Aggregator

米国と欧州のEC市場、2015年までの平均年成長率は10%

14 years 9ヶ月 ago
2011/2/28のForrester Researchのリリースから。http://www.forrester.com/ER/Press/Release/0,1769,1367,00.html 2015年に米国では2790億ドル市場に、欧州は1340億ユーロ市場に。これは旅行と金融系を除くB to C市場についての話。 関連リンク: カナダの小売EC市場、2015年に309億ドルに 米商務省の2010Q4EC統計、5期連続で対前年同期比2桁増 2010Q4米小売りEC市場、434億ドルで対前年同期比11%増 2010/12米EC売上、対前年比12%増に 米年末EC商戦、326億ドルで12%増 米EC商戦、12/26までで対前年同期比13%増の308億ドルに
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

スマートフォン・サイトパフォーマンス調査、Amazon.co.jpが表示最速

14 years 9ヶ月 ago
2011/2/28のゴメス・コンサルティングのリリースから。http://www.gomez.co.jp/company/press/110228.html ゴメスが各業界から独自に選出した50サイトについて、スマートフォンで利用した場合のサイトパフォーマンスを専用の測定ツール「Keynote」を用いて測定し、その現状を調査。 ・今回の対象サイトのなかでは、Amazon.co.jpが5.717秒で最も速く、全50サイトの平均は20.170秒 ・全50サイトのうちスマートフォンに最適化されたサイトは18サイトあり、その平均表示速度は12.736秒。一方、スマートフォンに最適化されていない32サイトの平均表示速度は24.352秒であり、最適化されたサイトよりも11.617秒遅い ・スマートフォンに最適化されたサイトでも、平均表示速度は約5秒から約28秒まで大きな開きが見られた ・PC用
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

2011/2/26の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.67%

14 years 9ヶ月 ago
2011/2/26の週の豪HitwiseのData Centerから。 http://www.hitwise.com/au/datacentre/main/dashboard-1706.html 検索エンジン・シェアは過去4週データ。 関連リンク: 2011/2/19の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.57% 2011/2/12の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.44% 2011/2/5の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.38% 2011/1/29の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.29% 2011/1/22の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.01% 2011/1/15の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.08% 2011/1/8の週の豪検索エンジンシェア、Googleが91.33% 2011/1/1の週の
Hiromi.Ibukuro@gmail.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))

ファミリーマート、セカイカメラでクーポンを配布

14 years 9ヶ月 ago
伊藤忠商事、ファミリーマート、ファミマ・ドット・コム、頓智ドットの4社が、拡張現実アプリ「セカイカメラ」と「Famiポートクーポン」を連動させた販売促進サービスを開始。セカイカメラのエアタグとしてクーポンを配布して、ファミリーマートで商品と引き換えてもらう。早速「ファミチキ」を無料でいただいた。この画期的なサービス、成功のカギは店員の教育ではないか。「Famiポートクーポン」を何度も利用しているが、不慣れな店員に当たると何分も待たされる。
noreply@blogger.com (Kenji)

電子メールは死んでいない

14 years 9ヶ月 ago
ソーシャルメディアが電子メールを衰退させるかのような見方もあるが、2月23日にマークルが公開したホワイトペーパーはそれを否定している。毎日電子メールを確認するひとの割合は、この何年もほとんど変化がない。ソーシャルメディア利用者は、非利用者よりも高頻度で電子メールを確認している。
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Merkle Publishes "View from the Digital Inbox" Whitepaper
http://www.merkleinc.com/wmspage.cfm?parm1=1231
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noreply@blogger.com (Kenji)

大手新聞社が大手ECサイトの有料リンクスキームを暴く

14 years 9ヶ月 ago
既に日本でもご存じの方が多いと思いますが、ニューヨークタイムズが大手デパートチェーンのJ.C.ペニーが有料リンクでSEOをしていると告発した記事の内容に関して、改めて詳細をサーチエンジンランドから。 — SEO Japan 先週、ニューヨークタイムズが、J.C.ペニーのSEOの調査に関する記事を掲載した。jcpenney.comが販売するほぼ全ての製品に対する無料(オーガニック)の検索結果で、あまりにも素晴らしい成果を残していることに驚き、ニューヨークタイムズはさらに徹底的に調べるため、検索エンジン最適化(SEO)の専門家に見解を求めた。この調査により、無関係と思える大量のウェブサイト(多くのサイトがリンクのみのサイト)が、J.C.ペニーのウェブサイトにリンクを張っていた点が明らかになった。そして、その多くのアンカーテキストは説明的なものであった。これでは、グーグルで上位にランクインするために、誰かがすべてのリンクを用意したと疑われてもしょうがないだろう。 ニューヨークタイムズは、この情報をグーグルに伝えた。グーグルの重鎮であり、同社のウェブスパム部門を率いるマット・カッツ氏は、この戦略がグーグルのウェブマスターガイドラインを違反している点を確認した。その直後、J.C.ペニーのウェブサイトは、1位にランクインしていたクエリの検索結果から姿を消した。マット・カッツ氏はツイートの中で、グーグルのアルゴリズムの効果が出始めた点、そして、意図的な対策も講じられた点を明らかにした。 (NYTのデビッド・シーゲルがブラックハットSEOについて記事にしている。 http://goo.gl/RdnTi Googleのアルゴリズムは既に対応させた。手動で対策も行った。 by マット・カッツ) J.C.ペニーは、ニューヨークタイムズから連絡があったとき、リンクについては身に覚えがなく、直ちにSEO業者のSearchDex(サーチデックス)との契約を解除したと答えていた。 それでは、J.C.ペニーはどこで道を誤ってしまったのだろうか?なぜ道を誤ったのだろうか?何を失ったのだろうか?そして、何をすれば取り戻すことが出来るのだろうか?この4点の疑問について、これから詳細に説明していくので、同じ轍は踏まないように注意して読み進めてもらいたい。 「リンクスキーム」とGoogleのウェブマスターガイドライン ウェブは巨大だ。1兆ページ以上が存在するくらい巨大なのだ。検索エンジンのユーザーが、検索ボックスに単語を幾つか入力すると、グーグルはウェブ上のすべてのページをかき分けて調べ上げ、ユーザーに対して検索に最も関連性が高く、最も有効なページを見せなければならない。 これは至難の業である。グーグルは大量のシグナルを用いて、自動的にこの難題を解決している。歴史的に見て、リンクグラフはこのような関連性と価値のアルゴリズムで重要視されてきた。 グーグルは、当初、サービスの基盤をページランクに置いていた。このアイデアは、ユーザーは好きなページおよび役に立つと思うページにリンクを張るため、リンクが多く貼られているページは、リンクの数が少ないページよりも価値が高い可能性があると言う予測に基づいている。これにはユーザーがリンクを張る仕組みも関与している。例えば、ページに張られた多数のリンクが、「Gleeの最新のエピソードをオンラインで視聴」と言うアンカーテキストを用いていると、リンク先のページにはTV番組のGleeの動画を持っていると推測するのが妥当である(注記: グーグルは、ウェブの進化に合わせ、この単純な説明を遥かに凌ぐほど進化している)。 時間の経過とともに、サイトのオーナーは、グーグルの検索結果で上位にランクインすることが非常に価値が高い点を学ぶようになり、「リンクスキーム」を考案する人が現れるようになった。コンテンツの価値を認めてもらえるように願い、通常のマーケティングの手法を介してコンテンツの認知度を上げるのではなく、取引を結び、お互いにリンクを張る戦略が考案された。お互いにリンクを獲得し、上位にランクインしたいクエリのアンカーテキストを作ってもらう。これで皆が幸せになれる! 皆と言ったが、グーグル、そして、検索者は省かれる。このタイプの裏の取引は、リンクをコンテンツが有益だと判断された証だと見なしているページランクのアルゴリズムを崩壊させるからだ。リンクの交換が行われると、リンクは取引でしかなくなる。あまり役に立たないページが上位に格付けされると、検索結果自体の質が下がってしまう。 そのため、グーグルのウェブマスターガイドラインは、「グーグルのアルゴリズムは検索者に対して出来る限り最適な結果を提供することを目的としている」と明言している。このアルゴリズムを操作しようと試みると、グーグルは、サイトのランキングを下げる、またはインデックスからサイトを完全に除外する可能性がある。 マット・カッツ氏は、ガイドラインの違反を見つけ、違反者を一網打尽するためにアルゴリズムを改善し、そして、サイトを削除したり、ランキングを下げる作業を専門に行う大勢のスタッフをまとめている。 有料リンク 手っ取り早く多くのリンクを得て、ランクを挙げたいものの、リンクバックしたくない場合はどうすればいいのだろうか(リンクの交換はグーグルに簡単に見つかって、捕まってしまうと考えているため、もしくは数多くの適当な関係のサイトにリンクを張ることで、ビジターの信頼を失いたくないため)?リンクを買ってしまえばいいのではないだろうか?ページランクを上げる目的でリンクを購入する行為は、オンライン広告を購入する行為とはわけが違う。広告のリンクは、検索エンジンから広告と見なされるコードを通常含んでいるため、編集を加えたリンクとはカウントされない。ご想像通り、グーグルはページランクを操作する目的のリンクの購入をリンク交換と同じぐらい嫌っている。 この類のリンクに関する詳細は、グーグルのサイトに掲載されている: Google ウェブマスターガイドライン: リンクスキーム Google ウェブマスターガイドライン: 有料リンク なぜ意図的にガイドラインを違反するのか? 人為的なリンクがグーグルのウェブマスターガイドラインに違反しており、インデックスからサイトが削除される可能性があるなら、オーガニックな検索トラフィックに依存しているサイトは、ガイドラインを慎重に守るのではないだろうか?そう思うはずだ。事実、大半のサイトはガイドラインを守っている。 しかし、一部の企業はグーグルを出し抜くことが出来ると思っている。このような企業は、捕まるとは考えていない。競合者がグーグルの裏をかいている点を知り、自分でも試したところ、うまくいった。そのため、「よく考えてごらん。ガイドラインには禁止とは書かれていないよ。実際に、うまくいくよ!今まで以上にトラフィックも売り上げも右肩上がりだ!なんで、わざわざやめる必要があるんだい?」と言ってのける。 また、ガイドラインに違反する戦略を用いる誤ったSEO業者(リンクに関わる項目はガイドラインのほんの一部である)を採用してしまうケースもあるようだ(J.C.ペニーもこのケースに当てはまるだろう)。この種の戦略を実装する業者は、クライアントに成果をいち早く見せようとする。その多くは捕まることはないと自信を持っている。さらに悪徳な業者はまったく気にも留めない。料金を取って、次の仕事に取り掛かるだけである。当該のサイトが痛い目に遭っても、SEO業者にとっては痛くも痒くもない。 ターゲットに選らんだクエリの検索ランキングが高いことを企業は重要視している。サーチエンジンランドは、ナンバー1のランキングがどれほど価値が高いのかを調査している際にこの記事を作成したニューヨークタイムズの記者と話しをする機会を得た。突き止めるのは難しいかもしれないが、私たちの多くが検索エンジンを製品のリサーチに利用している点、そして、このような購入をオンラインで行っている点はほぼ間違ないだろう。先日行われたPEW インターネットの調査により、1年間に7万5,000ドル以上稼ぐアメリカ人の88%が、オンラインで製品のリサーチを実行し、81%がオンラインで製品やサービスを購入していることが明らかになった。グーグルは、休暇シーズンの直前に、消費者の90%近くがオンラインで調査を行っていることを示唆するデータを公開した。一部の人々は店で購入するものの、大半はオンラインで購入している。 疑いようもなく、J.C.ペニーは休暇シーズン中に多くのクエリで上位にランクインしていれば、オンラインの売り上げにもオフラインの売り上げにもプラスの影響がもたらされる点は分かっていたはずだ。同社の広報は、無料の検索結果からのサイトへのトラフィックは全体の7%に過ぎないと述べ、軽視していた。しかし、オンラインの売り上げ、そして、消費者を店舗へと向かわせるオンラインのリサーチを組み合わせると、このビジビリティの価値が高いことは間違いない。 問題は、このような手法の効果がほとんどの場合永遠には続かない点である。また、事業をこのような手法に委ねているなら、いつ崩れてもおかしくない土台の上に家を建てているようなものである。 J.C. Pennyに何が起きたのか? ニューヨークタイムズと協力し、J.C.ペニーの状況を発見した(そしてその経験をつづった)ダグ・ピアース氏は、同社のサイトに大量のリンクが張られている点に気づいた。リンクを張っているサイトは奇妙なサイトばかりであったようだ。アンカーテキストがとても説明的だったのだ。無料のオンラインツールを使って、自分の目で確かめることも可能だ。[comforter sets]の検索を例にとってみよう。ビングは今でもJ.C.ペニーを無料の結果で2位に格付けしている: ヤフー!サイトエクスプローラは、このURLにリンクを張る774ページを表示している: Music Teams(ミュージックチーム)?Piano players for hire(職を探すピアニスト)?Car modification(車の改造)?これらのサイトは、販売しているcomforter setsをリストアップするJ.C.ペニーのページになぜリンクを張っているのだろうか?オープンサイト・エクスプローラは、このようなランダムなページのアンカーテキストが驚くほど内容が細かい点を示している: 誰かが(J.C.ペニーはSEO業者を疑っている。その証拠にすぐに契約を打ち切っていた)有料のリンクネットワークを利用した可能性が高い(J.C.ペニーは、この類のリンクを取り除くと述べており、実際に多くのリンクが既に取り除かれている)。 ブランコ・リートマン氏は、マジェスティック SEOのリンクレポーティングツールを使って、一部のURLを調べ、リンクが2回に分けて持ち込まれており、2009年と2010年の年末の休暇シーズンに集中している可能性がある点を見出した(このグラフは、有料リンクキャンペーンが過去3ヵ月~4ヵ月間に渡って行われていることを明らかにしたマット・カッツ氏のコメントと合致している)。下のグラフは2009年および2010年の年末年始の直前のcomforter setsのページに対する新しいリンク(ページおよびドメインからの)の傾向を表している。 [...]

SEOとSearch Engine Optimizationの違いってなんだ?

14 years 9ヶ月 ago
SEOは元々Search Engine Optimizationの略語なのは皆さんご存じと思いますが、日本では日本語訳の検索エンジン最適化もありますが圧倒的にSEOという言葉が普及していますよね。英語圏では元々Search Engine Optimizationという言葉が普及しており、最近までSEOという3文字略語は余り使われていなかったのですが、最近は普及しているようです。さて今回は言葉の使い方で検索クエリの内容に差が出るのか?という興味深いお話を。 — SEO Japan 「SEO」と入力するのは、「search engine optimization」と入力するのと同じ効果があるのだろうか?アドワーズのデータによると、どうやら違うようだ。search engine optimizationデータセットのクエリは、SEOのデータセットのクエリと大きく異なる。これは私にとっては意外な結果であった。 「 search engine optimization」データには、4対1の割合で、「SEO」の検索よりも、バラエティ豊かなトラフィックが存在することが分かった。 Search engine optimization: 1億2500万回/月の検索が行われていた SEO: 3000万回/月の検索が行われていた Search Engine Optimizationグループには、25種類の行動カテゴリーが見られた。このグループと比べ、SEO グループの検索行動のカテゴリーは、3つ少なかった。 SEOグループには、advertising、business、そして、search enginesのカテゴリーのトラフィックは存在しない。 カテゴリーの比較 それでは、このような違いには一体どんな意味があるのだろうか?まずは検索トラフィックをつき合わせて比較してみる。 例えば、SEOグループでは、locationの検索が目立つ一方で、product developmentのクエリはほとんど存在しない。 検索行動モデルの階層 以下の2つのグラフは、検索のボリュームによって上から下に向かって、双方のグループの検索行動のカテゴリーを順序付けている。この表を見ていくと、それぞれのモデルの順序が異なり、サブカテゴリーが検索トラフィックが限度を越えると現れる点に気づくだろう。 Search Engine Optimization モデル SEO モデル カテゴリーの詳細 この分析は、search engine optimizationグループにさらに焦点を絞って行うことが可能だ。なぜなら、このグループはさらに多くのデータを抱えているためだ。これからカテゴリーを一つずつ見ていくが、まずはsearch engine optimizationグループに関するデータを導き出し、その後、取り上げる価値があると判断した際、SEOグループの見解を加える。 Advertising 検索回数: 254万7,280 この検索の大半は、広告サービスを見つけるための検索である。この検索のうち70万回は、promotionを含んでいた。キーワードのフレーズの中に単語optimizationが含まれているケースは少なく、略語SEOが使われた検索は全く見当たらない。 SEOグループでは、advertising は1度しか出てこなかった。 Brand 検索回数: [...]

低品質コンテンツへの対応強化へ~Googleがアルゴリズム変更を公式発表

14 years 9ヶ月 ago
日本時間の2/25に、Googleがブログにてアルゴリズム変更について公式発表をしました。
Finding more high-quality sites in search(英文)

内容を簡単にまとめると、
・コピーコンテンツ等の品質の低いコンテンツ(サイト)をランクダウンさせる
・調査結果、詳細ばレポート、思慮深い分析などのオリジナルで質の高いコンテンツ(サイト)はランクアップさせる
・検索クエリの11.8%に影響を及ぼす
・Google Chromeの拡張機能、Personal Blocklistは使用していない
・Personal Blocklistのブロックしたリストの上位数十のうち84%には対応できた
・ローンチは米国のみで、順次世界各地に展開していく
といったところでしょうか。

これまでもスクレイピングコンテンツと言われる、コピーコンテンツに対してGoogleはそれなりに対応してきており、ミラーサイトをはじめとするオリジナルではないコンテンツは日に日にランクアップしにくくなっていたことは間違いないと思います。
今回はそのスクレイピングコンテンツのみならず、コンテンツの品質の部分を評価要因に加えることで、これまで以上にGoogleの検索精度を高めようとする意気込みが伝わってきます。
なお、今回のこの発表以前にMatt Cutts氏が、Algorithm change launched英文)というエントリーを自身のブログに行っていますが、今回のGoogleの公式発表と同じものだと思われます。

すでにUSではこのアルゴリズムが導入されて一部のサイトには大きな影響が出ている模様です。
Search EngineLandでは、Danny Sullivan氏が今回のGoogleの変更を「ファーマーアップデート」と名付けたうえで、影響を受けたとみられるサイトのURLを公開しています。
Number Crunchers: Who Lost In Google’s “Farmer” Algorithm Change?(英文)

現時点でランクダウンしたウェブサイトはスクレイピングサイトが含まれているものの、特に問題がないと思われるサイトが含まれていたり、
逆にコンテンツファームとみられるサイトにランクダウンが起こっていなかったりと、その精度に若干の難があるものとみられます。
これまでもGoogleが新たな大規模なアップデートを行った際には、
検索結果に不都合が発生し、その後修正されていくこともありましたので今回も同様にさらなる改良が行われるものと思われます。

現時点でGoogleはコンテンツファームが何か、はっきりと公表していませんが、
「調査結果、詳細なレポート、思慮深い分析などのオリジナルで質の高いコンテンツ」
の逆をいくものと推測されますので、
・スクレイピング(コピー)コンテンツ
・自動生成コンテンツ(API、RSSサイト等やワードサラダなども含む)
・クラウドソーシング型、投稿型の信頼性の低い内容の薄いコンテンツ
・情報量の少ないコンテンツ
などがあげられると思われますが、今後ランクダウンされているサイトの傾向を調査することでより明確になってくるものと思われます。
また、鈴木謙一さんのブログにはコンテンツファームについて詳しく書かれていますのでご参照ください。
Googleが対策に乗り出した“コンテンツファーム”とは

現時点でこのファーマーアップデートは米国のみの導入となっており、日本への直接的な影響は確認できていません。
またいつの時点でこれが日本に導入されるかも定かではありません。
Googleは米国で適用しているアルゴリズムのすべてを日本に導入しているわけではないと思われることから、
100%日本に導入されるとも言い切れないかもしれません。
日本語は、その言語が特徴的であり特に言語処理に関わるアルゴリズムは簡単に移行できないと思われますので、少し時間がかかるように思いますが、
いつきてもおかしくない状況ではありますので、いつきても良いように対策していく必要があると思われます。

ファーマーアップデートへの対応として最も重要なことは、以前の「そのサイトはあなただったら評価するか」のエントリーでも書いたようにユーザー視点でコンテンツやサイトをみたときにそれに対して価値を感じるかどうかを考えてみる必要があると思われます。
価値があるものは良質なコンテンツとしてGoogleも評価する可能性が高いですし、
逆に価値がないと思うものは、Googleも評価しない可能性が高いでしょう。
まずは、ユーザー視点でコンテンツやサイトを考え、それをGoogleの言葉に翻訳してあげるということが今後のSEOで最も重要なことになってくると思います。

また、基本的にGoogleはGoogleが評価するサイトからのリンクは高く評価し、Googleが評価しないサイトからのリンクは低く評価する傾向があります。
これらを考慮すると今後のリンク対策も検討していく必要があるかもしれません。
これらの詳細についてはまた別の機会に書きたいと思います。

【木村 賢】@kimuyan

『高周波マーケティング』

14 years 9ヶ月 ago

PDCAサイクルは短くすると効率化する。広告も広告メニュー単位ではなく、1配信単位で最適化するとパフォーマンスは良くなる。『最小単位で最適化する』ことと、『継続的なチューニング』が新たなマーケティングのスタイルであるように思う。
 従来の広告キャンペーンは、年度予算を毎年とって、基本年一回やってみて、当該商品の販売実績や市場調査、消費者調査による事前事後データを比較してキャンペーン評価をする。このサイクルが広告主にも広告会社にも染み付いている。
 これがデジタルマーケティング時代ともなると、テクノロジーのおかげで、PDCAのサイクルを早くすることと、最適化の単位を小さくすること、そして継続的にチューニングをし続けることが可能になる。この方が少なからずコストパフォーマンスを改善するのに適した環境となる。マーケティングコストやコミュニケーションコストは出来るだけ抑えて、獲得利益を最大化しろというのは企業にとって当然のミッションだ。マーケティングROIを追求すれば必然的に、イノベーションが可能にした『高周波マーケティング』志向になると思う。

もちろんすべての広告キャンペーンをWeb基点で、すべて高周波にできるわけではない。まだすぐには出来ないが、こうした志向は未来型で、方向性はそう間違っていないように思う。

 「やりながら測定が出来る」ということは「やりながら改善していける」ということだ。逆にいえば、測定するからには改善のアクションに繋がらないと意味はない。「体温を計るだけでは病気は治らない。」

私は、ずっと前から講演で、「送り手主導から受け手主導へ」という大きなパラダイムシフトが起きているという話をしている。ベースにこの環境変化があって、マーケティングコミュニケーションも大きな変化を始めている。
それは、広告メディアや広告表現を送り手が『これがいいだろう』とプランニングして実行して、完了後に検証するというスタイルから、実行プロセスの中に受け手の反応をすぐに取り入れてそれに合わせて可変的にしておくというスタイルになる。これが『オプティマイズ』という概念だ。
Webマーケティングをやっている人たちにはこの思考は自然に感じられるだろう。そもそもマス広告によるコミュニケーション開発と違って、Webでは様々なコンテキスト(文脈)で訪れる見込み客それぞれに『買う理由』を得てもらうことを目指すものだ。個々のアクセスに動的生成で応えることが出来るのがポイントだ。

私が会社に入ったころは、『プロダクトコーン理論』なるものがあって、「ベースに商品のUSP、その上に、それによって消費者が得られるベネフィット、それだけでもダメでその上にエッセンスに集約して尖らせる」というものだった。「尖がったコミュニケーションでないと雑音が多い中でターゲットに刺さらない。」という考え方だ。まさにテレビCMによるコミュニケーション開発の基本的な考え方であったわけだ。しかしWebではコミュニケーションをひとつのエッセンスに尖らせると、それぞれの文脈で訪れる様々なユーザーにはマッチしないですれ違いが起こる。
 言葉の(しかもカタカナ)遊びになっているようで申し訳ないが、(うまく表現できないので)、Webマーケティングでは、『コミュニケーションデザイン』というよりは、『パーセプションデザイン』と言った方が当たっているような気がする。

 受け手主導のマーケティングの中で、最も大きな変化はこの「オプティマイズ(最適化)」という概念が確立してきたことだろう。それを実現するのがテクノロジーだ。

 SEMがそうしたマーケティングスタイルの先鞭をつけたかたちになった。SEOやリスティング広告をはじめ、LPO、EFOなどWebの最適化が定着し、次は当然プッシュするコミュニケーション(広告)にもオプティマイズ志向が進むだろう。リコメンドメールなど配信対象のすべてに個々に最適化されたプッシュも増えるはずだ。

 最適化されたメッセージがプッシュされる仕組みは、本来の広告の機能、つまり潜在化している『関心』を顕在化する機能を発揮できる。しかもそれをレリバンシー(このブランドないし商品カテゴリーは自分に関係があると意識されている)をもつターゲットにフォーカスできる。「検索をする」という合目的的な行動に至る前には非常に多くのレリバンシー状態があると推測できる。ここにプッシュすることが今後最も注目されるマーケティング施策になるのではないだろうか。「リコメンド広告」の考え方だ。これができるとテレビなどのマス広告の効果をもっとドライブできるように思う。(もちろんSEMの効率も押し上げるだろう。)

 この前のエントリーでも書いたが、ネット広告やモバイル広告も今はほとんど広告メニュー単位でやってみて検証するわけだが、これが広告の1配信ごとに最適化される仕組みがその理屈どおりの実力を発揮すれば、当然効率は良くなる。テクノロジーによるイノベーションの成果になる。
 配信対象ごとにメッセージを最適化することに進化することはいいことだ。掲載面の良し悪しを試すことにばかりに勢力を尽くす時代はそろそろ終わり、広告する側のブランド力やクリエイティブ力も評価されるなかで、広告の最適化が目指されるというあるべき姿に近づいたのではないだろうか。
また広告販売側の人の作業は「手売り」でないとできない企画性の高いメディア販売に移行するだろうし、コミュニケーションアイディアの創出そのものにもっとパワーが割ける。
 
* ここで提起している『高周波マーケティング』とは、「PDCAのサイクルを早くすること」、「広告活動の単位を最小化して最適化すること」、「継続的にチューニングすること」も3つの要素からなる。画像は、「広告活動の単位を最小化して最適化すること」の概念をイメージ化したものだ。積分で面積を出すような感じだが、薄い紫色の四角が最適化されるユニットだ。ユニットが小さいほど、全体の最適化は進む。四角が大きいと無駄な部分(水色の部分)が大きくなってしまう。PDCAの対象のユニットを小さくすると、こんなイメージ・・・。

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「個客とIAとアクセス解析」で伝えたかったこと

14 years 9ヶ月 ago
2011年2月23日に、初の個人セミナーを開催しました。 楽天の看板が外れたにも関わらず、40名満員御礼のセミナーとなりました。 開催に至った経緯 アクセス解析イニシアチブでのウェブアナリスト養成講座が3日で満員になってしまったので、個人ベースで館田さんと追加開催の企画をしたのですが、同じ内容をリピートすることはしたくないので、構成を入れ替え、実習を省き、新しいコンセプトダイアグラムを追加しました。セミナーもPDCAです。当日の質問や表情、Tweet、感想ブログなどから得られた気付きを反映して改善しています。 やってみて分かったこと 楽天の知名度を借りなくてもみんな集まってくれるし、話すネタはある。 コンセプトダイアグラムは役に立つと確証を得た。ただし、もっと明確に定義しないと普及しないかも。 クリエイターの価値を高めるための話は価値がある。 単独指標のみの分析や、セグメントやクロス集計を伴わない単純な集計では意味がない、ともっと伝えたい。 ...

事例紹介 -YouTube 動画アノテーションを活用、店頭プロモーションも視野に入れたキャンペーン「ダイキン工業株式会社」

14 years 9ヶ月 ago
Posted by YouTube 広告営業マネージャー 丹下 智貴

これまでこちらの Inside AdWords では、YouTube を活用したプロモーションの方法についていくつかの事例をご紹介してきました。今回は、YouTube の特徴的な機能の 1 つである、「動画アノテーション」を活用してキャンペーンを成功させたダイキン工業株式会社様をご紹介いたします。

エコロジーや省エネに対する消費者意識の高まりや、インテリアとの相性や生活パターンに合わせた機能をはじめとする消費者ニーズを反映し、家電メーカー各社は様々な機能を持った住宅用ルームエアコンを製造・販売しています。その中で、ダイキンの快適エアコン「うるるとさらら」は、これまで主にテレビを中心とした認知の促進をおこなってきましたが、2010 年より YouTube を活用した動画による消費者へのアプローチと量販店支援を実施しています。これらの取り組みについて、ダイキン工業株式会社 空調営業本部 事業戦略室 山田 真理氏にお話を伺いました。


商品の訴求手段に YouTube の動画アノテーションを採用

住宅用ルームエアコン購入を検討する消費者(特に意思決定に深く関与する主婦層)へ「うるるとさらら」の機能をわかりやすく訴求する方法は何か。ダイキンがキャンペーンのベースメントとして採用したのは、YouTube でした。YouTube は、エンタメカテゴリー NO.1 のサイト規模があり*、また、高品質/高画質の動画をアップロードし共有することができます。今回のキャンペーンでは、YouTube の「動画アノテーション」を活用。俳優/モデルの大東俊介さんを主人公に、インタラクティブ方式のドラマを制作しました。
「エアコンの高機能化に伴い、購入検討にどう商品の付加価値や技術を伝えることができるかが重要なテーマとなってきています。平面で消費者に伝えることができる情報には限界があり、動画を活用したプロモーションについて注目をしていました。」(山田氏)


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ドラマは大きく 4 つのストーリーで構成され、各ストーリーで主人公の新入社員大東くんがピンチに陥ります。その際ユーザーが動画アノテーションを使い、ピンチへの対応を選択することで、特典映像を含む合計 18 通りのエンディングを楽しむことができる仕立てとなっています。YouTube のブランドチャンネルにこれらの動画をアップロードし、ストーリーが開始される起点となる動画は自社サイトにエンベッドすることで、ワンソースマルチユースで自社サイトへの動画ホスティング負荷を軽減することもできました。このような動画を通し、店頭に来店して比較検討する前の段階から消費者にリーチし、商品検討時に優位に立つことを目的としました。


消費者へのリーチと同時に、量販店支援として活用

今回、このキャンペーンを通じた同社の目的は、消費者に対する認知拡大以外に別の側面もありました。それは、年末商戦期に各社が店頭で様々なツールを駆使して商品への認知を促進している中で、この動画を営業提案ツールとしても活用し、量販店支援をおこなうということでした。


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PR / 宣伝 両方面からのキャンペーン認知

YouTube に動画をアップロードしただけでは、なかなか消費者に動画の存在を気づいてもらうことはできません。ダイキンは、ドラマ出演の経験もある俳優の知名度を最大限に活かし、PR / 宣伝の両方面からの施策を実行することで、様々な方向からの認知導線の確保をおこないました。PR 面においては、プレスリリースや記者発表会、Twitter 公式アカウントでのつぶやきなどから動画の認知を拡げ、年末商戦のタイミングで、テレビCM、YouTube 内での広告配信、AdWords をはじめとする検索連動型広告の配信を行ない、一斉に広告露出を高めるプロモーション戦略を実行しました。


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その結果、PR 効果により広告掲載前から動画の話題が拡がり、さらに年末商戦期の広告掲載により、長期間に渡って継続的な注目を集めることに成功。キャンペーン期間中の動画総再生回数は約 17.7 万回、メインターゲットとしていた 30 代以降や女性ユーザーへのリーチすることができました。

YouTube インサイトの動画再生回数の推移を見ると、PR 施策による動画視聴と広告掲載による動画視聴には大きな違いがあることがわかります。PR 施策によるものの場合、動画視聴は記事等が掲載されてから数日間は大きな注目を得ることができますが、継続的な視聴につなげるには広告掲載の施策が有効であると考えられます。動画の視聴を促すきっかけ作りをPR 施策/広告施策両面からおこなうことにより、キャンペーン予算の中で動画の視聴を最大限に高めることができました。

「動画を表現するプラットフォームとしてプロモーションに取り入れやすく、自由度も高いため、YouTube の活用について注目をしてきました。今回の取り組みにより、30 代や 40 代の住宅取得を機にエアコン購入を検討する層に対しても、弊社の強みである技術力を、専門的な説明ではなくエンターテイメント性にあふれた表現で訴求することができたと思います。」
(ダイキン工業株式会社 空調営業本部 事業戦略室 山田 真理氏)


ダイキン工業様の YouTube チャンネルはこちら
YouTube への広告掲載方法については、こちらのヘルプページも合わせてお読みください。

*Source: Nielsen Online NetView, Dec. 2010 (パネル種別: Home and Work)
noreply@blogger.com (Google Blog)

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