ネットショップ担当者フォーラム

売れるネット広告社が台湾向けECを支援、単品通販向けLP作成ツールの越境版をリリース

8 years 11ヶ月 ago

売れるネット広告社は5月16日、単品通販向けのランディングページ(LP)作成・管理ツール「売れるネット広告つくーる」の台湾向け越境EC版をリリースしたと発表した。売れるネット広告社にとって初の海外展開サービスという。

LPのフォーム部分といった台湾語表記、現地決済などに対応。台湾語版LPのデザイン・制作、台湾メディアへの出稿、台湾消費者への顧客対応など越境ECに関する業務を全面的にサポートしていくとしている。

約200社の通販・EC企業が利用する国内向けの「売れるネット広告つくーる」と同様に、台湾向け越境EC版もさまざまな機能を搭載しているという。

主な搭載機能は次の通り。

  • 「申込フォーム一体型ランディングページ」の提供
    LPと「申込フォーム」を一体型にした機能
  • 「確認画面でアップセル」機能
    申込確認画面で上位商材のオファーを出し、定期購入や本商品を促す機能
  • フォローSMS/MMS
    フォローメール機能に加え、台湾版の独自機能として最適なタイミングでSMS/MMSを自動送信する機能を搭載

売れるネット広告社が台湾向けECを支援、単品通販向けLP作成ツール「売れるネット広告つくーる」を越境対応

台湾版「売れるネット広告つくーる」で作ったLPイメージ

台湾向け越境ECの「売れるネット広告つくーる」のほか、LP制作、集客といった広告運用もサポートする。

現地パートナーと連携し、包括的なサポート体制を構築。広告に関しては、台湾メディアに精通したパートナーと連携し、運用するという。

たとえば、翻訳では台湾の消費者心理をふまえた言い回しなど現地パートナーの品質管理を手がけるとした。

なお、決済はクレジットカードと後払いに現在のところ対応しているという。

台湾向け越境EC版「売れるネット広告つくーる」

  • 価格:PC版 月額99,800円(税別)/スマホ版 +月額50,000円(税別)
  • 利用決済:クレジットカード決済(ソニーペイメントサービス株式会社)、後払い決済「後付款」(株式会社トライリンクアジア)

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

アデランスが中国向け越境ECに参入、「JD Worldwide」に出店

8 years 11ヶ月 ago

総合毛髪関連企業のアデランスは5月15日、中国の越境ECモール「京東全球購(JD Worldwide)」に出店した。中国向け越境ECを本格的に手がけるのは初めて。

中国で展開しているリアル店舗事業と併せ、中国国内での売上拡大とブランド認知の向上を図る。

ネットショップの店舗名は「アデランス京東旗艦店」。シャンプーやトリートメント、育毛剤などさまざまなヘアケア商品や美容機器を販売する。商品の付加価値を重視する上位中間層の30代以上の男女がコアターゲット。

アデランスは中国国内で全20店舗(2016年12月末日現在)のリアル店舗を展開しており、男女用オーダーメイドウィッグの販売、増毛・育毛サービスなどを提供している。

「アデランス京東旗艦店」を通じ、日本からヘアケア商品や美容機器などを販売することで、中国におけるブランドの浸透を図る。

アデランスが中国向け越境ECに参入、「JD Worldwide」に出店

「アデランス京東旗艦店」のイメージ

「JD Worldwide」は京東集団が運営する海外企業用のB2Cオンラインショッピングサイト。化粧品やジュエリー、家電、衣類、食品など幅広いジャンルの商品を販売しており、「日本製の化粧品や日用品、食品などへの需要が高まっている」(ルイス・リー副責任者)と言う。

日本から中国への越境ECは年々拡大しており、経済産業省が4月に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、日本から中国向けにネット販売する越境ECの市場規模は、2020年に2016年比83.8%増の1兆9053億円に増える見通し。

各国越境EC市場規模推計 経済産業省が4月24日に発表した「電子商取引に関する市場調査」によると、日本から米国と中国向けにネット販売する越境ECの市場規模は、2020年に合計2兆9761億円となる見通し

各国越境EC市場規模推計(赤枠が日本から米国・中国への販売額)

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ

8 years 11ヶ月 ago

中国人は海外製品を購入する際、どのECモールを使っているのだろうか? モールを使う理由は? 市場規模はどのくらい? 頻度は? 購入単価は? 中国現地ユーザーのこんな越境ECサイト利用状況をまとめてみた。

海外から製品をネット購入する中国人ユーザーは7400万人に

中国の調査会社iiMedia Research(艾媒咨詢)が発表した「2016-2017中国越境EC市場リサーチレポート」(2016-2017中国跨境电商市场研究报告)によると、BtoCとBtoBを合わせた2016年の越境EC輸出入(海外サイトからの購入、海外へのECサイトを通じた販売)全体の取引規模は6.3兆元(約104兆円)となった。

2018年には2016年比39.6増の8.8兆元(約145兆円)へと拡大する見通し。海外のECサイトから商品を購入する越境ECユーザーの数は、2016年の4100万人から2018年には7400万人にまで広がると予測した。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ① 越境ECサイトを利用する中国人ユーザー数の推移
越境ECサイトを利用する中国人ユーザー数の推移(2014~2018年)、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

現地の越境ECプラットフォームのシェア1位は「KAOLAO.COM」

海外から商品を購入する際、中国現地ユーザーはどの越境EC小売プラットフォームを利用するのか? トップは、中国の大手インターネットサービス企業であるネットイース運営の消費者向け越境ECサイト「網易考拉海購(Kaola.com)」が21.6%の市場シェアを獲得した。

「Kaola.com」は2016年、楽天と戦略的提携契約を締結したり、花王が旗艦店をオープンしたことなどで知られている。

「天猫国際(Tmall Global)」は18.5%、「フラッシュセール」で急速に成長したECモール「vip.com」の越境EC版である「唯品国際(global.vip.com)」が16.3%で続いた。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ②
中国越境ECプラットフォームの勢力図、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

スマートフォンで越境ECを利用するユーザーに越境ECモールを選ぶ理由を聞いた。1位は「正規品保証」(36.2%)2位が「コストパフォーマンスが良い」(34.5%)だった。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ③ ECスマートフォンユーザーが越境ECモールを選ぶ理由
スマートフォンユーザーが越境ECモールを選ぶ理由、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

越境ECを利用する中国人ってどんな人が多い?

海外のECサイトから商品を購入する越境ECユーザーの内訳は、女性ユーザーが73.6%月給5001~8000元(約8万3000円から13万2000円)の高収入ユーザーは30.9%。年齢で見てみると、ユーザーの84%が19~40歳

ユーザーの45.2%の居住地が江蘇省と浙江省、上海市などの東部地区。77.4%が一線と二線の大都市のユーザーという(中国の都市は「一線都市」「二線都市」「三線都市」にわけられており、中国の各都市の経済レベルなどを示す指標とされている)。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ 越境ECを利用する中国人ユーザー層⑤
越境ECを利用する中国人ユーザー層、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

中国現地人の越境ECの利用状況は?

越境ユーザーが使用するデバイスを見てみると、スマートフォンユーザーが46.2%、PCやタブレットなどのユーザーが53.8%。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ⑥
越境ECユーザーが主に使うデバイス、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

スマートフォンユーザーにおける越境ECの利用頻度は、月に1回が27.3%、月に2~3回が18.8%、週に1回が7.2%。週に2回以上が5.2%。毎月越境ECで商品を購入しているユーザーは58.5%

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ⑦ 中国人現地ユーザーの越境EC利用頻度
中国人現地ユーザーの越境EC利用頻度、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

スマートフォンで越境ECを利用する中国人ユーザーの平均客単価は、301~500元(約5000円~8300円)が42.0%で最も割合が高かった。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ⑧ スマートフォンで越境ECを利用する中国人ユーザーの
スマートフォンで越境ECを利用する中国人ユーザーの平均客単価、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

また、スマートフォンを使い越境ECサイトを利用するユーザーが購入する商品のカテゴリーはビューティ/化粧品(43.2%)がトップマタニティ(41.5%)ファッション/シューズ(36.1%)が続いた。

今後、購入を考える商品カテゴリーのTOP3はファッション/シューズ(38.2%)、栄養関連/保健関連(37.2%)、カバン/アクセサリー(34.5%)。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ⑨ 越境ECを利用するスマートフォンユーザーが購入する海外商品のカテゴリー
越境ECを利用するスマートフォンユーザーが購入する海外商品のカテゴリー、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)

また、iiMedia Researchは中国越境EC小売(輸入)の業界地図も公開している。

中国人はどのECモールで海外製品を買う? 現地ユーザーの越境ECサイト利用状況まとめ④ 中国越境EC小売(輸入)の業界地図
中国越境EC小売(輸入)の業界地図、出典はiiMedia Research社(画像は編集部が翻訳)
魯 玉芳

ネットショップ担当者も知っておきたいWebマーケのトレンド ─SEO、MA、マストドン【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 11ヶ月 ago

商品登録、受注処理、発送、お客さん対応……やるべきことはたくさんありますが、それだけやっていてもライバルと差が広がるばかりです。今週はネッ担の皆さんにも知っておいてもらいたWebマーケティング関連の情報がたくさんありましたので、最新情報をまとめました。

SEOのためのSEOはとっくの昔に終わっています

【あらためて】SEOでできること、目指すこと | CyberAgent SEO Information
http://ameblo.jp/ca-seo/entry-12273356001.html

まとめると、

  • SEOとはWebサイトやWebページが持つ力を最大限に引き出してGoogleに伝えること
  • やるべきことは、ユーザーが必要とする良質なコンテンツを追加・改善することと、サイトを使いやすくすることの2つ
  • SEOは魔法の杖ではない

かつてSEOでやれたことが今でもやれると思っていると、誤った方向に進んでしまう可能性があります。

SEOはGoogleをハックすることだと思っていた人は一度その考えを捨てて、いかにウェブサイトの本来の本質的な力を伸ばせるかに注力し、SEOの担当者はその力をつけるサポートをしつつ、その力を最大限に引き出せるようにして欲しいと思います。

ネットショップの場合はドメインを捨てる覚悟でやりたい放題やれるわけではありませんので、正攻法のSEOを実施していきたいですよね。

SEOを考えることはそのまま売上アップにつながっていきます。ユーザの欲しい情報があってこそ「使いやすいサイト」なのですから。

関連記事

難しそうだけど誰でも使えるツールです

【先端マーケター飲み対談】MAの達人3人が語るMAとマーケティングの未来 | BITA デジマラボ
https://bita.jp/dml/ma_marketers

まとめると、

  • 日本でも米国でも、マーケティングの課題はほとんど同じ
  • 片手間でMAをいじっても大きな成果はでない。担当者をしっかり置いて、これでもかというぐらいに使いこなすべき
  • MAツールは社内のインフラとしてもかなりのポテンシャルがある

担当者という点で言うと、中小企業の場合は社長や役員の方がMAツールを扱えると成功するケースが多いと感じています。

一方で、ある会社では若い新卒2−3年目の女性2人のチームが営業も経験した後でゼロベースでMAを始めたりしてますよね。しかも成果も出してる。

─クレスト、ドラミートウキョウ、グリードナーチャリング 代表取締役社長 永井俊輔氏

MA(マーケティング・オートメーション)は誰にでも使えるツールではあるんですが、うまくいくかどうかはやっぱりやる気。なんとなくメルマガを送っていて効果がないな~、と思っているネットショップはこういったツールを検討してもいいですよね。

関連記事

新しいものに真っ先に取り組めばメディアも取り上げてくれます

ネット通販にも「マストドン」を活用、ナチュラムが「ナチュドン」をスタート | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4280

いちばんやさしい「マストドン」(Mastodon)の話 | HUFFPOST
http://www.huffingtonpost.jp/satoshi-endo/mastodon_b_16527348.html

まとめると、

  • Mastodon(マストドン)はミニブログサービスを提供するためのオープンソースのSNS
  • 現在世界中で1,700個以上のマストドンがあり、1つひとつのマストドンのことを「インスタンス」と呼ぶ
  • FacebookやTwitterのように、巨大なサービスにユーザーが集中しないことがメリット

ネットでは、いまフェイスブックにしろ、ツイッターにしろ、巨大サービスにユーザーが集中しています。開発者のオイゲンさんは、そういうふうに1つの企業がみんなのやりとりを独占することに疑問を感じているようです。たとえると、世界中の人が1個の巨大なアパートに住んで管理されているのはおかしいだろうと。

─ 角川アスキー総研主席研究員 遠藤 諭氏

まだまだ海のものとも山のものともわからないマストドン。「自社でコントロールできるSNS」と考えるとわかりやすいでしょうか。

商品が売れそうになってから……と考えるよりも、先行者利益を考えて、今のうちから少しずつ使ってみましょう。アカウントの削除ができないので、新規でメールアドレスを取るなどしておきましょう。

EC全般

インスタグラムはECにどう使う? ストライプインターナショナルら3社の活用事例 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4278

マストドンの記事に関連して。事例を待つくらいなら「事例を作る」くらいの勢いで。

【 LINE広告事例/怒濤の女子力編 】LINEのタイムライン広告事例、36人から集めた243枚を業種別に一気見せ!<前編> | マーケティングリサーチキャンプ
https://marketing-rc.com/article/20170502.html

【 LINE広告事例/クール・ビジネス編 】LINEのタイムライン広告事例、36人から集めた243枚を業種別に一気見せ!<後編> | マーケティングリサーチキャンプ
https://marketing-rc.com/article/20170512.html

広告のように試すのが難しいものは、自分で広告を集めてみるのが一番早いですね。

「メルカリに食われる」、リユース業界の悲鳴 | 東洋経済オンライン
http://toyokeizai.net/articles/-/170347

1円のものが3,000円になるならメルカリで売りますよね。実店舗で生き残るのは目利きが必要なジャンルだけになるかもしれません。

最も使われるECアプリは「Amazon」。女性は「楽天市場」男性は「アマゾン」が1位 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4284

価格比較が面倒な人はAmazonアプリ。1クリック注文があるので自販機のように買ってしまいます。

ネットショップ運営資金を借りられる「マエガリ」サービスご紹介 | STORES.jp MAGAZINE
http://officialmag.stores.jp/entry/kaigyou/kinou-maegari

売れているけど資金繰りが……というショップにはいいかもしれませんが、ここに依存しないようにしたいところです。

前に見た商品がバーンって出てきてピッと飛んでパァっとなったんや!【オカンでもわかるリターゲティング広告の基礎】 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4283

広告の仕組みがわかれば効果的な広告の出し方もわかるはず。

今週の名言

美容・健康食品系の商品・サービスは「薬事法」の関係から「情報を増やす」のが難しいのがほとんどです。「工夫のしどころ」がなければないほど、資本力のある会社が有利になります。「商品を増やす」「情報を増やす」ができなければ、最後は「広告を増やす」の勝負になりますから。

「工夫のしどころ」がないほど、資本力のある会社が有利になる | ECMJ
https://www.ecmj.co.jp/no1325/

これってわかっているようでわかっていない人が多いのでは? 資本力のある競合にお客さんを取られている理由は、自分たちの努力不足かもしれません。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

配送コストは3人に1人が「意識しない」、宅配便に関するネット通販利用者の意識調査

8 years 11ヶ月 ago

通販・EC利用者の3人に1人は「配送にかかる労力やコスト(距離や再配達)」を意識していない――。

企業間取引を支援する情報プラットフォームなどを提供するプラネットがこのほど実施した「宅配便に関する意識調査」によると、通販・EC利用者の約35%は配送にかかる労力やコスト(距離や再配達)を意識しておらず、若い世代ほど配送コストを軽視する傾向が高いことがわかった。

「あなたはインターネットや通信販売を利用する際、宅配にかかっている労力やコスト(距離、再配達)を意識していますか」と質問したところ、「意識している」と答えた人は64.3%だった(通販・EC利用者3232人が回答、男性は1932人、女性1300人)。

「意識していない」と答えた人は35.7%。年代別で集計すると、年代が上がるほど「意識している」と答えた割合が高くなる傾向が見られた。

「意識している」と答えた割合は、70代以上の男性は71.9%、60代女性と70代以上の女性は8割を超えた。一方、30代女性は60.7%にとどまり、30代男性は48.9%と5割を切っている。

男女別で「意識していない」と答えた割合は、男性が61.9%、女性は67.9%だった。

プラネットは次のように分析している。

若年層ほど、宅配便のコストをあまり意識せずにネット通販を利用する傾向があることがうかがえます。宅配便のなかった不便な時代を知る年代の人ほど、ネット通販の便利さ、宅配便のありがたみを身にしみて感じられるのかもしれません。

プラネットがこのほど実施した「宅配便に関する意識調査」 宅配にかかっている労力やコスト(距離、再配達)への意識

宅配にかかっている労力やコスト(距離、再配達)を意識しているかについて

不在再配達で「コンビニ受け取り」は4.6%

配達時に不在で荷物を受け取れなかったときの対応では、「ドライバーに電話して再配達を頼む」が55.0%で最多。次いで「再配達受付センターに電話して再配達を頼む」が43.0%、「インターネットで再配達を頼む」が35.0%だった。

高齢者は「ドライバーに電話して再配達を頼む」、若年層は「インターネットで再配達を頼む」の比率が高い。

「最寄りの営業所・取扱所に受け取りに行く」は5.7%、「コンビニ受け取りを指定する」は4.6%にとどまっており、受け取り拠点を利用する消費者は多くない。

ただ、「コンビニ受け取りを指定する」は男女ともに30代が他の年代に比べて高く、1割を超えた。

プラネットがこのほど実施した「宅配便に関する意識調査」 宅配便受け取り時に不在だった場合での対処について

宅配便受け取り時に不在だった場合の対処について

不在の理由1位は「荷物の配達を知らなかった」

不在で宅配便を受け取れなかった理由の1位は「荷物の配達を知らなかった」が54.0%。2位は「時間指定ができなかった」(34.3%)、3位は「配達方法・時間の指定ができなかった」(23.6%)が続いた。

「時間指定の時間に帰宅できなかった」は20.7%、「急用ができて、指定時間に外出してしまった」は15.1%。宅配便が届くとわかっていても不在にしてしまった人も少なくない。

プラネットがこのほど実施した「宅配便に関する意識調査」 配達時不在の理由

配達時不在の理由

不在で荷物を受け取れなかった理由で「その他」と答えた人の自由回答では、「インターホンの音が聞こえなかった」「在宅していたのに不在通知が入っていた」など、在宅していたにも関わらず、不在扱いになってしまうケースも少なからずあった。

プラネットがこのほど実施した「宅配便に関する意識調査」 不在時の理由

配達時不在の理由についての自由回答(画像は編集部がキャプチャ)

調査概要

  • 調査機関:インターワイヤード株式会社が運営するネットリサーチ『DIMSDRIVE』実施のアンケート「宅配便」
  • 期間:2017年3月24日~4月7日、DIMSDRIVEモニター3710人が回答

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

オイシックス、宅配事業の流通総額400億円突破に向け5つの施策を計画

8 years 11ヶ月 ago

有機野菜などのECを手掛けるオイシックスは今期(2018年3月期)、宅配事業の流通総額を400億円以上に引き上げる。前期比1.5倍以上の水準。

主力事業の「Oisix.com」の商品開発強化、生産設備の増強を進めるほか、2017年3月に連結子会社化した「大地を守る会」が業績拡大に寄与する。中期計画で掲げた流通総額400億円を1年前倒しで達成する見通し。

2017年3月期の流通総額は254億円。内訳は「Oisix.com」が約210億円、食品の移動販売を手がける「とくし丸」が約36億円、その他が約10億円。

2018年3月期は5つの施策によって流通総額を大幅に増やす。

オイシックスの流通額推移および見込み

オイシックスの流通総額推移(画像は編集部が決算資料からキャプチャ)

1. 事業ポートフォリオの強化

3月31日に食品宅配大手の「大地を守る会」を連結子会社化。2018年3月期は同社の流通総額(2016年3月期の売上高は約135億円)が上乗せされる。

買収により、手薄だった高品質の食材を求める40~60代の消費者に客層が拡大。商品の相互供給による客単価向上など相乗効果も見込む。2社は今秋をめどに経営統合する予定。

2. 新商品開発を加速

レシピ付き献立キット「Kit Oisix」のメニューを強化する。手軽に旬の食材を楽しめるセットや麺料理のマンネリを防ぐ麺セット、 料理が苦手な人向けのセットなどを開発・提供していく。

3. 生産設備の増強

Kitサービスのさらなるニーズ拡大を見据え、製造工場を新設する。生産能力は従来比2.5倍に拡大する予定。大地を守る会の製造拠点も統合し、供給の安定と生産効率の向上を図る。

4. リアル店舗を活用したブランド強化

「Shop in Shop」の既存19店舗をリニューアルし、採算性を精査して3店舗を閉鎖。今後はオムニチャネルの施策も実施し、さらなる成長をめざす。また、初の駅ナカショップとして埼玉・エキュート大宮に「OisixMarket」を4月7日に出店した。

5. ローソンとの取り組み

ローソンで「Kit Oisix」や大地野菜を販売することや、移動販売事業での提携、物流インフラや配送網の相互利用などについて幅広く協議する。

オイシックスの2017年3月期における売上高は230億1600万円。今期の売上高計画は前期比65.1%増の380億円に見込んでいる。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

SHIBUYA109、LINEで新着商品通知など行う自動接客ツールを導入

8 years 11ヶ月 ago

SHIBUYA109エンタテインメントはこのほど、ファッションビル「SHIBUYA109」と「109MEN'S」のLINEアカウント上で新着商品の通知などを行う自動接客ツールを導入した。

「SHIBUYA109公式通販」とも連動し、気になったショップの新着商品、人気商品の情報も自動で配信。購買につながる機能を搭載した。

今後は商品検索やコーディネート配信などの機能を追加。将来的には公式通販サイトとの連携を強化し、購入に至らず離脱したユーザーにLINEでリマインド通知を配信するなど、これまでEメールで行ってきた施策をLINEに置き換える。

アパレル専門の通販支援サービスを手がけるファナティック提供の接客ツール「WazzUp!(ワズアップ)」を導入した。

「WazzUp!」はLINE上でユーザーと会話をするように、商品提案や店舗の所在地案内、フロア案内などを自動返信するサービス。

「SHIBUYA109」と「109MEN'S」のLINE アカウントを友達登録すると、LINEのトーク画面上でショップ検索・フロアガイド・施設案内などすべての情報を閲覧できるようになる。
料金は機能に応じて初期費用は10万~20万円、月額料金は5万円から。

SHIBUYA109、LINEで新着商品通知など行う自動接客ツールを導入

「WazzUp!(ワズアップ)」によるWeb接客のイメージ

主な機能一覧

  • 新商品のお知らせ
  • 新着ニュースのお知らせ
  • コーディネート検索
  • フロアガイド
  • 店頭の在庫問い合わせ
  • お気に入り商品 値下げ
  • お気に入り商品 在庫残りわずか
  • 新着コーディネートのお知らせ
  • 商品検索
  • 商品のお気に入り登録
  • 店舗の所在地案内
  • 再入荷リクエスト配信
  • お気に入り商品 再入荷
  • お気に入り商品を使用したコーディネートお知らせ

SHIBUYA109エンタテイメントはSHIBUYA109事業に特化した企業で、東急モールズデベロップメントが2017年4月3日に実施した会社分割により新会社として設立された。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ヤマト運輸の割引率引き上げ対象はアマゾンなど約1000社……ネット通販への影響は? | 通販新聞ダイジェスト

8 years 11ヶ月 ago

ヤマト運輸は4月28日、デリバリー事業を見直す「2017年度『デリバリー事業の構造改革』」を発表した。宅急便の一般向け基本運賃を平均約15%値上げするほか、大口顧客の割引率の引き上げ荷受け量の抑制を進めていくことを明らかにした。

大口顧客は採算性を検証した上でリストアップした約1000社と重点的に交渉を進めていく。荷受け総量の抑制では大口顧客の荷物を対象に17年度に前年度(約18億6756万個)比8000万個の減少を目指すとしており、市場が拡大している通販・ネット販売の事業者の配送サービスにも大きく影響しそうだ。

デリバリー事業見直しは「将来にわたり高品質なサービスを維持していくとともに社員がいきいきと働けるように再設計する」(長尾社長)のが目的。主な内容として「社員の労働環境の改善と整備」「宅急便の総量コントロール」「宅急便ネットワーク全体の最適化」「ラストワンマイルネットワークの強化による効率向上」「宅急便の基本運賃と各サービス規格の改定」を挙げた。

ヤマトホールディングスの山内雅喜社長(写真左)とヤマト運輸の長尾裕社長
ヤマトホールディングスの山内雅喜社長(写真左)とヤマト運輸の長尾裕社長

総量コントロール

総量コントロールに関しは、割引率の改定などともに大口荷主との交渉を進める。既にアマゾンジャパンなどとも着手しており、約1000社との交渉を上半期中には完了する考え。この1000社については、宅急便取扱量の約9割を占める法人のうち、その半数にあたる取扱量となる大口で法人営業支店が管轄する一定量以上の取り扱いがある取引先という。

また大口取引先に対しては、割引率や荷受け量の抑制に加え、繁忙期の出荷調整届け先への複数荷物のまとめ配送の仕組みの構築個人会員「クロネコメンバーズ」とのデータ連携により届け先への事前通知など集配効率の向上、再配達削減への協力を要請する。

同時に「法人顧客プライシングシステム」の導入も検討。取引先の契約運賃の決定プロセスを精緻化・均一化し、荷受け量だけでなく、届け先エリア、サイズ、集荷方法はじめ、燃料費・時給単価の変動などの外部環境変化に伴うコスト変動も組み込んだ輸配送のオペレーションコストを総合的に反映するシステムを構築する考え。

宅急便ネットワーク全体の最適化

宅急便ネットワーク全体の最適化は、大型ターミナル「関西ゲートウェイ」が今年10月稼働予定で、既に稼働している関東と中部のゲートウェイとの多頻度幹線輸送により実現を図り長距離ドライバーの労働環境の改善とコスト削減につなげる。関西が新たに加わることで中部を介した関東・関西間の中距離輸送網を構築し、24時間運行や大型車両の導入も予定している。さらに最新設備による省人化や人を介さない搬送などを大型集配センターに限らず可能にしていくという。

ラストワンマイルネットワーク強化

ラストワンマイルネットワーク強化は、宅配ロッカーの設置を前倒しで進めていく。18年3月までに1都3県を中心に累計3000台に拡充する考えで、同設置台数は22年度をめどに5000台とした目標数の過半数となる。同時に6月からはネット配売での注文時に受取先を宅配ロッカーを直接指定できるようにするほか、下半期からは宅配ロッカーに宅急便の発送機能も持たせる。また配送ではITを活用した集配作業の高度化へのとりくみとして、配送指定時間データなどを基にリアルタイムでのコースナビゲーションを行う「自動ルート組み機能」を活用していく。

受取人の利便性向上を図ることでのラストワンマイルネットワークの効率向上策にも取り組む。クロネコメンバーズへの会員登録を簡単に行えるようにし、ネット販売サイトでの初回購入時からすぐに届け日時の変更ができるサービスの提供なども検討している。

宅急便の基本運賃と各サービス規格の改定

一方、基本運賃の値上げは9月中に、60サイズと80サイズを現行運賃に一律140円加算した料金に変更。同じく100・120サイズが160円を、140・160サイズが180円を加算した料金に改定する。付加サービスの料金はクール便やタイムサービスなどは変更なし。

値上げを実施する一方で、割引制度を拡充する。営業所での自動送り状を発行するネコピット送り状の利用で50円のデジタル割引を始めるほか、100円の割引となる営業所などのへ持ち込み割引ではクロネコメンバーズの場合に50円追加の150円に割引幅をアップする。新料金で60サイズを関東から関西へ配送した場合の基本運賃は111円だが、最大で301円の割比となり、旧運賃と比べても差がないという。このほか届け先を自宅でなく、営業所といった直営店(宅急便センター)への直送をした場合、荷物1個につき50円低額化するサービスも開始する。新たな割引制度が加わることで額面では15%の値上率だが、実質は10%程度の値上げになるという。

通販新聞

「満足度○○%!」は大丈夫? 化粧品のアンケート結果を広告に使う際、気を付けるべきポイント | 健康・美容業界の今を知る!

8 years 11ヶ月 ago

お客さま、あるいはモニター会員などを対象に行ったアンケートの結果について、「せっかく良いデータが集まったのだから広告で有効に使いたい」と考えるのは、広告担当者であれば当然のことです。

ですが、化粧品の広告は薬機法に基づくルールを守らなければばらないものであり、自由に使って良いというものではありません。ヤラセではなく、お客さま自身の言葉で書かれた事実だったとしても、それは同じです。

今回はこのようなアンケート結果を広告に利用する際に、気を付けなければならないポイントについて解説します。

確実性を保証するような表現はNG

アンケートにはいろいろな種類がりますが、化粧品の広告でよく見られるものをは、

  1. 自社製品についての調査
  2. 一般的な美容意識についての調査 

が代表的なものになると思います。

はじめに、医薬品等適正広告基準における表現などのルールを見てみましょう。

【基準3(6)】効能効果等又は安全性を保証する表現の禁止

医薬品等の効能効果等又は安全性について、具体的効能効果等又は安全性を摘示して、それが確実であることを保証をするような表現をしないものとする。

〔注〕

<共通>

─ 中略 ─

(5)使用体験談等について(平成6年一部改正)

愛用者の感謝状、感謝の言葉等の例示及び「私も使っています。」等使用経験又は体験談的広告は、客観的裏付けとはなりえず、かえって消費者に対し医薬品等の効能効果等又は安全性について誤解を与えるおそれがあるので行わないこと。

ただし、医薬品(目薬、外皮用剤等)や化粧品等の広告で使用感を説明する場合や、タレントが単に製品の説明や呈示を行う場合は、本項には抵触しない。

この場合には、使用感が過度にならないようにすること。

自社製品についての調査の場合は、実際に商品を使っていただいた感想などに基づくものになる可能性が大きいと思います。

上記には「アンケート」や「モニター」といった表現は出てきませんが、アンケート結果がいわゆる「使用体験談」に該当する場合、効能効果等または安全性について、確実であることを保証する内容は広告において使用できないと考えられます。

例えば化粧品の体験談では、化粧品において標ぼうが認められている効能効果であっても、効果に触れること自体が効果の保証にあたるため不可と判断されています(あくまでも標ぼう可能なのは「使用感」まで)。

よって、アンケート結果も同様に「ハリが出た」「しっとりした」「キメが整った」など、効能効果に関連したアンケート結果は標ぼうできず、あくまでも使用感やテクスチャー的な表現にとどめる必要があるということです。

もちろん大前提として、「シワが消えた」「ニキビが治った」というように、化粧品で標ぼう可能な効能効果を逸脱するような内容は、たとえアンケートに寄せられた事実であったとしても、広告に用いる事はできません

「満足度○○%!」はOKか?

「満足度98%!」といった広告表現もよく見かけます。「実感」や「満足」であれば、必ずしも「効果」を指すものとは言い切れない……と言いたいところです。

しかし、日本化粧品工業連合によると、

①数値表現

─ 中略 ─

3. 指摘事項

「満足度93%!!」、「愛用者の98%が満足」

4.内容説明

効能効果又は安全性以外の使用方法・使用感・香りのイメージ等であることが、明示されることなく、満足度の高い人が多数存在することをデータで示すことは、効能効果又は安全性が確実であるかのような誤解を与えるおそれがあります。

また、「満足度」の様に使用者の感想等にもとづくデータは、F7.3 使用体験談等にも関連するので注意する必要があります。

【2015年4月3日開催:第 103 回化粧品広告審査会】化粧品広告審査会において話題となった広告表現

F7.3 使用体験談等

化粧品等の効能効果又は安全性についての愛用者の感謝状、感謝の言葉の例示等、使用経験又は体験談広告は、客観的裏付けとはなりえない。従って、消費者に対し化粧品等の効能効果又は安全性について誤解を与えるおそれがあるので行わないこと。

ただし、効能効果又は安全性以外の使用方法・使用感・香りのイメージ等に関しては、事実に基づく使用者の感想の範囲であれば認められるものとする。

日本化粧品工業連合会 化粧品等の適正広告ガイドライン 2012年版

と書かれています。

つまり、前例で言うところの「満足度98%!」では不十分である(誤解を与える)ということです。

もしかしたら「効果について満足」「安全性について満足」という、本来述べてはならない、効能効果または安全性の保証につながるかもしれないからです。

ですので、このような場合であれば「使用感の満足度98%!」というように、あえて「使用感である」ということを明記することで、効能効果または安全性に触れるものではないとする方法で対処が可能です(もちろん、「使用感が満足である」という事実が必要です)。

また、「98%」といった表現から受ける印象として、かなりの人が満足しているかのように受け取れます。調査人数について、人数的な制約等は特に決められていませんが、実際問題として、これが十数人程度の調査結果であれば、優良誤認に該当する可能性があります

パーセンテージだけではなく、各回答の人数も明記し、誤解を与えないような表現とする配慮も必要と言えるでしょう。

一般的な美意識を調査する際の注意点

次に、一般的な美容意識についての調査で考えてみましょう。例えば、アンケート項目として、

・ いまの肌の悩みは何ですか?(回答例:乾燥、シミ、たるみ 等)

・ 化粧品に求めるものは?(回答例:保湿、ハリ、美白、低価格 等)

というように、あくまでも美容に関して一般的な情報として掲載するのであれば問題はないかと思われます。

ただし、このアンケート結果から誘導する形で、「そんなお悩みにこたえる化粧品◎◎」といった表現を用い、アンケート結果に関する悩みの改善や要望を満たす商品の紹介につなげる表現は、「効果の逸脱」や上記基準3(6)で言う所の「効果や安全性の保証」にあたる可能性があるので注意が必要です。

また、

・ いまの化粧品の不満は?(回答例:高額、効果がない 等)

というような質問項目は、文脈によっては他社誹謗と捉えられますので、この点にも注意しましょう。

一般的な美容意識についての調査であっても、自社製品についての調査と同様に、調査名称や回答人数、調査時期などは最低限明記する必要があるものと考えます。

アンケート結果やそれをもとにした円グラフなどは、広告でも目を引く訴求力の高い手法ですので正しく、かつ有効的に使っていきましょう。

稲留 万希子

薬事法広告研究所 副代表

東京理科大学卒業後、大手医薬品卸会社にて医療従事者向けポータルサイトの企画運営に従事。東洋医学に興味を抱いたことをきっかけに、中医学専門学校にて3年間薬膳料理や漢方について学ぶ。その間、ヘルスケア分野でのビジネス展開には薬事法を避けて通れない事から、薬事法と広告についても並行して学び、その後、国際中医専門員、漢方薬膳療術師、反射療法士、薬事法管理者、コスメ薬事法管理者の資格を取得し独立。2008年3月、薬事法広告研究所の設立に参画。

稲留 万希子

売り上げを伸ばすコミュニティ活用法【通常商品の販促例】 | いつも.のECコンサルタントが明かす、売り上げアップにつながるEC最新情報

8 years 11ヶ月 ago

【キャラクターグッズ販売A社からのご相談】

リアル店舗でもECサイトでも、「限定品(販売数や販売期間などの限定)」は良く売れるのですが、多くの在庫を抱える通常品は売上の1割ほどしか売れません。今後を見据え、通常品も伸ばしていきたいのですが、どうすれば良いでしょうか。

A. 他社との差別化を図りながら売上を上げるユーザーコミュニティ活用を

ユーザーは「物」ではなく、「特権」を欲している!

ユーザーの優越感や承認欲求を満たす仕組みを作るべし!またユーザー同士のコミュニティを形成することで仲間内での優越権も醸成すべし!

キャラクターグッズの分野は、既にあるアニメやアイドルなど大元となるコンテンツは決まっているため、商品による他社との差別化やブランディングが難しい分野と言えます。

ですので、例えば「会員になってくれた人が通常品をいくら購入したら顧客ランクが上がる」というような会員システムを作り、ランクが上がれば購入できる限定品を用意したり、特別なイベントに参加する権利を用意するなど、特別感を用意することで通常品に新たな価値を用意するというのも1つです。

売り上げを伸ばすコミュニティ活用法

そこでリアルイベント等の「体験」を通して差別化を図りブランディングを行う方法があります。

ここでも、ユーザーが求める「特別感」を出していくために規模は小さくても一定以上の条件を満たした人だけが参加できる限定イベントを開催したり、一定数以上の商品を購入してくれる特別なお客様だけを招待するイベントを開催するなどして、売上と紐付けながら他社との差別化を図るという手があります。

売り上げを伸ばすコミュニティ活用法

ここで注意したいのが、あまり露骨に売上にばかり走り過ぎると信頼を失い、逆に顧客離れにつながる可能性もあります。そうならないように感謝イベントや招待イベントなど顧客を大切にする姿勢も忘れないようにしましょう。

また、会員同士のSNSなど、コミュニティを作っておくと、活発な情報交換の中で、ランクの高い会員様にはより特権による優越感を感じてもらえ、まだランクの低い会員様にはより上を目指すきっかけになるため更なる効果が期待できるでしょう。

「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
EC売り上げアップ相談所 他社との差別化を図りながら売上を上げるユーザーコミュニティ活用法(2017/05/11)

株式会社いつも.

セシールの「何を言っているのかわからない」あのテレビCMのフレーズが帰ってくる!

8 years 11ヶ月 ago

Il offre sa confirence et son amour(フランス語で愛と信頼をお届けしますの意)

皆さん、このフレーズを覚えているだろうか。1990年代、通販会社として初めて売上高2000億円を突破するなど、通販業界の成長をけん引したセシール(現在はディノス・セシール)放映のテレビCMで使われたブランドメッセージだ。

1880年代を中心に放映され、「何を言っているのか非常に話題となった」(ディノス・セシール)というCMのフレーズが、新しいサウンドになって復活した。

ディノス・セシールは5月12日、「セシール」ブランドから、人気商品「Tシャツみたいなブラ」「前汗キャッチャー」の新テレビCMを放送すると発表。この時期は2017年の夏号カタログ発行の時期にあたり、そのタイミングに合わせてCMの放映を始めた。

CMとの連動で新聞広告・折込チラシの実施も予定。メディアミックスによる新規顧客の獲得をめざす。

CM概要は次の通り。

  • 放映予定期間:2017年5月12日~5月31日、6月5日~6月6日
  • 放映エリア:関東エリア、関西エリア、東海エリア、岡山・高松エリア(岡山・高松は5月のみ放映)
  • CM尺:15秒
ディノス・セシールの新CM(編集部が追加)

ディノス・セシールが展開している「セシール」ブランドは、1974年創業のカタログ通販会社セシールが前身。1990年代のピーク時には通販企業として初めて2000億円を突破した。

その後、2005年にライブドア(当時)などと資本・業務提携契約を締結。2006年にはライブドアの連結子会社となった。

2009年、フジ・メディア・ホールディングス(FMHD)の子会社がセシール株式の公開買付を実施。FMHDグループ化した後、FMHDグループのフジ・ダイレクト・マーケティング(FDM)、ディノス、セシールの3社を合併。存続会社をディノスとし、商号をディノス・セシールとした。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

瀧川 正実

楽天の国内EC流通総額は13%増の7775億円【2017年1Qまとめ】

8 years 11ヶ月 ago

楽天の2017年1~3月期連結業績(第1四半期)における国内EC流通総額は、前期比13.0%増の7775億円だった。

成長率は前年同期(2016年1~3月期)と比べて0.5ポイント上昇。①ユニーク購入者の育生②ジャンル別戦略の強化③モバイルC2Cへの投資――などに取り組んだことで成長率が高まった。

楽天市場の2017年1~3月期(第1四半期)の国内EC流通総額は13%増の7775億円

国内EC流通総額の推移

国内EC流通総額は「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ブックス」「楽天マート」「楽びん」「フリル」「ラクマ」などのほか、ケンコーコムや爽快ドラッグなどの流通額を合算した金額。

2016年2月に発表した中期戦略「Vision 2020」に基づき、ロイヤルカスタマーの育成や新規顧客獲得のための販促活動、スマートフォンやタブレット端末向けのサービス強化、楽天経済圏のオープン化戦略などを推進した。

楽天市場の2017年1~3月期(第1四半期)決算を発表する三木谷浩史社長ら

決算説明会に登壇する三木谷社長兼会長ら

楽天市場は「スマホ比率」「楽天カード利用率」が上昇

「楽天市場」の流通総額に占めるモバイル比率(スマホ、タブレット、フィーチャーフォンの合計)は62.8%で、前年同期比5.2ポイント上昇した。

注文件数は同11.5%増、ユニーク購入者数(1~3月の平均)は同9.2%増。「客単価はこれまで下がっていたのが、そろそろ底を打つ見込み」(三木谷社長兼会長)といい、今後は客単価向上による流通総額の拡大を見通しているようだ。

楽天市場の2017年1~3月期(第1四半期)の注文件数とユニーク購入者数

注文件数及びユニーク購入者数の増加

国内ECの営業利益は179億円で前年同期比5.3%減だった。マイナス要因は「ラクマ」「フリル」で実施している手数料無料施策といったCtoCへの戦略投資が主因。

楽天はモバイルC2C市場のリーディングサービスを目指し、ラクマとフリルへ先行投資を実施

「ラクマ」「フリル」では手数料無料施策を実施している

ただ、前四半期(2016年10~12月期)のマイナス19.3%からは大きく改善。2016年1月スタートの「スーパーポイントアッププログラム」(SPU、エントリー不要でポイントを最大7倍付与する施策)を実施しながら、楽天市場単体では営業利益の伸び率はプラスに転換しているという。

楽天市場の2017年1~3月期(第1四半期)の国内EC営業利益 前年同期比推移

国内EC営業利益の前年同期比推移

2017年3月末時点の楽天市場の出店店舗数は、前年比274店舗減の4万4602店舗。楽天カードの決済比率は拡大基調にあり、当期は51.6%と過去最高だった。

不在再配達の削減や配送サービス強化に向け、日本郵便との連携強化を4月に発表した。コンビニや宅配ロッカー、郵便局などでの受け取りを推進。荷物を1回で受け取った顧客にポイントを付与する施策や、楽天が日本郵便と一括して配送契約を結び、楽天市場の出店店舗に特別運賃を提供することなどを計画している。

楽天は不在再配達削減に向け、日本郵便との連携を強化

楽天市場の出店店舗に特別運賃を提供することなどを計画

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

一番人気のECアプリ/ネット通販でもマストドン【今週のネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8 years 11ヶ月 ago

ゴールデンウィークをはさんだ2週間分のランキングです。ニールセンデジタルによるECアプリに関する調査結果が注目を集めました。

  1. 最も使われるECアプリは「Amazon」。女性は「楽天市場」男性は「アマゾン」が1位

    tweet28はてなブックマークに追加

    利用者数は「Amazon」が1753万人、「楽天市場」が1677万人、「メルカリ」が1132万人

    2017/5/9
  2. ネット通販にも「マストドン」を活用、ナチュラムが「ナチュドン」をスタート

    tweet35はてなブックマークに追加

    ナチュラム・イーコマースは2000年前後から、ネット通販にコミュニティを活用するビジネスに取り組んでいる

    2017/5/8
  3. アマゾンが小売業界を制する日がやって来る……小売り企業が対抗する方法は?

    tweet18はてなブックマークに追加

    アマゾンがさらに小売業界でのシェアを拡大していくと、競合他社が敗北者になる可能性がある

    2017/5/8
  4. 再配達はどう減らす? 楽天が始める出店者への特別運賃・多様な受取方法の施策とは

    楽天と日本郵便の連携強化は、出店者に対する「特別運賃の提供」、「多様な受け取り方法の提供」の2つが主な柱

    2017/4/28
  5. イケア(IKEA)のネット通販本格参入で家具・インテリアEC市場はどう変わる?

    イケアのオンラインストアが本格オープン。国内の家具・インテリアEC市場への影響は?(連載第14回)

    2017/5/10
  6. インスタグラムはECにどう使う? ストライプインターナショナルら3社の活用事例

    “画像訴求”が特徴の画像共有SNS「インスタグラム」を活用し、成果をあげている企業の事例

    2017/5/8
  7. アマゾンはどう出る? 拡大するAmazonマーケットプレイス詐欺【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2017年4月24日〜5月7日のニュース

    2017/5/9
  8. ECは最新テクノロジーでどう変わる? 決済、AI、リアル戦略など米国ECの今とこれから

    AppleやAmazonといった企業の責任者などが登壇する米国の大規模カンファレンス「Shoptalk」のレポート【第2回】

    2017/5/9
  9. 運賃140円以上値上げ、ヤマト運輸の宅配サービスの見直しが通販に与える影響は?

    通販大手など大口顧客に対して、荷物量調整や運賃改定を9月までに実施する

    2017/5/8
  10. ビックカメラの中間期EC売上367億円、EC化率は9.5%

    アプリを活用したオムニチャネル施策などに注力した

    2017/4/28

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    EC系の有料会員サービスで最も使われているのは「アマゾンプライム」

    8 years 11ヶ月 ago

    ジャストシステムがこのほど実施した「Eコマース&アプリコマース月次定点調査(2017年4月度)」によると、大手ECサイトが提供する有料会員サービスの中で最も登録率が高いのは「Amazonプライム」だった。

    EC利用経験者568人を対象に、大手ECサイト5種類の有料会員サービスの登録状況を質問したところ、登録率は「アマゾンプライム会員」が29.8%でトップ。

    「Yahoo!プレミアム会員」が24.5%、「楽天プレミアム会員」が19.7%、「ヨドバシ・プレミアム会員」が10.0%「ZOZOプレミアム/ZOZOプラチナム会員」が6.2%だった。

    EC大手が提供する有料会員サービス(Amazon.co.jp「Amazonプライム」、楽天市場「楽天プレミアム」、Yahoo!ショッピング「Yahoo!プレミアム」、ZOZOTOWN「ZOZOプレミアム」、ヨドバシ.com「ヨドバシ・プレミアム」)

    出典:ジャストシステムの「Marketing Research Camp」

    各社の有料会員サービスをまとめると次の通り。

    • Amazon.co.jp「Amazonプライム」:年会費3900円でお急ぎ便、お届け日時指定など使い放題
    • 楽天市場「楽天プレミアム」:年会費3900円で送料分のポイント還元など
    • Yahoo!ショッピング「Yahoo!プレミアム」:月額462円、買い物時にポイント5倍など
    • ZOZOTOWN「ZOZOプレミアム」:月額350〜500円で配送料・返品を無料など
    • ヨドバシ.com「ヨドバシ・プレミアム」:年会費3900円で会員限定Webセールへの招待、限定キャンペーンなど

    スマホECは「アプリ中心」56%

    本調査では、ECの利用金額や利用デバイスなども調査している。

    2017年4月にECを利用したのは全体の36.0%で、4月中に使った合計金額は「1000円未満」が6.1%、「1000円~5000円未満」は27.3%、「5000円~1万円未満」は27.3%。

    EC利用経験者がECで最も頻繁に利用するデバイスは「パソコン」(58.0%)、「スマートフォン」(33.7%)、「タブレットPC」(5.1%)、「フィーチャーフォン(従来型携帯電話)」(1.1%)。

    スマートフォンでECを利用した人のうち、「アプリ中心」は56.7%を占めた。

    【調査の実施概要】

    • 調査名:「Eコマース&アプリコマース月次定点調査 (2017年4月度)」
    • 調査期間:2017年4月28日(金)~4月30日(日)
    • 調査対象:15歳~69歳の男女1100人
    • 調査方法:マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    トランスコスモスが70歳以上のシニア層を通販で攻めるカタログを創刊

    8 years 11ヶ月 ago

    トランスコスモスの通販ブランド「日本直販」は5月10日、70歳以上のシニア層をターゲットにした通販カタログ「楽歳(らくさい)」を創刊した。

    少子高齢化が進む日本の消費市場では今後、シニア層の需要開拓を狙う動きが活発化している。シニア層を中心に既存顧客を抱える「日本直販」は、70歳以上の「非アクティブ・シニア層」(非就労〈年金生活者〉)の通販需要の掘り起こしを進める。

    創刊号では、102歳の女性の巻頭インタビューを掲載。外出を楽しむためのアイテム、老眼をおしゃれに楽しむアイテム、体に負担をかけない暮らしのアイテムなどを販売する。年齢を重ねることをポジティブに受け入れ、向き合う暮らしをサポートする内容としたという。

    トランスコスモスではこれまで、「日本直販」の既存顧客に向けて通販カタログを提供してきた。「楽歳」は70歳以上に特化し、読み物ページを盛り込んだことが既存通販カタログと大きく異なる。

    「楽歳」は70歳以上の既存顧客、新規購入した70歳以上などに配布する。

    トランスコスモスの「日本直販」事業が、70歳以上のシニア層をターゲットにした通販カタログ「楽歳(らくさい)」を創刊

    「楽歳」創刊号の参考イメージ(画像は日本直販のHPから編集部がキャプチャ)

    トランスコスモスは2012年、民事再生法の適用を申請していた総通から、高枝切りバサミのテレビ通販などど知られる「日本直販」の通販事業を、新設したトランスコスモスダイレクトが譲り受けた。

    その後、2013年1月にトランスコスモスダイレクトは社名を日本直販に変更。2015年、当時子会社だった日本直販を吸収合併した。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約11年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    アスクルの「LOHACO」が24時間注文受付を再開、倉庫火災後のサービス復旧進む

    8 years 11ヶ月 ago

    「LOHACO」内で24時間注文受付の再開告知

    「LOHACO」内で24時間注文受付の再開を告知(画像は編集部がキャプチャ)

    アスクルは5月9日、日用品通販サイト「LOHACO(ロハコ)」の24時間注文受付を再開した。

    2017年2月、東日本エリアの物流を担っていた大型倉庫で火災が発生。出荷能力が失われたことを受け、3月下旬から注文時間を制限していた。

    4月25日に新たな物流拠点が本格稼働し、出荷体制が整ったことなどから注文制限を解除した。

    4月に新設した物流センターの名称は「ASKUL Value Center 日高」。同社初となる「LOHAKO」専用の物流センターとして、東日本エリアの物流をカバーしている。

    当初はハンディピッキング方式による出荷体制だが、6月末には簡易マテリアルハンドリングシステムと自動梱包機を導入する計画。

    9月末にはコンベアラインを設置し、2018年初頭にはシャトルシステムの設置とコンベアラインを増設するなど、段階的に物流センターの高度化・自動化を進める。

    アスクルの「LOHACO」、出荷能力の復旧は今年9月を計画。埼玉日高市に代替センター

    「ロハコ」の復旧・拡大計画(画像は編集部が決算資料からキャプチャ)

    火災が起きた「ASKUL Logi PARK 首都圏」は、「ロハコ」の物流シェア62%を占めていた。火災後は出荷拠点を「ASKUL Logi PARK 横浜」などに切り替えて対応した。

    「LOHACO」では一時、東日本エリアで最大10日程度の配送遅延が発生していたが、現在は正常化しているという。今後は品揃えの回復に注力し、9月末をめどにサービスを火災前の水準に戻す。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    商品取扱高2700億円をめざすスタートトゥデイ、2018年3月期の戦略と施策

    8 years 11ヶ月 ago

    スタートトゥデイが運営する「ZOZOTOWN」を含めた商品取扱高の推移

    商品取扱高の推移(赤枠内が2018年3月期計画、画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

    ファッションECモール「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイは今期(2018年3月期)、商品取扱高の計画を前期比27.3%増の2700億円に設定した。

    「ZOZOTOWN」への新規出店を促進するほか、古着専門モールの強化にも取り組む。想定するファッションEC市場の自然成長率15%を大幅に上回る成長をめざす。期中にはプライベートブランドも発売する計画だ。

    商品取扱高計画の事業別の内訳は、ZOZOTOWN事業の「受託ショップ」が同28.2%増の2460億円、古着専門モール「ZOZOUSED」は同39.8%増の180億円、「BtoB事業」は同3.5%減の60億円。

    ZOZOTOWN事業の2017年3月末時点における出店ショップ数は前年比約1割増の954店舗だった。2017年3月期の年間購入者数(会員と非会員の合計)は同41.2%増の632万4033人。近年は新規出店の加速や積極的なプロモーション施策によって出店者と利用者を増やしてきた。

    スタートトゥデイが運営する「ZOZOTOWN」を含めた年間購入者の推移

    年間購入者の推移(赤枠内が2017年3月期実績、画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

    2018年3月期も引き続きZOZOTOWN事業が成長の牽引役となる。ユーザーのニーズに対応した新規ブランドの出店促進や、新規ユーザーの獲得と既存ユーザーの購入頻度の上昇を目的としたプロモーションを機動的に実施する。商品取扱高の拡大に対応するため、物流センターの拡張も予定している。

    ZOZOUSEDは引続き商品の買取りを強化していくことで事業規模の拡大を図るとともに、フルフィルメント機能の効率化にも継続的に取り組む。

    すでに公表しているプライベートブランドについては、今期中の事業開始を目標に準備を進めているという。

    購入金額の支払いを5万円まで、最大2か月間延長できる後払いサービス「ツケ払い」は、2017年1~3月期(2017年3月期の第4四半期)の増収に寄与した。本サービスは今後も継続していく方針。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    日本のECサイトで最も買い物をしているのは「台湾」。2位は「米国」、3位は「中国」

    8 years 11ヶ月 ago

    ナビプラス株式会社は5月9日、自社が運営する越境ECソリューション「BuySmartJapan」のユーザーに関する調査結果を発表した。

    2015年にリリースした「BuySmartJapan」は、既存の国内向けECサイトをそのまま越境ECに対応できるソリューション。

    ベルメゾン、ベイクルーズ、アフタヌーンティー、東急ハンズ、トイザらス、サンドラッグなど60以上のECサイトへの導入が進んでいる。

    今回のレポートは「BuySmartJapan」で買い物をする海外消費者の動向を分析したもの。調査期間は2016年4月から2017年3月。

    売上額では1位 台湾、2位 米国、3位 中国

    台湾34% US17% 中国15% 香港12% 韓国5% その他10%
    売上額の比率(配送先国別)

    台湾をはじめ53か国のユーザーが商品を購入した。

    一番売れている商品はアパレル・雑貨

    アパレル・雑貨52% 家電・PC27% 書籍・メディア8% キャラクター・玩具7% その他6%
    売上額の比率(商品別)

    国別の調査結果によると、売上額1位の台湾では、アパレル・雑貨が43%、家電・PCが46%。家電・PCの方が売れている。

    決済方法にお国柄

    PayPal 46% クレジットカード37% Alipay 9% 銀聯8%
    決済方法の比率(件数ベース)

    決済方法に関する全体の結果では、PayPalが1位、クレジットカードが2位という結果に。国別の調査結果によると、台湾は8割弱がクレジットカードで、中国は6割がAlipay、3割が銀聯(ぎんれん)だった。

    ナビプラスのサイトでは上記以外にも、国別の購入商品、平均注文額注文金額、配送日数などが掲載されたPDFをダウンロードできる。

    uchiya-m

    前に見た商品がバーンって出てきてピッと飛んでパァっとなったんや!【オカンでもわかるリターゲティング広告の基礎】 | オカンでもわかるアドテク教室

    8 years 11ヶ月 ago

    ネットショップを始めたオカンにいろいろ教えることになった僕。オカンは集客やサイト改善をみるみるとマスターし、ECサイト運営の楽しさにハマっている様子。そんなオカンに運命の再会が……!? イラスト◎浮蓮 要

    登場人物
    僕

     大学院を卒業後、地元大阪の大手メーカーに就職したが、なぜか配属された広告宣伝部でアドテクに興味を持ってしまい、あっさり東京のインターネット広告会社に転職してしまった。現在入社3年目の27歳。オカンには「虎の子は虎やな」とわけのわからないコメントをもらったが、たぶん応援してくれていると信じて毎日楽しく忙しく働いている。

    オカン

    オカン 純然たる大阪のオカン。自慢(?)のファッションセンスをビジネスにいかそうとネットショップを始めた。

    姉ちゃん

    姉ちゃん 僕が知らないところで、オカンのネットショップを手伝っているらしい。

    ある日、オカンに事件が起こったらしい

    オカンさ~て、日課のエゴサーチとネットサーフィンでもして寝よか~って、こっ、これは……!!!!!

    オカン:コレは……運命の再会……!? ズキューン
    ※オカンです。

    オカン……てな、買おうかどうか迷っとった商品が、ぜんぜん違うサイトでこう、バーンと出てきてな、クリックしたらビッとその服のページに飛んでな、アタシもうパーッとなってしまったわ。まるで買い忘れていた物を教えてくれたみたいやった。物忘れの激しいお父ちゃんとは大違いや。ケータイの中にあたしだけの妖精でもおるんかいな。どうしてこんなことできるんや?

    僕それはね、「Cookie」(クッキー)っていう仕組みが利用されていて、オカンのスマホにどの商品を見たか情報が記録されているからなんだ。

    オカンあんたなぁ、いくらなんでもアタシかて食べ物がケータイの中に入るとは思わへんで。

    僕お菓子のクッキーじゃないよ

    オカンなんやて! じゃああれか、あのお笑い芸人・野生爆弾のくっきーのことやったんやな!

    僕違うよ

    オカンそしたら、なにか!? モデルさんの!?

    僕くみっきーじゃないよ。Cookieっていうのは、サイトに訪れた人が誰なのかを識別するための仕組みのことだよ。オカンって馴染みの八百屋さんへ行くと、すぐに大根を出されない?

    オカンいつも買うからなぁ! あのおっちゃんよく覚えててくれるんやで!

    僕八百屋さんの場合はオカンの顔が特徴的だから覚えているんだろうけど、インターネット上でも一度来たお客さんを覚えることは可能なんだよ。

    Cookieによって「オカン」っていう人がいつ来たのか、何度目の訪問なのか……みたいな情報を記録した名札のようなものを、Webサイトの運営者がオカンに渡している感じなんだ。次に同じサイトにオカンが行ったら、もらった名札をWebサイトの運営者に見せるんだけど、その名札を見て「オカンが来ている」って判別できるってわけ。

    オカン誰が特徴的な顔面や!!

    Cookieってつまり何?

    Cookie(クッキー)はサイト運営者のサーバーが、サイトに訪れたユーザーのブラウザに対して、データを一時的に書きこんで保存する仕組み、または閲覧時間や訪問回数といったデータの内容のことを指します。

    Webサイト側は、ユーザーが初めてそのサイトに訪問した際に、サーバーでCookie情報を作成し、ユーザーのブラウザに保存させます。ユーザーが次にそのサイトに訪れる時には、その情報をサイトのサーバーに送るので、サイト側は誰が来たかを認識することができます

    ただし、「誰が来たか分かる」というのは、IDやページの閲覧履歴などで判別するため、ユーザーの名前や年齢といった個人を特定できる情報は含まれません

    またブラウザごとに記録されるので、同じユーザーでもスマートフォンとPCで見た時では「異なるユーザーである」と認識されます

    Cookieを活用した「リターゲティング広告」

    僕例えばECサイトでログインする時、メールアドレスとかパスワードとか毎回いちいち入力するの面倒じゃない?

    オカン全然面倒やないで! ログインページに行ったらもう入力されてるから、ボタンを1回押すだけや!

    僕……それがCookie。あれはサイト側で、「オカン」と「オカンが入力したメールアドレスとかパスワード」を一緒に記録して名札を渡しているから、オカンが来たらサイト側で判断して自動的に表示させているんだよ。

    オカンなんやよう分からんけど、便利なんやなぁ。

    僕他にもさっきの八百屋さんじゃないけど、オカンが買ったものも名札に記録していくことで、サイト運営者側でオカンにオススメの商品を表示したりもできるんだ。

    オカン名札がどんどんアタシ色に更新されてるっちゅーわけやな。

    僕……(するどい!)。

    オカンで、それ使うと、迷ってた商品の広告がバーンと出てくるんか?

    僕「リターゲティング広告」って言うんだけど、これもCookieを使った技術の1つなんだ。リターゲティング広告は、オカンがECサイトに来た時に、リターゲティング配信会社が名札(Cookie)にオカンを識別するIDを記録し、オカンが別のサイトに行った時に、オカンが見ていた商品に合った広告を配信しているんだ。

    オカン……。

    僕……うん。これは難しいからオカンの1日を追って説明していくね。

    ①「ECサイトで商品を見ている」9:00 オカン:エエ服ないやろか…… あかん! コゲてまう
②「別の用事があって、その時は購入をやめる」
③「夜、別のWebサイトを見ている」22:00 オカン:就寝前のネットサーフィンでもしよかー む!?
④「広告が出てきて商品を訴求!」オカン:昼間見たサイトの広告が出てきよるっ なんやねんコレ!?
    1. ECサイトで商品を見ている……この時、ECサイト内に「タグ」(後述)が入っていることで、広告配信の会社もオカンを識別するIDを名札に書き込める。それによってオカンがこのECサイトに来ていたと認識する。
    2. 別の用事があって、その時は購入をやめる
    3. 夜、別のWebサイトを見ている……オカンの見ているWebサイトが広告配信の会社と提携していたら、オカンが来たことを名札から読み取って、その広告配信会社に知らせる。
    4. 広告が出てきて商品を訴求!……広告配信の会社はオカンが以前にどのECサイトを見ていたか分かるから、広告を配信できる。

    オカンなんや裏側でいろいろ動いてるんやなぁ。

    僕そうだね。

    Cookieにはタグが不可欠

    一般的には自社サイトのサーバーからしか訪問ユーザーのブラウザにCookieを書き込むことはできません。ですがこの「タグ」と呼ばれるテキストをサイトのHTMLソース内に書き込んでおく(=タグを設置する)ことで、広告配信サービス会社からも識別IDをCookieの中に書き込めるようになります。

    ECサイトでリターゲティングを実施する際は、基本的にこのタグの設置は必須になります。

    オカンが驚いた「ダイナミックリターゲティング」

    僕特に今回オカンが見てびっくりした広告は「ダイナミックリターゲティング」っていう、ユーザーごとに見ていた商品や関連のオススメ商品を配信できるタイプのリターゲティングサービスだね。

    その人が興味のありそうなものをカスタマイズして見せることで、ネット上で店員に接客されているような経験をしてもらえる……とも言われているよ。

    ダイナミックリターゲティングとは?

    ダイナミックリターゲティングは、ユーザーが見た商品と、それに関連する商品の広告をリアルタイムで自動生成してバナーを配信します。こちらもリターゲティングと同様にタグを設置しますが、「どのユーザーがどの商品を見ていたか」までを識別するため、通常よりも少し構成が複雑になっています。

    またバナーに表示させる情報をまとめた「データフィード」と呼ばれる商品リストも必要になります。

    オカンそや!こないだ「ヒョウ柄は実は青森県民とか埼玉県民がめっちゃ買ってる」って、楽天ZOZOTOWNの記事で見たで。そこら辺をねらってリターゲティング配信したらボンボン売れるんちゃうか!? 知らんけど。

    僕(そんなリサーチもしてるのか……) 最初から配信対象を絞り込み過ぎると配信ボリュームが出なくて効果検証もできなくなるから、まずは来た人全体に配信するのが一般的だよ。どこから来たかよりサイトのどこを見ていたかで配信し分けるのが効果的なんだけど、それはまた今度説明……

    オカン早速実践やー!!

    ◇◇◇
    オカン:ビスケットちゃうねん、クッキーや! 姉ちゃん:へ〜

    オカンアンタ、クッキーって知ってる? なんで飴ちゃんやのうてクッキーにしたんか知らんけど、インターネットの利便性を支えてるんやって。今日もいろんなこと聞いたで。

    姉ちゃんへー。アイツも東京でがんばってるんやねえ。

    今回覚えたいアドテク用語

    Cookie(クッキー)

    サイトに訪れたユーザーのブラウザに対して、データを一時的に書きこんで保存する仕組み、または閲覧時間や訪問回数といったデータの内容のこと。

    リターゲティング広告

    Cookieを活用したアドテクの一種。リターゲティング配信会社がCookieにユーザーを識別するIDを記録し、別のサイトに行った時に、広告主の広告を表示させる。

    ダイナミックリターゲティング

    リターゲティング広告の一種。ユーザーが見た商品と、その関連商品の広告をリアルタイムで自動生成し、広告を配信する。

    砂森 翔太

    株式会社ファンコミュニケーションズ nex8事業部 マーケティング担当

    砂森 翔太(すなもり しょうた)

    大学卒業後、Web制作会社を経てファンコミュニケーションズに入社。リターゲティング広告「nex8(ネックスエイト)」の広告主営業を約1年担当した後、マーケティングに異動。

    サービスリニューアルに伴うWebサイトのテコ入れに始まり、各種解析ツールを用いてのUI検証・改善、リスティング広告やSNS広告の運用などに従事している。

    2016年6月、コンテンツマーケティングの一環として、“EC担当者にためになる情報をわかりやすく”をテーマに発信する「nex8ブログ」を立ち上げ。

    他のマーケティング業務のかたわら、メインライティングと編集を担当する忙しい日々から、営業メンバーがリレー形式でライティングする体制に落ち着いてきたのを機に、“さらにやさしくわかりやすくアドテクを伝える力”を磨くべく、ネットショップ担当者フォーラム連載にチャレンジ中。

    砂森 翔太

    アマゾンにも負けない顧客体験はどう提供する? 優良顧客を生み出す「配送力」の磨き方 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    8 years 11ヶ月 ago

    小売事業者は、幅広い配送オプションの中から適切なサービスを選択して提供、消費者が商品を簡単に返品できる環境を用意する必要があります。

    驚くほど競争が激しいeコマースの世界で、小売事業者たちは常に売り上げアップ、コスト削減につながる新たな方法を模索しています。

    大切なことは、オンラインで買い物をする消費者を引きつけ、お客さまになってもらうためのカスタマーエクスペリエンスの向上です。

    ECで十分な利益を計上してる企業は1割

    オンラインで買い物をする消費者の中で、ミレニアル世代は特にモバイルデバイスでのショッピングを好みます。配送面では、スピード配送時間指定配送方法のオプションなど、消費者の要求は高くなる一方です。

    送料無料の要求に加え、消費者は最安値のサイトを検索し、価格が一番安かったECサイトで購入する傾向が増えているため、EC事業者の利益はどんどん少なくなっています

    サプライチェーンソリューションを提供するJDAとコンサルティングファームのPwCが行った調査によると、350の世界的な小売業者のわずか10%しか、ECサイトの運営で十分な利益を上げていないようです。

    オムニチャネルを実施しながら利益を上げていると回答した企業は10%
    ネッ担編注:赤枠内は、オムニチャネルを実施しながら利益を上げていると回答した企業は10%だったという主旨(編集部がJDAの資料をキャプチャして追記)

    Amazon(アマゾン)の抜け目ないオペレーション、拡大し続けるロイヤリティプログラム(Amazon プライム)を見ると、すでに「ゲームオーバー」と感じる人もいるかもしれません。豊富な資金、複数の収益源を確保しているアマゾンと競争することは難しいでしょう。

    しかし、マーケティング支援企業CPC Strategy社が公表した最新レポートによると、オンライン通販を利用する人の半分以上は、時々または常にアマゾン以外のサイトで価格を確認するため、すぐにアマゾンを訪れて商品を購入するわけではないようです。

    消費者の23.1%は商品購入を決める要素として価格を1位にあげていますが、配送は19.8%と僅差で2位につけています。ソフトフェア開発などを手がけるMetapack社の調査では、「配送サービスが良い通販・EC事業者のサイトで再び買い物をしたいと思う」と回答した人は87%にのぼっています。

    配送サービスが良い通販事業者で再度買い物をしたいと思うと回答した人は87%
    ネッ担編注:赤枠箇所は、配送サービスが良い通販事業者で再度買い物をしたいと思うと回答した人は87%だったという主旨(編集部がMetaPackの資料からキャプチャして追記)

    アンケート回答者が各社の配送サービスを格付けしたMetapack社の調査によると、アマゾンは他のEC事業者を引き離してトップに。こんな絶大な人気を誇るアマゾンから学べることは何でしょうか?

    アマゾンのフルフィルメントが他の事業者よりも優れているのは以下の3点です。

    ① 配送オプション

    Metapack社が実施した調査によると、回答者の61%は「配送オプションが豊富な業者から買い物する」と答えました。

    世界各国で行った調査では、平均61%が配送オプションの豊富な事業者から買い物すると答えた
    ネッ担編注:世界各国で行った調査では、平均61%が配送オプションの豊富な事業者から買い物すると答えた(編集部がMetaPackの資料からキャプチャして追記)

    Home Depot(ホームデポ、ネッ担編注:住宅リフォーム・建設資材・サービスの小売チェーン大手)社はこのほど、追加送料を支払うと即日配送サービスを利用できるサービスを試験的に始めましたのですが、即日配送サービス自体はそれほど利用されませんでした。しかし、配送オプションが増えた影響によって、全体のオーダー数が明らかに増えたというのです。

    配送オプションは、消費者の期待に応えるサービス設計である必要があります。多くの消費者が抱く期待やニーズに応えることができるアマゾンの配送サービスは、同社の大きな特徴になっています。

    Logitech(ロジテック、ネッ担編注:コンピュータ周辺機器の製造販売会社)社のサイトは、多くの製造業社のサイトと同様に、希望小売価格を掲載していますが、アマゾンでは同商品がはるかに安く販売されています。

    この重要なことは、ロジテック社が配送日数を4~7日、もしくは2~3日としているところ。アマゾンは配送日数を4日とし、曜日指定もできるようにしています。アマゾンは消費者に配送オプションを提供するとともに、正確に消費者の期待値をコントロールしているのです。

    UPSが通販・EC利用者を対象に行った調査(2016年実施)では、回答者の48%が「配送日指定サービスの有無は購買を決める際に重要だ」と答えました。一方、豊富な配送オプションが欲しいと答えながら、42%が買い物時に陸上配送(ネッ担編注:飛行機ではなく列車やトラックなどの陸上輸送を使用して荷物を運ぶ)を指定しています。また、回答者の46%は「配送日数が長すぎる」「配送日が不明」という理由でカート離脱をしています

    31%が配送スピードのオプションがあると購入の決め手になると回答、46%は配送日数が長すぎたり不明だったりするとカートを離脱すると答えている
    ネッ担編注:31%が配送スピードのオプションがあると購入の決め手になると回答、46%は配送日数が長すぎたり不明だったりするとカートを離脱すると答えている(編集部がUPSの資料UPS からキャプチャし追記)

    もちろん、消費者の期待に応えることは重要です。つまり、約束通りに配送することです。

    まずは、配送業者の詳細な配送サービス実績のレポートをチェックしましょう。データを分析し、特定の場所に届けるにはどの配送業者が良いかなど、最適な業者を選択していく必要があります。

    国営の配送業者をアメリカ全土で採用するのは、サービスレベルやコストを考えると次善の策と言えるでしょう。国際配送に関しては、少し複雑になりますが、データ分析をすれば最適な業者を選択できるはずです。

    ② 配送の可視化

    配送スピードや配送オプションは重要なポイントですが、オーダーや配送の可視化も重要度が高くなっています

    アマゾンなどトップEC事業者は、商品が注文されると同時に注文状況を表示します。注文確定から、配送通知、運送状況までを表示、配送を可視化しているのです。可視化は消費者にとって大変重要な要素です。

    3PL事業者のDotcom Distribution社が2016年に発表した「早い配送と質の高い包装で消費者のロイヤリティを高める」という調査では、「注文状況を把握できない小売事業者や、発送や配送が確認できない小売事業者からは商品を購入しない」と答えた回答者は47%でした。

    注文状況がわからない事業者や、発送や配送が確認できない事業者からはもう商品を購入しないと答えた回答者は47%
    ネッ担編注:注文状況がわからない事業者や、発送や配送が確認できない事業者からは商品を購入しないと答えた回答者は47%(画像は編集部がDotcom Distribution社の資料をキャプチャし追加)

    ECプラットフォームなどのConvey社が実施したアンケートでは、消費者の75%は「情報共有が重要」と回答。その内の38%は「何か問題があったらすぐに知らせて欲しい」と回答しました。

    UPSが2016年に行った通販・EC利用者対象の調査でも、回答者の30%が「発送の際にメッセージを受け取るかどうか選択できる機能が重要だ」と答えています。

    30%が発送の際にメッセージを受け取るかどうか選択できる機能が重要だと答えている
    ネッ担編注:30%が発送の際にメッセージを受け取るかどうか選択できる機能が重要だと答えている(編集部がUPSの資料からキャプチャし追記)

    国際市場では、配送の可視化に関する期待値はさらに高いようです。DHL社がドイツで行った調査では、88%が「荷物のトラッキング番号に直接アクセスしたい」と回答。

    84%が配送業者を知りたいと答えました。そして、消費者の85%が、ECでは「荷物をトラッキングできるサイトへの直リンクがあることが重要」と回答しました。

    配送業者の選択はとても重要なことです。消費者が使用するプラットフォームで配送状況を適切に可視化できる配送業者が、消費者の高い期待に応えられる業者なのです。

    ③ 返品の効率化

    UPSが行った通販・EC利用者対象の調査(2016年実施)によると、ECでは返品が消費者の満足度に大きく関わっているようです。

    アマゾンは早くて簡単な返品サービスを提供しています。返品のプロセスは、消費者の購買履歴と完全統合され、ユーザー自身で返品処理することができます。ほとんどのケースでは返品時の送料が無料です。返金フローは、返品商品がアマゾンに到着した時ではなく、返品を配送する業者が商品を確認した段階で返金されます。

    便利で使いやすい返品プロセスを提供することは、eコマースのバリューチェーンすべての要素に関わってきます。

    Webサイト同様、返品ポリシーやプロセスも簡単でわかりやすくなければなりません。米国では発送の際、返品の説明や返品用ラベルを封入しておくのがEC事業者の慣例になっています。

    オンラインで返品手続きを始めると、返品ラベルの用意、配送の説明、返金、トラッキング、最終確認までのプロセスが簡単に把握できる仕組みであることが重要です。

    返品プロセスで大事なのは、どの場所に返品するかという点。UPSの調査では、回答者の60%が「実店舗に返品したい」と答えました。

    40%が事業者に、60%の回答者が実店舗に返品したいと答えました
    ネッ担編注:回答者の40%が小売事業者に、60%が実店舗に返品したいと答えた(編集部がUPSの資料からキャプチャし追記)

    しかし、オンライン通販だけの小売事業者では、これを実現することはできません。そのため、消費者が返品時に利用する配送業者が(消費者にとって)便利な場所に存在していることが重要です。

    UPSの調査では、消費者の55%が「配送業者に返品を持ち込む」と答え、21%が「配送業者の配達ボックスかUPSのピックアップサービスを利用する」と答えました。

    ネッ担編注:55%が配送業者に返品を持ち込むと答え、21%が配送業者の配達ボックスかUPSのピックアップサービスを利用すると答えた(編集部がUPSの資料からキャプチャし追記)

    ほぼ全ての配送業者が、簡単に返品できるサービスを提供しています。しかし、消費者の利便性を損なわないためにも配送業者のロケーションは必ず考慮しましょう

    返品の仕組みはいくつもありますが、大切なのは「便利」「簡単」「ストレスフリー」であることです。

    ◇◇◇

    eコマースの世界は急激に変化しています。アマゾンの影響で、消費者ニーズも同時に変化しています。

    配送、オーダーの可視化、返品が効率的に行えるオペレーションを持つECサイトは、将来的にアマゾンのサービスレベルに近づくことができます。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

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