ネットショップ担当者フォーラム

効果的なランディングページを作成するために押さえておくべき7つのポイント | いつも.ECコンサルタントが明かす売り上げアップにつながるEC最新情報

9 years 1ヶ月 ago
E-commerce Shop Online Homepage Sale Concept

集客した顧客を効率的に購入にいたらせるため作成するランディングページ(LP)ですが、せっかくコストを投下したのにあまり効果がでなかったなんて経験はありませんか?そんな苦い思いをしないためにLPで押さえておきたい鉄則ポイントをご紹介します。

①ファーストビューが最も重要

LPは情報が多いため、どうしても縦に長くなるものですが、実は画面が表示された際にスクロールをせずに見れるファーストビューでほとんど成功の可否が決まると言っても過言ではありません。ファーストビューの作り込みが甘いとせっかくコストをかけてLPに誘導しても、ここは自分が見るべきページではなかったと思ってしまい、その場で離脱されてしまうため、ファーストビューの作り込みが最も重要なのです。

ファーストビューには価格はもちろん、使用感がわかるものや閲覧したユーザーが、自分がターゲットであるとわかるように、ターゲットに近い人物の写真などをなるべく入れるようにします。キャッチコピーも重要で、誰をターゲットにしているのかわかるよう、「最近お疲れ気味のあなたへ」や「お肌が気になり始めたあなたへ」などと言った具体的なコピーを考えることが重要です。その他、ファーストビューで商品の良いところを全て伝えるというつもりで見辛くならない程度に情報を網羅していきます。

②外部の評価を入れる

ファーストビューから下はどうしても情報が多いため長くなってしまうものです。そこで、どんな人をターゲットにしているのかをもう一度伝えるため、「こんな事でお困りではありませんか?」等と問いかけ、その商品でどのようになるのかを可能な限り明記します。また、どんなに良い商品でも販売側からの評価だけでは説得力を欠くため、お客様の声や研究結果、雑誌に紹介された事など外部からの評価を必ず入れるようにします。

③顧客が気になる商品の情報は全て網羅

商品の詳細はできるだけ細かく書くようにします。アパレルやインテリアであれば色んな角度からの写真をたくさん掲載する必要があります。(写真に関してはこちらの記事もご覧ください)また、意外と多くのユーザーが気にされるのが製造会社や産地情報といった情報です。安全・安心に繋がる情報はしっかりと掲載するようにしましょう。

④価格表示にも工夫を

日用品などで金額が高い商品に関しては、まとめ買いの価格だけを表記するのではなく、「一回あたり○円でお得!」といった1回換算の価格を併記して安さを訴求することも効果があります。

⑤『今』買う理由を明記する

LPにおいて、転換率を向上させるポイントは、「今買わないといけない理由を書く」ということです。「また後で」や「いつか買おう」と思われ離脱されてしまうと転換率は上がってきません。「今なら10%OFF」や「期間限定!定期購入で25%OFF」など今買うことのメリットを大きく表示してLPからの購入率を高めることが重要です。

⑥大切な事は何度でも

LPはどうしても縦に長くなってしまうので、同じ情報であっても写真を変えたりしてもう一度表示することも有効で、特にファーストビューで訴求した項目は、長く読み進める内に記憶が薄れてしまっている可能性があるため、もう一度見せることも効果的です。

⑦競合のLPを確認して足りない情報がないかチェック!

LPを作る際に、デザインや読みやすさも必要ですが、中身のコンテンツでどれだけコンバージョンさせる事ができるかが最も大切なことです。同じような商品を扱っている競合のLPも見て、情報が足りていないようであれば、より多くのデータやお客様の声などで裏付けを固める必要があります。

以上7つの項目をしっかりとチェックしてLPの鉄則を網羅するようにしましょう。また、よくある間違いに、LPに来たお客様を別ページの大容量商品や定期購入のページに飛ばそうとする方がいますが、他のページに遷移してLPの効果が測れないだけでなく、金額が大きく見えるため気軽にLPへやってきたお客様への対応としてはNGです。LP上ではその商品だけで完結して、商品を一度購入して頂いてからメルマガ等で定期購入に繋げるなどの施策へと繋げるようにしましょう。

「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
コストをかけて集客した新規顧客をがっちり掴む!自社LP7つの鉄則(2016/12/27)

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

株式会社いつも.

ECの売上アップを、知識ゼロ・手間暇ゼロ・無料でなんてできるはずない……え? あるの!?

9 years 1ヶ月 ago

自社ECサイトをひとりで運営・管理しているが、とにかく忙しくて改善策を考えられない。手間をかけずにコンバージョン率や売り上げ単価を向上させるWeb接客とは?
※マンガをクリックすると次のページに移動します。

ここからスタート
データを活用した高度なマーケティングで売上がバンバン伸び
北は北海道南は沖縄まで
日本中がお客様になる!
パティスリー・トラ 社長 寅野 楓(35歳)
なんて夢見てECサイトを始めて早3年
ネットには同じような店が乱立
お客も集まらず開店休業状態
本当にこのままECサイトを続けている意味あるんやろうか…
ないないない
ないって言うなぁ!
ほんなら止めたらよろしい
ここからスタート専務
社長の肝いりで始めたもんやしだれも止めまへん
専務
伊賀タカシ(35歳)
サイトの維持にも金がかかるし会社の借金も増える一方や
うぅ… せやけど…
せっかくここまで 頑張ったんやし…
もしかしたら爆発的なヒット商品が生まれるかもしれんやろ
その時に全国からの注文を受けるECサイトが無いなんて悲しいやん
まだ夢見とんのか
社長かてそろそろ限界って思ってるんやろ
Webで売上をあげるにはお客様に合わせてオススメの商品や情報を打ち出していかなあかん
ここからスタート社長は頑張った
ワシは知ってるで
けどそれは時間をかけてキャンペーンの結果と検証 改善を繰り返して何度もシナリオを作るっちゅうこと
せやけどうちの会社にそんなことできる人材もお金の余裕ももうあらへん
全てやってくれる人工知能とかがあればいいんやけどそれこそ夢や
引き際が大切やで
専務… 気持ち悪…
そやな あきらめるわ…
それがええ
BL中すみません
ドアの外に変な人おるんやけど…
え
ここからスタートつばきやないか
おぉ ここ兄ちゃんの店やったんか
元気そうやな
なんで スッと 入ってけぇへんねん
何度か来たことあるやろ
相変わらず洋菓子だらけやねぇ
洋菓子屋やからな…
社長の妹 つばき(27歳)
社長に妹さんおったんですね
自由気ままに 全国を旅している風来坊や
なんだかフーテンのと…
それはややこしくなるから言うなっ
つばき急に帰ってきてなにかあったんか?
それや兄ちゃん
ここからスタートサイトチェックしてたで全く買う気が起きひん
どんどん顧客に合わせた商品見せていかんと他の店にやられてしまうで
なにわの 商人(あきんど)やろ
お前はわかってへん…
広告やクーポンを出すにもお客様を理解して分析して
それぞれに最適なシナリオを提供せなあかん…
そのためには膨大な挑戦と失敗の繰り返しが必要なんや
さっきワシが言うたやつやん…
PDCAやろ
え…
ここからスタートなんでお前がそんなこと知ってんねん
小学生でも知っとるわ
PDCAってなんですか?
知らんのかいな
PDCAとは目標を設定(Plan)
施策を実行(Do)
検証(check)
対策(Action)
というサイクルのことを言うねん
そんな面倒なことしてたんや
つばきちゃん実はたった今 ECサイトは止めることにしたんや
え そんなんありえへん
邪魔するで
金貸し 銭形(45歳)
ここからスタート邪魔するんやったら帰って
よっしゃ今日はこれぐらいにしといたるわ
って新喜劇みたいなことさすなっ!
勝手にやったくせに
あんた誰や
金貸しや 来週は集金日 ちゃんと耳揃えて返してぇや
この店借金あるん?
面目ない…
ECサイトなんて止めて その分さっさと借金返さんかい
はい
ECサイトは止めるつもりです
何言うてんねん
なおさらECサイトを復活させんとあかんやろ!
えっ?
ねーちゃんなに言うてんねん
よそ者は黙っとき
へ…
せやけどな… さっきも言うたけどECサイトを担当する人材も予算も足らんねん
なんもせんでいい 方法があんねん
なんもせんでいい?
それを伝えるために帰ってきたんや!
ここからスタートecコンシェルを使えばいいのよ!
スチュワーデス?
コンシェルジュよっ!
ecコンシェルを使えば何もしなくても
まるで実店舗の接客のようにお客様に合わせて オススメの商品や情報を案内することができるのよ
ここからスタートネットでそんなことができるの?
すごいでしょ♪
なんもせんでも?
作業はタグを貼るだけ
作業あるやん
いや それくらいいいでしょ
コピペでホイだし…
そんなんええから どういう仕組みになってんねん ecコンシェルとは「誰に」「いつ」「どこで」「何を」といった
「接客シナリオ」の情報を元に
人工知能を使って最適な接客を自動で実施してくれるのよ
ここからスタートわかりやすく言えば
勝手にユーザー行動を集めて理解して それぞれのお客様に合った 商品やクーポンなどを自動でオススメしてくれるの
ほんまかそれ びっくりした?
初回訪問者にはどんな商品をオススメすべきとか…
リピーターには…
メルマガ登録者には…
っていちいち考えなくて済むんやな?
ホンマやったら革命やで…
本当だって
兄ちゃんは兄ちゃんなりに一生懸命やってたんやな…
もちろん それだけじゃなくて…
まだあんの?
ここからスタート自動PDCAだからどんどん接客の精度が上がっていくの
その結果コンバージョン率もリピート率も上昇
さらに顧客ロイヤリテイの向上だって見込めるわ
お客様にとっても会社にとってもまさにかゆいところに手が届くシステムなのよ
こ… これなら…
専務 ECサイト 続けてええか?
もちろん すごいサービスや!
よしっ!
つばきありがとう! 善は急げや! 早速導入や!
良かった
ちょいまち!
ここからスタートあんたまだ おったんかいな
おるわ!
まだなんか 文句あんの?
ecコンシェル うちの会社にも導入してくれへん?
あなたのサイトにも 有能なコンシェルジュを設置してみませんか?
し・か・も5,000接客/月までならずーっと無料よ!
uchiya-m

サイト未訪問でもFacebookダイナミック広告を配信可能に、サイバーエージェント

9 years 1ヶ月 ago

サイバーエージェントは1月12日、インフィード広告に特化した運用プラットフォーム「iXam Drive」に、企業の商品・サービスと親和性が高いと推測されるサイト未訪問ユーザーへ「Facebookダイナミック広告」を配信できる機能を追加した。 

サイトを訪れたことがないユーザーに対しても、最適な商品広告を配信できるようになる。サイト訪問数が少なく、通常の「Facebookダイナミック広告」の配信量に課題を抱えている企業も、新規ユーザーの獲得を図ることが可能となる。

これまで企業のサイト上で商品を閲覧したユーザーのみを対象として配信していた「Facebookダイナミック広告」を、サイト未訪問のユーザーに対しても配信可能にする。

サイトを訪れたユーザーの属性や興味関心と類似しているサイト未訪問のユーザーに対し、親和性が高いと推測される商品やサービスの広告をパーソナライズド配信する。

なお、サイト未訪問ユーザーへの「Facebookダイナミック広告」配信においても、通常の「Facebookダイナミック広告」配信と同様、Facebookフィード内の情報を用いて、「商品カテゴライズ」「配信対象オーディエンス」などの配信条件を設定することが可能。

「iXam Drive」はキャンペーンや広告セットの追加、更新、削除などのオペレーション管理に加え、柔軟なレポート機能や入札機能、クリエイティブの追加、差し替え機能を備えている広告運用プラットフォーム。

Facebookが提供するパートナープログラム「Facebook Marketing Partner」に同プラットフォームは認定されており、Facebookなどソーシャルメディアのインフィード広告の運用に対応している。

中川 昌俊

ネットショップ担当者フォーラム編集部

ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

中川 昌俊

ユニクロのEC売上が伸び悩んだ理由

9 years 1ヶ月 ago

ファーストリテイリングが手がける国内ユニクロ事業のネット通販に一時、ブレーキがかかった。

1月12日に発表した2016年9~11月期(第1四半期)連結業績によると、国内ユニクロ事業のEC売上は前年同期比で11.3%増。だが、前年同期(2015年9~11月期)連結業績のEC売上は23.2%増で、伸び率は前年同期と比べると11.9ポイント減少した。

2016年8月期EC売上の伸び率は30.1%と大幅増収だったが、第1四半期のEC売上の増収率は繁忙期にもかかわらず伸び悩んだ。それはなぜか。グループ上席執行役員CFOの岡崎健氏によると、「繁忙期において翌日配送サービスを中止したため」と言う。

ユニクロのネット通販は2016年までに注文翌日に商品を届ける「翌日配送」をスタート。だが、繁忙期に差し掛かった2016年9~11月期に翌日配送を一時停止した。その理由について岡崎CFOは、同日に開いた決算説明会で次のように説明した。

欠品なども発生し課題が残った。本来めざしたサービスが大きく後退したものしか提供できず、あるべき成長の軌道に乗れなかった。(当期は)自然体でいけば3割くらい伸びるはずであり、本来同じサービスを提供すれば3割は伸ばせた。だが、できなかった。

繁忙期に配送期間を無理に短縮するということではなく、余裕をみた運営、安全施策をとった。不本意ではあるが、お客さまに対する配送期間のサービスという意味では、よくなかった。

「翌日配送」は1月現在も停止中。岡崎CFOによると、「春頃から翌日配送を安定的に提供したい」と言う。

ユニクロの伸び率が落ち込んだ理由は翌日配達サービスの停止が原因

ユニクロは今春にも「翌日配送」サービスを再開する(画像は編集部がユニクロのECサイトをキャプチャ)

ユニクロは配送面の拡充を進めており、その一環として2016年、有明に大型物流センターを竣工した。首都圏を中心にネット販売で顧客への翌日配送・当日配送のサービスエリア拡大も図っていく方針を掲げている。

岡崎氏は「春頃からは当初からめざしていた運営、進化した運営をめざす」と説明。ファミリーマート、ローソンと協業し、全国のファミリーマート店舗とローソン店舗でのユニクロ商品の「コンビ二受け取りサービス」を今春に開始する取り組みとあわせて、安定した配送サービスの提供をめざすとした。

なお、2016年8月期通期連結決算によると、国内ユニクロ事業における通販・EC売上高は前期比30.1%増の421億円。同事業の売上高に占める通販・EC売上高の構成比率は同0.9ポイント増の5.3%。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

瀧川 正実

アフィリエイター向けキャンペーンはいつ、何をする? キャンペーンの年間計画を立てよう | アフィリエイトの効果が出ていないEC事業者のためのアフィリエイト再入門講座

9 years 1ヶ月 ago

アフィリエイター向けキャンペーンは課題の克服のために必要ですが、無計画に実施しても効果が半減してしまいます。閑散期や繁忙期にどんなキャンペーンをすれば良いのか? 年間の販売件数からスケジュールを立てる方法と、ASPの「季節特集」の活用についてお伝えします。

キャンペーンは時期によって使い分けよう

前回、「より売れる時期に、報酬アップなどのキャンペーンを!」とお伝えしましたが、販売件数アップのみを目的としたキャンペーンを続けていても、思ったほど反応がない……といった事態になりがちです。

なぜなら、報酬アップキャンペーンは既存の提携済みアフィリエイターを対象とするもので、新規に掲載してくれるアフィリエイターを増やすための施策にはなりにくいからです。

キャンペーンをより効果的にするには、適切な時期を見極め、年間を通して計画的にキャンペーンを実施する必要があります。まずはASP管理画面から月別レポートで販売件数を抜き出して、月ごとの獲得件数を確認してみましょう。

月別販売件数の例
月別販売件数の例

例えば上のグラフのような状況だったとすると、5月と12月が繁忙期で、2月と8月に販売件数の伸び悩みがあることが読み取れます。

この場合は、例えばこんな年間スケジュールが考えられます。繁忙期には「報酬アップキャンペーン」で販売件数のさらなるアップを目指し、閑散期には「バナー貼るだけキャンペーン」などで新規のアフィリエイターを増やすことを目的とした施策です。

年間の季節イベントとキャンペーンの例
年間の季節イベントとキャンペーンの例

「バナー貼るだけキャンペーン」と「初オーダーキャンペーン」の連続技がおすすめ

閑散期は件数獲得を目的にするのではなく、まずは「バナー貼るだけキャンペーン」のような、アフィリエイターにとって比較的報酬がもらいやすい、ハードルの低いキャンペーンを行い、提携数や稼働率を上げるための土台となる母数を増やすのがおすすめです。

ただ、「バナー貼るだけキャンペーン」は提携やバナー掲出の保障があるキャンペーンですが、広告主に積極的に興味があるわけではなく、継続的な紹介に結びつきにくいというデメリットもあります。

そこで、「バナー貼るだけキャンペーン」に続けて「初オーダーキャンペーン」を実施します。

「初オーダーキャンペーン」は、それまで実績がないアフィリエイターでも、1件でも成果が上がればプラスのボーナス報酬を得ることができるため、「まずは多くのアフィリエイターに興味を持ってほしい」といった時に適しています。

より多くの実績を上げるためには、件数連動のボーナスキャンペーンや、売上上位のアフィリエイターに特別な報酬を設定するなど、特定のアフィリエイターを対象としたキャンペーンが効果的です。

自己購入・自己申込を了承している場合は、特に効果的です。実質的に割引価格で商品が購入できることから、アフィリエイター自らがユーザーとなり、商品やサービスを体験して気に入ってくれたら紹介する……といったことも期待できます。

キャンペーンをより効果的にするために、ASPの広告枠を検討してみよう

ASPの広告枠には、①管理画面内広告、②ASPが配信するアフィリエイター向けニュースメール、③ASPの「季節特集」の3つがあります。

① 管理画面内広告

ASPの管理画面内に表示される広告です。プログラム検索後に表示される広告や、ポップアップで表示されるものなど、アフィリエイターに気付いてもらうための枠が多数用意されています。主に有料での露出となりますので、目的にあわせて予算内で効果を上げられる枠がないか、ASPの営業担当に相談してみましょう。

② アフィリエイター向けニュースメールの広告

主なASPが週1回、全アフィリエイターに送信しているニュースメールに掲載する広告枠です。ヘッダーやフッターに掲載できる広告枠が有料で用意されています。

自社と提携しているアフィリエイターだけでなく、ASPに登録している全アフィリエイターにキャンペーンの告知ができるのが魅力です。

③ ASPの「季節特集」

個人的におすすめしたいのが、ASP各社が用意している季節のイベントにあわせた「季節特集」への掲載です。

ASP季節特集の例
ASPの季節特集の例。バリューコマースの「バレンタイン特集」
https://www.valuecommerce.ne.jp/

「季節特集」とは、複数の広告主と一緒に掲載されるASP管理画面内の広告枠のことです。ASPによって有料、無料の枠があります。

近しいカテゴリーで複数社が同時に紹介されるので、1社単独よりもアフィリエイターに自社プログラムに気付いてもらえる可能性が高くなります

年末年始やバレンタイン、入園・入学、母の日・父の日、敬老の日、クリスマスなど季節イベントにちなんだ特集だけでなく、梅雨時期にはレイングッズ特集、紫外線が気になる時期には化粧品……というように、多くの広告主を集めるジャンルで特集を組む場合もあります。

季節特集のメリットは、季節イベントが終了するまでASPの管理画面で露出されることと、登録アフィリエイターへ送信されるASPからのニュースメールに掲載されることです。

広告主単独のキャンペーンの場合、通常は開始時に一度お知らせされるのみとなりますが、季節特集の場合は掲載各社とあわせて、期間中毎週にわたって露出できるのが大きな魅力です。

広告主への露出確保と、アフィリエイターへのコンテンツ提案を目的にASPが企画しており、さまざまな特集が組まれるので、商品やサービスが特集内容に合致したら、予算と相談しつつ検討してみましょう。

◇◇◇

アフィリエイトで成功するためには、アフィリエイターに数多くのアフィリエイトプログラムの中から選んでもらい、掲載してもらわなければなりません。複数の商品をテーマ別に扱っているアフィリエイトサイトもありますが、多くは1サイトにつき売れ筋を5つほどに絞り、集中的に紹介しています。

可能ならその積極的に紹介してくれる数社に入れるよう、継続的に働きかけをしていきたいものです。

鈴木 珠世

鈴木 珠世

コミュニケーション・マーケティング コンサルタント

2004年よりギフトメーカーのWebショップ担当を経験。「モノを売る楽しさ」「アフィリエイトの楽しさに目覚め、2008年よりファンコミュニケーションズ、そしてリンクシェア・ジャパンにて、ネットショップ運営者やアフィリエイトサイト運営者に向けた教育・啓蒙活動に従事。その後、売れるネット広告社にて新規媒体営業と通販事業者向けのコンサルティングを行う。

日本アフィリエイト協議会による、アフィリエイト業界関係者が選ぶ「アフィリエイト業界MostValuable Player(MVP)」2012、2013、2014の3年連続の受賞など、受賞歴も多い。共著にて「成功するネットショップ 集客と運営の教科書」を出版。

現在フリーにて、ネットショップ(通販企業)向けのコンサルティングを開始。

鈴木 珠世

EC上位300社の合計売上高は6.2兆円。過半数が増収【新年初回のアクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

9 years 1ヶ月 ago

毎年恒例・通販新聞社の「通教売上高ランキング」の記事が注目を集めました。過半数が増収という景気の良い結果でしたが、新年早々カード情報漏えいのニュースもランクインしています。

  1. 【最新】通販・EC売上ランキングまとめ2017年版~300社の合計売上は約6.2兆円

    tweet60このエントリーをはてなブックマークに追加

    上位300社の合計売上高は6兆2341億円で、15年12月調査時と比べ5.8%増加

    2017/1/10
  2. ファッション誌「ViVi」のECサイト運営から撤退、パイプドHDが事業継続は困難と判断

    tweet18このエントリーをはてなブックマークに追加

    事業構造的な赤字体質を改善できない状況が続き、グループが主体的な立場で事業を継続することは困難と判断

    2017/1/6
  3. 越境ECの成功のカギは「決済」「不正対策」 80か国のビッグデータからわかる最新トレンド

    tweet15このエントリーをはてなブックマークに追加

    メイシーズ、Amazonなど越境ECや海外販売を展開する300社以上の小売企業が採用するACIの決済ソリューション

    2017/1/5
  4. LINE@で友だち10,000人できるかな!? ─ネッ担のLINEアカウント始動! ……の序章

    あなたにも突然、LINE@の運営を命じられる日が来るかもしれない。そんな日のための連載です。

    2017/1/10
  5. 楽天市場のスマホで売り上げを伸ばしているサイトは「ハンバーガメニュー」をうまく使っている

    スマホサイトについているハンバーガーメニューは、これまで「どうせクリックされない」と思われてきたため、あまり力を入れていない事業者が意外と多いのですが、最近ではその常識も古くなりつつあります!

    2017/1/11
  6. やっぱり気になるアマゾンの動向。アメリカのEC関係者が2016年に最も読んだ記事16選

    米国のEC経営者や担当者は、米国EC市場のデータ、アマゾンの動向に注視しているもよう

    2017/1/6
  7. カード情報835件が漏えいか、印刷ECサイト「バンフーオンラインショップ」に不正アクセス

    帆風が運営する印刷通販サイト「バンフーオンラインショップ」では、個人情報が最大で1万6084件漏えいした可能性も

    2017/1/5
  8. 2017年はどうなる? ネットショップ、SEO、広告マーケティング業界予測【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2016年12月26日〜2017年1月9日のニュース

    2017/1/11
  9. 送料無料はこのまま続く? スピード配送は? EC市場の今後を10大ニュースから読み解く

    通販新聞が実施した「2016年の通販業界10大ニュース」。今後の市場動向にとって重要だと思う項目を受け付けランキング化した

    2017/1/5
  10. ファンケル、オルビスなどが創業、JADMAも設立。通販市場が1兆円を突破した1980年代

    第6回:1980年代「特化型通販期」

    2017/1/11

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    「auショッピングモール」「DeNAショッピング」を統合、「Wowma!」が1/30スタート

    9 years 1ヶ月 ago

    KDDIコマースフォワードは1月11日、「auショッピングモール」「DeNAショッピング」のサービスブランドを統合し、名称を「Wowma!」に変更すると発表した。サービスブランドの統合、名称変更は1月30日。

    「Wowma!」は通常の買い物の場合、1%の「Wowmaポイント」を付与するほか、毎週土曜日は10%としてポイント付与率を高める。

    au会員には「Wowmaポイント」の代わりに「WALLETポイント」を付与。「auスマートパスプレミアム会員」には、毎週土曜日に5%プラスしてポイントを付与する。

    「Wowma!」の提供に併せて、出店者の拡大も図る。既存の出店店舗数は約3000店舗だが、2月以降、丸井やAOKIホールディングス、ゴルフダイジェスト・オンラインといった大手EC事業者の出店も予定している。

    サービス開始に併せてキャンペーンも行い、2017年2月1日~3月31日まで、毎週月曜日、水曜日も追加で10%のポイント付与を行う。新生活応援クーポンとして抽選で合計6000人に「Wowma!」での買い物金額が1万円割引となる「新生活応援クーポン」をプレゼントする。

    「Wowma!」のロゴ

     

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    モール店の外部広告効果を測定する「bambooshoot AD」を提供開始、マージェリック

    9 years 1ヶ月 ago

    EC支援ツール提供のマージェリックは1月27日、ECモール内の指定商品へ集客する外部広告の集客効果などが測定できるAI搭載型アドネットワークプラットフォーム「bambooshoot AD(バンブーシュート アド)」の提供を開始する。国内では初めてという。

    モールに掲載している商品へ集客するリターゲティング広告を配信したり、リスティング広告の効果測定を可能にすることで、モール店への集客を支援する。

    自社ECサイトでは、コンバージョン計測タグやリターゲティングタグを埋め込むことで効果測定ができるものの、モールではこうしたタグの埋め込みができない仕様になっている。そのため、モール出店者は外部広告を利用してモール店へ集客することは難しかった。

    「bambooshoot AD」では独自技術により、コンバージョン計測タグやリターゲティングタグをサイトページへ埋め込まなくても、ECモールの商品ページの広告効果測定をできるようにした。

    モール店の主な集客方法だったモール内広告のほか、リスティング広告やリターゲティング広告など外部広告を含め、効果的な集客方法を利用できるようになる。

    広告効果測定の管理画面イメージ

    マージェリックが提供しているEC管理システム「bambooshoot」の追加機能として提供する。楽天市場から対応を開始し、今後はYahooショッピングへの対応も予定している。月額固定費は無料で、広告費の10%~20%が利用費用としてかかる仕組み。

    「bambooshoot」では受注情報や顧客情報などを管理するシステムのため、将来的にはより高度なCRMが行えるシステムとして提供していきたい。(嶋泰宣社長)

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    申請不要で副業OK! 業績連動の賞与など新たな人事制度を導入したロコンドの狙い

    9 years 1ヶ月 ago

    プロフェッショナル精神を重要視しています。会社とプロの関係性とは、成果を出せば報酬を増やし、成果がなければ報酬は下がる、という明快な法則です。

    今のチームはプロフェッショナル精神の強いメンバーの集団である中、会社としてもプロを優遇し、プロに還元する制度をこれからも設けて行きたいと思います。Go、ロコンド!!!

    2017年1月、申請不要での副業許可や給与アップインセンティブなどの制度を盛り込んだ新たな人事制度を導入したロコンド。田中裕輔社長は、人事制度の大改革に踏み切った理由をネッ担編集部にこうコメントを寄せてくれた。

    ロコンドが採用した新人事制度は次の通り。

    • 年4回の人事評価委員会での職位見直し
    • プロフィット・シェア・インセンティブ(年1回の賞与)
    • 同じ区手当(本社、倉庫と同じ区に居住者への家賃補助制度(3万円/月にアップ)
    • 引っ越し手当(同じ区へ引っ越す場合、5万円までの引っ越し補助制度)
    • ディナー手当(ウェルカム手当、卒業手当、何でも手当。2,000円/回の飲み会補助費用)
    • 社割クーポン(全商品対象の社割制度、および、バースデークーポン)
    • 皆勤賞(5,000円/月。四半期連続で皆勤賞達成の場合はボーナスとして1万円)
    • 外部研修制度(行き放題)
    • 慶弔金制度(結婚、出産など)
    • 副業可(申請不要型)

    新人事制度を導入したロコンドの田中祐輔社長

    コメントを寄せてくれたロコンドの田中祐輔社長(2015年12月に編集部が撮影)

    ロコンドが新人事制度の目玉としてあげたのが「プロフィット・シェア・インセンティブ」(PSI)。欧米企業に多く見られる、会社全体の業績結果に応じて支給する利益還元賞与であり、業界としては初の試みという。

    ロコンドは年俸制を採用しているが、これに加えてPSIの賞与が加わることになる。正社員の場合、各人、職位および事業計画の達成度合に基づき、営業利益の0.01%~0.1%を個人がプロフィットシェア賞与として受け取ることが可能。ロコンドによると、「明確な会社の利益を社員に還元する制度となっている」とした。

    2015年10月度に創業以来初めて単月黒字化を達成したロコンド。2016年2月期(第6期)の業績は、売上高(出荷高ベース)は前期比33.3%増の100億円、純損失が2億976万円(2015年2月期は6億3522万円)と損失幅が大幅に縮小し、今期(2017年2月期)の黒字転換も視野に入っているとみられる。

    新人事制度の導入について、ロコンドは「会社の利益を社員に還元する為です」(広報)と断言。充実した福利厚生の導入によって採用をさらに強化、社員の生活を豊かにすることをめざしていくとしている。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販、ECに関する業界新聞の編集記者を経て、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、EC業界に関わること約9年。まだまだ、日々勉強中。

    瀧川 正実

    AIなど最新テクノロジーはネット通販をどう変えるのか? 米のIoT専門家が語るECの未来 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    9 years 1ヶ月 ago

    アメリカのネット通販専門誌「インタ−ネットリテイラー」は、シリコンバレーのフューチャリストとして名高いテクノロジー分野の専門家デイヴ・エヴァンス氏にインタビュー。AI(人口知能)IoT(モノのインターネット)ドローン広がるコネクティビティ(接続性)データ生成が小売業をどのように変えるのか、お話を伺いました。

    小売業界に影響を与える新しい技術革新とは

    モノのインターネット、別名「IoT」は今を象徴するテクノロジーです。知能の高いモノのインターネットは、次に訪れるテクノロジーになるでしょう。少なくとも、デイヴ・エヴァンス氏はこう考えています。

    エヴァンス氏はシスコシステムズでの24年間の勤務を終える少し前の2012年に、“インターネット・オブ・エブリシング(IoE)”(モノだけではなく、ヒト、データ、プロセスなど「すべてのモノとコトがインターネットで結びつくことで可能となるビジネス全般を意味する」)という新しい言葉を作りました。

    シスコシステムズによると、“インターネット・オブ・エブリシング”は、高度につながった世界から得られたデータが持つ長期的な可能性を意味します。シスコシステムズ時代のエヴァンス氏の役職名は当初、チーフテクノロジストでしたが、後に「チーフフューチャリスト」に変更されました。

    現在、エヴァンス氏はモバイルアプリのスタートアップ「Stringify」の共同創設者兼CTOとして、IoTのコネクティビティを高め、消費者がIoTの管理をしやすくするためのアプリを開発・運営しています。簡単に説明すると、“多くのスマートデバイスを生活に取り入れるほど、管理が複雑になる“ことを防ぐアプリです。

    インターネット向けデバイスの製造に関し、いまだに世界的的な統一ルールは存在していません。ほとんどのデバイスが、単独、もしくは独自のアプリを通じて管理されている状況です。

    「Stringify」のアプリを使えば、消費者が全てのスマートデバイスを一括で管理でき、デバイスの操作をリンクさせるなど、自分だけのルールを作ることが可能です。また、天気、位置情報を組み合わせるなどして、より賢いデバイスに作り上げていくこともできます。

    たとえば、車のエンジンを止めてガレージに駐車すると、裏口のドアの鍵が開いて、入口のライトが点くようにする、というルールを作ることも可能。また、降水確率が90%の時は、芝生のスプリンクラーを起動させないようにすることもできます。

    今回のエヴァンス氏へ取材では、消費者のコネクティビティレベルの変化データ分野の飛躍的な成長と応用技術小売業者にとって影響のありそうな今後の技術について伺いました。

    AIなど最新テクノロジーはネット通販をどう変えるのか? 米のIoT専門家が語るECの未来
    IoTという言葉を作ったデイヴ・エヴァンス氏(画像は編集部がInternetRetailerから追加)

    5年後にはAIがネット通販では当たり前になる

    インターネットリテイラー(以下IR):一般消費者に広がっていくと思われる技術革新は何だと思いますか?

    デイヴ・エヴァンス(以下エヴァンス):人工知能、AIです。消費者は自分たちがAIを利用しているという感覚はないかもしれませんが、どこでもAIを使用することになるでしょう。Siri(アップルのiOS端末に搭載されている音声アシスタント機能)やCortana(マイクロソフトが開発したインテリジェントパーソナルアシスタント)、グーグルアシスタント(Googleが開発したAIベースの対話型アシスタント機能)、アマゾンアレクサ(Alexaは愛称で、正式名称はAmazon Echo)などが良い例ですが、それらはほんの序章に過ぎません。

    買い物にもAIが入り込んでくるでしょう。ドレスやスーツを試着して鏡を見ると、鏡が感情を察知するようになります。しかめっ面をしているのか、嬉しそうなのか……表情にもとづいて、商品を提案するようになります

    ショッピングカートは、すでにカート内に入っている商品をもとに他のオススメ商品を表示しますが、消費者が許可すれば自宅の食品庫や冷蔵庫の中に入っている商品をもとにオススメを提案することもできるようになります。消費期限切れになりそうな食品をディスカウント価格でオススメするフードセンサー、AI技術を使ってより賢く商品を配送するドローン、トラックも自動運転・自動配達になるでしょう。コネクティビティと同様にAIも広がっていくのです。

    IR:そのような変化は、どれくらいのスピードで起こるとお考えですか?

    エヴァンス2~5年の間に起こると思います。それは物の消費サイクルが急激に短くなっているからです。携帯電話を考えてください。アップルは毎年新しいモデルをリリースして、人々はそれを購入します。テレビはどうでしょう? 昔はテレビを購入したら一生、もしくは壊れるまで数十年間は同じテレビを使い続けていました。技術がより早く進化する今、人々は常に新しい機能を欲しています事業者はより早く、新しい機能を追加しなければいけなくなるわけです。

    IR:AIは新商品の核となる技術として組み込まれていくのでしょうか?

    エヴァンスAIはつながることができる全てのデバイスに入り込んでいくでしょう。どのような変化をもたらすかについては、過去に例がないほどの変化になると考えます。技術革新は二次的なものです。AIは大きく社会を変えることになるはずです。アップル、グーグル、マイクロソフト、インテルなど、全ての大企業は莫大なお金をAIにつぎ込んでいます。なぜなら、AIが大きな差別化になるからです。

    IR:洗剤が少なくなったら自動的にオーダーしてくれる洗濯機、水のフィルター交換をお願いしてくれる冷蔵庫など、私たちが目にしているスマートプロダクトは、氷山の一角なのでしょうか? 現実的に消費者の生活がどれだけ自動化されるのでしょうか?

    エヴァンス:牛乳が少なくなったらオーダーしてくれる冷蔵庫がスマートプロダクトかどうかはわかりませんが、商品が腐った時などアレルギーを起こしそうな商品について警告してくれる冷蔵庫はスマートプロダクトと呼べるでしょう。

    Juicero(全自動で新鮮な野菜や果物の絞りたてジュースが飲めるジューサー)というサービスが良い例です。Juiceroはカメラを内蔵し、(編集部追記:Wi-Fiに接続されたジューサーが)ジュースパックのQRコードを読み取ります。もしその商品にリコールなどの問題があると、Juiceroにジュースパックを入れても起動しません。病気が広がるのを積極的に阻止してくれるスマートプロダクトの素晴らしい事例だと思います。

    もちろん、食品に限った話ではありません。電力が一番安い時やグリッド(電力網)への負荷が少ない時にしか動かないようにするスマートデバイスもあるでしょう。機械や電気が故障した時には、自動的に修理をオーダーすることもできます。製造業者は、新しい機能を追加したり、バグを直すための新しいファームウェア(電子機器に組み込まれたコンピュータシステム)をアップロードすることが可能になります。全ての商品において、どこで問題が発生したのかわかるようになるわけです。

    私たちは今、大きな変革の初期段階にいると思います。

    Juiceroのイメージ動画(編集部が追加)

    IR:現在、AmazonはGEやサムスンといった大企業とタッグを組み、アマゾンダッシュのコードを製品に組み込んでいます。小売りとリピート注文を関連付けることで、IoT開発の分野ではアマゾンがリーダー的存在になっていると思いますが、アマゾンの競合他社は憂慮すべき状況と言えるでしょうか?

    エヴァンス消費財に関しては、競合は憂慮すべきだと思います。「お店に行って石鹸を買うのが楽しみで仕方がない!」という人はいないでしょう。このような商品の購買行動は自動化されていく。そうした意味で、消費財でアマゾンは現在、他社をリードしています。

    しかし、洋服や家具などハイエンドな商品に関しては、やはり店舗での確認が購入の前提条件になると思います。しかし、店舗を構える小売業者もさらに努力が求められます価格競争だけでは十分ではないからです。素晴らしいインストアエクペリエンス(店内体験)付加価値のあるサービス素晴らしい顧客サービスが差別化要因として求められてきます。

    IR:今はまだ小さくても、将来的に大きくなる可能性がある技術やコンセプトについて、小売業者やブランドが理解してく必要があるのはどんなことでしょうか?

    エヴァンス:技術はものすごい早さで変化しています。小売業者も製造業者も、技術を無視できません。新しい技術を取り入れなければ、競合他社に先を越され、潰れてしまうかもしれません

    アマゾンは現在、AIを利用してAmazon Go(アマゾンゴー)を試験的に行っています。アマゾンゴーは、レジを排除したハイテクな食品ストアです。これが成功すれば、小売業に変革が起こるでしょう。私から小売業者にアドバイスがあるとすれば、こうした状況をオープンマインドで観察することです。そして、最終的に他社と差別化するために、注意深く、そして合理的に新しい技術を試していくことです。

    より良いサービス、より良い機能を消費者に提供するにはどうしたらよいか。何も恐れることはありません。早く対応できない小売業者は取り残されていくでしょう。

    IR:数ある技術革新の中で、個人的に1番ワクワクするのは何ですか?

    エヴァンス“知能の高いモノのインターネット(internet of intelligent things)”と呼んでいるものです。クラウドがさらに知能を授かると、つなぐことしかできない“頭の悪い”デバイスも、その知能の恩恵を受けることができるようになります。デバイスが驚くほど賢くなっていくわけです。つなぐだけで、頭の悪いモノが賢いモノに変わります。

    玄関を考えてみてください。かなり頭の悪いデバイスですよね。しかし、安いカメラセンサーを取り付けて、クラウドにつないだらどうでしょう? 玄関がかなりスマートなモノに変わるわけです。他のスマートなモノにつなげば、顔や声を認識できるようになります。単なるモノを、ただインターネットにつなげているだけではないのです。インターネット、そしてその先にある大量の知能にアクセスできるようにつなげているわけです。

    IR:知能の一部は、私たちのデバイスや行動のデータをもとにしていると思いますが、それらのデータは誰が所有、または管理することになるでしょうか?

    エヴァンス:とても良い、そして難しい質問ですね。多くの企業や政府機関が、消費者から集めたデータを分析しています。電子機器を使ったコミュンケーションは全てなんらかの方法で分析されていると考えるのが妥当でしょう。複数の機関が情報にアクセスできるようになっており、フェイスブックはその情報を広告に、グーグルは広告とサービスに利用しているわけです。

    消費者は無料でサービスを利用する代わりに、企業が自分自身のデータへアクセスすることを許しています。インターネット上では、情報が貨幣になるのです。ほとんどの消費者がそのトレードオフを喜んで提供しています。不平を言う消費者もいますが、多くの消費者が無料のサービスを利用する代わりに、データへのアクセスを許可したいと考えているのです。

    IR:オンラインショッピングでは、デスクトップからモバイル、そしてアプリへという変化がありました。今後、オンラインショッピングはどのように変わるとお考えですか?

    エヴァンス近い将来、ドローンが買い物の手伝いをするようになるでしょう。飛ぶタイプのドローンだけではなく、車タイプのドローンもです。ドローンが空中を飛び回っているのを目にするようになるでしょう。消費者はより早く商品を欲しがります。2日間でさえ待っていられないのです。そんな中、ドローンは大きな変化をもたらすでしょう。

    ドローンに人間は必要ありません。トラック運転は過去のものとなるでしょう。現在、トラック運転手が配送ネットワークの肝になっていますが、長時間労働を強いられている彼らは、安全面で大きな不安を抱えています。自動運転トラックは、24時間年中無休で働けます。全自動運転の自動車を最初に活用するのはトラック業界になると思います。

    数十年単位の長期的な目で見ると、次世代の3Dプリンターが電子レンジと同じくらい一般化し、消費財を数分で印刷できるようになるでしょう。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    潜在顧客にどうアプローチする? 新規客が急増したファンケル化粧品の商品価値の伝え方 | 通販新聞ダイジェスト

    9 years 1ヶ月 ago

    ファンケル化粧品が新規顧客へのコミュニケーションを大きく変えている。主力スキンケアで「無添加」の価値を前面に打ち出すこれまでのプロモーションを転換。30~40代女性の共感を集める漫画家とのコラボレーションや、くちコミなど周囲の評判を高めることで接点のなかった顧客との接点創出を図っている

    企業スタンスの価値発信を変える

    主力スキンケア「アクティブコンディショニングEX」は昨年9月にリニューアル。以降、新規獲得を強化している。

    1年目は「無添加」が生み出す価値である“自活力(肌が自らきれいになろうとする力)”をキーワードにコミュニケーション。女性誌を中心に広告展開を進めた。

    一方で課題も生じた。従来のプロモーションは、企業スタンスで伝えたい価値を発信する構造になっていたことだ。

    “自活力”は「安心・安全」や、肌への優しさなど、そもそもコンセプトに共感してきたコア層には響く。ただ、これまでファンケルへの関心が薄かった層には具体的な機能が分かりづらく、購入まで至らない顧客がいると分析した。

    30代女性支持の漫画家とコラボ

    課題を踏まえ、2年目を迎えた今年9月からのプロモーションでは、対象となる潜在顧客の間口を広くとる“30代あるある”などをテーマにした漫画でその世代の共感を集める漫画家東村アキコ氏が描く「東京タラレバ娘」とコラボレーションキャンペーンサイトSNSなどウェブ、交通広告、雑誌などメディアミックスで展開した。

    伝えたい機能は、30~40代女性の悩みである「ハリ」や「弾力」をサポートすること。この機能を代弁するキャラクター「おアゲ」を描き起こしてもらい、これを軸にコミュニケーションを展開した。「肌が、下りのエスカレーターに乗ってしまった」「信じたくないが、下がってきた気がする」など下がってきた肌の心理をつくようなコピーで肌を上げることをサポートすることをイメージさせる。

    話題や評判をSNSで拡散

    フェイスブックやLINEなどSNSの活用が広がる中、そこで評判や話題に上がるスキンケアとなることも目指した

    「東京タラレバ娘」とのキャンペーンサイト(=画像(下))では、「自分の肌状態」や「(ショッピング、焼肉など)テンションが高まる行動」など複数の質問に答えることで回答に応じて肌診断や「東京タラレバ娘」のタッチで描かれた自分のキャラクターが作れるジェネレーター(プログラムの生成を行うもの)を展開。回答に応じた4コマ漫画も生成され、遊びながら自然にスキンケアや会社に関心を持ってもらうことを狙った。

    潜在顧客にどうアプローチする? 新規客が急増したファンケル化粧品の商品価値の伝え方

    「@cosme」などくちコミサイトでの評価も目指した。美容ブロガーに商品を使ってもらうなどくちコミ評価を増やし、過去、圏外だった「化粧水」ランキングでは10位以内に表示されることも増えている。こうした購入の後押しをするプロモーションを集中して展開した。

    主力スキンケア2ケタ近い伸び

    ジェネレーターの利用増でSNSはフェイスブックのシェア件数が想定以上に上がるなど成果も出ている。また、ウェブや折り込みチラシで展開する通常のレスポンス広告の獲得効率も前年の水準を超えて高まっている

    「アクティブコンディショニングEX」の売り上げは前年比2ケタに近い伸長率で推移。新規獲得顧客は計画比2ケタ増で伸びている。こうして獲得した顧客にファンケルの美容理論や「無添加」の価値・機能を伝えるコミュニケーションを展開していく。

    来年には「東京タラレバ娘」のドラマ化も決定。企業側から一方的なアプローチで行う“商品ありき”のプロモーションではなく、ターゲット世代の女性の共感を呼ぶマーケティングを強化していく

    通販新聞

    GMOメイクショップ、「決済画面改善プロジェクト」をスタート

    9 years 1ヶ月 ago

    GMOメイクショップは1月26日から、ショッピングカート「MakeShop」利用店舗の売り上げを拡大するため、「決済画面改善プロジェクト」を進めることを明らかにした。

    一部ショップの決済画面で一定期間テストを実施。テスト前と比べて離脱率が改善したなど効果のあった箇所を機能アップグレード項目に追加していく予定。

    第1弾として決済画面のデザインを変更。文字と空きのバランス調整、ボタンが大きく押しやすくなる、など全体的にブラッシュアップする。

    デザインの変更により、コンバージョン率の向上が図られるとしている。

    GMOメイクショップでは今後も、「決済画面改善プロジェクト」として改善を進めていく予定としている。

    変更のイメージ

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    キタムラのECサイトも導入、ASP型サイト内検索サービス「Vivace」をフォルシアが提供開始

    9 years 1ヶ月 ago

    サイト内検索を提供するフォルシアは1月11日、データの取り込みや画面設定などをサイト運営側が柔軟に管理設定できるASP型サイト内検索サービス「Vivace」の提供を開始した。

    「Vivace」はフォルシアが長年提供してきた検索のノウハウを集約した製品で、多くの機能群を標準搭載している。「もしかして」検索、重み付け設定などサイト運営側が自由に設定することが可能。専門性の高いECサイトで活躍するとしている。

    サイト内検索スピードでもこだわりがあり、100万点を超える商品の複雑な属性検索でも10ミリ秒レベルのレスポンスを実現しているという。

    導入第1弾としてキタムラが運営する「キタムラネットショップ」へ導入。キタムラは専門店としての独自性を確立するため、高性能なキーワード検索、高速検索と様々な属性から商品を検索できる検索エンジンの導入が急務だったため、「Vivace」を導入したとしている。

    「Vivace」を導入した「キタムラネットショップ」

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

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    中川 昌俊

    ヤマト運輸の12月度宅急便取扱個数は5.6%増、2年連続5%超の伸び

    9 years 1ヶ月 ago

    ヤマト運輸は1月10日、2016年12月の小口貨物取扱実績を発表し、宅急便の取り扱いが前年同月比5.6%増の2億3404万4761個となった。

    2015年12月度も前年同月比5.2%増と取り扱う荷物が右肩上がりで増加。一方で、2016年末には現場から人手不足となっているといった声などが聞かれている。

    ヤマト運輸の月別宅急便取扱個数を見てみると、12月度以外は1億3000万~1億8000万個で推移していたが、12月度はネット通販の年末セールやお歳暮の取り扱いなどにより5000万個以上荷物が増えている。年末に扱う荷物の集中も現場の人手不足につながっていることが推測できる。

    なお、12月のクロネコDM便はの取扱個数は0.7%減の1億1674万9696冊。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

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    中川 昌俊

    アリババのジャック・マー氏とトランプ氏が会談、5年間で100万人の米国雇用創出を約束

    9 years 1ヶ月 ago

    中国電子商取引最大手アリババのジャック・マー会長がアメリカ時間1月9日、ニューヨークのトランプ・タワーでドナルド・トランプ次期米国大統領と40分間にわたって会談した。アリババの公式ブログ「ALIZILA」が同日に会談内容などを公表した。

    「ALIZILA」によると、アリババのネットワークや販売力を活用し、アメリカの中小企業の製品を中国および他のアジア市場に販売。5年間で100万人の中小企業の雇用を創出するという。

    会談後、トランプ氏は記者たちに次のように述べた。

    私たちは素晴らしいミーティングをした。彼(ジャック・マー)は素晴らしい企業家であり、世界においてもっとも優秀な企業家の1人である。彼はアメリカを愛し、中国を愛している。ジャックと私は、中小企業のために素晴らしい事をするつもりだ。

    また、ジャック・マー氏は、(トランプ氏と)米中の両国がどのように貿易を改善するかについてのアイディアを共有し、次のように話した。

    私たちが100万の中小企業を支援し、アリババのプラットフォームを通じて中国やアジア、特に東南アジアに販売することを話し合った。

    アリババのジャック・マー氏とトランプ次期米国大統領

    トランプ氏とジャック・マー氏(画像はALIZILAから編集部がキャプチャ)

    アリババがアメリカの農産物を中国消費者に販売している例

    • パシフィックノースウエストさくらんぼ → 2014年、アメリカ北西部の生産者がアリババの「Tmall(天猫)」で600トンものさくらんぼを予約販売形式で展開。収穫後72時間以内に消費者へ商品を届けた。    
    • ワシントン州産リンゴ → 2015年11月のあるワンデーセールでは、中国消費者はワシントンリンゴ委員会から7500カートンのリンゴを購入。価格は15万米ドルに相当。
    • 豚肉 → 2016年4月のあるスリーデーセールで、アメリカ食肉輸出連合会は3000パッケージもの豚肉と17万袋の香辛料を販売。
    • アラスカシーフード → アリババはアラスカシーフード・マーケティング協会、アメリカ農務省貿易事務所とパートナー提携。2015年のナインデー・キャンペーンでは、中国消費者が3万3759件を注文。全部で50トンのシーフードを購入し、それは100万米ドルに相当。
    アリババの米国企業支援先事例
    アリババの米国企業支援先事例(出典はALIZILA公表資料)
    魯 玉芳

    ファンケル、オルビスなどが創業、JADMAも設立。通販市場が1兆円を突破した1980年代 | 通販の歴史

    9 years 1ヶ月 ago

    1980年代に入ると、ファンケルやオルビス、ふくや、財宝など、特定のカテゴリーに特化した通販会社が台頭した。総合通販や百貨店、テレビ通販といった既存のプレーヤーの事業拡大も相まって、通販の市場は一気に拡大していく。国内の市場規模は1987年に1兆円を突破した。

    1980年(昭和55年) ファンケル創業

    創業者で現代表取締役会長の池森賢二氏は、当時多発していた化粧品による皮膚トラブルの原因として添加物に着目。皮膚トラブルを起こさない化粧品の提供を志し、1890年4月に化粧品メーカー ファンケルを創業した。

    防腐剤なしで使い切れる小型の密封容器に入った無添加基礎化粧品を開発し、1982年より販売を開始した。

    画像中文字
    1982年に販売を開始した初代の無添加化粧品
    資料提供:ファンケル

    当初は訪問販売など、さまざまな販売手法を模索しながらの船出だったが、試行錯誤の末、化粧品の販売にはチラシが効果的だと判断。

    チラシには皮膚科学にもとづく話題を盛り込み、化粧品に関する当時の常識に対して指摘を行うなど消費者に有益な情報を盛り込み、『素肌美ニュース』として池森氏自らが配布した。後に、新聞販売店などを通じて配布数を増やし、顧客を獲得していった。

    画像中文字
    池森賢二氏が制作から配布までを手がけた『素肌美ニュース』。
    資料提供:ファンケル

    1980年代の通販市場の特徴は、特定の商品カテゴリーに特化した通販会社が台頭したことにある。

    ファンケルのほかに、ハーバー研究所(1983年)、オルビス(1984年〜)、食品業界ではティーライフ(1983年)、水の財宝(1986年)などが創業したほか、1983年からDHC(ディーエイチシー)が、また1948年創業の明太子のふくやも1985年から通販を開始した。

    これらの通販会社の成功は、現在に至るまでさまざまな単品通販が登場するトレンドを作った。

    1983年(昭和58年) JADMA発足

    1983年10月には日本通信販売協会(JADMA)が設立された。

    通販の市場が急拡大する中で、誇大広告や契約の不履行といった消費者被害も問題化。通商産業省(現、経済産業省)の指導や、業界内部からの組織結成の動きを受け、JADMAが発足した。

    初代会長には、フジサンケイリビングサービス(現ディノス・セシール)の三嶋正憲社長が就任した。

    虎ノ門のホテルオークラで行われた設立総会。
    出典:『JADMA20年史』(発行:社団法人日本通信販売協会、2003年)

    通販関連の業界団体としては、1988年に日本コールセンター協会も発足している。

    1986年(昭和61年) セシールが国内売上高トップに

    通販業界の専門紙「通販新聞」がまとめた企業別の売上高によると、1983年から85年まではフジサンケイリビングサービス(現ディノス・セシール)が売上高600億円前後で首位だった。その後、1986年にセシール(現ディノス・セシール)が売上高1位の座を奪うと、その後10年以上業界トップに君臨した。

    1986年度「通販・通教売上高ランキング」『通信販売年鑑2013年版』(通販新聞社刊、2013年)をもとに編集部で作成 ※=推計
    セシールの前年比が128.1%とめざましい。上位30社のうち12が生活協同組合。

    セシールは1974年に東洋物産株式会社として設立、1883年にセシールに商号を変更した。ストッキングの大ヒットで成長し、テレビCMを積極的に活用して知名度を広げた。

    “Il offre sa confiance et son amour. (イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール)”というフランス語のナレーションを入れるようになったのも「窓辺の女」からである。これは当社が創業時から使用している「愛と信頼をお届けする」というキャッチフレーズを仏訳したもので、その美しい響きが若い人たちの間で話題になり、「何と言っているのか教えてください」との問い合わせが相次いだ。

    ─出典:『セシール30年の歩み』(編:セシール社史編纂事務局、2003年)

    「窓辺の女」とは、セシールへの商号変更のために全国放送されたテレビCMで、初めて海外で撮影された。以後、同社はCMやカタログを数多く海外で行った。

    1987年(昭和62年) 通販市場が1兆円を突破

    通販の国内売上高は1987年に1兆円を突破した(出典:JADMA「通信販売企業実態調査」)。JADMAが調査を開始した1982年の市場規模は6,400億円だったが、その後、わずか6年で2倍以上の1兆3,200億円へと拡大している。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    2017年はどうなる? ネットショップ、SEO、広告マーケティング業界予測【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

    9 years 1ヶ月 ago

    2017年になって早くも1週間が過ぎてしまいました。ようやく仕事モードになってきた人も多いと思うので、2016年の振り返り記事と2017年の予測記事を読んでおきましょう。アマゾンフレッシュに関しては続報待ちですね。

    今週のラインナップ

    あわてる前に状況把握を

    ついに「アマゾンフレッシュ」が日本参入か 来春に生鮮食品宅配を東京23区でスタート? | ネットショップ担当者フォーラム
    https://netshop.impress.co.jp/node/3803

    まとめると、

    • この春にも生鮮食品の配送サービス「アマゾンフレッシュ」を開始する模様
    • 対象エリアはスタート時点では東京23区のみとなる模様
    • 会費の設定など詳細はまだ不明

    「アマゾンフレッシュ」を販路として活用できる可能性も。スタート時点ではアマゾン側で選んだ約40社の食品販売事業者の食品で展開するようですが、軌道に乗れば参加の門戸が広がる可能性があります。

    気になるのは参加するためのコスト。あるEC事業者は「今までのAmazonとは異なりかなりの年間出店料を払う必要があると聞いている」そうです。

    ─ネットショップ担当者フォーラムメルマガより

    かなりの勢いでシェアされた記事ですがまだまだ不明な部分が多いです。売る側も買う側もまずは冷静に状況を把握して、どうするかを考えていくべきでしょう。

    この流れに逆らうのか、乗っかるのか、無視するのか。選択肢だけは持っておきましょう。

    2017年も役立つ2016年のまとめです

    Facebookの大型アナウンス・アップデートまとめ【2016年版】 | Unyoo.jp
    http://unyoo.jp/2016/12/the-10-biggest-facebook-announcement_2016/

    ネットをきっかけに世の中が動いた、2016年「はてなブックマーク年間ランキング」 今年を象徴する話題が続々 | はてなニュース
    http://hatenanews.com/articles/201612/24113

    【2016年まとめ】今年EC業界でチェックしておくべきトレンド5選と2017年のEC業界展望 | eコマースコンバージョンラボ
    https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/36729

    ベスト・オブ・ウェブサービス2016--反響の大きかった10の無料サービス | CNET Japan
    http://japan.cnet.com/news/society/35094367/

    今年のファッショントレンド総まとめ!WEARのトレンドランキング2016 | 株式会社スタートトゥデイ
    http://www.starttoday.jp/?p=18125

    ネットショップに限らずさまざまなジャンルのまとめ記事です。特に「ベスト・オブ・ウェブサービス2016」に載っているサービスは便利なものが多いので見ておくことをおススメします。

    ECとデジタルマーケティングの流れはこちらで

    2017年の検索を俯瞰する ―― Googleマイリー・オーイェ氏が語るSEOジャーニーとは | 海外SEO情報ブログ
    https://www.suzukikenichi.com/blog/a-view-of-google-search-in-2017-by-maile-ohye-stateofseach-2016/

    Google検索の現状と将来予測を米国屈指のSEOエキスパートが語った | 海外SEO情報ブログ
    https://www.suzukikenichi.com/blog/the-state-of-search-by-danny-sullivan-at-stateofsearch2016/

    2017年広告マーケティング業界 7つの予測 その①~その③ | 業界人間ベム
    http://g-yokai.com/2017/01/2017-7.php

    2017年広告マーケティング業界 7つの予測 その④~その⑦ | 業界人間ベム
    http://g-yokai.com/2017/01/2017-7-1.php

    「これからのEC」の話をしよう(2017年版) | ネットショップ運営支援ブログ「ecバカ一代(仮)」
    http://www.commerce-design.net/blog/archives/1932

    デジタルトランスフォーメーション - 2017年のデータ解析業界展望 | 株式会社プリンシプル
    https://www.principle-c.com/column/marketing/digitaltransformation2017.html

    個人的な感覚ですが、デジタルマーケティングって進化してきたせいでデジタル感がなくなってきています。身近になって当たり前になっているし、人間のやっていることをAIなどがやってくれますので。

    となると、どれだけ人間のことを理解してコンピュータに伝えることができるかということと、コンピュータの回答を人間がどれだけ理解ができるのかがポイントです。

    苦手だと敬遠していた人にもとっつきやすくなってくるので、新しいものはどんどん使ってみるに限りますね。

    EC全般

    古舘さんTV通販に挑戦 「伝えられず」売り上げ8割 | NIKKEI STYLE
    http://style.nikkei.com/article/DGXMZO11140530X21C16A2000000?channel=DF310520160256

    8割ってすごいと思うんですよね。古館さんは販売のプロじゃないですから。

    お客様に話しかける最適なタイミングも導き出す 実店舗分析ツール「RetailNext」インタビュー | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/3965

    将来は「人工知能エリアマネージャー」も?初期費用0円の実店舗分析ツールについてABEJAさんに訊く | ECzine
    http://eczine.jp/article/detail/3990

    売り場が変わる!効率か楽しさか、「買い物の再定義」に動く | ニュースイッチ
    http://newswitch.jp/p/7387

    デジタルマーケティングの流れはこんな感じ。これが当たり前になってくるのが2017年だと思います。

    ネットショップを無料で作れる「BASE」を使い倒してみた | クボログ
    http://kubolog.net/ec/base/

    どんな人向けなのかが詳しく書かれています。気になっている人は読んでみましょう・

    今週の名言

    伝統も文化も大切だけど、みんなが楽しければ、それでいいんじゃないかな

    除夜の鐘「うるさい」に配慮し大晦日の昼につく住職の思い | THE HUFFINGTON POST
    http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/24/temple_n_13846330.html

    「コンバージョン率も売上も大切だけど、みんなが楽しければ、それでいいんじゃないかな」と思った2017年最初のまとめ。

    森野 誠之

    運営堂

    運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

    森野 誠之

    楽天市場のスマホで売り上げを伸ばしているサイトは「ハンバーガメニュー」をうまく使っている | いつも.ECコンサルタントが明かす売り上げアップにつながるEC最新情報

    9 years 1ヶ月 ago
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    スマホサイトの右上などによくみられる3本泉のアイコンはパンに挟まれたハンバーグのように見えることから「ハンバーガーメニュー」と呼ばれています。このハンバーガーメニューでは、画面に常に表示されているナビゲーションメニューを小さく隠して、必要なときだけ見れるようにするため作られました。

    ただ、これまで、スマホのハンバーガーメニューは全然クリックされないということが常識のように認識されてきました。しかし、最近ではハンバーガーメニューをしっかりと利用する消費者が増えてきています。今回は、ハンバーガーメニューを効果的に活用している事例から、ハンバーガメニューの活用方法をご紹介します。

    右上の赤丸で囲んだアイコンがハンバーガーメニュー(編集部キャプチャ)

    ハンガーバーメニューは先に紹介したような「押されないもの」というイメージから、あまり力を入れて手を加えられることが少なく、メニューが文字ベースで一覧表示されるナビゲーション程度のものが多く存在していました。

    一覧で表示されているとユーザーが迷ってしまうため、誘導したいページにたどり着く確率は下がり、ほとんど手を加えていないページに飛んでしまうと、離脱率を上げてしまうことにもつながっていました。また、ユーザーもその状態に慣れているためクリックされないという悪循環に陥っていたのです。

    しかし、それは既に過去の話となっており、ハンバーガーメニューにもしっかりと手を入れる事業者が増えはじめてきたことで、ユーザーにクリックされるようになってきています。

    そのため、しっかりハンバーガーメニューに手を加えている事業者では離脱率低下や転換率アップなどの恩恵に預かっている中、手を入れていない事業者が損をするという状態が顕著になってきました。今この記事を見て現状に気付かれた方は是非本記事を参考に早急にハンバーガーメニュー対策を行いましょう。

    誘導したいページ情報をしっかり掲載する

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    楽天市場内でも、ハンバーガーメニューの作りこみを行っている事業者と、作りこんでいない事業者では大きく売り上げに差が出始めています。

    作り込みがしっかり出来ている事業者のハンバーガーメニューを見てみると、楽天スーパーセールの際にはしっかりとセール商品が画像付きで掲載されていたり、キャンペーン情報がデザインされているため、一番に目に入るように掲載されています。

    また、ギフト商材を扱っている事業者では予算別のカテゴリをしっかり表示していたり、ブランド一覧などカテゴリを表示している事業者でも一番売りたい商品や新着商品・ランキングなどを掲載することで、ユーザービリティを向上しながら目的のページに誘導することに成功しています。

    また、ハンバーガーメニューをオリジナルで作成することは離脱率を下げるためにも非常に有効です。というのも、デフォルトで表示されている検索窓は楽天の全商品を検索するようになっているため、検索窓を利用するとほとんどのお客様が離脱してしまうのです。オリジナルで作成しておけばこういった離脱を防ぐことにも繋がるため、大変効果的という訳です。

    スマホの利用者は若い女性を中心にどんどん多くなっており、新規ユーザーの多くがスマホでページを閲覧しています。新規顧客獲得のチャンスを棒に振らないためにも、ぜひハンバーガーメニューを自作してユーザビリティを向上させておきましょう。

    「株式会社いつも.公式ブログ」掲載のオリジナル版はこちら:
    楽天スマホ ハンバーガーメニューの見直しで離脱率低下へ(2016/12/22)

    株式会社いつも.

    Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

    現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

    株式会社いつも.

    まくらの河元智行社長が雑学系ムック「使える裏ワザ、教えちゃいます!」を出版

    9 years 1ヶ月 ago

    寝具・睡眠グッズのECを行うまくらの河元智行社長が1月5日、三栄書房より雑学系ムック「使える裏ワザ、教えちゃいます!」を出版した。

    同書籍は、シリーズ合計35万部の発行部数を誇る人気書籍で、10年ぶりの続編書下ろしとなる。世の中にある楽しくて得する裏ワザを156件集めたもので、ネット通販の裏ワザから、クレジットカード、電子マネー、インターネット、衣食住、水道光熱費、電車・飛行機などの乗り物、旅行、ビジネス、合コン、恋愛など、多岐のジャンルの裏技を紹介している。

    販売価格は648円。

    「使える裏ワザ、教えちゃいます!」

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊

    日本でのFBA利用事業者数が前年比30%以上増加

    9 years 1ヶ月 ago

    米Amazonは1月6日、在庫保管・配送代行サービス「フルフィルメント by Amazon(FBA)」を利用している日本の事業者数が前年比30%以上の増加となったことを明らかにした。Amazonではプライム会員向けのプライムデーや年末セールなど、消費者向けセールを強化しており、Amazon向けの販売強化策としてFBAを利用している事業者が増えているものと考えられる。

    FBAを利用する世界各国の販売事業者が出品した20億点以上の商品を出荷したことも発表した。FBAを利用して商品を販売している事業者数は世界で70%増となっており、アメリカ以外のエリアにおいて、FBA による商品の出荷数が前年比80%以上増加したという。

    また、日本から米「Amazon.com」に出品する法人の販売事業者も前年比40%以上増加したという。

    アンカー・ジャパンの井戸義経代表取締役は以下のようにコメントしている。

    FBAの活用により、2016年の当社の売上は前年の2倍となりました。FBA では Amazon が在庫保管および商品配送を代行するため、当社はお客様が求めている新商品の開発や販促活動に注力することができ、“サイバーマンデーウィーク 2016”や“プライムデー 2016”で大きな成功を収めることができました。

    中川 昌俊

    ネットショップ担当者フォーラム編集部

    ネットショップ支援会社を中心にEC業界にかかわる企業や人を取材していこうと思っています。

    読んで少しでも経営に役立ったり、なるほどと言ってもらえるような記事の執筆を心がけます。

    中川 昌俊
    確認済み
    38 分 44 秒 ago
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