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ゼロスタートとGMOメイクショップがサービス連携、成約率向上やリピートUPを実現へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
「カスタムMakeShop」と「Makeリピーター」で連携

ネットショップ構築・運営ASPを提供するGMOメイクショップは3月10日、レコメンドエンジンを提供するゼロスタートと提携し、両社のECサイト向けサービスを連携させた。ショップのコンバージョン率の向上、リピーターの拡大を図ることが可能になるという。

サービスの連携で、GMOメイクショップが提供する「カスタムMakeShop」の利用者は、ゼロスタートのサイト内検索サービス「ZERO ZONE SEARCH」を簡単に、短期間で導入することができるようになる。サイト内の商品検索結果を最適化し、ショップ訪問者の離脱を防止して購入につなげることができる。

また、ゼロスタートのレコメンドエンジン「ZERO ZONE RECOMMEND」とGMOメイクショップの顧客・売上自動分析ツール「MakeRepeater」を連携。顧客の行動・好みに関連性が高いお薦め商品データを自動で作成し、「MakeRepeater」が配信するフォローメールやメルマガの本文中に、お薦め商品を表示することが可能になる。

生成されたレコメンドデータはサイト内検索サービス「ZERO ZONE SEARCH」に反映させることも可能。「カスタムMakeShop」で構築されたサイト内の検索で、ユーザーの嗜好に合わせた商品をお薦めすることもできる。

それぞれのサービスを別々に導入したときに比べ、簡単かつ素早く導入できるほか、コスト面でもメリットがあるという。

連携のイメージ

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オリジナル記事:ゼロスタートとGMOメイクショップがサービス連携、成約率向上やリピートUPを実現へ | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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多くのECサイトが抱えるサイト内検索の5つの課題とその解決方法 | ネットショップ担当者フォーラム2014 in 東京 セミナーレポート | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
売り上げを最大化させるためのサイト内検索のあり方をナビプラスの高橋敏郎執行役員が紹介

ユーザーがECサイトで商品を探すのに「サイト内検索」は不可欠だが、実は多くのECサイトで複数の課題を抱えている。そして、その課題が放置されたままになっており、売り上げアップのボトルネックになってしまっているのが実状だ。ナビプラス 執行役員の高橋敏郎氏は、事例を交えながらサイト内検索の5つの課題と、効果的な活用のための解決策を提示した。写真◎Lab

ナビプラス
執行役員 セールス&マーケティング部 部長
高橋敏郎氏

サジェスト機能の提供は20%程度、有効活用には程遠いサイト内検索

「サイト内検索エンジン」を有効活用する方法について、「誰もが知ってるあのECサイトの『サイト内検索』を勝手に診断しちゃいます!~機会損失を生んでいるよくある5つの落とし穴~」と題して、ナビプラス執行役員 セールス&マーケティング部 部長の高橋敏郎氏が講演を行った。ナビプラスは決済関連事業を展開するベリトランスの子会社であり、デジタルガレージグループの一員。「サイト内検索エンジン」 「レコメンドエンジン」「レビュー投稿エンジン」などのマーケティングツールをASPによって提供することで、ECサイトの売上拡大と運用効率化を支援している。導入実績数は、累計で600サイトを超えている。

高橋氏は「ほとんどのECサイトでは、サイト内検索エンジンが有効活用されていない」と訴える。例えば、EC売上高上位300サイトをナビプラスが独自に調査したところ、サイト内検索エンジンで文字を入れると、その文字に続く候補が自動的に表示される機能(サジェスト機能)を提供しているECサイトは300サイト中60サイトと全体の20%程度に過ぎなかったという。

結論から言うと、多くのEC事業者はサイト内検索エンジンの導入を真剣に検討した方がよい。理由は単純。売り上げインパクトがある施策にも関わらず、多くのEC事業者でまだ対策が施されていないためだ

サジェスト機能を導入しているサイトは20%

EC事業者自身が自社のサイト内検索の利用状況を把握していない

高橋氏は、サイト内検索エンジンの導入や活用に際して、

  1. 利用実態の把握ができていない
  2. ユーザーニーズにマッチした検索結果が出せない
  3. 販売戦略にマッチした結果が出せない
  4. 検索結果ゼロで機会損失を招いている
  5. 表示が遅い。更新性が低い、システム負荷が大きい

という、5つの課題を抱えるECサイトが多いとして、それぞれについて具体的な課題例と解決策を解説した。

1. 利用実態の把握ができていない

高橋氏は、大多数のEC事業者はサイト内検索を導入後、そのまま放置していると指摘する。

EC事業者の多くは、自社のサイト内検索はそれなりに使われ、ユーザーも困っていないと思い込んでいる。しかし、それはあくまでも「思い込み」であって、実際にはどんなキーワードが検索されているのか、検索結果がゼロ件のキーワードはあるのか、ゼロ件のキーワードは何であるのか、さらには離脱率やCVRがどれくらいあるのか認識していない

これらの問題に対する解決策が、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールの活用であり、まずは自社ECサイトにおけるサイト内検索の利用実態を把握することから行うべきだとしている。

2. ユーザーニーズにマッチした検索結果が出せない

サイト内検索を実装しただけで、チューニングを行っていないこのECサイトの例を見ると、“イヤホン”でキーワード検索すると、検索結果の中にシリコン製ケースのような商品がいくつか入り込んでいる。これはシリコン製ケースの商品説明部分に”イヤホン”という記載がありその言葉を参照して、検索結果として表示するためだ。もちろん、”イヤホン”と検索したユーザーはシリコン製ケースを探しているとは考えにくいため、このケースでいうとユーザーをがっかりさせる検索結果を表示していることになる。

ユーザーニーズにマッチした検索結果を表示させるには、最低限のマッチング精度を整えておくことは大前提である。しかし高橋氏は、「マッチング精度の追及はきりがない」として、ナビゲーションを組み合わせることで、ユーザーが求める商品を表示していくことが重要だと話す。つまり、検索結果が出た後に、さらに色やサイズなどで絞り込んだり、価格順や人気順で並びかえるなどして、お客様が求める商品に誘導するほうが正しいというわけだ。

3. 販売戦略にマッチした結果が出せない

EC事業者としては、利益率の高い商品や、在庫が多くある商品などを売りたいと考え、それに沿った販売戦略を立てる必要がある。しかし、検索結果が販売戦略を踏まえずに表示されているECサイトが多いという。

販売戦略を踏まえた結果を表示させるには、キーワードの相関性のみならず、率や在庫数、販売経過日数、仕入元など、販売戦略に沿った検索結果のコントロールを行わなければならないと高橋氏は説明する。

4. 検索結果ゼロで機会損失を招いている

検索結果がゼロとなってしまう原因には、ひらがなとカタカナ、大文字と小文字の違いなどの表記揺れや、ユーザーの打ち間違い、商品の呼び方の違いなどが挙げられる。

当社のサイト内検索エンジンを導入する前のECサイトの統計を見てみると、全検索件数のうち、検索結果ゼロとなった件数は20~40%にも達する。検索をするユーザーは購買意欲の高いユーザーが多ので、ゼロ件と表示することで大きな機会損失が起こっている

この解決策として高橋氏は、キーワードの候補を表示して打ち間違いを減らすサジェスト機能や表記揺れを吸収する辞書機能、類義語登録機能の活用を挙げる。

5. 表示が遅い。更新性が低い、システム負荷が大きい

検索結果の表示速度の低下とともに売り上げは減少し、離脱率も高まる。また、サイトの更新性が低いと在庫切れアイテムの放置につながり、ユーザーのニーズに答えられなくなるとしている。これらの課題について高橋氏は、サイト内検索エンジンを外部化することで対応可能だという。

ECのパッケージに付属しているサイト内検索を使うのではなく、外部のサイト内検索エンジンを利用することで処理スピードが劇的に向上する。また、自社でエンジンを構築するとアクセスのピークに合わせた設計が必要となるが、外部化によって運用コストも抑制できるようになる

会場は満席で多くの人がメモを取る様子が見られた

サイト内検索の課題を解決することで売り上げが27%向上

では、上記の5つの課題を解決させると、どのような効果があるのか。同社が実際にサイト内検索を導入した事例を紹介した。そのECサイトでは、ナビプラスのサイト内検索を導入し、

  • 検索ボックスの設置位置やデザインを変更し視認性を向上
  • サジェスト機能を導入し、ゼロ件ヒットを参照したうえで同義語登録を実施
  • グローバルナビゲーションからの絞り込みUIを左カラムに移し、ファセットカウントを利用して、検索結果が何件になるかを明示するインターフェースを用意
  • 検索結果を「キーワードの相関性」をスコア化した順位をベースに、アイテムの閲覧数が多い順にソートして表示
  • 検索結果表示スピードの平均を2.5秒から0.4秒に改善

させた。その結果、サイト内検索の利用率は31.6%から35.3%に向上、離脱率は27%から24%に改善、コンバージョン率は1.39%から1.86%になった。各プロセスの改善は数%程度だが、最終的な売り上げは27%向上させることができたという。

このような劇的な効果をもたらすサイト内検索エンジンだが、市場には多くの提供者があり、どの会社の製品を選べばいいのかわかりにくい。高橋氏はサイト内検索システムを選ぶポイントとして、3点を挙げた

  • ECサイト向けに特化した機能をもっているかどうか
  • 最適化のための運用機能とサポート体制
  • 安定運用を支えるパフォーマンス

最後に高橋氏は、「コストをかけずに売り上げを向上させるためにこれから大切になるのは、サイトへの流入後のサイトの販売力である『ユーザースループット』を最適化することである。つまりバケツに入れる水を増やすのではなく、バケツの穴を塞ぐことが重要。サイト内検索エンジンをはじめレコメンドエンジンなどを賢く活用して、サイト上のコンテンツとナビゲーションを最適化していくことで売り上げアップにつなげてほしい」と訴えた。

ユーザースループット改善のイメージ

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ネットショップ担当者フォーラム2014 in 東京 セミナーレポート
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伊藤 秀樹

ライター

伊藤 秀樹

DSPはリタゲツールではない。

10 years 9ヶ月 ago

運用型広告と呼ばれるリスティングやDSPだが、DSPもまだまだダイレクトマーケティング利用ばかりで、CPA目標のリタゲツール化している。
 CPAが目的だから、特定の人の行動さえ喚起出来ればいい訳だ。

 ベムは楽器、特にギターをオンラインで買うことがある。(これは日本の楽器の精度が高いから出来ることで、海外で買うと店でフレット音痴がないかしっかり実物を調べてからでないと買えない。)特定のギターを発注しても、「在庫ありませんでした」メールが後から飛んでくることがある。せっかく注文したのに買えないという残念な結果だ。端から在庫がないことを表記しろよといいたいところだが・・・。そこにリタゲ広告が飛んでくる。まあ消費者の心理をまるで無視した所業である。

広告のひとつの重要な側面は「心理学」であることだ。行動を喚起できれば、その半作用としてブランドを毀損するような意識を受け手に与えることをよしとするのは、少なくても私がやってきた「広告」ではない。

ターゲティング出来るということは、広告を「当てたい人に当てる」だけでなく、「当てたくない人には当てない」ことなのだが、機能があるのにしっかり使わないのはいかがなものか・・・。

参照:『広告に接触すると買わなくなってしまい人もいる』
http://g-yokai.com/2014/09/post-336.php

 さて、肝心な話はこれからだ。

DSPとはデマンドサイドプラットフォームである。デマンドサイドつまり広告のバイサイドの仕組みだ。広告を買う側の都合で、好きなタイミングで、好きな入札価格で、好きなターゲットにだけ配信できる。効果ないと思えばいつでも止められる。

 この「いつでも止められる」を含めて、広告を買う側にとってこんな画期的なものはなかったはずだ。従来広告計画を立てて、それを忠実に執行することが広告活動であったが、今はリアルタイムで様々なデータを取得できる時代だ。事前のプランが最適であることなど有り得ない。「枠」ものは買ったら最後までやらなければならない。当たり前だが契約だから。
 「運用」型というが、この「運用」を行うところを「トレーディングデスク」というのは、本来は株式の運用のような感覚だからだ。
 
 株なら買って安くなってしまったら、ダラダラ持ってないで「損切り」する。損した分は他の銘柄でカバーして全体で利益が出るようにする。「枠」ものを買うとこの「損切り」してしまうことができない。
 
 広告主にとって画期的な価値をもった仕組みである「DSP」。

 2015年広告業界7つの予測 その5 にも書いたが、

  ベム曰く、
「事前にベストなアロケーションが決まっている訳ではない。運用でベストにするのだ。」
 が真実だと思う。

 しかしこのためにはリアルタイムで状況を把握するダッシュボードをつくって活用しないといけない。私の言うダッシュボードとは飛行機のコックピットにある計器類のことだ。これらの計器の示す数値をただ眺めて「ふ~ん。なるほどね。」と言っているだけだと、飛行機が落ちてしまう。計器類で高度や速度や進行方向また他の飛行機(競合ブランド)の位置・方向・速度を把握して、操縦桿をどう操作するのか(つまり「打ち手」)に即繋がらないと意味がない。そしてダッシュボードでのこの数値がこの閾値を超えたらこう対応すると決めておくことが大事だ。
 
なぜ海外では広告主が社内にトレーディングデスクを置いて自ら運用するのか・・。

 ブランディングコミュニケーションを目的とする多くの広告主がどうやってDSPを活用すればよいのか・・・。しっかりコンサルします。

 ダイレクトマーケターにも、「広告の心理学」をお教えします。

グーグル社員が力説する“SEOに成功する最大の秘訣” 【海外&国内SEO情報ウォッチ】

10 years 9ヶ月 ago

Web担当者Forumの連載コーナー、「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。今週は、『グーグル社員が力説するSEOに成功する最大の秘訣』、『更新を1年8か月サボったサイトの検索トラフィックは減少したのか?』、『モバイルフレンドリーテストで合格しているのにモバイルユーザビリティ警告が届くのはなぜ?』など10記事+4記事。

- グーグル社員が力説する“SEOに成功する最大の秘訣” 【海外&国内SEO情報ウォッチ】 -

Posted on: 海外SEO情報ブログ - SuzukiKenichi.COM by Kenichi Suzuki

【海外SEO】鈴木謙一

4種類のヒートマップ・動画分析・フォーム分析を備えた解析ツール「USERDIVE」を使ってみた

10 years 9ヶ月 ago
2015年1月に社外取締役CAO (Chief Analytics Offcier)として就任したUNCOVER TRUTHが提供しているUSERDIVEを使ってみたので、ツールを紹介いたしますね。 今回のツールのレビューは関係者という立場でのレビューになります。いつも通り、率直な内容となっておりますが、事前にお断りさせていただきます。

[ツール]4種類のヒートマップ・動画分析・フォーム分析を備えた解析ツール「USERDIVE」を使ってみた

10 years 9ヶ月 ago
2015年1月に社外取締役CAO (Chief Analytics Offcier)として就任したUNCOVER TRUTHが提供しているUSERDIVEを使ってみたので、ツールを紹介いたしますね。 今回のツールのレビューは関係者という立場でのレビューになります。いつも通り、率直な内容となっておりますが、事前にお断りさせていただきます。
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古い Webmaster Tools API 廃止のお知らせ

10 years 9ヶ月 ago
昨年の秋、多くの重要な自動処理の実装に役立つ新しい Webmaster Tools API 提供の開始をアナウンスしました。そしてこのたび、保留となっていた ClientLogin の終了(英語)とともに、2015 年 4 月 20 日に古い Webmaster Tools API (英語)を廃止します。

古い API を利用している場合でも、新しい API への移行は簡単です。新しい API は、メッセージとキーワードの機能を除いて古い API の機能をすべてカバーしています。Python (英語)、Java (英語)、および(コマンドラインに慣れた方のため、およびテストを容易にするために)OACurl (英語)のサンプルを用意しています。加えて、サイトを自動的に追加するためのSite Verification API (英語)も提供しています。 Python を使った検索クエリのダウンロード機能(英語)は当分の間提供を続けますが、今後数か月の間に新しい API に置き換わる予定です。

この記事に関するコメントやご意見・ご感想は、ウェブマスター  ヘルプ フォーラム までお寄せください。

日本郵便の新サービス「スマートレター」は信書もOK、フリマサイトなど個人取引ニーズなど開拓へ | 通販新聞ダイジェスト | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
ヤマト運輸の小型荷物対応の「宅急便」新サービスに対し、割安な料金や信書が送れる点などを訴求する

日本郵便は4月3日から、A5サイズの専用パッケージを使用した封筒型郵便の新サービス「スマートレター」を発売すると発表した。個人顧客や通販など小口事業者をターゲットにしたもので、簡単かつ少低料金、少量の小型物品や書類の発送ニーズに対応。今後、拡大が見込まれるフリマサイトなどでの個人取引のニーズを取り込む。4月からヤマト運輸が小型の荷物に対応した「宅急便」新サービスを投入するが、割安な料金や信書が送れる点などを訴求し、利用の拡大を図る構えだ。

「スマートレター」は、郵便局や切手を取り扱うコンビニエンスストアなどで専用封筒を購入する仕組みで、料金は全国一律税込180円になる。対応サイズは、大きさ25×17センチメートル、厚さ2センチメートル、重さ1キログラムまでで、既存の封筒型郵便サービス「レターパックライト」の半分のA5サイズ、料金も半額の水準に設定。郵便局窓口への持ち込みや郵便ポストの投函で発送でき、受け手側の郵便受けへの投函で配達が完了する仕組みで、4月3日から都内の郵便局およびコンビニエンスストアなどの切手類販売所、JPの通販サイト「切手SHOP」で専用封筒の販売を開始(差出および配達は同日から全国で実施)。5月中に販売エリアを首都圏へ広げ、今秋をメドに全国での販売体制を整備する。

日本郵便が始める封筒型郵便の新サービス「スマートレター」
日本郵便が始める封筒型郵便の新サービス「スマートレター」

JPでは、定型外郵便物や「レターパック」のほか、メール便の「ゆうメール」、郵便受け投函サービスの「ゆうパケット」など、文書や小型物品に対応したサービスを展開しているが、サイズや重さ、料金の計算の手間、法人でなければ利用できないサービスがあるなど、個人顧客が利用しづらい面があった

今回の「スマートレター」は、これらの課題の解消を図ったもので、ビジネス書類や個人間の小さなプレゼントの送付、フリマサイトやネットオークションを通じた小物のやり取りなどでの利用を想定する。

小型物品の配送を巡っては、ヤマト運輸が3月末で廃止する「クロネコメール便」に代わるサービスとして、4月に専用ボックスを使った「宅急便コンパクト」および郵便受け投函型の「ネコポス」を投入。送達スピードや顧客に対する各種情報提供を「宅急便」レベルに引き上げるなど、今後、増加が見込まれる小型物品の対応を強化したものだが、サービス品質を高めた分、料金はメール便よりも割高になる。

これに対しJPの「スマートレター」は、利用の簡便性や全国一律の低料金のほか、郵便ポストからの発送、信書も送れる点など、一般信書を独占する優位性を活かし、増加が見込まれる個人や小口の事業者の小型物品の取り込みを推進。減少傾向が続く郵便物の取り扱い拡大を図る狙いもあるようだ。

※このコンテンツはWebサイト「ネットショップ担当者フォーラム」で公開されている記事のフィードに含まれているものです。
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ウェブマスター ツールを利用してリソースのブロックを解除しましょう

10 years 9ヶ月 ago
ウェブページではデザイン性や機能性を高めるため、画像、CSS ファイル、JavaScript ファイルがよく使われます。このようなリソースがクロールからブロックされると、Googlebot では検索用にページをレンダリングする際にそのリソースを使用できません。そこで Google ウェブマスター ツールでは、ウェブマスターの皆様がこのような問題を特定して解決できるよう、ブロックされたリソースのレポートを導入しました。
このレポートには、サイト上のブロックされたリソース(JavaScript、CSS、画像など)の提供元ホスト名が表示されます。行をクリックすると、ブロックされたリソースの一覧と、そのリソースが埋め込まれているページが表示されます。そこから、ページ コンテンツのクロールとインデックス登録を可能にするために何が必要かを診断、解決する手順に進むことができます。

取得してレンダリングすると、これらのブロックされたリソースがどの程度問題であるかが表示されます。URL の取得とレンダリングをリクエストすると、Googlebot としてレンダリングされたスクリーンショットと一般ユーザーとしてレンダリングされたスクリーンショットの両方が表示されます。これにより、ページが Googlebot から異なって認識されることに大きく影響する問題を、より簡単に特定できるようになります。

ウェブマスター ツールでは、ウェブマスターが関与しうると思われるホストのみを表示するため、現時点では、さまざまなサイトで使用されているホスト(一般的な解析サービスなど)は表示されません。すべての robots.txt ファイルを更新するのは時間がかかるため、ブロックされたときに表示が大きく異なってしまうリソースから開始することをおすすめします。関連する手順について詳しくは、ウェブマスター ツールのヘルプセンター記事をご覧ください。

この新機能が、ウェブサイト上のブロックされたリソースを特定してブロック解除する際に、皆様のお役に立てば幸いです。ご不明な点がありましたら、お気軽にウェブマスター プロダクト フォーラムまでお寄せください。

Android 向け AdWords アプリのご紹介

10 years 9ヶ月 ago
Posted by Geoff Menegay - AdWords プロダクト マネージャー

キャンペーンの管理をさらに手軽に



このたび、Android 向けの AdWords アプリをリリースしました。このアプリを利用すれば、広告の掲載結果の確認や管理などを、スマートフォンで気軽に行うことができます。

AdWords アプリでできること:
  • キャンペーンの掲載結果を表示
  • 入札単価や予算を変更
  • 通知やお知らせをリアルタイムで確認
  • 提案に従ってキャンペーンを改善
  • AdWords サポートへのお問い合わせ

 


Philly Marketing Labs の有料検索担当シニア マネージャー Tommy Sands 氏は「携帯端末しか持っていないときも AdWords アカウントの状況をすぐに確認して対応できるので、より効果的かつ効率的なキャンペーン管理が可能です。どこにいてもすぐに必要な情報が入手できるのは安心ですね。」と話します。

外出中でも状況を確認して対応



アプリを開けば、クリック数、費用、コンバージョン数などの情報がすぐに表示されます。広告グループ別、曜日別、デバイス別といった踏み込んだ分析も可能です。

キャンペーンの掲載結果は予期せぬタイミングで変化することもありますが、アプリがあれば、オフィスで机に向かっていなくても即座に対応できます。たとえば最も成果が出ているキャンペーンが予算を使い切っていることが判明したら、すぐに調整を加えて売上の損失を避けることができます。タイミングが重要なキャンペーンを、アプリから一時停止したり再開したりもできます。

また、個別の提案をアプリで受け取り、その場で対応することも可能です。たとえば入札単価を調整することで広告の表示回数を増やせる可能性がある場合、アプリで通知を受け取り、その場で変更を加えることもできます。


  

アプリのダウンロード



AdWords アプリは Android 4.0 以上のデバイス向けに提供中です。Google Play ストアよりダウンロードしてお試しください。ヘルプセンターではさらに詳しい情報をご覧いただけます。AdWords アプリをご活用いただき、ご意見やご感想をお聞かせください。


noreply@blogger.com (Google Blog)

三越伊勢丹とサイバーエージェントがECで協業、「Ameba」人気ブロガーのセレクトショップを開設 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
三越伊勢丹が販売している商品を「Ameba」内で紹介、画像をクリックすると「伊勢丹オンラインストア」で購入できるスキーム

三越伊勢丹とサイバーエージェントは共同で、「Ameba」の有名人ブロガーがセレクトした商品を購入できるオンラインセレクトショップの運営を3月11日から始めた。

「Ameba」でブログを開設している1万7000人超のオフィシャルブロガーのなかから、影響力を持つ有名人を起用。販売スキームは、その有名人がセレクトした商品を紹介するショップを「Ameba」内に立ち上げ、ブログ読者を誘導する。紹介する商品は三越伊勢丹で販売しているもので、クリックすると「伊勢丹オンラインストア」に移動し、購入できる仕組み。

有名人の起用は、ファッションやインテリア、食などさまざまな分野に感度が高く、影響力を持つ人が対象。その有名人による個人のセレクトショップとして、独自のテーマやコンセプトでセレクトした商品をオンライン上で紹介する。

紹介商品は「伊勢丹オンラインストア」で取り扱う商品で、衣服からバック、小物、インテリア、食品まで幅広いラインナップを予定している。

三越伊勢丹の高い商品力に、「Ameba」が抱える影響力の高い有名人ブロガー、国内最大規模のインターネットメディアとしての集客・発信力を生かして協業する新しいスキームと説明している。

三越伊勢丹とサイバーエージェントの共同によるECスキーム

「Ameba」と三越伊勢丹のECについての協業スキーム

第1弾として、モーニング娘。6代目リーダーで、女優・モデルの高橋愛さんのショップ「Ai‘s Select Shop」を開設した。高橋さんは、ファッションコーディネートなどを発信し、10~20代の女性などから支持されているという。

高橋さんは「ワンランク上のオシャレを楽しみたい女性」をテーマにセレクトした、洋服や食器、小物など計8点の商品を紹介する。

今後、歌手のhitomiさんによるベビー&キッズ商品のセレクトなど、タレントやプロフェッショナルなど、影響力を持つ有名人の起用を予定しているという。

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瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 デスク

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約8年。まだまだ、日々勉強中。

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メルカリが3作目となるテレビCMを3/14から全国放映へ、女優の土屋アンナさんを起用 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
土屋アンナさんを起用、ダウンロード数は1100万件に

フリマアプリ「メルカリ」を提供するメルカリは3月14日から、一部エリアを除く全国でテレビCMを放映すると発表した。「メルカリ」がテレビCMは今回で3作目。

新たにファッションモデルで女優の土屋アンナさんを起用した。出品などの手軽さを訴求するCM内容で、従来とは異なった層へ訴求。ダウンロード数の増加につなげていく。

あわせてフリマアプリ「メルカリ」のダウンロード数が1100万を突破したと発表。今年2月に1000万ダウンロードを突破したことを発表したばかりで、約1か月で100万ダウンロードを上積みした。テレビCMの全国放映で、ダウンロード数の伸びに弾みをつけていく考え。

テレビCMの放送にあわせて、3月12日から23日の12日間、メルカリに友達招待したユーザーと招待されてメルカリに会員登録した人の両方に、通常300ポイントのところ、500ポイントをプレゼントする友達紹介キャンペーンも実施する。

テレビCMのキャプチャ

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加藤公一レオ氏の著書をチラ見せ/日本郵便「スマートレター」 | 週間人気記事ランキング | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
2015年3月6日~12日に公開された記事の中から、アクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?

売れるネット広告社の加藤氏、スクロール360の高山氏の新刊ダイジェストや、日本郵便が4月3日からスタートする「スマートレター」、通販印刷「ラクスル」が40億円を調達したという話題が注目を集めました。

  1. 最初に断言しよう。 この本は通販・ネットマーケティングの 「最強バイブル」である。

    【本日発売】売れるネット広告社 代表取締役 加藤公一レオ氏の著書をチラ見せ!2015/3/6
  2. 小型荷物を全国一律180円で発送する「スマートレター」を4/3開始、日本郵便

    ネットオークションやフリマサイトなどの個人、小規模なネット通販事業者の小型の荷物などに対応2015/3/9
  3. 40億円の増資を実施したラクスルのBtoB通販マーケティングの秘訣は“テレビCM”にあり

    まずはテレビCMなどで知名度を高め、各種マーケティングの相乗効果を高めている2015/3/11
  4. アーバンリサーチやリクルートなど、有名サイトが導入した新たなEC接客ツール「KARTE」とは?

    ECサイトのほか、「Green」「Lancers」「CAMPFIRE」といったWebサービスサイトにも導入されている2015/3/12
  5. 経営視点で物流を組み立てた企業だけが生き残る!

    スクロール360 取締役オムニチャネル戦略室長 高山氏の新刊をダイジェストでご紹介2015/3/10
  6. 総務省が初公表、ネット通販による商品別の購入金額など家計の消費状況実態調査結果

    ネットショッピングの支出額は1世帯あたり8816円、EC利用世帯だけでは同3万1757円2015/3/6
  7. 2000万人以上のアジア会員に海外ECでアプローチできる「Qoo10」が注目を集める理由

    「Qoo10」を利用すると、中国、シンガポール、インドネシア、マレーシアのアジア会員2000万人超にアプローチすることが可能2015/3/11
  8. CVRが10%アップ!? 「ユニバーサルカート」って何?

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2015年3月2日〜8日のニュース

    2015/3/10
  9. 機能性表示食品制度のキーポイント「システマティックレビュー」は、“質”の高い研究が必要に

    “質”の評価の前提となる「臨床研究」は、そのレベルを判断する「エビデンスグレーディング」の理解が重要2015/3/9
  10. DeNAショッピングの「ベストショップ大賞」で36店舗を表彰、グランプリは爽快ドラッグ

    出店者約4000店舗の中から全36店舗を表彰2015/3/11

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

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「スイーツ × テクノロジー」を軸に買う理由を可視化し、顧客体験を最大化するデジタルマーケティング」~BAKEのオウンドメディア活用インタビュー~(後編)

10 years 9ヶ月 ago
20150202_BAKE

20150202_BAKE

※前編 「焼きたてチーズタルトで有名なBAKE様のデジタルマーケティングによる高速PDCAの進め方」については、こちらから!

適材適所のチーム体制を確立し、PDCAサイクルが機能する組織運営を目指す

――阿座上さんの担当する業務領域についてお聞かせください。

PICTCAKE事業部でいうと全般ですね。カスタマーサポートからロジスティクス、商品の企画やプロモーション、Webサイト制作に至るまで、事業部全体のマネジメントを手掛けています。また、株式会社BAKEの広報として、会社全体のコミュニケーションも担当しています。

「PICTCAKE」以外のブランドについては、ブランディング的な部分は代表取締役の長沼とデザイナー、オペレーションは店舗のマネージャーが担当していますが、広報業務についてはまだ専任の担当者がいないため、いまのところ私が広報も兼務しているというのが現状です。

――事業部のマネジメントも広報も阿座上さんお一人で担当されている。急成長している企業ならではの課題ですね。今後、組織作りはどのように進めていく計画でしょうか?

そうですね。当初は3名ほどだったPICTCAKE事業部も現在では13名に増えたので、今後は私が抱えているさまざまな業務に専任のチームや担当者をつけ、各自でしっかり仮説検証を回していけるような体制を築いていくつもりです。

いまは、カスタマーサポートチーム・プロモーションチーム・改善チームという3チーム体制を計画中で、改善チームはWebサイトやアプリなどを中心にサービスの改善を考えるセクションになります。さらにこれから社員が増えてくれば、ロジスティクスなど他の業務についても組織化を進めていきたいですね。

BAKE_interview
弊社インタビューアー 朝火 英樹(左)、株式会社BAKE 阿座上 陽平様(右)

自社の「ファン層」を数値化し、指標に落とし込む仕掛けとしてオウンドメディアを活用

――商品のプロモーションやサイトの改善など、オンライン上の施策においては何を指標とされているのですか?

先ほどお話した組織作りもそうですが、指標の設定もこれからというのが正直なところです。直近で考えているのはWeb解析ツールを使ったユーザー動向の調査。当社のメインターゲットは20~30代の女性ですが、誕生日ケーキという同じ商品でも友人や子供、パートナーなど贈る相手によってモチベーションが違ってくるので、それぞれに合わせたコミュニケーションをとる必要があります。

そのためにも、性別や年代といった基本的なユーザー情報や、利用シーンがわかる写真、コメント、流入経路や購入までの時間など、さまざまなデータを複合的に解析していく予定です。そうすれば、例えば友達の誕生日ケーキを購入するユーザーに対してどのようなコミュニケーションが最適なのか、どのポイントがKPIになるのかも見えてきます。

――プロモーションやブランディングにあたって、オンラインやネットPRに期待することは?

ファンを増やすためにネットPRを活用していきたいですね。ただし、ファンという言葉だけでは曖昧なので、ファンである根拠をデータ化して指標に落とし込めるような仕掛けを作る必要がある。そのひとつとして、近々スイーツに特化したメディアを計画しています。

いまは、おいしいお菓子を食べたいと思ったら事前に調べておくか、雑誌やグルメ情報の検索サイトを見るかの3択しかありません。そこに、スイーツの情報をアプリで手軽に探せるオンラインメディアのニーズがあると思っています。

さらに当社の商品に限らず、お菓子好きが集まるプラットフォームとして機能してくれば全体的な業界のニーズも把握できますし、自社情報だけでは接触できない幅広いユーザーとの接点を作りコミュニケーションができるのではないかと考えております。

The CAKE magazine_201502

――オウンドメディアとしては、現在「The CAKE magazine(ザ・ケーキマガジン)」というブログを運営されていますね。

「The CAKE magazine」はもともと「PICTCAKE」のSEOのために始めたものですが、今後は少し切り口を変えて、先ほどお話したような写真ケーキに関するもう少し広いニーズを拾えるメディアに作り変える予定です。そこではSEOツールを導入して、コンテンツマーケティングをよりデータ化していこうと考えています。

そのツールを使えば「検索数×流入数×一般的なコンバージョンレート」で未来の収入を予測したり、競合の少ないキーワードとランディングさせたいページを照らし合わせてSEO的に足りない部分を抽出したりもできます。自社内にコーダーとライターさえいればさまざまなSEO対策が内製化できるので、積極的に活用していくつもりです。

あらゆるデジタルテクノロジーを活用し、職人気質の洋菓子業界にイノベーションを起こす

――「News2uリリース」では、新商品やキャンペーン、メディア掲載の紹介など多彩な情報を発信されています。

「News2uリリース」は、我々の情報をお客様へダイレクトに伝えるコミュニケーション手段として活用しています。店舗の新出店といった大きなニュースに関してはPR会社に依頼していますが、それ以外のトピックに関しては「News2uリリース」で積極的に配信していく。さらに今後は、自社のオウンドメディアと連動させてオウンドメディアの更新性を高めるための活用もしていきたいです。

メディアリレーションという意味で言うと、伝播力や編集力の面から見ても、やはりテレビや雑誌などのメディアの力を借りないと訴求できないものは多いです。我々が発信するメッセージとメディアが特定のコミュニティ(読者)のために発信するメッセージは違ってくるでしょうし、そこはメディアだからこそできるBAKEの見せ方というのに期待しています。

Release_bake
News2uリリースで配信したキャンペーンのニュースリリースは、ソーシャルメディア上でも反響が見られた。

――素朴な疑問ですが、大企業以外の洋菓子メーカーで、そこまでIT化に積極的なところはあるのでしょうか?

ここまで積極的な洋菓子メーカーはないでしょうね。これは私見ですが、職人の方々が会社を作っていることがひとつの要因だと思います。しかし私はもともとオンラインマーケティングの出身ですし、代表の長沼も前職は商社です。つまり、我々は作り手ではなく売る側の視点から「おいしいお菓子をどのような方法でブランディングしていくか」を考えることができる。その違いではないかと捉えています。

売上を伸ばすためには、何にお金をかければいいかを明確にする必要があります。そこで我々が選択したのがデジタルテクノロジーの活用。ニュースリリースも含め、認知拡大やサービス改善、ユーザー理解に役立つテクノロジーはどんどん取り入れていくべきですし、その取り組みを通して、いずれは洋菓子業界にイノベーションを起こす存在になれたらと思っています。

BAKE_logo

■インタビューを終えて(朝火)
今回、BAKE様に「スイーツ×テクノロジー」を軸にデジタルマーケティングを進める狙いや、具体的な推進方法について伺うことができました。
「お菓子にもっと新しい価値を」の実現に向け、「BAKE」様の事業の成長に比例してマーケティングチームも急拡大しているなかで、高速にPDCAを回して改善を繰り返している現場にお邪魔して取材させていただきました。
洋菓子メーカーとしては新しいアプローチの考え方について「作り手の視点ではなく、売り手の視点で考えている」という言葉が非常にわかりやすいご説明でした。おいしいスイーツを作るだけではなく、おいしいスイーツを売るために、新規事業の立ち上げをはじめ、オウンドメディアを中心とした情報発信の仕組みや、デジタルマーケティングを駆使してお客様のニーズを可視化する取り組みを徹底しておこなっています。PRについても、メディアリレーションによるメディア露出とネットPRとソーシャルメディアを活用したWeb露出の展開をうまく使い分けています。これらの取り組みは他の企業の担当にとってもお手本になります。阿座上様、ありがとうございました。

<今回お話いただいたのは…>
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阿座上 陽平(アザカミ ヨウヘイ)
株式会社BAKE PICTCAKE事業部 部長 兼 広報

出版社、デジタルコミュニケーションエージェンシー、インテリアの企画販売会社を経てBAKEへ参画。商品の企画・製造から、販売プロモーションやデジタルを活用したコミュニケーションの実施を行ってきた経験を基にお菓子のスタートアップである株式会社BAKEにて、オンライン事業部の責任者および、広報としてBAKEの魅力を発信しファンを作っていくプロジェクトを推進している。

<インタビュアー紹介>
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朝火 英樹(アサヒ ヒデキ)
株式会社ニューズ・ツー・ユー マーケティングコミュニケーション部 マネージャー

NEC、ソフトバンクモバイルを経て、2014年9月ニューズ・ツー・ユーに参画。
事業主側でWebマーケティングを推進してきた経験を活かし、現在、ニューズ・ツー・ユーにてネットPR(News2uリリース)を軸としたオウンドメディアによるマーケティング コミュニケーションの仕組みづくりを推進中。

>>※前編「焼きたてチーズタルトで有名なBAKE様のデジタルマーケティングによる高速PDCAの進め方」について

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一緒にオムニチャネル戦略を勧められるITパートナー選びが重要 | 中小ECサイトでも実施できる現実的なオムニチャネル | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
目的を実現し、課題を解決するためのオムニチャネルとは。全4回連載の最終回

前回はオムニチャネルの進め方について書きましたが、最終回となる今回はいよいよオムニチャネルを進めていくうえで重要となるITパートナー選びについて触れたいと思います。

既製のオムニチャネル製品をやみくもに提案する会社は危険

オムニチャネルのプロジェクトでは、ITパートナーが重要な位置づけを占めます。

それは、オムニチャネルがチャネルや部門をまたいたプロジェクトであり、チャネルや部門ごとに存在する異なる情報システムやデータをシームレスに連携、統合できるかどうかが成功の大きなカギを握っているからです。全社のシステムを俯瞰しながら、全体の整合性をとりつつシステムの構築ができる実装能力、部署間や関連会社などのステークホルダーとの協働や担当者間の連携をスムーズにして、プロジェクトを進行する力量が問われます。

オムニチャネルの導入を外部のIT企業に相談した際に、その会社の持つオムニチャネル製品を紹介し、売りつけようとする会社は要注意です

オムニチャネルは、自社のチャネルや顧客の強み、弱みを複合的に活かした施策であり、全チャネルを顧客の消費行動に合わせて最適化するもので、企業によってそのプロセスや方法は様々で画一的な製品を買えば手に入るものではありません。既製のオムニチャネル製品を売り込み、型にはめようとしたら、それは、オムニチャネルを実現するために提案しているのではなく、自社の製品を売り込もうとしているだけと考えてもよいでしょう。

全チャネルを通したシステムデザインができるかを確認せよ

では、どのようなITパートナーが良いのでしょうか。

製品ありきではなく、スモールスタートで効果を検証しながら、拡張していく、貴社にとっての最適なロードマップを描くことができ、一緒に実現に向けて進められるパートナーが良いと思います

オムニチャネルは、全チャネルの融合、統合という意味がありますが、かといって情報システムのすべてを統合することは必ずしもありません。全システムを統合するには、時間、コストも多くかかります。オムニチャネルは領域が幅広くなることが多いですが、システムに変更や見直しが本当にそこまで必要なのかというのは、納得がいくまで確認をして進める必要があります。

オムニチャネルでは、データをどのように各チャネル間で連携するかというデザインが重要です。チャネル別の顧客とのタッチポイントで必要なデータが何か、そこで発生するデータは何か、どのシステムとどのタイミングで連携できてなければならないかを明確にしていきます。

データを連携するうえで重要なのが、連携のタイミングです。既存システムによる制約事項や影響の兼ね合いを踏まえ、連携方式を決めますが、全チャネルでポイントの相互利用をする場合は、リアルタイムでのデータ連携が必要です。また、将来の柔軟性、拡張性からも、各チャネルを横断して、リアルタイムでデータ処理、システム連携ができることが重要な要素となります。ITパートナーが、全チャネルを通したシステムやデータの動作メカニズムのデザインできるか確認するようにしてください

CRMに強いシステムへデータを集約し、次の施策へ

オムニチャネルを実施した結果の効果を検証するためにデータを統合する仕組みを構築します。単に分析や解析ができるだけのシステムでは、オムニチャネルの効果は限定的なものになりがちです。分析した結果に基づいて、顧客へダイレクトにプロモーションを仕掛けられる仕組みが備わっていることが重要です。分析結果から顧客をセグメンテーションでき、直接プロモーションをかけることができるようにします。

例えば、抽出した顧客をターゲットリスト化し、その顧客のメールアドレスにプロモーションのメールを直接送信できるCRMにすぐれたITシステムへデータを集約していきます。顧客へアプローチをかけ、新たなタッチポイントを作り、次の顧客の興味関心を創出し、新しいショッピングプロセスの起点を作る、顧客へ連続したショッピングの流れを組み立てていきます。

単にデータを集約して分析するようにすることに留まらず、ダイレクトに、マーケティング、販促、プロモーションをかけられる仕組みを構築し、一連の社内の業務プロセスに根付かせて継続的な改善、成長ができるようにすることが、将来にわたる発展に繋がります

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オリジナル記事:一緒にオムニチャネル戦略を勧められるITパートナー選びが重要 | 中小ECサイトでも実施できる現実的なオムニチャネル | ネットショップ担当者フォーラム
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中小ECサイトでも実施できる現実的なオムニチャネル
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山田 大樹

w2ソリューション 代表取締役社長CEO

1978年東京生まれ。1997年上智大学入学と同時にフィアコミュニケーションズを設立。その後海外、国内に複数の会社・事業を立ち上げ経営に携わる。2005年、w2ソリューション株式会社を設立。「まじめに日本を考える」NPO法人78会 創設メンバー。EO Japan所属。趣味はマラソン、登山、ピアノ演奏、書道、語学。得意な国際感覚と突破力を武器に10年目を迎えるw2ソリューションは、「Be the World's No.1 e-Commerce Company」を目指し、その指揮をとる。

山田 大樹

楽天SOY受賞のファッションECサイト「スプリングデイズ」運営の高田企画が事業を停止 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム

10 years 9ヶ月 ago
「Yahoo!ショッピング」店は2月末に、「楽天市場」店は3月3日に運営を終了、自社サイトも現在は閉鎖されている

女性向けファッション通販サイト「スプリングデイズ」を運営する高田企画が、3月9日に事業を停止したことがわかった。「スプリングデイズ」は主に「楽天市場」などのECモールを中心に、低価格商材で売り上げを伸ばしていたが、近年は円安などの影響で仕入れコストの増加し、負債が膨らんだとみられる。「Yahoo!ショッピング」店は2月末、「楽天市場」店は3月3日に運営を終了。自社サイトも現在は閉鎖されている。

「スプリングデイズ」はナチュラル系のファッションを取り扱い、主な購入者は20~40代の主婦層だった。顧客単価は2000~3000円で、1000円以下で販売する商品も数多く取り扱っていた。

低価格を打ち出して売り上げを拡大、楽天ショップ・オブ・ザ・イヤーのファッションジャンル賞を2009年、2010年と2年連続で受賞していた。2012年4月期の売上高は10億7000万円。

低価格ファッションでは仕入れコストが上昇していたが、近年はモール内の競争が激化していたため、値上げができない状況が続いていた。2月上旬にはECサイトの更新をストップするなど実質上、業務を停止していた。

今後の事務処理は弁護士に任せるとしており、破産申請をするとみられる。

閉鎖する前の「スプリングデイズ」楽天市場店

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オリジナル記事:楽天SOY受賞のファッションECサイト「スプリングデイズ」運営の高田企画が事業を停止 | ニュース | ネットショップ担当者フォーラム
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中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

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