージョンの前に利用された媒体だけトラッキングする。会場でラストクリックアロケーションを使ってない人は何人いるか?(200人程度の会場で7人程度)。数年前からラストクリックアロケーションは終わったといわれているが現状はまだまだ主流なのが実態。
b. Uモデルアロケーション
最初のクリックと最後のクリックの媒体だけ重要視する手法。
2. 対象時間
どこまで過去にさかのぼって測定するか?
3. 時間軸
最初のクリック 2日前:30日前
↓
途中のクリック 10日前:25日前
↓
最後のクリック 今日:21日前
↓
コンバージョン
各アクションの時間をどこまで測定するか?
3. マーケティングミックス
PPC、SEO、ソーシャルメディア、メール、バナー、、、
どこまで対象に測定するか?
4. エンゲージメントの深度
ページ内でコンバージョンに至るまでの遷移を追い、エンゲージメントのレベルを測定する。
”アトリビューションモデルは複雑でチャレンジング。しかしシンプルに初めて少しずつ進化させていくことはできる”
■その他色々
最初の訪問時に発生する注文数と、複数の訪問後に発生する注文数はどちらが多いか?
例えば下記のようなケースでどの媒体をどこまで評価するべきか?
1回目 ソーシャルメディアサイト経由で訪問して帰る
2回目 バナー広告経由で訪問してメルマガ登録
3回目 PPC経由で訪問してブックマーク
4回目 ブックマーク経由で訪問して商品ページを閲覧
5回目 メール経由で訪問して商品購入
ラストクリックだけで効果測定してはいけない。ユーザーの履歴を過去までトラッキングしてアトリビューション分析することが重要、という話でした。オムニチャーならできるのかな?
トータルサーチマーケティングの最適化
次はアウトドアブランドREIのマーケティングマネージャー、ジョナサン・コールマン。REIの本社はシアトルなんですね。
■サーチマーケティングの進化を妨げる障害
1. 個別に運用されるマーケティングプログラム
2. ラストクリック評価
3. 広告コスト
■トータルサーチオプティマイゼーションとは?
サーチマーケティングプログラムを集約化することで、
・トラフィックとセールを増やす
・顧客の行動をより理解する
・広告コストを削減する
■有料検索とオルガニック検索の関係
有料検索広告の費用をを時間軸で調整してみた。いわゆるビッグワードを中心にコントロールしてみた。
ビッグワードの出稿を増やす程、オルガニック検索経由のトラフィックも増えた。広告の露出によりブランド認知度が高まってオルガニックのクリック率も高まったのではないか?と考えている。
■検索結果のドミナント戦略
特定の商品キーワードで、PPCとSEO、商品検索で1ページ目の上位半分程度の検索結果を自社サイトで独占した(PPC1位、SEOで1&2位、商品写真5つ中2つ)。
見た目のインパクトは凄かったが、トラフィクとセールスは期待した程ではなく、費用対効果は悪かった。
■オルガニック検索へのPPC出稿の効果
PPCで1位になり最上位に表示されるとトラフィックとセールスはある。ただし費用対効果は評価できない。
しかし、PPCで上位にいることで、オルガニック検索のクリック率も上がった。そこまで加味して考えると、PPCにトップ出稿する価値はより高くなった。検索結果1ページ目に自社サイトが表示されていることが前提だが。
■トータルサーチテスティング
・PPCとSEOは連動して運用すべき。
・全てのケースをテストすべき。
・一回のテストで全てを判断せず、様々なパターンをテストすべき。
・改善したら、上司を説得してキャンプに行こう!
流石に本格的なテストをしていますね。商品数が多くPPCの予算も相当なものと思いますし、SEOもかなり本格的に取り組んでいるようですが、だからこそサーチマーケティングとして共に連動させることで、全体の予算を改善させる努力をしているのでしょうね。
オークションモデルのアトリビューション最適化
最後はeBayのSEOマネージャー、デニス・ゴーデグビュールー(Goedegebuure)。
eBayは22カ国で展開されるグローバルプラットフォーム。
セラーのロケーションでレベニューは決まる。バイヤーは様々なロケーションから来る。
例えばiPadがアメリカからeBayを通じて世界中に輸出されている(クールなインフォグラフィックで紹介)。
例えばアメリカのセラーがiPadを販売。アメリカのバイヤーがビッドして購入。バイヤーが最後にバナー広告を見ていたらバナー広告にアトリビューションを与える。最後に広告リンクをクリックしたら広告リンクにアトリビューションを与える。
そこに他のバイヤーが別の媒体経由で来訪し、入札競争が発生した場合、どう評価すべきか?
最初の広告で$900で販売されていたモノが、オークションを通じて$1,035で売られたとする。さらに2人のバイヤーのソースが違う。この$135をどう評価すべきか?媒体毎に一定の評価を与える必要がある。
このようにオークションの場合はアトリビューションの評価が非常に難しい。複雑すぎるので現状はラストクリックアトリビューションのみを対象にしているが、それでも特に複数のバイヤーが参加した結果、価格が上がった場合などどのようにアトリビューション評価すべきかは細かな分析が必要となる。
なかなか複雑な話でしたね。。ただ確かにオークションなどのモデルの場合は、効果測定により複雑な要素がからむのは理解できました。フラッシュマーケティングなどもそういう要素が入ってくるかもですね。
Q&A
Q: ブラウザーが多様化していくことはアトリビューション分析の障害になるか?
A: ブラウザーというよりクッキーが取れるかの方が重要だ(eBay)。
A: クッキーの問題はある。サイトにユーザーが一度ログインしてくれればクッキーがなくともデータは取れるのだが(エイトフォールド)。
Q: ブランド検索とPPCの関係はあるか?
A: PPCで広告を見た人が後でブランド検索をしてオルガニック検索経由でサイトにアクセスすることはあると思う。我々のテストではPPC広告を出稿するとしないではブランド検索経由のトラフィックに影響があると考えている。
Q: ペイ・パー・コールはどう測定しているのか?
A: 1つの媒体として当然測定している。コール以外にもダウンロードできるクーポンなど色々ある(eBay)。
以前のSMXで聞いたアトリビューションの話題とかなり似ていましたが、eBayの話など要素としては色々あるな、というのは改めて感じました。ただそこまでいかなくとも通常のECサイトであればラストクリックのみを効果測定の指標とするモデルはいずれは進化していくのでしょうね。ただ現状では米国でもこのセッションに参加している人でさえ5%いるかどうかのレベルですから、当面はラストクリックが効果測定指標の中心になるのかなとは思います。ある程度まではそれで十分とも言えますし。取り組みやすさからいってもそれより先にREIの事例であったようなSEOとPPCを連動した検索マーケティングの方が普及しそうです。
15 years 5ヶ月 ago
初日午後のセッションは「Show Me The Links: Real Life Link Building」。SEO的には要注目の被リンク構築について。モデレーターはダニー・サリバン。スピーカーは97th Floorのクリス・ベネット、バーティカルメジャーズのアーニー・クエン、アライアンス・リンクのデブラ・マステラー、martinibuster.comのロジャー・モンティ、そしてAnswers.comのギル・リーシュ。
まずはセッションスポンサーの「テキストリンクアズ」から一言。有料リンクのマーケットプレイスで悪名高い会社(とはいえ毎回SESやSMXにスポンサー参加しているのでそれなりに儲かっているのかと)です。「有料リンクを買っている人はいる?」との質問に数名挙手。「有料リンクを買っているけどそれを認めない人はいる?」で数名挙手&笑。
と小ネタで笑いを誘った所でプレゼンから。
B2Bサイトの被リンク構築
初めにMartinibuster.comのロジャー・モンティ。B2Bサイトの被リンク構築は難しいと。
■被リンク対象サイトの探し方
関連サイトにリンクしている被リンク対象サイトをまずは見つけよう。
Googleで
allintitle: “関連キーワード” resources site:.org (それか.edu)
と検索して被リンクしてくれそうなサイトを見つけよう。
競合の被リンクを探すより、自分で探した方が良い。
■有料リンクじゃない被リンク対象サイトの探し方
sponsorsと記述されている場合は、広告の可能性が高い。有料リンクを探しているならそれでもいいが、自然なリンクを探しているなら、有料リンクを排除して被リンク候補サイトを探したい。
linkdomain:relatedsite.com -site:relatesite.com “sponsors”
■協会サイト
associationなど協会サイトはメンバー一覧にリンクを掲載してくれる。それも方法の1つ。
■有料リンク
リスクはあることを認識すべし。
掲載サイトによってはレピュテーションが傷つく場合もある。
■スポンサーシップ
教育関係のサイトでスポンサー広告を掲載しているサイトを検索。
“sponsors” “**キーワード**” site:.edu
■無料リンク
自社製品・サービスに関連して resources や where to buy 的な情報を掲載しているサイトに掲載依頼をする。個人ブロガーやサイトのウェブマスターなら意外とリンクしてくれる場合がある。
リンク獲得のアイデアを色々紹介してくれました。
ここでダニー・サリバンがコメント。「サーチエンジンランドにも何度も何度もリンク掲載の依頼をしてくる会社がある。後でこの話はもっとするけど。有料リンクを使う場合は、依頼する会社は慎重にした方が良い。」だそうです。
被リンク構築の仕事と具体的手法
次はバーティカルメジャーズのアーニー・クエン。まずは被リンク構築の仕事にかける時間について。
50%はコンテンツ作成とプロモーション
20%はブログと記事投稿(ゲスト投稿など)
10%は基本的なリンク構築(ディレクトリー登録、ブログへのコメントなど)
20%はターゲットリンクのリクエスト
最後のターゲットリンクの取得は一番望ましいリンクと思うが一番面倒で難しい。
■リンクの獲得方法
#1 ランダムメール送信
スパムチックだが古典的なやり方。「あなたのサイトは非常に素晴らしいですね。是非リンクをはってください。」いまだに意外と成功してリンク集に掲載してくれたりする。いつリンクがはがされるか分からないが。。。
#2 ターゲットメール送信
競合のバックリンクを調べてメール。掲載方法によっては、コンテンツ内のリンクを張ってもらえたらリンクが剥がされることは滅多にない。
#3 ブロークンリンクのメール送信
リンクが切れているサイトを見つけて指摘してあげる。お礼にリンクを張ってもらえることもある。
#4コンテンツ制作&プロモーション
特定のサイトに関するコンテンツ記事を作成してそのサイトのファンからリンクを張ってもらう。そのサイトのツイッターアカウントでつぶやいてもらえばより効果的。
#5 エイプリルフール
エイプリルフールに関連したネタ記事を投稿してリンクを張ってもらう。Google SEO(GoogleがSEOサービスを開始した)に関するネタを投稿したら、マット・カッツも取り上げてくれた!800のリンクを得た。
同じく被リンク獲得の小ネタ手法を色々紹介してくれました。
インフォグラフィックとバイラルマーケティング
次は97th Floorのクリス・ベネット。
■インフォグラフィック
インフォグラフィックは効果的。大量のデータ・情報をちょっとひねったアイデアで綺麗なデザインに落とし込む。サイトの内容が面白くなくともインフォグラフィックを活用できる。ブログに画像を投稿するだけで良い。大量の自然なリンクを得ることができる。
(インフォグラフィックの事例を幾つか紹介し)インフォグラフィックによっては数十万のリンクを得ることも可能。アイデア次第。例えば「Petabyte」(ギガバイトの上)をグラフィックで説明。テクノロジーネタじゃなくともリンクは得られる。逆に一般的な内容のインフォグラフィックの方が流行る時は爆発的に流行る。
■ソーシャルブックマーク
商用ドメインを登録してよいか不安な時(例えばDiggは商用ドメインの登録を禁止しているケースが多い)は事前にメールで確認すれば良い。
登録できない場合はバイラルコンテンツ用のハブサイトを新たに作る方法もある。
バイラルコンテンツはブログのゲスト投稿やメディアサイトへのコンテンツ掲載依頼を通じてできるだけ露出の機会を増やす。ある程度の質のある内容であれば掲載してくれるケースも多い。特にインフォグラフィックはまだまだ目新しいので認められるケースも多い。
■リンク分析
リンクを張ってくれたサイト、特にトラフィックを送り込んでくれたサイトをアクセス解析ソフトで把握しておく。次のキャンペーンの際に個別に連絡をしてまたリンクを張ってくれる確率を高める。外部サイトとの関係性を深める努力をすることが重要。
リンクをもらうクリエイティブな方法
次はAnswers.comのギル・リーシュ。
■相手を褒めてリンクをもらう
「You Rock!」バッジは重要。そのバッジ(バナー)を張ることがウェブマスターやブロガーにとって誇りになるようなものであれば皆が張ってくれる。例えば僕は今回SMXで話すことになったけどSMXのバナーを喜んで自分のサイトに張った。
相手について褒め言葉をいうことで相手に紹介してもらえることもある。
■コンテンツを供給してリンクをもらう
コンテンツが必要なサイトにコンテンツを無償で提供し、代わりにリンクを張ってもらう。そのサイトが上位表示されていれば、そこからのトラフィックも期待できる。Q&Aサイトも同様。Yahoo!のQ&Aを活用するとYahoo!経由のトラフィックを増やせる。Q&Aはトラフィック増加に効果的に使える。ケースによってはPPCにお金を投資するよりYahoo! Q&Aに答える作業に投資した方が費用対効果が高い場合もある。
■コミュニティからリンクをもらう
・UGC(ユーザー生成コンテンツ)ではプロモーションできる。UGCは基本的にユーザーが自分をプロモーションしたい場。堂々とプロモーションして良いと思う。
・会話に参加することが重要。
・皆が参加するイベントに参加して意見を交換する。
・ネットで話題の共通の敵を見つけて意見する。共感者がリンクしてくれる。褒めるよりは批判する方がネットでは受ける。
・上はダークなやり方とは思うけど、基本的にコミュニティの他者を助ける姿勢が重要。チャリティに関するブログパーツを作って配布。共感する人がたくさん張ってくれた。良いこともしているしSEOにも効果がある!
少々過激なアイデアを色々と披露してくれました。
リンクを増やす色々な手法
最後にアライアンス・リンクのデブラ・マステラー。ウェブで提供する大量のコンテンツ(サイト、ブログ、Q&A、ケーススタディ、メール、PDF、色々。。)にどうやってリンクをもっと増やすか?
■RSSを活用する
Dapper.netでコンテンツを全てRSS化する。
ネットに多数存在するRSSディレクトリからRSSフィードを選び、RSSMix.comを使ってオリジナルのRSSを作成する。
WordPressのRSS Footerというプラグインを使うと、全てのフィードアイテムに自社サイトへのリンクを挿入できる。
メディアサイトのRSSを解析して著者の情報を得て個別にコンタクトする。
■コンテンツシンディケーション
What’s Hot?
・ホワイトペーパー
・ライフストーリー
・ポッドキャスト
・ニュースストリーム(Twitter等)
・UGC/Blogs
What’s Not
・インフォグラフィック(内容によってはあり)
・短い記事
・個人ブログ
・ウィキペディア
■ポッドキャストは実は熱い
自社コンテンツからポッドキャストを作成して、15~20あるポッドキャストのディレクトリに登録。そしてiTunesにも登録できる。
■UGCのコンテンツシンディケーション
ブログのゲスト投稿は効果がある。site:somesite.com “guest post” でサイト内のゲスト投稿記事があるか探せる。guest bloggers、write for us、guest authors、guest post、guest writers、submit guest postなどのキーワードもある。
■ウィジェット(ブログパーツ)
ウィジェットの配布は、ブランド構築、被リンク構築、オーソリティ構築に効果がある。
例えば外部のニュースを集めたアグリゲーター的なウィジェットを配布するだけでも効果的。自社で配布することで一定のオーソリティを構築できる。
■チャット・ルーレット
最近話題のランダムな相手とビジュアルチャットができるサイト。会った人にリンクを頼むと(女の子にやってもらうことが大事)意外と張ってくれるかも・・・?
■マイクロサイト
オールドドメインにマイクロサイトを載せる手法は効果がある。
同じく少し違ったアプローチで色々なアイデアを紹介してくれました。
Q&A
Q: ソーシャルブックマークはまだ効果があるのか?
A: SEOというか、情報を広める意味では重要だ(誰か)。
Q: 被リンク対象サイトを見つけるのに良いツールはあるか?
A: SEO BookのHubFinderが良い(デブラ)。
・・・あまりQ&Aの時間がありませんでした&ディープな質問も少なかったですね。
リンク獲得の手法を少し掘り下げて様々なアイデアをプレゼンター毎に紹介する内容でした。SEOのプロからすると、有料リンク問題など業界内のディープな話をつい期待したくなりますが、でも実際のマーケッターにはこういう話の方が有益でしょうね。ヒントになるアイデアは色々もらえたと思います。少なくとも有料リンク以外にリンクを獲得する手法は色々ある、ということは分かってもらえたのではないでしょうか。でもこうやって考えると日本はリンク獲得に関しては有料リンクがほぼ全て的な状況になってもいますよね。ここに書かれているような地道な努力を行っているサイトはどれ位あるのでしょうか。。。
15 years 5ヶ月 ago
2番目のセッションは原題「Twitter, Real Time Search & Real Time SEO」。前のSMXで似たようなセッションを聞いたのですが多少メンバーも違いますし、数か月の間で何かアップデートされた情報があるかもということで参加。モデレーターはダニー・サリバン。スピーカーはMint.comのマーケティング・ディレクター、ステュー・ランギル、Advance InternetのソーシャルメディアSEOディレクターであるジョン・シーハタ、キーレリバンスのオプティマイゼーションディレクター、クリス・スミス。
まずはプレゼンタイムから。
リアルタイム検索とリアルタイムSEM
最初はなんとダニー・サリバン自ら。Googleでは毎月880億回(88 billion)検索されている。検索は人々の「Desire」。検索結果がそれに答えられる情報を提供できるか?ウェブやキーワードだけの問題ではない。携帯電話で登録したレストランの電話番号を探すことも検索。
「普通の検索」では現状はmany to manyのプラットフォーム。
■リアルタイム検索とは?
知り合いに質問をしてリアルタイムで答えを得ることができる。また検索結果はパーソナライズされている。ツイッターでキーワード検索することだけでなく、つぶやく・質問すること自体が検索体験ともいえる。many to manyではなく、1 to 1のマーケティングプラットフォーム。
■ブランドモニタリング
リアルタイム検索でブランドのモニタリングは可能だが、基本的にはウェブ検索のブランド検索ランキングと余り変わりはない。とはいえ簡単だし、意味はあるだろう。
■リプライの威力
ツイッターで”anyone know”をキーワードの前につけて検索すると、多くの人がそのキーワードについて質問していることが分かる。例えばanyone know pizaa。これは検索の一種。この際に上位表示されることが重要。
ツイッター検索で質問されていることを探し、リアルタイムで答えを提供する。これこそがリアルタイムSEM。
■リンクの共有
リアルタイム検索はリンクを共有することでもある。OneRiotなど様々なツイッターでつぶやかれているリンクを集約し紹介するサイトが登場している。ツイッターのリンクはGoogleやBingでも中長期的にウェブ検索結果で上位表示される要素になりうる。
■リアルタイム検索の未来(ツイッター)
即時性より関連性。180億回(18 billion)の検索がツイッターで毎月されている。関連性を重視するようになると、より many to many の検索エンジンになるかもしれない。逆にいえばツイッターでレピュテーションを築いていくことは今後非常に重要になる可能性がある。
■リアルタイム検索の未来(フェイスブック)
検索はできるがリプライもできないし、レベルが低い。リアルタイム検索の可能性を理解していると思えない。
なるほど、ツイッターのログを検索することだけがリアルタイム検索ではないんですよね。ユーザー視点に立つとウェブ検索もツイッターで質問することも同じわけで。そこに答えを提供していくことがSEMだと。考え方として非常に参考になりました。フェイスブックの検索がイマイチなのは日本のSNSも同じですかね?
MintのソーシャルSEO
次はMint.comのマーケティング・ディレクター、ステュー・ランギル。インフォグラフィックを使ったソーシャル&SEO、を効果的にマーケティング活用していることで有名です。
■インフォグラフィック
強力なコンテンツを用意することがまずは重要。インフォグラフィックやビデオを使ったコンテンツを作成。通常、リリースした時点である程度のアクセスがあり、しばらくたってネット上でバイラルに拡がった場合はさらにアクセスが増える。その後は一気に減る。その繰り返し。
DiggやFacebook、Twitterで取り上げられるコンテンツを作成。プロのコンテンツクリエイターを雇って、ソーシャルメディアで人気が出そうなコンテンツを作っている。取り上げられることが重要で、結果としてSEOはついてくる。作成したコンテンツに関連したキーワードでウェブ検索すると、上位に表示される場合が多い。
Googleのローカル検索トレンドを研究して連携したコンテンツを表示させている。
■Q&A
独自でQ&Aのコンテンツも提供している。Q&Aコンテンツが検索トラフィックを呼ぶようになっていると思う。ユニバーサル検索がこの傾向を加速化していると思う。Q&Aコンテンツを立ち上げてから60日で大幅にトラフィックを増やすことができた。
■Twitter
ツイッターのファイナンスに関する(Mint.comはファイナンスサービスの会社)アグリゲーションサイトを作ってサイト内で提供。新たなトラフィックを呼び込んだ。
■効果測定
ツイッター、GoogleトレンドのAPIを利用して旬のキーワードを常に抽出している。ツイッター経由(フィード含む)のトラフィックを正確に測定するツールが現状ない。
インフォグラフィックだけかと思っていたら、Q&Aやツイッターアグリゲーションなどかなり色々なソーシャル&SEOマーケティングを展開しているんですね。APIで検索エンジンのデータを引き抜いてコンテンツにすべき旬な情報を抽出するのもスゴイ。元々がファイナンスサービスの会社でソーシャルの活用は難しいジャンルと思うのですが逆にそれをうまく活用しているようです。色々と参考にしたい!
リアルタイム検索のSEO
次は出版大手のコンデナストの子会社であるAdvance InternetのソーシャルメディアSEOディレクターであるジョン・シーハタ。コンデナストの各雑誌のウェブ版のマーケティングを行っているようです。
Googleのウェブ検索の上位表示の要素は色々あるのは皆さんも知っている通り。
リアルタイム検索は、最も新しく、かつ関連性のある検索結果を表示する。
「リアルタイム検索=情報発信者のオーソリティ+サイトのオーソリティ+関連性+即時性」
■リアルタイム検索で重要なこと
ドメインオーソリティよりユーザーオーソリティ
ブログの更新頻度よりマイクロブログ(ツイッター)の更新頻度
リンク数よりフォロワー数
リンクの質よりフォロワーの質
インバウンドvsアウトバウンドリンクよりフォロー数vsフォロワー数
1000人のフォロワーより1人の影響力あるフォロワーが重要!
フォローされるだけでなく、リプライされたりリツイートされることも重要
■潜在的な要素
つぶやきの更新頻度
ユーザー名のキーワード
外部サイトからツイッターのアカウントページへのリンク
古いツイッターアカウントが有利になる
他色々・・・
■プチティップス
ツイッターでfrom:*アカウント名*で検索。結果が出てこればフィードの内容がGoogleに反映されている。
■ソーシャル共有の最適化
何十もソーシャルサイトの共有ボタンを置いている人がいるが、人気サイトに絞った方が結果的にブックマークや共有数が増え、そのサイトで上位表示されるようになり、結果的にアクセスが増える可能性が高い。
ツイッターのつぶやきはリツイートがそのままできるように120文字以下が良い。
■ティップス
コアなソーシャルユーザーに受けるコンテンツが重要
新しいユーザーが参加してくれるコンテンツを提供
旬のキーワードや話題を探して関連するコンテンツを提供
GoogleトレンドやGoogleサジェスションから旬な話題は抽出できる
特にGoogleニュースのサジェスションは旬なネタが多い
などなど
■Google/Bing経由のツイッタートラフィックティップス
Google – google.com/url?q= “url?q=”はツイッター検索の場合が多い
Bing – bing.com/twitter “twitter”はツイッター検索
情報が豊富で参考になりました。ニュース検索のサジェスションは日本語だと動いていないようですね。リアルタイム検索で関連性やオーソリティが重要になれば、有力なツイッターアカウントの有料フォローサービスなんてものがでてきてもおかしくはないですよね。
ツイッターのオートメーション
最後はキーレリバンスのオプティマイゼーションディレクター、クリス・スミス。
■ツイッター戦略
・顧客が一番! – 顧客が自社ブランドについて何を語っているか?顧客がツイッターをどう使っているか?
・時間・投資
・ゴール
■事例
ピザハットのツイートロジスト
インターンがツイッターをしていたが、大学卒業後、社員で雇った。
ベネズエラのチャベス大統領
ツイッターの管理に200人雇っているらしい。ツイッターが革命に必要だ、ということらしい。。。(会場から少し失笑)
■オートメーションについて
基本的に2種類ある。
1. スタティック・オートメーション – 通知、最低限のコミュニケーション
2. スマート・オートメーション – コミュニケーション重視、ただし人は介在しない
■インテリジェント・エージェント
元々はチャットのボットから進化。例えばtwitter.com/sp411。
■消費者ニーズでツイッター検索
例えば格安のホテルであれば「cheap hotel」で検索すれば、安いホテルを探している人を知ることができる。効果的にPUSHマーケティングを仕掛けることができるかも。
■特定ニーズに対応したボット
例えばシカゴの天気予報だけ、など。自動的にパーソナライズされた情報を配信できる。
twitter.com/dealmaphouston。例えばヒューストンのお得な情報だけを配信。
■OAuthを使って更新情報のソースを表示
■Listsの活用
個別のツイッターアカウントを大量に生成するよりはリストを活用した方が効率的。将来はアカウントは1つでリストを活用する手法が主要になるかもしれない。
■ブログからツイッターを自動更新
TwitterFeed.comなど。少し不安定だが。
dlbr.it(ベータ版)を使うと、RSSフィードからツイッターやFacebookをまとめて更新できる。時間の設定やフィルタリンクもできる。フィルタリンクを使うと、単純に同じ情報を全てのサイトに同時発信する以上のことができる。ハッシュタグも自動的につけられる。Google Readerを使えば通常のサイトをRSS化できる。
Closely.comは、中小企業向けのFacebook/Twitterへの情報発信ツール。インターフェースが良い。
■ツイッターのアカウントネーム
リツイートのことを考えると長過ぎない方が良い!
0-6文字 13%
6-9文字 58%
9-12文字 27%
12-16文字 2%
■リツイートに含まれる言葉はYouが一番多い
などなど。
同じく色々なネタが満載でした。dlbr.itは結構色々細かな設定ができるんですね。ちょっと見てみようと思います。Closely.comも面白そうです。
Q&A
そしてQ&Aコーナー。
Q: リツイートは古いバージョン(全員が見れる)と新しいバージョン(フォロワーのみ見れる)どっちが良い?
A: 古いバージョンの方が露出力はあるだろう(全員)。
Q: 個人のオーソリティ評価でレピュテーションを決めるのはその人のエゴ次第で暴走するリスクがあるのでは?
A: それはあると思う(誰か)。
A: ガイ・カワサキのことか?(会場、笑)ちょっと前までsmxのハッシュタグも相当悪用されていて見たい情報が全く見れなかった。ただ最近は改善されてスパムなツイートは表示されなくなってきている(ダニー・サリバン)。
Q: ツイッターはローカルマーケティングに使えるか?
A: 使い方によっては使えるだろう(誰か)。
Q: インフォグラフィックの効果はどれ位続くのか?
A: コンテンツによるが、他の手法よりはトラフィックが長持ちする気がする(Mint.com)。
以上でした。全体的に細かなプチネタが満載という感じでしたね。最初のダニー・サリバンのプレゼンについてはリアルタイム検索やリアルタイムSEOについて改めて考えさせられる内容で非常に参考になりました。流石、わざわざ自らプレゼンするだけある内容でした。
15 years 5ヶ月 ago
さてSEO関連では今年最大の注目イベント?ともいえるSEO Advanced Seattleがやってまいりました。今日から気合い入れて2日間、ライブブログを頑張りたいと思います。初日の最初のセッションは、いきなり今回一番注目したいかもしれない内容。「SEO For Google Vs. Bing: How Different Are They?」。モデレーターはダニー・サリバン。スピーカーはGoogleのマット・カッツ先生、Search Mojoのジャネット・ミラー、SEOmozのランド・フィッシュキン、そしてマイクロソフトのBingのマネージャー、サシ・パササラシー。
まずは各スピーカーのプレゼンから。
BingとGoogleの違いについて
一番手はSEM会社のSearch MojoのCEO、ジャネット・ミラー。BingとGoogleの違いについてSEOサービス会社の視点から説明。
何故Bingについて気をつかう必要がある?
Yahoo!との統合でシェアが上がる。
GoogleとBingの検索結果ページのヒートマップテストの結果は似ている。
しかしGoogleとBing(&Yahoo)でクライアントによってサイトの滞在時間やページビューが違うケースがある。Yahooとの統合でどうなるか注目したい。
■Flash対応
Bingのロボットが来た時にちゃんと「Flashがインストールされていません」以上のメッセージを表示しよう。意外とやってないサイトが多い。
■XMLサイトマップ
ユニバーサルスタンダードなので対応しよう。sitemaps.orgで確認できる。BingもGoogleもサイトマップとサイトマップインダイス(indices)を認識する。Bingは現状、ビデオやニュースのサイトマップは認識しない。
■ローカルリスティング
GoogleもBingもきちんと登録しよう。
Google – Googleプレース
Bing – リスティングセンター
■ローカル検索対応
Bingはローカル検索に対する結果表示の性能が良い。例えばSex and the city2で検索すると映画サイトに加えて近所の映画館を自動的に表示してくれる。Snowで検索すると近くのスキー場を表示してくれる。さらに情報がSnow.comから来ていることも表示してくれるのでSnow.comの情報をアップデートすることで検索結果に適切な情報を表示できる。
BingでWeatherで検索すると、Googleより幅広い天気情報を表示してくれる。リソース元も表示してくれる。
■サイトリンクス
Google – 1位の結果にしか出ない。ウェブマスターツールで編集できる。
Bing – 1位の結果にしか出ない。編集はできない。私の知っている限り。
■Bingのウェブマスターセンターについて
バックリンクをチェックできて便利。またアウトバウンドリンクもチェックできるのは便利。バックリンク一覧では各ページのページスコアを表示してくれて便利。Bingがどうバックリンクを評価しているか調べることができる。関連性が高い・有益と思われるサイトからのリンクのページスコアが高いようだ。Googleのページランクと少し概念が違うのでは?ちなみにバックリンクは1,000リンクまでしかダウンロードできないので、それ以上調べられないのが残念。
■ニュース
Google – ウェブからニュースサイトに登録申請できる。サイトマップを作成する。
Bing – bins@microsoft.com から申請する。RSSを作ること。
■ショッピング
Google – Google Baseから商品のデータフィードをアップロードする。無料でもできる。
Bing – 有料広告しかない。
■Bingで拡がるチャンス
1.
検索結果のソーシャル共有。例えばpolar bear(ホッキョクグマ)で検索する。表示される画像をTwitterやFacebook、Emailで共有できる。SEO的にできることがあるかも?
しかし画像のリンクはオリジナル画像でなく、Bingにされている。Facebookに画像を投稿するには、FacebookのBingアプリにアクセスの許可を与える必要がある。
2.
ドキュメントプレビュー
例えばSwagger Wagon(トヨタの車)で検索すると、検索結果によっては追加情報が自動で表示され、さらに検索結果上でYouTubeの映像が直接プレビューができる。情報の提供の仕方でサイトリンクのように表示情報をコントロールできるかもしれない。
ドキュメントプレビュー最適化の方法
・H1の内容を表示する(TITLEと違う場合)
・最初のパラグラフのテキスト
・問合せ先を表示させたい時、住所や電話番号、メールアドレスを記載しておく
特にローカルビジネスの場合はローカル検索にうまく使えるのではないか?
ドキュメントプレビューを表示させたくない場合は、Metaタグに metaname=msnbot、content=nonpreviewと記述すれば大丈夫。
基本的なBingとGoogleの違いを説明してくれました。
BingのSEOのリサーチ結果
次はSEOmozのランド・フィッシュキン。BingとGoogleのSEOに関するテストを行ったそうで、その結果を公表。Google Adwordsのサジェスション機能でキーワードを抽出し、11,351の検索結果でテスト。1ページ目のみを対象。
テストの数値:
無関係 – 0
ドメインマッチ – 0.3
完全な関係 – 1
0.2-0.35あれば高い。
■検索クエリーとドメインマッチの関係
—-
ドメインに検索クエリーがある – 0.15前後でGoogleもBingも同じ。
ハイフンで検索クエリーが完全マッチ – Googleは0.2、Bingは低い。
完全マッチ – GoogleもBingも0.25前後で効果がある。少しだけGoogleが高い。
—-
完全マッチのドメインはGoogleにもBingにも効果がある。
ハイフンでクエリーが独立している場合(例:dogであればdog-food.comなど)もそこそこ効果がある。Googleの方が効果がある。
検索クエリーをドメインに入れることは基本的に非常に効果があると思ってよい。
■com/net/orgでどれが一番効果がある?
comはGoogleもBingも効果がある。
netはBingは余り効果が無い。
完全マッチを狙う場合は .com にすべき
■サブドメインのキーワード
サブドメインにキーワードがあることはGoogleには多少効果がある。Bingにはほとんどない。ルートドメイン程、効果はないが、Googleの効果を考えると意識すべき。
■ページ上のキーワード
Body
Alt
H1
URL
Title
どの要素もGoogleの方が重要。URLが最も効果が高い。しかし関連性は非常に低い。TITLEは効果があると思われるが、今は誰もがキーワードを記述するので差別化が難しい。簡単にいえば、オンページの要素だけで上位表示を目指すのは難しい。
■リンク数と分散性
ルートドメインへのリンク – BingもGoogleも重要。数値も0.25(Google)、0.32(Bing)で非常に高い。リンクを分散されることも重要。リンクが上位表示のメジャーな要素なのは間違いない。Bingの方がリンクの効果が少しだが高い。
■リンクのエクステンション
- .govは重要
- [...]
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