前回、TMH合宿2012春でミッションとビジョンを再定義した話を書きましたが、そのときにスペシャリストとプロフェッショナルの違いについても話しました。
世の風潮として「ゼネラリストではなくスペシャリストを目指せ」というものがありますが、一方でプロ意識やプロ根性という言葉もあります。
スペシャリストとプロフェッショナルの違いとは何なのでしょうか。改めて問うてみると、結構曖昧な言葉のイメージのまま使っていることが多いようです。

ここでスペシャリストとプロフェッショナルを定義してみましょう。
● スペシャリスト
ある特定分野において高度な知識・技術・技能を有した人。対義語はゼネラリスト。
● プロフェッショナル
報酬(対価)に値する価値ある役務を提供する職業人。対義語はアマチュア。
スペシャリストが「知識・技術・技能志向」であるのに対し、プロフェッショナルは「顧客志向」と考えることができます。
この2軸で図示化するとこんなマトリクスになります。

うちの会社はマーケティングソリューションを提供する会社なので、マーケティングプランナーやコンサルタントは専門家としてのスペシャリティを求められます。
一方、アカウントプランナーの機能を持つスタッフやアカウントエグゼクティブ(営業)は、必ずしも専門特化したスペシャリティではなく、各分野のスペシャリストをまとめ、ひとつのプロジェクトを完遂するゼネラリストとしてのスキルが必要です。
だから、必ずしもスペシャリストが上でゼネラリストが下なわけじゃない(当たり前のことなんですが、決して誤解してはいけない)
職業人として大切なのは、スペシャリストかゼネラリストかではなく、「プロフェッショナルであるかどうか」だと思います。
仮にマーケティングスペシャリストとして高度な知識やノウハウを有する人間がいたとしても、クライアントの課題に真剣に向き合っていなかったり、「こんなもんかな」と途中で手を抜いてしまったり、やる気がなかったりして最高のサービスを提供できていなければ、それはプロ失格です。
また、やる気はあるけれど、自らの専門知識や経験に奢り、クライアントを「わからずや」と見なす行為もプロとしては失格です。ビジネスの世界であれ、スポーツの世界であれ、エンターテインメントの世界であれ、「プロの仕事」か「アマチュアの仕事」かを評価するのはいつだって「顧客」なのです。仕事は顧客が満足して初めて「プロの仕事」になります。
だから、さっきの図で考えると、ビジネスの世界において市場価値があるのは上の2つに入る人。

スペシャリストは必ずしもプロフェッショナルであるとは限らない。逆に、スペシャリストでなくとも、プロフェッショナルは存在する。必要なのはプロフェッショナルなんです。
スペシャリストを目指す人も、誰だって最初からスペシャリストであるわけじゃない。もっと言えば、スペシャリストにはゴールは無い。一生勉強だし、一生修行しなきゃならない。
でも、プロ意識(=Professionalism)ならば、駆け出しの人間だって持つことはできる。さらに言えば、強いプロフェッショナリズムを持った人間だけが「プロフェッショナルなスペシャリスト」や「プロフェッショナルなゼネラリスト」に成長していくことができるんだと思う。
ということで、昨日に引き続きトライバルメディアハウスではプロフェッショナルなスペシャリストorゼネラリストを目指す人を募集中です。※トライバルメディアハウスの新しいミッションとビジョンはこちら。
うちのメンバーは9割以上が中途社員です。そしてほぼ全員が異業種からのキャリアチェンジ組。専門特化したソリューションを提供する会社なので、前職からのキャリアアップとして入社してくる人はほぼ皆無です。みんなキャリアチェンジ。前職のノウハウはあるけれど、みんなゼロスタート。だからこそ、プロフェッショナルなスペシャリストやゼネラリストを目指すためには、高いプロフェッショナリズムが必要。逆にいえば、それだけあれば何とかなる。
2012年度、トライバルメディアハウスでは、従来のプロモーション支援やソーシャルメディアマーケティングコンサルティング、リスク対策、クチコミ分析ツールやS/M統合管理ツールの提供に加え、新たにグローバルマーケティング支援、コミュニティマネージャー養成、ソーシャルROI ワーキンググループの立ち上げ、クロスメディアマーケティング最適化支援サービスなどを立ち上げます。とにかく仲間が足りません。
クライアントを幸せにすることを通して、日本のマーケティングの未来をつくるプロフェッショナルなスペシャリストもしくはゼネラリストを目指したい方、ご応募待ってます!
※ご応募はこちらからお気軽にどうぞ
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2012年4月28日、青森県観光物産館「アスパム」でCSS Nite in AOMORI, Vol.6を開催し、100名ほどの方にご参加いただきました。

ツイートは下記にまとめました。
次のブログで取り上げていただきました。ありがとうございます。
先月4月20日~21日に湘南国際村で全社員合宿を行ってきました。
2007年に設立した会社も早くも6年目に突入。山あり谷ありですけど、皆さまのおかげですくすくと成長してきました。クライアントニーズに対応するためにサービスラインアップはどんどんエクステンションしているし、社員数も去年1年でほぼ2倍になりました。
でも、そうなってくると、小さいながらも課題も出てきます。一番多いのは、「うちの会社はどこに向かっているのか」がモヤモヤしてくること。会社の設立当初は「プロモーション会社」だったトライバルメディアハウスも、いまや「コンサルティング会社」として認識されることも多くなってきました。これは社員の認識も同様で、自らが属している会社なのに、全体感がつかみづらくなってくる。
全体感がつかめなくなると、自社や自分の存在意義や向かっている方向性が曖昧になる。存在意義、ミッション、ビジョンが不明瞭になると、現場の仕事の意義性が弱まるリスクが高くなります。これはクライアントにとっても、社員自身にとっても不幸なこと。
ということで、今回の合宿では、トライバルメディアハウスのミッションとビジョンを改めて再考して、みんなと共有する時間を持ちました。せっかくなので、コーポレートスローガン、存在意義、ミッション、ビジョンをここでも共有させていただきます。

昔から変わらないトライバルメディアハウスのコーポレートスローガンです。小さい会社ですが志は大きく。

今回新たに追加したのがこの経営理念/存在意義です。ミッション(使命)とも近いですが、事業目的ともいえるものなので、あえて分けました。
現場で仕事をしていれば、いろいろとあるでしょう。疲労困憊で「もうこれくらいでいいかな…」と心が折れそうになるとき。周囲に遠慮して自分の意見を押し通せないとき。様々な制約条件や前提条件からやる気がそがれてしまうとき、などなど。そんなとき、トライバルメディアハウスの、いや、トライバルメディアハウスで働いている自分の存在意義を、すごくシンプルな言葉で思い出してもらいたい。それが「クライアントを幸せにすること」です。
僕らの仕事は、クライアントを幸せにすることを通して、人類にオドロキと感動を提供すること。どんなに疲れていても、制約条件や前提条件が多くても、周囲との軋轢が生まれてしまいそうな時も、重視すべきはクライアントの幸せ。唯一それ一点のみに集中すること。それを忘れたら僕らの存在意義はなくなります。一番大切だけど、毎日の仕事の中で忘れてしまいがちなことだと思います。

そしてこれがうちの新たなミッション。社会に対して果たすべき使命です。
以前は「企業と生活者、生活者と生活者の最適な関わり合いを創造し、世界にHAPPYを提供し続ける」でした。今回、あえて「対消費者」から「対クライアント」へ視点を変更しました。僕らの目的は「人類にオドロキと感動を」提供することですが、ソリューションビジネスを提供する我々は、当然ながら「クライアントを幸せにする」ことを通して消費者をHAPPYにするからです。
いま、多くの広告主は悩んでいます。課題の解決策以前に、課題そのものがわかりにくくなってきている。そんなクライアントを現状のマーケティングソリューションだけで幸せにすることはできないのではないか。広告もPRもSPもソーシャルも関係ない。マスかデジタルかも関係ない。手法ニュートラル、メディアニュートラルでマーケティング課題を解決する。
それを実現するためには、「俺らが日本のマーケティングの未来をつくる」くらいの気概がないと駄目なんじゃないか。力不足は承知の上ですが、そんな思いからこのミッションを策定しました。

ミッションを達成するために追いかける近未来の目標がビジョンです。
新たなビジョンは「日本のソーシャルメディア戦略をリードする」こと。以前のビジョンは「トライバルメディアハウスは、Tribal Marketing のプロフェッショナル集団を目指します」でしたが、わかりやすく、社員全員がブレずに共有できるシンプルな表現に変更しました。
この新ビジョンには2つの背景があります。
(1) ソーシャルメディア戦略
ソーシャルリスニング、MROC、ソーシャルCRM、ソーシャルリクルーティング、ソーシャルラーニングなど(なんでもソーシャルってつければいいってもんじゃありませんが)、これからソーシャルメディアはより事業戦略マターの領域へ進み、クライアントニーズはさらに高度化・多様化していくでしょう。トライバルメディアハウスでも戦略策定やリスク対策などのコンサルティングサービスを提供していますが、現状として多いのはソーシャルメディア “マーケティング” 領域です。さらに正確にいえば、ソーシャルメディア “マーケティングコミュニケーション” 領域です。
ソーシャルメディアマーケティングというバズワードがなくなるまであと1~3年だと思います。この言葉を誰も使わなくなったとき、それはソーシャルメディアをマーケティングや事業戦略に組み込むことが当たり前になったときです。我々が支援すべき領域はもはやマーケティングコミュニケーション領域だけでは足りない。マーケティング戦略やその他事業戦略領域にまで拡張した戦略策定とオペレーションが担えなければならない。そういう意味で「ソーシャルメディア戦略」としました。
(2) リードする
実はこの言葉にこだわりがあります。上記でも述べた通り、僕たちは日本のソーシャルメディア戦略のフォーマットと成功モデルをつくりたい。それは(かなり生意気かもしれませんが)トライバルメディアハウス無しでは実現できないと思っています。だから、リードする。「俺たちがしくじったら日本のソーシャルメディア戦略が大きく出遅れる」くらいの気概で取り組みます。
ちなみに、存在意義やミッションは普遍性が高いため、変更することは少ないですが、ビジョンはミッションを実現するための近未来像(目的に対する目標)なので、数年単位で変更した方が良いと思っています。これだけ変化の早い時代において、「変わらない経営」なんてものはあり得ない。逆にいえば、「変わらないために変わり続ける」ことが大切です。だから、このビジョンも(このビジョンが達成されるであろう)2~3年後には変えるつもりです。

さっきのビジョンが2~3で実現する近未来目標。一方こちらは10年後のビジョンです。それは、新しい時代の統合マーケティング会社をつくること。
これからの時代、複雑化するクライアントニーズに応えるためには、
・ 戦略コンサルティング/マーケティングプランニング
・ SEO/SEM
・ モバイルマーケティング
・ ソーシャルメディア
・ プロダクション
・ アクセス解析/効果測定/最適化
などの機能が(いまよりもさらに)横串が刺された状態で提供できなければなりません。そして個人的には、
・ (戦略)PRプランニング
・ メディアリレーションズ(メディアプロモート)
との連携がより一層重要になってくると思っています。
10年後、トライバルメディアハウスは、これらの機能が全て果たせる総合マーケティング会社になっている。なれるかどうか、ではなく、なるんです。見ててください。
と、いろいろと語ってきましたので、せっかくだからここで人材募集もしちゃおうと思います。
みなさん、こんなトライバルメディアハウスで、一緒に日本のマーケティングの未来をつくらないかッ!?
興味あるぜ!(興味あるわ!)という方は、こちらをご覧の上、お気軽にご連絡ください。
あなたさえ本気なら、3年で一人前のマーケターに育て上げてみせます(3年で10年分の仕事をしてもらうので…)。待ってるよ!