ネットショップ担当者フォーラム

ワールド、自社ECで不用品回収企画を開催。ECと店舗で使える最大5000円分のポイントを進呈

8ヶ月 2 週間 ago

ワールドは6月16日から、自社ECサイト「ワールド オンライストア」で衣料品を回収する企画「ワールド エコロモ キャンペーン」を開始した。6月29日までの期間限定で実施している。不要となった衣料品の送付を会員に募り、協力した会員には実店舗やECサイトで利用できるポイントを進呈する。

ワールドが主催する社会貢献活動「エコロモ」

対象者は会員制度「ワールドプレミアムクラブ」の会員で、回収する衣料品はワールドの製品以外も対象。ワールドは回収する衣料品1点につき500ポイントと交換し、1人につき最大で10点分の5000ポイントを進呈する。消費者は全国のワールド店舗、「ワールド オンラインストア」で、支払いの際に1ポイント=1円としてポイントを利用できる。

集まった衣料品は、リサイクルやリユースのパートナー企業に引き取りを依頼。引き取り金は支援を必要とする子どもたちへ寄付する。

「ワールド エコロモ キャンペーン」はワールドが2009年に始め、2025年で16年目となる。従前、全国の百貨店やショッピングセンターなどの実店舗を中心に実施してきた。ワールドの店舗がないエリアの消費者でも利用できるよう、自社ECサイトを通じたオンラインでの衣料品引き取りを2025年1月に企画。好評を受け再び自社ECサイトで実施している。

オンラインでの引き取りの流れ

  1. 会員が「ワールド オンラインストア」から参加の申し込み
  2. 会員が不用な衣料品をワールドに発送
  3. ワールドがポイントを進呈
  4. リサイクルパートナーを通じて、国内外でリユース・リサイクル
  5. リサイクルパートナーからの引き取り金は、支援を必要としている子どもたちのための基金へ寄付
「エコロモ」オンラインでの取引の流れ

「ワールド エコロモ キャンペーン」とは

「ワールド エコロモ キャンペーン」は社会貢献活動の一環で、消費者の不用な衣料品を引き取ってリサイクル・リユースする取り組み。

これまでに累計1995万点以上(2025年2月時点)の衣料品を回収し、収益金は支援を必要とする子どもたちのために寄付している。寄付金額は、2011年から総額で1億円以上となっている。

企画概要

  • キャンペーン対象:「ワールドプレミアムクラブ」会員
  • キャンペーン期間:2025年6月16日~29日
  • 引き取り対象:衣料品、バッグ、帽子、マフラー・ストール類、ベルト、ネクタイなど。ワールド製品以外も対象
  • 引き取り点数:対象であれば、何点でも送付可能
  • ポイント特典:引き取り対象品1点につき「ワールドプレミアムクラブ」にて500ポイント進呈
  • ポイント付与予定日:2025年7月下旬予定
  • ポイント利用方法:全国のワールド店舗、「ワールド オンラインストア」
  • ポイント利用期限:ポイント進呈から6か月間
大嶋 喜子

SEO対策をしているのは「コーポレートサイト」が64%、「自社ECサイト」は52%。担当者の6割がWebメディアで情報収集

8ヶ月 2 週間 ago

PLAN-Bが実施したSEO担当者の学習傾向に関する調査によると、自社でSEO対策をしているサイト(これから実施予定も含む)はコーポレートサイトが最多で、2位は自社ECサイトが続いた。

SEOに関する情報は6割以上の担当者がWebメディアで収集。特に参考にしているのはGoogleの「Google公式ブログ」で86%にのぼった。

SEO対策サイトの最多はコーポレートサイト

自社でSEO対策をしているサイト(これから実施予定も含む)の種類を聞いたところ、最も多かったのは「コーポレートサイト」で64.7%、続いて「ECサイト(自社運営)」が52.7%、「オウンドメディア/ブログ」が41.3%だった。

SEO対策をしている、または実施予定のサイトの種類(複数回答可)
SEO対策をしているまたは実施予定のサイトの種類(複数回答可)

運用目的は「問い合わせ・資料請求の獲得」

自社サイトの主な運用目的は「問い合わせ・資料請求の獲得」が最多で65.3%、続いて「企業ブランディング・信頼性向上」が59.3%、「商品・サービスの販売」が54.0%。PLAN-Bは「SEOは実務的なリード獲得手段として活用されているだけでなく、信頼構築や売り上げへの貢献といった役割も担う、多目的なマーケティング施策として位置づけられていることが明らかになった」と解説している。

自社サイトの主な運用目的(複数回答可)
自社サイトの主な運用目的(複数回答可)

6割以上が「Webメディア」で情報収集

SEOに関する情報収集の方法は、最多が「Webメディア(ニュースサイト、ブログなど)」で66.7 %、続いて「SNS(X、Facebook、LinkedInなど)」が47.3%、「動画(YouTubeなど)」が40.7%だった。

SEOに関する情報収集の方法(複数回答可)
SEOに関する情報収集の方法(複数回答可)

最も信頼されているWebメディアは一次情報や公式発表

よく参考にしているWebメディアを聞いたところ、最も多かったのはGoogleが運営する「Google公式ブログ(Google 検索セントラル)」で86.0%、続いてAlpha Brand Mediaが運営する「Search Engine Journal」が42.0%。Mozが運営する「Moz Blog」、SEOの知見を持つ鈴木謙一氏が運営する「海外SEO情報ブログ」、ディーボが運営する「SEOラボ」がそれぞれ37.0%だった。

よく参考にしているWebメディア(複数回答可)
よく参考にしているWebメディア(複数回答可)

過半数が「情報の量が多すぎて取捨選択が難しい」

SEOに関する情報収集で課題に感じていることは、最多が「情報の量が多すぎて取捨選択が難しい」で52.0%、続いて「自分の業種・レベルに合った情報が見つかりにくい」が46.0%、「信頼できる情報かどうか判断がつかない」が37.3%だった。

SEOに関する情報収集についての課題(複数回答可)
SEOに関する情報収集についての課題(複数回答可)

強化したい分野、最多は「検索意図の理解/キーワード選定」

SEOに関する情報のうち、特に知りたい・強化したい分野について聞いたところ、最も多かったのは「検索意図の理解/キーワード選定」で48.7%、続いて「コンテンツ制作(記事の書き方・構成)」が43.3%、「構造化データやスキーママークアップ」が41.3% だった。

SEOに関する情報で特に知りたい・強化したい分野(複数回答可)
SEOに関する情報で特に知りたい・強化したい分野(複数回答可)

調査概要

  • 調査期間:2025年5月20日
  • 調査対象:現在SEOに関係する業務に携わっている、または今後携わる予定で情報収集中の担当者150人
  • 調査方法:インターネット調査
大嶋 喜子

ポーラ・オルビス傘下のDECENCIA、東海地方に初出店。6/19開店の「@cosme NAGOYA」で顧客接点拡充

8ヶ月 2 週間 ago

ポーラ・オルビスグループ傘下のDECENCIAは6月19日、敏感肌向けスキンケアブランド「DECENCIA」を愛知県名古屋市の「@cosme NAGOYA」に出店する。東海地方では初の実店舗での展開。実店舗への出店は今回が12店舗目となる。消費者とのリアルな接点の拡充につなげる。

ポーラ・オルビスグループ傘下のDECENCIAは6月19日、敏感肌向けスキンケアブランド「DECENCIA」を愛知県名古屋市の「@cosme NAGOYA」に出店
6月19日に開店する「@cosme NAGOYA」の外観イメージ

「@cosme NAGOYA」はアイスタイルが同日に開業する。

DECENCIAは、ECチャネルを中心に「DECENCIA」を展開。消費者が実際に商品に触れられる場、カウンセリングなどを通じてブランド価値を体感できる機会を創出するために、2023年からアイスタイルが運営する「@cosme STORE」への出店を開始した。

「@cosme NAGOYA」の店舗内イメージ
「@cosme NAGOYA」の店舗内イメージ

「@cosme NAGOYA」で取り扱う製品は、最高峰シリーズ「DECENCY」のリニューアル品「ディセンシー ブライトリフト クリーム」(2025年1月30日発売)、同「ディセンシー ブライトリフト ローション」(2025年6月26日発売予定)、「DECENCIA」シリーズの各種製品、敏感肌用ミスト化粧水「アヤナス モイストバリア ミスト」など。店舗に取り扱いのない製品も、注文や取り寄せに常時対応する。

「DECENCY」シリーズ(左)、「DECENCIA」シリーズ(中央)、「アヤナス モイスト バリア ミスト」(右)
「DECENCY」シリーズ(左)、「DECENCIA」シリーズ(中央)、「アヤナス モイスト バリア ミスト」(右)

店舗には不定期で「DECENCIA」専属のビューティーカウンセラーが立ち、肌悩みの相談を受け付ける。

「@cosme NAGOYA」の開店を記念して、「ディセンシア」シリーズのローションとクリームの購入で10日間分のミニサイズ3種が付くセット「OPENING SPECIAL KIT」を、6月19日〜28日までの期間限定で販売する。価格は税込1万2100円。

「OPENING SPECIAL KIT」
「OPENING SPECIAL KIT」

「@cosme NAGOYA」店舗概要

  • 店舗名:@cosme NAGOYA
  • 開店日:2025年6月19日
  • 所在地:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-3 タカシマヤ ゲートタワーモール 5F
大嶋 喜子

定期通販モデルに特化した精度の高いLTV予測。ecforceがAIの機械学習でLTV予測を実現

8ヶ月 2 週間 ago

統合コマースプラットフォーム「ecforce」を提供するSUPER STUDIOは6月13日、データを可視化・分析するダッシュボードツール「ecforce bi」で、AI(人工知能)により自動的にLTV(顧客生涯価値)を予測できる「予測分析機能(β版)」を新たに実装したと発表した。

「ecforce bi」を導入する事業者は、特別な設定は不要で「ecforce」上のデータから機械学習で精度の高いLTVを予測できるという。β版のため「ecforce bi」導入事業者は無償で利用可能。2025年度内に正式版をリリースする予定で、定期通販モデル以外の領域でも精度の高いLTV予測ができるように開発を進めていくとしている。

「ecforce bi」は、統合コマースプラットフォーム「ecforce」のデータソリューションの1つで、データ活用の可視化・分析をするダッシュボードツール。専門的な技術や知見、ノウハウがなくても、複数のチャネルにまたがるデータの可視化・分析を可能にする。

LTV予測は、ブランドを運営する上で考慮すべき指標だが、精緻な予測が難しい。こうした事業者の課題を解決するため、「ecforce bi」にAIの機械学習による「予測分析機能(β版)」を実装。定期通販モデルに特化した精度の高いLTV予測を実現する。

定期通販モデルに特化した精度の高いLTV予測。ecforceがAIの機械学習でLTV予測を実現
予測分析機能の画面イメージ

「予測分析機能(β版)」の特長は次の通り。

  • 特別な設定は不要
    • LTV予測を自動算出するため、「ecforce bi」の画面上のタブを切り替えるだけで参照できる。また、ダッシュボード上でLTVの予測値と実測値を比較することも可能。
  • ecforce上の複数の指標を参照
    • 「ecforce」上の広告関連のデータや受注関連のデータ、購買の時系列の情報など、複数のデータを網羅的に読み込み、AIの機械学習によって自動的にLTVを予測する。
  • より効果的なマーケティング施策の実現
    • LTV予測によって注力すべきユーザー群をデータで可視化し、費用対効果の高いマーケティングを実現する。また、将来的にLTVが向上する可能性が見込まれるユーザー群を自動算出し、「ecforce ma」でCRM施策を行うことも可能。
鳥栖 剛

ファンケルが創刊する50代以降男性ターゲットの情報誌とは? 約15万人に送付

8ヶ月 2 週間 ago

ファンケルは6月17日、50歳代以降の男性をターゲットにした情報誌「FANCL M」を創刊する。男性特有の悩みに寄り添った製品紹介、生活習慣改善・健康に役立つ情報を掲載する。送付対象は会員「ファンケルメンバーズ」のうちの男性、および同居の男性がいる女性名義の顧客など約15万人。発行頻度は年2回。

ファンケルは6月17日、50歳代以降の男性をターゲットにした情報誌「FANCL M」を創刊 「FANCL M」創刊号の冊子イメージ
「FANCL M」創刊号の冊子イメージ

「FANCL M」のコンセプトは「オトナ男性の“これから”をつくる、自分メンテナンス」で、男性の健康と美容を体の内外両面からサポートする内容。男性ならではの体の内外ケアに焦点を当てた提案として、スキンケア製品や健康食品を調査データと共にわかりやすく紹介する。

ファンケルには多くの男性顧客から、「自分に合った情報が欲しい」「男性ならではの悩みやライフスタイルに寄り添った提案があると嬉しい」といった意見が増えていたという。男性の毎日をより良いものにする、特別な情報誌を提供する必要性を感じたことから「FANCL M」を創刊した。

「FANCL M」の特長は次の通り。

人気製品の紹介

男性ならではの悩みに応える製品提案として、誌面では人気製品をまとめた「ファンケルMセレクション」を紹介する。

顧客の声や外部調査データに基づき、脂肪・体重、薄毛、体臭、ストレス、シミ・肌の乾燥などの悩みを深掘りし、「数値サポート系サプリメント」「基本栄養」「食品」「男性スキンケア」「スカルプケアアイテム」などファンケルならではの関連製品を紹介。

製品情報に加え、提案の背景となる調査結果や専門家のアドバイスも併せて、信頼性の高い内容を掲載する。

ライフスタイルを豊かにする情報の提供

「自分メンテナンス」をキーワードに、日々の生活習慣改善や健康に役立つ情報をまとめ、男性のライフスタイルを豊かにする情報を掲載する。

創刊号では「50代からの目の健康」と題し、男性が気になる目の悩みについて原因やケア方法を紹介。意識調査データや専門家のインタビューを盛り込み、多角的な視点を通じて情報を提供する。

読みやすい誌面構成

「FANCL M」は全24ページ。忙しい男性にも読みやすい誌面構成を追求する。

ページデザインはシンプルかつ視覚的に理解しやすいものを採用し、情報の要点を的確にまとめる。特集ページでは具体的なエピソードや簡単な実践方法を取り上げるなど、親しみやすく、すぐに役立つ内容を提供する。

「FANCL M」の概要

  • 名称:FANCL M (ファンケル エム)
  • 創刊日:2025年6月17日 (2025年7月号)
  • 発行頻度 :年2回 (次回は2026年2月号予定)
大嶋 喜子

Hameeの売上高、営業利益の成長率は2割超え。その理由は?【2025年4月期連結業績】

8ヶ月 2 週間 ago

Hameeは2025年4月期連結業績で過去最高益と売上高を達成した。売り上げと営業利益の伸び率は2割超え。コスメティクス事業やゲーミングアクセサリー事業などが増収増益に貢献している。

コマースセグメントのゲーミングアクセサリー事業が増収に大きく貢献(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

連結売上高は前期比30.0%増の228億9500万円、営業利益は同22.8%増の23億5400万円、経常利益は同16.5%増の23億5200万円、当期純利益は13.9%増の12億7800万円だった。

コスメとゲーミングの増収効果による増益がけん引(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

コマースセグメントの売上高は前期比37.0%増の189億8600万円。コスメティクス事業お売上高は同54.3%増の34億2400万円、ゲーミングアクセサリー事業はカラーモニターが通年で売上増をけん引し同232.3%増の37億600万円となった。コマースセグメントのセグメント利益は前期比58.0%増の21億5800万円。コスメティクス事業やゲーミングアクセサリー事業の大幅な増収効果などが増益をけん引した。

「ネクストエンジン」などプラットフォームセグメントの売上高は同4.1%増の39億800万円。セグメント利益は同8.2%増の20億8300万円だった。前の期に一過性の売り上げがネクストエンジン事業で発生したため、増収率は4.1%にとどまったが特殊要因を除く増収率の試算では8.8%増、ネクストエンジン事業単体では11.3%増。ARPU(1ユーザーあたりの平均売上)は通年で計画対比100%超を維持するなど好調に推移した。

2026年4月期の連結業績予測は、売上高が前期比11.5%増の255億2800万円、営業利益は同24.1%増の29億2000万円、経常利益は同19.0%増の27億9800万円、当期純利益は51.8%増の19億4000万円。なお、Hameeは2025年中にNEをスピンオフ上場する予定だが、業績予測はスピンオフの影響を加味していない。

鳥栖 剛

「コメ兵」の強さのヒミツは“OMO戦略”にアリ! 進化する実店舗や越境ECが好調。百貨店に「買取専門店」の開業も

8ヶ月 2 週間 ago
ブランド・ファッションアイテムのリユース業を行うコメ兵ホールディングス。越境ECやインバウンド対応、グローバルZ世代もターゲットに含む店舗、ECと店舗を連動した「取り寄せ」施策などで売上高を伸ばしている。各施策の効果などについて取材した

1947年に創業、ブランド・ファッションアイテムのリユース業を核とするコメ兵ホールディングス(以下:コメ兵HD)。国内外の店舗数は301(国内273、海外28、2025年3月末時点)にのぼり、国内向けECに加え、2015年から越境ECも展開している。

2025年3月期のブランド・ファッション事業の売上高は、1530億7800万円で前年同期比133.9%、営業利益は57億1700万円で同83.0%に。不安定な相場のなか、先行投資の継続やチャネル構成比、商材構成比の変化などにより売上総利益率が低下するも、小売は順調に推移した。ECは他社運営のECモールでの販売が好調で、「eBay(イーベイ)」は前年同期比39%増と大幅に伸びた。

2025年3月には、J.フロント リテイリングとコメ兵両社出資の合弁会社「JFR & KOMEHYO PARTNERS」を設立。7月以降、松坂屋、大丸、パルコ店内に買取専門店「MEGRUS(メグラス)」を出店予定だ。事業拡大に寄与している「OMO・CMO戦略」を営業本部・オンライン事業部長の甲斐真司氏に聞いた。

ECでは約6割が「店舗取り寄せ」を利用。客単価は約3.6倍に

コメ兵HDの主要事業は、売上高構成比の96.1%を占めるリユースのブランド・ファッション事業だ。なかでも主軸となるのは法人・一般顧客へのリユース商品の仕入れ・販売で、「KOMEHYO(コメ兵)」「BRAND OFF(ブランドオフ)」「Rodeo Drive(ロデオドライブ)」の3ブランドを展開。その他事業では、「BtoBのオークションなどの運営」と「リユース商品の検品サービス」も提供する。

コメ兵では3ブランドを展開して、リユース商品を法人と一般顧客に販売する
コメ兵HDでは、ブランド・ファッション事業において3ブランドを展開し、リユース商品を法人と一般顧客に販売する(画像提供:コメ兵HD)

実店舗の展開から始まったコメ兵だが、2000年にジュエリー部門からECに参入。徐々に規模を拡大し、ブランドバッグやアパレルアイテム、時計、着物、楽器などのリユース商品を統合した現在のECサイトとなった。2020年以降は、実店舗とECを融合したOMOを推進して事業を拡大している。

「KOMEHYO」のECサイトトップ
「KOMEHYO」のECサイトトップ(画像提供:コメ兵HD)

コメ兵で扱う商品は高額なブランド品で、かつ一点ものとなる。顧客の購買意欲を促進する施策として、ECサイトでは毎日21時に新商品を更新している。閲覧数が増える時間帯であることに加え、すでに実店舗が閉店していて、売り切れのリスクを避けられるためだ。

多い日だと約1000点の新入荷商品を販売します。リユース品はそれぞれ状態が違う一点もののため、「他の人より先にチェックしなくては」という心理が働くため、21時に待ち構えてアクセスする方も少なくありません。(甲斐氏)

指定店舗への「お取り寄せサービス」も、購買率向上の施策として大いに機能している。顧客はECサイト上の気に入った商品を近隣店舗に取り寄せ、実物を見て、スタッフと相談してから購入するかを判断できる。

リユース業界における「お取り寄せサービス」の提供は、当社が先駆けだと思います。ECの売上高のうち約6割が取り寄せをしていて、利用者の成約率は約50%です。取り寄せ経由だと客単価も大幅に上がり、EC上での購入と比較して約3.6倍にもなります。

近隣に店舗がない場合は、返送料はお客さまの負担となりますが、返品可能としています。柔軟な買い物体験の提供によって、高額のリユース商品を購入するハードルを下げたいと考えています。(甲斐氏)

コメ兵の場合、EC在庫=店舗在庫となる。買い取った商品は一度、愛知の商品センターに集め、品質管理を経て各店舗に並べる。ECで購入される、あるいは取り寄せ依頼が入った場合は、各店舗からの商品配送が基本だ。

LINEを使った「1to1接客」で優良顧客を離さない

コロナ禍となった2020年以降は、OMO推進の一貫で「ウェブ接客」や「ライブコマース」など、さまざまな非接触サービスを展開。そのうち最も成果につながり、現在も続いているのがLINEを活用した「1to1接客」だ。

「1to1接客」は、優良会員向けのサービスとして、各店のスタッフが個別でコミュニケーションを取ります。それぞれのお客さまにマッチした商品の入荷や、高く買い取っている商品のお知らせなどを通じて来店を促します。一方通行のメルマガなどと異なり、「1to1接客」は返信確率がグッと上がり、接客をきっかけに来店される方が非常に増えました。(甲斐氏)

「1to1接客」のイメージ。親しみやすいメッセージで顧客と関係を築く
「1to1接客」のやりとり。親しみやすいメッセージで顧客と関係を築く(画像提供:コメ兵HD)

現在、アクティブ会員のうち約3割に対して「1to1接客」を実施している。スタッフは専用スマートフォンを所持し、担当顧客とコミュニケーションを取る。1台あたり最大30人ほどを接客し、顧客と強固な関係を築いているそうだ。

ライトな顧客向けには、コメ兵の公式LINEアカウントを活用している。「LINEログイン」の導入など顧客の利便性向上に役立てるほか、CRM戦略におけるデジタル会員基盤の強化にもつながっているという。

「越境EC」も強化。「イーベイ」は前年同期比39%増と大きく伸びる

自社ECサイトの他に、近年は他社が運営するECモールへの出店も精力的に行い、成果をあげている。楽天グループが運営する「ラクマ」、「メルカリ」、越境ECの「イーベイ」への出店は売上高に貢献しており、特に「イーベイ」は、2024年4-12月期(第3四半期累計)の売上高が前年同期比39%増と大きく伸びた。

「イーベイ」への出店は2015年に開始していて、売上高の8割以上が米国の取引です。米国では、日本人だと着こなしが難しいような派手なデザインの洋服や、日本と比べてノーブランドのジュエリーも割と売れます。また、日本と季節が真逆のオーストラリアでは夏場に冬物が売れるなども。このように日本とは異なる売れ方をする国もあるので、研究して今後に生かしていきたいですね。(甲斐氏)

北米を中心に越境ECの売り上げが伸びている
北米を中心に越境ECの売り上げが伸びている(画像提供:コメ兵HD)

2025年2月には、越境EC事業の強化を目的に、ワサビが提供するリユース特化型EC一元管理システム「WASABI SWITCH(ワサビスイッチ)」を導入した。同製品は、19の越境ECモールを含む国内外35のECモールと連携していて、地域は北米・ヨーロッパ・東南アジアなど幅広い。直近ではWalmart(ウォルマート)と日本で初めてAPI連携を行った実績がある。

以前はECモールへ出店するたびにデータ連携が必要で、開発コストがかかっていました。「ワサビスイッチ」は一度の連携で複数のECモールとつながれるため、コスト削減になるのが魅力でした。(甲斐氏)

国内よりも巨大なリユースマーケットがあり、越境ECに可能性を感じる一方で、難しさもあると甲斐氏は話す。

最も課題になるのは「配送時のトラブル」です。確実に配送しているのに「届いていない」と主張して賠償が発生したり、関税の支払いを拒否する人もいますね。配送の習慣に関する問題もあり、「置き配」文化が浸透している米国では、「高額品なので対面で届けてほしい」と依頼しても、非対面での配達されてしまうケースがあります。(甲斐氏)

現状は賠償保険でまかなっているが、保険料がかさんでしまう。今後は信頼できる配送代行業者への依頼や、関税を前払いできる設計など対策を検討するという。

グローバルZ世代を狙った渋谷、表参道の店舗も好調

高額のリユース商品の買取・販売という事業を拡大するうえでは、実店舗戦略も重要となる。コメ兵HDでは、ブランド・ファッション事業において国内外で301店舗を展開する(2025年3月末時点)。

メイン顧客は40~50代の女性です。ただ、近年オープンした実店舗は20~30代の若い世代もターゲットに設計していて、実際に若年層の来客につながっています。都心を中心にインバウンドのお客さまも増えていて、日本国内での免税比率は最新の数字で17.6%です。(甲斐氏)

コメ兵の店舗展開は、ユニークなコンセプトで話題を呼んでいる。2023年11月に渋谷・スペイン坂下にオープンした旗艦店「KOMEHYO SHIBUYA」は、各フロアのテーマを、1階「IMA」、2階「KAKO」、3階「MIRAI」、4階「RELAY」(買取・取り寄せ販売)に設定。

「KOMEHYO SHIBUYA」の外観。渋谷の街に似合うデザインだ
「KOMEHYO SHIBUYA」の外観。渋谷の街に似合うデザインだ(画像提供:コメ兵HD)
1階「IMA」には、アパレルアイテムがずらりと並ぶ
1階「IMA」には、アパレルアイテムがずらりと並ぶ(画像提供:コメ兵HD)

1階~3階は商品を時間軸で編集し、トレンドアイテム(今)、ヴィンテージ(過去)、名作や定番(未来)を展示販売、4階はバーカウンター式にした買い取りスペースや取り寄せ品を試着できるフィッティングルームなどがある。

オープンから4か月で来店者数は15万人にのぼり、Z世代の購入数はその他店舗と比較して2倍となった。初年度売上高は、計画より3億円ほど伸長した約28億円に。売り上げの約6割をインバウンド客が占めた。

2024年11月には、初のヴィンテージ専門店「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」を表参道に構えた。一期一会の良品と出会う機会を提供する"ラグジュアリーヴィンテージクローゼット"をコンセプトに、主に20年以上前に製造されたアイテムをそろえる。近年、「ヴィンテージ」が世界的にZ世代のトレンドになっていることもあり、同コンセプトの店舗開業に至ったそうだ。

「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」の内観
「KOMEHYO VINTAGE TOKYO」の内観(画像提供:コメ兵HD)

開業から3か月間の売上高は計画比の150%を達成し、顧客の約7割がインバウンド客だった。ヴィンテージのブランドバッグが売上の約9割を占め、なかでも「シャネル」のチェーンバッグや「エルメス」の「ケリー」といった高価格帯のアイテムがよく売れたという。

百貨店と合弁会社を設立

2025年3月には、新展開としてJ.フロント リテイリングと合弁会社「JFR & KOMEHYO PARTNERS」を設立。8月以降、松坂屋、大丸、パルコ店内に買取専門店「メグラス」を出店する計画だ。同店を通じて顧客からリユース品を買取り、それをコメ兵に売却するビジネスモデルだ。

大丸、松坂屋、パルコに買取専門店を展開、買取ったリユース品をコメ兵に売却する
大丸、松坂屋、パルコに買取専門店を展開、買取ったリユース品をコメ兵に売却する(画像提供:コメ兵HD)
「メグラス」の外観イメージ
「メグラス」の外観イメージ(画像提供:コメ兵HD)

今後の出店予定は、2025年8月に「松坂屋 名古屋店」と「大丸 東京店」、9月に「大丸 神戸店」と「博多大丸 福岡天神店」となる。

同事業におけるコメ兵の狙いは、買取チャネルを増やして良質な商品を仕入れること。同社では、百貨店を利用する顧客は基本的にブランド品と親和性が高いと認識しており、他のルートでは入手しにくい商品の仕入れに期待があるようだ。

最後に、EC事業拡大に向けた今後の取り組みを聞いた。

近年、ブランド品の相場上昇など、さまざまな要因からコンバージョン率の低下が見られます。高額のリユース商品なのでコンバージョン率はそもそも高くありませんが、検索性やデザインなどを改善して購入につなげたいところです。また、若年層へのアプローチとして、商品のなかで最も購入しやすいアパレルアイテムの強化にも注力していきます

インバウンドのお客さまへの対応としては、帰国後にも買い物をしていただけるように、来店の際に「越境EC」の案内を積極的に行いたいです。加えて、現状は多言語対応していない「お取り寄せサービス」の改善も見込んでいます。多言語で案内できれば、来日の際に利用いただけるかもしれません。(甲斐氏)

2025年3月期~2028年3月期の中期経営計画において、コメ兵HDでは2028年3月期の創業80周年に売上高2600億円を掲げる。将来的に狙うのは、ブランドリユース売上高世界No.1企業(売上高5000億円)だ。壮大な目標の達成に向け、コメ兵の進化は続いていく。

小林 香織

「TikTok Shop」の出店費用は固定費0円、手数料7%。松屋フーズのECグループ会社が予測する食品EC市場で起きるパラダイムシフト

8ヶ月 2 週間 ago

牛丼店「松屋」をチェーン展開する松屋フーズと食品EC特化のコンサルティング事業を展開するGastroduceJapanによる食品EC支援の合弁会社であるモールハックは6月11日、ショート動画プラットフォーム「TikTok」のEC機能「TikTokShop」が2025年夏に日本で本格ローンチされることを踏まえ、食品EC市場における構造的なパラダイムシフトについて見解を発表した。

「TikTok Shop」の国内本格展開で、食品EC業界では次のようなパラダイムシフトが起きるとモールハックは指摘する。

若年層へのリーチが飛躍的に拡大

「TikTok」のZ世代・ミレニアル世代を中心とした膨大なユーザー基盤により、今までアプローチできなかった新たな層に直接リーチできるようになる。

飲食店・パティスリーのEC参入が爆発的に増加

「TikTok Shop」への出店コストは固定費0円、手数料7%(カード決済込)。これまで“参入障壁”に悩んでいた飲食店や個人店、高級パティスリーでもEC展開が現実的になるとする。

“話題で売れる”時代の本格到来

クリエイターの投稿→商品ページへの導線が“ワンタップで完結”。「自分で宣伝しなくても売れる」構造で、販路の概念自体が刷新される。

食品ECに特化した“共感消費”の販路が確立

型番商品よりも、「こだわり」や「ストーリー」のある商品と相性が良いと指摘。特にギフト、お取り寄せ、手作り食品などの魅力がダイレクトに伝わるため、「楽天市場」「Amazon」を凌駕する販路となる可能性を秘めると予想する。

単品集中で“数千万売れる”世界が見える

商品の多さではなく、「1商品×1動画×1クリエイター」の勝負で売り上げが跳ねるという設計。小規模、個人経営でも、やり方次第で“バズって売れる”土壌が整うとする。

なお、モールハックは「TikTokShop」の成功について、アカウント運用ではなく、次のような仕組み化と外部連携が鍵を握ると見ている。

  • アフィリエイター(外部クリエイター)の選定・囲い込み
  • TikTok広告のテンプレート化・運用自動化
  • 成果報酬型のテスト展開で、最小コストで最大成果を追求

「TikTok Shop」での食品ジャンル展開は2025年7月から、まずは常温食品(ギフト・菓子・調味料)からスタート。2025年内には冷凍食品の取り扱いも予定となっている。そのため、惣菜・精肉・海鮮・デザートなどの本格展開が期待される。

モールハックは、「TikTok」内では“投げ銭”文化が一般化しており、リアルタイムの食品販売が若年層のスタンダードになる可能性が高く、今から備えることが競争優位につながると見ている。

宮本和弥

EC販売の基本「集客・接客・追客」をまとめてチェックできる厳選5記事【おさらい・予習に】 | 『売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。』ダイジェスト

8ヶ月 2 週間 ago
『売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。』著者の坂本悟史が、EC販売の基本をまとめてチェックできるコマースデザインの記事を紹介します

本連載では、これまでに4回にわたって「EC販売の構造」をお伝えしてきました。

現代のお客さんは、買う商品を常に「比較」しているので(第1回)、販売を増やすには「集客・接客・追客」それぞれで、お客さんから選ばれる必要があります(第2回)。

そして、お客さんから選ばれるためには「自社の商品が"なぜ選ばれているのか(ダレナゼ)"を理解して、"棲み分け"と"キャラ立ち"を意識すること」(第3回)。加えて「売り上げを因数分解して"数字"で状況を把握すること」(第4回)の2つが大切であることを紹介しました。

今後、このEC販売の構造をもとに「集客・接客・追客」の各施策を掘り下げていきますが、とはいえ「すぐに対策を実施して売り上げをアップさせたい!」という人もいるかと思います。

そこで今回は、予習もかねて「集客・接客・追客」について、具体的に学べるコマースデザインのおすすめ記事を紹介します。書籍でお伝えしきれなかったコツや考え方、実例にも触れており、しかもすぐに実践できる内容ばかりです。ぜひ各記事ご覧いただき、少しずつ取り入れてみてください。

【EC販売の構造】後発店舗の運営戦略。「自己客観視」を身につけよう

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 【後発店舗の運営戦略#1】「自己客観視」を身につけよう

予習と言いつつ、まずはおさらいから。「自己客観視を身につけよう」という記事を紹介します。

冒頭でもお伝えしたように、現代のECはお客さんから常に比較されています。なので、自社の立ち位置を理解し、他社と棲み分けていかねばなりません。これは、言い換えれば「自己客観視(自分のお店を客観的に見られるか)」が大切ということです。

具体的には、以下のようなポイントの理解ですね。

  • 有名なお店や商品があるなかで、なぜうちの商品が選ばれたんだろう?
  • どんなお客さんが、何のためにうちの商品を買ってくれたんだろう?
  • 自分たちが思う「強み」と、お客さんが感じる「魅力」は同じだろうか?

ECも成熟期を迎え、後発店が先行する大手と真正面で戦うのは厳しくなってきています。しかし「懐が広い」のがECでもあります。自社の商品やサービスやお客さんのことを理解して、ニッチな需要に応えたり、独自の価値を提供したりすることができれば、ECを事業として成立させられる余地があるはずです。

以下の記事では、具体的にどのようにすれば「自己客観視」を身につけられるのかを解説しています。ぜひ、この記事で習得しておきましょう。

【集客】SEOの第一歩! 「2種類の検索」を意識しよう

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 【ネットショップ用SEOの基本#1】SEO初心者は、まずは「2種類の検索」を意識しよう

ここから予習です。最初に「集客」の話として「SEO(検索エンジン最適化)」の基本的な考え方を紹介します。

「検索」には、実は大きく2つの種類があるってご存じですか。「買い物検索」と「情報検索」です。

  • 買い物検索とは「毛ガニ 通販」など、「◯◯を買いたい」という意図で検索すること
  • 情報検索とは「毛ガニ 食べ方」など、意味や情報を知るために行う、調べ物検索のこと

この2つでは、お客さんの目的や購入意欲が異なるため、SEOのアプローチも変わってきます。

ただ、いきなりこんなことを言われても、ちょっとややこしいですよね。そこで、この記事です。この2種類の検索を区別する重要性、そしてそれぞれの検索ニーズにどう対応するべきかの基本的な考え方を解説しています。

今後の集客施策の解説をより深く理解するためにも、ぜひご一読をおすすめします。

【接客】商品ページ、4つの見直しポイント

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 【コツコツ改善】ここを直そう!商品ページ、4つの見直しポイント

「集客」の次にくるのが「接客」です。

ECの接客で、もっとも重要な場が「商品ページ」であることは、第2回でも触れました。しかし、一口に商品ページと言っても、やるべきことは膨大です。「まずどこから手をつければいいのかわからない」という人もいるかと思います。

そこでこの記事では、具体的な「商品ページの見直しポイント」を、特に重要な以下4つに絞って紹介します。

  1. アピールの「順番」を変える
  2. ライバルに負けない商品アピールを追加する
  3. 「放置している商品ページ」を磨く
  4. 商品説明で「対話」する

「なかなか商品の魅力が伝わらない」「ページのどこを改善すればいいかわからない」と悩んでいる人は、参考にしてみてください。

【接客】スキマ時間で取り組める! カテゴリ・回遊性の改善

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 【コツコツ改善】スキマ時間で取り組める!「カテゴリ・回遊性」は、ここを直そう。

「接客」は商品ページだけではありませんよね。

お客さんが目的の商品にたどり着けるようにカテゴリをわかりやすく整理したり、他の商品も見てもらえるようリンクを張り巡らせて回遊性を改善したりすることも欠かせません。

ここができていないがために、お客さんから「どこに何があるかわからない」「商品が探しにくい」と思われてしまっているお店は本当に多いです。

この記事で紹介している以下の点に沿って、カテゴリや回遊性をチェックしておきましょう。

  1. わかりにくいカテゴリ名を見直そう
  2. 親切なカテゴリ分類にしよう
  3. お客さんの商品選びを手伝おう
  4. ライバルを意識しすぎて「暴走」していないか振り返ろう

いずれもスキマ時間で学習・実践ができるものばかりです。以下からどうぞ。

【追客】また来てもらうために! リピート促進の考え方

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 【コツコツ改善】ご新規さんにまた来てもらいたい!「リピート促進」の考え方(前編)

最後は「追客」です。一度購入してくれたお客さんに、いかにしてリピーターになってもらうか。これもEC運営において非常に重要なテーマですよね。

ECでは新規顧客の獲得が優先的に語られますが、これは「お店のことを知らない人をお客さんにする」わけですから、相応のコストと労力がかかります。

一方で、過去に購入して満足してくれたお客さんは、すでに一度はお店のことを信頼してお金を払ってくれているわけです。つまり、少ないコストでリピート購入してくれる可能性が高い。逃してしまうのはもったいないですよね。

しかし何度も伝えているように、お客さんはいろいろなお店と「比較」をしているので、すぐに他のお店に流れていきます。黙っていればリピーターになってもらえるわけではありません。では、どうすればいいのか。

ということで、リピート促進に役立つ考え方をまとめた記事をご用意しています。お客さんとのつながりを育むヒントが詰まっていますので、ぜひご一読ください。

おわりに

今回は、コマースデザインのブログから本連載の内容に関連するおすすめ記事を5本紹介しました。連載の内容をより具体的な施策レベルで理解する一助となればうれしく思います。

次回からは、いよいよ「販売」の具体的な施策に入っていきます。まずは「集客」から説明していきますので、引き続きよろしくお願いします。

次回は集客施策の分類に理解し、優先順位立てを行う、集客プランの作り方を解説していきます。

  • 5/XX公開
売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。

坂本悟史 /コマースデザイン 著
インプレス 刊
価格 2,400円+税

ECの仕事を「販売・業務・組織・戦略」の 4分類に整理。現代のEC販売はもちろんのこと、仕入れ・製造から受注・出荷までのEC業務、AIやリモートを活用したEC組織運営、商品開発やブランディング、会計や経営計画などのEC戦略までをカバー。経営者の学び直し、担当者の育成、組織の共通言語におすすめです。

この本をAmazonで購入
坂本 悟史

楽天が東京+大阪で実施する街とネットを食でつなげるグルメフェス「楽天食いしんぼう祭」とは

8ヶ月 2 週間 ago

楽天グループは2025年秋、街とネットを食でつなげるグルメフェス「楽天食いしんぼう祭」を東京と大阪で実施する。

大阪は9月12日(金)から9月15日(月・祝)に大阪・扇町公園(予定)で、東京は10月10日(金)から13日(月・祝)に東京・代々木公園でそれぞれ実施する。

「楽天食いしんぼう祭り」は、来場者が全国各地の「楽天市場」出店店舗が販売する人気のグルメやスイーツを楽しめるほか、リアル会場ならではの店舗の熱気や魅力を体感できるOMO型のグルメフェス。2024年秋に実施した前回は延べ9万人が来場したという。

楽天が東京+大阪で実施する街とネットを食でつなげるグルメフェス「楽天食いしんぼう祭」とは
前回実施の様子

「楽天市場」を中心に培ってきたECのノウハウを活用し、「楽天食いしんぼう祭」と連動した特設ページを9月に開設。オンラインとオフラインをつなぐ取り組みとして、会場または特設ページの商品を購入してスタンプを貯めると「お買いものパンダ」特製グッズや「楽天ポイント」を進呈するスタンプラリー企画を実施する。

鳥栖 剛

富士ソフトグループ入りしたモバオクの「CtoBビジネス」「推し×コミュニティ×リユース」戦略とは

8ヶ月 2 週間 ago

富士ソフトモバオクは6月12日、東京都内で「富士ソフト・モバオク共同事業戦略説明会」を実施し、モバオクがグループ入りした背景・狙い、新体制、経営戦略、サービスアップデートなどについて発表した。

富士ソフトは5月にディー・エヌ・エー(DeNA)とKDDIからモバオクの全株式を取得。なお、2010年からモバオクのシステム開発の一部を受託し、サービスの拡充を進めてきた。

富士ソフトの大迫館行取締役専務執行役員は、モバオクが富士ソフトグループ入りした背景・狙いについて、「提供する各ソリューションのなかでも、ECなどのネットサービスは成長市場で、今後も拡大が期待される。富士ソフトの500を超えるECサイトの構築実績と1000人を超えるネットソリューションのエンジニアの力により、モバオクのビジネススピード、サービス向上に寄与すると信じている。また、モバオクで培ったナレッジを富士ソフトのお客さまへ新たな付加価値として提供することも見据え、ネットサービス事業を飛躍的に成長させていく」と話した。

富士ソフトグループ入りしたモバオクの「CtoBビジネス」「推し×コミュニティ×リユース」戦略とは 富士ソフトの大迫館行取締役専務執行役員
富士ソフトの大迫館行取締役専務執行役員

富士ソフトの小一原宏樹社長は、モバオクの新体制と事業戦略について、リユース市場が今後も拡大していくことが期待されるとした上で「物価高、地球環境問題、コミュニティ作りといった社会課題を解決するため、“推し×コミュニティ×リユース”を応援するモバオク・エンゲージメント・プラットフォームの構築をめざす」と説明。さらに、従来のCtoC、BtoCへの投資に加えて、ユーザーとコミュニティの購買行動や傾向などの情報を企業へ提供する“CtoB”を新たな成長モデルを推進していきたいとした。

富士ソフトグループ入りしたモバオクの「CtoBビジネス」「推し×コミュニティ×リユース」戦略とは
モバオクの小一原宏樹社長

モバオクの事業戦略とサービスアップデートについても言及。モバオクの小田切航平取締役COOは「成長中のCtoCマーケットの中でも熱量の高いマイクロコミュニティが多数存在しており、そういった方々への支援をしていきたい。プラットフォームに人を集めてモノでマッチングする一般的な個人間取引サービスとは異なり、モバオクは『コミュニティやヒト』でマッチングするコミュニティECをめざす」と言う。

具体的にはイベント・オークションやコミュニティECを通じて、「ユーザーに参加してもらい、ファンやコミュニティ同士での交流や拡散、それらコミュニティデータを新たな企業活動の源泉へとつなげていく」(小田切取締役COO)。

富士ソフトグループ入りしたモバオクの「CtoBビジネス」「推し×コミュニティ×リユース」戦略とは
モバオクの小田切航平取締役COO
鳥栖 剛

「楽天市場」に日本各地の自治体公式アンテナショップ厳選の夏ギフト・お中元商品を集めた特設ページを開設

8ヶ月 2 週間 ago

楽天グループはこのほど、「楽天市場」の「夏ギフト・お中元特集2025」内に、日本各地の自治体公式アンテナショップが厳選した夏ギフト・お中元商品を紹介する特設ページ「涼を贈る夏ギフト」を公開した。

「楽天市場」内で日本全国の特産品を紹介する特設ページ「まち楽」に参加する自治体公式アンテナショップのうち、37自治体が厳選した夏ギフトやお中元に最適な商品を紹介。ユーザーは、ご当地ならではの惣菜、麺類、スイーツ、雑貨など1万8000点以上のなかから、好みの商品を選んで購入できる。

「まち楽」は、「楽天市場」内の日本各地の“いいもの”や“おいしいもの”を、その土地の魅力と併せて発信するページ。オンライン上で日本各地を旅するような買い物体験の提供を通じて、地域への関心を深め、地域経済の活性化の一助となることをめざす取り組み。

6月26日(木)から7月10日(木)までの期間、対象のアンテナショップで利用できる10%OFFや1500円OFFの割引クーポンを配布する。主な対象商品には山形県の「ミックスフルーツゼリーセット」、新潟県長岡市の「日本酒飲み比べセット」、鹿児島県の「ジェラート詰め合わせ」、宮崎県都城市の「宮崎牛焼肉6種盛り」、岩手県の「盛岡冷麺セット」などをラインナップしている。

鳥栖 剛

「物販ビジネスのみでは持続的な成長は難しい」。アンドエスティが始めた購入完了画面で他社の広告を表示するリテールメディア施策とは?

8ヶ月 2 週間 ago

ECモール「and ST(アンドエスティ)」などの運営を手がけるアダストリア子会社のアンドエスティはこのほど、「and ST」の購入完了画面で他社の広告を表示するリテールメディアの取り組みを開始した。

小売りやEC事業者などが保有する会員データベースを活用し、消費者の購買・行動データをベースに広告を配信する取り組みは「リテールメディア」と呼ばれている。

アンドエスティは人口減少が進む国内アパレル市場で、物販ビジネスのみでは持続的な成長が難しいと認識。新たな収益源の確立に向けて取り組みを進めていた。そのなかで「and ST」のリテールメディア化に着手した。

商品購入完了画面で広告を配信する仕組みは、米国のECマーケティングテクノロジー企業Rokt(ロクト)の「Rokt Thanks」を導入して実現した。

ECサイトで買い物が完了した直後の「購入完了ページ(購入確認画面)」上で、消費者にとって関連性の高い広告を提示できるようになる。導入により「and ST」では、ファーストパーティデータとRoktのAI・機械学習技術を活用し、顧客が購入を完了した直後のタイミングで、1人ひとりに関連性の高い外部広告主からのオファーを提示する。

購入完了画面で表示する外部企業の広告のサンプル

アンドエスティは既にRoktを導入しているアパレル他社の成功事例を参考に、外部広告による収益化に着目。購入完了後のサンクスページという顧客体験を損なわないタイミングで、関連性の高いオファー(外部広告)を提示できる「Rokt Thanks」の仕組みを評価し、顧客流出リスクやブランド毀損リスクについても事前に慎重な検討を重ねた上で、導入を決定した。

導入後、「Rokt Thanks」による広告収益は初年度から順調な成果を上げているという。また、カスタマーサポート部門と連携し、導入後の顧客からのフィードバックを確認した結果、ネガティブなフィードバックはほとんどなく、顧客体験を損なうことなく、サイト価値向上と収益拡大を両立できているという。

現時点では購入完了ページのみで展開しているが、今後は他の顧客接点における広告活用の可能性も検討していくという。

アンドエスティにとって新しいビジネスモデルの第一歩を踏めたと実感している。既存のシステムとスムーズに統合できたことや、実装後の運用効率がとても高い点にメリットを感じている。(アンドエスティ プラットフォーム企画Unitマネージャー 大西彩女氏)

鳥栖 剛

米卸大手のヤマタネが米EC「こめたつ」運営会社を買収/もうすぐ開始される「TikTok Shop」日本ではどうなのか【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

8ヶ月 3 週間 ago
2025年6月6日~2025年6月12日にアクセス数の多かった記事のランキングを発表! 見逃している人気記事はありませんか?
  1. 米卸大手のヤマタネ、「楽天市場」で米部門大賞7度受賞などの米EC「こめたつ」運営会社を買収

    農産ベストパートナーとしん力は、熊本県を中心とした九州産のお米を年間約4000トン取り扱うコメ卸・販売事業者。「こめたつ」というECブランドで、お米を中心とした販売に強みを持ち、楽天市場の「米部門大賞」を通算7度の受賞歴をもつ。

    2025/6/9
  2. もうすぐ開始される「TikTok Shop」、日本ではどうなの?! 現段階の情報で徹底分析!【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2025年5月10日~6月6日のニュース

    2025/6/10
  3. 「豊洲市場ドットコム」などの食文化、石川県のブランド黒毛和牛「能登牛」の一部売上を災害義援金として寄付

    食文化は運営するECサイトで、対象商品の売り上げの一部を災害義援金として被災地へ寄付するキャンペーンを継続して実施している。

    2025/6/9
  4. KDDIのECモール「au PAY マーケット」、生成AIをカスタマーサポートチャットボットに搭載

    「au PAY マーケット」のヘルプページで提供しているチャットボットに生成AIを組み込んだ。問い合わせ内容の文脈から、問い合わせの背景にある要望を的確に把握し、顧客が言語化できない意図を汲み取り最適な回答にスムーズにたどり着けるようサポートする。

    2025/6/6
     
  5. ANAPが暗号資産「ビットコイン」で第三者割当増資、約114億円を調達

    ANAPが実施する増資の概要は、発行株式数が1188万100株で発行価額は1株につき968円。調達資金総額は約114億円で割当先はネットプライス事業再生合同会社が361万5700株(日本円)、キャピタルタイフーンが826万4400株(ビットコイン)。払込期日は2025年7月22日を予定している。

    2025/6/12
     
  6. DHCが7年ぶりに増収増益、そのワケとは? 髙谷会長が語る「選択」と「集中」+今後の成長戦略

    経営陣の刷新から2年、DHCは増収増益に転じている。これまでの変遷の解説とともに、今後の焦点や成長に向けたかじ取りを髙谷会長に聞く

    2025/6/9
     
  7. 釣り具専門店「@タックルベリー」がeBayに出店、釣り市場が活発な欧米圏など海外展開を加速

    「@タックルベリー」は国内外に200店舗以上を構える中古・新品釣り具の専門店。ECサイト「@ベリーネット」は約13万点の商品を取り扱っており、釣り具専門のオークションサイト「TBオークション」、オリジナル商品の企画・開発、管理釣場の運営、フランチャイズ事業など、多角的に事業を展開している。

    2025/6/10
     
  8. ZETAがロイヤルティ向上エンジン「ZETA ENGAGEMENT(ゼータ エンゲージメント)」の商標を登録

    商標は令和7年5月21日に登録された

    2025/6/10
     
  9. 「楽天市場」内SEOができていないと、広告を出しても売れない! 売れ行きUP、レビュー蓄積、商品ジャンル登録など"当たり前"のことを行うのが重要

    『楽天市場 最強攻略ガイド ~売れるネットショップの新常識、ECの達人が教えます~』(竹内謙礼/清水将平 著 技術評論社 刊)ダイジェスト(第4回)

    2025/6/11
     
  10. 突然、セッション数が爆増&売上もUP! こんな「異変」を教えてくれるのがデータです。継続確認してないとチャンスを逃すかも?

    EC事業の内製化を目標に、ECマーケティングに関連するテーマを設定し、判断をするための考え方を解説します【連載16回目】

    2025/6/9
     

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    藤田遥

    商品検索はAmazon内が65%、楽天市場内が54%、Googleが44%。生成AIでの探索は7%

    8ヶ月 3 週間 ago

    いつもが実施したネットでの探索行動とAI検索の利用実態に関するアンケート調査によると、商品検索は「Amazon」内が65%、「楽天市場」内が54%、Googleが44%だった。生成AIでの検索は7%にとどまっている。

    調査は、ChatGPTなどAI検索ツールの「利用経験」「利用頻度」「未利用者の期待」を年代・性別ごとに把握すると同時に、Google検索や「楽天市場」「Amazon」、SNS検索などの検索手段についても調査した。

    商品検索の主流はモール内検索

    直近の半年間における商品検索の手段を聞いたところ、「Amazon」内検索が65.3%でトップ。次いで「楽天市場」内検索が54.0%で、モール内検索が上位を占めた。Google検索は44.4%。生成AIによる検索は7.0%にとどまった。

    いつもの調査 商品検索はAmazon内が65%、楽天市場内が54%、Googleが44%。生成AIでの探索は7%
    「Amazon」「楽天市場」のモール内検索がダントツ

    年代別の傾向を見ると、20歳代は生成AIによる商品検索の利用率が17.3%だったのに対し、60歳代は3.3%。いつもは、生成AIによる商品検索行動は今後若年層で浸透が進む兆しがあると指摘している。

    いつもの調査 商品検索はAmazon内が65%、楽天市場内が54%、Googleが44%。生成AIでの探索は7%
    SNSやAIによる検索傾向に年代差がある

    AI商品検索について

    直近の半年間で以前より増えた検索手段について聞いたところ、「以前より増えた」手段として生成AIをあげたのは5.8%にとどまった。

    いつもの調査 商品検索はAmazon内が65%、楽天市場内が54%、Googleが44%。生成AIでの探索は7%

    「今後AI検索を使って商品を探すとしたら、どのような機能や体験があれば『使ってみたい』と思うか」という質問については、「自分の条件(価格・目的・生活スタイル)に合った商品を絞り込んでくれる」が47.0%でトップ。「複数の通販サイト(Amazon、楽天など)の価格やレビューを比較・要約してくれる」(45.0%)、「クーポン・ポイント・セール情報を加味して一番お得な購入方法で実行してくれるなら使いたい」(35.7%)と続いた。自動絞り込み、複数EC横断比較、クーポンを加味した最安提案が上位となった。

    いつもの調査 商品検索はAmazon内が65%、楽天市場内が54%、Googleが44%。生成AIでの探索は7%
    自動絞り込み、複数EC横断比較、クーポンを加味した最安提案が上位に

    いつもは調査結果について、「昨今、消費者の商品探索行動は、Instagram、YouTube、TikTokなどのSNS検索が台頭し、マーケティングの多様化・高度化の一途をたどっている。生成AIの普及により、変化は今後さらに加速することが予想される。ブランド企業にとっては、AI検索を“新たなユーザー接点”として捉え、対応していくことが今後事業課題となると予想される」と総括した。

    調査概要

    • 調査時期:2025年4月
    • 調査方法:Webアンケート
    • 調査機関:ノウンズ株式会社
    • 調査対象:Knowns(ノウンズ) 消費者モニター:国内の20代~60代の男女
    • 回答者数:513名(※質問項目によって一律ではない点に留意)
    鳥栖 剛

    松屋オンラインストア、贈答品の「のし」選択の自動サポートを開始。狙いは顧客満足度アップ+問い合わせ対応効率化

    8ヶ月 3 週間 ago

    松屋は、自社ECサイト「松屋オンラインストア」において消費者が贈答品で「のし」を選択する際、操作ガイドを自動で作成・表示できる仕組みを搭載した。贈答の目的に応じた正しい選択肢を表示し、「松屋オンラインストア」における購入時のスムーズな手続きと顧客満足度の向上をめざす。

    最適な“のし”選びをサポートするガイドへの導線を設置
    最適な“のし”選びをサポートするガイドへの導線を設置

    さまざまな贈答目的に対応するグルメやスイーツを扱う「松屋オンラインストア」は、購入時にサポートを必要とする消費者が増加し、問い合わせ件数の増加が課題になっていたという。松屋は限られた人員で対応するため、効率的なサポート体制の構築が急務となっていた。

    特に、贈答品に欠かせない「のし」を選択する際、顧客は22種類のなかから適切なものを選ぶ必要があり、誤った選択の可能性がある顧客への個別確認に時間を要していたという。

    こうした課題に対し、松屋は「のし」選択時の操作ガイド表示を導入し、顧客が選択項目や入力方法に迷う場面でも操作ガイドを作成・表示するように改善した。

    贈り物のシーン別に“のし”選びをサポートするポップアップを表示
    贈り物のシーン別に“のし”選びをサポートするポップアップを表示
    贈り物のより詳細なシーンを選択すると、自動で最適な“のし”選びを提案する
    贈り物のより詳細なシーンを選択すると、自動で最適な“のし”選びを提案する
    注文確定前に想定される数量変更の導線を明確化し、ユーザーが迷う前にサポートする
    注文確定前に想定される数量変更の導線を明確化し、ユーザーが迷う前にサポートする

    松屋では、中元・歳暮シーズンは月200件超の問い合わせが発生しているという。コールセンターに加え、EC事業部でも対応困難となる状況が予想されるなか、松屋は今回の改善による問い合わせ件数の削減効果を期待している。

    実際に、改善後は問い合わせ件数や選択ミスによる顧客確認の手間が減少し、業務効率の面でも大きく貢献しているという。

    「のし」選択時の操作ガイド表示は、テックタッチが手がけるEC支援サービス「テックタッチ」を導入して実現した。

    「テックタッチ」は、AI型デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)。利用者はノーコードで操作ガイドを作成し、ECサイトに実装できる。システム担当者の負担を軽減し、ユーザーのスムーズなシステム利用を促進する。

    大嶋 喜子

    コンテンツマーケティング、7割以上が「再利用・転用はマーケティング効果を高める」。制作の課題は「アイデア不足」4割、「人員・時間不足」3.6割

    8ヶ月 3 週間 ago

    IDEATECHが実施したコンテンツの再利用・転用(リサイクル)に関する実態調査によると、7割以上が「コンテンツの再利用・転用はマーケティング効果を高める」と感じていることがわかった。

    コンテンツ制作における課題として感じていることは「アイデア不足」が最も多く、約4割だった。

    調査対象はBtoB企業(BtoBとBtoCの両方を展開している企業も含む)に勤めるコンテンツマーケティング担当者328人。調査期間は2025年6月3日~4日。

    主なコンテンツは「記事コンテンツ」が最多

    コンテンツマーケティングで制作している主なコンテンツの種類を聞いたところ、最も多かったのは「記事コンテンツ」で53.7%、続いて「プレスリリース」が44.8%、「メールマガジン」が43.9%だった。

    主に制作しているコンテンツの種類(複数回答可)
    主に制作しているコンテンツの種類(複数回答可)

    多くのマーケティング担当者の課題は「アイデア不足」

    コンテンツ制作で感じている課題は、「アイデア不足」が最多で40.5%、続いて「人員・時間(リソース)不足」が36.6%、「予算不足」が35.7%だった。

    コンテンツ制作において感じている課題(上位3つまで選択)
    コンテンツ制作において感じている課題(上位3つまで選択)

    制作後のコンテンツ、約3割は活用が不十分

    一度制作したコンテンツを制作後も継続的にコンテンツとして再利用・転用しているかを聞いたところ、「十分に活用できている」が20.7%、「ある程度活用できている」が43.7%、「あまり活用できていない」が19.8% 、「全く活用できていない」が7.0% だった。

    一度制作したコンテンツの制作後、継続的に再利用・転用しているか
    一度制作したコンテンツの制作後、継続的に再利用・転用しているか

    コンテンツのリサイクル方法、最多は「更新して再公開」「別媒体転用」

    「十分に活用できている」「ある程度活用できている」と回答した担当者に、制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているかを聞いたところ、「更新して再公開している」、「別の媒体に転用している」が最多でそれぞれ46.0%、続いて「複数のコンテンツを組み合わせて新しいコンテンツを作成している」が39.8%、「フォーマットを変更して再利用している」が31.8% だった。

    制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているか(上位3つまで)
    制作したコンテンツをどのように再利用・転用しているか(上位3つまで)

    55.0%がコンテンツ再利用で「制作コストの削減」を実感

    一度制作したコンテンツの再利用について、「十分に活用できている」「ある程度活用できている」と回答した担当者に、コンテンツを再利用・転用することで、どのような効果を感じているかを聞いたところ、「制作のコストが削減した」が最多で55.0%、続いて「コンテンツの量が担保された」が44.1%、「制作における効率が向上した」が36.5%だった。

    コンテンツを再利用・転用することで感じる効果(上位3つまで選択)
    コンテンツを再利用・転用することで感じる効果(上位3つまで選択)

    コンテンツ再利用の課題、最多は「人員・時間(リソース)不足」

    コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題は、最多が「人員・時間(リソース)不足」で45.4%、続いて「管理体制の不備」が33.5%、「過去コンテンツの整理の手間」が32.6%だった。

    コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題(複数回答可)
    コンテンツの再利用・転用を実施する際の課題(複数回答可)

    7割以上が「リサイクルコンテンツが自社のマーケティング効果を高める」

    コンテンツの再利用・転用(リサイクル)が自社のマーケティング効果を高めると思うかを聞いたところ、「非常にそう思う」が27.1%、「ややそう思う」が46.9%だった。

    コンテンツの再利用・転用は自社のマーケティング効果を高めると思うか
    コンテンツの再利用・転用は自社のマーケティング効果を高めると思うか

    調査概要

    • 調査方法:インターネット調査
    • 調査期間:2025年6月3日~4日
    • 調査対象:BtoB企業(BtoBとBtoCの両方を展開している企業も含む)に勤めるコンテンツマーケティング担当者328人
    大嶋 喜子

    電通デジタル、電通・LINEヤフーと「SynWA project」を発足

    8ヶ月 3 週間 ago

    電通、電通デジタル、LINEヤフーの3社は6月11日、「SynWA project(シンワ プロジェクト)」を発足した。LINEヤフーのビッグデータ、電通と電通デジタルが保有・連携するデータを活用し、新たな分析ソリューションの提供を開始する。

    「SynWA project」は、電通と電通デジタルが保有・連携するテレビ視聴やアンケート調査などのデータをLINEヤフーと連携し、LINEヤフーの「LINE」公式アカウント、「Yahoo! JAPAN」の検索・購買などのデータと掛け合わせて、統計加工する。これに個々の企業が所有する顧客データとの掛け合わせで、解像度の高い分析を実現するという。

    分析結果は、クライアント企業への顧客像分析や広告効果の可視化に活用する。クライアント企業はこの分析結果によって、潜在層へのアプローチから、購買者層の顧客生涯価値(LTV)の向上まで、一貫した顧客コミュニケーションができるようになるという。また、マーケティング施策の立案や広告配信に活用できる。

    「SynWA project」として3社の強みを生かしたソリューションを提供する
    「SynWA project」として3社の強みを生かしたソリューションを提供する

    電通デジタルと電通は、2016年からセキュアにデータの統合・分析ができるデータクリーンルームの活用を推進し、現在では年間1000件、過去累計3000件を超えるデータクリーンルーム活用の分析・コンサルテーションなどの実績がある。

    「SynWA project」においても、これらの実績から得た知見やノウハウを活用することでデータドリブンなマーケティングの未来を切り開き、企業の効果的なマーケティング活動と持続的な事業成長のサポートに臨む意向。

    電通デジタルと電通は、企業のマーケティングニーズとユーザープライバシー保護を両立させたデータ活用手法として、旧ヤフーと2019年に共同分析プロジェクト「HAKONIWA」を立ち上げ、旧LINEとは2020年から共同で「LINE DATA SOLUTION」を推進し、企業の顧客像の分析や広告効果の可視化に取り組んできた。

    2023年10月にLINEヤフーが誕生し、ユーザー体験の向上に向けた「LINE」と「Yahoo! JAPAN」のデータ連携が進んでいる。

    大嶋 喜子

    若手社員の約6割が「会社への貢献意欲を感じない」。スタッフのエンゲージメントを高める働き方とは?【若手社員の離職・転職意識調査】

    8ヶ月 3 週間 ago

    アーバンプランが実施した離職と会社へのエンゲージメントの相関性に関する調査によると、20〜30歳代の若手正社員の約6割が「会社にエンゲージメントを感じない」と回答している。その要因として、「給与・待遇」「人間関係」「働き方」などが上位にあがった。

    調査対象は、調査回答時に「20〜30代の正社員として働く男女である」と回答したモニター1002人。調査期間は2025年4月16日〜17日。

    離職原因の上位は業務の辛さよりも「関係性の薄さ」

    過去と比較して、離職や転職についてどう感じるかを聞いたところ、「とても多くなったと感じる」が19.0%、「多くなったと感じる」が40.7%で合計59.7%が「多くなったと感じている」と回答した。

    アーバンプランは「20〜30代の正社員はキャリア初期の選択肢が多様なため、より良い職場環境やスキルアップを求めて流動性が高くなる傾向にある」と指摘している。

    離職者のイメージについて聞いたところ、「職場に対する不満が多い」が最多の40.0%、続いて「会社への愛着がない」が30.0%、「会社の人間関係が希薄」が25.0%だった。アーバンプランは「離職の要因が業務の辛さではなく、関係性の薄さや期待のなさであると示された。個人にとっての“働きやすさ”や“人間的なつながり”が、定着意識を左右している」と解説している。

    過去と比較して、離職や転職についてどう感じるか(右)、離職者のイメージ(左:複数回答可)
    過去と比較して、離職や転職についてどう感じるか(右)、離職者のイメージ(左:複数回答可)

    約6割が「会社にエンゲージメントを感じない」

    現在勤務している会社に対して、どの程度のエンゲージメント(愛着・貢献意欲)を感じているかを聞いたところ、「全く感じない」が16.6%、「あまり感じない」が43.2%となり、合計で約6割が「エンゲージメントを感じない」と回答している。

    「全く感じない」「あまり感じない」と回答した人に、会社へのエンゲージメントの低さや不満はどういった点に感じているかを聞いたところ、最も多かったのは「給与・待遇」で58.6%、続いて「人間関係」が35.1%、「働き方」が32.2%、「オフィス環境・整備」が27.4%だった。

    現在勤務している会社に対してどの程度のエンゲージメントを感じているか(右)、会社へのエンゲージメントの低さや不満はどういった点に感じているか(左:複数回答可)
    現在勤務している会社に対してどの程度のエンゲージメントを感じているか(右)、会社へのエンゲージメントの低さや不満はどういった点に感じているか(左:複数回答可)

    働くことの捉え方、エンゲージメントがある人は「人生を豊かにするもの」17%

    会社に対するエンゲージメントの回答別に、“働くこと”の捉え方として1番近いものを聞いたところ、「会社にエンゲージメントを感じている」と回答した層は、「生活するためのお金を稼ぐ手段」が最多で36.0%、続いて「人生を豊かにしてくれるもの」が17.6%、「生きるため」が17.4%だった。

    「会社にエンゲージメントを感じていない」と回答した層は、最多は同じく「生活するためのお金を稼ぐ手段」で46.3%、続いて「生きるため」が19.2%、「人生を豊かにしてくれるもの」が13.7%だった。

    エンゲージメントの高い層は、働くことを自己実現や人生の充実と結びつけている人がより多い結果となっている。

    働くことの捉え方として1番近いもの(左:会社へのエンゲージメントを感じていない人、右:会社へのエンゲージメントを感じている人)
    働くことの捉え方として1番近いもの(左:会社へのエンゲージメントを感じていない人、右:会社へのエンゲージメントを感じている人)

    過半数が「働くことの価値観は変わらない」

    今後、あなたにとって「働くこと」の価値観は変わると思うかを聞いたところ、「変わると思う」が46.1%、「変わらないと思う」が53.9%だった。

    「変わると思う」と回答した人に、どんなことがきっかけで変わると思うかを聞いたところ、最も多かったのは「出産・子どもができる」で20.6%、続いて「転職」が18.4%、「仕事での大きな成果」が15.6%だった。

    アーバンプランは「現状の職場環境や待遇が、働く意義に直結している状況を踏まえると、社員のライフステージに合わせた柔軟な制度設計が求められる」と指摘している。

    今後、働くことそのものへの価値観は変わると思うか(左)、どんなことがきっかけで変わると思うか(右)
    今後、働くことそのものへの価値観は変わると思うか(左)、どんなことがきっかけで変わると思うか(右)

    エンゲージメントが高い会社の理想像

    エンゲージメントの高い会社の理想像について聞いたところ、最多が「給与や待遇の改善」で54.7%、続いて「柔軟な働き方の導入」が41.4%、「良い人間関係の構築」が35.7%、「快適なオフィス環境の整備」が27.6%だった。

    上位の回答の内容は不満要因としてあがった内容と類似しており、満たされれば定着する要素であることがうかがえる。

    エンゲージメントの高い会社の理想像(複数回答可)
    エンゲージメントの高い会社の理想像(複数回答可)

    7割以上が求める「パーソナルスペースの拡充」「快適なデスク・椅子の提供」

    どのようなオフィス環境の改善が会社へのエンゲージメント向上に影響すると思うかを聞いたところ、「快適なデスク・椅子の提供」について、「影響する」(24.7%)と「やや影響する」(45.5%)は合計70.2%。

    「共有スペースの充実(カフェ・休憩スペースなど)」について、「影響する」(23.0%)と「やや影響する」(42.2%)は合計65.2%。

    「パーソナルスペースの拡充(パーソナルロッカー、パーティションのある席など)」について、「影響する」(22.7%)と「やや影響する」(47.7%)は合計70.4%。

    「目的別スペースの設置(Web商談スペースや集中個室など)」について、「影響する」(18.3%)と「やや影響する」(43.2%)は合計61.5%。

    「おしゃれなデザイン性(明るさ・カラーなど)」について、「影響する」(16.1%)と「やや影響する」(40.4%)は合計56.5%という結果だった。

    どのようなオフィス環境の改善が会社へのエンゲージメント向上に影響すると思うか
    どのようなオフィス環境の改善が会社へのエンゲージメント向上に影響すると思うか

    調査概要

    • 調査期間:2025年4月16日~17日
    • 調査方法:インターネット調査
    • 調査対象:調査回答時に20~30代の正社員として働く男女であると回答したモニター1002人
    • モニター提供元:PRIZMAリサーチ
    大嶋 喜子

    トランスコスモス、「TikTok Shop」の出店企業向け支援サービス

    8ヶ月 3 週間 ago

    トランスコスモスは6月11日、「TikTok」内でショート動画やライブ配信から直接商品を販売・購入できるEC機能「TikTok Shop」の運営支援サービスを開始したと発表した。

    出店からストアの立ち上げ、販売戦略の設計、運用、クリエイター施策、コンテンツ制作、ライブ配信、広告運用、さらには物流構築までを一気通貫でサポートする。

    トランスコスモスは6月11日、「TikTok」内でショート動画やライブ配信から直接商品を販売・購入できるEC機能「TikTok Shop」の運営支援サービスを開始したと発表
    TikTok Shop運営を一気通貫でサポートする

    トランスコスモスは、中国市場において「TikTok」の中国版である動画配信プラットフォーム「Douyin」の「2022年度ECブランドサービスパートナー」に認定。「ライブコマース運用」「ショップ運営」「ショートムービー運用」「Douyinアカウント運用」「広告配置」「コミットメント」の6つの評価指標で高い運営力が評価されているという。

    こうした知見と実績を生かし、日本国内で2025年内にローンチされる予定である「TikTok Shop」の活用支援サービスで成果につながるEC支援サービスを展開するとしている。

    また、IPプロダクションとの提携し、インフルエンサーやクリエイターと連携。タレントキャスティングやコンテンツマーケティングの強みを生かしたブランド共創型の取り組みも推進できるという。

    鳥栖 剛
    確認済み
    2 分 8 秒 ago
    ネットショップ担当者フォーラム フィード を購読

    人気記事トップ10

    人気記事ランキングをもっと見る